JPH093606A - 成形加工後の耐肌あれ性および高温疲労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板 - Google Patents

成形加工後の耐肌あれ性および高温疲労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板

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JPH093606A
JPH093606A JP7156440A JP15644095A JPH093606A JP H093606 A JPH093606 A JP H093606A JP 7156440 A JP7156440 A JP 7156440A JP 15644095 A JP15644095 A JP 15644095A JP H093606 A JPH093606 A JP H093606A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形加工後の耐肌荒れ性および高温疲労特性
が良好な、しかも成形加工性を損なうことのない、フェ
ライト系ステンレス熱延鋼板を提供する。 【構成】C:0.03wt%以下、 Si:2.0 wt%以下 Mn:0.8 wt%以下、 S:0.03wt%以下、Cr: 6〜25wt
%、 N:0.03wt%以下、Al:0.3 wt%以下、 Ti:
0.4 wt%以下、V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.00
50wt%を含み、かつ下記式: Ti/48 >N/14 +C/12 V/B>10 を満たして含有し、残部がFeおよび不可避的不純物とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形加工用に用いて好
適であり、とくに成形加工後の耐肌荒れ性および疲労特
性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板に関するも
のである。に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェライト系ステンレス鋼は、オーステ
ナイト系ステンレス鋼に比べると加工性や耐食性の点で
はやや劣っているものの、耐応力腐食割れ性に優れると
ともに安価であることから各種厨房器具、自動車排気系
部品(エキゾーストマニホールド、エキゾーストパイ
プ、コンバーターシェル、マフラー等)などの分野で幅
広く使用されている。このような加工用途に用いられる
場合において、フェライト系ステンレス鋼の加工性を改
善するために、例えば特開昭51-14811号公報、特開昭51
-14812号公報、特開昭52-31919号公報などに開示されて
いるように、Ti,Nb といった元素を添加して鋼中に固溶
するCやNなどの不純物元素を固定する技術が広く行わ
れている。
【0003】さて、このフェライト系ステンレス鋼板
は、通常、連続鋳造鋳片を加熱した後、熱間圧延一熱延
板焼鈍・酸洗一冷間圧延一仕上げ焼鈍・酸洗の各工程を
経て製造される。そこで、これらのうちの一部の工程、
とくに冷間圧延以降の工程を省略して製造されるステン
レス熱延鋼板は、冷間圧延以降の設備費や運転費を大幅
に軽減できるため、オーステナイト系に比較して安価で
あるフェライト系ステンレス鋼板を一層安価にかつ短期
間に製造することができ、工業上のメリットは極めて大
きい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
熱延鋼板は冷延鋼板と比較して焼鈍後の結晶粒が大き
く、成形加工後の表面の肌荒れが大きいという問題があ
った。この粗大結晶粒および成形加工後の肌荒れは、表
面の美観を損なうばかりでなく、自動車排気系部品(エ
キゾーストパイプなど)のように、高温下でエンジンな
どの振動を受ける部材においては高温疲労特性を低下さ
せるという問題もあった。この現象は、高温疲労環境下
において、粗大結晶粒を有する組織では、母材より強度
が低い粒界で容易に疲労破壊が発生すること、あるいは
表面肌荒れ部に応力集中し破壊の起点となることにより
説明される。ところで、このように加工後の肌荒れや疲
労破壊特性に大きな影響を及ぼす鋼板の結晶粒径は、焼
鈍の温度・時間などの条件によりある程度調整可能であ
るが、結晶粒径を微細にするために低温・短時間の焼鈍
を施した場合には、完全な再結晶組織は得られなくな
り、鋼板の板厚方向中央部付近は熱延時の展伸組織を残
したままのものとなる。その結果、伸び(El.)や深
絞り性の指標となるランクフォード値(r値)が小さく
なり、十分な成形加工性を得ることが出来ない。これら
のことが、フェライト系ステンレス熱延鋼板における良
好な成形加工性と優れた耐肌あれ性や高温疲労特性を両
立させることを困難にし、前記特性が要求される自動車
排気系部材へのフェライト系ステンレス熱延鋼板の適用
を妨げている大きな原因であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、成形加工後の耐
肌荒れ性および高温疲労特性が良好な、しかも成形加工
性を損なうことのない、フェライト系ステンレス熱延鋼
板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】さて、上掲の目的の実現
に向けて鋭意研究した結果、発明者らは、フェライト系
ステンレス鋼において、TiによるC,Nの固定、VとB
の複合添加などの化学組成を適正範囲に調整することに
より、成形加工後の耐肌荒れ性、高温疲労特性および成
形加工性のいずれもに優れるステンレス熱延鋼板を製造
可能であることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】本発明は、上記の考え方を具体化した下記
の構成を要旨とするものである。 (1) C:0.03wt%以下、 Si:2.0 wt%以下 Mn:0.8 wt%以下、 S:0.03wt%以下、Cr: 6〜25wt
%、 N:0.03wt%以下、Al:0.3 wt%以下、 Ti:
0.4 wt%以下、V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.00
50wt%を含み、かつ下記式: Ti/48 >N/14 +C/12 V/B>10 を満たして含有し、残部がFeおよび不可避的不純物から
なることを特徴とする成形加工後の耐肌あれ性および高
温疲労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板。
【0008】(2) C:0.03wt%以下、 Si:2.0 wt%以
下 Mn:0.8 wt%以下、 S:0.03wt%以下、Cr: 6〜25wt
%、 N:0.03wt%以下、Al:0.3 wt%以下、 Ti:
0.4 wt%以下、V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.00
50wt% Nb:0.5 wt%以下を含み、かつ下記式: Ti/48 >N/14 Ti/48 +Nb/92 >N/14 +C/12 V/B>10 を満たして含有し、残部がFeおよび不可避的不純物から
なることを特徴とする成形加工後の耐肌あれ性および高
温疲労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板。
【0009】(3) C:0.03wt%以下、 Si:2.0 wt%以
下 Mn:0.8 wt%以下、 S:0.03wt%以下、Cr: 6〜25wt
%、 N:0.03wt%以下、Al:0.3 wt%以下、 Ti:
0.4 wt%以下、V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.00
50wt%を含み、かつ下記式: Ti/48 >N/14 +C/12 V/B>10 を満たして含有し、さらにCa:0.01wt%以下、 Mo:2.
0 wt%以下 Cu:2.0 wt%以下から選ばれるいずれか1種または2種
以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
ことを特徴とする成形加工後の耐肌あれ性および高温疲
労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板。
【0010】(4) C:0.03wt%以下、 Si:2.0 wt%以
下 Mn:0.8 wt%以下、 S:0.03wt%以下、Cr: 6〜25wt
%、 N:0.03wt%以下、Al:0.3 wt%以下、 Ti:
0.4 wt%以下、V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.00
50wt% Nb:0.5 wt%以下を含み、かつ下記式: Ti/48 >N/14 Ti/48 +Nb/92 >N/14 +C/12 V/B>10 を満たして含有し、さらにCa:0.01wt%以下、 Mo:2.
0 wt%以下 Cu:2.0 wt%以下から選ばれるいずれか1種または2種
以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
ことを特徴とする成形加工後の耐肌あれ性および高温疲
労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板。
【0011】
【作用】以下、本発明における鋼の各化学成分値を上記
要旨構成のように限定した理由について説明する。 C:0.03wt%以下 Cは、成形加工性(r値)、耐食性を低下させる元素で
あるので、可能な限り低減させることが望ましい。ま
た、後述するようなVの効果を発揮させるためにも、固
溶する量を可能な限り低減することが望ましい。そのた
めに本発明においては、CをTiあるいはさらにNbの
添加により固定し、成形加工性およびフェライト安定性
への悪影響を軽減し、Vの効果を充分に発揮させる。し
かしながら、C含有量が0.03wt%を超えると、鋼板中の
析出物量が増加し加工性の低下および表面性状の悪化を
招くので、その含有範囲を0.03wt%以下、好ましくは0.
015wt%以下とする。
【0012】Si:2.0 wt%以下 Siは、鋼の脱酸のために有効なほか、高温での耐酸化
性や高温塩害特性を向上させる元素である。しかし、2.
0 wt%を超えて含有すると伸び特性を劣化させるので、
2.0 wt%以下に限定する。なお、自動車排気系部材など
の用途で使用する場合には、0.6 wt%以上含有すること
が望ましい。
【0013】Mn:0.8 wt%以下 Mnは、鋼中のSを析出固定し、熱間圧延性を改善する
のに有効な元素であるが、成形加工性に有害な元素であ
る。従って、その添加範囲は0.8 wt%以下、好ましくは
0.5 wt%以下とする。
【0014】S:0.03wt%以下 Sは、熱間加工性を劣化させる有害元素であるが、通常
Mnと結合してMnSを形成するため0.03wt%以下の含
有では影響は小さい。しかしながら、0.03wt%を超えて
含有すると析出したMnSが初錆の起点となり耐食性が
劣化するとともに、結晶粒界に偏析し粒界脆化を促進す
る。したがって含有量は、0.03wt%以下、好ましくは0.
005 wt%以下に制限する。
【0015】Cr:6〜25wt% Crは、耐食性および高温下での耐酸化性を向上させる
ために不可欠な元素である。Crの添加量が6wt%未満
では十分な効果が得られず、一方25wt%を超えて添加
すると加工性が劣化し、素材コストの上昇をも招くた
め、添加量は6wt%〜25wt%とする。なお、成形加工
性を優先する用途への使用を目的とする場合には15wt%
以下とすることが、また常温での耐食性が求められる用
途に使用する場合には10wt%以上とすることが望まし
い。
【0016】N:0.03wt%以下 Nは、Cと同様に、鋼板の成形加工性(r値)を低下さ
せる元素であるので、可能な限り低減させることが望ま
しい。また、後述するようなBの効果を発揮させるため
にも、固溶する量を可能な限り低減することが望まし
い。そのために本発明においては、NをTiあるいはさ
らにNbの添加により固定し、無害化するしかしなが
ら、その含有量が0.03wt%を超えると鋼板中の析出物量
が増加し、成形加工性の低下および表面性状の悪化を招
く。従って、Nの含有量は0.03wt%以下、好ましくは0.
01wt%以下に制限する。
【0017】Al:0.3 wt%以下 Alは、脱酸に有効な元素であるが、過剰に添加すると
熱延焼鈍板の加工性を劣化させるため、0.3 wt%以下、
好ましくは0.1 wt%以下とする。
【0018】Ti:0.4 wt%以下 Tiは、強力なC,N安定化元素であり、成形加工性を
改善する効果を有する。また、Cr炭窒化物の粒界析出
を抑制して耐食性を改善する効果も有する。これらの効
果を発揮させるためには、Tiの添加量は後述するよう
なC,Nとの関係を満たす必要がある。一方、Ti添加
量が0.4 wt%を超えると、成形加工性がかえって低下す
るとともに、溶接部の加工性が大きく低下する。また、
靭性の劣化を引き起こし製造性を低下させる。従って、
Ti添加量は0.4 wt%以下とする。
【0019】V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.0050
wt%、かつ V/ B>10 VおよびBは、本発明において極めて重要な元素であ
る。VとBとを、それぞれ0.02〜0.4 wt%、0.0002〜0.
0050wt%、かつV/ B>10を満たして複合添加すること
により、熱延焼鈍板の結晶粒を微細化し、かつ再結晶後
の粒成長を抑制する効果を有する。このような効果が得
られる理由については必ずしも明確ではないが、Vはフ
ェライト粒内に固溶することにより焼鈍時の再結晶粒の
微細化および粒成長抑制し、Bは焼鈍再結晶後のフェラ
イト粒界に濃縮し粒界移動を遅らせることにより粒成長
抑制を補助するものと考えられる。また、VとBの含有
比により効果が異なるのは、フェライト結晶粒の体積と
フェライト粒界面積のバランスが関係するものと思われ
る。このように結晶粒の細粒化が達成されることによ
り、成形加工後の表面の肌荒れが著しく改善され、さら
に、自動車排気系部材(エキゾーストパイプなど)のよ
うに高温下で高サイクルの機械振動を受ける材料の疲労
特性も向上する。結晶粒の細粒化により、疲労特性が向
上する理由は、おおよそ次のような理由によるものと思
われる。 1)応力集中により破壊の起点となりやすい、成形加工
後の肌荒れが軽減できる。 2)粒界は応力集中が大きく亀裂の伝播経路になるが、
細粒化すれば、粒界面積の増加により単位粒界当たりの
応力集中が緩和される。 3)Bの粒界濃縮により、粒界強度が強化される。 ここで、Vは、Ti, NbによるCの析出固定が十分で
ない場合には、Cと反応してV2 CあるいはVCとして
析出し粒成長抑制効果が低下する。一方、Bは、Tiに
よるNの析出固定が十分でない場合には、Nと反応して
BNとして析出し、逆に粒成長を促進させる。したがっ
て、Cは、Vより強力な炭化物形成元素であるTi, N
bの十分な添加により、Nは、VおよびBより強力な窒
化物形成元素であるTiの十分な添加により析出固定さ
れなければならない。なお、Bの添加効果は、上記のほ
かに、熱延中の加工歪みの蓄積を促進し、焼鈍後の再結
晶集合組織に関して{111}面の集積を高め、成形性
を改善する効果も有するので、冷延鋼板と比較して成形
性の劣る熱延鋼板にとって添加の意義は大きい。上述し
たV,Bの添加効果は、V量が0.02wt%以上、B量が0.
0002wt%以上、かつ各添加量の比V/ B>10を満たした
場合に始めて発揮される。一方、VおよびBをそれぞれ
0.4 wt%、0.0050wt%を超えて過剰に添加すると、焼鈍
中の結晶粒微細化および成長抑制、成形性改善の効果が
飽和するだけでなく、逆に材質が硬化し伸び特性が劣化
して成形加工性が低下する。したがって、V量は0.02〜
0.4 wt%、B量は0.0002〜0.0050wt%、かつV/ B>10
とする。
【0020】Nb:0.5 wt%以下 Nbは、C,N安定化元素であり、Tiを補完して、成
形加工性を改善するとともに、Cr炭窒化物の粒界析出
を抑制して耐食性を改善する効果を有する。これらの効
果を発揮させるためには、Nbの添加量は後述するよう
なC,Nとの関係を満たす必要がある。一方、Nb添加
量が0.5 wt%を超えると、成形加工性がかえって低下す
るとともに、溶接部の加工性が大きく低下する。また、
靭性の劣化を引き起こし製造工程において支障をきた
す。従って、Nb添加量は0.4 wt%以下とする。なお、
Tiと複合添加する場合、Ti+Nbで0.6 wt%以下に
制限するのが好ましい。
【0021】Ti/48 >N/14 +C/12 または、Ti/48 >
N/14 かつTi/48 +Nb/92 >N/14 +C/12 TiおよびNbは、前述したVおよびBの効果を有効に
作用させるため、すなわち、NをTiNとして、CをT
iCまたはNbCとして析出固定するために添加する。
そこで、化学量論比から、Ti単独添加の場合にはTi/4
8 >N/14 +C/12 、またTiおよびNbの複合添加の
場合にはTi/48 >N/14 かつTi/48 +Nb/92 >N/14 +
C/12 を満足する量を添加することが必要である。
【0022】本発明では、さらに、必要に応じて以下の
元素を含有することができる。 Ca:0.01wt%以下 Caは、溶鋼中でCaSを生成して、Tiを含有する溶
鋼を鋳造する際に発生するTiS系介在物によるノズル
詰まりを抑制するのに有用な元素である。しかし、過剰
に添加すると耐食性の劣化をもたらすので、その添加量
を0.01wt%以下、好ましくはS含有量との関係において
S≦(32/40)Ca≦1.5 Sの範囲とする。
【0023】Mo:2.0 wt%以下 Moは、耐食性を一層向上させる効果があり、必要に応
じて添加することができる。しかしながら、添加量が2.
0 wt%を超えると熱間圧延中の加工性が低下するので、
2.0 wt%以下とする。なお、Cuと複合添加する場合に
は、両者の合計含有量で2.0 wt%以下とするのが望まし
い。
【0024】Cu:2.0 wt%以下 Cuは、耐食性を一層向上させる効果があり、必要に応
じて添加することができる。しかしながら、添加量が2.
0 wt%を超えると熱間圧延中の加工性が低下するので、
2.0 wt%以下とする。なお、Moと複合添加する場合に
は、両者の合計含有量で2.0 wt%以下とするのが望まし
い。
【0025】なお、Pについては言及しなかったが、P
は、一般にPb、Snと同様に熱間割れ性を高め、熱間
圧延性および熱延板靭性を低下させるので0.03wt%以下
とすることが望ましい。また、本発明鋼板の製造にあた
っては、加熱温度:1250〜1050℃、仕上げ温度:900 〜
600 ℃、巻取温度:700 ℃以下の熱間圧延ののち、800
〜1100℃で焼鈍するのが望ましい。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。表1に示す化学組成の鋼1〜22を、容量30kgの
真空溶解炉にて溶製した。得られた小型鋼塊を1250℃に
加熱したのち、仕上げ温度:700 ℃、圧延パス数:8パ
スからなる熱間圧延により、板厚2mmの熱延板を製造し
た。この熱延板を表2に示す温度にて60sec 保持の焼鈍
を施し、酸洗した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】得られた熱延焼鈍板について、表面を#10
00のエメリー紙により研磨して熱延ロール面などの影響
を除去した。この供試材から、圧延方向にJIS13号B
引張試験片を採取し、r値(15%の引張歪みを与えた
後、3点法により測定)を測定した。さらに肌荒れ性の
指標としてこの15%の引張後の試験片について引張方向
の表面粗さ(Ra)を調査した。最後にこの試験片を破
断まで引っ張り、破断伸び(El.)を測定した。ま
た、高温疲労特性は図1に示す板状試験片を用いて、試
験温度700 ℃、試験速度1700回/ 分の曲げモーメントと
するシェンク式高温平面曲げ疲労試験機により評価し
た。試験方法の概要は、図2に示すように、試験片の一
端を固定し逆側に繰り返し曲げモーメントを加えること
により疲労試験が行うものである。図3は、試験結果の
一例として、No. 8(発明例)とNo. 6b(比較例)の
結果を示したものである。このような試験結果より破損
寿命が107 サイクルとなる応力(107 疲労限応力、
以下単に「疲労限応力」と略記する。)を求めた。上記
の方法により、成形加工性(r値、破断伸び)、耐肌荒
れ性(Ra)、高温疲労特性(疲労限応力)を評価しこ
れらの試験結果を表2に示す。
【0030】鋼1〜5は11wt%Crベースのものであ
る。VとBの添加量が不足する鋼1を850℃で焼鈍し
たNo. 1aは、焼鈍温度が低く再結晶不足であり、伸
び、r値が低かった。焼鈍温度を900℃に高めたNo.
1bは、伸び、r値は向上し加工性は満足するものの、
表面粗度がRa=7,3と高く、目視によっても激しい
肌荒れが確認された。さらに焼鈍温度を950℃に高め
たNo. 1cは、耐肌荒れ性が一層劣化するだけでなく、
疲労限応力も成形加工性を満足する焼鈍温度で製造した
No. 1bに対して7.7%低下してしまい高温疲労特性
も劣化することがわかる。また、B添加量が不足する鋼
を900℃で焼鈍したNo. 2は、No. 1bに対して耐肌
荒れ性および高温疲労特性は若干向上するもののその効
果は十分ではない。V添加量が不足するNo. 3も同様で
ある。
【0031】それに対して、鋼4(発明例)を900℃
で焼鈍したNo. 4aは,完全に再結晶して十分な成形加
工性を有しているにも関わらず、表面粗さはRa=2.5
と大幅に耐肌荒れ性が改善されている。さらに、疲労限
応力も比較例No. 1bに対して78MPaと20%も向
上しており高温疲労特性にも優れることが明らかであ
る。鋼4については950℃でも焼鈍を行った(No. 4
b)。この950℃の焼鈍条件は11Cr- Ti系の再
結晶温度よりも十分に高く、No. 1cでは結晶粒粗大化
による耐肌荒れ性、高温疲労特性の低下が著しかった
が、No. 4bは優れた成形加工性、耐肌荒れ性、高温疲
労特性を有することがわかる。このことから、本発明鋼
は良好な成形加工性、耐肌荒れ性、高温疲労特性を得る
ための焼鈍温度域が広く、実工程での製造性および不良
率を向上させる意味でも効果が大きいことがわかる。ま
た、同じ成分系でCaを添加したNo. 5(発明例)も良
好な成形性、耐肌荒れ性および高温疲労特性を有してい
る。
【0032】鋼6〜12は、15Cr系でTi−Nb複
合添加したものである。V,Bの添加量が不足する鋼6
は、950℃の焼鈍(No. 6a)では再結晶が十分では
なく、伸び,r値が低く、また焼鈍温度を1000℃
(No. 6b)に高めると加工性は向上するものの再結晶
粒が粗大化し、耐肌荒れ性および高温疲労特性が劣化す
る。また、VとBを含有してもV/Bが低すぎるNo. 7
は、耐肌荒れ性、疲労特性ともNo. 6bに比して若干の
向上は見られるもののその効果は僅かである。それに対
して、鋼6をベースにV,Bを複合添加した発明例No.
8〜10はいずれも良い成形加工性を有しつつ、良好な
耐肌荒れ性(Ra:3.0 以下)を示し、さらに良好な高
温疲労特性(疲労限応力:90MPa以上で、No. 6bに
対して11%以上向上)を有していることが分かる。な
お、Bを過剰に含む比較例No. 11、Vを過剰に含む比
較例No. 12はいずれも加工性(伸び、r値)が劣って
いる。
【0033】鋼13〜22は、18Cr系のものであ
る。V,Bの量が不足するNo. 13は、再結晶粒が粗大
化し、耐肌荒れ性および高温疲労特性に劣る。C量が過
剰なNo. 14は常温での成形加工性が劣るばかりでな
く、耐肌荒れ性および高温疲労強度も低い。N量に対し
てTiが不足するNo. 15は耐肌荒れ性に劣る。それに
対し発明例No. 16、17、18a、19はいずれも優
れた耐肌荒れ性および高温疲労特性を有している。ま
た、より高温の1100℃で焼鈍した18bも粒成長は
抑制されており、1050℃で焼鈍した比較例No. 13
よりも良好な成形性、耐肌荒れ性、高温疲労特性を示
す。この傾向は、さらにMoを添加したNo. 20、23
やCuを添加したNo. 21、MoとCuを添加したNo.
22においても同様である。
【0034】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、成形
加工性を劣化させることなく、成形加工後の表面の肌荒
れや高温振動環境下での高温疲労特性を向上させること
が可能となるので、従来高価な冷延鋼板を用いざるを得
なかった自動車排気系部材等の用途にも適用可能なフェ
ライト系ステンレス熱延鋼板が提供できる。さらに、本
発明によれば、熱延鋼板の焼鈍時における焼鈍温度域が
広範囲に許容できるので工業的に容易に製造可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シェンク式高温平面曲げ疲労試験用板状試験片
を示した図である。
【図2】シェンク式高温平面曲げ疲労試験方法の概略を
示した図である。
【図3】高温疲労試験による破損寿命と疲労限応力の関
係を示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 進 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 (72)発明者 大和 康二 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C:0.03wt%以下、 Si:2.0 wt%以下 Mn:0.8 wt%以下、 S:0.03wt%以下、 Cr: 6〜25wt%、 N:0.03wt%以下、 Al:0.3 wt%以下、 Ti:0.4 wt%以下、 V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.0050wt%を含み、
    かつ下記式: Ti/48 >N/14 +C/12 V/B>10 を満たして含有し、残部がFeおよび不可避的不純物から
    なることを特徴とする成形加工後の耐肌あれ性および高
    温疲労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板。
  2. 【請求項2】C:0.03wt%以下、 Si:2.0 wt%以下 Mn:0.8 wt%以下、 S:0.03wt%以下、 Cr: 6〜25wt%、 N:0.03wt%以下、 Al:0.3 wt%以下、 Ti:0.4 wt%以下、 V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.0050wt% Nb:0.5 wt%以下を含み、かつ下記式: Ti/48 >N/14 Ti/48 +Nb/92 >N/14 +C/12 V/B>10 を満たして含有し、残部がFeおよび不可避的不純物から
    なることを特徴とする成形加工後の耐肌あれ性および高
    温疲労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板。
  3. 【請求項3】C:0.03wt%以下、 Si:2.0 wt%以下 Mn:0.8 wt%以下、 S:0.03wt%以下、 Cr: 6〜25wt%、 N:0.03wt%以下、 Al:0.3 wt%以下、 Ti:0.4 wt%以下、 V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.0050wt%を含み、
    かつ下記式: Ti/48 >N/14 +C/12 V/B>10 を満たして含有し、さらにCa:0.01wt%以下、 Mo:2.
    0 wt%以下 Cu:2.0 wt%以下から選ばれるいずれか1種または2種
    以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
    ことを特徴とする成形加工後の耐肌あれ性および高温疲
    労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板。
  4. 【請求項4】C:0.03wt%以下、 Si:2.0 wt%以下 Mn:0.8 wt%以下、 S:0.03wt%以下、 Cr: 6〜25wt%、 N:0.03wt%以下、 Al:0.3 wt%以下、 Ti:0.4 wt%以下、 V:0.02〜0.4 wt%、B:0.0002〜0.0050wt% Nb:0.5 wt%以下を含み、かつ下記式: Ti/48 >N/14 Ti/48 +Nb/92 >N/14 +C/12 V/B>10 を満たして含有し、さらにCa:0.01wt%以下、 Mo:2.
    0 wt%以下 Cu:2.0 wt%以下から選ばれるいずれか1種または2種
    以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
    ことを特徴とする成形加工後の耐肌あれ性および高温疲
    労特性に優れるフェライト系ステンレス熱延鋼板。
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