JPH09329024A - 車両用リザーブタンク - Google Patents

車両用リザーブタンク

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JPH09329024A
JPH09329024A JP14903396A JP14903396A JPH09329024A JP H09329024 A JPH09329024 A JP H09329024A JP 14903396 A JP14903396 A JP 14903396A JP 14903396 A JP14903396 A JP 14903396A JP H09329024 A JPH09329024 A JP H09329024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
tank
main body
cap
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14903396A
Other languages
English (en)
Inventor
英樹 ▲高▼田
Hideki Takada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP14903396A priority Critical patent/JPH09329024A/ja
Publication of JPH09329024A publication Critical patent/JPH09329024A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール部材を設けずに水もれを防止し、かつ
キャップとキャップ本体との合わせ部を簡易に作製でき
る車両用リザーブタンクを提供する。 【解決手段】 タンク本体2における冷却水貯留最高レ
ベルHよりも上方部に、タンク本体2と一体でタンク本
体2内を上側と下側に分離するように内方に突出する突
起20を形成した。走行時等に車体が大きく振動したよ
うな場合に、タンク本体2内の冷却水Wが仮にタンク本
体2の壁面を上昇しても、突起20が冷却水Wの上昇を
抑制するので、冷却水Wがキャップ4とタンク本体2と
の合わせ部19から漏れるようなことを防止できる。合
わせ部19から水もれするのを突起20が防止するの
で、合わせ部19の簡素化が図れ生産性を向上できる。
従来技術で用いたシール部材を廃止し、部品点数を削減
できる。突起20は、一般的なブロー成形によりタンク
本体2と一体に形成することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジン冷
却水系統に用いられる車両用リザーブタンクに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用リザーブタンクの一例とし
て図3ないし図6に示すものがある。図3において、車
両用リザーブタンク1は、冷却水Wを貯留する透明樹脂
製のタンク本体2と、冷却水Wを注入し得るようにタン
ク本体2の上面部に設けられた略筒状の冷却水注入部
(冷却水注入水)3と、冷却水注入部3に被せられる樹
脂製のキャップ4と、キャップ4に接続されてタンク本
体2内に延ばされるホース5とから大略構成されてい
る。冷却水注入部3の先端側には、径方向外方に突出す
る略リング状のフランジ(以下、注入部側フランジとい
う。)6が形成されている。
【0003】タンク本体2の側面部には、冷却水Wの貯
留量を確認できるように、冷却水貯留最高レベルH、冷
却水貯留最低レベルLを示すための目盛り(図示省略。
図6参照)が設けられている。
【0004】キャップ4は、冷却水注入部3に被せられ
下部側中央部にホース5を接続するホース用筒部7を備
えたキャップ本体8と、キャップ本体8の上面側に水平
方向に向けて突出形成され一端側が前記ホース用筒部7
に連通し他端側がラジエータ9(図2参照)に接続され
るラジエータ用筒部10(図5参照)と、キャップ本体
8の上面側に水平方向に向けて突出形成され一端側がタ
ンク本体2側に連通するオーバーフロー用筒部11(図
5参照)とから大略構成されている。キャップ本体8の
下部側内周部には、注入部側フランジ6を嵌合する環状
溝12が形成されている。
【0005】上述した車両用リザーブタンク1は、図2
に示すように車両13のエンジンルーム14に配置され
ている。この車両用リザーブタンク1の周辺には、エン
ジン15、ラジエータ9等が配置される。
【0006】車両用リザーブタンク1の他の従来例とし
て図5及び図6に示すものがある。図5及び図6におい
て、キャップ本体8の下部側には、有蓋筒状のゴム製の
シール部材16がホース用筒部7に挿通して設けられて
いる。シール部材16の筒状の壁部16aの内周部に
は、注入部側フランジ6を嵌合する環状溝16bが形成
されている。
【0007】キャップ本体8の上面側には、水平方向に
向けて、ラジエータ用筒部10及びオーバーフロー用筒
部11が突出形成されている。ラジエータ用筒部10の
一端側は、前記ホース用筒部7に連通し他端側はラジエ
ータ9に接続される。また、オーバーフロー用筒部11
の一端側は、前記タンク本体2側に連通される。さら
に、タンク本体2の側面部における、冷却水貯留最高レ
ベルH、冷却水貯留最低レベルLに対応した部分には、
外方に突出し、かつ水平方向に延びる「FULL」レベ
ルライン17、「LOW」レベルライン18(目盛り)
が形成されており、冷却水Wの貯留量を確認できるよう
にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した図
3に示す車両用リザーブタンク1では、車両13が走行
している際に大きく振動したような場合には、例えば図
4に示すようにタンク本体2内の冷却水Wがタンク本体
2の壁面を伝わって上昇し、キャップ4に達するような
ことが起こり得るので、キャップ4とタンク本体2との
合わせ部19から水もれを発生しないように、前記合わ
せ部19は、高精度に製造することが要求されている。
【0009】また、図5及び図6に示す車両用リザーブ
タンク1では、シール部材16を設けており、シール性
が向上したものになっているが、シール部材16を設け
た分だけ、部品数が多くなり、その分、生産性が劣って
しまうことになるという問題点があった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、シール部材を設けずに水もれを防止し、かつキャッ
プとキャップ本体との合わせ部を簡易に作製できる車両
用リザーブタンクを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、冷却水を貯留するタンク本体と、該タン
ク本体の上面部に設けた冷却水注入口を覆うキャップと
を有し、前記タンク本体におけるあらかじめ設定された
冷却水貯留最高レベルよりも上方部に、該タンク本体と
一体で該タンク本体内を上側と下側に分離するように内
方に突出する突起を形成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の車
両用リザーブタンク1を図1に基づいて説明する。な
お、図2ないし図6に示す部材、部分と同等の部材、部
分については、同一の符号で示し、その説明、図示は、
適宜、省略する。図1において、タンク本体2における
冷却水貯留最高レベルHよりも上方部には、略水平方向
内方に突出する略環状の突起20がタンク本体2と一体
で形成されている。この突起20によりタンク本体2内
は上側、下側の室21,22に略分離されている。
【0013】上述したように構成した車両用リザーブタ
ンク1では、ラフロード走行等により車体が大きく振動
し、タンク本体2内の冷却水Wが仮にタンク本体2(下
側の室22)の壁面を上昇しても、突起20が冷却水W
の上昇を抑制し、上側の室21に入るのを防止する。こ
のため、冷却水Wがキャップ4とタンク本体2との合わ
せ部19から漏れるようなことを防止できる。
【0014】冷却水Wの上昇を抑制してキャップ4とタ
ンク本体2との合わせ部19からの冷却水Wの漏れを防
止するので、合わせ部19を高精度に作製しなくて済
み、これにより、合わせ部19を簡素化して生産性の向
上を図ることができる。従来技術でキャップとタンク本
体との間に介装したシール部材を廃止することになるの
で、その分、部品点数が削減される。
【0015】突起20は、例えば一般的なブロー成形な
どによりタンク本体2と一体に形成することが可能であ
り、これにより、特殊な製造方法を用いることがなく、
簡易に作製できる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、車両走行時等に車体が大きく
振動したような場合に、タンク本体内の冷却水が仮にタ
ンク本体の壁面を上昇しても、突起が冷却水の上昇を抑
制するので、冷却水がキャップと冷却水注入部との合わ
せ部から漏れるようなことを防止できる。
【0017】冷却水の上昇を抑制してキャップとキャッ
プ本体との合わせ部からの冷却水の漏れを防止するの
で、キャップとキャップ本体との合わせ部を高精度に作
製しなくて済み、これにより、合わせ部を簡素化して生
産性の向上を図ることができる。
【0018】従来技術でキャップとタンク本体との間に
介装したシール部材を廃止し、部品点数を削減すること
ができる。
【0019】突起は、例えば一般的なブロー成形などに
よりタンク本体と一体に形成することが可能であり、こ
れにより、特殊な製造方法を用いることがなく、簡易に
作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の車両用リザーブタ
ンクを示す断面図である。
【図2】車両用リザーブタンクを備える車両を模式的に
示す平面図である。
【図3】従来の車両用リザーブタンクの一例を示す断面
図である。
【図4】同車両用リザーブタンク内の冷却水の状態を模
式的に示す断面図である。
【図5】車両用リザーブタンクの他の従来例を示す平面
図である。
【図6】図5のA−A矢視の断面図である。
【符号の説明】
1 車両用リザーブタンク 2 タンク本体 4 キャップ 20 突起 21 上側の室 22 下側の室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水を貯留するタンク本体と、該タン
    ク本体の上面部に設けた冷却水注入口を覆うキャップと
    を有し、前記タンク本体におけるあらかじめ設定された
    冷却水貯留最高レベルよりも上方部に、該タンク本体と
    一体で該タンク本体内を上側と下側に分離するように内
    方に突出する突起を形成したことを特徴とする車両用リ
    ザーブタンク。
JP14903396A 1996-06-11 1996-06-11 車両用リザーブタンク Pending JPH09329024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14903396A JPH09329024A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 車両用リザーブタンク

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JP14903396A JPH09329024A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 車両用リザーブタンク

Publications (1)

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JPH09329024A true JPH09329024A (ja) 1997-12-22

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ID=15466205

Family Applications (1)

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JP14903396A Pending JPH09329024A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 車両用リザーブタンク

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JP (1) JPH09329024A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013124601A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Suzuki Motor Corp 車両用リザーブタンク
JP2014114702A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Suzuki Motor Corp 車両用リザーブタンク装置
CN105644697A (zh) * 2014-11-27 2016-06-08 本田技研工业株式会社 鞍乘型车辆的储存箱构造

Cited By (4)

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CN105644697B (zh) * 2014-11-27 2018-09-14 本田技研工业株式会社 鞍乘型车辆的储存箱构造

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