JPH09326801A - 無線通信機器 - Google Patents

無線通信機器

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Publication number
JPH09326801A
JPH09326801A JP8141972A JP14197296A JPH09326801A JP H09326801 A JPH09326801 A JP H09326801A JP 8141972 A JP8141972 A JP 8141972A JP 14197296 A JP14197296 A JP 14197296A JP H09326801 A JPH09326801 A JP H09326801A
Authority
JP
Japan
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wireless communication
channel
data
wireless
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP8141972A
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English (en)
Inventor
Koji Koyanagi
浩二 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信側がどの無線通信チャネルで送信して
も、受信側で受信可能となる無線通信機器を提供する。
無線データのパケット長が長くても無線データの送受信
を迅速に行う。 【解決手段】 各無線通信局の制御部は、無線送受信待
機状態のときには、無線通信チャネルを周期的に切り換
えるように制御する。また、上記制御部は、無線データ
受信中のときには受信完了まで無線通信チャネルを切り
換えないように制御すると共に、無線データ送信中のと
きには送信完了まで無線通信チャネルを切り換えないよ
うにする。また、無線データを送信する場合には、上記
無線データを送信する前に、受信側の無線通信チャネル
切換周期T以上の時間を有し、受信側との同期を取るた
めの同期信号が送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば2台以上の
無線通信機器を用いて互いに無線通信を行う双方向通信
システム等で使用される無線通信機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来では、システムが稼働している途中
で各無線通信局の無線通信チャネルを切り換えるという
ことはなく、一つの無線通信システムを構築する上で、
使用する無線通信チャネルを一つに限定していた。これ
は、各無線通信局が無線データを受信する場合に、ある
特定の無線通信チャネルでしか受信することが不可能だ
からである。そのため、従来では同じ無線通信システム
内の無線通信局の無線通信チャネルをすべて同じチャネ
ルに設定していた。
【0003】そこで、無線通信チャネルを切り換えると
いう操作は、システムを稼働する前に、同じ無線通信シ
ステム内のそれぞれの無線通信局に対して、同一の無線
通信チャネルを設定するときだけ行われていた。この方
法は、複数の無線通信システムが空間的に接近して存在
する場合に有効であり、無線通信システム間で互いに無
線通信チャネルを異なるように設定しておけば、無線通
信システム間でお互いに干渉し合うことがないという効
果があった。
【0004】図10に従来の無線通信システムの一例を
示す。このシステムでは、ホストマシン51に接続され
た1台の被呼局52に対して、端末本体53、54、5
5にそれぞれ接続された3台の発呼局56、57、58
が存在する場合を示している。このような無線通信シス
テムにおいて、例えば、被呼局52と発呼局56とを介
して無線データを送受信する場合の動作について、図1
1に基づいて説明すれば以下の通りである。なお、通信
形態は一局集中型である。
【0005】まず、端末起動であるため、端末本体53
が発呼局56へ送信命令を与える。この命令により、発
呼局56は送信データを作成し、被呼局52へデータ
A′を送信する。被呼局52はデータA′を受信する
と、そのデータA′をホストマシン51へ送信する。す
ると、ホストマシン51は受信したデータA′に対する
データQ′を被呼局52へ送信する。被呼局52は受信
したデータQ′を発呼局56へ送信する。そして、発呼
局56は受信したデータQ′を端末本体51へ送信し、
1サイクルが終了する。なお、発呼局57、58におい
ても上記と同様の動作が行われることになる。
【0006】次に、このような無線通信シーケンスに基
づき、被呼局52と、発呼局56、57、58との間で
行われる無線通信のタイムチャートについて、図12に
基づいて説明すれば以下の通りである。なお、被呼局5
2、発呼局56、57、58の各無線通信局は、すべて
チャネル1に設定されている。
【0007】まず、発呼局56が被呼局52へデータA
1 ′を送信する。被呼局52は発呼局56からデータA
1 ′を受信すると、ホストマシン51(図10参照)で
のデータ処理後、発呼局56へデータQ1 ′を送信す
る。発呼局56はデータQ1 ′を受信して端末本体53
(図10参照)へデータQ1 ′を送信する。
【0008】なお、このデータ送信中に、発呼局57お
よび発呼局58が、被呼局52へそれぞれデータを送信
しようとしても、同じチャネルがすでに使用されている
ので送信することはできない。したがって、この場合、
発呼局57および発呼局58は、所定時間後(ランダム
遅延後)に再度送信を試みることになる。
【0009】そして、発呼局56が端末本体53へデー
タQ1 ′を送信して1サイクルが終了し、被呼局52へ
データ送信することが可能となった時点で、発呼局57
は被呼局52へデータA2 ′を送信する。以下、上記と
同様にして無線データの送受信が行われる。
【0010】なお、このとき、発呼局58が、被呼局5
2へデータを送信しようとしても、同じチャネルがすで
に使用されているので送信することはできない。したが
って、この場合、発呼局58は、所定時間後(ランダム
遅延後)に再度送信を試みることになる。
【0011】そして、発呼局57が端末本体54(図1
0参照)へデータを送信して1サイクルが終了し、被呼
局52へデータ送信することが可能となった時点で、発
呼局58は被呼局52へデータを送信する。以下、上記
と同様にして無線データの送受信が行われる。
【0012】なお、実際に無線通信するためには、図1
3に示すように、各無線通信機器固有の呼出番号59
と、送信データ信号60との前に、受信側との同期を取
るための同期信号61を付加する必要がある。この同期
信号61は、受信側が受信状態にあれば確実に同期を取
ることのできる十分な長さだけ必要となる。
【0013】また、例えば、特開平5−14295号公
報には、複数の送信機の送信チャネルをそれぞれ異なる
順序で所定の周期ごとに切り換えると共に、受信機の受
信チャネルを所定の周期ごと切り換えるようにした、単
方向通信システムの無線通信方式について開示されてい
る。
【0014】上記公報では、送信機ごとにそれぞれ異な
るように設定されたチャネル切換タイムチャートを設け
て各送信機を同じタイミングで動作させている。これに
より、ある送信機の送信チャネルと受信機の受信チャネ
ルとが一致したときに、同じ送信チャネルが重複して使
用されていない時間帯で、1つの送信機と受信機とが接
続されるようになっている。これにより、空間中での信
号の干渉や衝突等による通信の信頼性の低下を回避する
よう試みている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の構成
では、例えば、無線通信システム間を移動して無線通信
機器を移動先のシステムで使用しようとする場合、無線
通信システム間で、設定されている無線通信チャネルが
異なっている場合は、そのままでは通信できない。した
がって、この場合、移動した無線通信機器の無線通信チ
ャネルを、移動先の無線通信システム内で使われている
無線通信チャネルにわざわざ切り換える、すなわち、送
信側の無線通信チャネルを受信側の無線通信チャネルに
わざわざ合わさなければならず、その結果、無線通信チ
ャネルを合わせるための多大な手間を要するという問題
が生ずる。
【0016】また、上記公報の構成では、パケット長が
比較的短い通信には適しているが、パケット長が長いと
パケットが分割されるため、送信完了までに余分な時間
を消費するという問題が生ずる。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、無線通信機器の移動等に
かかわらず、送信側がどの無線通信チャネルでデータを
送信しても、受信側で受信可能となる無線通信機器を提
供すると共に、無線データのパケット長が長くても無線
データの送受信を迅速に行うことのできる無線通信機器
を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る無
線通信機器は、上記の課題を解決するために、複数の無
線通信チャネルを有し、受信側と送信側とで無線通信チ
ャネルが一致したときに無線データの受信ならびに送信
を行う無線通信機器であって、無線データ受信中のとき
には受信完了まで無線通信チャネルを切り換えないよう
に制御すると共に、無線データ送信中のときには送信完
了まで無線通信チャネルを切り換えないように制御し、
無線データ受信中および無線データ送信中以外のときに
は複数の無線通信チャネルを周期的に切り換えるように
制御する制御手段を備え、無線データを送信する場合に
は、上記無線データを送信する前に、受信側の無線通信
チャネル切換周期以上の時間を有し、受信側との同期を
取るための同期信号が送信されるようになっていること
を特徴としている。
【0019】上記の構成によれば、無線データを送信す
る場合には、上記無線データを送信する前に、受信側の
無線通信チャネル切換周期以上の時間を有し、受信側と
の同期を取るための同期信号が送信されるようになって
いるので、受信側で無線通信チャネルが1周する間に、
少なくとも1回は受信側の無線通信チャネルと送信側の
無線通信チャネルとが一致し、受信側と送信側とが接続
されることになる。
【0020】これにより、受信側がすべての無線通信チ
ャネルに対応するため、送信側がどの無線通信チャネル
で無線データを送信しても、ある一定の時間内には受信
側と接続されることになる。したがって、上記構成によ
れば、どの無線通信チャネルでも無線データの送信が可
能な、いわゆる、マルチチャネルアクセス通信方式を実
現することができる。また、その結果、送信側の無線通
信チャネルを受信側の無線通信チャネルにわざわざ合わ
せる必要もなく、従来のように無線通信チャネルを合わ
せるための多大な手間を削減することができる。
【0021】また、上記構成によれば、無線データ受信
中のときには、制御手段によって受信完了まで無線通信
チャネルが切り換わらないように制御される。これによ
り、無線データ1パケットの受信が完了するまでその無
線通信チャネルは維持されることになる。一方、無線デ
ータ送信中のときにも、制御手段によって送信完了まで
無線通信チャネルが切り換わらないように制御される。
これにより、無線データ1パケットの送信が完了するま
でその無線通信チャネルは維持されることになる。
【0022】したがって、上記構成によれば、従来のよ
うに1パケットが分割されず、一括して無線データの送
受信が行われるので、従来に比べて無線データの送受信
を迅速に行うことができる。
【0023】請求項2の発明に係る無線通信機器は、上
記の課題を解決するために、請求項1に記載の無線通信
機器が、スペクトラム拡散無線通信システムに適用可能
であることを特徴としている。
【0024】上記の構成によれば、請求項1の構成によ
る作用と同様の作用により、スペクトラム拡散無線通信
システムにおいても、マルチチャネルアクセス通信方式
を実現することができる。また、その結果、送信側の無
線通信チャネルを受信側の無線通信チャネルにわざわざ
合わせる必要もなく、従来のように無線通信チャネルを
合わせるための多大な手間を削減することができる。ま
た、1パケットを分割して無線データの送受信を行う従
来の場合に比べ、無線データの送受信を迅速に行うこと
ができる。
【0025】請求項3の発明に係る無線通信機器は、上
記の課題を解決するために、請求項1または2の構成に
加えて、自局が現在何チャネルで通信中であるかを表示
する第1通信状態表示部を備えていることを特徴として
いる。
【0026】上記の構成によれば、現在、自局がどのチ
ャネルを使用しているのかが第1通信状態表示部にリア
ルタイムで表示される。したがって、無線通信チャネル
がシステム稼働中に時々刻々と切り換わっても、現在、
自局が何チャネルで通信中であるかを、ユーザがリアル
タイムで認識することができる。
【0027】請求項4の発明に係る無線通信機器は、上
記の課題を解決するために、請求項1、2、または3の
構成に加えて、他局が現在何チャネルで通信中であるか
を表示すると共に、受信した無線データが自局宛である
かどうかを表示する第2通信状態表示部を備えているこ
とを特徴としている。
【0028】上記の構成によれば、現在、他局がどのチ
ャネルを使用しているのかが第2通信状態表示部にリア
ルタイムで表示される。また、受信した無線データが自
局宛であるかどうかも第2通信状態表示部にリアルタイ
ムで表示される。したがって、無線通信チャネルがシス
テム稼働中に時々刻々と切り換わっても、現在、他局が
何チャネルで通信中であるかをユーザがリアルタイムで
認識することができると共に、受信した無線データが自
局宛であるかどうかをユーザがリアルタイムで認識する
ことができる。
【0029】請求項5の発明に係る無線通信機器は、上
記の課題を解決するために、請求項1、2、3、または
4の構成において、上記制御手段は、使用しない無線通
信チャネルがあらかじめ設定されたときに、使用しない
無線通信チャネルを飛ばして無線通信チャネルを切り換
えるように制御することを特徴としている。
【0030】上記の構成によれば、使用しない無線通信
チャネルがあらかじめ設定されたときには、制御手段に
よって使用しない無線通信チャネルが飛ばされて無線通
信チャネルが切り換えられる。これにより、無線通信チ
ャネルの切換周期が短くなり、その結果、送信側と受信
側との間で無線通信チャネルの一致する確率が高くな
る。したがって、上記構成によれば、無駄な時間を省い
て通信効率を向上させることができると共に、通信のス
ループットを向上させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図9に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0032】図5は、本発明の無線通信機器の構成を示
している。この無線通信機器は、制御部1(制御手段)
と、変復調部2と、増幅回路とアンテナとからなる入出
力部3とを備えている。
【0033】制御部1は、無線データを送受信するため
に、変復調部2と入出力部3とを制御している。無線通
信チャネルの切り換えは、この制御部1が実行してい
る。つまり、制御部1は、無線データ受信中のときには
受信完了まで無線通信チャネルを切り換えないように制
御すると共に、無線データ送信中のときには送信完了ま
で無線通信チャネルを切り換えないように制御し、ま
た、無線データ受信中および無線データ送信中以外のと
き、つまり、無線データの送受信待機状態のときには複
数の無線通信チャネルを周期的に切り換えるように制御
している。
【0034】変復調部2は、制御部1からの送信データ
信号を狭帯域変調すると共に、入出力部3からの受信デ
ータ信号を復調する機能を有している。また、入出力部
3は、変復調部2からの送信データ信号を空間中に放射
すると共に、空間中に放射されている受信データ信号を
受信するものである。
【0035】一方、スペクトラム拡散(SS)無線通信
方式による無線通信機器の構成を図6のブロック図に示
す。この無線通信機器は、制御部4と、一次変復調部5
と、拡散変復調部6と、増幅回路とアンテナとからなる
入出力部7とを備えている。
【0036】制御部4は、無線データを送受信するため
に、一次変復調部5と拡散変復調部6と入出力部7とを
制御している。無線通信チャネルの切り換えは、この制
御部4が実行している。つまり、制御部4は、無線デー
タ受信中のときには受信完了まで無線通信チャネルを切
り換えないように制御すると共に、無線データ送信中の
ときには送信完了まで無線通信チャネルを切り換えない
ように制御し、また、無線データ受信中および無線デー
タ送信中以外のとき、つまり、無線データの送受信待機
状態のときには複数の無線通信チャネルを周期的に切り
換えるように制御している。
【0037】一次変復調部5は、制御部4からの送信デ
ータ信号を狭帯域変調すると共に、拡散変復調部6から
の受信データ信号を復調する機能を有している。拡散変
復調部6は、一次変復調部5からの送信データ信号を拡
散すると共に、入出力部7からの受信データ信号を逆拡
散するものである。また、入出力部7は、拡散変復調部
6からの送信データ信号を空間中に放射すると共に、空
間中に放射されている受信データ信号を受信するもので
ある。
【0038】なお、以下に示す内容は、上記両者の無線
通信機器について適用されるものである。
【0039】また、本発明に係る無線通信機器は、図7
に示すように、自局が現在何チャネルで通信中であるの
かを表示する第1通信状態表示部10を備えている。こ
の第1通信状態表示部10には、チャネル1実行ランプ
11と、チャネル2実行ランプ12と、チャネル3実行
ランプ13と、送信中ランプ14と、受信中ランプ15
とが設けられている。
【0040】チャネル1実行ランプ11、チャネル2実
行ランプ12、チャネル3実行ランプ13は、無線通信
チャネルが現在それぞれチャネル1、チャネル2、チャ
ネル3に切り換えられているときに点灯するようになっ
ている。送信中ランプ14は、現在どれかのチャネルで
データが送信されているときに点灯するようになってお
り、また、受信中ランプ15は、現在どれかのチャネル
でデータが受信されているときに点灯するようになって
いる。
【0041】つまり、動作中であれば、チャネル1実行
ランプ11、チャネル2実行ランプ12、チャネル3実
行ランプ13のうちのどれかが点灯することになり、現
在そのチャネルに切り換えられていることがわかるよう
になっている。また、データ送信中であれば、データが
送信されている間だけ送信中ランプ14が点灯し、デー
タ受信中であれば、データが受信されている間だけ受信
中ランプ15が点灯するようになっている。これによ
り、例えば、チャネル1実行ランプ11と送信中ランプ
14とが同時に点灯した場合、現在自局がチャネル1で
データを送信していることになる。
【0042】上記の構成によれば、現在、自局がどのチ
ャネルを使用しているのかが第1通信状態表示部10に
リアルタイムで表示されるので、無線通信チャネルがシ
ステム稼働中に時々刻々と切り換わっても、現在、自局
が何チャネルで通信中であるかを、ユーザがリアルタイ
ムで認識することができる。
【0043】また、本発明に係る無線通信機器は、図8
に示すように、他局が現在何チャネルで通信中であるの
かを表示する第2通信状態表示部20も備えている。こ
の第2通信状態表示部20には、チャネル1実行ランプ
21と、チャネル2実行ランプ22と、チャネル3実行
ランプ23と、送信中ランプ24と、受信中ランプ25
と、受信完了ランプ26とが設けられている。
【0044】チャネル1実行ランプ21、チャネル2実
行ランプ22、チャネル3実行ランプ23は、無線通信
チャネルが現在それぞれチャネル1、チャネル2、チャ
ネル3に切り換えられているときに点灯するようになっ
ている。送信中ランプ24は、現在どれかのチャネルで
データが送信されているときに点灯するようになってお
り、受信中ランプ25は、現在どれかのチャネルでデー
タが受信されているときに点灯するようになっている。
また、受信完了ランプ26は、自局宛のデータを受信完
了したときに一定時間点灯するようになっている。
【0045】つまり、動作中であれば、チャネル1実行
ランプ21、チャネル2実行ランプ22、チャネル3実
行ランプ23のうちのどれかが点灯することになり、現
在そのチャネルに切り換えられていることがわかるよう
になっている。また、データ送信中であれば、データが
送信されている間だけ送信中ランプ24が点灯し、デー
タ受信中であれば、データが受信されている間だけ受信
中ランプ25が点灯するようになっている。これによ
り、例えば、受信中ランプ25が点灯し、それが消灯し
た瞬間に受信完了ランプ26が点灯すれば、自局宛のデ
ータを受信したことになる。一方、例えば、受信中ラン
プ25が消灯しても受信完了ランプ26が点灯しなけれ
ば、他局宛のデータを受信したことになる。
【0046】上記の構成によれば、現在、他局がどのチ
ャネルを使用しているのかが第2通信状態表示部20に
リアルタイムで表示されると共に、受信した無線データ
が自局宛であるかどうかも第2通信状態表示部20にリ
アルタイムで表示されるので、無線通信チャネルがシス
テム稼働中に時々刻々と切り換わっても、現在、他局が
何チャネルで通信中であるかをユーザがリアルタイムで
認識することができると共に、受信した無線データが自
局宛であるかどうかをユーザがリアルタイムで認識する
ことができる。
【0047】次に、本実施形態における無線通信システ
ムについて、図3および図4に基づいて説明すれば以下
の通りである。本実施形態では、図3に示すように、ホ
ストマシン31に接続された1台の被呼局32(無線通
信機器)に対して、端末本体33、34、35にそれぞ
れ接続された3台の発呼局36、37、38(無線通信
機器)が存在する場合を示している。なお、発呼局の台
数については上記に限定されることはない。
【0048】ここで、例えば、被呼局32と発呼局36
とを介して無線データの送受信を行う場合の動作につい
て図4に基づいて説明する。なお、通信形態は一局集中
型である。
【0049】まず、端末起動であるため、端末本体33
が発呼局36へ送信命令を与える。この命令により、発
呼局36は送信データを作成し、被呼局32へデータA
を送信する。被呼局32はデータAを受信すると、その
データAをホストマシン31へ送信する。すると、ホス
トマシン31は受信したデータAに対するデータQを被
呼局32へ送信する。被呼局32は受信したデータQを
発呼局36へ送信する。そして、発呼局36は受信した
データQを端末本体33へ送信し、1サイクルが終了す
る。なお、発呼局37、38においても上記と同様の動
作が行われることになる。
【0050】次に、無線通信システムにおける無線通信
タイムチャートの一例を図1に示す。以下、このタイム
チャートに基づき、被呼局32と発呼局36、37、3
8との間で行われるデータの送受信について説明する。
なお、発呼局36、38はチャネル1に、また、発呼局
37はチャネル2に設定されているものとする。
【0051】まず、発呼局36と発呼局37とが同時に
被呼局32へデータ送信しようとする。しかし、このと
き、被呼局32の無線通信チャネル切換タイミングによ
り、発呼局36は先に被呼局32と接続され、一方、発
呼局37は所定時間後(ランダム遅延後)再度送信を試
みることになる。
【0052】被呼局32が発呼局36からのデータA1
を受信すると、ホストマシン31(図3参照)でのデー
タ処理後、発呼局36へデータQ1 を送信しようとす
る。この送信中に発呼局38が被呼局32へデータを送
信しようとするが、先にチャネル1が使用されているた
め送信することはできない。発呼局36が被呼局32か
らのデータQ1 を受信すると、1サイクルが終了したこ
とになる。
【0053】続いて、発呼局37がランダム遅延後、再
び被呼局32へ送信しようとする。今度は、発呼局37
が後述の同期信号送信中に、被呼局32でチャネル2に
切り換えるタイミングが発生するので、発呼局37は被
呼局32に無事に接続されることになる。
【0054】なお、実際に無線通信するためには、図2
に示すように、各無線通信機器固有の呼出番号41と、
送信データ信号42との前に、受信側との同期を取るた
めの同期信号43を付加している。そして、この同期信
号43の長さは、無線通信チャネル切換周期T以上の長
さとなっている。これにより、受信側が無線送受信待機
状態ならば、無線通信チャネル切換周期が1周する間に
確実に送信側と同期を取ることができるようになってい
る。つまり、受信側で無線通信チャネルが1周する間
に、少なくとも1回は受信側の無線通信チャネルと送信
側の無線通信チャネルとが一致し、受信側と送信側とが
接続されることになる。
【0055】次に、被呼局32、発呼局36、37、3
8の各無線通信局におけるチャネル切り換え方法につい
て図1に戻って説明する。
【0056】まず、被呼局32におけるチャネル切り換
え方法について説明する。状態32−1では、無線送受
信待機状態であるので、制御部1または制御部4(図5
または図6参照)によってチャネルは一定周期で切り換
えられている。そして、チャネル1に切り換わったとこ
ろでデータA1 を受信開始したので、受信完了するまで
無線通信チャネルはチャネル1に固定される(状態32
−2)。データA1 の受信が完了すると、無線通信チャ
ネルは次の順番であるチャネル2に切り換えられ、再び
無線送受信待機状態となる(状態32−3)。この間に
ホストマシン31(図3参照)からの無線送信命令を受
けると、送信すべきチャネル1の順番が来たところで同
期信号とともにデータQ1 の送信が開始され、送信完了
するまで無線通信チャネルはチャネル1に固定される
(状態32−4)。
【0057】送信が完了すると、無線通信チャネルは次
の順番であるチャネル2に切り換えられ、再び無線送受
信待機状態となるところであるが、チャネル2になって
すぐにデータA2 を受信開始したので、受信完了するま
で無線通信チャネルはチャネル2に固定される(状態3
2−5)。受信が完了すると、無線通信チャネルは次の
順番であるチャネル3に切り換えられ、再び無線送受信
待機状態となる。
【0058】次に、発呼局36におけるチャネル切り換
え方法について説明する。状態36−1では、無線送受
信待機状態にあるのでチャネルは一定周期で切り換えら
れている。この間に端末本体33(図3参照)から無線
送信命令を受けると、チャネル1に設定された発呼局3
6は、チャネル1の順番が来たところで同期信号ととも
に送信すべきデータA1 の送信を試みる(状態36−
2)。しかし、この状態36−2では、発呼局36と被
呼局32のチャネルが異なっているので、発呼局36と
被呼局32とは接続されない。そして、状態36−3と
なったところでチャネルが一致するので発呼局36は被
呼局32へデータA1 の送信を開始する。このとき送信
完了するまで無線通信チャネルはチャネル1に固定され
る。
【0059】送信が完了すると、無線通信チャネルは次
の順番であるチャネル2に切り換えられ、再び無線送受
信待機状態となる(状態36−4)。次に、チャネル1
に切り換わったところでデータQ1 を受信開始したの
で、受信完了するまで無線通信チャネルはチャネル1に
固定される(状態36−5)。
【0060】受信が完了すると、無線通信チャネルは次
の順番であるチャネル2に切り換えられ、再び無線送受
信待機状態となるところであるが、チャネル2に切り換
わってすぐにデータを受信開始したので、受信完了する
まで無線通信チャネルはチャネル2に固定される(状態
36−6)。ただし、これは他局宛のデータであるので
受信データとして有効ではなく読み捨てられる。受信が
完了すると、無線通信チャネルは次の順番であるチャネ
ル3に切り換えられ、再び無線送受信待機状態となる。
【0061】次に、発呼局37におけるチャネル切り換
え方法について説明する。状態37−1では、無線送受
信待機状態にあるのでチャネルは一定周期で切り換えら
れている。この間に端末本体34(図3参照)から無線
送信命令を受けると、チャネル2に設定された発呼局3
7は、チャネル2の順番が来たところで被呼局32へ同
期信号とともに送信すべきデータA2 の送信を試みる
(状態37−2)。しかし、この状態37−2では、発
呼局37と被呼局32のチャネルが一致することはな
く、1回目の送信は失敗に終わる。再送するときは他局
とのぶつかりをできるだけ防ぐためのランダム遅延(状
態37−3)後、再びチャネル2の順番が来たところで
同期信号とともにデータA2 の送信を試みる(状態37
−4)。
【0062】この状態37−4では、発呼局37と被呼
局32のチャネルが異なっているので接続されないが、
状態37−5となったところでチャネルが一致し、デー
タA2 の送信が開始される。このときも、データA2
送信が完了するまで無線通信チャネルはチャネル2に固
定される。送信が完了すると、無線通信チャネルは次の
順番であるチャネル3に切り換えられ、再び無線送受信
待機状態となる。
【0063】最後に、発呼局38におけるチャネル切り
換え方法について説明する。状態38−1では、無線送
受信待機状態にあるのでチャネルは一定周期で切り換え
られている。そして、チャネル1に切り換わったところ
でデータを受信開始したので、受信完了するまで無線通
信チャネルはチャネル1に固定される(状態38−
2)。ただし、これは他局宛のデータであるので受信デ
ータとして有効ではなく読み捨てられる。受信が完了す
ると、無線通信チャネルは次の順番であるチャネル2に
切り換えられ、再び無線送受信待機状態となる(状態3
8−3)。
【0064】次にチャネル1に切り換わったところでデ
ータを受信開始したので、受信完了するまで無線通信チ
ャネルはチャネル1に固定される(状態38−4)。た
だし、これは他局宛のデータであるので受信データとし
て有効ではなく読み捨てられる。この受信中に端末本体
35(図3参照)から無線送信命令を受ける(状態38
−5)と、チャネル1に設定された発呼局38は、送信
すべきチャネル1の順番が来たところで同期信号ととも
にデータの送信を試みる。
【0065】しかし、ちょうどこのとき発呼局36がチ
ャネル1でデータQ1 を受信しているので、チャネル1
を使用することができず、データの送信は1周だけ待た
されることになる。受信が完了すると、無線通信チャネ
ルは次の順番であるチャネル2に切り換えられ、再び無
線送受信待機状態となるところであるが、チャネル2に
切り換えてすぐにデータを受信開始したので、受信完了
するまで無線通信チャネルはチャネル2に固定される
(状態38−6)。ただし、これは他局宛のデータであ
るので、受信データとして有効ではなく読み捨てられ
る。受信が完了すると、無線通信チャネルは次の順番で
あるチャネル3に切り換えられ、再び無線送受信待機状
態となる。
【0066】なお、使用しない無線通信チャネルが予め
分かっている場合は、制御部1または制御部4に対して
外部から使用しないチャネルを設定することにより、使
用しないチャネルには切り換わらないようにすることが
可能である。これは、ホストマシン31あるいは端末本
体33、34、35からの命令で容易に実現することが
可能である。つまり、使用しない無線通信チャネルが設
定されると、制御部1または制御部4は、すべての無線
通信チャネルを順番に切り換えるのではなく、使用しな
い無線通信チャネルを飛ばして切り換えるようになる。
【0067】これにより、無線通信チャネルの切換周期
Tが短くなり、その結果、送信側と受信側との間で無線
通信チャネルの一致する確率が高くなる。したがって、
使用しない無線通信チャネルを飛ばして切り換えるよう
にすることで、無駄な時間を省いて通信効率を向上させ
ることができると共に、通信のスループットを向上させ
ることができる。なお、冗長性のある同期信号をできる
だけ短い間だけ流すようにするためにも、上記の無線通
信チャネルの切換周期Tはできるだけ短い方がよい。
【0068】次に、被呼局32、発呼局36、37、3
8において、無線送受信待機状態から、無線受信状態あ
るいは無線送信状態への状態遷移について図9に基づい
て説明すれば以下の通りである。
【0069】まず、被呼局32(図3参照)側からみて
説明する。無線送受信待機状態S1では、無線通信チャ
ネルは1、2、3、1、…と順番に所定周期で切り換え
られ、被呼局32は無線受信命令あるいは無線送信命令
を待っている。無線送受信待機状態S1にあるとき、無
線キャリアが検出されて無線受信が開始されると、被呼
局32は無線受信状態S2に遷移する。無線受信状態S
2では、受信完了するまで無線通信チャネルは切り換わ
らないので、この間は送信局以外の発呼局は、無線通信
チャネルが異なっていても被呼局32と接続することは
できない。すなわち、この間は一時的にこの送信局によ
って被呼局32が占有される(被呼局占有状態とな
る)。無線受信が完了すると、被呼局32は無線受信状
態S2から再び無線送受信待機状態S1に遷移する。
【0070】一方、無線送受信待機状態S1にあると
き、被呼局32はホストマシン31(図3参照)からの
無線送信命令を受けると、送信すべき無線通信チャネル
の順番が来たら無線送信状態S3に遷移する。無線送信
状態S3では、送信データをすべて送信完了するまで無
線通信チャネルが切り換わらないので、この間も受信局
以外の発呼局は、無線通信チャネルが異なっていても被
呼局32と接続することはできない。すなわち、この間
は一時的にこの受信局によって被呼局32が占有される
(被呼局占有状態となる)。無線送信が完了すると、被
呼局32は無線送信状態S3から再び無線送受信待機状
態S1に遷移する。
【0071】次に、発呼局36(図3参照)側からみて
説明する。なお、発呼局37、38(ともに図3参照)
については発呼局36と同様であるのでその説明を省略
する。
【0072】無線送受信待機状態S1では、無線通信チ
ャネルが1、2、3、1、…と順番に所定周期で切り換
えられ、発呼局36は無線受信命令あるいは無線送信命
令を待っている。無線送受信待機状態S1にあるとき、
発呼局36は端末本体33(図3参照)から無線送信命
令を受けると、送信すべき無線通信チャネルの順番が来
たら無線送信状態S3に遷移する。無線送信状態S3で
は、送信データがすべて送信完了となるまで無線通信チ
ャネルが切り換わらないので、この間は送信局以外の発
呼局は、無線通信チャネルが異なっていても被呼局32
と接続することはできない。すなわち、この間は一時的
にこの送信局によって被呼局32が占有される(被呼局
占有状態となる)。無線送信が完了すると、発呼局36
は無線送信状態S3から再び無線送受信待機状態S1に
遷移する。
【0073】一方、無線送受信待機状態S1にあると
き、無線キャリアが検出されて無線受信が開始される
と、発呼局36は無線受信状態S2に遷移する。無線受
信状態S2では、受信完了するまで無線通信チャネルが
切り換わらないので、この間は受信局以外の発呼局は、
無線通信チャネルが異なっていても被呼局32と接続す
ることはできない。すなわち、この間は一時的にこの受
信局によって被呼局32が占有される(被呼局占有状態
となる)。無線受信が完了すると、発呼局36は無線受
信状態S2から再び無線送受信待機状態S1に遷移す
る。
【0074】以上のように、本実施形態に係る無線通信
機器は、複数の無線通信チャネルを有し、受信側と送信
側とで無線通信チャネルが一致したときに無線データの
受信ならびに送信を行う無線通信機器であって、無線デ
ータ受信中のときには受信完了まで無線通信チャネルを
切り換えないように制御すると共に、無線データ送信中
のときには送信完了まで無線通信チャネルを切り換えな
いように制御し、無線データ受信中および無線データ送
信中以外のときには複数の無線通信チャネルを周期的に
切り換えるように制御する制御部1または制御部4を備
え、無線データを送信する場合には、上記無線データを
送信する前に、受信側の無線通信チャネル切換周期T以
上の時間を有し、受信側との同期を取るための同期信号
が送信されるようになっている構成である。
【0075】それゆえ、無線データを送信する場合に
は、上記無線データを送信する前に、受信側の無線通信
チャネル切換周期T以上の時間を有し、受信側との同期
を取るための同期信号が送信されるようになっているの
で、受信側で無線通信チャネルが1周する間に、少なく
とも1回は受信側の無線通信チャネルと送信側の無線通
信チャネルとが一致し、受信側と送信側とが接続される
ことになる。
【0076】ただし、他局が先に受信側を占有している
場合はこの限りではなく、送信側は受信側が開放される
まで受信側との接続を待たされることになる。この場
合、送信側はランダムなある程度の遅延時間をおいてか
ら再び送信し、受信側との接続を試みればよい。
【0077】つまり、上記構成によれば、受信側がすべ
ての無線通信チャネルに対応しているため、送信側がど
の無線通信チャネルで無線データを送信しても、ある一
定の時間内には受信側と接続されることになる。したが
って、上記構成によれば、送信側がどの無線通信チャネ
ルでも無線データの送信が可能な、いわゆる、マルチチ
ャネルアクセス通信方式を実現することができる。つま
り、送信側が受信側の無線通信チャネルを知らなくて
も、送信側が無線通信チャネルを自由に選択して送信す
ることができる。また、その結果、送信側の無線通信チ
ャネルを受信側の無線通信チャネルにわざわざ合わせる
必要もなく、従来のように無線通信チャネルを合わせる
ための多大な手間を削減することができる。
【0078】また、上記構成によれば、無線データ受信
中のときには、制御部1または制御部4によって受信完
了まで無線通信チャネルが切り換わらないように制御さ
れる。これにより、無線データ受信中のときには、無線
データ1パケットの受信が完了するまでその無線通信チ
ャネルは維持されることになる。一方、無線データ送信
中のときにも、送信完了まで無線通信チャネルはそのま
ま維持されることになる。
【0079】したがって、上記構成によれば、従来のよ
うに1パケットが分割されず、一括して無線データの送
受信が行われるので、従来に比べて無線データの送受信
を迅速に行うことができる。
【0080】また、本発明では、単方向システムではな
く双方向システムにおいて、送信側が発呼局であっても
被呼局であっても、マルチャネルアクセス通信方式を実
現することができるという効果だけでなく、従来公報の
ように、各端末を同じタイミングで動作させる必要がな
く、また、すべて同じチャネル切換タイムチャートによ
り動作させればよいので、端末管理を容易に行うことが
できるという効果も得られる。
【0081】なお、スペクトラム拡散(SS)無線通信
システムにおいても、上記と同様の効果が得られるのは
勿論のことである。
【0082】
【発明の効果】請求項1の発明に係る無線通信機器は、
以上のように、無線データ受信中のときには受信完了ま
で無線通信チャネルを切り換えないように制御すると共
に、無線データ送信中のときには送信完了まで無線通信
チャネルを切り換えないように制御し、無線データ受信
中および無線データ送信中以外のときには複数の無線通
信チャネルを周期的に切り換えるように制御する制御手
段を備え、無線データを送信する場合には、上記無線デ
ータを送信する前に、受信側の無線通信チャネル切換周
期以上の時間を有し、受信側との同期を取るための同期
信号が送信されるようになっている構成である。
【0083】それゆえ、受信側で無線通信チャネルが1
周する間に、少なくとも1回は受信側の無線通信チャネ
ルと送信側の無線通信チャネルとが一致し、受信側と送
信側とが接続されることになる。これにより、送信側が
自由に無線通信チャネルを選択して送信することのでき
る、いわゆる、マルチチャネルアクセス通信方式を実現
することができる。その結果、送信側の無線通信チャネ
ルを受信側の無線通信チャネルにわざわざ合わせる必要
もなく、従来のように無線通信チャネルを合わせるため
の多大な手間を削減することができるという効果を奏す
る。
【0084】また、上記構成によれば、従来のように1
パケットが分割されず、一括して無線データの送受信が
行われるので、無線データの送受信を迅速に行うことが
できるという効果を併せて奏する。
【0085】請求項2の発明に係る無線通信機器は、以
上のように、請求項1に記載の無線通信機器が、スペク
トラム拡散無線通信システムに適用可能である構成であ
る。
【0086】それゆえ、スペクトラム拡散無線通信シス
テムにおいても、請求項1の構成による効果と同様の効
果を奏する。
【0087】請求項3の発明に係る無線通信機器は、以
上のように、請求項1または2の構成に加えて、自局が
現在何チャネルで通信中であるかを表示する第1通信状
態表示部を備えている構成である。
【0088】それゆえ、請求項1または2の構成による
効果に加えて、無線通信チャネルがシステム稼働中に時
々刻々と切り換わっても、現在、自局が何チャネルで通
信中であるかを、ユーザがリアルタイムで認識すること
ができるという効果を奏する。
【0089】請求項4の発明に係る無線通信機器は、以
上のように、請求項1、2、または3の構成に加えて、
他局が現在何チャネルで通信中であるかを表示すると共
に、受信した無線データが自局宛であるかどうかを表示
する第2通信状態表示部を備えている構成である。
【0090】それゆえ、請求項1、2、または3の構成
による効果に加えて、無線通信チャネルがシステム稼働
中に時々刻々と切り換わっても、現在、他局が何チャネ
ルで通信中であるかをユーザがリアルタイムで認識する
ことができると共に、受信した無線データが自局宛であ
るかどうかをユーザがリアルタイムで認識することがで
きるという効果を奏する。
【0091】請求項5の発明に係る無線通信機器は、以
上のように、請求項1、2、3、または4の構成におい
て、上記制御手段は、使用しない無線通信チャネルがあ
らかじめ設定されたときに、使用しない無線通信チャネ
ルを飛ばして無線通信チャネルを切り換えるように制御
する構成である。
【0092】それゆえ、請求項1、2、3、または4の
構成による効果に加えて、無線通信チャネルの切換周期
が短くなり、その結果、送信側と受信側との間で無線通
信チャネルの一致する確率が高くなる。したがって、上
記構成によれば、無駄な時間を省いて通信効率を向上さ
せることができると共に、通信のスループットを向上さ
せることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信機器において、被呼局お
よび発呼局の無線通信タイムチャートである。
【図2】無線送信データの構成を示す説明図である。
【図3】無線通信システムの一構成例を示す説明図であ
る。
【図4】上記無線通信システムにおける無線通信シーケ
ンスを示す説明図である。
【図5】本発明に係る無線通信機器の一構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】スペクトラム拡散無線通信方式による無線通信
機器の一構成例を示すブロック図である。
【図7】第1通信状態表示部の一構成例を示す説明図で
ある。
【図8】第2通信状態表示部の一構成例を示す説明図で
ある。
【図9】各無線通信局の状態遷移を示す説明図である。
【図10】従来の無線通信システムの一構成例を示す説
明図である。
【図11】上記無線通信システムにおける無線通信シー
ケンスを示す説明図である。
【図12】上記無線通信システムにおける、被呼局およ
び発呼局の無線通信タイムチャートである。
【図13】無線送信データの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 制御部(制御手段) 4 制御部(制御手段) 10 第1通信状態表示部 20 第2通信状態表示部 T 無線通信チャネル切換周期

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の無線通信チャネルを有し、受信側と
    送信側とで無線通信チャネルが一致したときに無線デー
    タの受信ならびに送信を行う無線通信機器であって、 無線データ受信中のときには受信完了まで無線通信チャ
    ネルを切り換えないように制御すると共に、無線データ
    送信中のときには送信完了まで無線通信チャネルを切り
    換えないように制御し、無線データ受信中および無線デ
    ータ送信中以外のときには複数の無線通信チャネルを周
    期的に切り換えるように制御する制御手段を備え、 無線データを送信する場合には、上記無線データを送信
    する前に、受信側の無線通信チャネル切換周期以上の時
    間を有し、受信側との同期を取るための同期信号が送信
    されるようになっていることを特徴とする無線通信機
    器。
  2. 【請求項2】スペクトラム拡散無線通信システムに適用
    可能な請求項1に記載の無線通信機器。
  3. 【請求項3】自局が現在何チャネルで通信中であるかを
    表示する第1通信状態表示部を備えていることを特徴と
    する請求項1または2に記載の無線通信機器。
  4. 【請求項4】他局が現在何チャネルで通信中であるかを
    表示すると共に、受信した無線データが自局宛であるか
    どうかを表示する第2通信状態表示部を備えていること
    を特徴とする請求項1、2、または3に記載の無線通信
    機器。
  5. 【請求項5】上記制御手段は、使用しない無線通信チャ
    ネルがあらかじめ設定されたときに、使用しない無線通
    信チャネルを飛ばして無線通信チャネルを切り換えるよ
    うに制御することを特徴とする請求項1、2、3、また
    は4に記載の無線通信機器。
JP8141972A 1996-06-04 1996-06-04 無線通信機器 Pending JPH09326801A (ja)

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