JPH0932916A - ロックアップクラッチのスリップ制御装置 - Google Patents

ロックアップクラッチのスリップ制御装置

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JPH0932916A
JPH0932916A JP7179901A JP17990195A JPH0932916A JP H0932916 A JPH0932916 A JP H0932916A JP 7179901 A JP7179901 A JP 7179901A JP 17990195 A JP17990195 A JP 17990195A JP H0932916 A JPH0932916 A JP H0932916A
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solenoid
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロックアップクラッチのスリップ制御装置の
信頼性・制御性の向上を図りつつ、コストダウン、バル
ブボディの小型軽量化を達成する。 【構成】 切換用ソレノイド40の作動に応答しロック
アップクラッチ18の係合状態を切換えるロックアップ
リレーバルブ30とデューティソレノイド50を備え、
ロックアップリレーバルブ30がトルクコンバータ10
の解放側油室26から作動油を排出させる位置に切換え
られた状態で、制御手段58の出力するスリップ量の目
標値に対応するデューティ比を受けて、デューティソレ
ノイド50が前記作動油の排出量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力要素と出力要
素との間のスリップ量を目標値とするために係合側油室
及び解放側油室の作動油の油圧に応じてロックアップク
ラッチをスリップ制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロックアップクラッチ付トルクコンバー
タやロックアップクラッチ付フルードカップリング等の
ような直結クラッチ付流体式伝動装置を備えた車両にお
いて、例えば車両の低速走行中におけるエンジンの周期
的トルク変動を吸収するために、直結クラッチをスリッ
プさせるロックアップクラッチのスリップ制御装置が提
案されている。
【0003】例えば、特開平4−331870号公報に
開示されているものにおいては、切換用電磁ソレノイド
に応答して、入力要素と出力要素との間のスリップ量を
目標値とするために、係合側油室及び解放側油室の一方
へ作動油を供給し、且つ、他方内の作動油を排出させる
ことによりロックアップクラッチの係合状態を切換える
クラッチ切換弁と、リニアソレノイド等の電磁ソレノイ
ドを信号圧発生源として係合側油室と解放側油室の差圧
を調圧する調圧バルブとしてのスリップ制御弁とによ
り、ロックアップクラッチをスリップ制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロックアップクラッチのスリップ制御装置では、回
路構成が複雑であり、バルブボディの大型化による搭載
性の悪化、重量の増大及びコストアップを招くという問
題がある。
【0005】本発明は、前記従来の問題を解決するべく
なされたもので、コストダウン、バルブボディの小型軽
量化を達成することのできるロックアップクラッチのス
リップ制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力要素と出
力要素との間のスリップ量を目標値とするために係合側
油室及び解放側油室の作動油の油圧に応じてロックアッ
プクラッチをスリップ制御するロックアップクラッチの
スリップ制御装置において、前記係合側油室及び解放側
油室との間に設けられたオリフィスと、前記目標値を演
算すると共に、該目標値に対応するデューティ比を出力
する制御手段と、前記解放側油室から作動油を排出させ
る状態で、この作動油の排出油路に設けられ、前記制御
手段からのデューティ比出力を受けて排出量を制御する
デューティソレノイドとを備えたことにより、前記目的
を達成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態は、更に、切
換用ソレノイドと、該切換用ソレノイドの作動に応答
し、前記係合側油室及び解放側油室の一方へ作動油を供
給し、且つ、他方内の作動油を排出させることにより前
記ロックアップクラッチの係合状態を切換えるロックア
ップリレーバルブと、を備え、前記ロックアップリレー
バルブにより前記解放側油室から作動油を排出させる状
態に切換えることである。
【0008】更に好ましい実施の形態は、前記デューテ
ィソレノイドが、2方デューティソレノイドであり、前
記デューティソレノイド上流の排出油路にはオリフィス
を介して作動油を供給する油圧供給油路が接続されてい
ることである。
【0009】他の好ましい実施の形態は、前記デューテ
ィソレノイドが、3方デューティソレノイドであり、該
3方デューティソレノイドのポートには作動油を供給す
る油圧供給油路が接続されていることである。
【0010】更に他の好ましい実施の形態は、前記入力
要素と出力要素との間のスリップ量を検知する手段と、
検知されるスリップ量に基づいて、前記ロックアップク
ラッチの係合状態が所定の状態になったか否かを判断す
る手段と、を更に備え、前記制御手段が、スリップ制御
の開始からロックアップクラッチの係合状態が前記所定
の状態になったと判断されるまでの間は、前記演算され
た目標値に拘らず前記解放側油室の油圧を低くするデュ
ーティ比を前記デューティソレノイドに出力することで
ある。
【0011】更に他の好ましい実施の形態は、前記制御
手段が、前記ロックアップクラッチの係合状態が前記所
定の状態になったと判断されてから所定時間が経過する
までの間は、前記演算された目標値に拘らず、前記解放
側油室の油圧を高くするデューティ比を前記デューティ
ソレノイドに出力することである。
【0012】本発明によれば、解放側油室から作動油を
排出するようにした状態において、デューティソレノイ
ドによりこの排出量を制御することによりロックアップ
クラッチのスリップ制御を行うようにしている。又、こ
のデューティソレノイドは、制御手段の出力する入力要
素と出力要素との間のスリップ量の目標値に対応するデ
ューティ比を受けてスリップ制御を行う。
【0013】従って、従来のリニアソレノイドとスリッ
プ制御弁を廃して1つのデューティソレノイドでスリッ
プ制御をするようにしたため、コストダウン、バルブボ
ディの小型軽量化を図ることができる。
【0014】以下図面を参照して本発明のより具体的な
実施の形態の例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態に係わ
るロックアップクラッチのスリップ制御装置を表わす概
略構成図である。
【0016】図1において、ロックアップクラッチ付ト
ルクコンバータ10は、ポンプインペラ(入力要素)1
2と、タービン(出力要素)14と、ステータ16と、
ロックアップクラッチ18を含んでいる。前記ポンプイ
ンペラ12は図示しないエンジンのクランク軸に連結さ
れて回転する。前記タービン14はポンプインペラ12
の回転によって生ずる作動油の流れを受けて回転する。
又、前記ステータ16は、タービン14とポンプインペ
ラ12の間にあって、一方向クラッチ20を介して非回
転部材であるハウジング22に固定されている。
【0017】又トルクコンバータ10は係合側油室24
及び解放側油室26を有している。前記係合側油室24
と解放側油室26との間にオリフィス28が設けられて
いる。又、係合側油室24及び解放側油室26の一方へ
作動油を供給し、且つ、他方内の作動油を排出させるこ
とにより前記ロックアップクラッチ18の係合状態を切
換えるロックアップリレーバルブ30が油路32により
係合側油室24と連結されると共に、油路34により解
放側油室26と連結された状態で設けられている。ロッ
クアップリレーバルブ30には、油路36側からライン
圧PLが供給されている。又、油路38には、ロックア
ップリレーバルブ30の作動を切換える切換用ソレノイ
ド40及びオリフィス42が設けられ、ライン圧PLが
選択的に供給される。
【0018】ロックアップリレーバルブ30には、以上
の他に3つの油路44、46、48が接続されている。
油路44は作動油の排出油路である。油路46はセカン
ダリ圧(作動油の基圧)Psec を供給するための油路で
ある。又、油路48は作動油を図示しないオイルクーラ
へ導くためのものである。作動油を排出する油路44に
は、この排出量を制御することによりロックアップクラ
ッチ18のスリップ制御を行うデューティソレノイド5
0が設けられている。
【0019】なお、図の符号52はフロントカバーであ
り、又、図の符号54は、トルクコンバータ10のポン
プインペラ(入力要素)12とタービン(出力要素)1
4との間のスリップ量を検知するスリップ量検知手段
を、符号56は検知されたスリップ量に基づいてロック
アップクラッチ18の係合状態が所定の状態になったか
否かを判断する係合状態判定手段を、又、符号58は前
記スリップ量の目標値を演算すると共に、該目標値に対
応するデューティ比を出力する制御手段をそれぞれ示し
ている。前記デューティソレノイド50は、ロックアッ
プリレーバルブ30が解放側油室26から作動油を排出
させる位置に切換えられた状態で、この制御手段58か
らのデューティ比出力を受けて、前記排出量を制御す
る。
【0020】以下本第1実施形態の作用について説明す
る。
【0021】ロックアップオフ(ロックアップクラッチ
解放)時は、切換用ソレノイド40の働きにより、ロッ
クアップリレーバルブ30の作動が図の実線で示すよう
に切換わり、セカンダリ圧Psec が油路46及び油路3
4を通じて解放側油室26に導入される。このとき、係
合側油室24の作動油は油路32及び油路48を通じて
図示しないオイルクーラへ排出される。この結果ロック
アップクラッチ18はフロントカバー52から離反し解
放状態となる。
【0022】ロックアップオン(ロックアップクラッチ
係合)時は、切換用ソレノイド40によりロックアップ
リレーバルブ30は図の破線で示すように切換えられ、
セカンダリ圧Psec が油路46及び油路32を通じて係
合側油室24に導入される。一方、解放側油室26の作
動油が油路34及び油路44を通じて排出される。この
ため、ロックアップクラッチ18はフロントカバー52
に押し付けられ係合状態となる。
【0023】又、この中間に相当するスリップ制御は、
スリップ量検知手段54及び係合状態判定手段56から
の情報を得て制御手段58より出力されるデューティ比
に基づいて、デューティソレノイド50が、解放側油室
26から排出される作動油のブリード量を調整すること
によって行われる。これにより解放側油室26の油圧が
0(完全ロックアップ)からセカンダリ圧Psec の範囲
で調圧される。
【0024】デューティ比と解放側油室26の油圧の関
係を図2に示す。ここで、オリフィス28の面積をA
1、デューティソレノイド50の等価面積をA2とする
と、解放側油室26の油圧Poff は式Poff =A12 ×
Psec /(A12 +A22 )で計算される。スリップ制
御は、セカンダリ圧Psec を基準に行われ、例えば何等
かの原因でセカンダリ圧Psec が下がった場合には解放
側油室26の油圧を下げセカンダリ圧Psec と解放側油
室26の油圧との差圧が常に一定の比を保つように制御
される。従って、本実施の形態の例による制御は厳密な
ロックアップオン・オフ差圧制御方式ではないが、差圧
制御に近い形になっている。
【0025】又、オリフィス28はスリップ制御中の発
熱を、作動油を循環させることで防ぐと共に、解放側油
室26の調圧のための油圧を供給する働きをしている。
【0026】このように、本第1の実施形態は、従来の
電磁ソレノイド及びスリップ制御弁という2つの弁を1
つのデューティソレノイド50に置き換えて、低コスト
化、小型軽量化を図ったものである。
【0027】なお、デューティソレノイド50をこのよ
うに2方デューティソレノイドとした場合には、流量が
確保し易く、異物に強いと共に、コストが安いという効
果がある。又、デューティソレノイド50をノーマルオ
ープンタイプとすると、仮にデューティソレノイド50
が断線しても、切換用ソレノイド40よりロックアップ
リレーバルブ30を切換えて、ロックアップクラッチ1
8のオン・オフを制御することができ、信頼性の高いス
リップ制御装置を得ることができる。
【0028】なお、スリップ制御の詳細については後述
する。
【0029】次に本発明の第2実施形態について説明す
る。
【0030】図3は、本第2実施形態に係わるロックア
ップクラッチのスリップ制御装置を表わす概略構成図で
ある。
【0031】この第2実施形態は、上記第1実施形態と
基本的に同じであるため同一又は類似の部材に下2桁が
同一の符号を図中で付すこととし、異なる部分のみを説
明する。
【0032】第2実施形態が第1実施形態と異なる点
は、図3に示すように、油路144と油路146とを接
続する油路160を設け、該油路160の途中にオリフ
ィス162を設けたことである。
【0033】一般に、デューティソレノイドの特徴とし
て、デューティ比100%及び0%の近傍ではバルブの
応答性が低く、リニアリティが悪いという問題がある。
しかし、第2の実施の形態によれば、オリフィス162
を介装された油路160よりデューティソレノイド15
0へ作動油を流すようにしたため、その分解放側油室1
26より油路134、144を経てデューティソレノイ
ド150へ流れる流量が減る。その結果、デューティ比
100%付近を使わないようにすることができる。これ
により、スリップ制御の制御性が向上する。
【0034】なお、これ以外の構成及び作用については
第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0035】次に本発明の第3実施形態について説明す
る。
【0036】図4は、本第3実施形態に係わるロックア
ップクラッチのスリップ制御装置を表わす概略構成図で
ある。
【0037】この第3実施形態においても、第1実施形
態と同一又は類似の部分については下2桁が同一の符号
を図中で付して説明を省略し、異なる部分のみを説明す
る。
【0038】第3実施形態が第1の実施形態と異なる点
は、図4に示すように、デューティソレノイド250を
3方デューティソレノイドとし、油路246と3方向の
デューティソレノイド250を接続する油路260を設
け、解放側油室226の作動油のブリード量を3方向の
デューティソレノイド250で制御するようにしたこと
である。
【0039】3方向のデューティソレノイド250は、
油路260の作動油の排出と油路244の作動油の排出
とを切換えるデューティ制御を行う。従って、3方向の
デューティソレノイド250を用いることにより、第2
の実施形態と同様にデューティ比100%付近を使用し
ないようにしてデューティ制御の制御性を良くすること
ができる。
【0040】又、第2実施形態においては、油路160
の作動油と油路134の作動油を同時に流さなければな
らないため、解放側油室126に残圧が残っていた。こ
れに対し、3方向のデューティソレノイド250が、油
路244の作動油を排出するように働く場合には、解放
側油室226の作動油が油路234、234を通じて排
出され続けるため、該解放側油室226に残圧が残るこ
とがない。又、3方向のデューティソレノイド250に
よるデューティ制御においては流量消費量が少ないとい
う効果もある。
【0041】以下、スリップ制御について説明する。
【0042】図5は第1のスリップ制御を表わすフロー
チャートである。又、図6は、本制御におけるエンジン
回転速度(ポンプ回転速度)とタービン回転速度の回転
偏差(スリップ量)Dnと、ロックアップクラッチのピ
ストンストローク及びデューティ指令値の変化を表わし
たグラフである。
【0043】図5のステップ500において、ロックア
ップクラッチ18、118、218のスリップ制御を開
始する場合、ステップ510において、当初デューティ
比c%(例えば図6に示すように0%)を出力し、クラ
ッチ係合を開始させる。これは、ピストンストローク状
態においては、解放側油室26、126、226の油圧
を低くフィードフォワード制御することを意味する。
【0044】ロックアップクラッチ18、118、21
8が次第にフロントカバー52、152、252側へ移
動し、やがてクラッチ係合が開始する。このクラッチ係
合開始の検知は、エンジン回転速度NEとタービン回転
速度NTの回転偏差(スリップ量)Dnの変化を検出す
ることによって行われる。
【0045】即ち、ステップ520において、スリップ
量検知手段54、154、254によりスリップ量Dn
=NT−NEを検知し、次のステップ530において、
係合状態判定手段56、156、256により、スリッ
プ量Dnの変化を検出する。このスリップ量Dnの変化
は、該スリップ量Dnが、目標スリップ量Rnに所定の
定数βを加えたものを下回ったか否か、即ちDn<Rn
+βが成立するか否かによって検出される。
【0046】ここで、上記目標スリップ量Rnは、図
7、図8に示す関係から公知の方法により与えられる。
即ち、まず図7に示す関係から車両の走行状態、例えば
出力軸回転速度(車速)Nout 及びスロットル弁開度θ
thに基づいて、ロックアップクラッチ18、118、2
18の解放領域、スリップ制御領域、係合領域のいずれ
であるかが判断される。図7においては、係合領域と解
放領域の境界線より解放領域側であって、低スロットル
弁開度側に、運転性を損なうことなく燃費を良くするた
めに連結効果を維持しつつエンジントルク変動を吸収す
るスリップ制御領域が設けられている。
【0047】車両の走行状態がこのスリップ制御領域内
にあると判断されると、切換用ソレノイド40、14
0、240によりロックアップリレーバルブ30、13
0、230が切換えられ、デューティソレノイド50、
150、250によるデューティ制御によってスリップ
制御が行われる。
【0048】一方で、図8に示す関係に基づき、タービ
ン回転速度NTから、目標スリップ回転速度Nslip
T (目標スリップ量Rn)が決定される。
【0049】ステップ530の判定において、Dn<R
n+βが成り立つとき、スリップ量の変化、即ち回転変
化を検出したとして、次のステップ540へ進み、制御
手段58、158、258の出力に応じたデューティソ
レノイド50、150、250のデューティ制御により
ロックアップクラッチ18、118、218のスリップ
制御を行う。このスリップ制御は目標スリップ量Rnが
達成されるようにフィードバック制御により実施され
る。
【0050】又、ステップ530の判定で回転変化が検
出されないときは、このままこのフローチャートの制御
をぬける。
【0051】本制御では、ロックアップクラッチ18、
118、218が、ある係合状態となる以前のピストン
ストローク状態において、解放側油室26、126、2
26の油圧を低くフィードフォワード制御することで、
ロックアップクラッチ18、118、218を速やかに
フロントカバー52、152、252側へ詰めることが
でき、この結果、スリップ量Dnを速やかに目標スリッ
プ量Rnに近付けることができる。
【0052】なお、本制御において、ステップ510の
デューティ比c%出力は図6に、一点鎖線で示すように
してもよい。これにより、クラッチ係合時の衝撃を防止
することができる。
【0053】図9は、第2のスリップ制御を表わすフロ
ーチャートである。又、図10は本第2のスリップ制御
における、エンジン回転速度とタービン回転速度の回転
偏差(スリップ量)Dnと、ロックアップクラッチのピ
ストンストローク及びデューティ指令値の変化を表わし
たグラフである。
【0054】図9において、図5に示される第1のスリ
ップ制御と同一の制御ステップについては下2桁を同一
のステップ番号を付すことで説明を省略する。第2のス
リップ制御が第1のスリップ制御と異なる点は、回転変
化を検出するステップ230と、フィードバック制御を
実施するステップ240の間に、ステップ235を装入
し、dms間デューティ比100%を出力するようにした
ことである。
【0055】即ち、ステップ230においてクラッチ係
合開始を検知したら、ステップ235において、デュー
ティ比を一旦100%としてdms間出力する。その後、
ステップ240に進み、フィードバック制御を開始す
る。このように、一旦デューティ比100%を出力する
ことにより、ロックアップクラッチ18、118、21
8が急激に係合するのを防ぐことができ、係合時の衝撃
を低減することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ロックアップクラッチのスリップ制御装置において、コ
ストダウン、バルブボディの小型軽量化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わるロックアップク
ラッチのスリップ制御装置を表わす概略構成図
【図2】デューティ比と解放側油室の油圧の関係を示す
グラフ
【図3】本発明の第2実施形態に係わるロックアップク
ラッチのスリップ制御装置を表わす概略構成図
【図4】本発明の第3実施形態に係わるロックアップク
ラッチのスリップ制御装置を表わす概略構成図
【図5】第1のスリップ制御を示すフローチャート
【図6】同じく第1のスリップ制御におけるデューティ
指令値等の変化を示すグラフ
【図7】車両の走行状態とロックアップクラッチの係合
状態との関係を示す説明図
【図8】目標スリップ回転速度を決定するための関係を
示すグラフ
【図9】第2のスリップ制御を示すフローチャート
【図10】同じく第2のスリップ制御におけるデューテ
ィ指令値等の変化を示すグラフ
【符号の説明】
10…トルクコンバータ 12…ポンプインペラ(入力要素) 14…タービン(出力要素) 16…ステータ 18…ロックアップクラッチ 20…一方向クラッチ 22…ハウジング 24…係合側油室 26…解放側油室 28、42…オリフィス 30…ロックアップリレーバルブ 32、34、36、38、44、46、48…油路 40…切換用ソレノイド 50…デューティソレノイド 52…フロントカバー 54…スリップ量検知手段 56…係合状態判定手段 58…制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力要素と出力要素との間のスリップ量を
    目標値とするために係合側油室及び解放側油室の作動油
    の油圧に応じてロックアップクラッチをスリップ制御す
    るロックアップクラッチのスリップ制御装置において、 前記係合側油室及び解放側油室との間に設けられたオリ
    フィスと、 前記目標値を演算すると共に、該目標値に対応するデュ
    ーティ比を出力する制御手段と、 前記解放側油室から作動油を排出させる状態で、この作
    動油の排出油路に設けられ、前記制御手段からのデュー
    ティ比出力を受けて排出量を制御するデューティソレノ
    イドと、 を備えたことを特徴とするロックアップクラッチのスリ
    ップ制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、更に、切換用ソレノイ
    ドと、 該切換用ソレノイドの作動に応答し、前記係合側油室及
    び解放側油室の一方へ作動油を供給し、且つ、他方内の
    作動油を排出させることにより前記ロックアップクラッ
    チの係合状態を切換えるロックアップリレーバルブと、
    を備え、 前記ロックアップリレーバルブにより前記解放側油室か
    ら作動油を排出させる状態に切換えることを特徴とする
    ロックアップクラッチのスリップ制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記デューティ
    ソレノイドは、2方デューティソレノイドであり、前記
    デューティソレノイド上流の排出油路にはオリフィスを
    介して作動油を供給する油圧供給油路が接続されている
    ことを特徴とするロックアップクラッチのスリップ制御
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、前記デューティ
    ソレノイドは、3方デューティソレノイドであり、該3
    方デューティソレノイドのポートには作動油を供給する
    油圧供給油路が接続されていることを特徴とするロック
    アップクラッチのスリップ制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
    更に、前記入力要素と出力要素との間のスリップ量を検
    知する手段と、 検知されるスリップ量に基づいて、前記ロックアップク
    ラッチの係合状態が所定の状態になったか否かを判断す
    る手段と、を備え、 前記制御手段は、スリップ制御の開始からロックアップ
    クラッチの係合状態が前記所定の状態になったと判断さ
    れるまでの間は、前記演算された目標値に拘らず前記解
    放側油室の油圧を低くするデューティ比を前記デューテ
    ィソレノイドに出力することを特徴とするロックアップ
    クラッチのスリップ制御装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記制御手段は、前記
    ロックアップクラッチの係合状態が前記所定の状態にな
    ったと判断されてから所定時間が経過するまでの間は、
    前記演算された目標値に拘らず、前記解放側油室の油圧
    を高くするデューティ比を前記デューティソレノイドに
    出力することを特徴とするロックアップクラッチのスリ
    ップ制御装置。
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