JPH09329146A - 内径溝付き軸受の製造方法及び内径溝付き軸受ユニット - Google Patents

内径溝付き軸受の製造方法及び内径溝付き軸受ユニット

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JPH09329146A
JPH09329146A JP16512896A JP16512896A JPH09329146A JP H09329146 A JPH09329146 A JP H09329146A JP 16512896 A JP16512896 A JP 16512896A JP 16512896 A JP16512896 A JP 16512896A JP H09329146 A JPH09329146 A JP H09329146A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の回転支持が可能となり、簡易で安
価、かつ精度良く生産することができる多孔質軸受ユニ
ット及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 外形が略多角形状で、内孔形状が円形で
ある筒状軸受素材2Aを作製し、前記軸受素材2Aをサ
イジング用金型または軸受ハウジング1にマンドレルを
用いて圧入し、その際に、前記サイジング金型または軸
受ハウジング1によって軸心側に向かって圧縮される軸
受素材2Aの外周大径部2aに対応する内孔部を、前記
マンドレルにて円弧状に矯正して軸受2の径小部4aに
形成すると共に、軸受素材2Aの薄肉部3bを軸心から
遠ざける方向へ塑性変形膨出させて軸受2の内径溝であ
る径大部4bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、ディスクを
高速回転するモータ軸用に好適な内径溝付き軸受ユニッ
トの製造方法及び内径溝付き軸受ユニットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】CD−ROM、MO、HDD、DVDと
いったディスクを回転するモータ軸用の軸受としては、
ボールベアリングが従来より使用されてきたが、最近の
コストダウンの傾向や高速回転化に伴う非周期性振れ
(NRRO)の問題等より、滑り軸受が検討されつつあ
る。また、この滑り軸受において、軸受内径形状の形成
方法としては、特開平6−109020号に記載さいて
いる如く、軸受を内外径真円形状にて製作し、それを軸
受ハウジングないしはケース内に圧入固定する場合、ケ
ースの外径部にカット面を予め形成しておき、そのケー
スの肉厚の差により軸受圧入過程で内径形状の縮小する
割合が部分的に変化するのを利用して、軸受内径を前記
カット面に対応して変形させるようにしたもある。ま
た、特開平8−68423号には、焼結含油軸受の内径
面に仮想内径基準面を設定し、この基準面より外側にな
る凹部と内側になる凸部を各3カ所以上、周方向に連続
的に形成し、軸との相対回転により動圧を発生させる軸
受構造を開示している。その軸受製造としては、外径に
3カ所以上の外径凹部及び内径に外径凹部と同じ半径上
に内径凹部を予め軸受素材に設けておき、この軸受素材
をサイジング又はハウジングに圧入する際に、圧入変形
させ、前述の内径凹凸形状を形成させる方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の滑り軸
受は、軸を高精度に支持するためにはクリアランスをよ
り小さくする必要がある反面、クリアランスを小さくす
るほど潤滑剤の流体抵抗を受けてモータ等の消費電力が
増大するといった問題があった。この問題については、
潤滑剤の粘度を低下させたり、クリアランスを広げるこ
とが対策として考えられるが、相反する性質であり、画
期的な対策が望まれていた。また、上記特開平6−10
9020号記載の如くケースの肉厚による内径変形は、
あくまでもケースの工夫であり、モータが小型化された
現状ではケースをそのままモータのヨークなどとして使
用することもあり、ケース形状の自由度がなくなって採
用し難いものとなっている。そのため、軸受自体での対
策が望まれていた。その対策は小型化及び生産性に優れ
ているものでなければならない。
【0004】更に、軸受内径に凹凸形状を形成する方法
として、上記特開平8−68423号記載の如く外径に
凹部を予め形成しておき、圧入もしくはサイジング時に
内径に圧縮させる力を利用して形成する方法は、この圧
縮され変形する内径面での度合の管理が難しく、凹凸形
成は可能でも、肝心の内径寸法が安定しないという問題
がある。特に、高精度回転を要求する軸受機構の場合、
内径寸法精度が1〜2μmまで求められ、圧入代を20
μm程度に想定すると、内径の縮小量が少なく見積って
も10μm程度あり、内径寸法を高精度に維持すること
は困難である。また、この方法では、軸を支持する内径
部分が外側から内側に縮小されただけの面であり、高精
度に支持するためには気孔をより細かくする必要がある
が、それではその他の内径凹部(油供給部)も細かくな
ってしまい内径面への油供給不足になる懸念もでてく
る。しかも、この方法は、内径および外径ともに凹部を
予め形成することが要件となっているが、この素材形状
では、例えば、成形ダイスおよびコアの両方に凹部・凸
部を形成し、かつ、パンチも対応する形状をつけ、位相
を合わせて成形する必要があることから、成形が複雑に
なると共に金型コトスが高くなる。
【0005】本発明の目的は、上記の問題を合理的に解
消して、高精度の回転支持が可能となり、簡易で安価、
かつ精度良く生産することができる内径溝付き軸受の製
造方法及び内径溝付き軸受ユニットを提供することにあ
る。更に、他の目的は以下に説明する内容の中で順次明
らかにして行く。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明の
最も特長としている以下の構成により達成される。第1
の発明は、請求項1の記載と図1に例示する如く、外形
が略多角形状で、内孔形状が円形である筒状軸受素材2
Aを作製し、前記軸受素材2Aをサイジング用金型また
は軸受ハウジング1にマンドレルを用いて圧入し、その
際に、前記サイジング金型または軸受ハウジング1によ
って軸心側に向かって圧縮される軸受素材2Aの外周大
径部2aに対応する内孔部を、前記マンドレルにて円弧
状に矯正して軸受2の径小部4aに形成すると共に、軸
受素材2Aの薄肉部3bを軸心から遠ざける方向へ塑性
変形膨出させて軸受2の内径溝である径大部4bを形成
する、製造方法である。第2の発明は、請求項3の記載
と図3に例示する如く、外形が略多角形状で、内孔形状
が外周大径部11bに対応する位置を大径部11cにし
た略多角形状ないしは外周大径部11bに対応する位置
に溝を備えた溝付き円形である筒状軸受素材10Aを作
製し、前記筒状軸受素材10Aを、サイジング用金型ま
たは軸受ハウジング1にマンドレルを用いて圧入し、そ
の際に、軸受素材10Aの内径小部11dを前記マンド
レルで拡張し円弧状に矯正して軸受10の径小部13a
を形成すると共に軸受素材10Aの薄肉部12bを軸心
から遠ざける方向へ塑性変形膨出させ、軸受10の内径
溝である径大部13bを形成する、製造方法である。第
3の発明は、請求項6の記載と図5に例示する如く、外
形が略多角形状で、内孔形状が外周大径部19aに対応
する位置を径小部19dにした略多角形状ないしは外周
大径部19a同士を結ぶ中間付近と対応する位置に溝を
備えた溝付き円形である筒状軸受素材18Aを作製し、
前記筒状軸受素材18Aを、サイジング用金型または軸
受ハウジング1にマンドレルを用いて圧入し、その際
に、軸受素材18Aの内径小部19dを前記マンドレル
で拡張し円弧状に矯正して軸受18の径小部21aを形
成すると共に、軸受素材18Aの薄肉部20bを軸心か
ら遠ざける方向へ塑性変形膨出させて軸受18の内径溝
である径大部21bを形成する、製造方法である。
【0007】上記第1〜第3の発明は試験結果から次の
(1)または(2)の条件を具備することが好ましい。 (1)、前記圧入前の筒状軸受素材において、サイジン
グ用金型または軸受ハウジングの内面と当接する外周の
大径部(図1の例では外周大径部2aの総和)面積が、
外周全体(図1の例では外周大径部2aを通る仮想円
周)面積の15〜85%である。 (2)、前記圧入前の筒状軸受素材において、軸受素材
の薄肉部の最小厚さ寸法をT(単位はmmで、図1の例
では薄肉部3bの厚さ)、軸受素材の大径部の半径をD
(単位はmmで、図1の例では外周大径部2aと軸心と
を結ぶ半径)、軸受素材の内孔の大径部の半径をd(単
位はmmで、図1の例では内孔の半径)、係数をkとす
ると、T=(D−d)×k で、 k=0.4〜0.8
である。 そして、より好ましくは、軸受素材がD−d=0.5〜
5mm、軸受素材の大径部の圧入代が15〜20μm、
材質が青銅系や鉄−銅系(30〜55% 程度)の条件
にて行なうことである。
【0008】また、上記の目的は、本発明の他の特長を
示す図7の如く、2以上の軸受27を軸受ハウジング1
内に同軸線上に圧入固定し、前記各軸受27に軸を回転
自在に支持する内径溝付き軸受ユニット26において、
各軸受27の軸受内径に1つ以上の内径溝28bを各々
形成していると共に、隣接する前記軸受27の内径溝2
8b同士が軸回転方向に位相がずれた状態で設けられて
いることにより達成され、スピンドル等の軸を高精度回
転支持することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態例を示した図面
を参照し、本発明の要部を詳述する。なお、以下の形態
例において、用いられる軸受素材は、例えば、青銅系や
鉄−銅系の原料粉を混合して加圧成形した後、その成形
体を還元雰囲気中、所定温度下にて焼結し、その焼結体
自体あるいは更に含油処理した含油焼結体である。この
ような、焼結体は公知の製法にて得られるが、本発明で
はその焼結体自体の形状を、軸受ハウジング(サイジン
グ用金型であってもよい、以下、同様である)にマンド
レルを用いて圧入にて変形させることを想定して工夫さ
れたものである。したがって、以下の説明では、軸受素
材が軸受ハウジングに圧入される前の状態のときは2
A,6Aという様に符号Aを付加して表現し、軸受ハウ
ジング内に圧入された後の製品軸受のときは2,6とい
う様に表現する。
【0010】図1は請求項1に対応した形態であり、同
1(a)は軸受ハウジング1に圧入する前の軸受素材2
Aの端面形状図、同(b)は軸受ハウジング1(内径は
真円)に圧入した後の軸受2を模式的に示す端面形状図
である。この第1の形態の筒状軸受素材2Aは、外形が
略三角形状で、内孔形状が円形に形成されている。した
がって、軸受素材2Aの外周は、外周大径部2a付近が
三角形の頂部に対応していて厚肉部分になっていると共
に、三角形の各辺部に対応する部分2bが薄肉部分にな
っている。つまり、各部分2bは、外周径大部2aの軌
跡内側を軸方向に欠如した態様で設けられており、各部
分2bの中間部と軸心とを結ぶ肉厚部分3b(以下、薄
肉部3bという)が外周大径部2aと軸心とを結ぶ肉厚
部分3a(以下、厚肉部3aという)に比して薄くなっ
ている。
【0011】そして、このように作製された軸受素材2
Aは、軸受ハウジング1に対し不図示のマンドレルを用
いて圧入され、その圧入過程にて、塑性変形されて正規
の軸受2に形成される。この塑性過程では、同(b)に
矢示した如く、軸受素材2Aの外周大径部2aが軸受ハ
ウジング1によって軸心側に向かって圧縮される。この
とき、外周大径部2aに対応する内孔部をマンドレルに
て円弧状に矯正して軸受の径小部4aに形成すると共
に、軸受素材2Aの薄肉部3bを軸心から遠ざける方向
へ塑性変形膨出させて軸受の径大部4bを形成する。す
なわち、軸受素材2Aを軸受ハウジング1内に圧入する
際に外周径大部2aから受ける押圧力によって、薄肉部
3bが厚肉部3aより強く塑性変形されつつ、軸受ハウ
ジング1の非拘束部側へ膨出変形して軸受の径大部4b
となり、前記マンドレルにて円弧状に矯正された3カ所
の軸受の径小部4a(モータ等の軸Sが接面状態に係合
する部分)の軌跡から外側に逃げている。
【0012】図2は請求項2に対応し前記図1の軸受素
材を変形した例であり、図2(a)は図1(a)に対応
し、同(b)は図1(b)に対応している。この第2の
形態の軸受素材6Aでは、図1の形態に対し外周大径部
7a付近が三角形の頂部に対応していて厚肉部分になっ
ている点で同じくしているが、三角形の各辺部に対応す
る部分に形成された欠落部7bを有することにより、外
周大径部7aを頂部とする複数の肉厚部分7cが略放射
状に設けられている。換言すると、各欠落部7bは、外
周径大部7aの軌跡内側を軸方向に欠如した態様で設け
られており、各部分7bと軸心とを結ぶ肉厚部分8b
(以下、薄肉部8bという)が外周大径部7aと軸心と
を結ぶ肉厚部分8a(以下、厚肉部8aという)に比し
て薄くなっている。また、この軸受素材6Aは、図1と
同様、軸受ハウジング1に対し不図示のマンドレルを用
いて圧入されることで、塑性変形されて正規の軸受6に
形成される。この塑性過程では、同(b)に矢示した如
く、軸受素材6Aの外周大径部7aが軸受ハウジング1
によって軸心側に向かって圧縮されて対応する内孔部
を、前記マンドレルにて円弧状に矯正して軸受の径小部
9aに形成する。同時に、薄肉部8bを軸心から遠ざけ
る方向へ塑性変形膨出させて軸受の径大部9bを形成す
る。すなわち、この場合も、軸受素材6Aを軸受ハウジ
ング1内に圧入する際に外周径大部7aから受ける押圧
力によって、薄肉部8bが厚肉部8aより強く塑性変形
されつつ、軸受ハウジング1の非拘束部側へ膨出変形し
て軸受の径大部9bとなり、前記マンドレルにて円弧状
に矯正された3カ所の内径小部4a(モータ等の軸Sが
接面状態に係合する部分)の軌跡から外側に逃げてい
る。
【0013】したがって、以上の各形態の製造方法では
次のような利点がある。 、想像線で示す軸Sを支持するのは軸受の径小部4
a,9aであり、この寸法の精度が重要となる。この精
度は、本発明の如く真円形状のマンドレルを用いて圧入
時にこの部分を矯正するので、精度を確実かつ容易に付
与することができる。 、軸受素材2A,6Aの厚肉部3a,8aに対応する
内孔部分を、マンドレルで矯正して軸受の径小部4a,
9aを形成しているため、軸受の径小部4a,9aの内
径面は表面気孔が少なくなる。 、軸受素材2A,6Aの厚肉部3a,8aに対応する
部分は圧縮されるため緻密化つまり密度が高くなる。こ
れに反し、軸受素材2A,6Aの薄肉部3b,8bに対
応する部分は軸受ハウジング1の非拘束部側へ膨出変形
されるため密度的にあまり変わらない。つまり、外径部
の拘束されていない部分(薄肉部3b,8bに対応する
部分)が軸受の径小部4a,9aから外側へ逃げた軸受
の径大部4b,9bに対応し、この部分が軸受内径側へ
の油供給側となるため油溜りや動圧溝作用的に好ましい
ものになる。この場合、図1の各軸受の径大部4bに対
し図2の各軸受の径大部9bは非対称になるためより高
い動圧が得られる。 、同時に、外径部の拘束されていない部分(薄肉部3
b,8bに対応する部分)と軸受ハウジング1との間の
隙間5を利用し、フェルトや多孔質材料などを補油機構
としてその隙間5内に配置することが可能なため、耐久
性能が特に望まれる用途に対して有効となる。 、この形態の軸受素材形状では、軸受ハウジング1が
内外径ともに真円であればよく、特定の形状に限定され
ない。
【0014】なお、上記に関して更に付言する。従
来、軸受内径部の非対称形状は、通常、圧入時に高精度
に仕上げたマンドレルにより強制的にしごき、その形状
にならわせる方式がとられており、そのマンドレルの加
工精度が非常に重要となる。しかし、そのマンドレルは
量産対応上、精度が求められるため摩耗しにくい硬質の
材料にて製造されており、この硬い材料を高精度になお
かつ非対称形状など複雑な形状に仕上げるのは非常に困
難であり、コスト及び再現性の点で大きな問題があっ
た。これに対し、この本発明構成によれば、軸受外径部
を所定の形状に予め金型により成形しておき、その後は
真円の通常のマンドレルを用いて軸受素材を軸受ハウジ
ング1に圧入するだけで所定の非対称形状が得られるこ
とから、高精度に加工した複雑形状のマンドレルが不要
となり、生産性が非常に向上することになる。なおか
つ、その軸受外径部には、補油機構を設けることもで
き、寿命延長効果も期待できる。しかも軸受素材外径部
の欠落部は直線の他、曲線や複合線など多種の組み合わ
せも可能である。
【0015】図3は請求項3に対応した形態であり、同
(a)は軸受素材10Aの端面形状図であり、同(b)
は軸受ハウジング1(内径は真円)に圧入した後の軸受
10を模式的に示す端面形状図である。この第3の形態
の筒状軸受素材10Aは、外形が三角形状で、内孔形状
が外周大径部11aに対応する位置を大径部11cであ
る三角形状に形成されている。したがって、この外周
は、外周大径部11a付近が三角形の頂部に対応してい
ると共に、外周大径部11a同士を結ぶ辺部分11bが
三角形の各辺部に対応している。これに対し、内周は、
内周大径部11cが外周大径部11aの真下に位置して
いると共に、内周大径部11c同士を結ぶ辺部分(内径
小部に相当)11dが辺部分11bの真下に位置してい
る。また、両辺部分11b,11dとの間の肉厚部分1
2b(以下、薄肉部12bという)が外・内周大径部1
1a,11cとの間の肉厚部分12a(以下、厚肉部1
2aという)に比して薄くなっている。
【0016】そして、作製された軸受素材10Aは、軸
受ハウジング1に対し不図示のマンドレルを用いて圧入
され、その圧入過程にて、塑性変形されて正規の軸受1
0に形成される。この塑性過程では、同(b)に矢示し
た如く、軸受素材10Aの内径小部である辺部分11d
を前記マンドレルで拡張して円弧状に矯正すると共に、
薄肉部12dを軸心から遠ざける方向へ塑性変形膨出さ
せる。換言すると、軸受素材10Aを軸受ハウジング1
内に圧入する際には、薄肉部12bがマンドレル及び厚
肉部12a側から強い変形力を受け軸受ハウジング1の
非拘束部側へ膨出変形すると同時に、前記マンドレルに
て円弧状に矯正された軸受の径小部13a(モータ等の
軸Sが接面状態に係合する部分)を3カ所に形成し、ま
た軸受素材10Aの内周大径部11cが軸受の径大部1
3bを形成する。なお、軸受素材10Aの圧入過程にお
いて、外周大径部11aは内径縮小されるが、この場
合、内周大径部11cは前記内径縮小量よりも大きな差
を付けてあることから、これに対応する部分は軸受の径
大部13bになるのである。
【0017】図4は請求項4に対応し前記図3の軸受素
材を変形した例であり、同(a)は図3(a)に対応
し、同(b)は図3(b)に対応している。この第4の
形態の軸受素材14Aでは、図3の形態に対し、外形が
三角形状で、内孔形状が外周大径部15aに対応する位
置を内径大径部15cにした三角形状に形成されている
点で同じくしているが、外周の三角形の各辺部に対応す
る部分に形成された欠落部15bを有することにより、
外周大径部15aを頂部とする複数の肉厚部分15fが
略放射状に設けられている。したがって、この外周は外
周大径部15aと欠落部15bにて形成されている一
方、内周は内周大径部15cが外周大径部15aの真下
に位置していると共に、内周大径部15c同士を結ぶ辺
部分(内径小部に相当)15dが欠落部15bの真下に
位置している。また、欠落部15bと辺部分15dとの
間の肉厚部分16b(以下、薄肉部16bという)が外
・内周大径部15a,15cとの間の肉厚部分16a
(以下、厚肉部16aという)に比して薄くなってい
る。また、この場合も、図3と同様、軸受素材14Aを
軸受ハウジング1に不図示のマンドレルを用いて圧入さ
れる過程にて、塑性変形させて正規の軸受14に形成す
る。すなわち、軸受素材14Aは内径小部である辺部分
15dを前記マンドレルで拡張して円弧状に矯正される
と共に、薄肉部16dを軸心から遠ざける方向へ塑性変
形膨出される。この結果、薄肉部16bがマンドレル及
び厚肉部16a側から強い変形力を受け軸受ハウジング
1の非拘束部側へ膨出変形すると同時に、前記マンドレ
ルにて円弧状に矯正された軸受の径小部17a(モータ
等の軸Sが接面状態に係合する部分)を3カ所に形成
し、また三角形の頂部に対応している内周大径部15c
が軸受の径大部17bを形成する。
【0018】以上の各構成では、段落0013に記載し
た〜の利点に加え、次のような特長がある。なお、
図4の場合には、図2の形態と同様、図3の各軸受の径
大部13bに対し図4の各軸受の径大部17bは非対称
になるためより高い動圧が得られる。 、マンドレルで形成される軸受の径小部13a,17
aは、軸受素材10A,14Aの厚肉部12a,16a
よりも薄くなっている内径小部である辺部分11d,1
5d側から膨出変形していることから、気孔が比較的粗
くなり、目潰しを望まない場合に好適なものとなる。 、軸Sの支持部は軸受の径小部13a,17aであ
り、この部分がハウジング1に対する圧入部分に対応し
ていないことから、軸受性能的に軸受ハウジング材料の
経時変化の影響を受け難いものとなる。この点を次に付
言する。従来構成において、例えば、軽量化及び低コス
ト化を図るため亜鉛合金ダイカスト製の軸受ハウジング
等の場合、軸受圧入後のクリープによりケースが経時変
化するものがあり、この経時変化に伴って軸受の内径小
部もその影響(内径が経時変化に伴って大きくなる)を
受け、寸法の絶対値が変化するという問題があるが、そ
のような問題を解消するものとして極めて有効なものと
なる。換言すると、圧入部(外周大径部11a,15
a)はその影響が直接出るのに対して、非圧入部(内径
小部である辺部分11b,15b)はその影響が出にく
いため、この非圧入部にて軸受の径小部13a,17a
を形成することにより、内径寸法が経時変化しにくい軸
受10,14とすることができる。これは、従来行なわ
れていた、圧入後の寸法が安定するまで放置するなどと
いった工程を省くことが可能となり、生産性を向上でき
る。
【0019】なお、このような形状の軸受素材10A,
14Aは、円筒状の素材を形成しておき、その素材を外
径の複数方向から押圧して塑性変形することでも容易に
得られる。また、これらの各形態において、筒状軸受素
材10A,14Aは、外形が三角形状で、内孔形状が外
周大径部11a,15aに対応する位置を内径大径部1
1c,15cにした三角形状に形成されている場合を説
明したが、内孔形状が外周大径部11a,15aに対応
する位置に溝を備えた溝付き円形にしたものでも同様に
可能である。
【0020】図5は請求項6に対応した形態であり、同
(a)は軸受素材18Aの端面形状図、同(b)は軸受
ハウジング1(内径は真円)に圧入した後の軸受18を
模式的に示す端面形状図である。この第5の形態の筒状
軸受素材18Aは、外形が三角形状で、内孔形状が外周
大径部19aに対応する位置を内周小径部19dにした
三角形状に形成されている。したがって、この外周は、
外周大径部19a付近が三角形の頂部に対応していると
共に、外周大径部19a同士を結ぶ辺部分19bが三角
形の各辺部に対応している。これに対し、内周は、内周
大径部19cが辺部分19bの略中間の真下に位置して
いると共に、内周小径部19dが外周大径部19aの真
下に位置している。また、辺部分19b及内周大径部1
9cの間の肉厚部分20b(以下、薄肉部20bとい
う)が外周大径部19a及び内周径小部19dの間の肉
厚部分20a(以下、厚肉部20aという)に比して薄
くなっている。
【0021】作製された軸受素材18Aは、軸受ハウジ
ング1に対し不図示のマンドレルを用いて圧入され、そ
の圧入過程にて、塑性変形されて正規の軸受18に形成
される。この塑性過程では、同(b)に矢示した如く、
軸受素材18Aの内周小径部19dを前記マンドレルで
拡張して円弧状に矯正すると共に、薄肉部20dを軸心
から遠ざける方向へ塑性変形して膨出させる。換言する
と、軸受素材18Aを軸受ハウジング1内に圧入する際
には、薄肉部20bがマンドレル側から強い変形力を受
け軸受ハウジング1の拘束部側へ膨出変形すると同時
に、前記マンドレルにて円弧状に矯正された軸受の径小
部21a(モータ等の軸Sが接面状態に係合する部分)
を3カ所に形成し、また三角形の頂部に対応している内
周大径部19cが軸受の内径溝である径大部21bを形
成する。
【0022】図6は請求項7に対応し前記図5の軸受素
材を変形した例であり、同(a)は図5(a)に対応
し、同(b)は図5(b)に対応している。この第6の
形態の軸受素材22Aは、図5の形態に対し、外形が三
角形状で、内孔形状が外周大径部23aに対応する位置
を内周小径部23dである三角形状に形成されている点
で同じくしているが、外周の三角形の各辺部に対応する
部分に形成された欠落部23bを有することにより、外
周大径部23aを頂部とする複数の肉厚部分23fが略
放射状に設けられている。したがって、この外周は外周
大径部23aと欠落部23bにて形成されている一方、
内周は内周大径部23cが欠落部23bの真下に位置し
ていると共に、内周小径部23dが外周大径部23aの
真下に位置している。また、欠落部23b及び内周大径
部23cの間の肉厚部分24b(以下、薄肉部24bと
いう)が外周大径部23a及び内周径小部23dの間の
肉厚部分24a(以下、厚肉部24aという)に比して
薄くなっている。また、この場合も、図5と同様、軸受
素材22Aを軸受ハウジング1に不図示のマンドレルを
用いて圧入させる過程にて、塑性変形させて正規の軸受
22に形成する。この塑性過程では、同(b)に矢示し
た如く、軸受素材22Aの内周径小部23dを前記マン
ドレルで拡張して円弧状に矯正すると共に、薄肉部24
dを軸心から遠ざける方向へ塑性変形膨出させる。換言
すると、軸受素材22Aを軸受ハウジング1内に圧入す
る際には、薄肉部24bがマンドレル側から強い変形力
を受け軸受ハウジング1の拘束部側へ膨出変形すると同
時に、前記マンドレルにて円弧状に矯正された軸受の径
小部25a(モータ等の軸Sが接面状態に係合する部
分)を3カ所に形成し、また三角形の頂部に対応してい
る内周大径部23cが軸受の径大部25bを形成する。
【0023】以上の各構成では、段落0013に記載し
た〜の利点に加え、次のような特長がある。 、軸Sの支持部は軸受の径小部21a,25aであ
り、この部分が外周大径部19a,23aと内周径小部
19d,23dから押圧されて緻密化すると共に内径表
面気孔も少ないものとなる。反対に、内周径大部21
b,25bは密度の変化がほとんどなく、マンドレルの
影響もないことから気孔量が多い状態に維持される。な
お、図6の場合には、図2の形態と同様、図5の各内周
径大部21bに対し図6の各内周径大部25bは非対称
になるためより高い動圧が得られる。また、これらの各
形態において、筒状軸受素材18A,22Aは、外形が
三角形状で、内孔形状が外周大径部19a,23aに対
応する位置を内周小径部19d,23dである三角形状
に形成されている場合を説明したが、内孔形状が外周大
径部19a,23aに対応する位置に溝を備えた溝付き
円形にしたものでも同様に可能である。
【0024】次に、本発明の第7の形態を図7を用いて
説明する。この第7の形態は、以上の各形態とは異な
り、軸受ハウジング内に軸受の複数個を圧入固定する場
合の改良技術である。ここでは、2個の軸受27を用い
る場合の例であるが、3個以上を圧入する場合も同様な
構成にて可能であり、また圧入される前の軸受素材は上
記した製造方法に用いられる形状が好ましいが、更に変
形したものであっても差し支えない。
【0025】図7(a)は本発明の内径溝付き軸受ユニ
ット26を軸方向に断面した図、図7(b)はその端面
側から見た図である。この軸受ユニット26は、軸受ハ
ウジング1の内部両側に圧入された軸受27,27を有
している。この各軸受27は、上記した本発明方法を適
用して形成されたものであり、軸受の径小部28a及び
軸受の径大部28bを共に3カ所つつ形成している点で
同じくしているが、軸受ハウジング1内にあって両軸受
27,27の軸受の径大部28b,28b同士の位相を
所定角度ずらした構成となっている。より具体的には、
この形態例において、各軸受27が内周約120度間隔
に軸受の径大部28bを形成しており、軸受ハウジング
1内に圧入する際、左側の軸受27に対し、右側の軸受
27を図7(b)に示す如く60度だけずらした位置に
圧入固定している。したがって、両軸受27,27の各
軸受の径大部28bの位相が60度づつずれている。こ
の結果、軸受ユニット26としては、上下ないしは左右
の軸受27,27において、軸受の径小部28a,28
a(軸Sを支持する摺動部分)及び軸受の径大部28
b,28bが上側で3カ所、下側で3カ所、60度の間
隔で合計6カ所に共に形成されることとなり、見掛上、
6カ所の動圧発生による軸受と同じ効果がある。
【0026】なお、従来軸受の如く単純に6カ所の動圧
部を形成すると、当然、60度の範囲内で動圧を発生し
なければならず、動圧は出来るだけ大きな幅があればあ
るほど安定して大きな動圧が得られるが、範囲が狭くな
ってしまい発生させる動圧に制限がでてくる。したがっ
て、内径寸法や回転数などにより動圧発生部の個数は今
までは制限されていた。しかし、そのような制約はこの
本発明により解消される。つまり、前記した如く軸受ハ
ウジング1内に圧入される軸受27を2個以上で構成
し、各軸受27,27同士を所定角度ずらして異なる位
相に圧入させて、個々の軸受27,27に分けて動圧部
(軸受の内径溝である径大部28b,28b)を設ける
ようにすることにより、多数の動圧部を幅を確保しつつ
容易に形成することが可能となるのである。
【0027】したがって、本発明の内径溝付き軸受ユニ
ット26は、多数の動圧部(軸受の径大部28b,28
b)によって安定した大きな動圧を得ることができ、高
速回転時でも軸振れを抑え、摩擦トルクの上昇も抑える
軸受が可能となる。上下ないしは左右の軸受27,27
の内径形状は、動圧発生用として軸受の径大部28b,
28bの他に、上記した図1〜図6でも同様の効果が有
り、しかも軸受同士を異なる形状に設定したり、軸受同
士の位相角度などを任意に設定することが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
従来から軸受の内径形状を複雑な形状とするためには、
対応した形状でかつ高精度なマンドレル等の金型治具が
必要であった点、高速回転を支持する軸受としてはます
ます高精度の回転支持が求められて、複雑な内径形状が
必要となっている点、等に対し比較的単純形状の軸受素
材で複雑な内径形状を形成可能にし、量産上にも優れた
製造方法及び軸受ユニットを提供できる。特に、本発明
は、複雑な形状を簡単で安価に、かつ精度良く生産する
ことができる。また、各軸受の動圧発生点をそれぞれず
らすことで、1個の軸受では限界のあった動圧部(軸受
の径大部もしくはグルーブ部)を分散できるため、より
良好な高精度の回転支持が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態として示す軸受端面図及び圧
入後の模式端面図である。
【図2】前記第1形態を変形した例を同様な態様で示す
図である。
【図3】本発明の第3形態を図1と同様な態様で示す図
である。
【図4】前記第3形態を変形した例を同様な態様で示す
図である。
【図5】本発明の第5形態を図1と同様な態様で示す図
である。
【図6】前記第5形態を変形した例を図5と同様な態様
で示す図である。
【図7】本発明の第7形態として示す軸受ユニット構造
の断面図及び端面図である。
【符号の説明】
2A,6A,10A,14A,18A,22Aは軸受素
材 2,6,10,14,18,22,27は軸受 4a,9a,13a,17aは軸受の径小部 21a,25a,26a,28aは軸受の径小部 4b,9b,13b,17bは軸受の径大部(内径溝) 21b,25b,26b,28bは軸受の径大部(内径
溝) 26は軸受ユニット Sは軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形が略多角形状で、内孔形状が円形で
    ある筒状軸受素材を作製し、 前記軸受素材を、サイジング用金型または軸受ハウジン
    グにマンドレルを用いて圧入し、その際に、前記サイジ
    ング金型または軸受ハウジングによって軸心側に向かっ
    て圧縮される前記軸受素材の外周大径部に対応する内孔
    部を、前記マンドレルにて円弧状に矯正して軸受の径小
    部に形成すると共に、軸受素材の薄肉部を軸心から遠ざ
    ける方向へ塑性変形膨出させて軸受の内径溝である径大
    部を形成する、ことを特徴とする内径溝付き軸受の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記圧入前の筒状軸受素材は、前記外周
    大径部付近を除く外周の各辺部に欠落部を形成すること
    により、前記外周大径部を頂部とする複数の肉厚部分が
    略放射状に設けられている請求項1に記載の内径溝付き
    軸受の製造方法。
  3. 【請求項3】 外形が略多角形状で、内孔形状が外周大
    径部に対応する位置を大径部にした略多角形状ないしは
    外周大径部に対応する位置に溝を備えた溝付き円形であ
    る筒状軸受素材を作製し、 前記筒状軸受素材を、サイジング用金型または軸受ハウ
    ジングにマンドレルを用いて圧入し、その際に、前記軸
    受素材の内径小部を前記マンドレルで拡張し円弧状に矯
    正して軸受の径小部を形成すると共に軸受素材の薄肉部
    を軸心から遠ざける方向へ塑性変形膨出させ、軸受の内
    径溝である径大部を形成する、ことを特徴とする内径溝
    付き軸受の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記圧入前の筒状軸受素材は、前記外周
    大径部付近を除く外周の各辺部に欠落部を形成すること
    により、前記外周大径部を頂部とする複数の肉厚部分が
    略放射状に設けられている請求項3に記載の内径溝付き
    軸受の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記圧入前の筒状軸受素材が、円筒状の
    素材を外径の複数方向から押圧して塑性変形したもので
    ある請求項3または請求項4に記載の内径溝付き軸受の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 外形が略多角形状で、内孔形状が外周大
    径部に対応する位置を径小部にした略多角形状ないしは
    外周大径部同士を結ぶ中間付近と対応する位置に溝を備
    えた溝付き円形である筒状軸受素材を作製し、 前記筒状軸受素材を、サイジング用金型または軸受ハウ
    ジングにマンドレルを用いて圧入し、その際に、前記軸
    受素材の内径小部を前記マンドレルで拡張し円弧状に矯
    正して軸受の径小部に形成すると共に、軸受素材の薄肉
    部を軸心から遠ざける方向へ塑性変形膨出させて軸受の
    内径溝である径大部を形成する、ことを特徴とする内径
    溝付き軸受の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記圧入前の筒状軸受素材は、前記外周
    大径部付近を除く外周の各辺部に欠落部を形成すること
    により、前記外周大径部を頂部とする複数の肉厚部分が
    略放射状に設けられている請求項6に記載の内径溝付き
    軸受の製造方法。
  8. 【請求項8】 2以上の軸受を軸受ハウジング内に同軸
    線上に圧入固定し、前記各軸受に軸を回転自在に支持す
    る軸受ユニットにおいて、 前記各軸受の軸受内径に1つ以上の内径溝を各々形成し
    ていると共に隣接する前記軸受の内径溝同士が軸回転方
    向に位相がずれた状態に設けられていることを特徴とす
    る内径溝付き軸受ユニット。
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