JPH0934327A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0934327A
JPH0934327A JP7181688A JP18168895A JPH0934327A JP H0934327 A JPH0934327 A JP H0934327A JP 7181688 A JP7181688 A JP 7181688A JP 18168895 A JP18168895 A JP 18168895A JP H0934327 A JPH0934327 A JP H0934327A
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toner
image forming
conveyor belt
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Masami Izumizaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オイル除去ローラ31のオイル除去作動中に
搬送ベルト130に担持搬送される記録材にジャムが発
生したとき、オイル除去ローラ31にトナーが付着し、
オイル除去ローラ31のオイル除去能力が低下すること
を防止する。 【解決手段】 搬送ベルト130に担持搬送される記録
材にジャムが発生したとき、オイル除去ローラ31は搬
送ベルト130から離間し、クリーニングブレード23
が搬送ベルト130に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材担持体に担
持された記録材に像を形成する画像形成装置に関し、例
えば、電気写真方式を用いた複写機やレーザビームプリ
ンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【背景技術】複数の感光体と、記録材を担持搬送する転
写ベルトを備え、この転写ベルトに担持された記録材に
それぞれの感光体に形成された異なる色のトナー像を順
次重ねて転写することによってカラー画像を得るカラー
画像形成装置が使用されている。
【0003】また、上記画像形成装置において、記録材
の1面目にトナー像を定着した後にこの記録材の2面目
に像形成を行うとき、1面目にトナー像を定着する際に
記録材に付着した離型剤オイルが転写ベルトに付着する
おそれがあるため、この離型剤オイルを転写ベルトから
除去するためのオイルクリーナを設けることが提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記画像形
成装置において紙づまり、いわゆるジャムが発生し、転
写ベルトに多量のトナーが付着した場合、上記オイルク
リーナにトナーが付着し、オイルクリーナのオイル除去
能力が低下してしまうおそれがある。
【0005】そこで、本発明の目的は、オイル除去手段
のオイル除去作動中に記録材担持体に担持搬送される記
録材にジャムが発生したとき、オイル除去手段にトナー
が付着することを防止し、かつ、記録材担持体からトナ
ーを速やかに除去することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、記録材を担持搬送する記録材担持体と、こ
の記録材担持体に担持された記録材にトナー像を形成す
る像形成手段と、前記記録材担持体を清掃する清掃手段
と、異常時に前記記録材担持体を清掃する補助清掃手段
と、前記記録材担持体に付着したオイルを除去するオイ
ル除去手段と、を備え、前記補助清掃手段及び前記オイ
ル除去手段が前記記録材担持体に対して接離可能な画像
形成装置において、前記オイル除去手段のオイル除去作
動中に前記記録材担持体に担持搬送される記録材にジャ
ムが発生したとき、前記オイル除去手段は前記記録材担
持体から離間し、前記補助清掃手段が前記記録材担持体
に当接することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明、本実施形態のカラー画像
形成装置を図1を用いて説明する。
【0008】装置内には第1、第2、第3及び第4画像
形成部Pa、Pb、Pc及びPdが並設され、各々異な
った色のトナー像が潜像、現像、転写のプロセスを経て
形成される。
【0009】画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdは、
それぞれ専用の像担持体、本例では電子写真感光ドラム
3a、3b、3c及び3dを具備し、各感光ドラム3
a、3b、3c及び3d上に各色のトナー像が形成され
る。各感光ドラム3a〜3dに隣接して記録材担持部材
(搬送ベルト)130が設置され、感光ドラム3a、3
b、3c及び3d上に形成された各色のトナー像が、搬
送ベルト130上に担持して搬送される記録材P上に転
写される。更に各色のトナー像を転写した記録材Pは、
定着部9での加熱及び加圧によりトナー像を定着された
後、記録画像として装置外に排出される。
【0010】感光ドラム3a、3b、3c及び3dの外
周には、それぞれ露光ランプ111a、111b、11
1c及び111d、ドラム帯電器2a、2b、2c及び
2d、電位センサー113a、113b、113c及び
113d、現像器1a、1b、1c及び1d、ブレード
転写帯電器24a、24b、24c及び24d、及びク
リーナ4a、4b、4c及び4dが設けられ、装置の上
方部には更に図示しない光源装置及びポリゴンミラー1
17が設置されている。
【0011】光源装置から発せられたレーザ光をポリゴ
ンミラー117を回転して走査し、その走査光の光束を
反射ミラーによって変向し、fθレンズにより感光ドラ
ム3a、3b、3c及び3dの母線上に集光して露光す
ることにより、感光ドラム3a、3b、3c及び3d上
に画像信号に応じた潜像が形成される。
【0012】現像器1a、1b、1c及び1dには、現
像剤としてそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブ
ラックのトナーが、図示しない供給装置により所定量充
填されている。現像器1a、1b、1c及び1dは、そ
れぞれ感光ドラム3a、3b、3c及び3d上の潜像を
現像して、シアントナー像、マゼンタトナー像、イエロ
ートナー像及びブラックトナー像として可視化する。
【0013】記録材Pは記録材カセット10に収容さ
れ、そこから複数の搬送ローラ及びレジストローラ12
を経て搬送ベルト130上に供給され、搬送ベルト13
0による搬送で感光ドラム3a、3b、3c及び3dと
対向した転写部に順次送られる。
【0014】搬送ベルト130は、ポリエチレンテレフ
タレート樹脂シート(PETシート)や、ポリフッ化ビ
ニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シートなどの誘
電体樹脂のシートからなっており、その両端部を互に重
ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、或い
は継ぎ目を有さない(シームレス)ベルトが用いられて
いる。
【0015】継ぎ目を有しないベルトの場合には、均一
な物性を持つように製造することが難しいばかりでな
く、ベルトの周長の安定性及び製造時間などの点から、
大量生産等にはコスト等の面で不向きである。一方、継
ぎ目を有したベルトでは、継ぎ目部分の凹凸及び抵抗値
等の物性の変化が避けられず、継ぎ目上で画像形成を行
なうと画像を乱す。このため高画質の画像を得るために
は、搬送ベルト130の周長を記録材の長さ及び記録材
と次の記録材間の隙間の長さ(紙間の長さ)の合計長さ
の整数倍にする共に、継ぎ目位置の検知手段を設け、継
ぎ目上で画像形成を行なわないようにするのが一般的で
ある。
【0016】この継ぎ目位置の検知手段としては、搬送
ベルト130が不透明な場合には反射型光学センサーを
用い、継ぎ目部に光反射特性が異なる検知印を設けて継
ぎ目位置検知する。搬送ベルト130が透明な場合に
は、透過型光学センサーを用いて継ぎ目位置を直接検知
するか、或いは変位センサーを用い、継ぎ目部に設けた
切欠きや突起により機械的に継ぎ目位置を検知する。
【0017】本実施形態の搬送ベルト130は、ある一
定の揺動幅でスラスト方向の両方向にずれることを繰り
返しながら回動している。
【0018】この揺動機構を図8を用いて説明する。
【0019】図8は、揺動機構をベルト回動機構側に設
置した例であり、特に搬送ベルト130として誘電率向
上に有利な薄肉ベルトを用いたときによく行なわれる。
【0020】先の図1に示すように、搬送ベルト130
は、その搬送方向下流側の駆動ローラ13及び上流側の
1対の支持ローラ14、15に架け廻されている。駆動
ローラ13はゴム製の表層を有するローラからなってお
り、回転駆動することにより搬送ベルト130を回動す
る。支持ローラ14は両端がバネ等を用いて固定されて
おり、回動する搬送ベルト130の張力を一定に保つ。
支持ローラ15は搬送ベルト130の揺動動作を行なわ
せる揺動ローラである。
【0021】図8は、揺動ローラ15及び搬送ベルト1
30を支持ローラ14側から見た平面図であり、揺動ロ
ーラ15が揺動動作を行なう際の動きを示している。搬
送ベルト130は揺動ローラ15の下側に位置してお
り、図で見た上方向のC方向に移動している。搬送ベル
ト130の幅方向両端の外側直近α、βには、搬送ベル
ト130の両端部がα側、β側に片寄ったときに、これ
を検知する検知センサーA′、B′が設置されている。
検知センサーA′が搬送ベルト130のα側への片寄り
を検知すると、揺動ローラ15は図の上方のA方向へ動
くことによって、搬送ベルト130を左方向のa方向へ
移動させる。同様に、検知センサーB′が搬送ベルト1
30のβ側への片寄りを検知すると、揺動ローラ15は
下方のB方向へ動くことによって、搬送ベルト130を
右方向のb方向へ移動させる。
【0022】以上のようにして、搬送ベルト130はα
−βの間を揺動しながら回動する。前記した揺動幅は、
揺動の全幅であるα−β間の距離から搬送ベルト130
の幅を差し引き、それを2で割って片側分として求めら
れる。
【0023】さて、この搬送ベルト130が回転し、所
定の位置にあることが確認されると、レジストローラ1
2から記録材Pが搬送ベルト130に送り出され、記録
材Pが第1画像形成部Paの転写部へ向けて搬送され
る。これと同時に画像書き出し信号がONとなり、それ
を基準としてあるタイミングで第1画像形成部Paの感
光ドラム3aに対し画像形成を行なう。そして感光ドラ
ム3aの下側の転写部ででブレード転写帯電器24aが
電界又は電荷を付与することにより、感光ドラム3a上
に形成された第1色目のトナー像が記録材P上に転写さ
れる。この転写により記録材Pは搬送ベルト130上に
静電吸着力でしっかりと保持され、第2画像形成部Pb
以降に搬送される。
【0024】以下同様にして、第2画像形成部Pb〜第
4画像形成部Pdでの画像形成、転写が行なわれる。次
いで4色のトナー像を転写された記録材Pは、搬送ベル
ト130の搬送方向下流部で分離帯電器32により除電
されて静電吸着力を減衰されることにより、搬送ベルト
130の末端でそこから離脱する。離脱した記録材P
は、搬送部62により定着装置9へ搬送される。
【0025】定着装置9は、定着ローラ51、加圧ロー
ラ52と、その各々をクリーニングする耐熱性クリーニ
ング部材54、55と、ローラ51、52内に設置され
たローラ加熱ヒータ56、57と、定着ローラ51にジ
メチルシリコーンオイル等の離型剤オイルを塗布する塗
布ローラ50と、そのオイルの溜め53と、加圧ローラ
52表面の温度を検知して定着温度を制御するサーミス
タ58とからなっている。4色のトナー像を転写された
記録材Pはこの定着装置により、トナー像の混色及び記
録材Pへの固定が行なわれて、フルカラーのコピー画像
が形成される。
【0026】ところで、カラー用トナーの特性として
は、定着装置9で加熱したときの溶融性、混色性が良い
ことが要求される。溶融性、混色性が不良であると、ト
ナー粒子間にエアーギャップが多くなり、空気との界面
での光の散乱によってトナーにその色素本来の色調が失
われたり、トナーの重なった部分で下層のトナーが上層
のトナーに隠蔽されて、色の再現性が低下したりするか
らである。これらの溶融性、混色性を満たすトナーとし
て、軟化点が低く、しかも溶融粘度が低い、いわゆるシ
ャープメルト性のトナーが使用されている。このような
シャープメルト性のトナーを使用することにより、色の
再現性を高めて原稿に忠実なカラーコピーを得ることが
できる。
【0027】しかしシャープメルト性のトナーは、親和
力が大きいために、定着装置の定着ローラにオフセット
し易い欠点がある。定着装置においては加熱に加えて加
圧も行なわれ、親和力の大きいトナーは、この加熱及び
加圧によって定着ローラに転移転して、付着しがちにな
る。定着ローラにトナーが付着すると、このトナーが次
の記録材に付着したり、定着ローラ上で固まったりし、
いずれも画像不良の原因となる。
【0028】ジメチルシリコーン等の離型剤オイルは、
これらの画像不良の発生を防止するために使用され、記
録材上のトナー像の定着に先立って、定着ローラ51上
に離型剤オイルが塗布される。これによってトナー像が
転写された記録材を加熱及び加圧する際に、定着ローラ
51がトナー像に離型剤オイルを介して接触し、直接接
触することがないので、トナーが定着ローラ51に付着
するのを有効に防止できる。
【0029】転写が終了した感光ドラム3a、3b、3
c及び3dは、それぞれのクリーナ4a、4b、4c及
び4dにより、転写残りのトナーをクリーニング、除去
され、引き続き次の潜像の形成以下に備えられる。搬送
ベルト130上に残留したトナー及びその他の異物は、
搬送ベルト130の表面にクリーニングウエブ(不織
布)19を当接して、拭い取るようにしている。
【0030】上記のクリーニングウエブ19は、搬送ベ
ルト130の下流端の下方に配設した一対のローラのう
ちの一方のウエブローラ18に巻回され、これを他方の
ローラ17に巻取るようになっている。ローラ17、1
8の間には押圧ローラ22が配設され、この押圧ローラ
22によりクリーニングウエブ19を搬送ベルト130
の表面に常時押付ける。押圧ローラ22によるクリーニ
ングウエブ19の搬送ベルト130への押付けは、搬送
ベルト130の裏面側(内側)に配設された対向ローラ
21によりバックアップされる。
【0031】クリーニングウエブ19の繊維としては、
ポリプロピレン、レーヨン、アクリル、ナイロン、ポリ
エステル、ビニロン等の繊維、及びこれらの繊維を混合
したものが好ましい。
【0032】記録材Pに両面画像形成を行なう場合に
は、1面目の転写が終了し、定着装置9を通過後、記録
材Pを排紙トレイ63に搬送せず、フラッパー(反転部
材)等によって両面画像形成専用の搬送路へ搬送する。
そして記録材Pの上下を反転して搬送ベルト130を再
送し、画像形成が終了している第1面(1面目)と反対
側の第2面に対し、再度画像形成が行なわれる。このと
き、記録材Pの第1面上、特にそのトナー像上に付着し
た離型剤オイルが搬送ベルト130の表面に付着し、更
に搬送ベルト130から感光ドラム3a〜3dに付着す
る。
【0033】感光ドラム3a〜3dのクリーナ4a〜4
dは、これら感光ドラム3a〜3d上のトナー除去を目
的としており、付着した離型剤オイルを十分に除去でき
ない。このため感光ドラムの離型剤オイル汚染による画
像不良という両面カラーコピー特有の問題が発生する。
そこで、搬送ベルト130のクリーニング部材であるク
リーニングウエブ19は、搬送ベルト130表面上の残
留トナーのみならず、表面に付着した離型剤オイルをも
クリーニングする。
【0034】しかしながら、搬送ベルト130に付着し
た離型剤オイル量が多い場合、クリーニングウエブ19
によるクリーニングだけでは能力不足となり、同様の画
像不良が発生してしまうことが考えられる。
【0035】そこで本実施形態では、搬送ベルト上のオ
イル除去能力をさらに向上させるためのオイル除去ロー
ラ31が設けられている。
【0036】また、搬送ベルト130の記録材Pを担持
する側の面を粗し、記録材Pに付着したオイルが搬送ベ
ルト130に転移しずらくするための研磨ローラ30も
設けられている。
【0037】ここで、本実施形態で用いた搬送ベルト1
30は、十点平均粗さRzが5〜20μmの場合、離型
剤オイルが付着した記録材Pの画像面を搬送ベルト13
0に接して、両面画像を形成しても搬送ベルト130表
面上に離型剤オイルが残りにくかった。
【0038】これは搬送ベルト130と記録材Pとの接
触面積が減少したことによるものである。
【0039】そこで本実施形態では搬送ベルト130の
十点平均粗さRzが所定値に入るように、研磨ローラ3
0を搬送ベルト130と接離可能な構成にして配置して
いる。
【0040】研磨ローラ30としては、例えば金属ロー
ルに酸化アルミニウムフィルムを巻き付けたもの、また
は、酸化アルミニウムを塗布したものを用いており、酸
化アルミニウムの粒子間隔は15μm〜60μmが良
い。
【0041】この研磨ローラ30は搬送ベルト130に
接して粗し動作を行なう場合、搬送ベルトに対し静止さ
せても、周速差を持たせるために回転させても良い。
【0042】実験の結果から初期、十点平均粗さRz=
10μmの搬送ベルトのRzはA4サイズ横送りの記録
材通紙、約5,000枚相当で
【0043】
【外1】 となる。
【0044】そこで研磨動作を5000枚を越えたタイ
ミングで動作させた。
【0045】本実施形態では搬送ベルト130の線速度
16mm/sec研磨ローラ30の搬送ベルト130へ
の侵入総圧約1.2kg・fで固定静止の場合、搬送ベ
ルト約10周分の研磨でRz≧8μmを達成した。
【0046】また、搬送ベルト130上に付着した離型
剤オイルをより効果的に除去する。オイル除去ローラ3
1は図3に示すように芯金31d上に設けられた3層か
ら構成されている。
【0047】表層31aはナイロンとポリエステルを主
成分とした不織布であり、その空げきに付着したオイル
を毛細管現象により吸収し、第2層31bのポリプロピ
レンでオイルを保持する。また第3層31cはオイル除
去ローラ31と搬送ベルト130とのニップを確保する
ためのクッションの役割を果たすエチレンプロピレンラ
バーを用いている。
【0048】このオイル除去ローラ31は、搬送ベルト
の材質によっては必ずしも回転しなくても良いが、本実
施形態では搬送ベルトの周速に対して160%の順方向
の回動により動作し、この回転時に最もオイル吸収率が
高かった。
【0049】このオイル除去ローラ31は両面2面目の
画像形成時、すなわち、記録材Pの1面目にトナー像を
定着する際に記録材Pに付着した離型剤オイルが搬送ベ
ルト130に転移する可能性がある時に常に動作する。
【0050】図2は、本実施形態におけるクリーニング
ウエブ19,押圧ローラ22,研磨ローラ30,オイル
除去ローラ31のスラスト方向幅の規定法を示す説明図
である。図2に示されるように、幅334mmの搬送ベ
ルト130に対しその揺動幅をα側、β側の両方共、8
mmとした。
【0051】従って、回動によりスラスト方向に揺動す
る搬送ベルト130が存在しうる幅は350mmとな
る。
【0052】また逆に、スラスト方向の揺動によらず常
に搬送ベルト130が存在する幅は318mmである。
【0053】クリーニングウエブ19は、搬送ベルト1
30が揺動しても、搬送ベルト130のスラスト方向幅
の全ての部分に当接していることが、クリーニング性能
を維持する上で重要である。従ってクリーニングウエブ
19の幅は、搬送ベルト130の存在しうる幅(ベルト
存在可能幅)と同じ350mmが少なくとも必要であ
る。
【0054】そこで本実施形態では、クリーニングウエ
ブ19自体が搬送ベルト130の揺動によってスラスト
方向に多少ずれてしまう可能性を考慮し、クリーニング
ウエブ19のスラスト方向の幅を354mmに設定し
た。
【0055】又押圧ローラ22はそれよりも広くして、
クリーニングウエブ19を均一に押圧できるようにする
必要があり、本実施形態では、押圧ローラ22のスラス
ト方向幅を360mmとした。
【0056】また、研磨ローラ30は、離型型オイルが
付着した記録材Pが担持される可能性のある搬送ベルト
130の領域を少なくとも研磨する必要がある。
【0057】ここで、本実施形態の搬送ベルト130が
担持する記録材Pの最大スラスト幅は297mm(A3
縦送りまたはA4横送り)であるため、スラスト方向へ
の搬送ベルト130の揺動幅を考慮すると、搬送ベルト
130が記録材Pを担持する可能性のあるスラスト方向
の幅は313mmである。
【0058】従って、本実施形態では研磨ローラ30の
スラスト方向の幅は313mm以上必要である。
【0059】しかしながら、研磨ローラ30のスラスト
方向の幅が、搬送ベルトの揺動にかかわらず常にベルト
が存在する幅(図2のベルト絶対存在幅、318mm)
よりも大きい場合、以下の問題が発生することが考えら
れる。
【0060】即ち、本実施形態では図1に示すように、
研磨ローラ30と搬送ベルト130をはさんで対向する
位置に研磨ローラ押圧部材32が設けられ、搬送ベルト
130を研磨ローラ30に押圧している。
【0061】そして、この研磨ローラ押圧部材32は発
砲ウレタンなどの弾性体で構成されており、スラスト方
向において少なくとも研磨ローラ30の幅よりも大きく
設けられている。
【0062】従って、研磨ローラ30はほぼ剛体である
ため、研磨ローラ30のスラスト方向の幅がベルト絶対
存在幅よりも大きく、研磨ローラ30と研磨ローラ押圧
部材32とが直接接触する領域が存在する場合、研磨ロ
ーラ30が押圧部材32を削ってしまうことが考えられ
る。
【0063】以上の理由から本実施形態では研磨ローラ
30のスラスト方向の幅は318mm以下が好ましい。
【0064】よって本実施形態では研磨ローラ30のス
ラスト方向の幅を318mmに設定した。
【0065】また、オイル除去ローラ31のスラスト方
向の幅は、上述の搬送ベルト130が記録材Pを担持す
る可能性がある幅(313mm)以上必要であり、本実
施形態では350mmに設定した。
【0066】なお、搬送ベルト130のクリーニングウ
エブ19は新たな面を連続的に更新する必要がなく、一
定画像形成枚数毎に一定量巻取る使用形態でよい。例え
ば、画像形成枚数が100枚でクリーニングウエブ19
を5mmずつ巻取りローラ17に巻取って更新した。
【0067】また、図4に拡大して示すように、補助清
掃手段として、ポリウレタンゴムからなるクリーニング
ブレード23を設けている。このクリーニングブレード
23は、JISゴム高度で約65度のものを使用した。
クリーニングブレード23は、搬送ベルト130へのク
リーニングウエブ19の当接部と巻取りローラ17の間
で搬送ベルト130の表面に当接させた。クリーニング
ブレード23の搬送ベルト130との当接角度は約20
度、侵入量は1.5〜2.0mm、スラスト方向の幅は
オイル除去ローラの幅以上に設定した。
【0068】このクリーニングブレード23は、搬送ベ
ルト130上に付着した飛散トナーや紙粉等を拭い取る
ことを目的としたクリーニングウエブ19では十分にク
リーニングできない場合、特に記録材の搬送不良により
搬送ベルト130上にトナー像を形成してしまった場
合、或いは記録画像の安定化制御のために通常以上のト
ナーがある(例えばレジストレーションや濃度の均一性
の維持のために、そのフィードバック制御等に使用する
パッチ画像を搬送ベルト130上に形成することによる
等)ことを予め予測できる場合に、搬送ベルト130に
当接し、それ以外のときは離間している。
【0069】従って、搬送ベルト130の表面に付着し
たトナーやゴミ等の異物がほぼクリーニングブレード2
3によって除去された後、次のクリーニングウエブ19
によって、トナーや異物のみならず離型剤オイルが良好
に除去される。このため搬送ベルト130のクリーニン
グ性能が向上する。
【0070】クリーニングウエブ19によってかき落さ
れたトナー等は、巻取りローラ17の巻取りによりクリ
ーニングウエブ19と共に回収される。
【0071】この清掃補助手段としてはクリーニングブ
レード23の代わりにファーブラシを用いてもよい。
【0072】図8に本実施形態の画像形成装置の制御フ
ローを示す。
【0073】まず、S101でオイル除去ローラ31が
オイル除去作動を行うかどうかを判断する。ここで、オ
イル除去ローラ31は、1面目にトナー像が定着された
記録材の2面目に像形成を行うとき、及び、手差給紙部
33から記録材を給紙するときに搬送ベルト130に当
接してオイル除去作動を行う。
【0074】手差給紙部33から記録材を給紙するとき
にオイル除去作動を行わせるのは、給紙される記録材が
1面目にトナー像が定着されて離型材オイルが付着して
いるかいないかを装置が判断できないからである。
【0075】以下S101でYESと判断された場合に
ついて説明する。
【0076】S101でYESであれば、S102で画
像形成作動が開始され、S103でオイル除去ローラ3
1が搬送ベルト130に当接してオイル除去作動を開始
する。
【0077】このとき搬送ベルト130によって搬送さ
れる記録材にジャムが発生しなければS109で終了す
る。
【0078】しかし画像形成中にS104でジャムを検
知した場合、機械動作が停止される前にS105でオイ
ル除去ローラが搬送ベルト130から離間する。
【0079】そして、S106でジャムした記録材の除
去等の再スタートのための準備が行われた後、S107
でクリーニングブレード23が搬送ベルト130に当接
し、クリーニングウェブ19とともに搬送ベルトのクリ
ーニングを行う。
【0080】ここで、S106で未定着トナー像を有す
る記録材を除去する際にこの未定着トナーが搬送ベルト
130に付着したり、ジャムによる装置停止時に感光ド
ラム3に現像されたまま残留したトナーが再立ち上げ時
に搬送ベルト130に転移したりして、搬送ベルト13
0には多量のトナーが付着する。
【0081】従って、S107での搬送ベルト130の
クリーニングは少なくとも搬送ベルト130の2回転の
間行う。
【0082】このときオイル除去ローラ31搬送ベルト
130から離間しているため、オイル除去ローラ31に
トナーが付着してオイル除去能力が低下するといったこ
とがなく、さらに、S107での搬送ベルト130のク
リーニング時には多量のトナーが搬送ベルト130上に
存在しているために、このトナーと一緒に搬送ベルト1
30から離型剤オイルを除去することも可能である。
【0083】搬送ベルト130のクリーニングが終了す
ると、S108でクリーニングブレード23が搬送ベル
ト130から離間し、その後再びS102へ戻り、画像
形成作動が開始される。
【0084】また、クリーニングブレード23の代り
に、図5に示すように補助清掃手段としてクリーニング
ウエブ19の当接面と反対側の裏面を、ローラ17、1
8のいずれかの位置でそれらローラによる押圧で搬送ベ
ルト130に当接させても良い。
【0085】さらに図6に示す場合は、補助清掃手段と
してローラ17及び18の両方の位置でクリーニングウ
エブ19の裏面を搬送ベルト130に当接し、且つクリ
ーニングブレード23をローラ17と押圧ローラ22と
の間で搬送ベルト130に当接した。この構成によれば
更にクリーニング能力を向上させることができる。
【0086】また、1面目にトナー像が定着された記録
材Pの2面目にトナー像を形成する際には、クリーニン
グウエブ19のオイルクリーニング能力を向上させるこ
とが好ましい。
【0087】そこで、2面目への画像形成時には、1面
目への画像形成時に比べて、クリーニングウエブ19の
巻き取り量を多くすることが好ましい。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、オイル除去手段のオイ
ル除去作動中に記録材担持体に担持搬送される記録材に
ジャムが発生したとき、オイル除去手段にトナーが付着
することを防止でき、かつ、記録材担持体からトナーを
速やかに除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明、本実施形態のカラー画像形成装置の構
成を示す断面図である。
【図2】搬送ベルト,クリーニングウエブ,研磨ローラ
等のスラスト方向幅の規定法を示す説明図である。
【図3】オイル除去ローラの構成断面図である。
【図4】搬送ベルトのクリーニング部近辺を示す概略断
面図である。
【図5】搬送ベルトのクリーニング部近辺を示す概略断
面図である。
【図6】搬送ベルトのクリーニング部近辺を示す概略断
面図である。
【図7】揺動ローラによる揺動機構を示す説明図であ
る。
【図8】本発明、本実施形態のカラー画像形成装置の制
御フローである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/08 502 G03G 15/08 502F 507 507A

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材を担持搬送する記録材担持体と、
    この記録材担持体に担持された記録材にトナー像を形成
    する像形成手段と、前記記録材担持体を清掃する清掃手
    段と、異常時に前記記録材担持体を清掃する補助清掃手
    段と、前記記録材担持体に付着したオイルを除去するオ
    イル除去手段と、を備え、前記補助清掃手段及び前記オ
    イル除去手段が前記記録材担持体に対して接離可能な画
    像形成装置において、 前記オイル除去手段のオイル除去作動中に前記記録材担
    持体に担持搬送される記録材にジャムが発生したとき、
    前記オイル除去手段は前記記録材担持体から離間し、前
    記補助清掃手段が前記記録材担持体に当接することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃手段は、前記記録材担持体に当
    接するウェブと、このウェブを巻き取る巻き取り手段
    と、を備えることを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記補助清掃手段は前記記録材担持体に
    当接するブレードを備えることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記オイル除去手段は前記記録材担持体
    に当接するローラを備えることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成装置は、前記記録材担持体
    に担持された記録材にトナー像を定着する定着手段を備
    え、この定着手段は記録材を挟持する回転体対を有し、
    この回転体対のうち記録材のトナー像を有する側の面と
    接する回転体にはオイルが塗布されることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置は、前記定着手段によ
    って記録材の1面目にトナー像を定着した後、この記録
    材の2面目に像形成を行う第1モードと、前記定着手段
    によって記録材の1面目にトナー像を定着した後、この
    記録材の2面目に像形成を行わない第2モードと、を備
    えることを特徴とする請求項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記オイル除去手段は、前記第1モード
    時に記録材の2面目に像形成するとき、前記記録材担持
    体に当接してオイル除去作動を行うことを特徴とする請
    求項6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記像形成手段は、トナー像を担持する
    複数の像担持体と、この像担持体が担持するトナー像を
    前記記録材担持体が担持する記録材に転写する転写帯電
    器と、を備え、前記記録材担持体に担持された記録材に
    は複数のトナー像が順次重ねて転写されることを特徴と
    する請求項1乃至請求項7の画像形成装置。
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