JPH0944063A - 画像形成装置の湿度調整手段 - Google Patents

画像形成装置の湿度調整手段

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JPH0944063A
JPH0944063A JP7218034A JP21803495A JPH0944063A JP H0944063 A JPH0944063 A JP H0944063A JP 7218034 A JP7218034 A JP 7218034A JP 21803495 A JP21803495 A JP 21803495A JP H0944063 A JPH0944063 A JP H0944063A
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JP
Japan
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humidity
sheet material
image forming
forming apparatus
air
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JP7218034A
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Nobuo Matsuoka
伸夫 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータ電力を使用せずにシート材の湿度調整
を行い、無駄な電力消費を行わずに、良好な品質の画像
を形成可能とする画像形成装置の湿度調節手段を提供す
る。 【構成】 シート材積載部17を流れる空気の流路の上
流側に化学吸湿剤24を含む除湿ユニット23を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の内
部及び付随する外部のシート材積載部を流れる空気の湿
度を一定に保持する湿度調整手段に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置として、例えば複写機が使
用されている地域は、東南アジアに見られる高温高湿の
地域から北アメリカに代表される低温低湿地域まで広範
囲であり、様々な稼働環境で使用されている。そして、
このように各地域において稼働する複写機は幅広い温湿
度環境域の中においても、いつでも均一な高品質画像を
形成することが要求されている。帯電/露光/現像プロ
セスを有する電子写真方式の複写機においてはこの幅広
い温湿度環境の変動は、現像器内のトナーの帯電量、そ
して画像が形成されるシート材の保湿量による絶縁抵抗
を大幅に変化させる。
【0003】従来、電子写真複写機ではこれら温湿度変
化により大幅に変化する各材料特性を適切化すべく電気
的な手段により帯電を補正制御する事に注力してきた。
その結果としてモノクロ原稿を対象とする単一色複写機
では前述なる環境変動に対してほぼ満足できる複写画像
品質を得られるようになった。
【0004】しかしながらモノクロ原稿と異なり、細か
な階調再現性を必要とするカラー複写機においてはモノ
クロ複写機と同様な環境温湿度変動であっても、複数種
類のトナーを用い、複数回の現像・定着を繰り返すこと
から僅かな画像の乱れがカラー複写画像品質を大きく低
下させてしまい、良好な画像を得る事が困難となってい
る。
【0005】この問題を回避すべくカラー複写機の稼働
環境はエアコン等の空調設備による温湿度コントロール
を行うことが推奨されるが、これら設備も夜間の複写機
停止時特に空調停止時には効果を期待することができな
い。例えば高湿環境下夜間放置ではカラー複写機内部に
放置された複写紙としてのシート材は夜間に吸湿し翌朝
からの使用ではシート材の絶縁抵抗が大きく低下してい
る為トナー像の転写特性が悪化し、飛散の多い不良画像
と成り易い。
【0006】そこで従来では、上記夜間複写機停止時の
複写紙吸湿を防止する為に、シート材の周辺環境温度を
高くしてシート材吸湿を防止する方法が提案されてい
た。この方法は、シート材載置トレーまたは装置内部の
空気温度を上昇させるヒータを常時オンさせておき、シ
ート材の吸湿を防止するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述従
来例においては、複写機内部のシート材周辺温度をあげ
る為にヒータを用いる為、余分な電力を必要とする。世
界的に省エネルギー政策が各国で成立し無駄な電力の消
費が禁止されていくさなか、例えば上記に説明したよう
なカラー複写機の特殊性をもって未使用時の無駄な電力
消費を許される状況は無くなりつつある。
【0008】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、ヒータ
電力を使用せずにシート材の湿度調整を行い、無駄な電
力消費を行わずに、良好な品質の画像を形成可能とする
画像形成装置の湿度調節手段を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為に
本発明にあっては、シート材積載部を流れる空気の流路
の上流側に化学吸湿剤を備えた事を特徴とする。
【0010】上記流路は少なくとも前記シート材積載部
を流れて装置内部を循環するもので、この循環経路に、
空気流を発生させる送風手段を備えることも好適であ
る。
【0011】前記化学吸湿剤と凝縮水タンク及びエアフ
ィルタを一体化した除湿ユニットを前記循環経路に備え
ることも好適である。
【0012】また、湿度センサを上記循環経路の複数箇
所に備え、それぞれの湿度センサに検知された湿度が所
定範囲内にあるように上記送風手段の空気流量及び空気
流方向を変更することも好ましい。
【0013】湿度センサを上記循環経路にある複数のシ
ート材積載部に備え、それぞれの湿度センサに検知され
た湿度差を解消するように上記送風手段の空気流方向を
変更することも好ましい。
【0014】但し、湿度調整手段は内蔵した電力蓄積手
段により画像形成装置本体の電源通電にかかわらず独立
して作動すること、及び内蔵した電力蓄積手段は画像形
成装置本体の電源通電時に充電されることも好ましい。
【0015】前記凝縮水タンクに蓄えられた水が規定量
となった場合に、オペレータに通知する通知手段を備え
ることも好ましい。
【0016】上記のように構成された本発明において
は、化学吸湿剤によりシート材積載部を流れる空気の水
分が吸収されて湿度が低下する。
【0017】装置内部を循環する循環経路に空気流を発
生させる送風手段を備えることで、除湿された空気が循
環するので、高い湿度の外気が装置内部に浸入すること
がないので循環空気の湿度調整を効果的に行える。
【0018】除湿カートリッジを循環経路に備えたもの
は、化学吸湿剤により凝縮された水分を凝縮水タンクに
蓄え、また、エアフィルタにより循環する空気が清浄化
される。
【0019】循環経路の複数箇所に備えられた湿度セン
サにより検知された湿度が所定範囲内にあるように送風
手段の空気流量及び空気流方向を変更することで、循環
経路内が所定の均一な湿度に調整される。
【0020】複数のシート材積載部に備えた湿度センサ
により検知された湿度の差が解消されるように送風手段
の空気流方向を変更することで、一方のシート材積載部
のみ過度に乾燥することなく均一な湿度調整を行う。
【0021】また、湿度調整手段は内蔵した電力蓄積手
段により作動可能であるので、所定の時間内であれば画
像形成装置本体に通電されていない場合でも、湿度調整
を行い、電力蓄積手段は画像形成装置本体の電源通電時
に充電される。
【0022】前記凝縮水タンクに蓄えられた水が規定量
となった場合に、オペレータに通知する通知手段を設け
ることで、オペレータが凝縮水タンクの満水を認知する
ことができるので除湿ユニットの交換を適切に行え、湿
度調整不能となることを防止する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施例によ
り説明する。図1は、本発明を適用した画像形成装置と
してのカラー複写機の構成説明図である。
【0024】図1により当実施例のカラー複写機の構成
を説明する。1はカラー複写機の作像部であるプリンタ
装置、2は複数のレーザー作像器(図示せず)より放射
されるレーザービームを作像走査させるポリゴンスキャ
ナーミラー、3aから3lは複数の走査ビームを複数の
感光ドラム4a〜4cへ反射誘導させる為の折り返しミ
ラー、4aから4dはそれぞれ異なった色に対応する静
電潜像を形成する感光ドラムである。
【0025】5aから5dは4aから4dの感光ドラム
に対応して感光ドラム上の静電潜像をそれぞれ対応する
色トナーで現像する現像器、6aから6dは4aから4
dの感光ドラム表面を、目的とする電位に均一帯電させ
る為の帯電ユニット、7aから7dは感光ドラム上に残
った残存トナーをドラム表面から欠き落とす為の複数の
クリーニングユニットである。
【0026】8は複数の感光ドラム上にそれぞれ形成さ
れた異なる色のトナー像を順次シート材上に重ねて転写
しながらシート材を搬送する為の転写ベルト、9aから
9dは複数の感光ドラム上に形成された異なる色のトナ
ー像を転写紙上に転写するための転写帯電ブレード、1
0は複数色のトナー像が形成され、転写ベルト上に静電
吸着した転写紙を転写ベルト上から分離する為の分離帯
電器、11a,11bは転写ベルト上に残った残留電荷
及び残留トナーを除去する為の除電クリーニングユニッ
ト、12a,b,cは転写ベルトを支持する為のベルト
支持ローラ、13は転写ベルト8上から分離された転写
紙を熱定着器14へ搬送する定着前搬送ユニット、14
は転写紙上のトナー像を熱融解定着させる為の定着器、
14a,bは熱定着ローラ、15a,bは定着ローラへ
熱供給する為の定着ヒータ、16は定着器より排出され
たシート材を積載する排紙トレイである。
【0027】一方シート材積載部17にはシート材を積
載する為のカラー複写機本体内部に収納されるシート材
カセット17a,bと、カラー複写機本体の側面に配置
される大容量のシート材供給ユニット17cが備えられ
ている。また、18a,b,cはシート材カセット内の
シート材を一枚ずつ転写ベルトに供給する為のリタード
ピックアップユニット、19a,b,cはピックアップ
ユニットで供給されたシート材を複写ベルトまで誘導す
るシート材ガイド板、20a,b,c,dはシート材を
複写ガイド板にそって搬送する為のシート材搬送ローラ
対、21はシート材を搬送すると共に所望の作像タイミ
ングにてシート材を転写ベルト上に送出するレジストロ
ーラである。
【0028】22は17a,bのシート材カセットを気
密性高く包み込むカセットチャンバ、23は化学吸湿剤
24とエアフィルタ25及び凝縮水タンク26からなる
除湿ユニットである。化学吸湿剤24としては、例えば
水酸化カルシウム等を用いることができるがこれに限ら
ず、他の吸湿性物質でも代用可能である。
【0029】27は除湿ユニット23から空気を吸い出
しカセットチャンバ22へ空気を送出する送風手段とし
ての送風器、28はカセットチャンバ22内の空気を除
湿ユニット23へ循環させる送風ダクト、51はカセッ
トチャンバ内の湿度を検出する温度センサである。52
は本体外のシート材供給ユニット17c内の湿度を検出
する湿度センサ、53は除湿ユニット近傍に設けられた
凝縮水位検知ユニットである。図3は、この除湿ユニッ
ト23近傍を拡大表示したものである。
【0030】30は前述のレーザー作像器,ポリゴンス
キャナーミラー,感光ドラム等の各構成要素の駆動制御
を行いカラー複写機の動作を制御する複写駆動制御装置
である。
【0031】図2において前述複写動作制御装置30の
構成を説明する。31は商用電源より複写機の駆動電力
を受ける電源コード、32は複写機の動作電力を断続す
る電源スイッチ、33は商用電源より複写機動作に必要
な直流電力を発生させる直流電源装置、34は複写機シ
ーケンス動作を発生する本体制御回路、35は本体制御
回路のシーケンス動作を各駆動モータ、各アクチュエー
タの駆動電力に変換する本体駆動回路、36は本体の各
作動状態検出センサ出力を受け本体制御回路34へ信号
マッチングさせる作動検出回路、37はオペレータが希
望する複写動作を本体制御回路に伝達し且つ本体制御回
路が判断する複写機動作状態を表示する為の操作部であ
る。
【0032】38は前述湿度センサ29の検出信号によ
り前述送風器27の送風量を調節し湿度を安定化させる
湿度調整回路であり、40は直流電源33からの電力を
制御する電力抵抗器、41は直流電源33からの電流流
入を可能としながら、かつ直流電源への電流流出を阻止
する逆流防止ダイオード、42は前述送風器27を駆動
し、湿度センサ29及び検出回路を駆動する為の電力蓄
積手段としての2次蓄電池、43は送風器27の駆動電
力を断続する除湿ユニット検知スイッチ、44は送風器
27を正逆転及び停止駆動する正逆転送風器ドライバ回
路、45は湿度センサ51,52の入力状態により正逆
転ドライバ44の電流方向を制御する回転方向判定器、
46は湿度センサ51,52の入力状態により正逆転ド
ライバ44の電流停止を制御するAND回路、47は2
つの入力状態を比較する湿度比較器A、48は2つの入
力状態を比較する湿度比較器B、49,50は湿度判定
基準となる湿度比較器A,Bの基準電圧源である。5
1、52は前述した湿度を検出する湿度センサである。
【0033】上記構成において装置動作を図2を使用し
て説明する。まず電源プラグ31より入力される商用電
力は複写機電源スイッチ32投入により直流電源装置3
3に供給される。直流電源装置の直流出力は本体駆動回
路35、本体制御回路34、本体作動検出回路36、本
体操作部37に供給され、複写機本体動作シーケンスが
開始される。この時同時に直流電源装置33の一部出力
は電流制御抵抗40及び逆流防止ダイオード41を通し
二次蓄電池42を充電する。
【0034】更に二次蓄電池42の電力出力は送風器2
7、除湿ユニット検知スイッチ43、送風器正逆転ドラ
イブ回路44、正逆転方向判定器45、ファン電流停止
制御AND回路46、湿度比較器A47及びB48、基
準電圧源49,50、複写機内カセットチャンバ湿度セ
ンサ51、複写機外シート材供給ユニット17c内の湿
度を検出する湿度センサ52に供給される。
【0035】電源スイッチ32が投入されている状態で
は、逆流防止ダイオード41に流れる電流は二次蓄電池
42への充電電流を必ず維持出来る値であり、それ故に
送風器27による電流消費の有無にかかわらず充電状態
が維持される。
【0036】電源スイッチ32が投入されると本体制御
装置34は、電源投入からスタンバイまでの一連シーケ
ンス動作を、作動検出回路37からの本体状態検知と本
体駆動回路35によるアクチュエータ/ヒータ制御によ
り実行する。主たる動作はポリゴンミラー2の定速回転
駆動、定着器14内上下定着器ヒータ15a,15bの
一定温度加熱制御、定着ローラ14a,14bの回転駆
動制御によるローラ表面温度均一化、各色感光ドラム4
a〜4dの回動駆動と帯電ユニット6a〜6dの高圧駆
動とレーザービーム露光駆動制御及び感光ドラム表面電
位計測による感光ドラム帯電量適正化、である。
【0037】次に図1と図2を用いて本体複写動作によ
る複写用紙の流れを説明する。操作部37のコピーボタ
ンが押下されると本体制御回路34は本体駆動回路35
に対し一連の駆動シーケンス信号を送出する。本体駆動
回路35出力はリタードピックアップユニット18a,
b,cのいずれかをONさせる。ここでは、リタードピ
ックアップユニット18aが駆動されたとする。ピック
アップされた一枚の複写用シート材を給紙ガイド19a
に送出する。送出された複写用紙は給紙ローラ20aと
20dにより搬送されレジストローラ21にて一端停止
させられる。
【0038】続くシーケンスにより適切なタイミングに
てレジストローラ21がONし複写用シート材は転写ベ
ルト8上に送出される。送出された複写用紙は感光ドラ
ム4a上に形成されたマイナス電位の第一色目トナー像
を転写帯電ブレード9aに印加したプラス高圧電位によ
り複写用シート材上に転写すると共に複写用シート材を
転写ベルト8上に静電吸着させる。
【0039】転写ベルト8の回動により転写ベルト上に
吸着し第一色目トナー像を転写した複写用シート材は第
2色目を転写帯電ブレード9b位置において転写する。
更成るベルト回動にて転写帯電ブレード9c,9d位置
にて同様に第3色目、第4色目のトナー像を転写紙上に
重ねて転写する。
【0040】4色のトナー像転写を終了した複写用シー
ト材は除電帯電器10による交流高圧により静電電荷を
取り除かれベルト支持ローラ12aの曲率変化により転
写ベルト8上から離れ、定着前搬送ユニット13により
定着ユニット14に搬送される。
【0041】定着ユニット14では定着上ローラ14
a,定着下ローラ14bはそれぞれ定着上ヒータ15
a,定着下ヒータ15bにより独立に加熱温度制御がか
けられ更に定着前搬送ユニット13の搬送ベルトと等速
で回動する。
【0042】定着上下ローラに進入した複写用シート材
上のトナーは上下ローラの熱により加熱され溶融定着し
排紙される。
【0043】次にシート材積載部の湿度調整機構の動作
を説明する。湿度調整機構の動作は当実施例では、以下
の3つのモードがある。 (1)送風器正転除湿モード。 (2)送風器逆転除湿モード。 (3)送風器停止モード。
【0044】また、前述した様に湿度調整機構は複写機
本体の電源プラグ31及び電源スイッチ32投入とは無
関係に作動する。
【0045】上記3つのモードを設定する理由は、複写
用シート材が積載された複写機内部カセットチャンバ及
び複写機外部のシート材供給ユニット17cのそれぞれ
のチャンバ空間体積は大きくかつ離れて存在するため、
複写機外部のシート材供給ユニット17cの湿度にのみ
注目し湿度調整を行った場合、除湿ユニット23に近い
乾燥空気の吐き出し口近傍にある複写機内部カセットチ
ャンバ22内空間の湿度は、外部シート材積載チャンバ
内空間の湿度より低くなるという現象が発生する為であ
り、この湿度バランスを無くする為に乾燥空気の送風方
向を正転と逆転で調整し湿度が目標値に至った時には送
風を停止して湿度調整する為である。調湿された複写用
シート材が乾燥し過ぎると、複写用シート材の紙絶縁抵
抗が設計値より大きく上がり過ぎ、トナー像の転写不良
を起こす原因となる。
【0046】従って、カセットチャンバ22内及び外部
シート材供給ユニット17cのチャンバ内にあるそれぞ
れ湿度センサの出力により以下の様な送風器の制御が複
写機動作とは無関係に行われる。
【0047】(1)の送風ファン正転除湿モードではま
ず本体内部カセットチャンバ内湿度センサの湿度が注目
される。湿度センサの出力は検出する空気の湿度が高い
と高くなり、逆に湿度が低いと低い値を示す。本体内部
カセットチャンバ内湿度が高く、湿度センサ51の指示
値が49湿度基準電圧VREFより高いと比較器47出
力は“L”となりAND回路46出力は“L”であり正
逆転方向判定器45出力も“L”となりファン正逆転ド
ライバ44は正回転動作モードとなり送風ファン27を
正回転させる。
【0048】除湿ユニット22を除湿装置21内に装着
すると除湿ユニット検知スイッチ43が接触し送風器2
7が送風開始する。送風ファンにより帰還ダクト28か
ら吸い上げられた湿度含有空気は除湿ユニット22内の
化学吸湿剤24に接触し吸湿され乾いた空気となってエ
アフィルタ25を通して粉体、オゾン等不要物質浄化さ
れカセットチャンバ22に送出される。送出された乾燥
浄化空気(太矢印)は上段カセット17a、下段カセッ
ト17b周囲空間を透過し送出ダクト22aまたは22
bへと送り込まれる。
【0049】この上下段カセット空間を通過する際、乾
燥浄化空気はカセット内に積載された複写用シート材の
含有水分を吸収し乾燥状態から湿度を上げる。
【0050】複写機外部のシート材供給ユニット17c
が付属している場合には、吸湿空気は送出ダクト22a
から送り出されて外部シート材供給ユニット17cの積
載チャンバ内に送り込まれる。外部シート材供給ユニッ
ト17cは複写機本体内シート材カセットと異なり大量
のシート材を積載しており、このチャンバ内において送
り込まれた吸湿空気は更に積載シート材の含有水分を吸
湿し湿度の高い空気となってチャンバ内を下降し帰還ダ
クト28を通し除湿ユニット23に戻り化学吸湿剤24
にて吸湿され乾燥した空気となってエアフィルタ25を
通し乾燥浄化空気となり送風器27により送り出され
る。
【0051】(2)の送風器逆転除湿モードに入る為に
は本体内カセットチャンバ内湿度が49湿度基準電圧V
REFより低い場合である。(1)の送風器正転除湿モ
ード動作により51本体内カセットチャンバ内湿度セン
サの値が下がって来ると、センサ51の指示値が基準電
圧源Bの湿度基準電圧VREFより低くなり比較器47
出力は“H”となりAND回路46出力は比較器48出
力に依存する。
【0052】また、本体外部シート材供給ユニット17
cのチャンバ内湿度が高いと、湿度センサ52の指示値
が湿度基準電圧VREFより高くなり比較器48の出力
は“L”となりAND回路46出力は“L”であり正逆
転方向判定器45出力は“H”となりファン正逆転ドラ
イバ44は逆回転動作モードとなり送風器27を逆回転
させる。送風器の逆回転により乾燥空気の流れは図1に
示す太矢印と反対方向に流れる。この動作により外部複
写用シート材供給ユニット17cのチャンバ内に乾燥度
の高い空気が優先的に流れ外部複写用シート材供給ユニ
ット17cを積極的に乾させる。
【0053】(3)のモードでは、上記(2)の送風器
逆転除湿モードが進むことにより、外部複写用シート材
供給ユニット17cのチャンバ内の湿度を測定する湿度
センサ52の出力は湿度低下の為に下降し、基準電圧源
Bの湿度基準電圧VREFより低くなると比較器48出
力は“H”となりAND回路46出力は“H”となり正
逆転方向判定器45出力は“L”となるが、送風器27
の正逆転ドライバ44は動作/停止制御入力に動作の優
先権を持たせてある為、送風器停止モードとなり送風器
27の回転を停止させる。
【0054】送風器27の停止により複写機内部カセッ
トチャンバ内湿度及び複写機外部シート材積載チャンバ
内湿度は乾燥空気の積極的な通風が途絶える為しばし安
定状態を維持する。しかしカセットチャンバ及び外部シ
ート材供給ユニット17cのチャンバは給紙ガイド19
c,給紙ローラ18c等の部材やアクチュエータが気密
状態を開放するため両チャンバ外部の空気が両チャンバ
内に侵入する。チャンバ内の湿度が再び湿度基準レベル
を越えるとまた上述した(1)送風器正転除湿モードに
入る。
【0055】上記(1)(2)(3)の動作を常時繰り
返しながら湿度調整を実行し、凝縮水が凝縮水タンクの
規定水位に達した時には除湿ユニット本体側に設けられ
た凝縮水位検知ユニット53により、作動検出回路37
を通し本体制御回路34が読みとり凝縮水満杯除湿ユニ
ット交換指示を操作部37に表示する。
【0056】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、化学吸湿剤を使用した事によりシート材積載部
を流れる空気の水分が吸収されて湿度が低下し、ヒータ
等熱電力を使用せず複写用シート材の湿度調整が可能と
なると共に、複写装置の湿度調整に係わる電力を削減可
能となった。
【0057】装置内部を循環する循環経路に空気流を発
生させる送風手段を備えることで、除湿された空気が循
環するので、高い湿度の外気が常に装置内部に取り込ま
れることがないので循環空気の湿度調整を効果的に行え
る。
【0058】除湿ユニットを循環経路に備えたものは、
化学吸湿剤により凝縮された水分を凝縮水タンクに蓄
え、また、エアフィルタにより循環する空気が清浄化さ
れると同時に凝縮された水分の廃棄を容易に行えるもの
で、メインテナンス性の高いものである。
【0059】循環経路の複数箇所に備えられた湿度セン
サにより検知された湿度が所定範囲内にあるように送風
手段の空気流量及び空気流方向を変更することで、循環
経路内を所定の均一な湿度に調整することが可能にな
る。
【0060】特に、複数のシート材積載部に備えた湿度
センサにより検知された湿度の差が解消されるように送
風手段の空気流方向を変更することで、一方のシート材
積載部のみ過度に乾燥することなく均一な湿度調整が行
われる。
【0061】また、湿度調整手段は内蔵した電力蓄積手
段に蓄積された電力により作動可能であるので、所定の
時間内であれば画像形成装置本体に通電されていない場
合でも、装置内部の循環空気の湿度調整を行う。電力蓄
積手段は画像形成装置本体の電源通電時に充電されるの
で、電源オフ時には商用電力を全く必要としない。
【0062】凝縮水タンクに蓄えられた水が規定量とな
った場合に、オペレータに通知する通知手段を設けるこ
とで、オペレータが凝縮水タンクの満水を認知すること
ができ、除湿ユニットの交換を適切に行え、湿度調整不
能となることを防止する。
【0063】従って、本発明は従来電気ヒータによる発
熱を利用していた画像形成装置内部の湿度安定化を、画
像形成装置内に設けた水酸化カルシウム等の化学吸湿剤
とその吸湿剤に接触する機内空気流量により制御する事
を特徴としたもので、且つこの湿度安定化動作は画像形
成装置への電源供給が絶たれてもある所用時間調節可能
であり、この装置内部の循環経路を流通する乾燥空気の
流量と流れる方向の制御によりヒータの電力を全く必要
とせずに画像形成装置内の複写用シート材の湿度制御を
行う事が達成され、画像形成装置の設置環境の湿度の影
響による複写画像の変動を抑える事が可能となり高い画
像品質を常時形成することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例にかかわるカラー複写機
本体構成図。
【図2】図2は本発明の実施例にかかわるカラー複写機
本体制御構成図。
【図3】図3は本体の実施例にかかわる除湿ユニット構
成図。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 2 ポリゴンスキャナミラー 3a〜3l 折り返しミラー 4a〜4d 感光ドラム 5a〜5d 色トナー現像器 6a〜6d 帯電ユニット 7a〜7d クリーニングユニット 8 転写ベルト 9a〜9d 転写帯電ブレード 10 分離帯電器 11a,11b 除電クリーニングユニット 12a,12b,12c ベルト支持ローラ 13 定着前搬送ユニット 14 定着器 14a,14b 熱定着ローラ 15a,15b 定着ヒータ 16 排紙トレイ 17a,17b シート材カセット 18a,18b,18c リタードピックアップユニッ
ト 19a,19b,19c シート材ガイド板 20a,20b,20c,20d シート材搬送ローラ 21 レジストローラ 22 カセットチャンバ 23 除湿ユニット 24 化学吸湿剤 25 エアフィルタ 26 凝縮水タンク 27 送風器 28 送風ダクト 30 複写動作制御装置 31 電源コード 32 電源スイッチ 33 直流電源装置 34 本体制御回路 35 本体駆動回路 36 作動検出回路 37 操作部 38 湿度調整回路 40 電力抵抗器 41 逆流防止ダイオード 42 2次蓄電池 43 除湿カセット検知スイッチ 44 正逆転送風器ドライバ回路 45 回転方向判定器 46 AND回路 47,48 比較器A,B 49,50 基準電圧源 51,52 湿度センサ 53 凝縮水位検知ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材積載部を流れる空気の流路の上
    流側に化学吸湿剤を備えた事を特徴とする画像形成装置
    の湿度調整手段。
  2. 【請求項2】 上記流路は少なくとも前記シート材積載
    部を流れて装置内部を循環するもので、この循環経路
    に、空気流を発生させる送風手段を備えた事を特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置の湿度調整手段。
  3. 【請求項3】 前記化学吸湿剤と凝縮水タンク及びエア
    フィルタを一体化した除湿ユニットを前記循環経路に備
    えた事を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置の湿
    度調整手段。
  4. 【請求項4】 湿度センサを上記循環経路の複数箇所に
    備え、それぞれの湿度センサに検知された湿度が所定範
    囲内にあるように上記送風手段の空気流量及び空気流方
    向を変更することを特徴とする請求項2または3に記載
    の画像形成装置の湿度調整手段。
  5. 【請求項5】 湿度センサを上記循環経路にある複数の
    シート材積載部に備え、それぞれの湿度センサに検知さ
    れた湿度差を解消するように上記送風手段の空気流方向
    を変更することを特徴とする請求項2または3に記載の
    画像形成装置の湿度調整手段。
  6. 【請求項6】 内蔵した電力蓄積手段により画像形成装
    置本体の電源通電にかかわらず独立して作動することを
    特徴とする請求項2,3,4または5に記載の画像形成
    装置の湿度調整手段。
  7. 【請求項7】 内蔵した電力蓄積手段は画像形成装置本
    体の電源通電時に充電されることを特徴とする請求項6
    に記載の画像形成装置の湿度調整手段。
  8. 【請求項8】 前記凝縮水タンクに蓄えられた水が規定
    量となった場合に、オペレータに通知する通知手段を備
    えたことを特徴とする請求項3,4,5,6または7に
    記載の画像形成装置の湿度調整手段。
JP7218034A 1995-08-03 1995-08-03 画像形成装置の湿度調整手段 Withdrawn JPH0944063A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006182458A (ja) * 2004-12-24 2006-07-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2011105506A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Oki Data Corp 給紙装置及び画像形成装置
US8068760B2 (en) 2007-09-06 2011-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeder and image forming apparatus

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