JPH0933066A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0933066A
JPH0933066A JP7185281A JP18528195A JPH0933066A JP H0933066 A JPH0933066 A JP H0933066A JP 7185281 A JP7185281 A JP 7185281A JP 18528195 A JP18528195 A JP 18528195A JP H0933066 A JPH0933066 A JP H0933066A
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JP
Japan
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indoor
air
heat exchanger
outdoor
unit
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JP7185281A
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English (en)
Inventor
Akihiro Takanuma
明宏 高沼
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0933066A publication Critical patent/JPH0933066A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】冷凍サイクルの構成部品を全て室外機2の中に
収納し、室内機1と室外機2をダクト3で連結して空調
機関を構成する。さらに、室外機2のダクト3との結合
部の位置と室外機2内の室内空気の送風路を調整する。
また、空調中に換気をする時には室外空気は室内側熱交
換器23を通って室内へ送り、室内空気は室外側熱交換
器24を通って室外へ出す。 【効果】据付時の冷媒配管の据付作業を省き、室内機を
天井や地下室に設置した時の除湿水の排水のためのポン
プを除去する。さらに一つの機器で数種類の据付が可能
になる。また、空調中の換気運転時には快適な省エネ換
気空調が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機では、一体型になって
いるユニットを住宅の壁または窓を通して設置するかあ
るいはユニットを室内側と室外側に分割して設置し、冷
媒配管を結合して冷媒を循環し、空調を行うものになっ
ていた。また、実開昭61-98924号公報のように室内機を
天井に埋込むタイプの空気調和機は冷房運転時あるいは
除湿運転時に発生した除湿水をポンプを使って室外へ放
出していた。これは地下室に従来の室内機を設置した場
合でも同様の処置をしなければならなかった。また、特
開昭49-105346号公報のように冷房運転あるいは暖房運
転中に換気を行う時、冷凍サイクルを活用して快適な省
エネ換気空調運転を行うものがあったが、これはダンパ
を4個使用するもので送風路構造が複雑になっているも
のであり、除湿時の換気運転に関しては明記されていな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機で、
室内側と室外側が分離しているものは据付時に冷媒配管
を住宅の壁を貫通させて室内機と室外機に結合させる作
業が必要となっており、室内と室外のユニットが一体と
なっているものは据付場所が極めて限定されるという欠
点があった。そこで、請求項1の発明の目的は室内機と
室外機を分離して空気調和機の設置場所に自由度を持た
せるとともに、空気調和機の据付時に冷媒配管を取付け
る作業を省くことにある。さらに、請求項4の発明の目
的は空気調和機の設置場所の自由度をさらに拡大し、据
付時に設置場所が決定する場合でも1つの機器で対応で
きるようにするものである。また、請求項2の発明の目
的は室内機を天井に吊るかあるいは埋込んで設置した場
合に除湿水の排水のために使用するポンプを省くことに
あり、同様にして請求項3の発明の目的も、室内機を地
下室に設置した場合に除湿水の排水のために使用するポ
ンプを省くことにある。また、請求項5および請求項6
の発明の目的は、空気調和機内の送風路構造を簡略化し
てダンパ2個の切換えのみで快適な省エネ換気空調運転
を行うことにあり、請求項7の発明の目的は換気運転を
行った時の室内の湿度上昇を抑制することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では室外機に冷凍サイクルの構造
部分を全て収めることにより据付時の冷媒配管の接続作
業を省くものとした。それに伴ない室内機と室外機はダ
クトを介して連通させるようにした。さらに、請求項4
では室内機と室外機の据付位置が変化した場合でも一種
類の機器で対応するために、ダクトの形態を調整すると
ともにダクトの室外機への結合位置を調整することによ
り、室内機と室外機をダクトを介して連通できるように
した。また、請求項2および請求項3では室内機を天井
あるいは地下室に設置した場合に室内機側熱交換器を室
外機内に内蔵し、室内機と室外機をダクトを介して連通
して空調機能を発揮するようにし、室内側熱交換器で発
生した除湿水を室外機から落下させて処理することによ
り、ポンプを使わなくても除湿水を処理できるようにし
た。また、本発明の請求項5および請求項6では、空調
中に換気を行う時に快適な省エネ換気空調を行うため
に、冷凍サイクルを活用して室内へ入る空気を室内側熱
交換器で室温の目標温度に温度制御した後室内へ送り、
室外へ出る空気を室外側熱交換器で熱回収するようにし
た。上記の機能を発揮する上で、請求項7では空調をし
ていない時の換気運転でも室外空気の湿度が高かった時
には、室内の湿度上昇を避けるために除湿運転中の換気
運転と同様の作動を行うようにした。
【0005】
【作用】本発明では、室外機内に全ての冷凍サイクルの
構成部品を室外機内に収納したので、空気調和機の据付
時に室内機と室外機を冷媒配管で接続させる作業が必要
なくなる。この場合、室内空気を室内側熱交換器で冷媒
と熱交換させるために室内機と室外機をダクトを介して
接続し、室内空気を室内側熱交換器まで送風して室内へ
戻すことにより空調機能を発揮する。その結果として、
室内側熱交換器を室外機内に内蔵したことで、冷房運転
あるいは除湿運転をした時に室内側熱交換器に発生した
除湿水を室外機から落下させて処理することができるよ
うになる。そのため従来の空気調和機のように、室内機
を天井に設置したり、室内機を地下室に設置したりする
時に、室内側熱交換器で発生した除湿水をポンプを使っ
て処理する必要が無くなる。
【0006】ところで、室内機と室外機をダクトを使っ
て連結する場合でも、住宅の状況や消費者の要望等によ
り室内機と室外機の据付位置を変化させる必要が出てく
ることがあり、その対応を一種類の機器で行うために次
のような対処をする。室内機と室外機の据付位置が変化
した場合にダクトの形態はそれぞれに変化するが、それ
とともにダクトの室外機への結合位置を調整し、室外機
内の室内空気の送風路構造も変化させる必要がある。そ
こで本発明の請求項4では室外機の構造に関して、ダク
トとの結合部を大きく取りダクトとの結合位置および室
外機内の室内側熱交換器の吸込側および吐出側の送風路
の方向性をダクトの据付位置に応じて変化させるように
した。具体的には、ダクトの室内機から室外機への送風
部を室内側熱交換器の吸込側の送風路と連通させ、ダク
トの室外機から室内機への送風部を室内側熱交換器の吐
出側の送風路と連通させるようにする。これにより室内
空気は室内側熱交換器で冷媒と熱交換されて室内に戻る
ようになるが、ここで室外機のダクトとの結合部でダク
トと連通されない部分は遮蔽して室内空気と室外空気の
混流を避けるようにする。また、室外機のダクトとの結
合部が変化することにより、室内側熱交換器の吸込側と
吐出側の送風路も使用する結合部へ通じるように変化さ
せる必要があるが、これは結合部の近くで送風方向を調
整する風向板を設けて、結合部における空気の出入りが
潤滑になるように調整する。
【0007】また、本発明の請求項5および請求項6で
は、ダンパを活用して室外機内の送風経路を変更し、室
外から入った空気を室内へ送り、室内の空気を室外へ出
す換気運転を行っている。この場合、室外から室内へ入
り空気は室内側熱交換器を通り、室内から室外へ出る空
気は室外側熱交換器を通るようにし、圧縮機を駆動させ
て冷凍サイクルを換気運転時にも活用するようにする。
この作用により冷房運転中に換気をする時は、室外から
室内へ入る空気は室内側熱交換器により冷却されて室温
を変化させずに室内に入り、室内から室外へ出る空気は
室外側熱交換器により加熱され、排冷熱を回収されて室
外へ出る。同様に暖房運転中に換気をする時は、室外か
ら室内へ入る空気は室内側熱交換器により加熱されて室
温を変えずに室内へ入り、室内から室外へ出る空気は室
外側熱交換器により冷却され排熱を回収されて室外へ出
る。また、除湿運転中に換気をする時も冷凍サイクルの
活用により、室外から室内へ入る空気は除湿されて室内
へ入る。この場合室外空気を除湿する方法としては室内
側熱交換器を冷却部と加熱部の二つに分けて室外から室
内に入る空気の冷却と加熱を同時に行う方法と室外から
室内へ入る空気を室内側熱交換器で冷却した後ヒータで
加熱することにより除湿する方法のどちらかを採用す
る。この除湿運転中に換気をする作用はその他室内の湿
度を制御したい時に広く活用が考えられ、本発明の請求
項7では、空調していない時換気をした場合の室内湿度
の制御方法を示している。室外湿度が妥当な室内の湿度
より高かった時、冷凍サイクルを駆動しない換気運転を
すると室内の湿度が高くなり快適性を損なう危険性が出
る。そこで、この時除湿運転中に換気をする場合と同様
の運転を行えば、室外から室内へ入る空気を除湿するの
で室内の湿度が高くなることはない。以上が快適な省エ
ネ換気空調運転の主な作用である。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例を図1ないし図3
により説明する。この実施例は請求項1を証明するため
のものであり、室外機2をベランダあるいはバルコニー
の下に吊り下げて室内機1を壁に掛け、室内機1と室外
機2を壁を貫通したダクト3で連結した場合の実施例で
ある。図1はベランダあるいはバルコニーの下に吊り下
げた室外機2の横から見た断面図であり、図2は室内機
1と室外機2の据付状態を横から見た図および図3は室
外機2の上から見た断面図である。図1に示すように室
外機2内には室内側熱交換器23が内蔵されており、室
内空気はダクト内の室内機から室外機への送風部16か
ら室内側熱交換器の吸込側送風路12を通り、室内側熱
交換器23で熱交換され、室内側熱交換器の吐出側送風
路13およびダクト内の室外機から室内機への送風部1
7を通り室内へ戻る。この室内送風の流れにより、冷房
運転時,暖房運転時あるいは除湿運転時でも室内空気は
室内側熱交換器23により冷媒と熱交換されて目標温度
あるいは目標湿度に制御されていく。この室内送風の流
れは図2に示すように、室内送風機25の作動により室
内機1の室内空気吸込口14からダクト3へ送られ、室
外機2内を循環して前述のように室内側熱交換器23を
通った後、ダクトを通して室内機1の室内空気吐出口1
5から室内へ戻される。図1のように室内側熱交換器2
3を室外機2内に収めたことで、図3に示すように冷凍
サイクルの部分は全て室外機2内に収納される。ここ
で、図3に示す冷凍サイクル内の冷媒の流れを説明する
と、冷房運転時あるいは除湿運転時には、圧縮機21か
ら吐出された高温高圧の冷媒ガスは圧縮機吐出パイプ3
1から四方切換弁27の作用により室外側熱交換器入口
パイプ35を通って室外側熱交換器24へ入り凝縮した
後、室外側熱交換器出口パイプ36から減圧弁22で減
圧され、室内側熱交換器入口パイプ33を通って室内側
熱交換器23へ入り蒸発し、室内側熱交換器出口パイプ
34から四方切換弁27の作用により圧縮機吸込パイプ
32を通って圧縮機21へ戻る。また、暖房運転時に
は、圧縮機21から吐出された高温高圧の冷媒ガスは圧
縮機吐出パイプ31から四方切換弁27の作用により室
内側熱交換器出口パイプ34を通って室内側熱交換器2
3へ入り凝縮した後、室内側熱交換器入口パイプ33か
ら減圧弁22で減圧され、室外側熱交換器出口パイプ3
6を通って室外側熱交換器24へ入り蒸発し、室外側熱
交換器入口パイプ35から四方切換弁27の作用により
圧縮機吸込パイプ32を通って圧縮機21へ戻る。この
作動により室内空気は室内側熱交換器23により、冷房
運転時は冷却され、暖房運転時は加熱されて室内の空調
が可能になり、除湿運転時は室内空気は室内側熱交換器
23により冷却された後除湿用ヒータ38で加熱されて
空調が可能になる。以上より図2に示すように室内機1
と室外機2をダクト3で接続するだけで空調機関は成立
し、冷凍サイクルの部品は全て室外機2内に収納される
ため、室内機1と室外機2を冷媒配管で接続する必要が
無くなる。また、図1で室外機2内の室外送風の流れは
通常の室外機と同様に、室外送風機26の作動により室
外空気吸込口18から入った室外空気を室外側熱交換器
24で熱交換させ室外空気吐出口19から吐出させる。
また、図3には圧縮機21,減圧弁22,四方切換弁2
7,室内送風機用モータ28,室外送風機用モータ29
および除湿用ヒータ38を駆動させる電気品5を内蔵し
ているが、図3中で各配線は省略している。
【0009】尚、この実施例ではベランダあるいはバル
コニーに室外機2を吊り下げた場合のものを図2に示し
ているが、これは屋根に吊り下げた場合も同様である。
【0010】(実施例2)ここでは請求項1で述べた室
外機2の設置に関して、室外機2をベランダあるいはバ
ルコニーに埋込んだ場合の実施例を説明する。図4は室
外機2をベランダあるいはバルコニーに埋込み、室内機
1を室内の壁に掛けた場合の室内機1と室外機2の据付
状態の関係を示した図であり、図5は上記の場合の室外
機2の横から見た断面図である。図5は図1と比較する
と内部構成はほとんど同じであり、違っているのは室外
機のダクトとの結合部8が図1では室外機2の背面にあ
るのに対し、図5では室外機2の下面に位置している点
である。これは、図4に示すように室内機1と室外機2
の高さが違う場合には、ダクト3を横一本で継ぐわけに
はいかないため、室外機2からダクト3を一度下に出
し、L字形にダクト3を曲げて室内機1へ継ぐためであ
る。この場合の空調のための室内送風の作動方式、室外
送風の作動方式、冷凍サイクルの作動方式および除湿用
ヒータの作動方式は実施例1に示したものと同様であ
る。
【0011】(実施例3)ここでは請求項1で示した室
外機2の設置に関して、室外機2の一部を壁に埋込んだ
場合の実施例を説明する。図6は住宅にベランダ,バル
コニーおよび1階の屋根等が無く、また1階の壁には都
合上室外機2を設置したくなかった場合に、2階の壁に
室外機2の一部を埋込み、室内機1は1階の壁に設置
し、室内機1と室外機2を継ぐダクト3を壁内に内蔵さ
せた場合の図である。この場合、室外機2は補強材50
により住宅に固定するものとする。具体的には図6に示
すような梁等の住宅の補強部材に補強材50を固定し、
その補強材50に室外機2を取付ける構造とする。図6
に示すようにダクト3は室外機2の下面に取付けるた
め、室外機2内の内部構造は図5に示すものと全く同様
となり、空調のための室内送風の作動方式、室外送風の
作動方式、冷凍サイクルの作動方式および除湿用ヒータ
の作動方式は実施例1および実施例2の場合と同様とな
る。ここで図6では、室外機を補強材50を使って固定
したが、その他に室外機2は図6と同様に壁の中に埋込
んで、室外機2を屋根にある補強部材に吊り金具7で固
定する方法も考えられる。
【0012】(実施例4)次に、請求項2に示した内容
の実施例を図7により説明する。図7は室外機2は実施
例1と同様にベランダまたはバルコニーに吊り下げ、室
内機1を天井に吊った場合の据付状態を示した説明図で
ある。図7で室内機1は壁に掛けた場合に対して横に据
付けられることになる。通常室内側熱交換器23を室内
機1に内蔵した壁掛け式の空気調和機を図7のように天
井に横に倒して吊ると、冷房運転あるいは除湿運転をし
た時に室内側熱交換器23で除湿した水が室内機1の室
内空気吸込口14あるいは室内空気吐出口15から下へ
落ちてしまう。しかし、本発明のように図7に示すよう
に室内側熱交換器23を室外機2内に収めていれば、冷
房運転時あるいは除湿運転時に室内側熱交換器23で発
生した除湿水は室外機2から重力の作用を利用してドレ
ン排水すれば良く、室内機1から下へ水が落ちることは
無い。本実施例の図7では、図1と比較するとダクト3
の形状は複雑になっているが、室外機2の構造は図1に
示すものと同じであり、各空調運転の作動方式は実施例
1に示すものと同様である。また、図7では実施例1と
同様に室外機2の据付方法に関しては、屋根の下に吊り
下げる場合あるいは実施例2,実施例3で示したように
ベランダおよびバルコニーに埋込む場合、壁に室外機2
の一部を埋込む場合等のいずれでもダクト3の形状を変
えるだけで空調機関を成立させることが可能である。
【0013】(実施例5)この実施例は請求項3に示し
た内容を図8により説明するものである。図8は室内機
1を地下室の壁に掛け、室外機2をベランダまたはバル
コニーに吊り下げ、室内機1と室外機2を継ぐダクト3
は壁内に設置した状態を表わしたものである。地下室に
室内機1を設置する場合、その高さはほとんどの場合地
面より低い高さに設置される。その場合室内側熱交換器
23が室内機1に内蔵されている通常の空気調和機で
は、冷房運転時あるいは除湿運転時に室内側熱交換器2
3で除湿した水を排水するために、ポンプを使用して除
湿水を地面上に揚水する必要が出てくる。しかし、本発
明では図8に示すように室内側熱交換器23は室外機2
内に収納しているので、除湿水を排水する時は室外機2
から排水用ドレンを出し、地面上か地面近くに取付けて
いる排水口へ除湿水を流し出すだけで排水が可能にな
る。この実施例でも室外機2の構造は図1に示すものと
同様であり、各空調運転の作動方式は実施例1に示すも
のと同様である。また、室外機2の据付方法に関して
も、図8のベランダ・バルコニー吊り下げタイプだけで
なく、屋根吊り下げタイプあるいは実施例2および実施
例3に示したようなベランダ・バルコニー埋込みタイ
プ、壁埋込みタイプのようないずれの場合でも空調機関
の成立は可能である。尚、図8に示すような地下室とは
別に、半地下室の場合は室内機1の位置が地面より高く
なることも考えられるが、室内側熱交換器23を室内機
1に内蔵している従来の空気調和機で除湿水を処理する
場合には、重力の作用だけで除湿水を流し出すような排
水用ドレンの設置が難しく、結局ポンプを使用して除湿
水を排水する必要が出てくる。したがって、本発明は半
地下室に室内機1を設置する場合にも有効である。
【0014】(実施例6)この実施例も実施例5と同様
に請求項3の内容を説明するものであるが、実施例5と
の違いは室内機1の据付位置のみである。実施例5では
室内機1を壁に掛けていたが、本実施例は図9に示すよ
うに室内機1を地下室の天井に吊っている。この場合も
実施例4あるいは実施例5で示したように、除湿水の排
水に関しては、室内側熱交換器23が室外機2内に入っ
ているので、排水用ドレンから重力の作用のみで地面上
に流し出すことができる。この空気調和機のダクト3以
外の構造,作動方式および特徴は実施例5のものと同様
なのでそれらの説明は省略する。
【0015】(実施例7)本実施例では請求項4の内容
を図10および図11により説明する。実施例1ないし
実施例7では室外機1あるいは室外機2の据付位置によ
ってダクト3の形態と室外機のダクトとの結合部8の位
置を変化させていたが、図1および図5に具体例として
示されるように室外機のダクトとの結合部8の位置は、
製品を製作する時点で決定して、ダクト3を背面に結合
する場合と下面に結合する場合とではそれぞれ別の製品
として扱うものになっていた。ここでは室内機1あるい
は室外機2の据付位置が変化しても、室外機2は一つの
もので対応させる発明の説明をする。そこで具体例とし
て、図1および図5に示すものを一つの室外機で対応さ
せる方式を挙げる。前述のように室内機1あるいは室外
機2の据付状態に対して、図1は室外機のダクトとの結
合部8を背面に設置し、図5は室外機のダクトとの結合
部8を下面に設置していた。そこで、その両方に対応で
きるように図10および図11では室外機のダクトとの
結合部8を背面と下面両方に設置する。その構造で、図
10は図1と同様の対応をするものに設定した図を表わ
しており、図11は図5と同様の対応をするものに設定
した図を表わしている。この場合、図10は背面にダク
ト3を連結しているため、下面の室外機のダクトとの結
合部8が開いた状態となる。したがって、図10に示す
ように下面に開いた室外機のダクトとの結合部8を遮蔽
板39でおおう。同様にして、図11は下面にダクト3
を連結しているため、背面の室外機のダクトとの結合部
8を遮蔽板39でおおっている。以上でダクト3と室外
機2との連結については問題がなくなるが、室外機2内
の室内空気の流れに関しては、全く同じ構造でダクト3
を背面に連結した場合とダクト3を下面に連結した場合
の両方に対応できるわけではない。図1と図5を比較す
ると室内送風路の仕切り6の形状も違っている。したが
って、図10と図11では両方の室内送風の流れを潤滑
にするために、風向制御板20を室外機のダクトとの結
合部8の近くに室内送風路の仕切り6と継がるように取
りつけている。風向制御板20は室内送風路の仕切り6
の末端の部分で回転して取付け方向を変化させられるよ
うにし、図10および図11に示すようにダクト内の仕
切り49と継がるように設定する。これにより、ダクト
内の室内機から室外機への送風部16と室内側熱交換器
の吸込側送風路12が連結し、またダクト内の室外機か
ら室内機への送風部17と室内側熱交換器の吐出側送風
路13が連結して、室内空気はどこへも漏れずに、また
室内側熱交換器23の吸込側と吐出側で室内空気が交わ
ることが無いように室内空気の流れを構成させることが
できる。以上が室内機1と室外機2が実施例1ないし実
施例7のどのような設置のされ方をしても、構造を一種
類の室外機2で対応できるようにする方式である。上記
の説明は室外機のダクトとの結合部8が背面と下面の二
つの場合についての例であったが、これ以外にも室外機
のダクトとの結合部8の面積を多く取ったり、室外機2
の側面にも室外機のダクトとの結合部8を設けたりし
て、室内機1と室外機2の据付位置の変化に対処する場
合もあるが、それらの場合にも前述のように室外機のダ
クトとの結合部8の室外に開放した部分を遮蔽板39で
おおい、それぞれの構造にマッチした風向制御板20の
位置を調整することにより潤滑な室外送風の流れを構成
することが可能である。
【0016】(実施例8)次に請求項5の内容を説明す
る実施例を図12ないし図16により説明する。図12
および図13は空調時にも省エネ換気運転を行えるよう
にした場合の構造を示した室外機2の断面図である。図
12および図13に示す室外機2には室内からダクト3
を介して室外機2へ入った室内空気を室内側熱交換器2
3に通す場合と室外側熱交換器24に通す場合に切換え
るためのダンパ10、室内空気吸込用開口部付室内側仕
切り55および室内空気吸込用開口部付室外側仕切り5
6を設けてあり、また、室外機2に入った室外空気を室
内側熱交換器23に通す場合と室外側熱交換器24に通
す場合に切換えるためのダンパ10、室外空気吸込用開
口部付室内側仕切り57および室外空気吸込用開口部付
室外側仕切り58を設けている。ここで、図12は通常
の空調時のダンパ10の位置と室内送風の流れおよび室
外送風の流れを示した図であり、図13は空調中に換気
をする時のダンパ10の位置と室外から室内へ入る空気
の流れおよび室外から室内へ入る空気の流れを示した図
である。図12および図13に示す室外機2では、室内
空気吸込用開口部付室内側仕切り55には室内側の室内
空気吸込用開口部51、室内空気吸込用開口部付室外側
仕切り56には室外側の室内空気吸込用開口部52、室
外空気吸込用開口部付室内側仕切り57には室外側の室
外空気吸込用開口部53および室外空気吸込用開口部付
室外側仕切り58には室外側の室外空気吸込用開口部5
4が設けられており、それぞれの開口部を室内空気ある
いは室外空気が通ることにより、それぞれの送風の流れ
を構成できるようにしてある。この時、室内空気あるい
は室外空気を通してはいけない開口部をダンパ10によ
りふさぐ。ダンパ10および各仕切りの部分のみを上面
から見た図が図14である。図14に示すように、ダン
パ10はダンパモータ37で回転されるようになってお
り、ダンパモータ37は機械室63に設置されており、
電器品5と結線されている。図14は上面から見た図で
あるため、室内側の室内空気吸込用開口部51および室
内側の室外空気吸込用開口部53は下に隠れており見え
ないが、図14に示すようにダンパ10は各開口部の面
積より大きく取り、空気の漏れを無くすようにしてい
る。図12ないし図14で、ダンパ10は室内空気の流
れを制御するものと室外空気の流れを制御するを一体化
して一つのダンパモータ37で制御しているが、これを
二つに分けて制御する方式も考えられる。図12におけ
る送風の流れは通常の空調時のものであり、図1と同様
であるのでここでの説明は省略し、図13の空調時に換
気運転をする場合のみの説明をする。図13における空
調中の換気運転では、室外から入った空気は室内側熱交
換器23を通って室内へ入り、室内から室外機2へ入っ
た空気は室外側熱交換器24を通って室外へ出る送風の
流れになっている。この時、圧縮機21を駆動し、各熱
交換器で冷媒と空気の熱交換をすると、室外から室内へ
入る空気は室温の目標温度および目標湿度に制御され、
室内から室外へ出る空気は排熱あるいは排冷熱を回収さ
れて室外へ出る。したがって、換気をしても室内の温度
あるいは湿度が変化することはなく快適な空調が継続さ
れ、また室内から室外へ出る空気が持っている熱エネル
ギあるいは冷熱エネルギはそのまま室外へ放出されるこ
とはなく、一度冷凍サイクルに吸収され、それを室内側
熱交換器23で室外から室内へ入る空気に与えられるこ
とにより省エネ効果を発揮するようになる。この場合の
省エネ効果は冷凍サイクルの効率向上となって現われ
る。
【0017】次にこの空調中に換気をする運転の制御方
式を図15のブロック図および図16のフローチャート
により説明する。図15ではマイクロコンピュータ40
内にメモリ41,CPU42,入力回路43および出力
回路44が内蔵されており、温度センサ47、湿度セン
サ48およびリモコン46から送られる信号およびデー
タをマイクロコンピュータ40内で処理し、圧縮機2
1,室内送風機用モータ28,室外送風機用モータ2
9,ダンパモータ37,除湿用ヒータ38,四方切換弁
27および減圧弁22を駆動させる。尚、マイクロコン
ピュータ40は図3に示す電器品5に内蔵されており、
図3で各配線は省略している。図16は空調中に換気を
する時の各装置の駆動を示したフローチャートである。
図16により空調中に換気をする時の図15のブロック
図に示す各部品の動作を説明する。但し、図16は空調
中に換気をする時の動作を示したフローチャートなの
で、空調開始時あるいは空調終了時の細かい動作は省略
している。まず、リモコン46により運転が設定される
とその運転指令に応じて圧縮機1、各送風機および各電
磁弁が作動して指定された空調が開始される。そこで、
その空調中に換気の指令が出るかどうかのチェックをC
PU42で連続的に行い、換気の指令が出た場合はCP
U42から出力回路44を介してダンパモータ37を駆
動し、ダンパ10の向きを図13に示す換気用のものに
設置する。さらに換気の指令のチェックをCPU42で
行い、換気の指令が消えた時はCPU42から出力回路
44を介してダンパモータ37を駆動し、ダンパ10の
向きを図12に示す通常運転用のものに設置する。この
作動を運転終了まで継続するが換気の指令が出ていない
時はダンパ10の向きは連続的に図12に示した通常運
転用のものに設置したままとし、途中空調の運転指令に
変化が出た場合は、換気に関する指令とは独立して、各
運転指令に応じた圧縮機21,各送風機,除湿用ヒータ
38および各電磁弁の作動を行う。尚、換気の指令が出
るのはエアコンの使用者の要望で換気の信号がリモコン
46から信号受信部45および入力回路43を介してC
PU42へ送られる場合、あるいはメモリ41に記憶さ
れた定期的な換気の指令をCPU42で計算した時間の
経過により「換気が必要」と判断される場合等がある。
以上が空調中に換気をする時の制御方式である。
【0018】(実施例9)実施例8では室外機2を住宅
の屋根,ベランダあるいはバルコニーの内部あるいは周
辺に設置し、室内機1は住宅の壁,天井の内部あるいは
周辺に設置した場合に室内機1と室外機2の間にダクト
3を介した構造を持つ空気調和機の省エネ換気運転の説
明をしたが、これは図17に示すような室内機1と室外
機2を一体化させた構造の場合にも可能である。図17
に示す構造はダクト3は無く、室内機1と室外機2を合
体させてものであるが、その一部を住宅の壁に固定させ
て設置したものである。図17に示す室内機1および室
外機2は図12あるいは図13に示すものと構造は同じ
であり、図17は換気運転時のダンパ10の位置と送風
の流れを示したものであるので機能の構成は図13に示
すものと同様となる。図17に示すように、ダクト3が
無い場合でも室内機のダクトとの結合部9と室外機のダ
クトとの結合部8が連結して通風が潤滑になれば、通常
の空調でもあるいは空調時の換気運転でも実施例8と同
様のものが可能になる。この場合の制御方式は実施例8
に示すものと同様である。
【0019】(実施例10)この実施例は請求項7の内
容を証明するためのものである。実施例8および実施例
9では除湿運転時に換気を行った場合でも室内湿度を制
御しながら換気を行えるようになっている。つまり、通
常の除湿運転時には図12に示すように室内空気を室内
側熱交換器23で冷却した後除湿用ヒータ38で加熱
し、除湿された空気として室内へ戻し、除湿運転中に換
気をする時には図13に示すように室内空気を室内側熱
交換器23で冷却した後除湿用ヒータ38で加熱し、除
湿された空気として室内へいれる。ところで、図13で
は換気をする場合の送風の流れが示されているが、これ
は空調をしていない時に換気をする場合も同様の作動と
なる。ところが、この時に室外空気の湿度が居住空間の
湿度として妥当な値よりも高い湿度であった場合には単
に室外の空気を室内へ入れて換気していると、室内の湿
度が高くなり快適性を損なう危険性がある。そこで、図
13に示す湿度センサ48で検知した室外空気湿度が妥
当とされる室内空気湿度よりも高かった時、除湿運転中
に換気をする場合と同様の作動をすれば室内へ入る室外
空気は除湿され、室内の空気は妥当な湿度に制御され
る。この場合の制御方式を図15のブロック図および図
18のフローチャートで説明する。図18で、まず換気
運転を開始する場合、ダンパ10の位置を換気運転のも
のに設置し、室内送風機25および室外送風機26を駆
動する。その換気運転中で、図15のブロック図に示す
湿度センサ48で連続的に室外空気の湿度を検知し、そ
の値を入力回路43を介してCPU42へ送る。そこ
で、あらかじめメモリ41に記憶させた妥当とされる室
内空気湿度をCPU42へ送り、CPU42で室外空気
の湿度が高いと判断された場合には、CPU42から信
号を送り、出力回路44を介して圧縮機21,除湿用ヒ
ータ38および四方切換弁27を駆動し、室内側熱交換
器23で室外空気を冷却する冷凍サイクルを構成し、除
湿用ヒータ38で室外空気を加熱する。この作動を連続
的に運転を終了するまで継続する。これにより室内空気
の湿度を安定させ快適な換気運転が可能になる。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、空気調和機
の据付時に冷媒配管を取付ける作業が無くなり、室外機
を室外の敷地に設置する必要がなくなる。また、本発明
の請求項2によれば室内機を天井に吊るかあるいは埋込
んで設置した場合に除湿水の排水のために使用するポン
プを省くことができ、本発明の請求項3によれば室内機
を地下室に設置した場合に、除湿水の排水のために使用
するポンプを省くことができる。さらに、本発明の請求
項4によれば、室内機と室外機をダクトで連結する場合
に、一つの機器で室内機と室外機を数多くの位置に据付
けることができるようになる。また、本発明の請求項5
および請求項6によれば、空調中に換気運転をする時
に、ダンパ2個の切換えのみで室温を変動させなく、室
外へ出る空気の熱回収をする省エネ換気空調が可能にな
る。さらに、本発明の請求項7によれば、空調をしてい
ない時に換気運転をした場合の室内空気の湿度上昇を抑
制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の室外機の一実施例の断面図。
【図2】本発明の室内機と室外機の据付状態の一実施例
の説明図。
【図3】本発明の室外機の一実施例の断面図。
【図4】本発明の室内機と室外機の据付状態を横から見
た一実施例の説明図。
【図5】本発明の室外機の一実施例の断面図。
【図6】本発明の室内機と室外機の据付状態を横から見
た一実施例の説明図。
【図7】本発明の室内機と室外機の据付状態を横から見
た第二実施例の説明図。
【図8】本発明の室内機と室外機の据付状態を横から見
た第三実施例の説明図。
【図9】本発明の室内機と室外機の据付状態を横から見
た第三実施例の説明図。
【図10】本発明の室外機を横から見た第四実施例の断
面図。
【図11】本発明の室外機を横から見た第四実施例の断
面図。
【図12】本発明の室外機を横から見た第五実施例の断
面図。
【図13】本発明の室外機を横から見た第五実施例の断
面図。
【図14】本発明のダンパの機構を上から見た第五実施
例の断面図。
【図15】本発明のブロック図。
【図16】本発明のフローチャート。
【図17】本発明の室内機および室外機の横から見た断
面図。
【図18】本発明のフローチャート。
【符号の説明】
2…室外機、3…ダクト、8…室外機のダクトとの結合
部、11…室内側と室外側の仕切り、12…室内側熱交
換器の吸込側送風路、13…室内側熱交換器の吐出側送
風路、16…ダクト内の室内機から室外機への送風部、
17…ダクト内の室外機から室内機への送風部、18…
室外空気吸込口、19…室外空気吐出口、23…室内側
熱交換器、24…室外側熱交換器、26…室外送風機。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内空気と冷媒を熱交換させる室内側熱交
    換器を室外機内に設置し、室内機と前記室外機はダクト
    で連通し、室内空気を前記ダクトの前記室内機から前記
    室外機の送風部を通した後、前記室内側熱交換器で冷媒
    と熱交換させ、前記ダクトの前記室外機から前記室内機
    への送風部を通して室内へ戻すことにより空調機能を発
    揮するようにし、前記室外機は住宅の屋根,ベランダお
    よびバルコニーの内部あるいは周辺に設置するかあるい
    は前記室外機の一部を住宅の壁に埋込んで設置したこと
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】室内機を天井に吊るかあるいは天井に埋込
    み室内側熱交換器は室外機内に設置し、前記室内機と前
    記室外機をダクトで連通し、室内空気を前記室内機から
    前記ダクトを通して前記室内側熱交換器で冷媒と熱交換
    させ、前記ダクトを通して室内へ戻すことにより空調機
    能を発揮するようにし、前記室外機は住宅の屋根,ベラ
    ンダおよびバルコニーの内部あるいは周辺に設置するか
    あるいは前記室外機の一部を住宅の壁に埋込んで設置し
    たことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】室内機を地下室の壁に掛けるか、地下室の
    天井に吊るかあるいは地下室の天井に埋込み、室内側熱
    交換器は室外機内に設置し、前記室内機と前記室外機を
    ダクトで連通し、室内空気を前記室内機から前記ダクト
    を通して前記室内側熱交換器で冷媒と熱交換させ、前記
    ダクトを通して室内へ戻すことにより空調機能を発揮す
    るようにし、前記室外機は住宅の屋根,ベランダおよび
    バルコニーの内部あるいは周辺に設置するかあるいは前
    記室外機の一部を住宅の壁に埋込んで設置したことを特
    徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】圧縮機,室内側熱交換器,室外側熱交換器
    および減圧弁等冷凍サイクルを構成する部品を全て室外
    機内に収納し、室内機と前記室外機はダクトで連通し、
    室内空気を前記室内機から前記ダクトを通して前記室内
    側熱交換器で冷媒と熱交換させ、前記ダクトを通して室
    内へ戻すことにより空調機能を発揮するようにし、前記
    室外機の前記ダクトとの結合部の開口面積を前記ダクト
    の前記室外機との結合部の開口面積より大きく取るかあ
    るいは前記室外機の前記ダクトとの結合部を複数個設
    け、前記室外機の前記ダクトとの結合部で前記ダクトの
    通風部と連通しない部分は遮蔽し、前記室外機内の前記
    ダクトとの結合部と前記室内側熱交換器の間の送風路内
    において、前記室内側熱交換器の吸込側および吐出側の
    それぞれの送風路の方向を変化させる風向板を一枚以上
    設け、前記ダクトの前記室外機との結合位置に応じて前
    記風向板の位置を調整することにより前記室内側熱交換
    器の吸込側の送風路と前記ダクトの前記室内機から前記
    室外機への送風部を連通し、前記室内側熱交換器の吐出
    側の送風路と前記ダクトの前記室外機から前記室内機へ
    の送風部を連通するとこを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】圧縮機,室内側熱交換器,室外側熱交換器
    および減圧弁等冷凍サイクルを構成する部品を全て室外
    機内に収納し、室内機と前記室外機はダクトで連通し、
    前記ダクトを通して前記室外機へ吸込んだ室内空気を前
    記室内側熱交換器を通して室内へ戻す場合と前記室外側
    熱交換器を通して室外へ出す場合とに切換えるダンパを
    設け、前記室外機内へ吸込んだ室外空気を前記室内側熱
    交換器を通して室内へ送る場合と前記室外側熱交換器を
    通して室外へ戻す場合とに切換えるダンパを設け、通常
    の空調をする時には、室内空気は前記室内側熱交換器を
    通して室内へ戻し、室外空気は前記室外側熱交換器を通
    して室外へ戻すように各ダンパの位置を設定し、空調中
    に換気をする時には、室内空気は前記室外側熱交換器を
    通して室外へ出し、室外空気は前記室内側熱交換器を通
    して室内へ入れるように各ダンパの位置を設定し、空調
    中の換気時にも圧縮機を駆動し、各熱交換器で冷媒と空
    気の熱交換が生じることを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】一体型に製作されているかあるいは室内機
    と室外機を直接連結して一体型の構造を取り、住宅の壁
    を貫通させて設置し、一体型ユニット内へ吸込んだ室内
    空気を室内側熱交換器を通して室内へ戻す場合と室外側
    熱交換器を通して室外へ出す場合とに切換えるダンパを
    設け、前記一体型ユニット内へ吸込んだ室外空気を前記
    室内側熱交換器を通して室内へ送る場合と前記室外側熱
    交換器を通して室外へ戻す場合とに切換えるダンパを設
    け、通常の空調をする時には、室内空気は前記室内側熱
    交換器を通して室内へ戻し、室外空気は前記室外側熱交
    換器を通して室外へ戻すように各ダンパの位置を設定
    し、空調中に換気をする時には、室内空気は前記室外側
    熱交換器を通して室外へ出し、室外空気は前記室内側熱
    交換器を通して室内へ入れるように各ダンパの位置を設
    定し、空調中の換気時にも圧縮機を駆動し、各熱交換器
    で冷媒と空気の熱交換が生じることを特徴とする空気調
    和機。
  7. 【請求項7】除湿運転中に換気をする時に、室外から室
    内へ入る空気を室内側熱交換器を通して除湿させた後室
    内へ送る空気調和機において、空調をしていない時に換
    気をする場合、室外空気の湿度があらかじめ妥当と設定
    した室内空気湿度より高かった時、除湿運転中に換気を
    する場合と同様の作動をする空気調和機。
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