JPH0944984A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH0944984A
JPH0944984A JP20937395A JP20937395A JPH0944984A JP H0944984 A JPH0944984 A JP H0944984A JP 20937395 A JP20937395 A JP 20937395A JP 20937395 A JP20937395 A JP 20937395A JP H0944984 A JPH0944984 A JP H0944984A
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JP
Japan
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disc
type
display
controller
disk
Prior art date
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Withdrawn
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JP20937395A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kuroiwa
仁 黒岩
Kimihisa Komurasaki
公久 小紫
Takaharu Fujii
崇玄 藤井
Tomoaki Nitsuta
朋晃 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク再生装置において操作性の向上及び
ディスク種別などの状態確認の容易性を実現し、車載用
として運転安全性を阻害しないようにする。 【解決手段】 複数種類のディスクに対して再生動作を
行なうことができるディスク再生装置において、再生さ
れるディスクの種別を判別し、ディスク判別結果に応じ
て操作が無効とされる操作子を設定する。またディスク
判別結果に応じて、接続されたモニタ装置上で、ディス
クの種別を表示させる。特に種別に応じた色分け表示を
行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD(コン
パクトディスク)方式のディスクのように各種のディス
クが存在するディスクメディアスに対する再生装置に関
し、特に車載用として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般にカーステレオシステムとして知ら
れているように各種の車載用のオーディオ装置が普及し
ている。また近年では単にオーディオのみではなく、ビ
デオ機器やナビゲーション機器を組み合わせた多様な車
載用システムが実施されている。
【0003】例えばオーディオ機器としてはFM/AM
チューナ、カセットデッキ、CDプレーヤ、MD(ミニ
ディスク)プレーヤなどが車載用として提供されるとと
もに、ビデオ機器としてVTR装置、テレビジョンチー
ナ、及びモニタ装置なども提供されている。またモニタ
装置としては液晶ディスプレイやCRTモニタなどとし
て形成されるが、これらはナビゲーションシステムを搭
載した際に、地図情報の表示等にも用いられる。このよ
うな各種の機器がシステムとして構築され、車内で多様
な使用方法が可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CD方式の
ディスクとしては、音楽再生用のCD(以下、CD−D
Aという)や、音楽データとともに静止画像データを記
録したCD−G、さらに音楽データや動画データを記録
したビデオCDなどがある。またナビゲーションシステ
ムの地図情報記録媒体などに用いられるCD−ROM
も、その一種である。
【0005】車載用のCDプレーヤとしてもこのような
多様な種別のディスクに対応して再生可能とされてお
り、ユーザーは各種ディスクを楽しめるようになってい
る。ところが、車載用の装置としては運転者が、その操
作に気を使ったり動作確認のために運転がおろそかにな
ってしまうこと極力避けるようにしなければならない。
【0006】例えば各種のCD方式のディスクが再生可
能である場合は、ユーザー(運転者など)は、装填され
ているディスクの種別を確認し、それに応じた操作を行
なうことが必要になるため、その分安全性が低下してし
まうおそれがある。このため、特に多種類のディスクが
再生可能な車載用の再生装置において、操作の簡易化や
ディスク種別や動作状態の確認を容易なものとするとが
強く求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、ディスク再生装置において操作性の向上及
びディスク種別などの状態確認の容易性を実現すること
を目的とする。
【0008】このため複数種類のディスクに対して再生
動作を行なうことができるディスク再生装置において、
再生されるディスクの種別を判別する種別判別手段と、
ディスク判別結果に応じて、操作が無効とされる操作子
を設定することのできる操作入力制御手段とを設けるよ
うにする。また操作が無効と設定された操作子が操作さ
れた際には、警告音を出力させることのできる警告音発
生手段を備える。このようにすることで、ディスクに応
じた必要な操作子のみをユーザーの操作に供することが
でき、無用な操作によりユーザーの状態認識が混乱した
りすることはなくなる。
【0009】また再生されるディスクの種別を判別する
種別判別手段と、ディスク判別結果に応じて、接続され
たモニタ装置上で、ディスクの種別を表示させることの
できる表示制御手段を備えるようにする。さらに当該デ
ィスク再生装置とシステム接続されたオーディオ機器か
らの出力信号のソースを判別するソース判別手段を備
え、表示制御手段は、接続されたモニタ装置上で、オー
ディオ機器からの出力信号のソース情報を表示させるこ
とができるように構成する。また表示制御手段は、接続
されたモニタ装置上でディスクの種別を表示させる際
に、種別に応じてそれぞれ所定の色でディスク種別情報
を表示させることができるようにする。
【0010】このようにディスク判別結果、つまりディ
スク種別をモニタ表示することでユーザーはディスク確
認に手間取ることはなくなり、これも操作性の向上に寄
与できる。特にディスク種別表示にそれぞれ種別毎に異
なる色を用いることで、確認の容易性は格段に向上す
る。また他の機器の使用状態も表示することで、システ
ム動作の確認も容易となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態として
車載用のCDチェンジャーユニットに本発明を適用した
例を説明する。説明は次の順序で行なう。 1.車載用システムの構成 2.チューナ/テーププレーヤモード時の処理 3.TOC及びサブコード 4.カスタムファイル 5.ディスクタイプ判別処理 6.再生時の処理 7.無効キーの設定 8.チェンジャー内ディスクの連続再生時の処理 9.各種変形例
【0012】1.車載用システムの構成 図1は車載用システムの要部のブロック図である。この
車載用システムは主に、ナビゲーションユニット1、オ
ーディオアンプユニット2、及びCDチャンジャーユニ
ット3から構成される。オーディオアンプユニット2に
はスピーカ部5が接続され、音楽/音声の出力が行なわ
れる。またCDチャンジャーユニット3からは映像出力
も行なわれ、接続されたモニタ装置6により再生映像や
ナビゲーション映像が表示される。モニタ装置6は例え
ば液晶ディスプレイなどにより形成される。
【0013】ナビゲーションユニット1によるナビゲー
ション動作のためにはユーザーは操作部7から各種操作
を行なうことになる。またナビゲーションユニット1に
は例えば赤外線の受光部12が設けられ、赤外線方式の
リモートコマンダー4からの操作情報が入力できるよう
にされている。またナビゲーションユニット1にはGP
S(グローバルポジショニングシステム)受信機8が接
続されており、現在位置の緯度/経度や現在の速度情報
などが供給される。
【0014】ナビゲーション1にはマイクロコンピュー
タによるナビゲーションコントローラ11が搭載されて
いる。そしてGPS受信機8からの情報や、操作部7も
しくは受光部12からの操作情報がナビゲーションコン
トローラ11に供給される。ナビゲーションコントロー
ラ11はナビゲーション動作のための各種制御を行なう
ことになり、CDチャンジャーユニット3においてナビ
ゲーション用のCD−ROMを再生させて地図情報を
得、モニタ装置6に表示させたり、またその地図映像上
に現在位置情報を表示させたりする制御を行なうことに
なる。さらに、ユーザーの設定などに応じて進むべき道
順の表示を実行させる。
【0015】これらの制御のために、ナビゲーションコ
ントローラ11はCDチャンジャーユニット3における
コントローラ31と通信ライン10により接続されてお
り、ナビゲーションコントローラ11はコントローラ3
1に対して各種動作要求を行なうことができる。
【0016】オーディオアンプユニット2には、マイク
ロコンピュータによるオーディオコントローラ21が搭
載されている。またオーディオ関係の操作のために各種
の操作キー23が設けられ、ユーザーは操作キー23の
操作によりいわゆるカーステレオとしての各種操作を行
なうことができる。また赤外線の受光部22が設けら
れ、リモートコマンダー4からの操作も入力できるよう
にされている。操作キー23又は受光部22からの操作
情報はオーディオコントローラ21に供給される。オー
ディオコントローラ21は供給された操作情報と内部R
OMに保持するプログラムに応じて所要の動作制御を行
なう。
【0017】さらにオーディオコントローラ21はCD
チャンジャーユニット3におけるコントローラ31と通
信ライン10で接続されており、各種制御信号やステー
タス情報のやりとりが可能とされている。また、操作キ
ー23又は受光部22からの操作情報は、オーディオコ
ントローラ21に入力されるだけでなく、そのまま通信
ライン10にもスルー出力されることで、CDチャンジ
ャーユニット3のコントローラ31にも操作情報が供給
される。
【0018】オーディオアンプユニット2内には、オー
ディオソースとなる部位としてチューナ部24及びテー
ププレーヤ部26が搭載されている。チューナ部24
は、オーディオコントローラ21の制御により受信周波
数が設定され、アンテナ25からの受信信号から所定の
放送局のラジオ放送音声を復調する。復調された放送音
声信号ATUはセレクタ/アンプ部27に供給される。ま
たテーププレーヤ部26はオーディオコントローラ21
の制御に基づいて、装填されたカセットテープの再生動
作を実行し、再生された音声信号ATPはセレクタ/アン
プ部27に供給される。
【0019】セレクタ/アンプ部27は、いわゆるソー
スセレクタとしての機能部位と、増幅部としての機能部
位を有する。そしてオーディオコントローラ21の制御
に基づいて音声信号のソースを選択し、増幅してスピー
カ部5に供給する。例えばユーザーが操作部23からラ
ジオ受信のための操作を行なった場合は、オーディオコ
ントローラ21はチューナ部24において指定された周
波数の受信復調動作を実行させるとともに、セレクタ/
アンプ部27にチューナファンクションを選択させる。
すると、スピーカ5からラジオ受信音声が出力される。
またユーザーが操作部23からカセットテープ再生のた
めの操作を行なった場合は、オーディオコントローラ2
1はテーププレーヤ部26において再生動作を実行させ
るとともに、セレクタ/アンプ部27にテーププレーヤ
ファンクションを選択させる。すると、スピーカ5から
カセットテープの再生音声が出力される。
【0020】なお、セレクタ/アンプ部27には後述す
るCDチャンジャーユニット3からのCD再生音声ACD
も入力される。CDチャンジャーユニット3によるオー
ディオ再生時にはオーディオコントローラ21はセレク
タ/アンプ部27にCDファンクションを選択させ、ス
ピーカ部5からCD再生音声を出力させることになる。
【0021】CDチャンジャーユニット3におけるコン
トローラ31はマイクロコンピュータにより形成されて
おり、CDチャンジャーユニット3の各部の制御を行な
うほか、上述のように通信ライン10によりナビゲーシ
ョンコントローラ11及びオーディオコントローラ21
と接続されており、制御情報のやり取りなどによりナビ
ゲーションユニット1、オーディオアンプユニット2と
の連係動作制御を行なうことが可能とされている。
【0022】CDチャンジャーユニット3は各種CD方
式のディスクを複数収納し、選択的に再生を行なうこと
ができるユニットとされている。CDドライバ34は、
いわゆるマルチCDプレーヤとして構成される。このC
Dドライバ34には光学ヘッド、サーボ回路、RFアン
プ、ディスクドライブ機構等が設けられローディングさ
れたディスクに対しての再生動作が可能とされている。
またディスクマガジン35には多数のディスクが収納さ
れており、コントローラ31の制御に基づいて1枚のデ
ィスクを選択し、CDドライバ34にローディングす
る。このため、ディスクマガジン35にはディスク収納
部やディスクのローディング、アンローディングのため
の搬送機構が設けられている。
【0023】CDドライバ34はCD方式のディスクに
対応した再生機構とされており、従ってユーザーはディ
スクマガジン35に各種のCD方式のディスクを収納さ
せておけば、用途に応じて必要なディスクの再生を実行
させることができる。再生可能なディスクとしては、C
D−DA、CD−G、ビデオCD、CD−I、CD−R
OM、ナビゲーション用CD−ROM(ナビゲーション
研究会統一規格ディスク;以下、規格ディスクという)
などがある。
【0024】コントローラ31がCDドライバ34に再
生動作を実行させることにより、ディスクからの再生信
号が出力され、EFMデコーダ36に入力される。EF
Mデコーダ36はEFM復調、CIRCデコード、デイ
ンターリーブなどの処理を行なう。またディスクからの
再生信号に含まれるTOC/サブコード情報を抽出し、
コントローラ31に供給する。
【0025】再生されるディスクがCD−DA、もしく
はCD−Gである場合は、EFMデコーダ36の出力は
そのまま16ビット量子化、44.1KHz サンプリングの形
態のデジタルオーディオ信号となり、スイッチ41のT
a端子に供給される。このように再生されるディスクが
CD−DAもしくはCD−Gの場合は、コントローラ3
1はスイッチ41をTa端子に接続させており、従って
EFMデコーダ36からのデジタルオーディオ信号はD
/A変換器42に供給され、アナログ音声信号とされて
オーディオアンプユニット2のセレクタ/アンプ部27
に供給される。そしてスピーカ5から再生音声が出力さ
れることになる。
【0026】また、CD−Gの場合は、サブコード情報
を用いて静止画が記録されている。このためサブコード
情報はCD−Gデコーダ37に供給され、静止画像信号
がデコードされる。デコードされた静止画像信号はOS
D(オンスクリーンディスプレイ)処理部39によって
必要なOSDキャラクタ画像が重畳された後、映像処理
部40で例えばNTSC方式のコンポジットビデオ信号
形態とされ、モニタ装置6に供給されて表示出力され
る。
【0027】MPEGデコーダ部38には、CD−RO
Mデコーダ、MPEGオーディオデコーダ部、MPEG
ビデオデコーダ部が搭載されている。再生されるディス
クがCD−ROM、規格ディスク、CD−I、ビデオC
Dである場合は、EFMデコーダ36の出力はまずMP
EGデコーダ部38におけるCD−ROMデコーダでデ
コード処理される。
【0028】CD−ROM、規格ディスク、CD−Iの
場合はCD−ROMデコードされることにより再生情報
が得られる。そして再生情報のうちに音声情報がある場
合は、その音声情報(デジタルオーディオ信号)はスイ
ッチ41のTb端子に供給される。この場合、コントロ
ーラ31はスイッチ41をTb端子に接続させており、
従ってCD−ROMデコードによって得られたデジタル
オーディオ信号はD/A変換器42に供給され、アナロ
グ音声信号とされてオーディオアンプユニット2のセレ
クタ/アンプ部27に供給される。そしてスピーカ5か
ら再生音声が出力されることになる。
【0029】またCD−ROMデコードによって得られ
た映像信号は、OSD処理部39によって必要なOSD
キャラクタ画像が重畳された後、映像処理部40で例え
ばNTSC方式のコンポジットビデオ信号形態とされ、
モニタ装置6に供給されて表示出力される。
【0030】再生されるディスクがビデオCDであった
場合は、音声/映像がいわゆるMPEG方式でデータ圧
縮されて記録されているものであるため、MPEGデコ
ーダ部38においては、CD−ROMデコードされたデ
ータに対してMPEGオーディオデコーダ部、MPEG
ビデオデコーダ部でデコード処理が行なわれることで、
映像信号及び音声信号が得られることになる。この場合
も音声信号はスイッチ41、D/A変換器42を介して
セレクタ/アンプ部27に供給され、スピーカ5から出
力される。また映像信号はOSD処理部39によって必
要なOSDキャラクタ画像が重畳された後、映像処理部
40で例えばNTSC方式のコンポジットビデオ信号形
態とされ、モニタ装置6に供給されて表示出力されるこ
とになる。
【0031】コントローラ31は主に、これらの各種デ
ィスクの再生動作を制御することになる。RAM32は
装填されたディスクに対しての固有の識別情報(カスタ
ムファイルとして後述する)を記憶するメモリとされ
る。またアラーム発生部33が設けられ、コントローラ
31の制御により、電子音などのアラーム音声を出力で
きるようにされている。なお、アラーム発生部33はC
Dチャンジャーユニット3内に示したが、オーディオア
ンプユニット2内に設けられてもよい。また、アラーム
音となる音声信号をスピーカ部5へ供給する音声信号と
して発生させ、スピーカ部5から出力させるようにする
こともできる。
【0032】2.チューナ/テーププレーヤモード時の
処理 以上のように構成される車載用システムにおいて、オー
ディオアンプユニット2でチューナファンクション又は
テーププレーヤファンクションが選択されている場合の
コントローラ31の処理について説明する。
【0033】図1の構成から理解されるように、コント
ローラ31はOSD処理部39を制御することで、モニ
タ装置6において、ディスク再生映像だけでなく各種キ
ャラクタ映像を表示させることができる。そこでこの実
施の形態としての車載用システムでは、モニタ装置6を
用いて、オーディオアンプユニット2の動作状況につい
てもユーザーに対して明確に提示できるようにしてい
る。
【0034】このためのコントローラ31の処理を図2
に示す。コントローラ31は逐次オーディオコントロー
ラ21との間でステイタス情報の送受信をしており、オ
ーディオコントローラ21による動作制御状況を確認し
ている(F101)。そして、オーディオコントローラ21が
チューナモードで動作し、セレクタ/アンプ部27をチ
ューナファンクションに設定している期間は処理をステ
ップF102からF103に進める。
【0035】そしてOSD処理部39に対して、チュー
ナモードであることを示すキャラクタ画像表示を実行さ
せ、モニタ装置6においてユーザーに対してチューナモ
ードであることを提示するようにしている。なお、この
場合に、単にチューナモードの表示だけでなく、受信周
波数や放送局名などのOSD表示を行なわせるようにす
ることも可能である。
【0036】一方、オーディオコントローラ21がテー
ププレーヤモードで動作し、セレクタ/アンプ部27を
テーププレーヤファンクションに設定している期間は処
理をステップF104からF105に進める。そしてOSD処理
部39に対して、テーププレーヤモードであることを示
すキャラクタ画像表示を実行させ、モニタ装置6におい
てユーザーに対してテーププレーヤモードであることを
提示するようにしている。なお、この場合にも、単にテ
ーププレーヤモードの表示だけでなく、テープカウンタ
の表示やテープ走行動作状況(例えば再生/早送り/巻
戻などの動作状況)をOSD表示するようにしてもよ
い。
【0037】ところで、オーディオコントローラ21が
CDモードで動作している場合、つまりセレクタ/アン
プ部27がCDファンクションに設定されている場合に
ついてのOSD表示制御については図2に示していない
が、この場合は再生されるディスクの種別に応じて所要
の表示制御を行なうことになる。この動作については後
に詳述する。
【0038】なお、この図1の構成例では、オーディオ
アンプユニット2にはオーディオソースとしてチューナ
部24とテーププレーヤ部26が搭載されているのみで
あるが、実際にはミニディスクプレーヤ部、VTR部、
CDプレーヤ部なども設けられる場合もあり、このよう
な場合も、コントローラ31は実行されているモードに
応じて、ソースを提示するOSD表示を行なうことがで
きる。
【0039】3.TOC及びサブコード ここで、CDチャンジャーユニット3におけるCDドラ
イバ34で再生することのできるCD方式のディスクに
記録されているTOC及びサブコードについて図22〜
図25を用いて説明する。
【0040】CD−DA、CD−ROMなどのCD方式
のディスクにおいて記録されるデータの最小単位は1フ
レームとなる。98フレームで1ブロックが構成され
る。1フレームの構造は図22のようになる。1フレー
ムは588ビットで構成され、先頭24ビットが同期デ
ータ、続く14ビットがサブコードデータエリアとされ
る。そして、その後にデータ及びパリティが配される。
【0041】この構成のフレームが98フレームで1ブ
ロックが構成され、98個のフレームから取り出された
サブコードデータが集められて図23(a)のような1
ブロックのサブコードデータが形成される。98フレー
ムの先頭の第1、第2のフレーム(フレーム98n+
1,フレーム98n+2)からのサブコードデータは同
期パターンとされている。そして、第3フレームから第
98フレーム(フレーム98n+3〜フレーム98n+
98)までで、各96ビットのチャンネルデータ、即ち
P,Q,R,S,T,U,V,Wのサブコードデータが
形成される。
【0042】このうち、アクセス等の管理のためにはP
チャンネルとQチャンネルが用いられる。ただし、Pチ
ャンネルはトラックとトラックの間のポーズ部分を示し
ているのみで、より細かい制御はQチャンネル(Q1
96)によって行なわれる。またCD−Gにおいては、
R,S,T,U,V,Wの各チャンネルは静止画像デー
タの記録に割り当てられている。
【0043】96ビットのQチャンネルデータは図23
(b)のように構成される。まずQ1 〜Q4 の4ビット
はコントロールデータとされ、オーディオのチャンネル
数、エンファシス、CD−ROMの識別などに用いられ
る。即ち、4ビットのコントロールデータは次のように
定義される。 『0***』・・・・2チャンネルオーディオ 『1***』・・・・4チャンネルオーディオ 『*0**』・・・・CD−DA 『*1**』・・・・CD−ROM 『**0*』・・・・デジタルコピー不可 『**1*』・・・・デジタルコピー可 『***0』・・・・プリエンファシスなし 『***1』・・・・プリエンファシスあり
【0044】なお本明細書では、便宜上CD−DAとC
D−Gを区別しているが、一般に広義で『CD−DA』
といわれるものはCD−Gを含んでいる。従ってコント
ロールデータが『*0**』となるのはCD−DAもし
くはCD−Gである。また広義で『CD−ROM』とい
われるのは文字データやコンピュータユースのCD−R
OMのほかに、本明細書でいうビデオCD、規格ディス
クを含むものである。従ってこれらのディスクはコント
ロールデータが『*1**』となっている。
【0045】次にQ5 〜Q8 の4ビットはアドレスとさ
れ、これはサブQデータのコントロールビットとされて
いる。このアドレス4ビットが『0001』である場合
は、続くQ9 〜Q80のサブQデータはオーディオQデー
タであることを示し、また『0100』である場合は、
続くQ9 〜Q80のサブQデータがビデオQデータである
ことを示している。そしてQ9 〜Q80で72ビットのサ
ブQデータとされ、残りのQ81〜Q96はCRCとされ
る。
【0046】ディスクのリードインエリア(最内周側領
域)においては、そこに記録されているサブQデータが
即ちTOC情報となる。つまりリードインエリアから読
み込まれたQチャンネルデータにおけるQ9 〜Q80の7
2ビットのサブQデータは、図24(a)のような情報
を有するものである。サブQデータは各8ビットのデー
タを有している。
【0047】まずトラックナンバが記録される。リード
インエリアではトラックナンバは『00』に固定され
る。続いてPOINT(ポイント)が記され、さらにト
ラック内の経過時間としてMIN(分)、SEC
(秒)、FRAME(フレーム番号)が示される。さら
に、PMIN,PSEC,PFRAMEが記録される
が、このPMIN,PSEC,PFRAMEは、POI
NTの値によって意味が決定されている。
【0048】POINTの値が『01』〜『99』のと
きは、その値はトラックナンバを意味し、この場合PM
IN,PSEC,PFRAMEにおいては、そのトラッ
クナンバのトラックのスタートポイント(絶対時間アド
レス)が分(PMIN),秒(PSEC),フレーム番
号(PFRAME)として記録されている。
【0049】POINTの値が『A0』のときは、PM
INに最初のトラックのトラックナンバが記録される。
また、PSECの値によってCD−DA,CD−I,C
D−ROM(XA仕様;ビデオCDが相当)の区別がな
される。POINTの値が『A1』のときは、PMIN
に最後のトラックのトラックナンバが記録される。PO
INTの値が『A2』のときは、PMIN,PSEC,
PFRAMEにリードアウトエリアのスタートポイント
が絶対時間アドレスとして示される。
【0050】例えば6トラックが記録されたディスクの
場合、このようなサブQデータによるTOCとしては図
25のようにデータが記録されていることになる。図2
5に示すようにトラックナンバTNOは全て『00』で
ある。ブロックNO.とは上記のように98フレームに
よるブロックデータとして読み込まれた1単位のサブQ
データのナンバを示している。各TOCデータはそれぞ
れ3ブロックにわたって同一内容が書かれている。図示
するようにPOINTが『01』〜『06』の場合、P
MIN,PSEC,PFRAMEとしてトラック#1〜
トラック#6のスタートポイントが示されている。
【0051】そしてPOINTが『A0』の場合、PM
INに最初のトラックナンバとして『01』が示され
る。またPSECの値によってディスクが識別され、こ
のディスクがCD−ROM(XA仕様)の場合は、図示
するようにPSEC=『20』とされる。CD−DAの
場合は『00』、CD−Iの場合は『10』となる。
【0052】そしてPOINTの値が『A1』の位置に
PMINに最後のトラックのトラックナンバが記録さ
れ、POINTの値が『A2』の位置に、PMIN,P
SEC,PFRAMEにリードアウトエリアのスタート
ポイントが示される。ブロックn+27以降は、ブロッ
クn〜n+26の内容が再び繰り返して記録されてい
る。
【0053】トラック#1〜#n及びリードアウトエリ
アにおいては、そこに記録されているサブQデータは図
24(b)の情報を有する。まずトラックナンバが記録
される。即ち各トラック#1〜#nでは『01』〜『9
9』のいづれかの値となる。またリードアウトエリアで
はトラックナンバは『AA』とされる。続いてインデッ
クスとして各トラックをさらに細分化することができる
情報が記録される。
【0054】そして、トラック内の経過時間としてMI
N(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム番号)
が示される。さらに、AMIN,ASEC,AFRAM
Eとして、絶対時間アドレスが分(AMIN),秒(A
SEC),フレーム番号(AFRAME)として記録さ
れている。
【0055】TOC及びサブコードが以上のように記録
されていることにより、ディスクがオーディングされた
際に、TOC情報からディスク種別(ディスクタイプ)
の識別が可能となったり、また再生中に演奏時間情報を
得ることが可能となることが理解される。
【0056】4.カスタムファイル 前述したようにRAM32は装填されたディスクに対し
ての固有の識別情報(カスタムファイル)を記憶するメ
モリとされている。このカスタムファイルについて説明
しておく。
【0057】コントローラ31は、或るディスクをディ
スクマガジン35からCDドライバ34にローディング
させた際には、まず上述したTOC情報を読み込むこと
になる。つまりリードインエリアの再生動作を実行さ
せ、EFMデコーダ36で抽出されるTOCデータを取
り込む。このTOCデータを読み込むことでローディン
グされたディスクに対して各トラックのアドレス等を把
握でき、再生動作制御が可能となるものである。このT
OC情報内容は各ディスクについて固有のものであるた
め、これを利用してカスタムファイルを作成すること
で、ディスク固有のデータ登録が可能となる。
【0058】このカスタムファイルとしては例えばまず
ディスク固有のID(以下、TOC−IDという)を作
成する。これにはTOC情報内の、例えば総演奏時間デ
ータと、最終フレームナンバを組み合わせるなどして、
ディスク固有の値を得ることができるため、これをTO
C−IDとする。このようにTOC−IDを作成した
ら、そのTOC−IDとともに所要のデータを登録して
おけば、各ディスクに固有のデータをRAM32に保持
できることになる。
【0059】この実施例では、図6に示すように、TO
C−IDに対応させて、ディスクタイプ及びディスクネ
ームを記憶するようにしている。ディスクタイプとは、
CD−DA,CD−G,CD−ROM,ビデオCD,規
格ディスク,CD−Iの別である。ローディングされた
ディスクの種別判別動作は後述するが、その種別判別処
理によってディスクの種別がわかったら、その種別を示
すコード(図6におけるTP0 ,TP1 など)をTOC
−IDに対応させて登録しておくようにする。このよう
に登録しておけば、後に同一ディスクがローディングさ
れたときには、RAM32内でTOC−IDで検索する
ことにより種別がわかるようになり、わざわざ種別判別
処理を行なわなくてもよいことになる。
【0060】また、ディスクネームとは、例えばアルバ
ムタイトルなどの文字情報をユーザーが任意に入力する
ディスク固有の名称とする。或るディスクについてユー
ザーがディスクネーム入力を行なった場合は、図6のよ
うにそれをTOC−IDに対応させて記憶させるように
する。
【0061】5.ディスクタイプ判別処理 或るディスクがCDドライバ34にローディングされた
際の、そのディスクの種別判別処理について図7〜図1
0で説明する。
【0062】ディスクがローディングされ、TOC情報
を読み込んだ際に、コントローラ31は図7のステップ
F301以降の処理を行なってディスクタイプを判別するこ
とになる。まずステップF301では、読み込んだTOC情
報から作成したTOC−IDが、そでにRAM32に登
録されているTOC−IDであるか否かを確認する。今
回ローディングされたディスクが、以前にもローディン
グされたことのあるディスクであったとしたら、そのT
OC−IDがカスタムファイルとしてRAM32に記憶
され、そのときに判別されたディスクタイプも記憶され
ていることになる。
【0063】従ってローディングされたディスクについ
てのTOC−IDが、RAM32に登録されているもの
であったら、判別処理を行なわなくともRAM32から
ディスクタイプを示すコードを読み込めば、ディスクの
種別判別処理は終了する(F302)。
【0064】一方、TOC−IDがRAM32に登録さ
れていないものであったら、実際の種別判別処理にうつ
る。まずTOC情報のポイント(POINT)『A0』
のPSECを確認する(F303)。上述したようにポイント
『A0』のPSECが『00』である場合は、そのディ
スクがCD−DAの範中に入るものである場合である。
つまり本明細書でいうCD−DA又はCD−Gである場
合である。ただし、一部のCD−ROMにはPSECが
『00』であるものも存在する。PSECが『00』で
あった場合は、ステップF304から図8のステップF309に
進む。
【0065】一方、PSECが『10』であった場合
は、そのディスクはCD−Iであると判別される。この
ときはステップF305からF307に進んで、ディスクタイプ
を示すコードをCD−Iであることを示す『TP3 』と
し、種別判別処理を終える。また、PSECが『20』
であった場合は、通常は、そのディスクはビデオCDで
ある。この場合、ステップF306から図10のステップF3
18に進む。
【0066】PSECが『00』『10』『20』のい
づれでもなかった場合は、そのディスクはCDチェンジ
ャーユニット3に対応するディスクメディアではないと
判断し、エラー処理を行なって処理を終了する(F308)。
【0067】PSECが『00』であって図8のステッ
プF309に進んだ場合は、まずポイント(POINT)
『00』〜『99』におけるコントロールデータを参照
する。前述したようにコントロールデータが『*0*
*』であればCD−DAである。一方、コントロールデ
ータが『*1**』であればCD−ROMである。この
ようにコントロールデータの第2ビットが『1』であれ
ば、図9のステップF314に進む。
【0068】コントロールデータの第2ビットが『0』
でCD−DAと判別された場合は、次にステップF310以
降で、それが音楽用のCD−DAか、もしくは静止画デ
ータが含まれたCD−Gであるかを判別する。そこでス
テップF310でCD−Gデコーダ37の動作をチェックす
る。この場合、例えばトラック#1の一部を再生させる
などして、サブコードを取り出し、CD−Gデコーダ3
7で静止画像データのデコードが行なわれるか否かを確
認することになる。
【0069】そしてサブコードに静止画データが存在し
ていれば、ステップF311からF313に進んで、CD−Gで
あると判定し、ディスクタイプを示すコードをCD−G
であることを示す『TP8 』として、種別判別処理を終
える。一方、そしてサブコードに静止画データが存在し
ていなければ、ステップF311からF312に進んで、CD−
DAであると判定し、ディスクタイプを示すコードをC
D−DAであることを示す『TP0 』として、種別判別
処理を終える。
【0070】ステップF309でCD−ROMと判別され、
図9のステップF314に進んだ場合は、そのディスクから
の再生情報の一部をナビゲーションコントローラ11に
供給し、いわゆるナビゲーション用の規格ディスクであ
るか否かを判別する。つまりそのディスクの情報によっ
てナビゲーション動作が適正に実行できるものであるか
どうかを試してみることになる。そして再生情報がナビ
ゲーション動作の規格にそった情報でありナビゲーショ
ンコントローラ11の処理に対応できるものであった
ら、規格ディスクと判定し、ステップF315からF316に進
む。そしてディスクタイプを示すコードを規格ディスク
であることを示す『TP2 』として、種別判別処理を終
える。
【0071】一方、ナビゲーション用の規格ディスクで
はなかった場合は、ステップF315からF317に進んで、デ
ィスクタイプを示すコードを規格ディスク以外のCD−
ROMディスクであることを示す『TP1 』として、種
別判別処理を終える。
【0072】図7のステップF306で肯定結果が得られて
図10のステップF318に進んだ場合は、まずそのディス
クがビデオCDか否かを判定することになる。ビデオC
Dの場合、TOC情報に続くトラック#1が、コントロ
ールトラックとして各種管理情報が記録されるエリアと
されており、実際の映像や音声はトラック#2以降に記
録されているものとなる。そこで、ステップF318ではト
ラック#1としての情報を読み取ってみて、適正なコン
トロールトラックとしてのデータが記録されており、ビ
デオCDであることの識別コードが記録されているか否
かを判定することになる。
【0073】ビデオCDでないと判定された場合は、ス
テップF319において、ディスクタイプを示すコードをそ
の他のディスクであることを示す『TPF 』として、種
別判別処理を終える。
【0074】ビデオCDであると判定された場合は、次
にビデオCDのバージョンの判別を行なう。ビデオCD
としては、通常の再生動作(トラック#2から順番に再
生する再生動作)のみに対応できる下位バージョンと、
通常の再生動作だけでなく、プレイバックコントロール
(以下、PBC)といわれているように、ユーザーと対
話形式で再生を進めて行くことができる機能を備えたバ
ージョン2.0 が存在する。これらのバージョンは、トラ
ック#1であるコントロールトラックに記述されてい
る。
【0075】そしてバージョン2.0 と判断された場合
は、ステップF320からF321に進んで、ディスクタイプを
示すコードを、ビデオCDバージョン2.0 であることを
示す『TPA 』として、種別判別処理を終える。一方、
バージョン2.0 なければ、ステップF320からF322に進ん
で、ディスクタイプを示すコードを、ビデオCD(バー
ジョン2.0 以外)であることを示す『TP9 』として、
種別判別処理を終える。
【0076】以上の種別判別処理により、ローディング
されたディスクに応じて次のようなディスクタイプコー
ドが設定される。 CD−DA・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TP0 CD−ROM・・・・・・・・・・・・・・・・・・TP1 規格ディスク・・・・・・・・・・・・・・・・・・TP2 CD−I・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TP3 CD−G・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TP8 ビデオCD・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・TP9 ビデオCD(バージョン2.0 )・・TPA その他のディスク・・・・・・・・・・・・・・TPF
【0077】このようなディスクタイプコードはコント
ローラ31に保持され、再生動作中の制御に用いられる
とともに、上述したカスタムファイルとしてTOC−I
Dとともに記憶されることになる。
【0078】6.再生時の処理 次に実際の再生時の処理について説明する。この再生時
とは、或るディスクがCDドライバ34にローディング
されて再生が開始される場合や、ローディング状態のま
ま電源がオフとされ、その後再び電源オンとされて再生
が開始される場合の処理に相当する。再生時のコントロ
ーラ31の処理を図11〜図17で説明する。
【0079】ローディングされているディスクに対して
は、ステップF401において上述したようにTOC情報を
読み込み、またディスクタイプを判別することになる。
このステップF401の処理は、図7〜図10で説明した処
理に相当する。従って、ステップF401によりローディン
グされているディスクの種別に応じたディスクタイプコ
ード(TP0 〜TPA )が設定される。
【0080】そしてディスクタイプコードがTP0 であ
れば、ステップF402からF410のCD−DA処理に進む。
ディスクタイプコードがTP1 であれば、ステップF403
からF420のCD−ROM処理に進む。ディスクタイプコ
ードがTP2 であれば、ステップF404からF430の規格デ
ィスク処理に進む。ディスクタイプコードがTP3 であ
れば、ステップF405からF440のCD−I処理に進む。デ
ィスクタイプコードがTP8 であれば、ステップF406か
らF450のCD−G処理に進む。ディスクタイプコードが
TP9 又はTPA であれば、ステップF407又はF408から
F460のビデオCD処理に進む。
【0081】ディスクタイプコードが以上のいづれでも
ない場合は、ステップF409でエラー処理を行なう。つま
りCDチェンジャーユニット3に対応するディスクでは
ないとして再生処理は実行しない。
【0082】ステップF410のCD−DA処理は図12に
示される。まずステップF411において、そのディスクの
TOC−IDがRAM32においてカスタムファイルと
して登録されており、しかもディスクネームが登録され
ているか否かを判別する。
【0083】ディスクネームが登録されていなければス
テップF412に進み、DTMS表示を行なう。ここでいう
DTMSとは、『D』はディスクナンバ、『T』はトラ
ックナンバ、『M』は分、『S』は秒のことである。つ
まり、通常のCD再生において一般に行なわれている表
示内容であり、トラックナンバや分/秒は再生動作の進
行に応じて変化していく。そして、この表示動作は、コ
ントローラ31がOSD処理部39に対してキャラクタ
画像の発生制御を行なうことで、モニタ装置6上に実行
されるものである。さらにこの場合、DTMS表示を例
えば青色で実行させるように制御する。
【0084】このような表示を開始させるとともに、ス
テップF413ではラストポジションからのCD−DA再生
動作を開始することになる。ラストポジションとは、前
回再生を停止させたアドレスのことをいい、つまり、ロ
ーディングされた状態のまま電源がオフとされ、再びオ
ンとされた場合は、前回の続きが再生されることにな
る。なお、ディスクが今回新たにローディングされた場
合は、ラストポジションはゼロ、つまりトラック#1の
先頭からの再生が行なわれることはいうまでもない。
【0085】ステップF411でディスクネームが登録され
ていると判断された場合は、ステップF414に進み、その
登録されているディスクネームの表示を行なう。なお、
この場合、同時にDTMS表示を行なったり、もしくは
ディスクネームの表示から所定タイミングでDTMS表
示に切り換えるようにしてもよい。またディスクネーム
の表示は実行しないようにユーザーが選択できる表示モ
ードを設けてもよい。そしてこの表示動作も、コントロ
ーラ31がOSD処理部39に対してキャラクタ画像の
発生制御を行なうことで、モニタ装置6上に実行される
ものであり、さらにこの場合も、ディスクネーム又はD
TMS表示を青色で実行させるようにする。
【0086】このような表示を開始させるとともに、ス
テップF415ではラストポジション(もしくはトラック#
1の先頭)からのCD−DA再生動作を開始することに
なる。
【0087】以上のように再生ディスクがCD−DAと
判断された場合は、CD−DA再生制御を実行するとと
もに、DTMS表示やディスクネーム表示によりディス
クがCD−DAであることがユーザーに分かるようにし
ている。特に、CD−DAの場合は青色表示とし、後述
するように他のディスクの場合と色を区別することで、
ユーザーの種別識別を容易にしている。
【0088】ステップF420のCD−ROM処理は図13
に示される。ディスクがCD−ROMであった場合は、
まずステップF421で、コントローラ31は操作キー23
における不要なコマンドキーについては操作無効状態に
なるように設定している。この無効コマンドの設定につ
いては後述する。
【0089】次にステップF422において、そのディスク
のTOC−IDがRAM32においてカスタムファイル
として登録されており、しかもディスクネームが登録さ
れているか否かを判別する。
【0090】ディスクネームが登録されていなければス
テップF423に進み、『CD−ROM』という表示を行な
う。この表示動作は、コントローラ31がOSD処理部
39に対してキャラクタ画像の発生制御を行なうこと
で、モニタ装置6上に実行されるものであり、さらにこ
の場合は、『CD−ROM』という文字を例えば赤色で
実行させるように制御する。このような表示を開始させ
るとともに、ステップF424ではラストポジションからの
CD−ROMの再生動作を開始させる。
【0091】ステップF422でディスクネームが登録され
ていると判断された場合は、ステップF425に進み、その
登録されているディスクネームの表示を行なう。この表
示動作も、コントローラ31がOSD処理部39に対し
てキャラクタ画像の発生制御を行なうことで、モニタ装
置6上に実行されるものであり、さらにこの場合、ディ
スクネーム表示は赤色で実行させるようにする。このよ
うな表示を開始させるとともに、ステップF426ではラス
トポジションからのCD−ROM再生動作を開始するこ
とになる。
【0092】以上のように再生ディスクがCD−ROM
と判断された場合は、CD−ROM再生制御を実行する
とともに、『CD−ROM』という文字もしくはディス
クネームの表示によりディスクがCD−ROMであるこ
とがユーザーに分かるようにしている。特に、この場合
表示色を赤色とすることで、ユーザーの種別識別を容易
にしている。
【0093】ステップF430の規格ディスク処理は図14
に示される。ディスクが規格ディスクであった場合は、
上記のCD−ROM処理の場合と同様にまずステップF4
31で、コントローラ31は操作キー23における不要な
コマンドキーについては操作無効状態になるように設定
している。
【0094】次にステップF432において、そのディスク
のTOC−IDがRAM32においてカスタムファイル
として登録されており、しかもディスクネームが登録さ
れているか否かを判別する。
【0095】ディスクネームが登録されていなければス
テップF433に進み、規格ディスクであることを示すため
例えば『NAVIKEN』というOSD表示を実行させ
る。またこの表示動作は、例えば橙色で実行させるよう
に制御する。このような表示を開始させるとともに、ス
テップF434ではラストポジションからの規格ディスクの
再生動作を開始させる。
【0096】ステップF432でディスクネームが登録され
ていると判断された場合は、ステップF435に進み、その
登録されているディスクネームのOSD表示を行なう。
このディスクネーム表示動作も橙色で実行させるように
する。このような表示を開始させるとともに、ステップ
F436ではラストポジションからの規格ディスク再生動作
を開始することになる。
【0097】以上のように再生ディスクが規格ディスク
と判断された場合は、規格ディスク再生制御を実行する
とともに、『NAVIKEN』という文字もしくはディ
スクネームの表示によりディスクが規格ディスクである
ことがユーザーに分かるようにし、またこの場合表示色
を橙色とすることで、ユーザーの種別識別を容易にして
いる。
【0098】ステップF440のCD−I処理は図15に示
される。ディスクがCD−Iであった場合は、ステップ
F441において、そのディスクのTOC−IDがRAM3
2においてカスタムファイルとして登録されており、し
かもディスクネームが登録されているか否かを判別す
る。
【0099】ディスクネームが登録されていなければス
テップF442に進み、『CD−I』という文字のOSD表
示を実行させる。またこの表示動作は、例えば黄色で実
行させるように制御する。このような表示を開始させる
とともに、ステップF443ではラストポジションからのC
D−Iの再生動作を開始させる。
【0100】ステップF441でディスクネームが登録され
ていると判断された場合は、ステップF444に進み、その
登録されているディスクネームのOSD表示を行なう。
このディスクネーム表示動作も黄色で実行させるように
する。このような表示を開始させるとともに、ステップ
F445ではラストポジションからのCD−I再生動作を開
始することになる。
【0101】以上のように再生ディスクがCD−Iと判
断された場合は、CD−I再生制御を実行するととも
に、『CD−I』という文字もしくはディスクネームの
表示によりディスクがCD−Iであることがユーザーに
分かるようにし、またこの場合表示色を黄色とすること
で、ユーザーの種別識別を容易にしている。
【0102】ステップF450のCD−G処理は図16に示
される。ディスクがCD−Gであった場合は、ステップ
F451において、そのディスクのTOC−IDがRAM3
2においてカスタムファイルとして登録されており、し
かもディスクネームが登録されているか否かを判別す
る。
【0103】ディスクネームが登録されていなければス
テップF452に進み、『CD−G』という文字のOSD表
示、もしくはDTMS表示を実行させる。またこの表示
動作は、例えば茶色で実行させるように制御する。この
ような表示を開始させるとともに、ステップF453ではラ
ストポジションが含まれるトラックの先頭から、CD−
Gの再生動作を開始させる。CD−Gの場合、静止画デ
ータが含まれるため、トラックの途中から再生を開始す
るとサブコードから静止画をデコードできない場合があ
り、不都合であるためである。
【0104】ステップF451でディスクネームが登録され
ていると判断された場合は、ステップF454に進み、その
登録されているディスクネーム、もしくはDTMSのO
SD表示を行なう。このディスクネーム表示動作も茶色
で実行させるようにする。このような表示を開始させる
とともに、ステップF455ではラストポジションが含まれ
るトラックの先頭から、CD−G再生動作を開始するこ
とになる。
【0105】以上のように再生ディスクがCD−Gと判
断された場合は、CD−G再生制御を実行するととも
に、『CD−G』という文字もしくはディスクネームの
表示によりディスクがCD−Gであることがユーザーに
分かるようにし、またこの場合表示色を茶色とすること
で、ユーザーの種別識別を容易にしている。またDTM
S表示を行なった場合は広義でいうCD−DAの範中の
ディスクとしての表示となってしまうが、表示色が茶色
であることにより本明細書でいうCD−DAと区別でき
ることになる。
【0106】ステップF460のビデオCD処理は図17に
示される。ディスクがビデオCDであった場合は、まず
ディスクタイプコードが『TP9』か『TPA 』かでバ
ージョンを判別する(F461)。そしてバージョン2.0 であ
ってPBC再生が可能なディスクであった場合は、現在
ユーザーがPBCモードに設定しているか否かを判別す
る(F462)。ディスクがバージョン2.0 ではなかった場
合、及びバージョン2.0 ではあるがコントローラ31が
PBCモードになっていなかった場合は、ステップF469
に進む。そして、そのディスクのTOC−IDがRAM
32においてカスタムファイルとして登録されており、
しかもディスクネームが登録されているか否かを判別す
る。
【0107】ディスクネームが登録されていなければス
テップF470に進み、ビデオCDであることを示すため例
えば『VIDEO CD』というOSD表示を実行させ
る。またこの表示動作は、例えば緑色で実行させるよう
に制御する。このような表示を開始させるとともに、ス
テップF471ではラストポジションからのビデオCDの再
生動作を開始させる。
【0108】ステップF469でディスクネームが登録され
ていると判断された場合は、ステップF472に進み、その
登録されているディスクネームのOSD表示を行なう。
このディスクネーム表示動作も緑色で実行させるように
する。このような表示を開始させるとともに、ステップ
F473ではラストポジションからのビデオCD再生動作を
開始することになる。
【0109】一方、ディスクがバージョン2.0 であり、
しかもコントローラ31がPBCモードになっていた場
合はステップF463に進む。この場合、上記のCD−RO
M処理の場合と同様に、コントローラ31は操作キー2
3における不要なコマンドキーについては操作無効状態
になるように設定している。
【0110】次にステップF464において、そのディスク
のTOC−IDがRAM32においてカスタムファイル
として登録されており、しかもディスクネームが登録さ
れているか否かを判別する。
【0111】ディスクネームが登録されていなければス
テップF465に進み、ビデオCDであることを示すため
『VIDEO CD』というOSD表示を実行させる。
この表示動作は、緑色で実行させるように制御する。こ
のような表示を開始させるとともに、ステップF466では
前回最後に再生していたシーンからのビデオCDの再生
動作を開始させる。ビデオCDのPBC再生とは、例え
ばメニュー画面でユーザーと対話を進めながら再生シー
ンを階層的に進めていくことができる。このため、前回
からローディングされたままであったとしたら、続きの
シーンからが再生されることになる。なお、今回新たに
ローディングされたディスクであれば、PBCモードの
最初のメニュー画面から再生が開始されることになる。
【0112】ステップF464でディスクネームが登録され
ていると判断された場合は、ステップF467に進み、その
登録されているディスクネームのOSD表示を行なう。
このディスクネーム表示動作も緑色で実行させるように
する。このような表示を開始させるとともに、ステップ
F468では前回最後に再生していたシーン(もしくは最初
のメニュー画面)からのビデオCD再生動作を開始する
ことになる。以上のように再生ディスクがビデオCDと
判断された場合は、ビデオCD再生制御を実行するとと
もに、『VIDEO CD』という文字もしくはディス
クネームの表示によりディスクがビデオCDであること
がユーザーに分かるようにし、またこの場合表示色を緑
色とすることで、ユーザーの種別識別を容易にしてい
る。
【0113】7.無効キーの設定 ところで、上述したようにディスクの種別に応じてコン
トローラ31は無効コマンドの設定を行なうようにして
いる。オーディオアンプユニット2に設けられる操作キ
ー23のうち、CD再生操作に関するコマンドキーは例
えば図3のように用意されている。即ち、再生キー5
1、AMSキー52、停止キー53、キュー/レビュキ
ー55、一時停止キー54、PBCモードキー56であ
る。
【0114】なお、もちろんこれ以外にもチューナ部2
4やテーププレーヤ部26の操作に関するコマンドキー
や、PBCモードにおける操作キーなども設けられる
が、ここでは省略している。
【0115】図3に示す基本的なCD操作のためのコマ
ンドキーのうち、実際にはディスク種別に応じて不要と
なるコマンドキーが存在する。そこで、コントローラ3
1は、図4に示すようにディスクタイプに応じて操作無
効となるコマンドキーを設定し、ユーザーの操作時に混
乱を避けるようにしている。
【0116】再生キー51からキュー/レビュキー55
までのコマンドキーにおいて、ディスクがCD−DA、
CD−G,CD−Iである場合、もしくはディスクがビ
デオCDであっても通常再生モード(PBCモードでは
ない)である場合は、不要なコマンドキーは存在しな
い。そこで、上記した図12、図15、図16、及び図
17のステップF469に進む場合において分かるように、
無効コマンドの設定は行なわない。
【0117】ところが、ディスクが規格ディスク、CD
−ROM、及びビデオCDであってPBC再生を行なう
場合は、AMSキー52及びキュー/レビューキー55
は不要なコマンドキーとなる。そこで、コントローラ3
1は図13、図14、及び図17のステップF463に進む
場合において示すように無効コマンドの設定を行なう。
つまり、AMSキー52又はキュー/レビューキー55
が押されても、これを操作情報としてうけつけないよう
にしている。
【0118】この場合の操作に対応する処理は図5に示
される。操作キー23としての何らかのコマンドキーが
操作された場合は、コントローラ31はそのコマンドを
入力したら、それが無効コマンドか否かを判別する(F20
1,F202) 。つまりAMSキー52又はキュー/レビュー
キー55によるコマンドであるか否かを判別する。そし
てAMSキー52又はキュー/レビューキー55による
コマンドではなければ、その操作に応じた所要の処理を
実行する(F204)。
【0119】ところが、無効コマンドであった場合は、
操作に応じた処理は実行せずに、ステップF203によって
アラーム音を発生させる。つまりアラーム発生部33か
ら電子音を出力させる。これによってユーザーに対し
て、その操作が無効な操作であることを知らせるように
している。
【0120】このようにディスク種別に応じて無効コマ
ンドを設定すること、及び無効コマンドの操作が行なわ
れた場合はアラームを発生させることで、ユーザーの操
作の混乱を解消し、操作性の向上及びこれにともなって
運転中の安全性の向上を促すようにしている。
【0121】8.チェンジャー内ディスクの連続再生時
の処理 次にチェンジャー内ディスクの連続再生時の処理につい
て説明する。チェンジャー内ディスクの連続再生時と
は、ディスクマガジン35に収納されているディスクを
順次入れ換えて連続的に再生させる動作モードである。
即ち1枚のディスクについて再生が終了した時点で次の
ディスクに自動的に交換され、再生が継続されるもので
あり、ディスクが交換されて次のディスクがローディン
グされた時点からのコントローラ31の処理が図18〜
図21に示されている。
【0122】ローディングされたディスクに対しては、
ステップF501において、まずTOC情報が読み込まれ、
ディスクタイプを判別することになる。このステップF5
01の処理は、図7〜図10で説明した処理に相当する。
従って、ステップF501によりローディングされたディス
クの種別に応じたディスクタイプコード(TP0 〜TP
A )が設定される。
【0123】そしてディスクタイプコードがTP0 であ
れば、ステップF502からF510の連続再生CD−DA処理
に進む。ディスクタイプコードがTP8 であれば、ステ
ップF506からF520の連続再生CD−G処理に進む。ディ
スクタイプコードがTP9 又はTPA であれば、ステッ
プF507又はF508からF530の連続再生ビデオCD処理に進
む。
【0124】ただしディスクタイプコードがTP1 又は
TP2 又はTP3 であれば、ステップF503又はF504又は
F505からF540に進む。つまり、ディスクがCD−RO
M、規格ディスク、CD−Iのいづれかの場合である。
このときは、そのディスクについての再生動作は行なわ
ず、すぐに次のディスクに入れ換えることになる。つま
り、連続再生という動作では不適なディスクであるため
である。
【0125】ディスクタイプコードが以上のいづれでも
ない場合は、ステップF509でエラー処理を行なう。つま
りCDチェンジャーユニット3に対応するディスクでは
ないとして再生処理は実行しない。なお、この場合もス
テップF540と同様に即座に次のディスクに入れ換えるこ
とになる。
【0126】ステップF510のCD−DA処理は図19に
示される。まずステップF511において、そのディスクの
TOC−IDがRAM32においてカスタムファイルと
して登録されており、しかもディスクネームが登録され
ているか否かを判別する。
【0127】ディスクネームが登録されていなければス
テップF512に進み、DTMS表示を行なう。この表示動
作は、コントローラ31がOSD処理部39に対してキ
ャラクタ画像の発生制御を行なうことで、モニタ装置6
上に実行される。そしてこの場合、上記した図12のC
D−DA処理と同様に、DTMS表示を青色で実行させ
るように制御する。
【0128】ステップF511でディスクネームが登録され
ていると判断された場合は、ステップF513に進み、その
登録されているディスクネームの表示を行なう。なお、
この場合、同時にDTMS表示を行なったり、もしくは
ディスクネームの表示から所定タイミングでDTMS表
示に切り換えるようにしてもよい。またディスクネーム
の表示は実行しないようにユーザーが選択できる表示モ
ードを設けてもよい。そしてこの表示動作も、コントロ
ーラ31がOSD処理部39に対してキャラクタ画像の
発生制御を行なうことで、モニタ装置6上に実行される
ものであり、またディスクネーム又はDTMS表示を青
色で実行させるようにする。
【0129】そしてステップF512又はF513での表示制御
を開始させるとともに、ステップF514ではトラック#1
の先頭からのCD−DA再生動作を開始することにな
る。そして最終トラックまでの再生が終了したら(F51
5)、図18の処理に戻り、次のディスクのローディング
を行なう。
【0130】ステップF520の連続再生CD−G処理は図
20に示される。ディスクがCD−Gであった場合は、
ステップF521において、そのディスクのTOC−IDが
RAM32においてカスタムファイルとして登録されて
おり、しかもディスクネームが登録されているか否かを
判別する。
【0131】ディスクネームが登録されていなければス
テップF522に進み、『CD−G』という文字のOSD表
示、もしくはDTMS表示を実行させる。またこの表示
動作は、例えば茶色で実行させるように制御する。
【0132】ステップF520でディスクネームが登録され
ていると判断された場合は、ステップF532に進み、その
登録されているディスクネーム、もしくはDTMSのO
SD表示を行なう。このディスクネーム表示動作も茶色
で実行させるようにする。
【0133】このステップF522又はF523の表示制御を開
始させるとともに、ステップF524ではトラック#1の先
頭から、CD−G再生動作を開始することになる。そし
て最終トラックまでの再生が終了したら(F525)、図18
の処理に戻り、次のディスクのローディングを行なう。
【0134】ステップF530の連続再生ビデオCD処理は
図17に示される。ディスクがビデオCDであった場合
は、連続再生ビデオCD処理としては、もしディスクが
バージョン2.0 であってもPBC再生は行なわず通常再
生を行なうことになる。そのためまずステップF531で、
そのディスクのTOC−IDがRAM32においてカス
タムファイルとして登録されており、しかもディスクネ
ームが登録されているか否かを判別する。
【0135】ディスクネームが登録されていなければス
テップF532に進み、ビデオCDであることを示すため例
えば『VIDEO CD』というOSD表示を実行させ
る。またこの表示動作は、例えば緑色で実行させるよう
に制御する。
【0136】ディスクネームが登録されていると判断さ
れた場合は、ステップF533に進み、その登録されている
ディスクネームのOSD表示を行なう。このディスクネ
ーム表示動作も緑色で実行させるようにする。
【0137】このステップF532又はF533の表示制御を開
始させるとともに、ステップF534では、通常再生モード
で再生を行なう。ビデオCDはトラック#2からが実際
の映像/音声データトラックとされているため、トラッ
ク#2の先頭からビデオCD再生動作を開始することに
なる。そして最終トラックまでの再生が終了したら(F52
5)、図18の処理に戻り、次のディスクのローディング
を行なう。
【0138】以上のように、チェンジャー内ディスクの
連続再生の場合は、まずディスクタイプを判別し連続再
生に適さないディスクの場合は処理を省略することで、
ディスクマガジン35にCD−ROM等が装填されてい
ても連続再生がとぎれるという不都合はなくなる。また
この場合もディスク種別がモニタ装置6に表示されるた
め、ユーザーが種別確認をすることができ、さらにディ
スク毎に所定の色で表示が行なわれるため確認も用意で
ある。例えば運転中に一目で確認でき、安全性も阻害さ
れない。
【0139】9.各種変形例 以上、実施の形態としての車載用システムについて説明
してきたが、本発明の実施の形態としてはさらに多様な
例が考えられる。
【0140】ディスク種別の表示は、ディスクの再生時
のみに限られない。例えばディスクマガジン35に収納
されているディスクについてモニタ装置6に一覧表示す
ることも可能であり、この場合カスタムファイル登録を
用いて種別を示す文字や登録されているディスクネーム
を一覧表示すればよい。そしてその際に、それぞれのデ
ィスクに対応する表示文字は、上述したよディスクの種
別に対応して設定された所定の色で区別して表示するよ
うにすることで、よりユーザーの判別は容易となる。な
お、ディスク種別に応じた色の設定はもちろん上記した
例に限られるものではない。
【0141】また無効コマンドとしては図3に示したも
のについてのみ説明したが、例えばシャッフル再生など
の特殊再生操作コマンドは、CD−ROMやCD−Iに
おいて音声トラックが存在しないディスクには無用なコ
マンドとなる。そこで例えばディスクマガジン内の全デ
ィスクが、このようなディスクであった場合にはシャッ
フルコマンド等の特殊再生コマンドを無効とするように
してもよい。
【0142】また、ディスクタイプコードをナビゲーシ
ョンユニット1やオーディオアンプユニット2に送信し
て、ディスクに応じた各種連係動作を実行させることも
可能である。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスク再
生装置は、再生されるディスクの種別を判別する種別判
別手段と、ディスク判別結果に応じて操作が無効とされ
る操作子を設定することのできる操作入力制御手段とを
設けるようにしたため、無用な操作をユーザーに実行さ
せないようにすることができ、操作性を向上させるとと
もに、これによって運転中の安全性も維持できる。また
操作が無効と設定された操作子が操作された際には、警
告音を出力させることのできる警告音発生手段を備える
ことで、ユーザーの状態認識が混乱したりすることもな
くなる。
【0144】また再生されるディスクの種別を判別する
種別判別手段と、ディスク判別結果に応じて、接続され
たモニタ装置上で、ディスクの種別を表示させることの
できる表示制御手段を備えるようにすることで、再生デ
ィスクの種別を、例えばわざわざディスクマガジンから
取り出すようなことをしなくても確認でき、さらに再生
中にも一目で判別できるようになる。特に種別に応じて
それぞれ所定の色でディスク種別情報を表示させること
で確認の容易性は格段に向上するという効果がある。
【0145】さらに当該ディスク再生装置とシステム接
続されたオーディオ機器からの出力信号のソースを判別
するソース判別手段を備え、表示制御手段は、接続され
たモニタ装置上で、オーディオ機器からの出力信号のソ
ース情報を表示させることができるように構成すること
で、全体のシステム動作の確認も容易となる。そしてこ
れらのディスク種別や状態確認の容易性は、運転中の安
全性保持にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての車載用システムの
ブロック図である。
【図2】実施の形態におけるコントローラのソース表示
処理のフローチャートである。
【図3】実施の形態における操作コマンドの説明図であ
る。
【図4】実施の形態における操作コマンドの無効設定の
説明図である。
【図5】実施の形態における操作コマンドの無効設定が
行なわれた場合の操作に対する処理のフローチャートで
ある。
【図6】実施の形態におけるカスタムファイルの説明図
である。
【図7】実施の形態における種別判別処理のフローチャ
ートである。
【図8】実施の形態における種別判別処理のフローチャ
ートである。
【図9】実施の形態における種別判別処理のフローチャ
ートである。
【図10】実施の形態における種別判別処理のフローチ
ャートである。
【図11】実施の形態における再生時の処理のフローチ
ャートである。
【図12】実施の形態における再生時のCD−DA処理
のフローチャートである。
【図13】実施の形態における再生時のCD−ROM処
理のフローチャートである。
【図14】実施の形態における再生時の規格ディスク処
理のフローチャートである。
【図15】実施の形態における再生時のCD−I処理の
フローチャートである。
【図16】実施の形態における再生時のCD−G処理の
フローチャートである。
【図17】実施の形態における再生時のビデオCD処理
のフローチャートである。
【図18】実施の形態における連続再生時の処理のフロ
ーチャートである。
【図19】実施の形態における連続再生時のCD−DA
処理のフローチャートである。
【図20】実施の形態における連続再生時のCD−G処
理のフローチャートである。
【図21】実施の形態における連続再生時のビデオCD
処理のフローチャートである。
【図22】CD方式のフレーム構造の説明図である。
【図23】CD方式のサブコーディングの説明図であ
る。
【図24】CD方式のサブQデータの説明図である。
【図25】CD方式のTOCデータの説明図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーションユニット 2 オーディオアンプユニット 3 CDチャンジャーユニット 5 スピーカ部 6 モニタ装置 10 通信ライン 11 ナビゲーションコントローラ 21 オーディオコントローラ 23 操作キー 24 チューナ部 26 テーププレーヤ部 27 セレクタ/アンプ部 31 コントローラ 32 RAM 33 アラーム発生部 34 CDドライバ 35 ディスクマガジン 36 EFMデコーダ 37 CD−Gデコーダ 38 MPEGデコーダ 39 OSD処理部 40 映像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 朋晃 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のディスクに対して再生動作を
    行なうことができるディスク再生装置において、 再生されるディスクの種別を判別する種別判別手段と、 前記種別判別手段によるディスク判別結果に応じて、操
    作が無効とされる操作子を設定することのできる操作入
    力制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とするディスク再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記操作入力制御手段によって操作が無
    効と設定された操作子が操作された際には、警告音を出
    力させることのできる警告音発生手段を備えたことを特
    徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 複数種類のディスクに対して再生動作を
    行なうことができるディスク再生装置において、 再生されるディスクの種別を判別する種別判別手段と、 前記種別判別手段によるディスク判別結果に応じて、接
    続されたモニタ装置上で、ディスクの種別を表示させる
    ことのできる表示制御手段を備えたことを特徴とするデ
    ィスク再生装置。
  4. 【請求項4】 当該ディスク再生装置とシステム接続さ
    れたオーディオ機器からの出力信号のソースを判別する
    ソース判別手段を備え、 前記表示制御手段は、接続されたモニタ装置上で、前記
    オーディオ機器からの出力信号のソース情報を表示させ
    ることができるように構成されたことを特徴とする請求
    項3に記載のディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、接続されたモニタ
    装置上でディスクの種別を表示させる際に、種別に応じ
    てそれぞれ所定の色でディスク種別情報を表示させるこ
    とができるように構成されたことを特徴とする請求項3
    に記載のディスク再生装置。
JP20937395A 1995-07-26 1995-07-26 ディスク再生装置 Withdrawn JPH0944984A (ja)

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JP20937395A JPH0944984A (ja) 1995-07-26 1995-07-26 ディスク再生装置

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ID=16571860

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054702A1 (ja) * 2004-11-18 2006-05-26 Pioneer Corporation 受信装置および受信方法
JP2006323203A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Sony Corp コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法
US7885515B2 (en) 2002-12-26 2011-02-08 Hitachi, Ltd. Recording/reproducing device and recording/reproduction method

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WO2006054702A1 (ja) * 2004-11-18 2006-05-26 Pioneer Corporation 受信装置および受信方法
JP2006323203A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Sony Corp コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法

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