JPH0936846A - クロック再生装置 - Google Patents

クロック再生装置

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JPH0936846A
JPH0936846A JP7177772A JP17777295A JPH0936846A JP H0936846 A JPH0936846 A JP H0936846A JP 7177772 A JP7177772 A JP 7177772A JP 17777295 A JP17777295 A JP 17777295A JP H0936846 A JPH0936846 A JP H0936846A
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Akito Fukui
井 章 人 福
Takeo Matsuura
浦 健 夫 松
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロック再生モード切り換え時に、電圧制御
発振器に入力される電圧制御信号が変動することにより
発生する再生クロックの周波数ジッタを低減する。 【構成】 クロック再生モード通知信号117がSRT
Sクロック再生モードの場合に、セレクタ134が中間
値信号132を適応クロック再生用ローパスフィルタ1
35に出力し、適応クロック再生用ローパスフィルタ1
35が、適応クロック再生用電圧制御信号116をハイ
レベルとローレベルの中間の信号レベルにすることによ
り、クロック再生モードがSRTSクロック再生モード
から適応クロック再生モードに切り換わるときの電圧制
御信号118の変動量を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非同期転送モードのネ
ットワークを介して転送される固定速度データの送信用
クロックの再生を、送信用クロックの周波数情報を示す
同期タイムスタンプ残差を用いる方式と、固定速度デー
タを格納するバッファのバッファ量を用いる方式の2方
式を組み合わせることにより行なうクロック再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来のクロック再生装置につい
て説明する。図7は従来のクロック再生装置の構成を示
すものである。図7において、701はヘッダ部と情報
部からなり、情報部に固定速度データ、ヘッダ部に固定
速度データの送信用クロックの周波数情報を示す同期タ
イムスタンプ残差情報が記述された受信プロトコルデー
タユニット、702は網クロック、703は受信プロト
コルデータユニット701の到着タイミングを示すヘッ
ダパルス、704は受信プロトコルデータユニット70
1の情報部を格納する受信データ格納部、705は受信
データ格納部704へのデータ書き込み制御を行なう書
き込み制御部、706は受信プロトコルデータユニット
701のヘッダ部から同期タイムスタンプ残差情報を検
出するSRTS検出部、707は受信データ格納部70
4へデータを書き込むためのデータ書き込み信号、70
8は受信データ格納部704におけるデータ格納量を示
すデータ格納量通知信号、709は固定速度データの送
信側において、固定速度データがNビット送信される毎
に計測された送信時刻値の下位4ビット部分である同期
タイムスタンプ残差情報通知信号である。
【0003】710は受信データ格納部704のデータ
格納量に応じてSRTSクロック再生モードと適応クロ
ック再生モードの2つのモードを切り換えるクロック再
生モード切り換え部、711は電圧制御信号切り換え手
段であるセレクタ、712は電圧制御発振器、713は
同期タイムスタンプ残差情報が示す周波数情報に従って
電圧制御発振器712の出力信号の周波数を制御するS
RTSクロック再生制御部、714は受信データ格納部
704のデータ格納量が基準値を維持するように電圧発
振器712の出力を制御する適応クロック再生制御部、
715はSRTSクロック再生制御部713において生
成されたSRTSクロック再生用電圧制御信号、716
は適応クロック再生制御部714において生成された適
応クロック再生電圧制御信号、717はクロック再生モ
ード通知信号、718電圧制御信号、719は再生クロ
ック、720は受信データ格納部704からのデータ読
み出しを制御する読み出し制御部、721は受信データ
格納部704からデータを読み出すためのデータ読み出
し信号、722は受信データ格納部704から読み出さ
れた固定速度データである。
【0004】723は受信プロトコルデータユニット7
01の情報部に格納された固定速度データのNビットを
1周期とする位相比較用パルス、724は再生クロック
719のN周期毎に再生する参照用パルス、725は同
期タイムスタンプ残差情報通知信号709を用いて位相
比較用パルス723を生成する位相比較用パルス生成
部、726は再生クロック719を用いて参照用パルス
724を生成する分周回路、727は位相比較用パルス
723と参照用パルス724の位相差を示す位相比較出
力信号、728は位相比較パルス723と参照パルス7
24の位相を比較する位相比較器、729は位相比較出
力信号727の高周波成分を除去するSRTS用ローパ
スフィルタ、730は受信データ格納部704のデータ
格納量が基準値を越えていることを示すデータ格納レベ
ル通知信号、731はデータ格納量通知信号708を用
いてデータ格納レベル通知信号730を出力するデータ
格納レベル通知信号出力部、732はデータ格納レベル
通知信号730の高周波成分を除去する適応クロック再
生用ローパスフィルタである。
【0005】次に、上記従来例の動作を説明する。図8
に動作説明をするためのタイミング図を示す。図8にお
いて、81はデータ格納量通知信号(708)、82は
電圧制御信号(718)である。
【0006】書き込み制御部705は、受信プロトコル
データユニット701の情報部が受信データ格納部70
4に到着するタイミングで書き込み信号707をアクテ
ィブにして出力する。受信データ格納部704は、書き
込み信号707がアクティブのとき、到着した受信プロ
トコルデータユニット701を格納し、読み出し信号7
21がアクティブのとき、格納しているデータを再生ク
ロック719の速度で固定速度データ722として出力
する。また、受信データ格納部704は、格納している
データ量をデータ格納量通知信号708として出力す
る。SRTS検出部706は、受信プロトコルデータユ
ニット701のヘッダ部に記述されている同期タイムス
タンプ残差情報を検出し、同期タイムスタンプ残差情報
通知信号709として位相比較用パルス生成部725に
出力する。読み出し制御部720は、受信データ格納部
704のデータ格納量が基準値を初めて越えたときデー
タ読み出し信号721をアクティブとし、受信データ格
納部704に格納されているデータがなくなるまで、デ
ータを読み出し信号721をアクティブにする。
【0007】クロック再生モード切り換え部710は、
入力されたデータ格納量通知信号708が示すデータ格
納量が、受信データ格納部704のデータ格納量の上限
値より大きいとき、または受信データ格納部704のデ
ータ格納量の下限値より小さいとき、クロック再生モー
ド通知信号717が示すクロック再生モードを適応クロ
ック再生モードとし、データ格納量が受信データ格納部
704のデータ格納量の上限値より小さくかつ下限値よ
り大きいとき、クロック再生モード通知信号717が示
すクロック再生モードをSRTSクロック再生モードと
する。
【0008】位相比較用パルス生成部725は、入力さ
れた同期タイムスタンプ残差情報通知信号709をもと
に、固定速度データNビット毎の送信時刻を示すタイム
スタンプを復元し、固定速度データNビット分の時間毎
にパルスを発生し、位相比較用パルス723として出力
する。分周回路726は、入力された再生クロック71
9のN周期毎にパルスを発生し、参照用パルス724と
して出力する。位相比較器728は、入力された位相比
較用パルス723と参照用パルス724の位相を比較
し、参照用パルス724の位相が位相比較用パルス72
3の位相より進んでいるときには、位相比較出力信号7
27をローレベル、参照用パルス724の位相が位相比
較用パルス723の位相より遅れているときには、位相
比較出力信号727をハイレベルとして出力する。SR
TS用ローパスフィルタ729は、入力された位相比較
出力信号727の高周波成分を除去し、SRTS用電圧
制御信号715として出力する。
【0009】データ格納レベル通知信号出力部731
は、入力されたデータ格納量通知信号708と基準値と
を比較し、データ格納量が基準値を越えているときに
は、データ格納レベル通知信号730をハイレベルと
し、データ格納量が基準値を越えてないときには、デー
タ格納レベル通知信号730をローレベルとして出力す
る。適応クロック再生用ローパスフィルタ732は、入
力されたデータ格納レベル通知信号730の高周波成分
を除去し、適応クロック再生用電圧制御信号716とし
て出力する。
【0010】セレクタ711は、クロック再生モードが
適応クロック再生モードのとき、適応クロック再生用電
圧制御信号716を選択して電圧制御信号718として
出力し、クロック再生モードがSRTS再生モードのと
き、SRTS再生用電圧制御信号715を選択して電圧
制御信号718として出力する。
【0011】電圧制御発振器712は、入力された電圧
制御信号718の信号レベルがハイレベルとローレベル
の中間値に等しいとき、中心周波数のクロックを発生し
て再生クロック719として出力し、電圧制御信号71
8のハイレベルとローレベルの中間値に対する信号レベ
ルの増加分に応じて、再生クロック719の周波数を増
加させ、電圧制御信号718のハイレベルとローレベル
の中間値に対する信号レベルの減少分に応じて、再生ク
ロック719の周波数を減少させる。
【0012】このように、上記従来においても、受信デ
ータ格納部704のデータ格納量が増加または減少を続
けて、データ格納量が上限値または下限値を越えたと
き、適応クロック再生制御部714がデータ格納量を基
準値に戻すように再生クロック719の周波数を制御す
ることにより、受信データ格納部704においてアンダ
ーフローまたはオーバーフローが発生することなく、ク
ロック再生を行なうことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクロック再生装置では、電圧制御信号切り換え手段
であるセレクタ111が、電圧制御信号をSRTSクロ
ック再生用電圧制御信号715から適応クロック再生用
電圧制御信号716に切り換えたとき、SRTSクロッ
ク再生用電圧制御信号715の信号レベルがハイレベル
とローレベルの中間値にほぼ等しく、適応クロック再生
用電圧制御信号716の信号レベルがハイレベルまたは
ローレベルになっているため、電圧制御信号718の信
号レベルが大きく変動し、電圧制御発振器712から出
力される再生クロック719に大きな周波数ジッタが発
生するという問題があった。
【0014】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、電圧制御信号をSRTSクロック再生用電圧制御
信号から適応クロック再生用電圧制御信号に切り換える
ときに、再生クロックに発生する周波数ジッタを低減す
ることのできるクロック再生装置を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のクロック再生装置の第1の構成は、受信デ
ータ格納手段のデータ格納量が上限値と下限値の間にあ
る場合に、ハイレベルとローレベルの中間の信号レベル
に等しい中間値信号を選択して出力し、受信データ格納
手段のデータ格納量が上限値を上回るか下限値を下回っ
た場合に、データ格納量通知信号を選択して出力する中
間値信号選択出力手段を備えたものである。
【0016】上記目的を達成するために、本発明のクロ
ック再生装置の第2の構成は、中間値信号選択出力手段
に代えて、ARTSクロック再生用電圧制御信号と適応
クロック再生用電圧制御信号の信号レベルを比較し、S
RTSクロック再生用電圧制御信号の方が信号レベルが
大きいときにはハイレベル、適応クロック再生用電圧制
御信号の方が信号レベルが大きいときにはローレベルと
なる信号レベル比較結果通知信号を出力する信号レベル
比較手段と、受信データ格納手段のデータ格納量が上限
値と下限値の間にある場合に、信号レベル比較結果通知
信号がハイレベルのときには基準値を減少させ、信号レ
ベル比較結果通知信号がローレベルのときには基準値を
増加させて、それぞれデータ格納レベル通知信号生成手
段へ出力するデータ格納量基準値制御手段とを備えたも
のである。
【0017】上記目的を達成するために、本発明のクロ
ック再生装置の第3の構成は、中間値信号選択出力手段
に代えて、受信データ格納手段のデータ格納量が上限値
と下限値の間にある場合には、SRTSクロック再生用
電圧制御信号を選択して出力し、受信データ格納手段の
データ格納量が上限値を上回るか下限値を下回っている
場合には、データ格納レベル量通知信号を選択して出力
するSRTSクロック再生用電圧制御信号選択出力手段
を備えたものである。
【0018】
【作用】本発明は、上記第1の構成により、中間値信号
選択出力手段が、クロック再生モードがSRTSクロッ
ク再生モードのとき、中間値信号を適応クロック再生用
ローパスフィルタに出力し、クロック再生モードがSR
TSクロック再生モードから適応クロック再生モードに
切り換わるときの適応クロック再生用電圧制御信号の信
号レベルを、ハイレベルとローレベルの中間の信号レベ
ルに等しくすることにより、電圧制御信号を切り換える
ときの電圧制御信号の信号レベルの変動を、ハイレベル
とローレベルの中間の信号レベルにほぼ等しいSRTS
再生用電圧制御信号と、ハイレベルとローレベルの中間
値との差分に等しくすることができ、電圧制御信号が切
り換えられたときに再生クロックに発生する周波数ジッ
タを低減するという効果を有する。
【0019】本発明はまた、上記第2の構成により、信
号レベル比較手段が、SRTS再生用電圧制御信号の信
号レベルが適応クロック再生用電圧制御信号より大きい
ときには、信号レベル比較結果通知信号をハイレベルと
し、SRTS再生用電圧制御信号の信号レベルが適応ク
ロック再生用電圧制御信号より小さいときには、信号レ
ベル比較結果通知信号をローレベルとして出力し、基準
値制御手段が、クロック再生モードがSRTSクロック
再生モードかつ再生クロックの立ち上がりで信号レベル
比較結果通知信号がハイレベルのときに基準値を1だけ
減少させ、クロック再生モードがSRTSクロック再生
モードかつ再生クロックの立ち上がりで信号レベル比較
結果通知信号がローレベルのときには基準値を1だけ増
加させてデータ格納レベル通知信号出力部に出力するこ
とにより、適応クロック再生用電圧制御信号の信号レベ
ルがSRTS再生用電圧制御信号と等しくなり、電圧制
御信号が切り換えられたときに再生クロックに発生する
周波数ジッタを低減するという効果を有する。
【0020】本発明はまた、上記第3の構成により、S
RTS再生用電圧制御信号選択出力手段が、クロック再
生モードがSRTSクロック再生モードのとき、SRT
Sクロック再生用電圧制御信号を適応クロック再生用ロ
ーパスフィルタに出力して、クロック再生モードがSR
TSクロック再生モードから適応クロック再生モードに
切り換わるときの適応クロック再生用電圧制御信号の信
号レベルを、SRTS再生用電圧制御信号に等しくする
ことにより、電圧制御信号を切り換えるときの電圧制御
信号の信号レベルの変動を0に等しくすることができ、
電圧制御信号が切り換えられたときに再生クロックに発
生する周波数ジッタを低減するという効果を有する。
【0021】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明のクロック再生装置に実施例
について説明する。図1は本発明のクロック再生装置に
おける第1の実施例の構成を示すものである。図7に示
した従来例とは、適用クロック再生制御部114の構成
が異なるのみである。図1において、101はヘッダ部
と情報部からなり、情報部に固定速度データ、ヘッダ部
に固定速度データの送信用クロックの周波数情報を示す
同期タイムスタンプ残差情報が記述された受信プロトコ
ルデータユニット、102は網クロック、103は受信
プロトコルデータユニット101の到着タイミングを示
すヘッダパルス、104は受信プロトコルデータユニッ
ト101の情報部を格納する受信データ格納部、105
は受信データ格納部104へのデータ書き込み制御を行
なう書き込み制御部、106は受信プロトコルデータユ
ニット101のヘッダ部から同期タイムスタンプ残差情
報を検出するSRTS検出部、107は受信データ格納
部104へデータを書き込むためのデータ書き込み信
号、108は受信データ格納部104におけるデータ格
納量を示すデータ格納量通知信号、109は固定速度デ
ータの送信側において、固定速度データがNビット送信
される毎に計測された送信時刻値の下位4ビット部分で
ある同期タイムスタンプ残差情報通知信号である。
【0022】110は受信データ格納部104のデータ
格納量に応じてSRTS再生モードと適応クロック再生
モードの2つのモードを切り換えるクロック再生モード
切り換え部、111は電圧制御信号切り換え手段である
セレクタ、112は電圧制御発振器、113は同期タイ
ムスタンプ残差情報が示す周波数情報に従って電圧制御
発振器112の出力信号の周波数を制御するSRTSク
ロック再生制御部、114は受信データ格納部104の
データ格納量が基準値を維持するように電圧発振器11
2の出力信号を制御する適応クロック再生制御部、11
5はSRTSクロック再生制御部113において生成さ
れたSRTSクロック再生用電圧制御信号、116は適
応クロック再生制御部114において生成された適応ク
ロック再生用電圧制御信号、117はクロック再生モー
ド通知信号、118は電圧制御信号、119は再生クロ
ック、120は受信データ格納部104からのデータ読
み出しを制御する読み出し制御部、121は受信データ
格納部104からデータを読み出すためのデータ読み出
し信号、122は受信データ格納部104から読み出さ
れた固定速度データである。
【0023】123は受信プロトコルデータユニット1
01の情報部に格納された固定速度データのNビットを
1周期とする位相比較用パルス、124は再生クロック
119のN周期毎に発生する参照パルス、125は同期
タイムスタンプ残差情報通知信号109を用いて位相比
較用パルス123を生成する位相比較用パルス生成部、
126は再生クロック119を用いて参照用パルス12
4を生成する分周回路、127は位相比較用パルス12
3と参照パルス124の位相差を示す位相比較出力信
号、128は位相比較パルス123と参照パルス124
の位相を比較する位相比較器、129は位相比較出力信
号127の高周波成分を除去するSRTS用ローパスフ
ィルタ、130は受信データ格納部104のデータ格納
量が基準値を越えていることを示すデータ格納レベル通
知信号、131はデータ格納量通知信号108を用いて
データ格納レベル通知信号130を出力するデータ格納
レベル通知信号出力部、132はハイレベルとローレベ
ルの中間の信号レベルに等しい中間値信号、133は適
応クロック再生用ローパスフィルタ入力信号、134は
データ格納レベル通知信号130と中間値信号132の
いずれかを選択して適応クロック再生用ローパスフィル
タ入力信号133として出力する中間値信号選択出力部
であるセレクタ、135は適応クロック再生用ローパス
フィルタ入力信号133の高周波成分を除去する適応ク
ロック再生用ローパスフィルタである。
【0024】次に、上記第1の実施例の動作を説明す
る。図2に動作説明をするためのタイミング図を示す。
図2において、21はデータ格納量通知信号(10
8)、22は電圧制御信号(118)である。
【0025】書き込み制御部105は、受信プロトコル
データユニット101の情報部が受信データ格納部10
4に到着するタイミングで書き込み信号107をアクテ
ィブにして出力する。受信データ格納部104は、書き
込み信号107がアクティブのとき、到着した受信プロ
トコルデータユニット101を格納し、読み出し信号1
21がアクティブのとき、格納しているデータを再生ク
ロック119の速度で固定速度データ122として出力
する。また、受信データ格納部104は、格納している
データ量をデータ格納量通知信号108として出力す
る。SRTS検出部106は、受信プロトコルデータユ
ニット101のヘッダ部に記述されている同期タイムス
タンプ残差情報を検出し、同期タイムスタンプ残差情報
通知信号109として位相比較用パルス生成部125に
出力する。読み出し制御部120は、受信データ格納部
104のデータ格納量が基準値を初めて超えたときデー
タ読み出し信号121をアクティブとし、受信データ格
納部104に格納されているデータがなくなるまで、デ
ータ読み出し信号121をアクティブにする。
【0026】クロック再生モード切り換え部110は、
入力されたデータ格納量通知信号108が示すデータ格
納量が、受信データ格納部104のデータ格納量の上限
値より大きいとき、または受信データ格納部104のデ
ータ格納量の下限値より小さいとき、クロック再生モー
ド通知信号117が示すクロック再生モードを適応クロ
ック再生モードとし、データ格納量が受信データ格納部
104のデータ格納量の上限値より小さくかつ下限値よ
り大きいとき、クロック再生モード通知信号117が示
すクロック再生モードをSRTSクロック再生モードと
する。
【0027】位相比較用パルス生成部125は、入力さ
れた同期タイムスタンプ残差情報通知信号109をもと
に、固定速度データNビット毎の送信時刻を示すタイム
スタンプを復元し、固定速度データNビット分の時間毎
にパルスを発生し、位相比較用パルス123として出力
する。分周回路126は、入力された再生クロック11
9のN周期毎にパルスを発生し、参照用パルス124と
して出力する。位相比較器128は、入力された位相比
較用パルス123と参照用パルス124の位相を比較
し、参照用パルス124の位相が位相比較用パルス12
3の位相より進んでいるときには位相比較出力信号12
7をローレベル、参照用パルス124の位相が位相比較
用パルス123の位相より遅れているときには、位相比
較出力信号127をハイレベルとして出力する。SRT
S用ローパスフィルタ129は、入力された位相比較出
力信号127の高周波成分を除去し、SRTS用電圧制
御信号115として出力する。
【0028】データ格納レベル通知信号出力部131
は、入力されたデータ格納量通知信号108と基準値と
を比較し、データ格納量が基準値を超えてるときには、
データ格納レベル通知信号130をハイレベルとし、デ
ータ格納量が基準値を超えていないときには、データ格
納レベル通知信号130をローレベルとして出力する。
セレクタ134は、クロック再生モード通知信号117
が示すクロック再生モードが適応クロック再生モードで
あるとき、データ格納レベル通知信号130を選択して
出力し、クロック再生モード通知信号117が示すクロ
ック再生モードがSRTSクロック再生モードであると
き、中間値信号132を選択して適応クロック再生用ロ
ーパスフィルタ入力信号133として出力する。適応ク
ロック再生用ローパスフィルタ135は、適応クロック
再生用ローパスフィルタ入力信号133として中間値信
号132が入力されたときには、中間値信号132をそ
のまま適応クロック再生用電圧制御信号116として出
力し、適応クロック再生用ローパスフィルタ入力信号1
33としてデータ格納レベル通知信号130が入力され
たときには、高周波成分を除去して適応クロック再生用
電圧制御信号116として出力する。
【0029】セレクタ111は、クロック再生モードが
適応クロック再生モードのとき、適応クロック再生用電
圧制御信号116を選択して電圧制御信号118として
出力し、クロック再生モードがSRTSクロック再生モ
ードのとき、SRTS用電圧制御信号115を選択して
電圧制御信号118として出力する。
【0030】電圧制御発振器112は、入力された電圧
制御信号118の信号レベルがハイレベルとローレベル
の中間値に等しいとき、中心周波数のクロックを発生し
て再生クロック119として出力し、電圧制御信号11
8のハイレベルとローレベルの中間値に対する信号レベ
ルの増加分に応じて、再生クロック119の周波数を増
加させ、電圧制御信号118のハイレベルとローレベル
の中間値に対する信号レベルの減少分に応じて、再生ク
ロック119の周波数を減少させる。
【0031】このように、上記第1の実施例によれば、
適応クロック再生制御部114にセレクタ134を設け
て、クロック再生モードがSRTSクロック再生モード
のとき、適応クロック再生用ローパスフィルタ135に
中間値信号132を入力して、適応クロック再生用ロー
パスフィルタ135が出力する適応クロック再生用電圧
制御信号116の信号レベルをハイレベルとローレベル
の中間値にすることにより、クロック再生モードがSR
TSクロック再生モードから適応クロック再生モードに
変わるタイミングにおける電圧制御信号118の信号レ
ベルの変動値が、SRTS用電圧制御信号115と中間
値信号132の信号レベルの差分に等しくなり、電圧制
御発振器112が出力する再生クロック119に発生す
る周波数ジッタを低減することができる。
【0032】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。図3は本発明のクロック再生装置に
おける第2の実施例の構成を示すものである。図7に示
した従来例とは、適用クロック再生制御部314に対す
る入力が増えることが異なるのみである。図3におい
て、301はヘッダ部と情報部からなり、情報部に固定
速度データ、ヘッダ部に固定速度データの送信用クロッ
クの周波数情報を示す同期タイムスタンプ残差情報が記
述された受信プロトコルデータユニット、302は網ク
ロック、303は受信プロトコルデータユニット301
の到着タイミングを示すヘッダパルス、304は受信プ
ロトコルデータユニット301の情報部を格納する受信
データ格納部、305は受信データ格納部304へのデ
ータ書き込み制御を行なう書き込み制御部、306は受
信プロトコルデータユニット301のヘッダ部から同期
タイムスタンプ残差情報を検出するSRTS検出部、3
07は受信データ格納部304へデータを書き込むため
のデータ書き込み信号、308は受信データ格納部30
4におけるデータ格納量を示すデータ格納量通知信号、
309は固定速度データの送信側において、固定速度デ
ータがNビット送信される毎に計測された送信時刻値の
下位4ビット部分である同期タイムスタンプ残差情報通
知信号である。
【0033】310は受信データ格納部304のデータ
格納量に応じてSRTS再生モードと適応クロック再生
モードの2つのモードを切り換えるクロック再生モード
切り換え部、311は電圧制御信号切り換え手段である
セレクタ、312は電圧制御発振器、313は同期タイ
ムスタンプ残差情報が示す周波数情報に従って電圧制御
発振器312の出力信号の周波数を制御するSRTSク
ロック再生制御部、314は受信データ格納部304の
データ格納量が基準値を維持するように電圧発振器31
2の出力信号を制御する適応クロック再生制御部、31
5はSRTSクロック再生制御部313において生成さ
れたSRTSクロック再生用電圧制御信号、316は適
応クロック再生制御部314において生成された適応ク
ロック再生用電圧制御信号、317はクロック再生モー
ド通知信号、318は電圧制御信号、319は再生クロ
ック、320は受信データ格納部304からのデータ読
み出しを制御する読み出し制御部、321は受信データ
格納部304からデータを読み出すためのデータ読み出
し信号、322は受信データ格納部304から読み出さ
れた固定速度データである。
【0034】323は受信プロトコルデータユニット3
01の情報部に格納された固定速度データのNビットを
1周期とする位相比較用パルス、324は再生クロック
319のN周期毎に発生する参照パルス、325は同期
タイムスタンプ残差情報通知信号309を用いて位相比
較用パルス323を生成する位相比較用パルス生成部、
326は再生クロック319を用いて参照用パルス72
4を生成する分周回路、327は位相比較用パルス32
3と参照パルス324の位相差を示す位相比較出力信
号、328は位相比較パルス323と参照パルス324
の位相を比較する位相比較器、329は位相比較出力信
号327の高周波成分を除去するSRTS用ローパスフ
ィルタ、330は受信データ格納部304のデータ格納
量が基準値を超えていることを示すデータ格納レベル通
知信号、331はデータ格納量通知信号308を用いて
データ格納レベル通知信号330を出力するデータ格納
レベル通知信号出力部、332はSRTSクロック再生
用電圧制御信号315と適応クロック再生用電圧制御信
号316の信号レベルを比較する信号レベル比較部、3
33はSRTSクロック再生用電圧制御信号315と適
応クロック再生用電圧制御信号316の信号レベルの大
小を示す信号レベル比較結果通知信号、334は受信デ
ータ格納部304のデータ格納量の基準値を、適応クロ
ック再生用電圧制御信号316とSRTSクロック再生
用電圧制御信号315の信号レベルの大小に応じて制御
するデータ格納量基準値制御部、335は基準値信号、
336はデータ格納レベル通知信号330の高周波成分
を除去する適応クロックローパスフィルタである。
【0035】次に、上記第2の実施例の動作を説明す
る。図4に動作説明をするためのタイミング図を示す。
図4において、41はデータ格納量通知信号(30
8)、42は電圧制御信号(318)である。
【0036】書き込み制御部305は、受信プロトコル
データユニット301の情報部が受信データ格納部30
4に到着するタイミングで書き込み信号307をアクテ
ィブにして出力する。受信データ格納部304は、書き
込み信号307がアクティブのとき、到着した受信プロ
トコルデータユニット301を格納し、読み出し信号3
21がアクティブのとき、格納しているデータを再生ク
ロック319の速度で固定速度データ322として出力
する。また、受信データ格納部304は、格納している
データ量をデータ格納量通知信号308として出力す
る。SRTS検出部306は、受信プロトコルデータユ
ニット301のヘッダ部に記述されている同期タイムス
タンプ残差情報を検出し、同期タイムスタンプ残差情報
通知信号309として位相比較用パルス生成部325に
出力する。読み出し制御部320は、受信データ格納部
304のデータ格納量が基準値を初めて超えたときデー
タ読み出し信号321をアクティブとし、受信データ格
納部304に格納されているデータがなくなるまで、デ
ータ読み出し信号321をアクティブにする。
【0037】クロック再生モード切り換え部310は、
入力されたデータ格納量通知信号308が示すデータ格
納量が、受信データ格納部304のデータ格納量の上限
値より大きいとき、または受信データ格納部304のデ
ータ格納量の下限値より小さいとき、クロック再生モー
ド通知信号317が示すクロック再生モードを適応クロ
ック再生モードとし、データ格納量が受信データ格納部
304のデータ格納量の上限値より小さくかつ下限値よ
り大きいとき、クロック再生モード通知信号317が示
すクロック再生モードをSRTSクロック再生モードと
する。
【0038】位相比較用パルス生成部325は、入力さ
れた同期タイムスタンプ残差情報通知信号309をもと
に、固定速度データNビット毎の送信時刻を示すタイム
スタンプを復元し、固定速度データNビット分の時間毎
にパルスを発生し、位相比較用パルス323として出力
する。分周回路326は、入力された再生クロック31
9のN周期毎にパルスを発生し、参照用パルス324と
して出力する。位相比較器328は、入力された位相比
較用パルス323と参照用パルス324の位相を比較
し、参照用パルス324の位相が位相比較用パルス32
3の位相より進んでいるときには、位相比較出力信号3
27をローレベル、参照用パルス324の位相が位相比
較用パルス323の位相より遅れているときには、位相
比較出力信号327をハイレベルとして出力する。SR
TS用ローパスフィルタ329は、入力された位相比較
出力信号327の高周波成分を除去し、SRTS用電圧
制御信号315として出力する。
【0039】信号レベル比較部332は、SRTSクロ
ック再生用電圧制御信号315の信号レベルが適応クロ
ック再生用電圧制御信号316の信号レベルより大きい
とき、信号レベル比較結果通知信号333をハイレベル
とし、SRTSクロック再生用電圧制御信号315の信
号レベルが適応クロック再生用電圧制御信号316の信
号レベルより小さいとき、信号レベル比較結果通知信号
333をローレベルとして出力する。データ格納量基準
値制御部334は、再生クロック319の立ち上がりで
信号レベル比較結果通知信号333がハイレベルのと
き、受信データ格納部304のデータ格納量の基準値を
1だけ減少させ、再生クロック319の立ち上がりで信
号レベル比較結果通知信号333がローレベルのとき、
受信データ格納部304のデータ格納量の基準値を1だ
け増加させて、基準値信号335としてデータ格納レベ
ル通知信号出力部331へ出力する。データ格納レベル
通知信号出力部331は、入力されたデータ格納量通知
信号308と基準値信号335とを比較し、データ格納
量が基準値を超えているときには、データ格納レベル通
知信号330をハイレベルとし、データ格納量が基準値
を超えていないときには、データ格納レベル通知信号3
30をローレベルとして出力する。
【0040】セレクタ311は、クロック再生モードが
適応クロック再生モードのとき、適応クロック再生用電
圧制御信号316を選択して電圧制御信号318として
出力し、クロック再生モードがSRTSクロック再生モ
ードのとき、SRTS用電圧制御信号315を選択して
電圧制御信号318として出力する。
【0041】電圧制御発振器312は、入力された電圧
制御信号318の信号レベルがハイレベルとローレベル
の中間値に等しいとき、中心周波数のクロックを発生し
て再生クロック319として出力し、電圧制御信号31
8のハイレベルとローレベルの中間値に対する信号レベ
ルの増加分に応じて、再生クロック319の周波数を増
加させ、電圧制御信号318のハイレベルとローレベル
の中間値に対する信号レベルの減少分に応じて、再生ク
ロック319の周波数を減少させる。
【0042】このように、上記第2の実施例によれば、
適応クロック再生制御部314に対し、信号レベル比較
部332とデータ格納量基準値制御部334を設け、ク
ロック再生モードがSRTSクロック再生モードにおい
ても、SRTSクロック再生用電圧制御信号315の信
号レベルが適応クロック再生用電圧制御信号316より
大きいときには、基準値を減少させて適応クロック再生
用電圧制御信号316の信号レベルを増加させ、SRT
Sクロック再生用電圧制御信号315の信号レベルが適
応クロック再生用電圧制御信号316より小さいときに
は、基準値を増加させて適応クロック再生用電圧制御信
号316の信号レベルを減少させることにより、クロッ
ク再生モードがSRTSクロック再生モードの場合にお
けるSRTS再生用電圧制御信号315と適応クロック
再生用電圧制御信号316の信号レベルが等しくなり、
クロック再生モードがSRTSクロック再生モードから
適応クロック再生モードに変わるタイミングにおける電
圧制御信号318の信号レベルの変動値が0となるた
め、電圧発振器312が出力する再生クロック319に
発生する周波数ジッタを低減することができる。
【0043】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。図5は本発明の本発明のクロック再
生装置における第3の実施例の構成を示すものである。
図7に示した従来例とは、適用クロック再生制御部51
4の構成が異なるのみである。図5において、501は
ヘッダ部と情報部からなり、情報部に固定速度データ、
ヘッダ部に固定速度データの送信用クロックの周波数情
報を示す同期タイムスタンプ残差情報が記述された受信
プロトコルデータユニット、502は網クロック、50
3は受信プロトコルデータユニット501の到着タイミ
ングを示すヘッダパルス、504は受信プロトコルデー
タユニット501の情報部を格納する受信データ格納
部、505は受信データ格納部504へのデータ書き込
み制御を行なう書き込み制御部、506は受信プロトコ
ルデータユニット501のヘッダ部から同期タイムスタ
ンプ残差情報を検出するSRTS検出部、507は受信
データ格納部504へデータを書き込むためのデータ書
き込み信号、508は受信データ格納部504における
データ格納量を示すデータ格納量通知信号、509は固
定速度データの送信側において、固定速度データがNビ
ット送信される毎に計測された送信時刻値の下位4ビッ
ト部分である同期タイムスタンプ残差情報通知信号であ
る。
【0044】510は受信データ格納部504のデータ
格納量に応じてSRTSクロック再生モードと適応クロ
ック再生モードの2つのモードを切り換えるクロック再
生モード切り換え部、511は電圧制御信号切り換え手
段であるセレクタ、512は電圧制御発振器、513は
同期タイムスタンプ残差情報が示す周波数情報に従って
電圧制御発振器512の出力信号の周波数を制御するS
RTSクロック再生制御部、514は受信データ格納部
504のデータ格納量が基準値を維持するように電圧発
振器512の出力信号を制御する適応クロック再生制御
部、515はSRTSクロック再生制御部513におい
て生成されたSRTSクロック再生用電圧制御信号、5
16は適応クロック再生制御部514において生成され
た適応クロック再生用電圧制御信号、517はクロック
再生モード通知信号、518は電圧制御信号、519は
再生クロック、520は受信データ格納部504からの
データ読み出しを制御する読み出し制御部、521は受
信データ格納部504からデータを読み出すためのデー
タ読み出し信号、522は受信データ格納部504から
読み出された固定速度データである。
【0045】523は受信プロトコルデータユニット5
01の情報部に格納された固定速度データのNビットを
1周期とする位相比較用パルス、524は再生クロック
519のN周期毎に発生する参照パルス、525は同期
タイムスタンプ残差情報通知信号509を用いて位相比
較用パルス523を生成する位相比較用パルス生成部、
526は再生クロック519を用いて参照用パルス52
4を生成する分周回路、527は位相比較用パルス52
3と参照パルス524の位相差を示す位相比較出力信
号、528は位相比較パルス523と参照パルス524
の位相を比較する位相比較器、529は位相比較出力信
号527の高周波成分を除去するSRTS用ローパスフ
ィルタ、530は受信データ格納部504のデータ格納
量が基準値を超えていることを示すデータ格納レベル通
知信号、531はデータ格納量通知信号508を用いて
データ格納レベル通知信号530を出力するデータ格納
レベル通知信号出力部、532は適応クロック再生用ロ
ーパスフィルタ入力信号、533はデータ格納レベル通
知信号530とSRTSクロック再生用電圧制御信号5
15のいずれかを選択して適応クロック再生用ローパス
フィルタ入力信号532として出力するSRTSクロッ
ク再生用電圧制御信号選択出力部であるセレクタ、53
4は適応クロック再生用ローパスフィルタ入力信号53
2の高周波成分を除去する適応クロックローパスフィル
タである。
【0046】次に、上記第3の実施例の動作を説明す
る。図6に動作説明をするためのタイミング図を示す。
図6において、61はデータ格納量通知信号(50
8)、62は電圧制御信号(518)である。
【0047】書き込み制御部505は、受信プロトコル
データユニット501の情報部が受信データ格納部50
4に到着するタイミングで書き込み信号507をアクテ
ィブにして出力する。受信データ格納部504は、書き
込み信号507がアクティブのとき、到着した受信プロ
トコルデータユニット501を格納し、読み出し信号5
21がアクティブのとき、格納しているデータを再生ク
ロック519の速度で固定速度データ522として出力
する。また、受信データ格納部504は、格納している
データ量をデータ格納量通知信号508として出力す
る。SRTS検出部506は、受信プロトコルデータユ
ニット501のヘッダ部に記述されている同期タイムス
タンプ残差情報を検出し、同期タイムスタンプ残差情報
通知信号509として位相比較用パルス生成部525に
出力する。読み出し制御部520は、受信データ格納部
504のデータ格納量が基準値を初めて超えたときデー
タ読み出し信号521をアクティブとし、受信データ格
納部504に格納されているデータがなくなるまで、デ
ータ読み出し信号521をアクティブにする。
【0048】クロック再生モード切り換え部510は、
入力されたデータ格納量通知信号508が示すデータ格
納量が、受信データ格納部504のデータ格納量の上限
値より大きいとき、または受信データ格納部504のデ
ータ格納量の下限値より小さいとき、クロック再生モー
ド通知信号517が示すクロック再生モードを適応クロ
ック再生モードとし、データ格納量が受信データ格納部
504のデータ格納量の上限値より小さくかつ下限値よ
り大きいとき、クロック再生モード通知信号517が示
すクロック再生モードをSRTSクロック再生モードと
する。
【0049】位相比較用パルス生成部525は、入力さ
れた同期タイムスタンプ残差情報通知信号509をもと
に、固定速度データNビット毎の送信時刻を示すタイム
スタンプを復元し、固定速度データNビット分の時間毎
にパルスを発生し、位相比較用パルス523として出力
する。分周回路526は、入力された再生クロック51
9のN周期毎にパルスを発生し、参照用パルス524と
して出力する。位相比較器528は、入力された位相比
較用パルス523と参照用パルス524の位相を比較
し、参照用パルス524の位相が位相比較用パルス52
3の位相より進んでいるときには、位相比較出力信号5
27をローレベル、参照用パルス524の位相が位相比
較用パルス523の位相より遅れているときには、位相
比較出力信号527をハイレベルとして出力する。SR
TS用ローパスフィルタ529は、入力された位相比較
出力信号527の高周波成分を除去し、SRTS用電圧
制御信号515として出力する。
【0050】データ格納レベル通知信号出力部531
は、入力されたデータ格納量通知信号508と基準値と
を比較し、データ格納量が基準値を超えているときに
は、データ格納レベル通知信号530をハイレベルと
し、データ格納量が基準値を超えていないときには、デ
ータ格納レベル通知信号530をローレベルとして出力
する。セレクタ533は、クロック再生モード通知信号
517が示すクロック再生モードが適応クロック再生モ
ードであるとき、データ格納レベル通知信号530を選
択し、クロック再生モード通知信号517が示すクロッ
ク再生モードがSRTSクロック再生モードであると
き、SRTSクロック再生用電圧制御信号515を選択
して、適応クロック再生用ローパスフィルタ入力信号5
32として出力する。適応クロック再生用ローパスフィ
ルタ534は、適応クロック再生用ローパスフィルタ入
力信号532としてSRTSクロック再生用電圧制御信
号515が入力されたときには、SRTSクロック再生
用電圧制御信号515をそのまま適応クロック再生用電
圧制御信号516として出力し、適応クロック再生用ロ
ーパスフィルタ入力信号532としてデータ格納レベル
通知信号530が入力されたときには、高周波成分を除
去して適応クロック再生用電圧制御信号516として出
力する。
【0051】セレクタ511は、クロック再生モードが
適応クロック再生モードのとき、適応クロック再生用電
圧制御信号516を選択して電圧制御信号518として
出力し、クロック再生モードがSRTSクロック再生モ
ードのとき、SRTS用電圧制御信号515を選択して
電圧制御信号518として出力する。
【0052】電圧制御発振器512は、入力された電圧
制御信号518の信号レベルがハイレベルとローレベル
の中間値に等しいとき、中心周波数のクロックを発生し
て再生クロック519として出力し、電圧制御信号51
8のハイレベルとローレベルの中間値に対する信号レベ
ルの増加分に応じて、再生クロック519の周波数を増
加させ、電圧制御信号518のハイレベルとローレベル
の中間値に対する信号レベルの減少分に応じて、再生ク
ロック519の周波数を減少させる。
【0053】このように、上記第3の実施例によれば、
適応クロック再生制御部514にセレクタ533を設
け、クロック再生モードがSRTSクロック再生モード
のとき、適応クロック再生用ローパスフィルタ534に
SRTSクロック再生用電圧制御信号515を入力し
て、適応クロック再生用ローパスフィルタ534が出力
する適応クロック再生用電圧制御信号516の信号レベ
ルをSRTSクロック再生用電圧制御信号515と等し
くすることにより、クロック再生モードがSRTSクロ
ック再生モードから適応クロック再生モードに変わるタ
イミングにおける電圧制御信号518の信号レベルの変
動値が0となるため、電圧発振器512が出力する再生
クロック519に発生する周波数ジッタを低減すること
ができる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、上記第1の実施例から明らか
なように、クロック再生モードがSRTSクロック再生
モードのとき、適応クロック再生用ローパスフィルタに
中間値信号を入力して、適応クロック再生用ローパスフ
ィルタが出力する適応クロック再生用電圧制御信号の信
号レベルをハイレベルとローレベルの中間値にすること
により、クロック再生モードがSRTSクロック再生モ
ードから適応クロック再生モードに変わるタイミングに
おける電圧制御信号の信号レベルの変動値が、SRTS
再生用電圧制御信号と中間値信号の信号レベルの差分に
等しくなり、電圧制御発振器が出力する再生クロックに
発生する周波数ジッタを低減するという効果を有する。
【0055】本発明はまた、上記第2の実施例から明ら
かなように、クロック再生モードがSRTSクロック再
生モードの場合において、SRTS再生用電圧制御信号
の信号レベルが適応クロック再生用電圧制御信号より大
きいときには、基準値を減少させて適応クロック再生用
電圧制御信号の信号レベルを増加させ、SRTS再生用
電圧制御信号の信号レベルが適応クロック再生用電圧制
御信号より小さいときには、基準値を増加させて適応ク
ロック再生用電圧制御信号の信号レベルを減少させるこ
とにより、クロック再生モードがSRTSクロック再生
モードの場合におけるSRTSクロック再生用電圧制御
信号と適応クロック再生用電圧制御信号の信号レベルが
等しくなり、クロック再生モードがSRTSクロック再
生モードから適応クロック再生モードに変わるタイミン
グにおける電圧制御信号の信号レベルの変動値が0とな
るため、電圧制御発振器が出力する再生クロックの周波
数ジッタを低減するという効果を有する。
【0056】本発明はまた、上記第3の実施例から明ら
かなように、SRTS再生用電圧制御信号選択出力手段
が、クロック再生モードがSRTSクロック再生モード
のとき、SRTSクロック再生用電圧制御信号を適応ク
ロック再生用ローパスフィルタに出力して、クロック再
生モードがSRTSクロック再生モードから適応クロッ
ク再生モードに切り換わるときの適応クロック再生用電
圧制御信号の信号レベルをSRTS再生用電圧制御信号
に等しくすることにより、セレクタが電圧制御信号を切
り換えるときの電圧制御信号の信号レベルの変動を0に
等しくすることができ、電圧制御信号が切り換えられた
ときに再生クロックに発生する周波数ジッタを低減する
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるクロック再生装
置の概略構成を示すブロック図
【図2】同装置の動作を説明するためのタイミング図
【図3】本発明の第2の実施例におけるクロック再生装
置の概略構成を示すブロック図
【図4】同装置の動作を説明するためのタイミング図
【図5】本発明の第3の実施例におけるクロック再生装
置の概略構成を示すブロック図
【図6】同装置の動作を説明するためのタイミング図
【図7】従来のクロック再生装置の概略構成を示すブロ
ック図
【図8】同装置の動作を説明するためのタイミング図
【符号の説明】
101、301、501 受信プロトコルデータユニッ
ト 102、302、502 網クロック 103、303、503 ヘッダパルス 104、304、504 受信データ格納部 105、305、505 書き込み制御部 106、306、506 SRTS検出部 107、307、507 データ書き込み信号 108、308、508 データ格納量通知信号 109、309、509 同期タイムスタンプ残差情報
通知信号 110、310、510 クロック再生モード切り換え
部 111、311、511 セレクタ(電圧制御信号切り
換え手段) 112、312、512 電圧制御発振器 113、313、513 SRTSクロック再生制御部 114、314、514 適応クロック再生制御部 115、315、515 SRTS用電圧制御信号 116、316、516 適応クロック再生用電圧制御
信号 117、317、517 クロック再生モード通知信号 118、318、518 電圧制御信号 119、319、519 再生クロック 120、320、520 読み出し制御部 121、321、521 データ読み出し信号 122、322、522 固定速度データ 123、323、523 位相比較用パルス 124、324、524 参照用パスル 125、325、525 位相比較用パルス生成部 126、326、526 分周回路 127、327、527 位相比較出力信号 128、328、528 位相比較器 129、329、529 SRTS用ローパスフィルタ 130、330、530 データ格納レベル通知信号 131、331、531 データ格納レベル通知信号出
力部 132 中間値信号 133、532 適応クロック再生用ローパスフィルタ
入力信号 134 セレクタ(中間値信号選択出力部) 135、336、534 適応クロック再生用ローパス
フィルタ 332 信号レベル比較部 333 信号レベル比較結果通知信号 334 データ格納量基準値制御部 335 基準値信号 533 セレクタ(SRTSクロック再生用電圧制御信
号選択出力部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された電圧制御信号がハイレベルと
    ローレベルの中間の電圧値に等しいとき中心周波数の再
    生クロックを出力し、電圧制御信号のハイレベルとロー
    レベルの中間の電圧値に対する増加分または減少分に応
    じて出力する再生クロックの周波数を増加または減少さ
    せる電圧制御発振器と、ヘッダ部と情報部からなり、情
    報部に固定速度データ、ヘッダ部に固定速度データの送
    信クロックの周波数情報を示すタイムスタンプ残差が記
    述されたプロトコルデータユニットを受信し、プロトコ
    ルデータユニットの情報部のみを格納して再生クロック
    の速度でデータを出力する受信データ格納手段と、タイ
    ムスタンプ残差が示す周波数情報に従って再生クロック
    の周波数を制御するためのSRTSクロック再生用電圧
    制御信号を生成して前記電圧制御発振器に出力するSR
    TSクロック再生制御手段と、前記受信データ格納手段
    のデータ格納量が基準値を越えたときにハイレベル、越
    えてないときにローレベルとなるデータ格納レベル量通
    知信号を出力するデータ格納レベル量通知信号生成手段
    と、前記データ格納レベル量通知信号の高周波成分を除
    去して適応クロック再生用電圧制御信号として出力する
    適応クロック再生用ローパスフィルタと、前記受信デー
    タ格納手段のデータ格納量が上限値を上回るか下回った
    場合に適応クロック再生用電圧制御信号を選択して出力
    し、データ格納量が上限値と下限値の間にある場合にS
    RTSクロック再生用電圧制御信号を選択して出力する
    電圧制御信号切り換え手段とを備えたクロック再生装置
    において、受信データ格納手段のデータ格納量が上限値
    と下限値の間にある場合には、ハイレベルとローレベル
    の中間の信号レベルに等しい中間値信号を選択して出力
    し、受信データ格納手段のデータ格納量が上限値を上回
    るか下限値を下回った場合には、データ格納量通知信号
    を選択して出力する中間値信号選択出力手段を備えたク
    ロック再生装置。
  2. 【請求項2】 中間値信号選択出力手段に代えて、SR
    TSクロック再生用電圧制御信号と適応クロック再生用
    電圧制御信号の信号レベルを比較し、SRTSクロック
    再生用電圧制御信号の方が信号レベルが大きいときには
    ハイレベル、適応クロック再生用電圧制御信号の方が信
    号レベルが大きいときにはローレベルとなる信号レベル
    比較結果通知信号を出力する信号レベル比較手段と、受
    信データ格納手段のデータ格納量が上限値と下限値の間
    にある場合に、信号レベル比較結果通知信号がハイレベ
    ルのときには基準値を減少させ、信号レベル比較結果通
    知信号がローレベルのときには基準値を増加させて、そ
    れぞれデータ格納レベル通知信号生成手段へ出力するデ
    ータ格納量基準値制御手段とを備えた請求項1記載のク
    ロック再生装置。
  3. 【請求項3】 中間値信号選択出力手段に代えて、受信
    データ格納手段のデータ格納量が上限値と下限値の間に
    ある場合には、SRTSクロック再生用電圧制御信号を
    選択して出力し、受信データ格納手段のデータ格納量が
    上限値を上回るか下限値を下回っている場合には、デー
    タ格納レベル量通知信号を選択して出力するSRTSク
    ロック再生用電圧制御信号選択出力手段を備えた請求項
    1記載のクロック再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000253014A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Mitsubishi Electric Corp データ受信装置、これに用いられるソースクロック再生方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6721328B1 (en) 1999-11-19 2004-04-13 Adc Telecommunications, Inc. Adaptive clock recovery for circuit emulation service
US7106758B2 (en) 2001-08-03 2006-09-12 Adc Telecommunications, Inc. Circuit and method for service clock recovery
US7756233B2 (en) 2004-03-10 2010-07-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Data receiving device and data receiving method

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