JPH0947445A - 電源装置及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

電源装置及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置

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JPH0947445A
JPH0947445A JP7222800A JP22280095A JPH0947445A JP H0947445 A JPH0947445 A JP H0947445A JP 7222800 A JP7222800 A JP 7222800A JP 22280095 A JP22280095 A JP 22280095A JP H0947445 A JPH0947445 A JP H0947445A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高電圧、大容量の磁場用の低電流リップルの
MRI装置に好適な電源装置を提供する。 【構成】 複数のスイッチング電源11〜14を設け、
各スイッチング電源の出力側にコンデンサ31〜34及
びリアクトル51〜58をそれぞれ接続し、コンデンサ
31〜34を負荷である磁場コイル40に直列に接続す
る。各スイッチング電源を制御する制御回路21〜24
は、コンデンサ31〜34の各出力電圧を検出し、検出
された出力電圧と各スイッチング電源11〜14の電圧
指令値との差がゼロとなるようにスイッチング電源を制
御する。この際、位相制御手段20により複数のスイッ
チング電源内のスイッチの位相を少しずつずらして駆動
制御する。1つのスイッチング電源の出力はそのスイッ
チ周波数と同じ周波数のリップルを含むが、各出力の位
相がずれていることにより、電源装置10の出力のリッ
プルは高周波化するとともに低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気共鳴イメージン
グ装置(以下、MRI装置という)に用いられる電源装
置に係わり、特にその大電力を要求される静磁場、傾斜
磁場、高周波磁場の発生に必要な各種電源に好適な電源
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は、静磁場中に置かれた検査
対象に高周波磁場をパルス状に印加し、検査対象から発
生する核磁気共鳴信号を検出し、この検出信号をもとに
スペクトルや画像を再構成するものであり、MRI装置
には磁場発生コイルとして静磁場を発生する超電導或い
は常電導コイル、静磁場に重畳される傾斜磁場を発生す
るための傾斜磁場コイル、さらに高周波磁場を発生する
ための高周波コイルが備えられている。これら磁場発生
コイルは所定の磁場強度の磁場を発生するために印加電
流の大きさとタイミングを制御するためのスイッチング
電源を備えている。
【0003】このようなMRI装置の磁場発生用のスイ
ッチング電源として、特に傾斜磁場発生用のスイッチン
グ電源の構成を図5に示す。このスイッチング電源1
0’は、4つのスイッチング素子71〜74と、スイッ
チング電源の出力を平滑するためのリアクトル75、7
6及びコンデンサ75、77とを備えている。スイッチ
ング素子としては、電界効果型トランジスタ(MOSF
ET)が採用され、スイッチング素子71と72及びス
イッチング素子73と74はそれぞれ直流電源70に対
し直列に接続され、スイッチング素子71と72及びス
イッチング素子73と74は並列に接続されている。リ
アクトル75及びコンデンサ77はスイッチング素子7
2に並列に、リアクトル76及びコンデンサ78はスイ
ッチング素子74に並列に接続され、それぞれスイッチ
ング素子72及び74のドレイン側の電圧VL'、VR'を
平滑する平滑回路を構成する。このスイッチング電源1
0’の一方の出力端子はリアクトル75とコンデンサ7
7の接続点に、他方の出力端子はリアクトル76とコン
デンサ78の接続点にそれぞれ接続される。
【0004】このスイッチング電源10’は、スイッチ
ング素子71及び74がオンのときにはスイッチング素
子72及び73がオフ、スイッチング素子71及び74
がオフのときにはスイッチング素子72及び73がオン
となるように交互に一定周期で駆動される。この際、一
方、例えばスイッチング素子71及び74がオンとなる
時間を長く、スイッチング素子72及び73のオン時間
を短くしたとすると、直流電源70の中性点(図示せ
ず)からみたスイッチング素子72及び74のドレイン
側の電圧VL'、VR'は、それぞれ図6に示すような波形
となり、これらをリアクトル75とコンデンサ77及び
リアクトル76とコンデンサ78で平滑することによ
り、出力端子の電圧VLA'及びVRA'は直流電圧となる。
しかし、出力端子の電圧はスイッチング周波数のリップ
ルを含む直流電圧となるため、磁場コイルに供給する出
力電流IL'はVLA'とVRA'と同じ周波数のリップルをわ
ずかに含んだ直流電流となる。
【0005】この出力電流のリップルは、MRI装置に
おける画像のノイズとなるため例えば実効値で数mA程
度以下にする必要があり、このため、リアクトルとコン
デンサからなる平滑回路のカットオフ周波数を低く抑え
る方法と、スイッチのスイッチング周波数を高周波化す
る方法とがとられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者に
ついては、カットオフ周波数を低くすると磁場発生コイ
ルに印加すべき電流指令値に対する出力電流の応答が遅
れてしまい、高速で良質の画像を得ることが困難にな
る。後者は、MOSFETなどの高速スイッチングが可
能なスイッチを用い、例えば80kHz〜100kHz
程度の周波数で動作させることで実現できるが、一般に
MOSFETなどの高速スイッチング素子は耐圧が50
0V程度、定格電流で100A程度までしかなく、これ
以上の高い電圧や電流容量に対応することができない。
【0007】ところで近年、短時間で診断に有用な画像
を得るためにMRI装置の磁場電源として大電流電源が
必要となっており、このようなMRI装置ではスイッチ
耐圧で1200V程度、出力電流で400〜600A程
度の電源装置が必要となる。しかし、MOSFETに代
表される高速なスイッチング素子は、上述したように使
用する電圧がスイッチング素子の定格電圧の制約を受け
るため、これ以上の高速応答、大容量化が困難であると
いう問題点があった。
【0008】これに対し、図7に示すようにスイッチン
グ電源100,110,120を負荷である磁場コイル
50に対し直流に接続したMRI装置用電源が提案され
ている(O.M.Mueller等:Quasi lineer IGBT invertert
opologies, Proceediugs ofAPEC '94, vol.1, P.253 〜
259, 又は vol.2, P.1077)。この電源装置では磁場コ
イル50に印加される電圧が複数のスイッチング電源1
00,110,120に分配されるので、スイッチング
素子101〜104,111〜114,121〜124
として比較的耐電圧の低い素子の使用が可能となる。し
かしこの場合でも用いたスイッチング素子101〜10
4,111〜114,121〜124の動作周波数と同
じ周波数のリップルが発生するという問題は解決されな
い。また図7の電源装置では、各スイッチング電源10
0,110,120の出力は矩形波として得られ、磁場
コイル50にはその合計としての出力が与えられるのみ
である。
【0009】従って本発明は、複数のスイッチング電源
を直列に設けることにより高電圧、大容量の負荷に対応
でき、しかも低リップル電流の電源装置を提供すること
を目的とする。また本発明はMOSFETのような高速
スイッチング素子を用いることが可能で出力電流の応答
が早い電源装置を提供することを目的とする。更に本発
明は、個々のスイッチング電源の電圧を個別に制御する
ことにより電源装置全体としての電圧の制御が容易であ
る電源装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電源装置は、スイッチング素子を備えたス
イッチング電源と、このスイッチング電源内のスイッチ
ング素子を制御する制御回路とからなり負荷に対し任意
波形の電流を供給する電源装置において、スイッチング
電源を複数に設け、各スイッチング電源の出力側にそれ
ぞれ接続されその出力を負荷に直列に接続された複数の
電圧蓄積手段と、電圧蓄積手段とスイッチング電源を接
続する電流制限手段と、各電圧蓄積手段の出力電圧を検
出する検出手段と、出力電圧の検出値と電圧指令値とを
入力とし両者の差がゼロとなるように且つ複数のスイッ
チング電源のスイッチング素子の位相を少しずつずらし
て駆動制御する制御回路とを備えたものである。また本
発明の磁気共鳴イメージング装置は、その磁場発生コイ
ルの電源として上記の電源装置を備えたものである。
【0011】以上のように構成される本発明の電源装置
は、スイッチング電源を複数設けることによって、各ス
イッチング電源の入力電圧を低く抑えることができ、こ
れによりMOSFETのような高速スイッチング素子を
用いることができ、出力電流の応答が早くリップルの少
ない電源装置が得られる。また負荷には各スイッチング
電源の出力側に接続された電圧蓄積手段に蓄積される電
圧の合計が印加されることになるが、この際スイッチン
グ電源と電圧蓄積手段との間に電流制限手段を接続され
ているので、スイッチング電源のスイッチングタイミン
グを変化させることによって電圧蓄積手段に蓄積される
電圧値を任意の値にすることができる。即ち、各々のス
イッチング電源の出力電圧を自由に可変にでき、負荷に
印加される電圧を自由に可変にできる。この際、スッチ
ングタイミングの制御は制御回路により各スイッチング
電源ごとに電圧値をフィードバック制御することにより
行われる。
【0012】また各スイッチング電源におけるスイッチ
ングの位相を少しずつずらして動作させることにより、
各スイッチング電源を低周波のスイッチング周波数で動
作させた場合でも、これらの出力電流を合成した最終出
力電流に含まれるリップルは周波数が高く、かつ小さい
ものとすることができ、結果としてリップルによるMR
I装置の画像のノイズを低減できる。更にMOSFET
のような高速スイッチング素子を用いなくても低リップ
ル電流とすることができるので、バイポーラトランジス
タ、ゲートターンオフサイリスタ、絶縁ゲート型バイポ
ーラトランジスタ(IGBT)などの大容量半導体スイ
ッチを利用することができる。これにより更に大容量化
を図ることができる。また制御回路は、電流指令値とス
イッチング電源の出力電流とを比較し、両者の差がゼロ
になるようにスイッチを駆動することにより、各スイッ
チング電源の位相をずらして動作させた場合にも常に所
望の出力電流とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明のMRI装置用電源装置10の一実施
例を示す図で、この電源装置10は、4つのスイッチン
グ電源11〜14と、各スイッチング電源の出力側にそ
れぞれ接続された電圧蓄積手段であるコンデンサ31〜
34と、各スイッチング電源の出力電圧を検出する検出
手段41〜44と、各スイッチング電源の出力側にそれ
ぞれ接続されコンデンサ31〜34に流れる電流を抑制
する電流制限手段であるリアクトル51〜58と、各ス
イッチング電源をそれぞれ駆動制御する制御回路21〜
24と、更に各スイッチング電源のスイッチの位相を制
御するための位相制御手段20とを備えている。コンデ
ンサ31〜34は負荷である磁場コイル80に対し直列
に接続されており、各スイッチング電源11〜14によ
ってコンデンサ31〜34に蓄積される電圧の合計が磁
場コイルに印加される。リアクトル51〜58は、スイ
ッチング電源11〜14からコンデンサ31〜34に流
れる電流を抑制し、コンデンサ31〜34とともに平滑
回路として機能する。
【0014】スイッチング電源としては、図5に示すよ
うな従来の電源装置に使用されたスイッチング電源も採
用することができるが、図2に好適なスイッチング電源
の一例を示す。このスイッチング電源は絶縁ゲート型バ
イポーラトランジスタ(IGBT)等の大容量半導体ス
イッチをスイッチング素子61〜64として用いてお
り、直流電源60に対し直列に接続された1組のスイッ
チング素子61、62(左側のスイッチング素子とい
う)と、同様に直流電源に対し直列に接続され、左側の
スイッチング素子61、62に対し並列である1組のス
イッチング素子63、64(右側のスイッチング素子と
いう)とから構成されており、スイッチング素子61及
び62の接続点並びにスイッチング素子63及び64の
接続点がそれぞれスイッチング電源の出力端子に接続さ
れている。これら2つの出力端子は図1に示すようにリ
アクトル51、52を介して、磁場コイル80に直列接
続されたコンデンサ31に接続されている。尚、図2に
はスイッチング電源11のみを図示したが、スイッチン
グ電源12〜14についても全く同様の構成である。
【0015】このような構成のスイッチング電源は、図
5のスイッチング電源と同様にスイッチング素子61及
び64とスイッチング素子62及び63とが交互にオン
オフとなるように所定周期で繰り返し駆動される。この
際、例えばスイッチング素子61及び64のオン時間を
長くするとともに、スイッチング素子62及び63のオ
ン時間を短くすることにより、直流電源60の中性点
(図示せず)からみたスイッチング素子62及び64の
ドレイン側の電圧VL1、VR1は、それぞれ図6に示すV
L'、VR'と同様の矩形の波形となるが、これらはリアク
トル51、52とコンデンサ31が接続されていること
により、コンデンサ31の出力端子には直流電圧V1
得られる。この直流電圧V1はスイッチングのオンオフ
の時間を制御することにより、スイッチング電源11の
入力電圧をV01とするとき−V01から+V01まで可変に
することができる。
【0016】従ってコンデンサ31〜34の各出力電圧
1〜V4の合計である電源装置10の出力電圧VLを−
(V1+V2+V3+V4)から+(V1+V2+V3+V4
の間で自由に可変にすることができる。制御回路21〜
24は、上述のように動作する各スイッチング電源の電
圧指令値と検出手段で検出された出力電圧とを入力し両
者の差がゼロとなるようにそれぞれ各スイッチング電源
を駆動する。電圧指令値は、磁場コイル80に印加すべ
き電圧指令値をスイッチング電源の数に応じて分配した
電圧指令値が与えられる。このような電圧指令の分配
は、1/(電源数倍)の増幅器、除算器等の分配手段に
よって行うことができる。図示する実施例ではスイッチ
ング電源が4つあることに対応して1/4の電圧指令値
が入力されているが、各電圧指令値はスイッチング電源
ごとに等分されている必要はなく、スイッチング電源ご
とに任意に設定することができ、上述したように所望の
電圧値となるように制御回路21〜24が独立して電圧
値を制御する。
【0017】ところでこのように各制御回路で制御され
たスイッチング電源11〜14(コンデンサ31〜3
4)の各出力V1〜V4はスイッチング周波数と同じ周波
数のリップルを含んだ直流波形となるが、これらリップ
ルを低減するために、位相制御手段20は各スイッチン
グ電源のスイッチの位相がずれるように制御回路を制御
する。このため位相制御手段20は各制御回路21〜2
4にタイミング信号を送出し、各スイッチング電源11
〜14のスイッチング素子のゲート電圧を印加するタイ
ミングをずらすようにする。この実施例ではスイッチン
グ電源が4つ設けられていることに対応して、図3に示
すように位相は90度ずつシフトしている。尚、図3中
実線の波形V1〜V4は、各スイッチング電源の出力電圧
を示し、鎖線の波形は各スイッチング電源に接続された
コンデンサの出力電圧を示す。図3からもわかるよう
に、各スイッチング電源の出力の位相が90度ずつずれ
ていることによって、図1の電源装置10全体としての
出力端子の電圧VLは高周波化され、磁場コイル80に
流れる出力電流ILのリップルを低減することができ
る。従って、例えばIGBTなど高耐圧大電流の素子
を、安全に動作させる最高の周波数、例えば20kHz
に設定した場合でも、実際の出力のリップル周波数を8
0kHzに高周波化し、リップルを低減できる。
【0018】以上の実施例では、電源装置10の上位か
ら電圧指令値が入力される場合について述べたが、例え
ば電源装置10より上位にあり磁場コイル80に印加す
べき電流指令を生成するシーケンサ(図示せず)から電
流指令値が与えられる場合には、この電流指令値をスイ
ッチング電源ごとの電圧指令値に演算し、各制御回路2
1〜24に与える。このような実施例を図4に示す。図
4の電源装置10において、制御回路21〜24、スイ
ッチング電源11〜14、コンデンサ31〜34、電圧
検出手段41〜44及びリアクトル51〜58の構成
は、図1に示す電源装置と全く同様である。
【0019】この電源装置では、各スイッチング電源の
スイッチングの位相をずらすための位相制御手段20に
加え、シーケンサからの電流指令値に基づき電圧指令値
を演算する演算手段25が設けらるとともに磁場コイル
80に供給された電流を検出する検出手段26が設けら
れている。検出手段としては、カレントトランスの他、
低抵抗やホール素子検出器等公知の電流検出器を用いる
ことができる。
【0020】このような構成における電源装置10で
は、各スイッチング電源11〜14からコンデンサ31
〜34に蓄積された出力電圧の合計が磁場コイルに印加
されることは図1の実施例と同様であるが、この際磁場
コイル80に流れる電流を検出手段26が検出し、演算
手段25は検出された電流値と電流指令値との差がゼロ
となるように各スイッチング電源に与える電圧指令値を
計算する。各制御回路21〜24は更にこの電圧指令値
と各スイッチング電源の出力電圧(コンデンサの出力)
との差がゼロとなるように対応するスイッチング電源を
オンオフ制御する。この際、位相制御手段20は図1の
実施例と同様に各制御回路21〜24のオンオフのタイ
ミングがすこしずつずれるように、例えば出力電圧の位
相が90度ずれるように、タイミング信号を送る。従っ
て本実施例でも図1の実施例と同様に電源装置10の出
力電流のリップルの高周波化が可能となる。
【0021】尚、以上の実施例では、4つのスイッチン
グ電源を設けた場合について説明したが、本発明の電源
装置はスイッチング電源が少なくとも二つから構成され
ていればよく、必要に応じて、更にスイッチング電源を
接続して数を増やしてもよい。スイッチング電源の数を
更に増やすことにより、より大電流の電源装置を構成す
ることが可能である。また本発明におけるスイッチング
電源は図2に示す実施例に限定されるものではなく、電
源とスイッチの数、スイッチング素子の種類、平滑回路
の構成等任意に変更することができる。例えば図2では
1電源と4アームのスイッチから構成されたスイッチン
グ電源を例示したが、電源と2アームのスイッチ、或い
は1つのスイッチからなる電源などで構成することもで
きる。またスイッチ(スイッチング素子)としてもIG
BTの他、サイリスタやバイポーラトランジスタ、ゲー
トターンオフサイリスタ等どのようなスイッチであって
もよい。
【0022】更に図1に示す実施例では、各スイッチン
グ電源からコンデンサ31〜34に流れる電流を制限す
るための電流制限手段としてリアクトル51〜58を用
いたが、このような電流制限手段としては、リアクトル
の代りに抵抗器であってもよいし、他のスイッチやダイ
オードなどを用いることもできるし、更にこれらの組合
わせでもよい。更に上記実施例では各スイッチング電源
のスイッチの位相を等間隔でシフトする場合について説
明したが、シフトの間隔は必ずしも等間隔である必要は
なく、不等間隔であってもよいし、いくかのスイッチン
グ電源の位相は同じであってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上で説明したように本発明によれば、
MRI装置等の電源装置として複数のスイッチング電源
を直列に設けると共にその出力側に電流制御手段と電圧
蓄積手段とを接続することにより、高電圧、大容量の電
源装置を構成することができ、しかも各スイッチング電
源の出力電圧を自由に可変とすることができる。また本
発明によれば、複数のスイッチング電源を位相をずらし
て動作させることにより、リップルを低減し高周波化す
ることができる。従って、本発明の電源装置によれば、
MOSFETのような高速、低耐圧のスイッチング素子
を用いても、またIGBTのような低速、大容量スイッ
チング素子を用いても、高電圧、大容量で、出力電流の
応答が速く低リップルの電源装置を提供することができ
る。更に本発明のMRI装置は、このような電源装置を
磁場コイルの電源として用いることにより、高速撮影に
対応できノイズの少ない高品質画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源装置の一実施例を示すブロック図
【図2】本発明の電源装置に用いられるスイッチング電
源の一実施例を示すブロック図
【図3】図1の電源装置のスイッチング波形及び出力電
流を示す図
【図4】本発明の電源装置の他の実施例を示すブロック
【図5】従来の電源装置を示すブロック図
【図6】従来装置におけるスイッチング波形を示す図
【図7】従来の電源装置を示すブロック図
【符号の説明】
10・・・・・・電源装置 11〜14・・・・・・スイッチング電源 20・・・・・・位相制御手段 21〜24・・・・・・制御回路 25・・・・・・演算手段 31〜33・・・・・・コンデンサ(電圧蓄積手段) 41〜44・・・・・・電圧検出手段 51〜58・・・・・・リアクトル(電流抑制手段) 61〜64・・・・・・スイッチング素子 80・・・・・・磁場コイル(負荷)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 敬信 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング素子を備えたスイッチング電
    源と、このスイッチング電源内のスイッチング素子を制
    御する制御回路とからなり負荷に対し任意波形の電流を
    供給する電源装置において、 前記スイッチング電源を複数に設け、各スイッチング電
    源の出力側にそれぞれ接続されその出力を前記負荷に直
    列に接続された複数の電圧蓄積手段と、前記電圧蓄積手
    段と前記スイッチング電源を接続する電流制限手段と、
    各電圧蓄積手段の出力電圧を検出する検出手段と、前記
    出力電圧の検出値と電圧指令値とを入力とし両者の差が
    ゼロとなるように且つ前記複数のスイッチング電源のス
    イッチング素子の位相を少しずつずらして駆動制御する
    制御手段とを備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】磁場発生コイルの電源として請求項1記載
    の電源装置を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージ
    ング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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