JPH0943395A - 放射線遮蔽窓 - Google Patents
放射線遮蔽窓Info
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- JPH0943395A JPH0943395A JP19178495A JP19178495A JPH0943395A JP H0943395 A JPH0943395 A JP H0943395A JP 19178495 A JP19178495 A JP 19178495A JP 19178495 A JP19178495 A JP 19178495A JP H0943395 A JPH0943395 A JP H0943395A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal frame
- cold side
- inspection
- inner metal
- gasket
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- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 気密箇所の点検時、気密洩れが発見された場
合、どの箇所に気密洩れが発生しているのかを直ちに特
定できるようにした放射線遮蔽窓を提供する。 【解決手段】 少なくとも、コールド側カバーガラス５
の周囲を封止するガスケット６の封止部、外金枠２と内
金枠３との嵌合隙間１０を全周に亘って封止するガスケ
ット１１の封止部に気密検査用ガスの供給充填を行なう
点検用通路１２〜１６を個別に独立して形成し、個別検
査可能とした。
合、どの箇所に気密洩れが発生しているのかを直ちに特
定できるようにした放射線遮蔽窓を提供する。 【解決手段】 少なくとも、コールド側カバーガラス５
の周囲を封止するガスケット６の封止部、外金枠２と内
金枠３との嵌合隙間１０を全周に亘って封止するガスケ
ット１１の封止部に気密検査用ガスの供給充填を行なう
点検用通路１２〜１６を個別に独立して形成し、個別検
査可能とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力施設や放射
性物質を取り扱う施設等を収容した密閉室の内部を直接
監視するための監視窓に設置される放射線遮蔽窓の気密
箇所の点検性を改善した放射線遮蔽窓に関するものであ
る。
性物質を取り扱う施設等を収容した密閉室の内部を直接
監視するための監視窓に設置される放射線遮蔽窓の気密
箇所の点検性を改善した放射線遮蔽窓に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】放射線遮蔽窓は、放射性物質を取り扱う
施設を収容する密閉室を囲繞するコンクリート等の遮蔽
壁の一部に、内部の観察やマニュピレーターによる遠隔
操作のために設置されている。この放射線遮蔽窓に必要
なことは、コンクリート等の遮蔽壁と同じ放射線遮蔽能
力があること、および、内部が鮮明に見えることであ
る。このため、放射線遮蔽窓は、遮蔽ガラスと、この遮
蔽ガラスを組み込むための窓枠とからなる。この窓枠
は、遮蔽壁の開口部に気密に固着される外金枠と、この
外金枠に装着される内金枠とからなり、この内金枠に遮
蔽ガラスが装着されている。またこの遮蔽ガラスを保護
するため、カバーガラスが内部側（ホット側）、外部側
（コールド側）に装着されている。そして、これらの箇
所にはガスケットが装着され、気密に封止されている。
なお、万一に備えて、密閉室の内部は常時減圧され、外
部よりも低圧に保持されており、これによって、気密洩
れが発生しても、汚染空気が外部に流出することが防止
されている。
施設を収容する密閉室を囲繞するコンクリート等の遮蔽
壁の一部に、内部の観察やマニュピレーターによる遠隔
操作のために設置されている。この放射線遮蔽窓に必要
なことは、コンクリート等の遮蔽壁と同じ放射線遮蔽能
力があること、および、内部が鮮明に見えることであ
る。このため、放射線遮蔽窓は、遮蔽ガラスと、この遮
蔽ガラスを組み込むための窓枠とからなる。この窓枠
は、遮蔽壁の開口部に気密に固着される外金枠と、この
外金枠に装着される内金枠とからなり、この内金枠に遮
蔽ガラスが装着されている。またこの遮蔽ガラスを保護
するため、カバーガラスが内部側（ホット側）、外部側
（コールド側）に装着されている。そして、これらの箇
所にはガスケットが装着され、気密に封止されている。
なお、万一に備えて、密閉室の内部は常時減圧され、外
部よりも低圧に保持されており、これによって、気密洩
れが発生しても、汚染空気が外部に流出することが防止
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記放射線遮蔽窓は、
定期的或いは随時、外金枠と内金枠の隙間に窒素ガス等
を充填して、充填直後の圧力と所定時間経過後の圧力と
を測定し、両圧力値の変化の有無により気密洩れの有無
を判断し、万一、気密洩れが発見された場合には、その
箇所を探し、ボルトの弛みがないかどうか、及び、ガス
ケットの交換をすべきかどうか等を検討し、気密洩れの
修復に必要な処置が施される。
定期的或いは随時、外金枠と内金枠の隙間に窒素ガス等
を充填して、充填直後の圧力と所定時間経過後の圧力と
を測定し、両圧力値の変化の有無により気密洩れの有無
を判断し、万一、気密洩れが発見された場合には、その
箇所を探し、ボルトの弛みがないかどうか、及び、ガス
ケットの交換をすべきかどうか等を検討し、気密洩れの
修復に必要な処置が施される。
【０００４】しかし、従来の放射線遮蔽窓は、単に、外
金枠と内金枠の隙間に窒素ガス等を充填するだけで気密
洩れの有無を点検しており、万一、気密洩れが発見され
た場合、具体的に、どの箇所に気密洩れが発生している
のかを直ちに特定できなかった。そのため、気密洩れ箇
所を特定するのに長時間を要する不具合があった。
金枠と内金枠の隙間に窒素ガス等を充填するだけで気密
洩れの有無を点検しており、万一、気密洩れが発見され
た場合、具体的に、どの箇所に気密洩れが発生している
のかを直ちに特定できなかった。そのため、気密洩れ箇
所を特定するのに長時間を要する不具合があった。
【０００５】本発明の目的は、気密箇所の点検時、気密
洩れが発見された場合、どの箇所に気密洩れが発生して
いるのかを直ちに特定できるようにした放射線遮蔽窓を
提供することにある。
洩れが発見された場合、どの箇所に気密洩れが発生して
いるのかを直ちに特定できるようにした放射線遮蔽窓を
提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、原子力施設又は放射性物質を取り扱う施
設等を収容する密閉室を囲繞する遮蔽壁の開口部に気密
に装着された外金枠と、外金枠に装着された内金枠と、
内金枠に装着された遮蔽ガラスと、内金枠のコールド側
端面にガスケットを介して気密に封止固着されるコール
ド側カバーガラスと、外金枠及び内金枠の嵌合隙間をコ
ールド側端面でガスケットを介して気密に封止する押え
縁とからなり、少なくとも、上記コールド側カバーガラ
スのガスケット封止部に内金枠のコールド側端面から点
検用ガスを供給充填可能とした第１点検用通路と、上記
外金枠及び内金枠の隙間を封止するガスケット封止部に
外金枠及び内金枠のコールド側端面から点検用ガスを供
給充填可能とした第２及び第３点検用通路とを有する放
射線遮蔽窓を提供する。上記ホット側とは、原子力施設
又は放射性物質を取り扱う施設等を収容する密閉室を囲
繞する遮蔽壁の内側を意味し、また、コールド側とは、
外側を意味するものとする。このように各点検用通路を
互いに独立させて形成しておけば、気密箇所の点検時、
それぞれ個別に点検ができ、気密洩れが発見された場
合、どの箇所に気密洩れが発生しているのかを直ちに特
定できる。
め、本発明は、原子力施設又は放射性物質を取り扱う施
設等を収容する密閉室を囲繞する遮蔽壁の開口部に気密
に装着された外金枠と、外金枠に装着された内金枠と、
内金枠に装着された遮蔽ガラスと、内金枠のコールド側
端面にガスケットを介して気密に封止固着されるコール
ド側カバーガラスと、外金枠及び内金枠の嵌合隙間をコ
ールド側端面でガスケットを介して気密に封止する押え
縁とからなり、少なくとも、上記コールド側カバーガラ
スのガスケット封止部に内金枠のコールド側端面から点
検用ガスを供給充填可能とした第１点検用通路と、上記
外金枠及び内金枠の隙間を封止するガスケット封止部に
外金枠及び内金枠のコールド側端面から点検用ガスを供
給充填可能とした第２及び第３点検用通路とを有する放
射線遮蔽窓を提供する。上記ホット側とは、原子力施設
又は放射性物質を取り扱う施設等を収容する密閉室を囲
繞する遮蔽壁の内側を意味し、また、コールド側とは、
外側を意味するものとする。このように各点検用通路を
互いに独立させて形成しておけば、気密箇所の点検時、
それぞれ個別に点検ができ、気密洩れが発見された場
合、どの箇所に気密洩れが発生しているのかを直ちに特
定できる。
【０００７】本発明の放射線遮蔽窓において、少なくと
もコールド側の気密箇所に点検用通路を有している理由
は、コールド側、即ち遮蔽壁の外側では作業員が作業を
行なう等の理由から、気密性に対する安全面で最も重要
な箇所となり得るからである。当然、更なる安全を確保
するために、コールド側に加えてホット側の気密箇所に
も点検用通路を設けてもよい。
もコールド側の気密箇所に点検用通路を有している理由
は、コールド側、即ち遮蔽壁の外側では作業員が作業を
行なう等の理由から、気密性に対する安全面で最も重要
な箇所となり得るからである。当然、更なる安全を確保
するために、コールド側に加えてホット側の気密箇所に
も点検用通路を設けてもよい。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施例の概略を
示す放射線遮蔽窓の縦断側面図であって、１は原子力施
設又は放射性物質を取り扱う施設等を収容する密閉室を
囲繞するコンクリート等の遮蔽壁、２は遮蔽壁１の矩形
開口部に気密に装着された外金枠、３は外金枠２に装着
された内金枠、４は内金枠３に装着された３層の遮蔽ガ
ラス、５は内金枠３のコールド側端面にガスケット６を
介して気密に封止固着されたコールド側カバーガラス、
７は外金枠２のホット側端面にガスケット８を介して気
密に封止固着されるホット側カバーガラス、９は外金枠
２及び内金枠３の隙間１０をコールド側端面でガスケッ
ト１１を介して気密に封止する押え縁、１２は上記コー
ルド側カバーガラス５のガスケット封止部Ａに内金枠３
のコールド側端面から点検用ガスを供給充填可能とした
第１点検用通路、１３、１４は上記外金枠２及び内金枠
３の隙間１０を封止するガスケット封止部Ｂに外金枠２
及び内金枠３のコールド側端面から点検用ガスを供給充
填可能とした第２及び第３点検用通路を示している。な
お、本実施例においては、上記ホット側カバーガラス７
のガスケット封止部Ｃに外金枠２のコールド側端面から
点検用ガスを供給充填可能とした第４点検用通路１５
と、上記外金枠２及び内金枠３の隙間１０に外金枠２の
コールド側端面から点検用ガスを供給充填可能とした第
５点検用通路１６を備えている。１７は気密確認検査装
置、１８はホット側、１９はコールド側を示している。
示す放射線遮蔽窓の縦断側面図であって、１は原子力施
設又は放射性物質を取り扱う施設等を収容する密閉室を
囲繞するコンクリート等の遮蔽壁、２は遮蔽壁１の矩形
開口部に気密に装着された外金枠、３は外金枠２に装着
された内金枠、４は内金枠３に装着された３層の遮蔽ガ
ラス、５は内金枠３のコールド側端面にガスケット６を
介して気密に封止固着されたコールド側カバーガラス、
７は外金枠２のホット側端面にガスケット８を介して気
密に封止固着されるホット側カバーガラス、９は外金枠
２及び内金枠３の隙間１０をコールド側端面でガスケッ
ト１１を介して気密に封止する押え縁、１２は上記コー
ルド側カバーガラス５のガスケット封止部Ａに内金枠３
のコールド側端面から点検用ガスを供給充填可能とした
第１点検用通路、１３、１４は上記外金枠２及び内金枠
３の隙間１０を封止するガスケット封止部Ｂに外金枠２
及び内金枠３のコールド側端面から点検用ガスを供給充
填可能とした第２及び第３点検用通路を示している。な
お、本実施例においては、上記ホット側カバーガラス７
のガスケット封止部Ｃに外金枠２のコールド側端面から
点検用ガスを供給充填可能とした第４点検用通路１５
と、上記外金枠２及び内金枠３の隙間１０に外金枠２の
コールド側端面から点検用ガスを供給充填可能とした第
５点検用通路１６を備えている。１７は気密確認検査装
置、１８はホット側、１９はコールド側を示している。
【０００９】コールド側カバーガラス５は、図２に示す
ように、周囲を押え縁５ａにより内金枠３のコールド側
端面にボルト５ｂで取り替え交換可能に締付け固定さ
れ、ガスケット６でコールド側カバーガラス５の周囲と
内金枠３のコールド側端面の周囲とを封止する構造とさ
れている。ガスケット６は、断面略横Ｈ型とされ、コー
ルド側カバーガラス５に接触する面と、内金枠３のコー
ルド側端面に接触する面とに環状溝６ａ、６ｂが形成さ
れ、両環状溝６ａ、６ｂは、適宜間隔で形成された連通
孔６ｃにより連通せしめられている。内金枠３には、第
１点検用通路１２が形成され、その終端が一方の環状溝
６ａに連通せしめられている。従って、第１点検用通路
１２に気密検査用ガスが供給充填されると、両環状溝６
ａ、６ｂから全周に充満し、コールド側カバーガラス５
に接触する面と、内金枠３のコールド側端面に接触する
面との内周側及び外周側の両方に亘って気密洩れの確認
検査が可能とされている。
ように、周囲を押え縁５ａにより内金枠３のコールド側
端面にボルト５ｂで取り替え交換可能に締付け固定さ
れ、ガスケット６でコールド側カバーガラス５の周囲と
内金枠３のコールド側端面の周囲とを封止する構造とさ
れている。ガスケット６は、断面略横Ｈ型とされ、コー
ルド側カバーガラス５に接触する面と、内金枠３のコー
ルド側端面に接触する面とに環状溝６ａ、６ｂが形成さ
れ、両環状溝６ａ、６ｂは、適宜間隔で形成された連通
孔６ｃにより連通せしめられている。内金枠３には、第
１点検用通路１２が形成され、その終端が一方の環状溝
６ａに連通せしめられている。従って、第１点検用通路
１２に気密検査用ガスが供給充填されると、両環状溝６
ａ、６ｂから全周に充満し、コールド側カバーガラス５
に接触する面と、内金枠３のコールド側端面に接触する
面との内周側及び外周側の両方に亘って気密洩れの確認
検査が可能とされている。
【００１０】押え縁９は、図３に示すように、外金枠２
及び内金枠３のコールド側端面に嵌合隙間１０を跨いで
ボルト９ａ、９ｂにより着脱可能に締付け固定され、ガ
スケット１１で外金枠２及び内金枠３のコールド側端面
における嵌合隙間１０を全周に亘って気密に封止する構
造とされている。ガスケット１１は、断面略Ｅ型とさ
れ、外金枠２に接触する部分と、内金枠３に接触する部
分及び嵌合隙間１０の部分とに環状溝１１ａ、１１ｂ、
１１ｃが形成されている。各環状溝１１ａ、１１ｂに対
して、第２点検用通路１３、第３点検用通路１４が外金
枠２及び内金枠３に形成されているとともに、環状溝１
１ｃに対して、第５点検用通路１６が外金枠２に形成さ
れ、それぞれ独立して連通せしめられている。従って、
第２点検用通路１３、第３点検用通路１４に個別に気密
検査用ガスが供給充填されると、それぞれの環状溝１１
ａ、１１ｂに独立してガスが充満し、外金枠２及び内金
枠３のコールド側端面における隙間１０からの気密洩れ
の方向が外金枠２側からのものか、或いは、内金枠３側
からのものかを確認検査できるように構成されている。
また、第５点検用通路１６に気密検査用ガスが供給充填
されると、環状溝１１ｃ、外金枠２と内金枠３との隙間
１０、外金枠２、内金枠３及び遮蔽ガラス４とホット側
カバーガラス７との空間、内金枠３と遮蔽ガラス４との
間隙、遮蔽ガラス４とコールド側カバーガラス５との空
間にガスが充満し、放射線遮蔽窓全体における気密洩れ
の有無も確認検査できるように構成されている。
及び内金枠３のコールド側端面に嵌合隙間１０を跨いで
ボルト９ａ、９ｂにより着脱可能に締付け固定され、ガ
スケット１１で外金枠２及び内金枠３のコールド側端面
における嵌合隙間１０を全周に亘って気密に封止する構
造とされている。ガスケット１１は、断面略Ｅ型とさ
れ、外金枠２に接触する部分と、内金枠３に接触する部
分及び嵌合隙間１０の部分とに環状溝１１ａ、１１ｂ、
１１ｃが形成されている。各環状溝１１ａ、１１ｂに対
して、第２点検用通路１３、第３点検用通路１４が外金
枠２及び内金枠３に形成されているとともに、環状溝１
１ｃに対して、第５点検用通路１６が外金枠２に形成さ
れ、それぞれ独立して連通せしめられている。従って、
第２点検用通路１３、第３点検用通路１４に個別に気密
検査用ガスが供給充填されると、それぞれの環状溝１１
ａ、１１ｂに独立してガスが充満し、外金枠２及び内金
枠３のコールド側端面における隙間１０からの気密洩れ
の方向が外金枠２側からのものか、或いは、内金枠３側
からのものかを確認検査できるように構成されている。
また、第５点検用通路１６に気密検査用ガスが供給充填
されると、環状溝１１ｃ、外金枠２と内金枠３との隙間
１０、外金枠２、内金枠３及び遮蔽ガラス４とホット側
カバーガラス７との空間、内金枠３と遮蔽ガラス４との
間隙、遮蔽ガラス４とコールド側カバーガラス５との空
間にガスが充満し、放射線遮蔽窓全体における気密洩れ
の有無も確認検査できるように構成されている。
【００１１】ホット側カバーガラス７は、図４に示すよ
うに、周囲を押え縁７ａにより外金枠２のホット側端面
にボルト７ｂで取り替え交換可能に締付け固定され、ガ
スケット８で外金枠２のホット側端面の周囲を封止する
構造とされている。ガスケット８は、断面略横Ｈ型とさ
れ、ホット側カバーガラス７に接触する面と、外金枠２
のホット側端面に接触する面とに環状溝８ａ、８ｂが形
成され、両環状溝８ａ、８ｂは、適宜間隔で形成された
連通孔８ｃにより連通せしめられている。外金枠２に
は、第４点検用通路１５が形成され、その終端が一方の
環状溝８ｂに連通せしめられている。従って、第４点検
用通路１５に気密検査用ガスが供給充填されると、両環
状溝８ａ、８ｂから全周に充満し、ホット側カバーガラ
ス７に接触する面と、外金枠２のホット側端面に接触す
る面との内周側及び外周側の両方に亘って気密洩れの確
認検査が可能とされている。上記ガスケット８は、外周
部に保持枠８ｄが取付けられ、この保持枠８ｄにより、
ホット側カバーガラス７とは独立してコールド側からの
遠隔操作で取り替え交換可能とされている。また、ホッ
ト側カバーガラス７の取付ボルト７ｂは、押え縁７ａの
ボルト穴７ｃの一部に形成された雌ねじ部７ｄによっ
て、ホット側カバーガラス７のコールド側からの遠隔操
作による取り替え交換時の抜止め脱落が防止されてい
る。
うに、周囲を押え縁７ａにより外金枠２のホット側端面
にボルト７ｂで取り替え交換可能に締付け固定され、ガ
スケット８で外金枠２のホット側端面の周囲を封止する
構造とされている。ガスケット８は、断面略横Ｈ型とさ
れ、ホット側カバーガラス７に接触する面と、外金枠２
のホット側端面に接触する面とに環状溝８ａ、８ｂが形
成され、両環状溝８ａ、８ｂは、適宜間隔で形成された
連通孔８ｃにより連通せしめられている。外金枠２に
は、第４点検用通路１５が形成され、その終端が一方の
環状溝８ｂに連通せしめられている。従って、第４点検
用通路１５に気密検査用ガスが供給充填されると、両環
状溝８ａ、８ｂから全周に充満し、ホット側カバーガラ
ス７に接触する面と、外金枠２のホット側端面に接触す
る面との内周側及び外周側の両方に亘って気密洩れの確
認検査が可能とされている。上記ガスケット８は、外周
部に保持枠８ｄが取付けられ、この保持枠８ｄにより、
ホット側カバーガラス７とは独立してコールド側からの
遠隔操作で取り替え交換可能とされている。また、ホッ
ト側カバーガラス７の取付ボルト７ｂは、押え縁７ａの
ボルト穴７ｃの一部に形成された雌ねじ部７ｄによっ
て、ホット側カバーガラス７のコールド側からの遠隔操
作による取り替え交換時の抜止め脱落が防止されてい
る。
【００１２】上記各点検用通路１２〜１６は、互いに独
立させて形成することが必要である。そして、図１に示
すように、全てコールド側１９から気密確認検査装置１
７に配管接続できるようにするため、外金枠２及び内金
枠３のコールド側端面に形成される接続口には、クイッ
クジョイントタイプのカプラーが取り付けられ、気密確
認検査時に気密確認検査装置１７と配管接続できるよう
に構成される。
立させて形成することが必要である。そして、図１に示
すように、全てコールド側１９から気密確認検査装置１
７に配管接続できるようにするため、外金枠２及び内金
枠３のコールド側端面に形成される接続口には、クイッ
クジョイントタイプのカプラーが取り付けられ、気密確
認検査時に気密確認検査装置１７と配管接続できるよう
に構成される。
【００１３】本発明は上記した実施形態で実施され、気
密確認検査時には、第１〜第５点検用通路１２〜１６に
気密確認検査装置１７から個別に気密検査用ガスを供給
充填して、充填直後の圧力と所定時間経過後の圧力とを
測定し、両圧力値の変化により各気密箇所における気密
洩れの有無を判定する。気密洩れがあった場合、その箇
所のボルトの緊締状態を調べ、弛みがあれば、緊締し直
しを行い、それでも気密洩れが解消されなければ、ガス
ケットを取り替える等の修復処理が行なわれる。
密確認検査時には、第１〜第５点検用通路１２〜１６に
気密確認検査装置１７から個別に気密検査用ガスを供給
充填して、充填直後の圧力と所定時間経過後の圧力とを
測定し、両圧力値の変化により各気密箇所における気密
洩れの有無を判定する。気密洩れがあった場合、その箇
所のボルトの緊締状態を調べ、弛みがあれば、緊締し直
しを行い、それでも気密洩れが解消されなければ、ガス
ケットを取り替える等の修復処理が行なわれる。
【００１４】上記実施形態では、環状溝をガスケット側
に形成した場合を示しているが、この環状溝は、ガスケ
ットと接触する部材面側に点検用通路と連通させて形成
してもよい。
に形成した場合を示しているが、この環状溝は、ガスケ
ットと接触する部材面側に点検用通路と連通させて形成
してもよい。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、気密箇所の点検時、気
密洩れが発見された場合、どの箇所に気密洩れが発生し
ているのかを直ちに特定でき、当該箇所の気密洩れの修
復に必要な処置が直ちに実施できる。
密洩れが発見された場合、どの箇所に気密洩れが発生し
ているのかを直ちに特定でき、当該箇所の気密洩れの修
復に必要な処置が直ちに実施できる。
【図１】本発明の一実施例の概略を示す放射線遮蔽窓の
縦断側面図。
縦断側面図。
【図２】図１のＡ部の拡大縦断側面図。
【図３】図１のＢ部の拡大縦断側面図。
【図４】図１のＣ部の拡大縦断側面図。
１ 遮蔽壁 ２ 外金枠 ３ 内金枠 ４ 遮蔽ガラス ５ コールド側カバーガラス ６、８、１１ ガスケット ７ ホット側カバーガラス ９ 押え縁 １０ 嵌合隙間 １２〜１６ 第１〜第５点検用通路 １７ 気密確認検査装置 １８ ホット側 １９ コールド側
Claims (1)
- 【請求項１】 原子力施設又は放射性物質を取り扱う施
設等を収容する密閉室を囲繞する遮蔽壁の開口部に気密
に装着された外金枠と、 外金枠に装着された内金枠と、 内金枠に装着された遮蔽ガラスと、 内金枠のコールド側端面にガスケットを介して気密に封
止固着されるコールド側カバーガラスと、 外金枠及び内金枠の嵌合隙間をコールド側端面でガスケ
ットを介して気密に封止する押え縁とからなり、 少なくとも、上記コールド側カバーガラスのガスケット
封止部に内金枠のコールド側端面から点検用ガスを供給
充填可能とした第１点検用通路と、 上記外金枠及び内金枠の隙間を封止するガスケット封止
部に外金枠及び内金枠のコールド側端面から点検用ガス
を供給充填可能とした第２及び第３点検用通路とを有す
ることを特徴とする放射線遮蔽窓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19178495A JPH0943395A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 放射線遮蔽窓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19178495A JPH0943395A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 放射線遮蔽窓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0943395A true JPH0943395A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16280489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19178495A Pending JPH0943395A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 放射線遮蔽窓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0943395A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160081533A (ko) * | 2014-12-31 | 2016-07-08 | 한국기술교육대학교 산학협력단 | 아크릴계 고흡수성 수지의 제조방법 |
| CN108397103A (zh) * | 2018-04-14 | 2018-08-14 | 广东省建筑工程机械施工有限公司 | 一种热室窥视窗结构 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19178495A patent/JPH0943395A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160081533A (ko) * | 2014-12-31 | 2016-07-08 | 한국기술교육대학교 산학협력단 | 아크릴계 고흡수성 수지의 제조방법 |
| CN108397103A (zh) * | 2018-04-14 | 2018-08-14 | 广东省建筑工程机械施工有限公司 | 一种热室窥视窗结构 |
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