JPH0944387A - ファイル管理システムおよびファイル情報表示方法 - Google Patents

ファイル管理システムおよびファイル情報表示方法

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JPH0944387A
JPH0944387A JP7195460A JP19546095A JPH0944387A JP H0944387 A JPH0944387 A JP H0944387A JP 7195460 A JP7195460 A JP 7195460A JP 19546095 A JP19546095 A JP 19546095A JP H0944387 A JPH0944387 A JP H0944387A
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JP
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name
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JP7195460A
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Masako Sato
雅子 佐藤
Toru Imai
徹 今井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザがファイルの内容を読み出すことなく、
ファイル内容を推察できるようにする。 【解決手段】ファイルの内容を表すためのファイル識別
情報を表示するためのビューワ機能がそのファイル管理
システム11自体に設けられており、オペレーティング
システムまたはアプリケーションプログラムからファイ
ル名一覧表示命令が出力されると、その命令に対してフ
ァイル記憶部210内に存在する全てのファイルそれぞ
れについてのファイル名とそれら各ファイルの内容を表
すためのファイル識別情報とをが対応して画面表示され
る。このように、ファイル名と対応してそのファイル名
を補完するための情報としてファイル識別情報が表示さ
れるため、ユーザはそのファイル識別情報によってファ
イル内容を推測する事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計算機システム
内のファイルをファイル名によって管理するファイル管
理システムおよびそのファイル管理システムを利用して
ファイル情報を表示するファイル情報表示方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一版に、多量のデータを整理して効率良
く管理するために多くの計算機システムでは、ファイル
管理システムを搭載している。ファイル管理システム
は、オペレーティングシステムが提供するファイル管理
機能を実現するためのものであり、ディスク上にファイ
ルを生成するときに空き領域を探したり、ディスク上の
アドレスやファイルサイズなどのファイルに関する各種
情報の管理を行う。
【0003】例えば、新しくファイルを生成するとき
は、ファイル管理システムは、ファイル管理テーブルに
ディスク上のアドレス、サイズ、生成日時、更新日時、
ファイル名などを記録する。ファイルを変更したりオー
バーライトした場合には、ファイル管理テーブルに記憶
しているサイズや更新日時を変更する。
【0004】また、ファイルを消去した場合は、ファイ
ル管理テーブルの消去ファイルに関する情報を消去す
る。このようなファイル管理システムを搭載することに
より、ユーザはデータを意味のある単位でファイルとし
て管理したり、実際のディスク上での位置などを気にす
ることなくデータを扱うことができる。
【0005】ユーザがファイルを特定するための識別情
報として、通常はファイル名が用いられる。ファイル名
はファイル管理システムにて記憶されている。ファイル
名はユーザがファイルを特定するための識別情報である
ためファイル管理システムにおいて一意でなくてはなら
ない。通常は、データをファイルとして保存するとき
に、ユーザはファイル名を付与し、ファイル管理システ
ムはそのファイル名をファイル管理テーブルに登録す
る。ユーザがあるファイルの内容をリードする場合は、
ファイル名を入力する。ファイル管理システムは与えら
れたファイル名を基にファイル管理テーブルから該当す
るファイルのディスク上の位置、サイズなどを検索し、
実際にディスクからデータを読みだす。
【0006】以上述べたように、ファイル名はユーザが
ファイルを特定するための情報であるため、通常はファ
イルの内容が推察できるような名前をつける。しかし、
ファイル名のバリエーションにも限界があるため、ファ
イル名から内容を推察するのが困難なケースも大いにあ
る。また、目的とするファイルのファイル名を覚えてい
ない場合は、いちいち内容を見なければ、そのファイル
が目的のものであるかどうかを判断できないため、ユー
ザにとっては非常に手間がかかりわずらわしい。
【0007】特に、自動的にファイル名をつけてデータ
を保存するようなアプリケーションの場合は、シーケン
スナンバーや時刻などのユーザが見て内容を判断できな
い名前がファイル名として付与されるので、ユーザがフ
ァイル名からその内容を推察するのはほとんど不可能に
なる。
【0008】このような問題に対して、最近では、ファ
イルに対して内容を示すタイトルなどを与えることで、
内容をすべて見なくてもある程度内容が推察できるよう
なビューワなどが開発されている。
【0009】例えば、HTML(Hyper Text
Markup Language)ビューワでは、ユ
ーザによって指定されたあるテキストファイルのデータ
列からタグと称される記号(<,>)が検出され、その
をタグによって囲まれたエレメントが表示される。
【0010】しかし、このようなビューワ機能は、編集
対象のファイルを指定して初めて利用できるものであ
る。このため、内容がある程度判明しているファイルに
ついて、そのファイルに記述された情報を選択的に取り
出してハイパーテキストを実現するなどのテキスト編集
が可能であるが、計算機システム内で管理されている多
数のファイルそれぞれの内容を推察するための情報提供
ツールとしては利用する事はできない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のファイル管理システムでは、ファイル名からファイ
ルの内容を推察することは困難であり、特に自動的にフ
ァイル名をつけてデータを保存するようなプログラムを
利用した場合には、ファイル名からだけではそのファイ
ルの内容を推察するための情報は何等得られ無いという
問題がある。また、従来のビューワ機能はテキストを見
るためのものであるため、計算機システム内で管理され
ている多数のファイルそれぞれの内容を推察するための
情報提供ツールとしては利用する事ができない欠点があ
った。
【0012】この発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、計算機システム内で管理されている多数の
ファイルそれぞれの内容を推察するための情報をユーザ
に提示できるようにし、ユーザによるファイルアクセス
の効率向上を図る事が可能なファイル管理システムおよ
びファイル情報表示方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、計算機シス
テム内のファイルをファイル名によって管理するファイ
ル管理システムに、オペレーティングシステムまたはア
プリケーションプログラムからのファイル名一覧表示命
令、または特定のファイルに対するファイル情報表示命
令に応答して、前記計算機システム内に存在する複数の
ファイルまたは前記ファイル内容表示命令によって指定
されたファイルについて、そのファイルの内容を表すた
めのファイル識別情報を表示する手段を設けたことを特
徴とする。
【0014】このファイル管理システムにおいては、フ
ァイルの内容を表すためのファイル識別情報を表示する
機能がファイル管理システム自体に設けられており、オ
ペレーティングシステムまたはアプリケーションプログ
ラムからファイル名一覧表示命令が出力されると、その
命令に対して計算機システム内に存在する複数のファイ
ルそれぞれについて、そのファイルの内容を表すための
ファイル識別情報が、あるいはファイル名とそれら各フ
ァイルの内容を表すためのファイル識別情報とをが対応
して画面表示される。また、ある特定のファイルの内容
を知るために使用されるファイル情報表示命令が出力さ
れた場合には、その指定されたファイルについて、ファ
イル識別情報が、あるいはファイル名とファイル識別情
報とが対応して画面表示される。このように、ファイル
名の代わりに、あるいはファイル名と一緒にそのファイ
ル名を補完するための情報としてファイル識別情報が表
示されるため、ユーザはファイル名だけではファイル内
容が推測不可能であっても、ファイル識別情報によって
ファイル内容を推測する事ができる。
【0015】ファイル識別情報としてはファイルを構成
するテキストデータ列中に含まれる見出し語などを利用
する事ができる。この場合、ファイルを構成するデータ
列に見出し語を予め別個に付加しておき、ファイル名一
覧表示命令に対して該当するファイルに付加されている
見出し語をファイル識別情報として表示したり、ファイ
ルを構成するデータ列中にタグなどの記号を記述してお
き、そのタグを利用してデータ列中から見出し語を抽出
して表示するなどの表示形態を利用する事ができる。
【0016】また、ファイル名一覧表示命令が発行され
てから見出し語を抽出するのではなく、ファイル保存時
に見出し語を抽出してそれをファイ名と一緒に記憶して
おき、ファイル名一覧表示命令が出された時は、それを
ファイル識別情報として表示することが好ましい。これ
により、ファイル名一覧表示命令が発行されてからファ
イル識別情報が表示されるまでの時間を大幅に短縮する
事ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態を説明する。
【0018】図1には、この発明の第1の実施形態に係
るファイル管理システムの構成が概念的に示されてい
る。このファイル管理システム11は、計算機システム
の2次記憶装置12に対するファイルの入出力をファイ
ル名によって管理するためのものであり、オペレーティ
ングシステムの一部として実現されている。
【0019】このファイル管理システム11は、保存対
象のファイルに対してはオペレーティングシステムまた
はアプリケーションプログラム13から与えられるファ
イル名を付与し、そのファイル名をファイル管理テーブ
ルなどに登録してファイルを管理する。キーボードから
のオペレーティングシステムレベルのコマンド入力やア
プリケーションプログラム13からのファイル読み出し
命令によってファイル名が指定されると、ファイル管理
システム11は、ファイル管理テーブルを参照して該当
するファイルが記憶されている2次記憶装置12、およ
びその2次記憶装置12内のアドレスを見つけ出す。
【0020】さらに、このファイル管理システム11に
は、キーボードからのオペレーティングシステムレベル
のコマンド入力やアプリケーションプログラム13から
のファイル一覧表示命令(例えば、dir)に対して、
全てのファイルそれぞれについてファイル名とそれを補
完するためのファイル識別情報を画面表示するビュー機
能が設けられている。ファイル識別情報は、そのファイ
ルの内容をユーザに推測させるために表示されるもので
あり、例えばそのファイルのタイトルなどの見出し語が
利用される。
【0021】このビュー機能は、ファイルに対応する識
別情報を記述するための識別情報記述部100、記述結
果を記憶する記述結果記憶部200、および識別情報を
抽出してファイル名と共に表示する識別情報抽出部30
0によって実現されている。この場合、識別情報記述部
100は、必ずしもファイル管理システム11内に用意
する必要は無く、ファイルを構成するデータ列中にタグ
などの記号をテキストエディタやワープロソフトなどの
アプリケーションプログラム13によって予め記述して
おき、そのタグで囲まれるエレメントを見出し語として
利用する事ができる。
【0022】図2には、ファイル管理システム11のビ
ュー機能によって提供されるファイル一覧表示画面(フ
ァイル一覧ビュー)の一例が示されている。
【0023】ファイル一覧ビューには、図示のように、
計算機システム内の全てのファイルそれぞれについてフ
ァイル名(1.TXT、2.TXT、…)とファイル識
別情報(OOOO、××××、…)が対応して表示され
る。
【0024】ファイルを構成するデータ列中のタグによ
って囲まれた見出し語をファイル識別情報として抽出し
て表示する場合には、ファイル管理システム11は、命
令dirに対して次のように動作する。
【0025】すなわち、ファイル管理システム11は、
ファイル管理テーブル11aを参照して各ファイル名そ
れぞれに対応するファイル格納位置を調べる。次いで、
各ファイルf1,f2,…fnをオープンして、それら
各ファイル内からタグで囲まれた見出し語を抽出する。
そして、ファイル毎にファイル名と見出し語を対にして
ファイル一覧ビューに表示する。
【0026】図3には、ファイルを構成するデータ列中
に記述されるタグの一例が示されている。
【0027】図3では、ファイル識別情報として使用す
る見出し語が〈識別情報start〉と〈識別情報en
d〉の2つのタグで囲まれている。この場合、OO新聞
×月△日号という文字列がファイル識別情報として抽出
される。
【0028】図12に、この発明のファイル管理一覧ビ
ュー機能を利用したファイル表示アプリケーションの表
示例を示す。アプリケーションは、本ファイル管理シス
テムにファイル一覧表示命令で取得した各々のファイル
の識別情報を画面に表示している。図12の例では、
「OO新聞×月△日号」、「◎◎新聞×月△日号」、
「△社プリンタ新製品(MMMM)」の3つのファイルが存
在している。ファイル表示アプリケーションは、ファイ
ル名と共に識別情報を表示することも可能である。
【0029】図4には、この場合のファイル一覧ビュー
の具体的な表示例が示されている。
【0030】この表示例は、ファイル名1235.tx
tのファイルについては文字列「OO新聞×月△日号」
がタグで囲まれており、同様に、ファイル名3456
7.txtのファイルについては文字列「◎◎新聞×月
△日号」が、ファイル名35678.txtのファイル
については文字列「△社プリンタ新製品(MMMM)」がタ
グで囲まれている場合に相当している。また、ファイル
識別情報の欄の「−」は、タグが指定されてないことを
示している。
【0031】図5には、ファイル識別情報の他の記述形
式の一例が示されている。
【0032】図5では、ファイルを構成するデータ列中
にタグを記述する代わりに、識別情報として使用するタ
イトルなどの見出し語を、ファイルを構成するデータ列
の先頭部などに付加されている。このようなファイル構
造はアプリケーションプログラムによって作成しても良
いし、あるいはファイル管理システム11の1つの機能
としてそのファイル構造を実現しても良い。
【0033】図5のようなファイル構造を利用した場合
には、ファイル管理システム11は、命令dirに対し
て、ディレクトリ11aを参照して各ファイル名それぞ
れに対応するファイル格納位置を調べ、そして各ファイ
ルから識別情報を取り出してそれをファイル一覧ビュー
に表示する。
【0034】図6には、図1のファイル管理システム1
1のさらに具体的な構成が示されている。
【0035】ファイル記憶部210は図1の2次記憶装
置12に相当するものであり、ここには計算機システム
内の全てのファイルが記憶されている。このファイル管
理システム11は、識別情報設定部110、ファイル管
理部220、および識別情報抽出部300から構成され
ており、ここでは、図1の記述結果記憶部200がファ
イル管理部220とファイル記憶部210とによって実
現されている。
【0036】ファイル管理部220は、ファイル記憶部
210に記憶しているファイルの管理を行う。例えば、
ファイル名、ファイル記憶部210上のアドレス、ファ
イルサイズ、ファイル生成日時、ファイル記憶部210
の空き領域などを管理する。ファイル記憶部210に記
憶されているファイルには、ファイル識別情報が記述さ
れている。識別情報設定部110は識別情報記述部10
0に対応するものであり、テキストエディタやワープロ
ソフトなどのアプリケーションプログラム13によって
実現することもできる。
【0037】次に、図7のフローチャートを参照して、
図6のシステムにおいてファイル名で指定されたファイ
ルのファイル識別情報をユーザに提示する手順を説明す
る。
【0038】ここでは、あるファイル名についての識別
情報表示命令がキーボードからのオペレーティングシス
テムレベルのコマンド入力やアプリケーションプログラ
ム13から発行された場合を例にとって説明する。
【0039】識別情報抽出部300は、識別情報表示命
令が入力されると、まず、その命令によって指定された
ファイル名のファイルが存在するかどうかを調べるため
に、ファイル管理部220にファイルオープン命令を入
力する(step300)。ファイル管理部220はフ
ァイルオープン命令を受け取ると、ファイル記憶部21
0に記憶しているファイルの中で指定されたファイル名
のファイルがあるかどうかをディレクトリを参照して調
べ、その結果を識別情報抽出部300に返す。
【0040】識別情報抽出部300は、ファイルが存在
している場合は、ファイルの内容をリード(step3
01)して、そのファイルのデータ列中からタグで囲ま
れた文字列をファイル識別情報として抽出する(ste
p302)。step300、step301でファイ
ルのオープンあるいはリードに失敗すると、識別情報抽
出部300は、識別情報取得要求元にファイルにアクセ
スできない旨を通知する(step304)。
【0041】次に、識別情報抽出部300は、step
302で抽出したファイル識別情報を要求元に提示し、
それを画面表示させる。識別情報が記述されていない場
合は、識別情報が抽出できない旨を通知する(step
303)。
【0042】要求元は、返却された識別情報をディスプ
レイに表示したり、あるいは音声出力するなどしてユー
ザに識別情報を通知する。
【0043】なお、ファイル一覧表示命令の場合には、
step300〜304の処理が全てのファイルに対し
て順次実行される。
【0044】このように、実施形態1のファイル管理シ
ステムにおいては、ファイルの内容を表すためのファイ
ル識別情報を表示するためのビュー機能がそのファイル
管理システム11自体に設けられており、オペレーティ
ングシステムまたはアプリケーションプログラムからフ
ァイル名一覧表示命令が出力されると、その命令に対し
て計算機システム内に存在する全てのファイルそれぞれ
についてのファイル名とそれら各ファイルの内容を表す
ためのファイル識別情報とをが対応して画面表示され
る。また、ある特定のファイルの内容を知るために使用
される識別情報表示命令が出力された場合には、その指
定されたファイルについて、ファイル名とファイル識別
情報とが対応して画面表示される。このように、ファイ
ル名と対応してそのファイル名を補完するための情報と
してファイル識別情報が表示されるため、ユーザはその
ファイル識別情報によってファイル内容を推測する事が
できる。
【0045】図8には、この発明の第2の実施形態に係
るファイル管理システム11の構成が示されている。
【0046】実施形態2のファイル管理システム11
は、ファイル保存時にそのファイルのファイル名と識別
情報との組をテーブルとして記憶しておくことにより、
実施形態1のようにファイルの内容をリードすることな
しに即座にファイル識別情報をユーザに提示できるよう
に改良されている。また、ファイルを消去する時は、フ
ァイル識別情報とファイル名の組を記録するテーブルか
ら消去したファイルに関する情報を消去することによ
り、テーブルがオーバーフローすることを防止してい
る。
【0047】この実施形態2のファイル管理システム1
1は、図示のように、識別情報検出部120、ファイル
情報検索部130、識別情報管理部140、および識別
情報記憶部230から構成されている。
【0048】識別情報検出部120は、各ファイルのデ
ータ列中に含まれるファイル識別情報をタグなにどを利
用して検出するためのものであり、その検出処理はファ
イル保存時に実行される。識別情報記憶部230は、フ
ァイル名とそのファイルに対するファイル識別情報とを
対応させて記憶するためのテーブルである。識別情報管
理部140は、識別情報記憶部230に対する読み書き
制御を行う。ファイル情報検索部130は、識別情報記
憶部230に格納されている情報の検索を行う。ファイ
ル記憶部210には多数のファイルが記憶されている。
ファイル管理部220は、ファイル記憶部210上のフ
ァイルの管理を行う部分であり、各ファイルのファイル
名、ファイル記憶部210上の格納位置、サイズ、生成
日時、更新日時などを管理する。
【0049】次に、図9のフローチャートを参照して、
図8のシステムにおいてデータをファイルとして保存
し、同時にファイルの識別情報とファイル名を識別情報
記憶部230に記憶する手順について説明する。
【0050】アプリケーションプログラム13によって
作成されたデータを保存する場合、そのデータは、保存
命令とファイル名と共に識別情報管理部140に入力さ
れる。識別情報管理部140は、保存するデータを識別
情報検出部120に入力する。
【0051】識別情報検出部120は、入力されたデー
タからファイル識別情報を検出する。ファイル識別情報
は保存するデータとは別にユーザなどによって指定され
る場合もあるし、保存するデータ中に図3のような形式
で含まれていたり、あるいは図5のような形式でファイ
ルデータに付加されている場合もある。
【0052】識別情報管理部140は、まず、ファイル
識別情報がデータとは別個に指定されているかどうかを
まず判断し(step100)、指定されていない場合
は、識別情報検出部120を用いて保存するデータ中か
らファイル識別情報を抽出する(step101)。こ
の場合、データ中にファイル識別情報が存在しない場合
もあり得る。
【0053】次に、識別情報管理部140は、入力され
たファイル名が識別情報記憶部230に登録されていな
いかどうかを調べる(step102)。この場合、識
別情報管理部140からファイル情報検索部130にフ
ァイル名が入力される。ファイル情報検索部130は入
力されたファイル名が識別情報記憶部230に既に登録
されているかどうかを検索する。既に登録されている場
合は、同じファイル名でファイルを生成することはでき
ないので、指定されたファイル名のファイルが既に存在
していることを要求元に通知し(step104)、保
存処理を終了する。
【0054】step102で、入力されたファイル名
のファイルが識別情報記憶部230に存在しないことが
検出された場合は、そのファイルのファイル識別情報が
識別情報記憶部230に存在するかどうかを調べる(s
tep103)。すでに存在している場合は、識別情報
が重複していることを保存要求元に通知し(step1
05)、処理を続行する。
【0055】ファイル名と識別情報が特定できたら、識
別情報管理部140は、ファイル管理部220にファイ
ル生成命令とファイル名、を入力する(step10
6)。ファイル管理部220はファイル生成を行い、そ
のファイル生成が正常に終了したら、保存するデータを
書き込む(step107)。データの書き込みに成功
したら、ファイル識別情報がある場合には、ファイル名
とそのファイル識別情報を識別情報記憶部230に登録
する(step110)。ファイル識別情報が無い場合
には、ファイル名だけが登録される事になる。その後、
ファイルをクローズして、保存終了通知とともに識別情
報記憶部230に記憶したファイル識別情報をファイル
保存要求元に通知して(step112)、保存処理を
終了する。識別情報記憶部230で記憶できる最大ファ
イル数は、ファイル管理部220の最大ファイル数より
大きいことが望ましい。
【0056】step106でファイルの生成が失敗し
た場合は、ファイル生成失敗と識別情報を保存要求元に
通知する(step108)。
【0057】step107でデータの書き込みに失敗
した場合は、ファイルをクローズし(step11
3)、保存失敗と識別情報を保存要求元に通知する(s
tep114)。
【0058】また、識別情報管理部130は、すでに存
在しているファイル名での保存命令を受けた場合(st
ep102)は、step104でファイルがすでに存
在していることを要求元に通知することができるので、
この通知を受け取った要求元は、ファイル名を変更して
保存命令を実行することができる。
【0059】保存要求元は、保存終了をユーザに通知す
る時は、ファイル情報検索部130への保存命令が終了
すると、ファイル情報検索部130からの終了通知をユ
ーザに提示する。提示方法は、ディスプレイに文字やイ
メージで表示したり、音声にて出力する方法などが考え
られる。この場合、登録されたファイル識別情報につい
てもユーザに提示される。
【0060】保存終了通知とファイル識別情報をユーザ
へ表示する例を図10に示す。
【0061】図10に示されているように、保存が終了
すると、登録されたファイル識別情報(ここでは、「O
O新聞×月△日号」)とファイル名(ここでは、012
345.txt)がユーザに提示される。
【0062】また、ファイルをコピーする場合は、コピ
ー元のファイルにファイル識別情報が設定してあるかど
うかを調べ、設定してある場合は、その識別情報を自動
的にコピー先のファイルに設定すれば良い。これによ
り、コピーしたファイルにいちいち識別情報を付与する
手間を省くことができる。
【0063】このようにしてファイル保存時に識別情報
記憶部230に記憶された内容はファイル情報表示命令
やファイル一覧表示命令が発行された時に読み出され、
該当する各ファイルのファイル識別情報とファイル名と
がユーザに提示される。
【0064】次に、図11のフローチャートを参照し
て、図8のシステムにおいてファイルを消去する手順に
ついて説明する。
【0065】まず、ファイル記憶部21からファイルを
削除する場合は、識別情報管理部140に消去命令が入
力されると共に、消去対象ファイルが識別情報管理部1
40に通知される。ファイルの指定の仕方はファイル名
でも良いし、ファイル識別情報でもよい。
【0066】識別情報管理部140は、step200
でファイルの特定方法がファイル名かファイル識別情報
かを判断する。ファイル識別情報で消去ファイルが指定
された場合は、識別情報記憶部230内に指定された識
別情報が登録されているかどうかが調べらる(step
201)。この場合、識別情報管理部140からファイ
ル情報検索部130に指定されたファイル識別情報が入
力される。ファイル情報検索部130は、識別情報記憶
部230内に指定されたファイル識別情報が登録されて
いるかどうかを調べる(step202)。
【0067】識別情報記憶部230に指定されたファイ
ル識別情報がない場合は、ユーザに識別情報あるいはフ
ァイル名の再入力を求めるために、指定された識別情報
が存在しないことを消去要求元に提示する(step2
03)。
【0068】次に、step202で識別情報記憶部2
30に指定された識別情報に対応するファイル名が登録
されているか否かを調べ、登録されてない場合は、異常
な状態であると判断して識別情報記憶部230から指定
ファイルに関する情報を削除する(step204)。
そして、ファイルの再指定を促すために、指定されたフ
ァイルが存在しないことを消去要求元に通知する(st
ep209)。
【0069】step202で識別情報記憶部230に
指定された識別情報に対応するファイル名が登録されて
いることが検出された場合は、ファイル管理部220に
ファイルの消去命令とともにファイル名を出力する(s
tep205)。
【0070】ファイル管理部220は、ファイル消去命
令とファイル名が入力されると、ファイル名で指定され
たファイルの消去を実行する。ファイルの消去が正常に
終了するとファイル消去正常終了を、正常に終了しなか
った場合はファイル消去異常終了をファイル情報検索部
130に通知する。
【0071】識別情報管理部130は、ファイル消去の
終了を通知されると正常に終了したか異常に終了したか
を判断し(step206)、正常に終了している場合
は、識別情報記憶部から消去ファイルに関する情報を消
去して(step207)、ファイルの消去正常終了通
知と消去したファイルのファイル名、識別情報を消去要
求元に通知する。step206で、ファイルの消去が
正常に終了しなかった場合は、ファイル消去失敗通知と
ファイル名、識別情報を消去要求元に出力する(ste
p208)。
【0072】消去要求元は、消去を要求した結果を通知
されると、通知の内容に応じてユーザに識別情報を用い
た消去結果を通知することができる。ユーザへの通知方
法は、ディスプレイへの文字、イメージによる表示、音
声による出力などが考えられる。
【0073】以上のように、実施形態2のファイル管理
システム11によれば、ファイル名一覧表示命令などが
発行されてからファイル識別情報を抽出するのではな
く、ファイル保存時にファイル識別情報を抽出してそれ
をファイ名と一緒に記憶しておき、ファイル名一覧表示
命令が出された時は、それがファイル識別情報として表
示され。従って、ファイル名一覧表示命令が発行されて
からファイル識別情報が表示されるまでの時間を大幅に
短縮する事ができる。また、ファイル名の代わりにファ
イル識別情報を用いてファイルを指定することができる
ので、ファイルの入出力やファイル整理を容易に行う事
ができ、ユーザにとっての使い勝手が更に向上する。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、計算機システ内で管理されている多数のファイルそ
れぞれの内容を推察するための情報をファイル名に付加
してユーザに提示できるようになり、ユーザによるファ
イルアクセスの効率向上を図る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1に係るファイル管理シス
テムの基本構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態1のファイル管理システムのビュー
機能によって提供されるファイル一覧表示画面の一例を
示す図。
【図3】同実施形態1のファイル管理システムにおける
ファイル識別情報の記述形式の一例を示す図。
【図4】図2のファイル一覧表示画面の具体的な表示例
を示す図。
【図5】同実施形態1のファイル管理システムにおける
ファイル識別情報の他の記述形式の一例を示す図。
【図6】図1のファイル管理システムのさらに具体的な
構成を示すブロック図。
【図7】図6のファイル管理システムにおけるファイル
識別情報表示処理の手順を示すフローチャート。
【図8】この発明の実施形態2に係るファイル管理シス
テムの構成を示すブロック図。
【図9】同実施形態2のファイル管理システムにおける
ファイル保存処理の手順を示すフローチャート。
【図10】同実施形態2のファイル管理システムにおい
てファイル保存処理終了時にユーザに提示されるファイ
ル識別情報の一例を示す図。
【図11】同実施形態2のファイル管理システムにおけ
るファイル削除処理の手順を示すフローチャート。
【図12】図2のファイル一覧表示画面の具体的な表示
例を示す図。
【符号の説明】
11…ファイル管理システム、100…識別情報記述
部、200…記述結果記憶部、300…識別情報抽出
部、110…識別情報設定部、210…ファイル記憶
部、220…ファイル管理部、120…識別情報検出
部、130…ファイル情報検索部、140…識別情報管
理部、230…識別情報記憶部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機システム内のファイルをファイル
    名によって管理するファイル管理システムにおいて、 オペレーティングシステムまたはアプリケーションプロ
    グラムからのファイル名一覧表示命令、または特定のフ
    ァイルに対するファイル情報表示命令に応答して、前記
    計算機システム内に存在する複数のファイル、または前
    記ファイル内容表示命令によって指定されたファイルに
    ついて、そのファイルの内容を表すためのファイル識別
    情報を表示する手段を具備することを特徴とするファイ
    ル管理システム。
  2. 【請求項2】 計算機システム内のファイルをファイル
    名によって管理するファイル管理システムを利用して、
    ファイル情報を表示するファイル情報表示方法であっ
    て、 オペレーティングシステムまたはアプリケーションプロ
    グラムからのファイル名一覧表示命令、または特定のフ
    ァイルに対するファイル情報表示命令に応答して、前記
    計算機システム内に存在するファイル毎にファイルをオ
    ープンし、 オープンされたファイルからそのファイルの内容を表す
    ファイル識別情報を抽出し、 その抽出されたファイル識別情報を表示することを特徴
    とするファイル情報表示方法。
  3. 【請求項3】 計算機システム内のファイルをファイル
    名によって管理するファイル管理システムを利用して、
    ファイル情報を表示するファイル情報表示方法であっ
    て、 ファイル保存時に保存対象のファイルからそのファイル
    の内容を表すためのファイル識別情報を抽出して、その
    ファイル識別情報をファイル名と対応させて登録し、 オペレーティングシステムまたはアプリケーションプロ
    グラムからのファイル名一覧表示命令、または特定のフ
    ァイルに対するファイル情報表示命令に応答して、前記
    計算機システム内に存在するファイル毎に、保存時に登
    録されたファイル識別情報を表示することを特徴とする
    ファイル情報表示方法。
JP7195460A 1995-07-31 1995-07-31 ファイル管理システムおよびファイル情報表示方法 Pending JPH0944387A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8433929B2 (en) 2007-04-19 2013-04-30 Panasonic Corporation Data management device, stored data management method and computer program

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