JPH07111784A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH07111784A
JPH07111784A JP5276075A JP27607593A JPH07111784A JP H07111784 A JPH07111784 A JP H07111784A JP 5276075 A JP5276075 A JP 5276075A JP 27607593 A JP27607593 A JP 27607593A JP H07111784 A JPH07111784 A JP H07111784A
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semiconductor switch
semiconductor
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泰幸 松村
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堀江  哲
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 4組の半導体スイッチに洩れ電流の差異があ
っても、スイッチングのモードに対応するインバータ動
作の安定化を図り、かつ、半導体スイッチに接続される
並列抵抗数を低減するのに好適な電力変換装置を提供す
ることにある。 【構成】 電源電位と中間電位と接地電位の3状態を出
力する電力変換装置において、3レベルインバータの各
相に直列接続された4個の半導体スイッチの各々に抵抗
を並列接続し、内側の半導体スイッチの抵抗に比して外
側の半導体スイッチの抵抗の値を高くし、または、各相
に直列接続された4個の半導体スイッチの中で、中間の
2半導体スイッチの両端に抵抗を並列接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源電圧を分割するコ
ンデンサーと4組の直列接続された半導体スイッチと中
性点電位をクランプするダイオードから構成され、3レ
ベルの電位を出力する電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気車用の交流電動機を制御するPWM
インバータのスイッチング素子には、ゲートターンオフ
サイリスタ(以下、GTOと記す)を使用するのが一般
的である。しかし、近年では、高周波動作が可能な絶縁
ゲートバイポーラトランジスタ(以下、IGBTと記
す)が実用可能となってきた。ところで、これらのスイ
ッチング素子からなるインバータ回路方式として、電源
電圧を分割するように直列に接続したコンデンサーと4
組の直列された半導体スイッチと、コンデンサーの中点
と半導体スイッチの1と2の間及び3と4の間をダイオ
ードで接続し、中性点電位にクランプする回路方式が知
られている。この回路方式の特徴として、4組の半導体
スイッチのオン・オフの組合せによって、電源電位、中
点電位、接地電位の3段階の出力をとり得ること、ま
た、電源電位をコンデンサーで分割するため、1組の半
導体スイッチには電源電位の1/2が印加されることが
挙げられる。この方式のインバータを3レベルインバー
タと呼ぶ。3レベルインバータは、上述したように4組
の直列された半導体スイッチから構成されるので、これ
ら半導体スイッチの直列接続には、個々の素子のオン・
オフ特性を合わせる必要がある。しかし、この特性合わ
せは困難を要する。また、この過度動作時の特性合わせ
の外に、定常状態の素子にかかる電圧分担が均等になる
ように配慮する必要がある。すなわち、半導体素子のオ
フ状態における洩れ電流のバラツキによって、単に半導
体素子を直列に接続しただけでは電圧分担が均等な分布
とならない。洩れ電流の大きな素子(等価インピーダン
スが小さい)の電圧が洩れ電流の小さな素子より小さく
なる。そこで、従来は、図4に示すように、半導体の等
価インピーダンスより小さくかつ抵抗値が等しい抵抗を
並列に接続することにより、半導体素子にかかる電圧を
均等にすることが一般的であった。図4において、15
A、15B、15C、15Dは半導体素子、16A、1
6B、16C、16Dは並列抵抗、15は電源を示す。
この例として、特開平1−152971号公報がある。
なお、半導体スイッチの直列接続時の均圧化技術につい
ては、刊行物「大学講義 パワーエレクトロニクス」宮
入庄太著、丸善株式会社出版の頁38、39等に見られ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】3レベルインバータ
は、1相に着目すれば、半導体スイッチ4個の直列接続
であり、また、3レベルインバータの動作状態つまり4
個の半導体スイッチのオン、オフ状態(取り得るスイッ
チングのモード)によって、各半導体スイッチにかかる
電圧分布の状態が異なる。従って、洩れ電流を考慮して
分担電圧を均等にするために、各々の素子に並列に従来
技術のように単純に抵抗値が等しい抵抗を接続するのみ
では、3レベルインバータの動作状態には十分対応する
ことができない、という問題がある。また、従来技術で
は、半導体スイッチの直列数に比例して抵抗の数が増
え、高電圧化によって抵抗の容量は電圧の2乗に比例し
て大きくする必要がある、という問題がある。本発明の
目的は、3レベルインバータからなる電力変換装置にお
いて、4組の半導体スイッチに洩れ電流の差異があって
も、スイッチングのモードに対応するインバータ動作の
安定化を図り、かつ、半導体スイッチに接続される並列
抵抗数を低減するのに好適な電力変換装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、3レベルイ
ンバータの各相に直列接続された4個の半導体スイッチ
の各々に抵抗を並列接続し、内側の半導体スイッチの抵
抗に比し、外側の半導体スイッチの抵抗の値を高くする
ことにより、また、各相に直列接続された4個の半導体
スイッチの中で、中間の2半導体スイッチの両端に並列
に抵抗を接続することにより、達成される。
【0005】
【作用】3レベルインバータは、1相に着目すれば、半
導体スイッチ4個の直列接続であり、各半導体スイッチ
が分担する電圧の理想としては、各半導体スイッチの洩
れ電流を考慮して、3レベルインバータの取り得るスイ
ッチングのモードにおいて、常に安定した状態を維持す
ることにある。スイッチングのモードとして、例えば半
導体スイッチが全てオフしている状態のとき、内側の半
導体スイッチは電圧を持たず、外側の半導体スイッチが
電圧を負担することにある。本発明は、内側の半導体ス
イッチに並列接続される抵抗に比べ、外側の半導体スイ
ッチに並列接続される抵抗の抵抗値を十分に高くし、ま
たは、中間の2半導体スイッチの両端に並列に抵抗を接
続するのみで、4組の半導体スイッチに洩れ電流の差異
があっても、3レベルインバータの安定した動作状態を
得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の第一実施例を示し、3レベルインバータの1相
分の回路である。図1において、電源(図示せず)にコ
ンデンサー1、2を接続し、このコンデンサー1、2に
並列に半導体スイッチ3A〜3Dを4個直列に接続し、
各々の半導体スイッチには、逆並列にフリーホイールダ
イオード4A〜4Dを接続する。コンデンサー1、2の
中点と半導体スイッチ3Aと3Bの中点にクランプダイ
オード5A、コンデンサー1、2の中点と半導体スイッ
チ3Cと3Dの中点にクランプダイオード5Bを接続
し、半導体スイッチ3A、3Dとクランプダイオード5
A、5Bにスナバ回路6A〜6Dを接続する。そして、
半導体スイッチ3Bと3Cに並列に本発明が特徴とする
分圧抵抗7、8、9、10を接続する。なお、スナバ回
路6A〜6Dは、ダイオード、コンデンサー、抵抗から
構成される有極性方式で記載しているが、低損失型スナ
バ回路を用いてもよい。又、半導体スイッチのシンボル
は、IGBTを用いているが、GTOでもバイポーラト
ランジスタでもよい。
【0007】以下、第一実施例の動作原理について述べ
る。ここで、コンデンサー1、2は各々電源電圧の1/
2に充電されているものとする。先ず、半導体スイッチ
3A〜3Dが全てオフしている状態において、各半導体
スイッチ3A〜3Dが分担する電圧の理想としては、ク
ランプダイオード5A、5Bの作用により、半導体スイ
ッチ3Bと3Cは電圧を持たず、半導体スイッチ3Aが
コンデンサー1の電圧、半導体スイッチ3Dがコンデン
サー2の電圧を負担していることである。ここで、分圧
抵抗7、8、9、10が無い場合についてみると、半導
体スイッチ3Aとフリーホイールダイオード4Aの漏れ
電流の和が、半導体スイッチ3Bとフリーホイールダイ
オード4Bおよびクランプダイオード5Aの漏れ電流の
和より大きい時(半導体の素子のバラツキでは1桁程度
異なることはよくある)、各半導体スイッチ3A〜3D
の電圧分担は、図5に示すようになる。図5では、説明
を容易にするために、漏れ電流の大きい回路を短絡線
で、漏れ電流の小さい回路を抵抗で示し、破線の円で印
をしている。3A′〜3D′は半導体スイッチとフリー
ホイールダイオードの合成に、5A′、5B′はクラン
プダイオードに対応している。図5から明らかなよう
に、3A′の電圧V3A′は0Vとなり、3B′の電圧V
3B′がコンデンサー1の電圧V1となる。負側について
も同様に、3D′の電圧V3D′は0Vとなり、3C′の
電圧V3C′がコンデンサー2の電圧V2となる。これ
は、前述した電圧分担と逆の形となっており、極めて不
安定な状態である。次に、3レベルインバータの半導体
スイッチが全てオフの状態から点弧を開始する状態にお
いては、最初に中間素子から点弧する。例えば、電源電
位を出力する時は、中間素子の半導体スイッチ3Bをオ
ンした後、半導体スイッチ3Aをオンする。この時、上
記不安定状態となっていれば、瞬間的に半導体スイッチ
3Cが全電圧を負担することになり、素子破壊を起す恐
れがある。
【0008】そこで、本実施例では、分圧抵抗7、8、
9、10を設け、この分圧抵抗7、8、9、10の大き
さを上記漏れ電流から換算される等価インピーダンスよ
り十分小さく(2桁から3桁程度)、かつ、分圧抵抗
8、9に比べ、分圧抵抗7、10の抵抗値を十分に高く
すると、図6のようになる。すなわち、この時、クラン
プダイオード5A、5Bはオン状態を維持し、3A′の
電圧V3A′がコンデンサー1の電圧V1を分圧した電圧
1′を、3B′の電圧V3B′がコンデンサー1の電圧
1を分圧した電圧V1′′を、3C′の電圧V3C′がコ
ンデンサー1の電圧V2を分圧した電圧V2′を、3D′
の電圧V3D′がコンデンサー2の電圧V2を分圧した電
圧V2′′を負担する形になる。ここで、電圧V1′≫V
1′′、電圧V2′≫V2′′の関係になるように、分圧
抵抗7、8、9、10の抵抗値を設定する。これは、半
導体スイッチ3Aがコンデンサー1の電圧の大部分を、
半導体スイッチ3Dがコンデンサー2の電圧の大部分を
負担し、半導体スイッチ3Bと3Cは殆ど電圧を持たな
いことになり、上述した所期の安定した状態を得る。こ
れに対し、従来技術のように4素子に各々並列に等価イ
ンピーダンスの小さい抵抗を並列に接続する場合は、そ
れぞれの抵抗の抵抗値が等しいので、各素子は1/4の
電圧を負担することになり、結局不安定な状態である。
【0009】次に、半導体スイッチ3A、3Bがオフ
し、半導体スイッチ3C、3Dがオンしている状態にお
いては、半導体スイッチ3Aがコンデンサー1の電圧
を、半導体スイッチ3Bがコンデンサー2の電圧を負担
するのが理想である。この場合、図7に示すのようにな
る。分圧抵抗7、8は、電圧を負担するため抵抗のまま
表記している。3A′の漏れ電流I3A′が3B′の漏れ
電流I3B′より大きい場合でも、分圧抵抗7の電流I7
とともに、分圧抵抗8に電流I8として分流し、さらに
クランプダイオード5Aもオン状態を維持する。漏れ電
流の関係は(1)式となる。 I8+I3B′=I3A′+I5A+I7 (1) この作用によって、3A′の電圧V3A′がコンデンサー
1の電圧V1を、3B′の電圧V3B′がコンデンサー2
の電圧V2を負担し、所期の安定した状態を得る。逆
に、半導体スイッチ3A、3Bがオンし、半導体スイッ
チ3C、3Dがオフしている場合も同様になる。又、半
導体スイッチ3A、3Dがオフし、半導体スイッチ3
B、3Cがオンしている場合は、クランプダイオードの
作用により、半導体スイッチ3Aがコンデンサー1の電
圧を、半導体スイッチ3Dがコンデンサー2の電圧を各
々負担することは自明である。以上本実施例によれば、
内側の半導体スイッチに並列接続される分圧抵抗に比
べ、外側の半導体スイッチに並列接続される分圧抵抗の
抵抗値を十分に高くしたので、4個の半導体スイッチ素
子のスイッチングのモードに対応して、上述した所期の
安定した状態を得ることができる。
【0010】図2は、本発明の第二実施例を示す。本実
施例は、第一実施例の分圧抵抗7、10を除去した点で
異なり、その他は同じである。先ず、半導体スイッチ3
A〜3Dが全てオフしている状態において、本実施例で
は、分圧抵抗8、の大きさを第一実施例と同様に上記漏
れ電流から換算される等価インピーダンスより十分小さ
く(2桁から3桁程度)すると、図8に示すようにな
る。すなわち、分圧抵抗8、9は短絡線8′、9′のよ
うにみなされる。この時、クランプダイオード5A、5
Bはオン状態を維持し、3B′、3C′の電圧V3B′
3C′は0Vとなり、3A′の電圧V3A′がコンデンサ
ー1の電圧V1を、3D′の電圧V3D′がコンデンサー
2の電圧V2を負担する形になり、所期の安定した状態
を得る。
【0011】次に、半導体スイッチ3A、3Bがオフ
し、半導体スイッチ3C、3Dがオンしている状態にお
いては、上述したと同様、半導体スイッチ3Aがコンデ
ンサー1の電圧を、半導体スイッチ3Bがコンデンサー
2の電圧を負担するのが理想である。この場合、図9に
示すのようになる。分圧抵抗8は、電圧を負担するため
抵抗のまま表記している。3A′の漏れ電流I3A′が3
B′の漏れ電流I3B′より大きい場合でも、分圧抵抗8
に分流し、さらにクランプダイオード5Aもオン状態を
維持する。漏れ電流の関係は(2)式となる。 I3+I3B′=I3A′+I5A (2) この作用によって、3A′の電圧V3A′がコンデンサー
1の電圧V1を、3B′の電圧V3B′がコンデンサー2
の電圧V2を負担し、所期の安定した状態を得る。逆
に、半導体スイッチ3A、3Bがオンし、半導体スイッ
チ3C、3Dがオフしている場合も同様になる。又、半
導体スイッチ3A、3Dがオフし、半導体スイッチ3
B、3Cがオンしている場合は、クランプダイオードの
作用により、半導体スイッチ3Aがコンデンサー1の電
圧を、半導体スイッチ3Dがコンデンサー2の電圧を各
々負担することは自明である。以上本実施例によれば、
第一実施例の効果に加え、従来技術に比し、半導体スイ
ッチに接続される並列抵抗数を低減することができ、経
済的である。
【0012】図3は、図2の第二実施例を1相分とした
回路を並列接続して3相とし、出力を誘導電動機16に
接続した電気車制御装置に適用した例である。図3にお
いて、各相15B、15Cは15Aと同一回路となる。
電源分割のフィルタコンデンサー1、2は一括して記載
し、スナバ回路6A〜6Dは省略して記載している。フ
ィルタコンデンサー1、2は、架線11とパンタグラフ
12、遮断器13、フィルタリアクトル14を介して電
源17に接続されている。誘導電動機16は、半導体ス
イッチの容量によって複数並列接続する。インバータの
動作は、各相が電源電位、中間電位、接地電位をとり、
各々の組合せによって3相交流を出力する。個々の状態
の分圧抵抗の作用は、第二実施例の1相について説明し
た作用と同じになる。
【0013】図10は、本発明の第三実施例を示す。本
実施例は、第一および第二実施例において、分圧抵抗
8、9をクランプダイオード5A、5Bに並列に接線し
た例である。なお、図10では第一実施例の分圧抵抗
7、10の記載およびスナバ回路は省略している。全半
導体スイッチがオフの時の動作の場合、第一実施例で
は、分圧抵抗8、9のインピーダンスは、半導体スイッ
チ3A、3Dに比べ、かつ、図示しない分圧抵抗7、1
0の抵抗値に比べ十分小さいので、電圧は低く抑えら
れ、半導体スイッチ3B、3Cの電圧分坦は、第一実施
例と同様に殆どない。また、第二実施例では、分圧抵抗
8、9のインピーダンスは、半導体スイッチ3A、3D
に比べ十分小さいので、電圧は低く抑えられ、結局、半
導体スイッチ3B、3Cの電圧分坦は、第二実施例と同
様にほぼ0Vとなる。半導体スイッチ3A、3Bがオフ
し、半導体スイッチ3C、3Dがオンの場合、第一およ
び第二実施例とも、抵抗9が半導体スイッチ3Bに並列
に接続された形となり、第一および第二実施例で述べた
動作と同様の動作となる。逆に、半導体スイッチ3A、
3Bがオンし、半導体スイッチ3C、3Dがオフしてい
る場合、又、半導体スイッチ3A、3Dがオフし、半導
体スイッチ3B、3Cがオンしている場合も、第一およ
び第二実施例で述べた動作と同様の動作となる。
【0014】図11は、本発明の第四実施例を示す。本
実施例では、分圧抵抗を素子個別に接続するのでなく、
一括接続とすることにより、回路要素を低減した例であ
る。図11も第一実施例の分圧抵抗7、10の記載およ
びスナバ回路を省略して記載している。全半導体スイッ
チがオフの時の動作の場合、図10で説明した第一およ
び第二実施例と同じ動作となる。半導体スイッチ3A、
3Bがオフし、半導体スイッチ3C、3Dがオンの場
合、分圧抵抗8は、コンデンサー中点―クランプダイオ
ード5A―分圧抵抗8の経路で半導体スイッチ3Bに並
列に接続されるので、同様の動作が得られる。逆に、半
導体スイッチ3A、3Bがオンし、半導体スイッチ3
C、3Dがオフしている場合、又、半導体スイッチ3
A、3Dがオフし、半導体スイッチ3B、3Cがオンし
ている場合も、同様の動作が得られる。以上第三および
第四本実施例によれば、第一実施例の効果に加え、従来
技術に比し、さらに半導体スイッチに接続される並列抵
抗数を低減することができ、経済的である。なお、以上
の説明では、3Vレベルインバータを構成する1相分に
つき、4個直列の半導体スイッチについて述べたが、こ
の半導体スイッチの組合せとして、さらに並列化・直列
化した3Vレベルインバータに適用することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、内側の半導体スイッチ
に並列接続される分圧抵抗に比べ、外側の半導体スイッ
チに並列接続される分圧抵抗の抵抗値を十分に高くする
こと、また、3Vレベルインバータを構成する4組直列
の半導体スイッチの中、分圧抵抗を中間の2半導体スイ
ッチ間に並列接続すること、また、クランプダイオード
に分圧抵抗を一または二組を並列接続することによっ
て、4組の半導体スイッチに洩れ電流の差異があって
も、4組の半導体スイッチオン、オフ状態(取り得るス
イッチングのモード)に対応して、3レベルインバータ
の安定した動作状態を得ることができる。また、本発明
は、3Vレベルインバータを構成する4組直列の半導体
スイッチの中、分圧抵抗を中間の2半導体スイッチ間に
並列接続するのみで、また、クランプダイオードに分圧
抵抗を一または二組を並列接続するのみで構成するの
で、従来技術に比し、その数を低減することが可能とな
り、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す1相分の回路図。
【図2】本発明の第二実施例を示す1相分の回路図。
【図3】本発明の第二実施例を用いた電気車制御装置の
主回路構成図。
【図4】従来技術による半導体スイッチの直列接続回
路。
【図5】分圧抵抗が無い場合の動作を説明する図。
【図6】本発明の第一実施例の全素子オフ時の動作を説
明する図。
【図7】本発明の第一実施例の上側2素子がオフ、下側
2素子がオンの場合の動作を説明する図。
【図8】本発明の第ニ実施例の全素子オフ時の動作を説
明する図。
【図9】本発明の第ニ実施例の上側2素子がオフ、下側
2素子がオンの場合の動作を説明する図。
【図10】本発明の第三実施例を示す1相分の回路図。
【図11】本発明の第四実施例を示す1相分の回路図。
【符号の説明】
1、2 コンデンサー 3A〜3D 半導体スイッチ 4A〜4D フリーホイールダイオード 5A、5B クランプダイオード 6A〜6D スナバ回路 7、8、9、10 分圧抵抗 11 架線 12 パンタグラフ 13 遮断機 14 フィルタリアクトル 15A〜15C 3レベルインバータの1相分の回路
図。 16 誘導電動機 17 直流電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を分割するように直列に接続さ
    れたコンデンサーと、直列に接続された4組の半導体ス
    イッチを並列に接続し、さらにコンデンサーの中点と第
    1と第2の半導体スイッチの間に第1のダイオードを接
    続し、同じくコンデンサーの中点と第3と第4の半導体
    スイッチの間に第2のダイオードを接続し、電源電位と
    中間電位と接地電位の3状態を出力する電力変換装置に
    おいて、第2の半導体スイッチと第3の半導体スイッチ
    の各々に並列接続する抵抗に比し、第1の半導体スイッ
    チと第4の半導体スイッチの各々に並列接続する抵抗の
    値を高くしたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 電源電圧を分割するように直列に接続さ
    れたコンデンサーと、直列に接続された4組の半導体ス
    イッチを並列に接続し、さらにコンデンサーの中点と第
    1と第2の半導体スイッチの間に第1のダイオードを接
    続し、同じくコンデンサーの中点と第3と第4の半導体
    スイッチの間に第2のダイオードを接続し、電源電位と
    中間電位と接地電位の3状態を出力する電源電位と中間
    電位と接地電位の3状態を実現する電力変換装置におい
    て、第2の半導体スイッチと第3の半導体スイッチの各
    々に並列に抵抗を接続することを特徴とする電力変換装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、第2
    の半導体スイッチと第3の半導体スイッチの各々に並列
    に抵抗を接続することに代えて、当該抵抗をコンデンサ
    ー中点と半導体スイッチを接続する第1のダイオードお
    よび第2のダイオードの各々に並列接続することを特徴
    とする電力変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、第2
    の半導体スイッチと第3の半導体スイッチの各々に並列
    に抵抗を接続することに代えて、半導体スイッチ第1と
    第2の間と第3と第4の間に抵抗を接続することを特徴
    とする電力変換装置。
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Cited By (8)

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