JPH0945323A - アルカリ二次電池用活物質及びその製造方法、アルカリ二次電池用電極並びにアルカリ二次電池 - Google Patents

アルカリ二次電池用活物質及びその製造方法、アルカリ二次電池用電極並びにアルカリ二次電池

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JPH0945323A
JPH0945323A JP7216762A JP21676295A JPH0945323A JP H0945323 A JPH0945323 A JP H0945323A JP 7216762 A JP7216762 A JP 7216762A JP 21676295 A JP21676295 A JP 21676295A JP H0945323 A JPH0945323 A JP H0945323A
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electrode
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nickel hydroxide
hydroxide
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JP7216762A
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Reizo Maeda
礼造 前田
Katsuhiko Niiyama
克彦 新山
Mutsumi Yano
睦 矢野
Mitsuzo Nogami
光造 野上
Koji Nishio
晃治 西尾
Toshihiko Saito
俊彦 齋藤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な量のオキシ水酸化コバルトが水酸化ニ
ッケルに添加されて電子伝導性に優れた正極活物質が得
られるようにし、またこの正極活物質を正極に用いて、
高容量でサイクル特性に優れたアルカリ二次電池が得ら
れるようにする。 【解決手段】 水酸化コバルトで表面が被覆された水酸
化ニッケルをアルカリ水溶液中で懸濁させて、これを電
気化学的に酸化させたアルカリ二次電池用活物質を正極
に使用してアルカリ二次電池を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルカリ二次電
池に使用される活物質とこの活物質の製造方法、またこ
の活物質を用いたアルカリ二次電池用電極、さらにはこ
のアルカリ二次電池用電極を正極に使用したアルカリ二
次電池に係り、特に、アルカリ二次電池における正極活
物質を得るにあたり、水酸化ニッケルの表面に導電性の
高いオキシ水酸化コバルトがうまく形成され、またこの
正極活物質を用いて寿命の長いアルカリ二次電池が得ら
れるようにする点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ニッケル−カドミウム二次電
池やニッケル−水素二次電池等のアルカリ二次電池にお
ける正極活物質としては、水酸化ニッケルNi(OH)
2 が一般に広く使用されていた。しかし、この水酸化ニ
ッケル自体は電子伝導性が低いため、正極に利用する場
合には、金属ニッケル粉末を焼結させた基体にこの水酸
化ニッケルを含浸させたり、この水酸化ニッケルに導電
剤を添加することが行なわれていた。
【0003】ここで、金属ニッケル粉末を焼結させた基
板に水酸化ニッケルを含浸させる場合、この焼結基板の
気孔率が低くて、十分な量の水酸化ニッケルを充填させ
ることができず、高エネルギーを得ることができないと
いう問題があり、このため、一般には発泡メタルや金属
フェルトに水酸化ニッケルと導電剤とを充填させて正極
として使用することが行なわれていた。
【0004】また、水酸化ニッケルに添加させる導電剤
の一つとして、従来より水酸化コバルトCo(OH)2
が使用されており、この水酸化コバルト自体の電子伝導
性は低いが、これを酸化させて得られるオキシ水酸化コ
バルトCoOOHの電子伝導性が高いため、この水酸化
コバルトをオキシ水酸化コバルトの状態に酸化して、こ
れを導電剤として添加させるようにしていた。
【0005】ここで、水酸化ニッケルに導電剤として水
酸化コバルトを酸化させたオキシ水酸化コバルトを添加
させるにあたり、従来においては、特開昭62−234
867号公報等に示されるように、水酸化ニッケル粉末
に水酸化コバルトを添加した電極を電池に組み込み、こ
の状態で充電を行なうことによって電気化学的に水酸化
コバルトを酸化させるようにしたり、特開平4−260
58号公報等に示されるように、水酸化ニッケルに水酸
化コバルトを添加し、この状態でこの水酸化コバルトを
酸化剤により酸化させるようにしたり、特開昭64−8
1170号公報に示されるように、水酸化ニッケルが充
填された極板をコバルト錯体を含むアルカリ溶液中で充
放電させて、オキシ水酸化コバルトを析出させる方法等
が行なわれていた。
【0006】しかし、上記のように水酸化ニッケル粉末
に水酸化コバルトを添加させた電極を電池に組み込んで
充電を行ない、これによって水酸化コバルトをオキシ水
酸化コバルトに酸化させると、この酸化に利用された容
量分だけ負極側における充電深度が高くなってしまい、
利用可能な負極における充放電容量が減少し、これによ
り二次電池としてのライフサイクルが短くなるという問
題があった。
【0007】また、水酸化ニッケルに添加した水酸化コ
バルトを酸化剤で酸化させるようにした場合、この酸化
剤が不純物として残留し、このように酸化剤が残留する
水酸化ニッケルを二次電池の電極に使用した場合、残留
する酸化物がこの電池内において溶け出して負極等を酸
化し、またこの酸化剤のイオンが二次電池の特性に悪影
響を及ぼすという問題があった。さらに、このように酸
化剤を用いるにあたっては、二価のコバルトを酸化させ
るが、二価のニッケルを酸化しない酸化剤を用いない
と、水酸化ニッケルまで酸化されてその結晶構造が破壊
されてしまい、これを二次電池における正極に使用した
場合、その充放電容量が減少して十分な量の充放電が行
なえなくなる等の問題があった。
【0008】また、水酸化ニッケルが充填された極板を
コバルト錯体を含むアルカリ溶液中で充放電させてオキ
シ水酸化コバルトを析出させる場合、水酸化ニッケルを
含浸させる基板に焼結基板を用いると、前記のようにこ
の焼結基板に十分な量の水酸化ニッケルを充填させるこ
とができず、高エネルギーを得ることができなくなると
いう問題があった。また、焼結基板に変えて発泡メタル
やパンチング板のような基板に用い、これに水酸化ニッ
ケルを高充填させた場合、コバルト化合物がこの電極内
部まで十分に浸透せずにその表面にだけ析出してまい、
水酸化ニッケル粒子を十分にオキシ水酸化コバルトによ
って被覆することができず、これにより十分な導電性が
付与されず、水酸化ニッケルの利用率が低下し、十分な
量の充放電が行なえなくなる等の問題があった。
【0009】さらに、アルカリ溶液に対するコバルト化
合物の溶解度が小さいため、電極にオキシ水酸化コバル
トを大量に添加させる場合、コバルト錯体を含むアルカ
リ液を大量に使用しなければならず、オキシ水酸化コバ
ルトを添加させた後に残るこのようなアルカリ溶液の廃
液処理が問題になった。
【0010】さらに、上記の極板を加圧せずに充放電す
ると、充放電の可逆性に乏しいγ−NiOOHが発生し
やすく、水酸化ニッケルの利用率が低下して、十分な充
放電が行なえなくなるという問題もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ニッケル
−カドミウム二次電池やニッケル−水素二次電池等のア
ルカリ二次電池における上記のような様々な問題を解決
することを課題とするものである。
【0012】すなわち、この発明においては、アルカリ
二次電池における正極の活物質として使用する水酸化ニ
ッケルの電子伝導性を高めるために、水酸化コバルトを
酸化させたオキシ水酸化コバルトを添加させるにあた
り、アルカリ二次電池の負極における充放電容量が減少
したり、電極に不純物が含まれたりするということがな
く、十分な量のオキシ水酸化コバルトが水酸化ニッケル
に添加されて電子伝導性に優れた活物質、電極が得ら
れ、高容量でサイクル特性に優れたアルカリ二次電池が
得られるようにすることを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、アルカリ二次電池用活
物質を得るにあたり、水酸化コバルトで表面が被覆され
た水酸化ニッケルをアルカリ水溶液中で懸濁させて、こ
れを電気化学的に酸化させるようにしたのである。
【0014】また、上記のように電気化学的に酸化させ
るにあたり、作用極の電位がHg/HgO電極基準で
0.5V以下になるようにしたのである。
【0015】そして、上記のようにして得たアルカリ二
次電池用活物質を発泡メタル等に充填させてアルカリ二
次電池用電極を得るようにし、さらにこの電極を正極に
使用してアルカリ二次電池を得るようにしたのである。
【0016】
【作用】この発明においては、アルカリ二次電池用活物
質を得るにあたり、上記のように水酸化コバルトで表面
が被覆された水酸化ニッケルをアルカリ水溶液中で懸濁
させて、これを電気化学的に酸化させるようにしたた
め、従来のように水酸化コバルトを添加した水酸化ニッ
ケルを電池の電極に組み込んだ状態で、充電を行なって
水酸化コバルトを酸化させる場合のように、酸化に利用
された容量分だけ負極における充電深度が高くなって、
負極における充放電容量が減少するということがない。
【0017】また、この発明においては、水酸化コバル
トを酸化させるのに酸化剤を用いないため、酸化剤が残
留して二次電池の特性に様々な悪影響を及ぼすというこ
とがなく、また水酸化コバルトの酸化時に水酸化ニッケ
ルまで酸化されてその結晶構造が破壊され、水酸化ニッ
ケルの利用率が低下するということもない。
【0018】また、水酸化コバルトで表面が被覆された
水酸化ニッケルをアルカリ溶液中に懸濁させた状態で電
気化学的に酸化させるため、水酸化ニッケルが充填され
た極板をコバルト錯体を含むアルカリ溶液中で酸化させ
る場合より、水酸化コバルトの酸化が十分に行えると共
に、アルカリ溶液が大量に発生してその処理が問題にな
るということもない。
【0019】さらに、上記のように電気化学的に酸化さ
せるにあたり、作用極の電位がHg/HgO電極基準で
0.5V以下になるようにすると、水酸化ニッケルが酸
化されないようにして水酸化コバルトだけをオキシ水酸
化コバルトに酸化させる制御も簡単に行なえるようにな
る。
【0020】また、上記のようにして得たアルカリ二次
電池用活物質を発泡メタル等に充填させてアルカリ二次
電池用電極を得るようにすると、オキシ水酸化コバルト
によって表面が十分に被覆された水酸化ニッケルが十分
に充填されるようになり、このアルカリ二次電池用電極
を正極に使用することにより、水酸化ニッケルの利用率
が高くて、高エネルギーのアルカリ二次電池が得られる
ようになる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例について具体的に説
明すると共に、比較例を挙げ、この実施例に示したアル
カリ二次電池における充放電容量が高く、サイクル特性
も優れていることを明らかにする。なお、この発明は、
以下の実施例に示したものに限定されず、この発明の要
旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができ
る。
【0022】(実施例1) [正極活物質の作製]まず、水100gに硫酸コバルト
CoSO4 を8.34g溶解させ、これに水酸化ニッケ
ル粉末を95g加えて懸濁させた。
【0023】次に、上記の懸濁液を撹拌しながら、この
懸濁液中に1mol/lのNaOH水溶液を滴下してp
Hが12のアルカリ性になるように調整し、懸濁された
水酸化ニッケルの表面に水酸化コバルトを析出させ、こ
のように表面に水酸化コバルトが析出された水酸化ニッ
ケルを濾過し乾燥させた。なお、上記の撹拌は1時間行
なった。
【0024】一方、多孔板で仕切られて2槽からなる電
解槽内に6mol/lの水酸化カリウム水溶液を入れ、
その一方の槽内に上記のように水酸化コバルトが析出さ
れた水酸化ニッケル粉末を加え、これを撹拌して懸濁さ
せた。
【0025】そして、このように水酸化コバルトが析出
された水酸化ニッケル粉末を水酸化カリウム水溶液中で
懸濁させた状態で電気化学的に酸化させるにあたり、H
g/HgO電極を基準にして作用極の電位を測定し、こ
の作用極の電位が0.3Vに達するまで300mAの定
電流を流し、作用極の電位が0.3Vに達すると、上記
の電流を調整し、作用極の電位を0.3Vに維持させて
8時間電解酸化を行ない、水酸化ニッケルの表面に析出
した水酸化コバルトをオキシ水酸化コバルトに酸化させ
た。
【0026】次に、このようにオキシ水酸化コバルトが
析出された水酸化ニッケルを濾過、水洗し、乾燥させ
て、正極活物質として使用する水酸化ニッケルの粉末を
得た。なお、このようにオキシ水酸化コバルトが表面に
析出された水酸化ニッケルにおいては、水酸化ニッケル
Ni(OH)2 とオキシ水酸化コバルトCoOOHの重
量比がNi(OH)2 :CoOOH=95:5になって
いた。
【0027】[正極の作製]正極を作製するにあたって
は、メチルセルロースを1重量%含有する水溶液20重
量部に上記の活物質を80重量部加え、これを混練して
ペーストにし、このペーストをニッケルの発泡メタル
(多孔度95%)からなる多孔体に充填し、これを乾燥
させて成型し、非焼結式ニッケル電極からなる正極を作
製した。なお、このニッケル電極は幅40mm,長さ7
0mm,厚み0.6mmであり、このニッケル電極1枚
当たりに含まれる上記の活物質の重量は4gであった。
【0028】[負極の作製]負極を作製するにあたって
は、Mm(メッシュメタル)Ni3.2 CoAl0.2Mn
0.6 の組成からなる水素吸蔵合金に0.5重量%のポリ
エチレンオキサイドを加え、さらにこれに水を加えてそ
の粘度を調整し、30000Pa・Sのペーストを得
た。なお、上記の粘度の測定には、東京計器社製B型粘
度計B8U型を用い、スピンドルT−Bによる回転速度
20rpmで測定した。
【0029】次に、上記のようにして得たペーストを容
器に入れ、鉄にニッケルメッキしたパンチングメタルを
この容器内に入れて引上げ、このパンチングメタルから
なる芯体に上記のペーストを塗布し、これを乾燥させて
成型し、水素吸蔵合金電極からなる負極を作製した。
【0030】[電池の作製]次に、この実施例の二次電
池を作製するにあたっては、図1に示すように、上記の
ようにして得た正極1と負極2の間にナイロン不織布で
構成されたセパレータ3を介在させて渦巻き状に巻いた
ものを電池缶4内に挿入し、この電池缶4内に30重量
%KOHのアルカリ電解液を2.4g注液した後、この
電池缶4を封口して、正極1が正極リード5を介して正
極外部端子6に接続される一方、負極2が負極リード7
を介して電池缶4に接続された円筒状の密閉型ニッケル
−水素二次電池を作製した。
【0031】(比較例1)この比較例1においては、正
極活物質を作製するにあたり、上記実施例1の場合と同
様にして、水酸化ニッケルの表面に水酸化コバルトを析
出させるようにしたが、この水酸化ニッケルの表面にお
ける水酸化コバルトを酸化する工程は行なわないように
し、それ以外については、上記実施例1の場合と同様に
して密閉型ニッケル−水素二次電池を作製した。
【0032】そして、この比較例1の二次電池において
は、最初の充電によって水酸化ニッケル粉末の表面に析
出された水酸化コバルトをオキシ水酸化コバルトに酸化
させるようにした。なお、これは前記の特開昭62−2
34867号公報に示された技術に類似するものであ
る。
【0033】(比較例2)この比較例2においては、正
極活物質を作製するにあたり、水酸化ニッケル粉末の表
面に水酸化コバルトを析出させることなく、水酸化ニッ
ケル粉末をそのまま正極活物質として用いるようにし、
それ以外については、上記実施例1の場合と同様にして
密閉型ニッケル−水素二次電池を作製した。
【0034】(比較例3)この比較例3においては、正
極活物質を作製するにあたり、上記実施例1の場合と同
様にして、水酸化ニッケルの表面に水酸化コバルトを析
出させた後、この水酸化ニッケルの表面に析出された水
酸化コバルトを酸化させるにあたり、酸化剤として過硫
酸カリウムK228 を用い、この過硫酸カリウムを
水酸化コバルトのモル数以上で酸素ガスが発生するまで
加えて、上記の水酸化コバルトをオキシ水酸化コバルト
に酸化させた。
【0035】そして、これ以外については、上記実施例
1の場合と同様にして密閉型ニッケル−水素二次電池を
作製した。なお、これは前記の特開平4−26058号
公報に示された技術に類似するものである。
【0036】(比較例4)この比較例4においては、正
極を作製するにあたり、メチルセルロースを1重量%含
有する水溶液20重量部に水酸化ニッケル粉末を80重
量部加えて、これらを混練してペーストにし、このペー
ストをニッケルの発泡メタル(多孔度95%)からなる
多孔体に充填し、これを乾燥させて成型し、非焼結式ニ
ッケル電極を作製した。一方、β型水酸化コバルトを窒
素気流中において450℃で1時間加熱して得た酸化コ
バルトを苛性カリ水溶液(比重1.23)に1g/lの
割合で加え、これを撹拌して放置した後、その上澄み液
を得た。
【0037】そして、上記の非焼結式ニッケル電極をこ
の上澄み液800ml中に浸漬させて、1150mAで
理論容量の2倍の充電を行なった後、1150mAで放
電を行ない、最終電圧がHg/HgO電極基準で0.3
Vになるまで放電した後、これを水洗し乾燥させて正極
を作製した。
【0038】そして、上記の正極以外については、上記
実施例1の場合と同様にして密閉型ニッケル−水素二次
電池を作製した。なお、これは前記の特開昭64−81
170号公報に示された技術に類似するものである。
【0039】[二次電池における放電容量及びサイクル
特性の比較]次に、上記のようにして作製した実施例1
及び比較例1〜4の各ニッケル−水素二次電池に対して
下記の条件で充放電を繰り返して行ない、各二次電池に
おけるサイクル数と放電容量の関係を調べ、その結果を
図2に示した。なお、上記の各二次電池を充電するにあ
たっては、1Aで1.2時間かけて充電を行ない、また
放電にあたっては、1Aで最終電圧が1Vになるまで放
電させるようにした。
【0040】この結果、初期の放電容量については、実
施例1及び比較例1の二次電池が、他の比較例2〜4の
二次電池に比べて放電容量が高くなっていた。
【0041】これは、実施例1及び比較例1の二次電池
の場合、正極活物質である水酸化ニッケルの表面に十分
にオキシ水酸化コバルトが形成されてその導電性が高ま
り、水酸化ニッケルの利用率が向上したことによると考
えられる。
【0042】一方、比較例2の二次電池においては、正
極活物質である水酸化ニッケルにコバルト化合物が添加
されていないため、水酸化ニッケルの利用率が低くて放
電容量が著しく低い値になっていた。
【0043】また、比較例3の二次電池においては、過
硫酸カリウムによる酸化によって一部の水酸化ニッケル
の結晶構造が破壊され、これにより水酸化ニッケルの利
用率が低下して放電容量が低くなったと考えられる。
【0044】また、比較例4の二次電池においては、正
極に用いた非焼結式ニッケル電極の表面部分においては
水酸化ニッケルがオキシ水酸化コバルトで被覆される
が、この電極の内部まで十分にコバルト化合物が浸透せ
ず、電極の内部における水酸化ニッケルがオキシ水酸化
コバルトで十分に被覆されないで利用率の低い状態で残
存し、これによって放電容量が低くなったものと考えら
れる。
【0045】次に、実施例1及び比較例1〜3の各二次
電池におけるサイクル特性(寿命)と比較すると、実施
例1の二次電池は比較例1〜3の各二次電池に比べて、
充放電のサイクル数が増加しても放電容量の減少が少な
く、その寿命が長くなっていた。
【0046】この理由を考察すると、比較例2の二次電
池においては、正極における水酸化ニッケルにコバルト
化合物が添加されていないため、その電子伝導性が低
く、可逆性の低いγ−NiOOHが発生し、これにより
放電容量が速い時期に減少して短寿命になったと考えら
れる。
【0047】また、比較例3の二次電池においては、酸
化剤として使用した過硫酸カリウムが残留し、これによ
って水酸化ニッケルの結晶構造が破壊され、また硫酸イ
オンや過硫酸イオンにより負極等も酸化されて放電容量
が低下し、短寿命になったと考えられる。
【0048】次に、比較例1の二次電池が実施例1の二
次電池より速いサイクル数で放電容量が減少する原因を
明らかにするため、上記実施例1及び比較例1の各二次
電池に対して充放電を1度行なった後、これらの二次電
池をそれぞれ分解し、各二次電池における正極及び負極
にそれぞれリード線を取り付け、これらを30重量%水
酸化カリウム水溶液中に浸漬させて、Hg/HgO電極
に対する最終電圧が0Vになるまで1Aで放電させ、各
電極における放電残容量を測定し、その結果を下記の表
1に示した。
【0049】
【表1】
【0050】この結果、比較例1の二次電池は、実施例
1の二次電池に比べて負極における残容量が大きくなっ
ていた。これは、比較例1の二次電池の場合、前記のよ
うに1サイクル目の充電によって、水酸化ニッケルの表
面に析出した水酸化コバルトを酸化させてオキシ水酸化
コバルトにするため、この酸化に利用された容量分だけ
初期より負極における残容量が多くなったと考えられ
る。
【0051】そして、このように比較例1の二次電池に
おいては、水酸化コバルトを酸化するのに利用された容
量分だけ充電深度が高くなって、初期より負極における
余剰容量部分(未充電分)の容量が減少し、負極に用い
た水素吸蔵合金が充放電による酸化等によって劣化した
場合に、この未充電分が実施例1のものより早く消費さ
れて、放電容量が実施例1のものより速い時期に減少
し、短寿命になったと考えられる。
【0052】すなわち、実施例1の二次電池において
は、図3に示すように、負極における初期の残容量が少
ないのに対して、比較例1の二次電池においては、図4
に示すように、負極における初期の残容量が高くなって
負極における未充電分の容量が減少していた。そして、
充放電を繰り返して行なった結果、負極に用いた水素吸
蔵合金が酸化等により次第に劣化し、負極において充放
電に利用されない劣化分が増加すると、比較例1の二次
電池においては、300サイクルの充放電によって負極
における未充電分に対応する部分が全て負極の劣化分と
して消費されてしまい、その後の充放電により次第に放
電容量が低下し、その寿命が上記実施例1の二次電池に
比べて短くなったと考えられる。
【0053】[電解条件を変更した実験例1〜6]次
に、表面に水酸化コバルトが析出された水酸化ニッケル
粉末を水酸化カリウム水溶液中で懸濁させた状態で電気
化学的に酸化させるにあたり、作用極に作用させる電位
だけを上記実施例1の場合と変更させた実験を行ない、
それ以外については上記実施例1と同様にして実験例1
〜6の密閉型ニッケル−水素二次電池を作製した。
【0054】ここで、実験例1のものにおいては、Hg
/HgO電極を基準にした作用極の電位が0.1Vに達
するまで300mAの定電流を流し、作用極の電位が
0.1Vに達すると、上記の電流を調整して作用極の電
位が0.1Vで維持されるようにして8時間電解酸化を
行なった。
【0055】また、実験例2のものにおいては、Hg/
HgO電極を基準にした作用極の電位が0.2Vに達す
るまで300mAの定電流を流し、作用極の電位が0.
2Vに達すると、上記の電流を調整して作用極の電位が
0.2Vで維持されるようにして8時間電解酸化を行な
った。
【0056】また、実験例3のものにおいては、Hg/
HgO電極を基準にした作用極の電位が0.4Vに達す
るまで300mAの定電流を流し、作用極の電位が0.
4Vに達すると、上記の電流を調整して作用極の電位が
0.4Vで維持されるようにして8時間電解酸化を行な
った。
【0057】また、実験例4のものにおいては、Hg/
HgO電極を基準にした作用極の電位が0.5Vに達す
るまで300mAの定電流を流し、作用極の電位が0.
5Vに達すると、上記の電流を調整して作用極の電位が
0.5Vで維持されるようにして8時間電解酸化を行な
った。
【0058】また、実験例5のものにおいては、Hg/
HgO電極を基準にした作用極の電位が0.6Vに達す
るまで300mAの定電流を流し、作用極の電位が0.
6Vに達すると、上記の電流を調整して作用極の電位が
0.6Vで維持されるようにして8時間電解酸化を行な
った。
【0059】また、実験例6のものにおいては、Hg/
HgO電極を基準にした作用極の電位が0.7Vに達す
るまで300mAの定電流を流し、作用極の電位が0.
7Vに達すると、上記の電流を調整して作用極の電位が
0.7Vで維持されるようにして8時間電解酸化を行な
った。
【0060】次に、上記のようにして作製した実験例1
〜6の各二次電池に対して上記実施例1の場合と同様
に、1Aで1.2時間かけて充電を行なう一方、1Aで
最終電圧が1Vになるまで放電させ、このような充放電
を繰り返して行ない、実験例1〜6の各二次電池におけ
るサイクル数と放電容量の関係を調べ、その結果を図5
に示した。
【0061】この結果、表面に水酸化コバルトが析出さ
れた水酸化ニッケル粉末を水酸化カリウム水溶液中で懸
濁させた状態で電気化学的に酸化するにあたり、作用極
の電位がHg/HgO電極基準で0.5V以下になるよ
うにした実験例1〜4の各二次電池においては、何れも
放電容量が高くなっており、またサイクル特性について
は、作用極の電位が0.1Vと低い実験例1の二次電池
が実験例2〜4の二次電池に比べて若干が低下していた
が、この実験例1のものにおいても、前記比較例1の電
池に比べると長寿命であった。これに対して、作用極の
電位を0.5Vより高くした実験例5,6の各二次電池
においては、初期における放電容量が実験例1〜4の各
二次電池に比べて低くなっていると共に、サイクル特性
も低下していた。
【0062】これは、上記実験例5,6のように作用極
の電位を高くして電解酸化を行なうと、水酸化コバルト
だけではなく、水酸化ニッケルの一部も酸化されて図6
に示すように、正極に充放電に利用されない分が発生
し、また、その一部は結晶構造が破壊されており、これ
により正極における充電容量が低くなり、これに伴って
放電容量も低下したためであると考えられる。
【0063】また、このように正極における充電容量が
低くなると、放電が負極規制となって放電に負担がかか
り、このような放電によって負極における水素吸蔵合金
が早く劣化し、これによりサイクル特性も低下したもの
と考えられる。さらに、上記実験例5,6のように作用
極の電位を高くして電解酸化を行なうと、電解時に副反
応として酸素ガスが発生し、その反応の制御が上手く行
なえなくなり、エネルギー的にも無駄になるという問題
があった。
【0064】この結果、水酸化コバルトが表面に析出さ
れた水酸化ニッケルをアルカリ懸濁液中において酸化さ
せる場合には、電解時における作用極の電位をHg/H
gO電極基準で0.5V以下にすることが好ましかっ
た。但し、作用極の電位を0.5Vより高くした場合に
おいても、電解時間等を制御して水酸化ニッケルの酸化
を抑制することによって、放電容量やサイクル特性に優
れた二次電池を得ることは可能である。
【0065】なお、上記の実施例や実験例においては、
正極に水酸化ニッケルの表面をオキシ水酸化コバルトで
被覆した活物質だけを用いたものを示しただけである
が、この二次電池の特性をさらに向上させるため、例え
ば、上記の活物質と共に正極に酸素過電圧を高めるZ
n,Cd,Co,Ca等の添加剤を加えることも可能で
ある。
【0066】また、上記の実施例や実験例においては、
負極に水素吸蔵合金を用いたニッケル−水素二次電池か
らなるアルカリ二次電池の例を示しただけであるが、負
極に使用する材料は特にこれに限定されず、アルカリ二
次電池に一般に使用される負極材料であればどのような
ものであっても良く、例えば、亜鉛,カドミウム等の電
極を用いることも可能であり、また電池の形状も上記の
ような円筒状のものに限定されない。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明において
は、水酸化コバルトで表面が被覆された水酸化ニッケル
をアルカリ溶液中に懸濁させた状態で電気化学的に酸化
させるようにしたため、水酸化ニッケル粒子の表面に均
一に電子伝導性の高いオキシ水酸化コバルトが形成さ
れ、これをアルカリ二次電池における正極活物質として
使用すると、高容量でかつ長寿命のアルカリ二次電池が
得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例及び比較例における二次電池
の内部構造を示した断面説明図である。
【図2】実施例1及び比較例1〜4の各二次電池におけ
るサイクル特性を示した図である。
【図3】実施例1の二次電池において、電極容量が充放
電によって変化する状態を示した図である。
【図4】比較例1の二次電池において、電極容量が充放
電によって変化する状態を示した図である。
【図5】実施例1の二次電池と電解酸化させる条件だけ
を変更させた実験例1〜6の各二次電池におけるサイク
ル特性を示した図である。
【図6】実験例5,6の二次電池における電極容量の状
態を示した図である。
【符号の説明】
1 正極 2 負極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野上 光造 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西尾 晃治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 齋藤 俊彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸化コバルトで表面が被覆された水酸
    化ニッケルがアルカリ水溶液中で懸濁されて電気化学的
    に酸化されてなることを特徴とするアルカリ二次電池用
    活物質。
  2. 【請求項2】 水酸化コバルトで表面が被覆された水酸
    化ニッケルをアルカリ水溶液中に懸濁させて、これを電
    気化学的に酸化させたことを特徴とするアルカリ二次電
    池用活物質の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したアルカリ二次電池用
    活物質の製造方法において、電気化学的に酸化させるに
    あたり、作用極の電位がHg/HgO電極基準で0.5
    V以下になるようにしたことを特徴とするアルカリ二次
    電池用活物質の製造方法。
  4. 【請求項4】 水酸化コバルトで表面が被覆された水酸
    化ニッケルがアルカリ水溶液中で懸濁されて電気化学的
    に酸化された活物質を含有することを特徴とするアルカ
    リ二次電池用電極。
  5. 【請求項5】 水酸化コバルトで表面が被覆された水酸
    化ニッケルがアルカリ水溶液中で懸濁されて電気化学的
    に酸化された活物質を含有する電極を正極に使用したこ
    とを特徴とするアルカリ二次電池。
JP7216762A 1995-08-01 1995-08-01 アルカリ二次電池用活物質及びその製造方法、アルカリ二次電池用電極並びにアルカリ二次電池 Pending JPH0945323A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999013131A1 (en) * 1997-09-05 1999-03-18 Duracell Inc. Electrochemical synthesis of cobalt oxyhydroxide
EP0889535A3 (en) * 1997-07-04 1999-12-29 Sanyo Electric Co. Ltd Nickel hydroxide active material for use in alkaline storage cell and manufacturing method of the same
US6620549B2 (en) 1998-06-16 2003-09-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Alkaline storage battery

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999013131A1 (en) * 1997-09-05 1999-03-18 Duracell Inc. Electrochemical synthesis of cobalt oxyhydroxide
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