JPH0945550A - 高周波トランス - Google Patents
高周波トランスInfo
- Publication number
- JPH0945550A JPH0945550A JP7192140A JP19214095A JPH0945550A JP H0945550 A JPH0945550 A JP H0945550A JP 7192140 A JP7192140 A JP 7192140A JP 19214095 A JP19214095 A JP 19214095A JP H0945550 A JPH0945550 A JP H0945550A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- frequency transformer
- pair
- high frequency
- collared
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立が容易で製造コストが安くなり、小型
化、扁平化を容易に実現でき、しかも異音が発生するこ
とのない高周波トランスを提供することにある。 【解決手段】 鍔付きボビン２と、コイル３と、一対の
フェライトコア４とを含む高周波トランス１において、
鍔付きボビン２の外側面と一対のフェライトコア４の内
側面との間に介在し、鍔付きボビン２の外側面及び上面
の全体を覆うと共に、鍔付きボビン２の底面の一部と係
合することにより鍔付きボビン２に係止される絶縁カバ
ー５が備えられていることを特徴とする。
化、扁平化を容易に実現でき、しかも異音が発生するこ
とのない高周波トランスを提供することにある。 【解決手段】 鍔付きボビン２と、コイル３と、一対の
フェライトコア４とを含む高周波トランス１において、
鍔付きボビン２の外側面と一対のフェライトコア４の内
側面との間に介在し、鍔付きボビン２の外側面及び上面
の全体を覆うと共に、鍔付きボビン２の底面の一部と係
合することにより鍔付きボビン２に係止される絶縁カバ
ー５が備えられていることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器に用
いられる高周波トランスに属し、更に詳しくは、フェラ
イトコアとコイルとの間の絶縁を極めて良好にした高周
波トランスに属するものである。
いられる高周波トランスに属し、更に詳しくは、フェラ
イトコアとコイルとの間の絶縁を極めて良好にした高周
波トランスに属するものである。
【０００２】
【従来の技術】Ｅ型フェライトコア同士の組合せから成
る１組のフェライトコア、Ｅ型フェライトコアとＩ型フ
ェライトコアの組合せから成る１組のフェライトコア、
又はそれらを若干形状変更させた１組のフェライトコア
を使用する高周波トランスは、中空部を有する鍔付きボ
ビンに巻線を施してコイルを構成し、このコイルの外側
に、フェライトコアとの絶縁を良好にするための絶縁テ
ープを数回巻回した後、ボビンの中空部にＥ型フェライ
トコアの中脚を挿入することにより組み立てられる。
る１組のフェライトコア、Ｅ型フェライトコアとＩ型フ
ェライトコアの組合せから成る１組のフェライトコア、
又はそれらを若干形状変更させた１組のフェライトコア
を使用する高周波トランスは、中空部を有する鍔付きボ
ビンに巻線を施してコイルを構成し、このコイルの外側
に、フェライトコアとの絶縁を良好にするための絶縁テ
ープを数回巻回した後、ボビンの中空部にＥ型フェライ
トコアの中脚を挿入することにより組み立てられる。
【０００３】また、出力が高圧で巻線とフェライトコア
との間の耐圧が高くなければならない高周波トランスに
おいては、ボビンの外側面とフェライトコアの内側面と
の間に合成樹脂製の絶縁カバーを設置し、フェライトコ
アと巻線との間の耐圧を確保したものがある（例えば、
実開平３−５１８２１号公報参照）。この絶縁カバー
は、ボビンのフェライトコア対向面に沿って延在してボ
ビンの外側面を覆うように成っており、ボビンの中空部
に対応した位置に貫通窓を設けた枠状部と、この枠状部
の上下端から外周に張り出してフェライトコアの上面及
び下面を覆う張り出し部とを一体に形成してある。
との間の耐圧が高くなければならない高周波トランスに
おいては、ボビンの外側面とフェライトコアの内側面と
の間に合成樹脂製の絶縁カバーを設置し、フェライトコ
アと巻線との間の耐圧を確保したものがある（例えば、
実開平３−５１８２１号公報参照）。この絶縁カバー
は、ボビンのフェライトコア対向面に沿って延在してボ
ビンの外側面を覆うように成っており、ボビンの中空部
に対応した位置に貫通窓を設けた枠状部と、この枠状部
の上下端から外周に張り出してフェライトコアの上面及
び下面を覆う張り出し部とを一体に形成してある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、まず絶
縁テープをコイルの外周に数回巻回して成る高周波トラ
ンスの場合、コイルとコア間の絶縁効果及び沿面距離を
十分確保することができず、特に最近、超小型、扁平型
を要求される場合が多くなり、しばしばコイル外周が鍔
外周ぎりぎりになることもあり、沿面距離不十分となり
がちであると言った欠点があった。また、製造上ではコ
イル外周に絶縁テープを周りにはみ出さずに丁寧に何層
も巻回するので工程に時間がかかり、製造コストが高く
なる欠点もあった。
縁テープをコイルの外周に数回巻回して成る高周波トラ
ンスの場合、コイルとコア間の絶縁効果及び沿面距離を
十分確保することができず、特に最近、超小型、扁平型
を要求される場合が多くなり、しばしばコイル外周が鍔
外周ぎりぎりになることもあり、沿面距離不十分となり
がちであると言った欠点があった。また、製造上ではコ
イル外周に絶縁テープを周りにはみ出さずに丁寧に何層
も巻回するので工程に時間がかかり、製造コストが高く
なる欠点もあった。
【０００５】また、上述の合成樹脂製の絶縁カバーを被
せて成る高周波トランスでは、ボビンの端子板が長い場
合、コアを組み合わせる時に指の腹で両方のコアを押さ
えるのが難しく、工程に時間がかかり、また、コアとボ
ビンの間に入れるだけなので含浸や接着などの工程を含
まないと回路上で動作させた時に異音が発生する等の問
題があった。
せて成る高周波トランスでは、ボビンの端子板が長い場
合、コアを組み合わせる時に指の腹で両方のコアを押さ
えるのが難しく、工程に時間がかかり、また、コアとボ
ビンの間に入れるだけなので含浸や接着などの工程を含
まないと回路上で動作させた時に異音が発生する等の問
題があった。
【０００６】それ故に、本発明の課題は、上記の欠点を
改善し要求を満足させるため、組立が容易で製造コスト
が安くなり、小型化、扁平化を容易に実現でき、しかも
異音が発生することのない高周波トランスを提供するこ
とにある。
改善し要求を満足させるため、組立が容易で製造コスト
が安くなり、小型化、扁平化を容易に実現でき、しかも
異音が発生することのない高周波トランスを提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、中心部
に形成された中空部、複数の鍔、及び両端に位置する前
記鍔に形成された端子板部を有する鍔付きボビンと、前
記鍔間で前記鍔付きボビンに巻線を施すことにより構成
されたコイルと、前記鍔付きボビンに装着されて互いに
突き合わされることにより閉磁路を構成する一対のフェ
ライトコアであって且つ少なくとも一方が前記中空部に
挿入される中脚及び該中脚の両側に配置された一対の側
脚を有するＥ型フェライトコアである一対のフェライト
コアとを含む高周波トランスにおいて、前記鍔付きボビ
ンの外側面と前記一対のフェライトコアの内側面との間
に介在し、前記鍔付きボビンの外側面及び上面の全体を
覆うと共に、前記鍔付きボビンの底面の一部と係合する
絶縁カバーが備えられていることを特徴とする高周波ト
ランスが得られる。
に形成された中空部、複数の鍔、及び両端に位置する前
記鍔に形成された端子板部を有する鍔付きボビンと、前
記鍔間で前記鍔付きボビンに巻線を施すことにより構成
されたコイルと、前記鍔付きボビンに装着されて互いに
突き合わされることにより閉磁路を構成する一対のフェ
ライトコアであって且つ少なくとも一方が前記中空部に
挿入される中脚及び該中脚の両側に配置された一対の側
脚を有するＥ型フェライトコアである一対のフェライト
コアとを含む高周波トランスにおいて、前記鍔付きボビ
ンの外側面と前記一対のフェライトコアの内側面との間
に介在し、前記鍔付きボビンの外側面及び上面の全体を
覆うと共に、前記鍔付きボビンの底面の一部と係合する
絶縁カバーが備えられていることを特徴とする高周波ト
ランスが得られる。
【０００８】また、本発明によれば、上記高周波トラン
スにおいて、前記一対のフェライトコアが、両方ともＥ
型フェライトコアであることを特徴とする高周波トラン
スが得られる。
スにおいて、前記一対のフェライトコアが、両方ともＥ
型フェライトコアであることを特徴とする高周波トラン
スが得られる。
【０００９】更に本発明によれば、上記高周波トランス
において、前記一対のフェライトコアの一方がＥ型フェ
ライトコアで、他方がＩ型フェライトコアであることを
特徴とする高周波トランスが得られる。
において、前記一対のフェライトコアの一方がＥ型フェ
ライトコアで、他方がＩ型フェライトコアであることを
特徴とする高周波トランスが得られる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図１は本発明の第１の実施形態による高周
波トランスの分解斜視図、図２は図１に示す高周波トラ
ンスの横断面図、図３は図１に示す高周波トランスの絶
縁カバーを下方から見た斜視図である。図１乃至図３を
参照して、この高周波トランス１は、鍔付きボビン２
と、コイル３と、一対のフェライトコア４と、絶縁カバ
ー５とから成る。
て説明する。図１は本発明の第１の実施形態による高周
波トランスの分解斜視図、図２は図１に示す高周波トラ
ンスの横断面図、図３は図１に示す高周波トランスの絶
縁カバーを下方から見た斜視図である。図１乃至図３を
参照して、この高周波トランス１は、鍔付きボビン２
と、コイル３と、一対のフェライトコア４と、絶縁カバ
ー５とから成る。
【００１１】鍔付きボビン２は、中空部２０と、複数の
鍔２１と、端子板部２２とを有している。中空部２０
は、鍔付きボビン２の中心部に位置する角筒状の胴部２
３によって構成されている。鍔２１は、胴部２３に所定
間隔で４枚設けられている。端子板部２２は、胴部２３
の両端に位置する鍔２１の下部に形成されている。この
端子板部２２には、ピン状の端子２４が植設されてい
る。
鍔２１と、端子板部２２とを有している。中空部２０
は、鍔付きボビン２の中心部に位置する角筒状の胴部２
３によって構成されている。鍔２１は、胴部２３に所定
間隔で４枚設けられている。端子板部２２は、胴部２３
の両端に位置する鍔２１の下部に形成されている。この
端子板部２２には、ピン状の端子２４が植設されてい
る。
【００１２】コイル３は、鍔２１の間で鍔付きボビン２
に巻線を施すことにより３個構成されている。各コイル
３の端末は、端子２４にからげられている。
に巻線を施すことにより３個構成されている。各コイル
３の端末は、端子２４にからげられている。
【００１３】一対のフェライトコア４は、本実施形態の
場合、両方ともＥ型フェライトコアである。各Ｅ型フェ
ライトコア４は、中脚４０と、側脚４１とを有してい
る。中脚４０は、Ｅ型フェライトコア４を鍔付きボビン
２に装着する際に、鍔付きボビン２の中空部２０内に挿
入される部分である。側脚４１は一対あり、中脚４０の
両側に配置されている。これら一対のＥ型フェライトコ
ア４は、巻線を施した鍔付きボビン２に装着され、その
端面で互いに突き合わされ、閉磁路を構成する。
場合、両方ともＥ型フェライトコアである。各Ｅ型フェ
ライトコア４は、中脚４０と、側脚４１とを有してい
る。中脚４０は、Ｅ型フェライトコア４を鍔付きボビン
２に装着する際に、鍔付きボビン２の中空部２０内に挿
入される部分である。側脚４１は一対あり、中脚４０の
両側に配置されている。これら一対のＥ型フェライトコ
ア４は、巻線を施した鍔付きボビン２に装着され、その
端面で互いに突き合わされ、閉磁路を構成する。
【００１４】絶縁カバー５は、絶縁性及び弾性を有する
合成樹脂から成る。この絶縁カバー５は、上板部５０
と、側板部５１と、端板部５２と、底板部５３とを有し
ている。上板部５０は、鍔付きボビン２の上面全体及び
この鍔付きボビン２に装着された一対のＥ型フェライト
コア４の上面全体を覆う。側板部５１は、上板部５０上
にに相対向させて一対立設されている。各側板部５１の
両端には、鍔付きボビン２の端子板部２２を受け入れる
ための切欠き５１ａが形成されている。端板部５２は、
上板部５０上に一対立設され、両側板部５１を連結して
いる。端板部５２には、鍔付きボビン２の中空部２０に
対応する部分に切欠き５２ａが形成されている。両側板
部５１及び両端板部５２は、鍔付きボビン２の外側面と
一対のＥ型フェライトコア４の内側面との間に介在す
る。ここで、「鍔付きボビン２の外側面」とは、胴部２
３の中心軸方向と平行な鍔付きボビン２の両側面、及び
胴部２３の中心軸方向における鍔付きボビン２の両端面
（端子板部２２の両端面を除く）を意味するものとし、
また、「一対のＥ型フェライトコア４の内側面」とは、
Ｅ型フェライトコア４を鍔付きボビン２に装着した状態
の時に鍔付きボビン２の外側面と対向しているＥ型フェ
ライトコア４の面を意味するものとする。また、両側板
部５１及び両端板部５２は、鍔付きボビン２の外側面全
体を覆う。底板部５３は、各側板部５１の下縁に連設さ
れており、鍔付きボビン２の底面の一部を覆うようにし
てここと係合する。このように、底板部５３が鍔付きボ
ビン２の底面の一部と係合することにより、絶縁カバー
５は、鍔付きボビン２に係止されるように成っている。
合成樹脂から成る。この絶縁カバー５は、上板部５０
と、側板部５１と、端板部５２と、底板部５３とを有し
ている。上板部５０は、鍔付きボビン２の上面全体及び
この鍔付きボビン２に装着された一対のＥ型フェライト
コア４の上面全体を覆う。側板部５１は、上板部５０上
にに相対向させて一対立設されている。各側板部５１の
両端には、鍔付きボビン２の端子板部２２を受け入れる
ための切欠き５１ａが形成されている。端板部５２は、
上板部５０上に一対立設され、両側板部５１を連結して
いる。端板部５２には、鍔付きボビン２の中空部２０に
対応する部分に切欠き５２ａが形成されている。両側板
部５１及び両端板部５２は、鍔付きボビン２の外側面と
一対のＥ型フェライトコア４の内側面との間に介在す
る。ここで、「鍔付きボビン２の外側面」とは、胴部２
３の中心軸方向と平行な鍔付きボビン２の両側面、及び
胴部２３の中心軸方向における鍔付きボビン２の両端面
（端子板部２２の両端面を除く）を意味するものとし、
また、「一対のＥ型フェライトコア４の内側面」とは、
Ｅ型フェライトコア４を鍔付きボビン２に装着した状態
の時に鍔付きボビン２の外側面と対向しているＥ型フェ
ライトコア４の面を意味するものとする。また、両側板
部５１及び両端板部５２は、鍔付きボビン２の外側面全
体を覆う。底板部５３は、各側板部５１の下縁に連設さ
れており、鍔付きボビン２の底面の一部を覆うようにし
てここと係合する。このように、底板部５３が鍔付きボ
ビン２の底面の一部と係合することにより、絶縁カバー
５は、鍔付きボビン２に係止されるように成っている。
【００１５】図４は第２の実施形態による高周波トラン
スの横断面図である。本実施形態は、第１の実施形態と
略同構成であり、第１の実施形態と対応する部分は、第
１の実施形態と同じ参照番号を付してその説明を省略
し、構成の異なる部分についてのみ説明する。
スの横断面図である。本実施形態は、第１の実施形態と
略同構成であり、第１の実施形態と対応する部分は、第
１の実施形態と同じ参照番号を付してその説明を省略
し、構成の異なる部分についてのみ説明する。
【００１６】本実施形態の高周波トランス１の場合、一
対のＥ型フェライトコア４の形状を第１の実施形態のも
のと若干変化させてある。即ち、本実施形態の場合、Ｅ
型フェライトコア４の中脚４０及び側脚４１の横断面形
状が、第１の実施形態と異なる。第１の実施形態の場
合、中脚４０及び側脚４１の横断面形状は矩形であった
が、本実施形態の場合、中脚４０の横断面形状は長円形
であり、側脚４１の横断面形状は、中脚４０に対応する
ように、内側が窪んでいる。このように、本実施形態で
は、一対のＥ型フェライトコア４の形状を第１の実施形
態のものと若干変化させてあるので、これに伴い、鍔付
きボビン２の胴部２３の横断面形状が長円形に成り、コ
イル３の形状も長円形に成り、更にこれに伴い、鍔付き
ボビン２の鍔２１がコイル３に対応させて膨出し、絶縁
カバー５の側板部５１が湾曲している。
対のＥ型フェライトコア４の形状を第１の実施形態のも
のと若干変化させてある。即ち、本実施形態の場合、Ｅ
型フェライトコア４の中脚４０及び側脚４１の横断面形
状が、第１の実施形態と異なる。第１の実施形態の場
合、中脚４０及び側脚４１の横断面形状は矩形であった
が、本実施形態の場合、中脚４０の横断面形状は長円形
であり、側脚４１の横断面形状は、中脚４０に対応する
ように、内側が窪んでいる。このように、本実施形態で
は、一対のＥ型フェライトコア４の形状を第１の実施形
態のものと若干変化させてあるので、これに伴い、鍔付
きボビン２の胴部２３の横断面形状が長円形に成り、コ
イル３の形状も長円形に成り、更にこれに伴い、鍔付き
ボビン２の鍔２１がコイル３に対応させて膨出し、絶縁
カバー５の側板部５１が湾曲している。
【００１７】尚、第１及び第２の実施形態においては、
一対のフェライトコアとして、Ｅ型フェライトコア同士
を組合せたものを用いたが、これに限らず、Ｅ型フェラ
イトコアとＩ型フェライトコアとを組合せたものでも良
く、また、このＥ型フェライトコアとＩ型フェライトコ
アとを組合せたものを、図３に示すもののように、形状
を若干変更したものでも良い。
一対のフェライトコアとして、Ｅ型フェライトコア同士
を組合せたものを用いたが、これに限らず、Ｅ型フェラ
イトコアとＩ型フェライトコアとを組合せたものでも良
く、また、このＥ型フェライトコアとＩ型フェライトコ
アとを組合せたものを、図３に示すもののように、形状
を若干変更したものでも良い。
【００１８】
【発明の効果】本発明の高周波トランスの場合、先ず、
鍔付きボビンの鍔間に巻線を施してコイルを構成し、そ
の端末を端子板部の端子にからげて配線した後、絶縁カ
バーを上から鍔付きボビンに被せ、しかる後に、両側か
らフェライトコアを鍔付きボビンに装着するように成っ
ているので、巻線とフェライトコアの側脚との沿面距離
を絶縁カバーの肉厚以上とれることになり、しかも面倒
な絶縁テープ巻作業を省略することができ、このため、
高周波トランスの小型化、扁平化を容易に実現できる。
また、絶縁カバーの底板部が鍔付きボビンに係合すよう
ように成っており、調度、絶縁カバーがフェライトコア
ごと鍔付きボビンを抱持するように成っているので、従
来のように、フェライトコアや絶縁カバーのがたつきに
よるトランス動作時の異音等もなくなる。
鍔付きボビンの鍔間に巻線を施してコイルを構成し、そ
の端末を端子板部の端子にからげて配線した後、絶縁カ
バーを上から鍔付きボビンに被せ、しかる後に、両側か
らフェライトコアを鍔付きボビンに装着するように成っ
ているので、巻線とフェライトコアの側脚との沿面距離
を絶縁カバーの肉厚以上とれることになり、しかも面倒
な絶縁テープ巻作業を省略することができ、このため、
高周波トランスの小型化、扁平化を容易に実現できる。
また、絶縁カバーの底板部が鍔付きボビンに係合すよう
ように成っており、調度、絶縁カバーがフェライトコア
ごと鍔付きボビンを抱持するように成っているので、従
来のように、フェライトコアや絶縁カバーのがたつきに
よるトランス動作時の異音等もなくなる。
【００１９】以上のように、コイルとフェライトコアの
沿面距離は、絶縁カバーの肉厚以上に確保でき、且つ組
立の際の面倒なテープ巻作業が省略され、鍔付きボビン
とフェライトコアの結合も強固になり、絶縁が確実で、
安価で、小型化、扁平化が容易で、しかも異音が発生し
ない高周波トランスが得られ、本発明の実用上の効果は
大なるものがある。
沿面距離は、絶縁カバーの肉厚以上に確保でき、且つ組
立の際の面倒なテープ巻作業が省略され、鍔付きボビン
とフェライトコアの結合も強固になり、絶縁が確実で、
安価で、小型化、扁平化が容易で、しかも異音が発生し
ない高周波トランスが得られ、本発明の実用上の効果は
大なるものがある。
【図１】図１は本発明の第１の実施形態による高周波ト
ランスの分解斜視図である。
ランスの分解斜視図である。
【図２】図２は図１に示す高周波トランスの横断面図で
ある。
ある。
【図３】図３は図１に示す高周波トランスの絶縁カバー
を下方から見た斜視図である。
を下方から見た斜視図である。
【図４】図４は第２の実施形態による高周波トランスの
横断面図である。
横断面図である。
１ 高周波トランス ２ 鍔付きボビン ３ コイル ４ Ｅ型フェライトコア ５ 絶縁カバー ２０ 中空部 ２１ 鍔 ２２ 端子板部 ４０ 中脚 ４１ 側脚 ５０ 上板部 ５１ 側板部 ５２ 端板部 ５３ 底板部
Claims (3)
- 【請求項１】 中心部に形成された中空部、複数の鍔、
及び両端に位置する前記鍔に形成された端子板部を有す
る鍔付きボビンと、前記鍔間で前記鍔付きボビンに巻線
を施すことにより構成されたコイルと、前記鍔付きボビ
ンに装着されて互いに突き合わされることにより閉磁路
を構成する一対のフェライトコアであって且つ少なくと
も一方が前記中空部に挿入される中脚及び該中脚の両側
に配置された一対の側脚を有するＥ型フェライトコアで
ある一対のフェライトコアとを含む高周波トランスにお
いて、前記鍔付きボビンの外側面と前記一対のフェライ
トコアの内側面との間に介在し、前記鍔付きボビンの外
側面及び上面の全体を覆うと共に、前記鍔付きボビンの
底面の一部と係合する絶縁カバーが備えられていること
を特徴とする高周波トランス。 - 【請求項２】 前記一対のフェライトコアが、両方とも
Ｅ型フェライトコアであることを特徴とする請求項１記
載の高周波トランス。 - 【請求項３】 前記一対のフェライトコアの一方がＥ型
フェライトコアで、他方がＩ型フェライトコアであるこ
とを特徴とする請求項１記載の高周波トランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7192140A JPH0945550A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 高周波トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7192140A JPH0945550A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 高周波トランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0945550A true JPH0945550A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16286362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7192140A Pending JPH0945550A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 高周波トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0945550A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6008712A (en) * | 1998-04-14 | 1999-12-28 | Tamura Corporation | Small sized transformer with cover |
| KR100435161B1 (ko) * | 2002-03-19 | 2004-06-09 | 주식회사 그린씨앤씨텍 | 내전압 상승 구조를 가지는 ｌｃｄ 인버터용 트랜스포머 |
| JP2009194336A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Sumida Corporation | 磁性素子 |
| JP2010123657A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Tdk Corp | 横型コイル部品 |
| US10381154B2 (en) | 2016-06-16 | 2019-08-13 | Fuji Electric Co., Ltd. | High-voltage and high-frequency insulation transformer |
| JP2021019103A (ja) * | 2019-07-19 | 2021-02-15 | スミダコーポレーション株式会社 | 磁気結合型リアクトル装置 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP7192140A patent/JPH0945550A/ja active Pending
Cited By (8)
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