JPH0936610A - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子

Info

Publication number
JPH0936610A
JPH0936610A JP18910195A JP18910195A JPH0936610A JP H0936610 A JPH0936610 A JP H0936610A JP 18910195 A JP18910195 A JP 18910195A JP 18910195 A JP18910195 A JP 18910195A JP H0936610 A JPH0936610 A JP H0936610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite
conductor
permanent magnet
magnetic field
circuit device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP18910195A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiko Ono
典彦 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP18910195A priority Critical patent/JPH0936610A/ja
Publication of JPH0936610A publication Critical patent/JPH0936610A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成を簡素化して、部品間の接続点を減ら
し、短絡や導通不良の無い、小型で低コストの非可逆回
路素子を提供する。 【解決手段】 アースを兼ねる磁性ヨーク11上にフェ
ライト12と誘電率90以上の整合容量13とが搭載さ
れる。略Y字型のストリップ導体からなる中心導体14
は、その整合容量に接続されるとともに、台座17の入
出力端子15に端部が接続される。また、台座のアース
端子16は磁性ヨーク11に接続される。永久磁石18
は台座上に置かれ、磁性ヨーク19で覆われ、共鳴磁界
より強い磁界をフェライトに与える。なお、アイソレー
タとして使用するときは、終端抵抗20が、入出力端子
15とアース端子との間に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非可逆回路素子に
関し、特にマイクロ波通信機器や移動体通信機器等に使
用される非可逆回路素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の集中定数型非可逆回路素子は、図
3に示すように、中心導体31と、フェライト32と、
プリント基板33、34、及び35と、整合容量36
a、36b、及び36cと、終端抵抗37と、ケース3
8と、永久磁石39a及び39bと、磁性ヨーク40a
及び40bとを有している。
【0003】中心導体31は、複数のストリップ導体4
1を有し、これらのストリップ導体41は、それぞれの
延在方向が等角度間隔となるように互いに絶縁した状態
で積層されている。そして、この中心導体31は、貫通
孔42にフェライト32を収容したプリント基板33に
搭載接続される。
【0004】プリント基板33は、プリント基板34及
び35に積層され電気的に接続される。プリント基板3
4には、整合容量36a、36b、及び36cと、終端
抵抗37とが接続されており、プリント基板33を積層
接続することにより、ストリップ導体41にこれら整合
容量及び終端抵抗が接続される。
【0005】また、中心導体31及びフェライト32を
搭載したプリント基板33、34、及び35は、ケース
38に収容され、ケース38に配設された入出力端子4
3及びアース端子44に接続される。これにより、スト
リップ導体41の一端は、それぞれ入出力端子43に、
他端はアース端子44に接続される。
【0006】そして、永久磁石39a及び39bと、磁
性ヨーク40a及び40bとは、中心導体31とフェラ
イト32とに直流磁界を印加するために、閉磁路を形成
するように、ケース38の上下に取り付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の集中定数型非可
逆回路素子に使用される中心導体は、例えば、両面プリ
ント基板上に網目状に形成したり、複数のプリント基板
を積層したりして得られる。しかし、いずれにしても、
複数のストリップ導体を絶縁状態で積層しなければなら
ず、構成が複雑で、コストがかかるという問題点があ
る。
【0008】また、ストリップ線路の一端を入出力端子
に、他端をアース端子に接続するために、中心導体を搭
載するプリント基板には、中心導体の数×2の数の電極
パターンが必要で、これらの電極パターンは、SMDに
対応するために、現状では、7mm×7mmの狭い範囲に形
成しなければならず、ペースト半田等による導通確保の
際に短絡や、導通不良の問題が生じやすいという問題点
がある。
【0009】さらに、上記集中定数型非可逆回路素子よ
りも構成の簡単な分布定数型非可逆回路素子もあるが、
通常、分布定数型非可逆素子はS帯(2〜4GHz)以
上の周波数域で使用され、L帯(1〜2GHz)以下で
使用するにはフェライトを大きくする必要があるので、
小型化には不向きであるという問題点がある。
【0010】本発明は、構成を簡素化して、部品間の接
続点を減らし、短絡や導通不良の無い、小型で低コスト
の非可逆回路素子を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
入出力端子を有する中心導体と、該中心導体に重ねられ
るフェライトと、前記複数の入出力端子にそれぞれ接続
される複数の整合容量と、前記フェライトに磁界を印加
する永久磁石と、閉磁路を形成するための磁性ヨークと
を有する非可逆回路素子において、前記中心導体が等角
度間隔で放射状に延在する複数の導体部を有する単一の
ストリップ導体であり、かつ前記整合容量が誘電率90
以上の誘電体であることを特徴とする非可逆回路素子が
得られる。
【0012】また、本発明によれば、前記磁性ヨーク
が、前記フェライトと該フェライトの周囲に配置される
整合容量とを搭載してアースとして使用され、前記永久
磁石が前記フェライトにその共鳴磁界よりも強い磁界を
印加するようにしたこと特徴とする非可逆回路素子が得
られる。
【0013】さらにまた、本発明によれば、前記フェラ
イトが1枚の円板状フェライトであることを特徴とする
非可逆回路素子が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1に本発明の一実施例を示す。本実
施例の集中定数型非可逆回路素子は、アースを兼ねる磁
性ヨーク11と、磁性ヨーク11上に載置されるフェラ
イト12と、フェライト12と厚さが等しい誘電体から
なる整合容量13と、フェライト12上に載置される中
心導体14と、入出力端子15及びアース端子16が配
設された台座17と、台座17上に置かれる永久磁石1
8と、永久磁石18を覆い磁性ヨーク11とともに閉磁
路を形成する磁性ヨーク19とを有している。
【0015】中心導体14は、略Y字型をしており、互
いに隣り合う導体部が形成する角度が全て等しくなるよ
うに形成されている。そして、中心導体14は、フェラ
イト12上に載置される際、各導体部の先端付近の所定
位置で整合容量13に接続される。また、中心導体14
の導体部の先端はそれぞれ台座17に配設された入出力
端子15に接続される。
【0016】フェライト12は、例えば、ΔH≦50で
あり、整合容量13は、全体の寸法を従来の集中定数型
と同等の大きさにするために、誘電率ε=90以上の誘
電体を用いた。本実施例では、中心導体14とフェライ
ト12の周辺に整合容量13を配置するようにしたの
で、等価誘電率を大きくして伝搬速度を遅くすることが
でき、この素子の寸法をL帯集中定数型非可逆回路素子
とほぼ同じ大きさにすることができる。例えば、1.5
GHzに対応する本実施例の非可逆回路素子のフェライ
トの寸法は、直径4.0mmであった。因みに、1.5G
Hzに対応する分布定数型非可逆回路素子のフェライト
の寸法は、直径13.5mmである。
【0017】台座17に配設された入出力端子15及び
アース端子16は、SMDに対応するように形成されて
いる。そして、アース端子16は、磁性ヨーク11に電
気的に接続される。アース端子16と入出力端子15と
の間に終端抵抗20を接続すれば、この非可逆回路素子
は、アイソレータとして働く。
【0018】永久磁石18は、磁性ヨーク11及び19
により形成された閉磁路内に置かれ、フェライト12に
直流磁界を印加する。本実施例では、フェライトととも
に1枚構成としたことで、部品点数を削減して薄型化を
実現できる。ここで、永久磁石18は、フェライト12
にその共鳴磁界より強い磁界を印加するものとする。も
し、フェライトに印加される磁界が、フェライトの飽和
磁界より強ければ、この非可逆素子回路は、安定した温
度特性を示す。また、飽和磁界よりも弱い場合には、安
定した温度特性は得にくいものの小型化を実現すること
ができる。
【0019】本実施例の非可逆回路素子の周波数特性を
実線で、また、従来の集中型非可逆回路素子の周波数特
性を破線で、図2に示しておく。
【0020】なお、本実施例では、フェライト及び永久
磁石を、それぞれ1枚づつ備えた例について説明した
が、外形寸法が許すならば、これらを2枚にして中心導
体を挟むようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、中心導体として略Y字
型のストリップ導体を使用することにより、中心導体の
作製工程が簡略化されるとともに、接続点も減少させる
ことができる。また、誘電率90以上の誘電体を使用す
ることにより小型化を実現できる。
【0022】また、磁性ヨークをアースとして利用する
とともに、この磁性ヨーク上にフェライト及び整合容量
を搭載し、この整合容量に中心導体を接続するようにし
たことで、複数のプリント基板等を必要としない、構成
の単純な非可逆回路素子が得られる。これにより、半田
付等の工程を削減でき、低コスト化を実現できるととも
に、不良品の発生を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】図1の非可逆回路素子の周波数特性を示すグラ
フである。
【図3】従来の集中定数型非可逆回路素子の分解斜視図
である。
【符号の説明】
11 磁性ヨーク 12 フェライト 13 整合容量 14 中心導体 15 入出力端子 16 アース端子 17 台座 18 永久磁石 19 磁性ヨーク 20 終端抵抗 31 中心導体 32 フェライト 33,34,35 プリント基板 36a,36b,36c 整合容量 37 終端抵抗 38 ケース 39a,39b 永久磁石 40a,40b 磁性ヨーク 41 ストリップ導体 42 貫通孔 43 入出力端子 44 アース端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力端子を有する中心導体と、
    該中心導体に重ねられるフェライトと、前記複数の入出
    力端子にそれぞれ接続される複数の整合容量と、前記フ
    ェライトに磁界を印加する永久磁石と、閉磁路を形成す
    るための磁性ヨークとを有する非可逆回路素子におい
    て、前記中心導体が等角度間隔で放射状に延在する複数
    の導体部を有する単一のストリップ導体であり、かつ前
    記整合容量が前記フェライトより大きい誘電体であるこ
    とを特徴とする非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 前記磁性ヨークが、前記フェライトと該
    フェライトの周囲に配置される整合容量とを搭載してア
    ースとして使用され、前記永久磁石が前記フェライトに
    その共鳴磁界よりも強い磁界を印加するようにしたこと
    特徴とする請求項1の非可逆回路素子。
  3. 【請求項3】 前記フェライトとして円板状フェライト
    を、前記永久磁石として円板状永久磁石を、それぞれ1
    枚備えたことを特徴とする請求項1または2の非可逆回
    路素子。
JP18910195A 1995-07-25 1995-07-25 非可逆回路素子 Withdrawn JPH0936610A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18910195A JPH0936610A (ja) 1995-07-25 1995-07-25 非可逆回路素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18910195A JPH0936610A (ja) 1995-07-25 1995-07-25 非可逆回路素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0936610A true JPH0936610A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16235378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18910195A Withdrawn JPH0936610A (ja) 1995-07-25 1995-07-25 非可逆回路素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0936610A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0896382A2 (de) * 1997-08-07 1999-02-10 Philips Patentverwaltung GmbH Mikrowellen-Bauelement
EP0915527A2 (en) * 1997-10-13 1999-05-12 Murata Manufacturing Co., Ltd. Nonreciprocal circuit device
KR101007544B1 (ko) * 2010-11-23 2011-01-14 (주)파트론 공진회로를 구비한 비가역 회로소자 및 그의 제조 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0896382A2 (de) * 1997-08-07 1999-02-10 Philips Patentverwaltung GmbH Mikrowellen-Bauelement
EP0896382A3 (de) * 1997-08-07 2001-04-04 Philips Patentverwaltung GmbH Mikrowellen-Bauelement
EP0915527A2 (en) * 1997-10-13 1999-05-12 Murata Manufacturing Co., Ltd. Nonreciprocal circuit device
EP0915527A3 (en) * 1997-10-13 2000-12-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Nonreciprocal circuit device
KR101007544B1 (ko) * 2010-11-23 2011-01-14 (주)파트론 공진회로를 구비한 비가역 회로소자 및 그의 제조 방법
WO2012070698A1 (ko) * 2010-11-23 2012-05-31 주식회사 파트론 공진회로를 구비한 비가역 회로소자 및 그의 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5017894A (en) Lumped constant non-reciprocal circuit element
JP2721306B2 (ja) 集中定数型非可逆回路素子
JPH0936610A (ja) 非可逆回路素子
JP3548822B2 (ja) 非可逆回路素子および通信装置
US6646517B2 (en) Nonreciprocal circuit device and communication device having only two ports
JP3680682B2 (ja) 非可逆回路素子および通信機装置
JP3204423B2 (ja) 非可逆回路素子
JP4240776B2 (ja) 非可逆回路素子
JP2000114818A (ja) 集中定数型非可逆回路素子
JPH11205011A (ja) 集中定数型非可逆回路素子
JP2003188608A (ja) 非可逆回路素子
JPH1197911A (ja) 集中定数型非可逆回路素子
JP2001189606A (ja) 非可逆回路素子及び通信機装置
JPH07212107A (ja) 非可逆回路素子
JPH07212108A (ja) 非可逆回路素子
JP2552897Y2 (ja) 集中定数型高周波部品
JP3705275B2 (ja) 非可逆回路素子の製造方法及び通信機装置
JPH0210646Y2 (ja)
JPS6110325Y2 (ja)
JPH09116309A (ja) 非可逆回路素子
JP2002100905A (ja) 非可逆回路素子
JPH1131906A (ja) サーキュレータ及びアイソレータ
JPH03252202A (ja) 非可逆回路素子
JPH0593106U (ja) 非可逆回路素子
JP2001007607A (ja) 非可逆回路素子及び通信機装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021001