JPH0932609A - エンジンの燃料噴射制御方法 - Google Patents

エンジンの燃料噴射制御方法

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JPH0932609A
JPH0932609A JP7183052A JP18305295A JPH0932609A JP H0932609 A JPH0932609 A JP H0932609A JP 7183052 A JP7183052 A JP 7183052A JP 18305295 A JP18305295 A JP 18305295A JP H0932609 A JPH0932609 A JP H0932609A
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JP
Japan
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fuel
catalyst
coefficient
increase
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP7183052A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Nakamura
淳一郎 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0932609A publication Critical patent/JPH0932609A/ja
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】触媒の劣化度合いに拘らず燃料リカバー時の排
気エミッションを改善する。 【解決手段】燃料カット状態から燃料リカバーに移行し
た時、触媒の上、下流に設けた酸素センサの出力電圧の
空燃比リーン,リッチの反転回数の比Φに基づき反転回
数比に対し補正係数kを設定し、アイドル後増量係数の
初期値KAIINIを補正してアイドル後増量係数KAIを
設定し、同増量係数を燃料噴射量Tiの演算に用い、そ
の後同増量係数を演算周期毎にΔKAIづつ減算して0に
なる迄漸減する。反転回数比は触媒の劣化度合いを示し
劣化が進むに従い反転回数比が大きくなる。これに伴
い、補正係数kが小さい値に設定することで、燃料リカ
バー時、触媒の酸素ストレージ効果の低下に応じてアイ
ドル後増量係数が小さい値に修正され、燃料増量が抑制
されて空燃比のオーバリッチが防止され、NOxの排出
量の低減と共にCOやHCの排出量も低減し、排気エミ
ッションが改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料リカバー時の
燃料増量を触媒の劣化度合いに応じて補正するエンジン
の燃料噴射制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、減速走行では、燃料カットする
ことで燃費向上、排気エミッションの低減が図られる。
燃料カット時の触媒は多量の空気が通過するため過酸素
状態となり、このような状態から燃料リカバーされると
触媒が過酸素状態であるために、理論空燃比により燃焼
した排気ガスを触媒へ送り込んでも、NOx成分が十分
に浄化されずに排出されてしまうことになる。そのた
め、従来から、燃料リカバー直後の燃料噴射量を一時的
に増量し、空燃比リッチの排気ガスを触媒へ送ること
で、NOxの排出量を低減するようにしている。例え
ば、特開昭63−189633号公報では、燃料リカバ
ー直前のエンジン負荷及び燃料カット時間に基づいて吸
気管内の燃料付着量を算出し、この燃料付着量に基づい
て、燃料リカバー直後の燃料増量を算出している。又、
特開平5−272378号公報では、スロットル弁が全
閉状態から開弁されたとき、冷却水温に基づいてアイド
ル後増量係数を設定し、このアイドル後増量係数で上記
燃料噴射量を増量補正し、その後、段階的に0になるま
でアイドル後増量係数を漸減させることで、燃料リカバ
ー時のエンジンの立ち上がりが良好になるように制御し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、触媒の有す
る酸素ストレージ効果は、触媒の劣化度合いに大きく左
右され、触媒が劣化していなければ高い酸素ストレージ
効果が得られるため、燃料リカバー直後のNOxの排出
量を低減するためには燃料増量を大きく設定する必要が
あるが、触媒が劣化してくると酸素ストレージ効果が次
第に低下してくるので、劣化前の燃料増量をそのまま適
用すると、空燃比がオーバリッチとなり、NOxの排出
量は低減されるが、逆にCOやHCの排出量が増加して
しまうことになる。
【0004】しかし、従来の燃料リカバー直後の増量補
正は、上述したように、吸気管内の付着燃料、或いは冷
却水温など燃焼時の空燃比のみを考慮し、実際の触媒の
過酸素状態とは無関係に設定されるため、触媒が劣化し
た場合については十分に対応することができない。
【0005】触媒劣化を診断する方法として、本出願人
は、先に提出した特開平5−280402号公報におい
て、触媒の上流に配設した前酸素(FO2)センサの出
力電圧VFO2の空燃比リーン/リッチの反転周期と、
触媒の下流に配設した後酸素(RO2)センサの出力電
圧VRO2の空燃比リーン/リッチの反転周期とを計測
し、その比率に基づいて触媒の劣化診断を行う方法を提
案した。すなわち、触媒が劣化前の状態であれば、酸素
ストレージ効果が良好であるため、図11(a)に示す
ように、RO2センサの出力電圧VRO2の空燃比リーン
/リッチ判定用スライスレベルSL1を横切る周期(以
下「反転周期」)が、FO2センサの出力電圧VFO2の
反転周期に比し長く、しかも上下の振幅も少ない。そし
て、触媒が劣化すると、酸素ストレージ効果が低下する
ため、同図(b)に示すように、RO2センサの出力電
圧VRO2は、触媒を通過する際の一次遅れによる時定
数でFO2センサの出力電圧VFO2に次第に近似する反
転周期、及び振幅となり、この反転周期の比率が所定値
以上のとき触媒劣化と判断する。
【0006】しかし、この方法では触媒が劣化している
か否かを単に診断しているに過ぎず、漸次的に進行する
触媒の劣化度合いに対応して燃料リカバー時の燃料増量
を可変設定することはできない。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、燃料リカバー時の燃料増量を触媒の劣化度合いに応
じて適正に設定し、排気エミッションの改善を図ること
のできるエンジンの燃料噴射制御方法を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によるエンジンの燃料噴射制御方法は、触媒の上
流と下流に配設した各酸素センサの出力電圧をそれぞれ
検出し、この各出力電圧の設定時間内における空燃比リ
ーン/リッチ判定用スライスレベルを横切る反転回数を
それぞれ計測し、上記反転回数の比に基づき該反転回数
比に対し減少関数的な値を有する補正係数を設定し、こ
の補正係数で、燃料リカバー時における上記触媒の過酸
素状態に対応する空燃比を設定するための増量係数を補
正することを特徴とする。
【0009】すなわち、触媒の上流と下流に配設した各
酸素センサの出力電流が空燃比リーン/リッチ判定用ス
ライスレベルを横切る反転回数をそれぞれ計測し、この
各反転回数の比を求め、燃料カット状態から燃料リカバ
ーへ移行したとき、上記反転回数比に基づき該反転回数
比に対し減少関数的な値を有する補正係数を設定し、燃
料リカバー時の上記触媒の過酸素状態を補償する増量係
数を上記補正係数で補正して、上記触媒の劣化度合いに
対応した燃料増量補正を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図10の図面に基づ
いて本発明による実施の一形態を説明する。図9に本発
明による燃料噴射制御を採用するエンジンの全体概略図
を示す。同図に示すエンジン1は水平対向多気筒エンジ
ンであり、シリンダブロック1aの左右両バンクにシリ
ンダヘッド2が設けられ、このシリンダヘッド2の気筒
毎に設けた吸気ポート2aと排気ポート2bとに、吸気
マニホルド3と排気マニホルド4とが各々連通されてい
る。この排気マニホルド4の下流側集合部に排気管6が
連通され、その下流端にマフラ7が取付けられ、この排
気管6の上流側に触媒コンバータ8が介装されている。
【0011】又、上記吸気マニホルド3の上流側集合部
に、エアチャンバ11が連通され、このエアチャンバ1
1に吸気管5が連通されている。更に、この吸気管5の
上記エアチャンバ11の上流側にスロットル弁10が介
装され、又、上流の空気取入れ口側にエアクリーナ9が
取付けられている。
【0012】上記吸気管5には、上記スロットル弁10
をバイパスして、このスロットル弁10の上流側と下流
側とを連通するバイパス通路12が接続されており、こ
のバイパス通路12にISC(アイドル回転数制御)弁
13が介装されている。さらに、上記吸気マニホルド3
の下流端に、インジェクタ14が各気筒に対応して配設
されている。又、上記シリンダヘッド2に、その先端を
燃焼室に露呈する点火プラグ15aが各気筒毎に取付け
られ、この点火プラグ15aに連設する点火コイル15
bがイグナイタ16に接続されている。
【0013】次に、センサ類の配置について説明する。
上記エンジン1のクランクシャフト1bにクランクロー
タ21が連設され、このクランクロータ21の外周に、
所定クランク角に対応する突起(或いはスリット)を検
出する電磁ピックアップ等からなるクランク角センサ2
2が対設されている。さらに、上記シリンダヘッド2の
カムシャフト1cに連設するカムロータ23に、このカ
ムロータ23の外周に形成された気筒判別用突起(或は
スリット)を検出する同じく電磁ピックアップ等からな
る気筒判別用のカム角センサ24が対設されている。
【0014】又、上記シリンダブロック1aにノックセ
ンサ25が固設され、このシリンダブロック1aの左右
バンクを連通する冷却水通路1dには冷却水温センサ2
6が配設されている。さらに、上記吸気管5の上記エア
クリーナ9の直下流に吸入空気量センサ27が配設さ
れ、又、上記スロットル弁10に、スロットル開度に応
じた電圧値を出力するスロットル開度センサ28aとス
ロットル弁全閉でONするアイドル接点を有するアイド
ルスイッチ28bとが組込まれたスロットルセンサ28
が連設されている。
【0015】さらに、上記触媒コンバータ8の上流と下
流にそれぞれ酸素センサとしてのFO2センサ29aと
RO2センサ29bとが配設されている。
【0016】上記インジェクタ14、上記点火プラグ1
5、ISC弁13に対する燃料噴射制御、点火時期制
御、アイドル回転数制御等は、図10に示す電子制御装
置31により実行される。
【0017】この電子制御装置31は、CPU32、R
OM33、RAM34、バックアップRAM35、及び
I/Oインターフェース36がバスライン37を介して
互いに接続されるマイクロコンピュータを中心として構
成されており、その他、安定化電圧を各部に供給する定
電圧回路38、上記I/Oインターフェース36の出力
ポートからの信号によりアクチュエータ類を駆動する駆
動回路39等の周辺回路が組み込まれている。
【0018】上記定電圧回路38は、ECUリレー40
のリレー接点を介してバッテリ41に接続されており、
ECUリレー40のリレーコイルがイグニッションスイ
ッチ42を介して上記バッテリ41に接続されている。
又、上記定電圧回路38は、上記イグニッションスイッ
チ42がONされ、上記ECUリレー40の接点が閉と
なったとき、上記バッテリ41の電圧を安定化して電子
制御装置31の各部に供給する。さらに、上記バックア
ップRAM35には、バッテリ41が上記定電圧回路3
8を介して直接接続されており、上記イグニッションス
イッチ42のON/OFFに拘らず常時バックアップ用
電源が供給される。
【0019】又、上記I/Oインターフェース36の入
力ポートには、バッテリ41が接続されて、バッテリ電
圧がモニタされると共に、車速センサ30、吸入空気量
センサ27、スロットル開度センサ28a、アイドルス
イッチ28b、ノックセンサ25、冷却水温センサ2
6、FO2センサ29a、RO2センサ29b、クランク
角センサ22、カム角センサ24が接続されていると共
に、始動状態を検出するためにスタータスイッチ44が
接続されている。
【0020】一方、上記I/Oインターフェース36の
出力ポートには、イグナイタ16が接続され、さらに、
上記駆動回路39を介して、ISC弁13及びインジェ
クタ14の各コイルが接続されていると共に、CHECK EN
GINEランプ43が接続されている。このCHECK ENGINEラ
ンプ43はインストルメントパネルに配設されており、
上記電子制御装置31に関わるエンジン制御システムに
異常が発生した場合、点灯して運転者にエンジン制御シ
ステムの異常を報知する。尚、異常発生時のトラブルデ
ータはバックアップRAM35に格納され、このトラブ
ルデータは、上記電子制御装置31に対し故障診断用シ
リアルモニタ(携帯型故障診断装置)45をコネクタ4
6を介して接続することで外部に読出すことができる。
上記故障診断用シリアルモニタ45については、本願人
による特公平7一9388号公報に詳述されている。
【0021】上記ROM33には、エンジン制御プログ
ラムや各種の故障診断プログラム、マップ類等の固定デ
ータが記憶されており、また、上記RAM34には、上
記各センサ類、スイッチ類の出力信号を処理した後のデ
ータ、及び上記CPU32で演算処理したデータがスト
アされる。また、上記バックアップRAM35には、各
種学習マップ、制御用データ、自己診断機能により検出
した故障部位に対応する上記トラブルデータ等がストア
され、上記イグニッションスイッチ42がOFFのとき
にもデータが保持されるようになっている。
【0022】上記CPU32では上記ROM33に記憶
されている制御プログラムに従って、燃料噴射量、点火
時期、ISC弁13の駆動信号のデュ−ティ比等の各種
制御量を演算し、この制御量に相応する駆動信号を、イ
ンジェクタ14、イグナイタ16、ISC弁13等の各
種アクチュエータ類に出力し、燃料噴射制御、点火時期
制御、ISC制御等の各種エンジン制御を実行すると共
に、自己診断を実行する。
【0023】イグニッションスイッチ42がONされて
電子制御装置31の電源がONされると、システムがイ
ニシャライズされ、RAM34の各フラグ、各カウント
値等のデータ(但し、バックアップRAM35のデータ
を除く)がクリアされる。そして図1〜図7に示す各ル
ーチンが設定周期毎に実行される。
【0024】この場合、触媒の劣化度合いを検出するた
め、図6〜図7のフローチャートで示す触媒劣化診断ル
ーチンによつて、触媒コンパータ8の上流と下流とにそ
れぞれ配設したFO2センサ29a、RO2センサ29b
の各出力電圧の設定時間内におけるスライスレべルを横
切った反転回数から反転回数比Φを算出し、この反転回
数比Φが、図1〜図3に示すアイドル後増量係数設定サ
ブルーチンで参照され、反転回数比Φに対し減少関数的
な値を有する補正係数kによつて増量係数としてのアイ
ドル後増量係数KAIを補正し、図4〜図5に示す燃料噴
射量設定ルーチンで上記アイドル後増量係数KAIにより
燃料リカバー時の燃料噴射量が補正されて、触媒の劣化
度合いに対応した燃料増量補正が行われる。以下、この
燃料噴射量設定ルーチン及びアイドル後増量係数設定サ
ブルーチンの説明に先立ち、図6〜図7の触媒劣化診断
ルーチンについて説明する。
【0025】図6〜図7の触媒劣化診断ルーチンは、例
えば、50msec毎に実行され、まずステップS61
で、エンジンが定常運転状態にあるか否かを判断するた
めに、吸人空気量Q、エンジン回転数NE、スロットル
開度Thを読込み、ステップS62で、上記各データ
Q,NE,Thと前回の各データQold,NEold,Thol
dとを比較し、各データの変化率ρ[%]を、次式に基
づいてそれぞれ算出する。
【0026】 ρ←{(α−αold)/αold}×100[%] ここで、αは今回のデータ(Q,NE,Th)、αoldは
前回のデータ(Qold,NEold,Thold)である。
【0027】そして、ステップS63〜S65で触媒劣
化診断条件が成立したかを判断し、不成立時にはステッ
プS73にジャンプする。すなわち、ステップS63
で、上記各データの変化率ρが設定範囲±D[%]内に
あるかをそれぞれ判断し、±D[%]内のときには定常
運転状態にあると判断してステップ64へ進み、設定範
囲±D[%]から外れているときには、ステップS73
へジャンプし、各O2センサ29a,29bの出力電圧
VFO2,VRO2の反転回数FCOUNT,RCOUN
T、及び診断継続時間カウント値Tcatをそれぞれク
リアしてルーチンを抜ける。
【0028】また、定常運転状態であり上記ステップS
63からステップS64へ進むと、燃料リカバー後、設
定時間TR[sec]経過したかを判断する。この設定
時間TR[sec]は、触媒コンバータ8にストレージ
された酸素に起因する触媒劣化誤診断を防止するための
ものであり、燃料カット中に触媒コンバータ8にストレ
ージされた酸素が燃料リカバー後、無くなるまでに十分
な時間に設定される。従って、燃料リカバー後、未だ設
定時間TR[sec]に達していないときには正確な触
媒劣化診断ができず、ステップS73へジャンプし、上
述のように各反転回数COUNT,RCOUNT、及び
診断継続時間カウント値Tcatをクリアしてルーチン
を抜ける。
【0029】また、燃料リカバー後、設定時間TR[s
ec]を経過したときには、ステップS65へ進み、フ
ル増量係数KFULLのクリア後(スロットル全開増量補正
の解除後)、設定時間TF[sec]以上経過したかを
判断する。この設定時間TF[sec]は、スロットル
全開増量補正により触媒コンバータ8にストレージされ
たCOに起因する触媒劣化誤診断を防止するためのもの
で、スロットル全開増量補正による燃料増量によって触
媒コンバータ8にストレージされたCOが、スロットル
全開増量補正解除後に無くなるに十分な時間に設定され
る。従って、スロットル全開増量補正解除後、未だ設定
時間TF[sec]を経過していないときには正確な触
媒劣化診断ができず、同様にステップS73へジャンプ
し、上述のように各反転回数FCOUNT,RCOUN
T、及び診断継続時間カウント値Tcatをクリアして
ルーチンを抜ける。
【0030】スロットル全開増量補正解除後、設定時間
TF[sec]を経過したときには、上記ステップS6
5からステップS66へ進み、触媒コンバータ8の上流
に配設されたFO2センサ29aの出力電圧VFO2を読
込み、空燃比がリーン或いはリッチにあるのかを判断す
るための空燃比リーン/リッチ判定用スライスレベルS
L1(図11参照)と比較し、出力電圧VFO2がスラ
イスレベルSL1を横切り、リーンからリッチ側、或い
はリッチからリーン側に反転したかを判断し、反転のな
いときにはステップS68ヘジャンプし、反転したとき
にはステップS67、FO2センサ29aの出力電圧V
FO2の反転回数FCOUNTをカウントアップしてス
テップS68へ進む。
【0031】ステップS68では、触媒コンバータ8の
下流に配設されたRO2センサ29bの出力電圧RVO
2を読込み、同様にスライスレベルSL1と比較し、出
力電圧RVO2がスライスレベルを横切りリーンからリ
ッチ側、或いはリッチからリーン側に反転したかを判断
し、反転のないときにはステップS70ヘジャンプし、
反転したときにはステップS69で、RO2センサ29
bの出力電圧VRO2の反転回数RCOUNTをカウン
トアップしてステップS70へ進む。
【0032】ステップS70では、触媒劣化診断条件成
立時の継続時間をカウントするため、診断継続時間カウ
ント値Tcatをカウントアップし、ステップS71
で、診断断続時間カウント値Tcatと設定時間相当値
TcatOとを比較し、設定時間に達していないときに
は(Tcat<TcatO)、そのままルーチンを抜
け、診断継続時間が設定時間に達したとき(Tcat≧
TcatO)、ステップS72へ進み、上記各反転回数
FCOUNT,RCOUNTに基づき反転回数比Φを算
出し(Φ←RCOUNT/FCOUNT)、その値をR
AM34にストアする。
【0033】そして、ステップS73へ進み、上記各反
転回数FCOUNT,RCOUNT、及び診断継続時間
カウント値Tcatをそれぞれクリアして、次回の触媒
劣化診断に備えた後、ルーチンを抜ける。
【0034】図11(a)に示すように、触媒に劣化を
生じていないときには、触媒上流に配設されたFO2セ
ンサ29aの出力電圧VFO2の設定時間における反転
回数FCOUNTに対し、触媒下流に配設されたRO2
センサ29bの出力電圧VRO2の反転回数RCOUN
Tは少なく、同図(b)に示すように、触媒の劣化が進
むに従い反転回数FCOUNTに近似していく。
【0035】従って、上記反転回数比Φにより触媒の劣
化度合いを検出することができ、新品の触媒では上記反
転回数比Φが、0に近い値となり、触媒の劣化が進むに
従い1に近い値となる。この触媒の劣化度合いを示す反
転回数比Φに基づき後述するアイドル後増量係数設定サ
ブルーチンで、反転回数比Φに対し減少関数的な値を有
する補正係数kを設定し、該補正係数kにより増量係数
としてのアイドル後増量係数KAIを補正し、燃料噴射量
設定ルーチンで上記アイドル後増量係数KAIにより燃料
リカバー時の燃料噴射量を補正することで、触媒の劣化
度合いに対応した燃料増量補正を行う。
【0036】以上の触媒劣化診断ルーチンに対し、図4
〜図5の燃料噴射量設定ルーチンが、例えば10mse
c毎に実行される。
【0037】このルーチンでは、ステップS1で、クラ
ンク角センサ22の出力信号に基づくエンジン回転数N
Eと吸入空気量センサ27の出力信号に基づく吸入空気
量Qとから、基本燃料噴射量(基本燃料噴射パルス幅)
Tpを算出し(Tp←K×Q/NE ;K…インジェク
タ特性補正定数)、ステップS2で、スタータスイッチ
44の動作状態を判断する。
【0038】そして、スタータスイッチ44がONで始
動中のときには、ステップS3へ進み、始動増量係数K
STを設定値CKST(但し、CKST>1.0)で設定
し、OFFのときにはステップS4で、始動増量係数K
STを1.0(始動増量補正無し)に設定して、ステップ
S5へ進む。上記始動増量係数KSTは、エンジン始動性
を向上させるためのもので、スタータモータ作動中の始
動時にのみ燃料を増量補正するための係数である。
【0039】ステップS5では、上記基本燃料噴射パル
ス幅Tp及びエンジン回転数NEに基づき混合比割付係
数KMRを設定する。この混合比割付係数KMRは、ROM
33の一連のアドレスに格納されたテーブルを補間計算
付きで参照して設定され、テーブルには、基本燃料噴射
パルス幅Tpとエンジン回転数NEにより特定される各
エンジン運転領域において適正空燃比を得られるよう予
め実験等により求めた最適な係数がストアされている。
この混合比割付係数KMRにより、インジェクタ14、吸
入空気量センサ27の固有性に対してずれが生じた場合
でも、きめの細かい制御性を得ることができる。
【0040】次いでステップS6へ進み、スロットル開
度センサ28aの出力信号に基づくスロットル開度T
h、上記基本燃料噴射パルス幅Tp、及びエンジン回転
数NEに基づきフル増量係数KFULLを設定し、ステップ
S7へ進む。このフル増量係数KFULLは、スロットル開
度Thがスロットル全開を示すとき、或いは基本燃料噴
射パルス幅Tpが高負荷状態を示すとき、エンジン回転
数NEに基づきテーブルを補間計算付きで参照して設定
され、スロットル全開時、或いは高負荷時等の高出力要
求運転時に燃料増量補正することで、出力を向上するた
めのものである。尚、スロットル全開状態外及び高負荷
運転状態外のときには、上記フル増量係数KFULLは0に
設定され、スロットル全開増量補正は解除される。
【0041】ステップS7では、冷却水温Twに基づき
水温増量係数KTWを設定する。この水温増量係数KTW
は、エンジン冷態時の運転性を確保するためのものであ
り、ステップS7中に示すように、冷却水温Tw、すな
わち、エンジン温度が低いほど燃料増量率を増すように
設定される。
【0042】次いで、ステップS8に進み、始動後増量
係数KASを設定する。この始動後増量係数KASは、エン
ジン始動直後の燃料噴射量の急変を抑制しエンジン回転
数の安定化を確保するためのもので、ステップS8中に
示すように、スタータスイッチ44がONのときには、
冷却水温Tw等に基づく初期値に設定され、スタータス
イッチ44がONからOFFになるとルーチン実行毎に
設定値づつ0〔%〕になるまで漸次的に減少される。
【0043】そして、ステップS9へ進むと、後述する
アイドル後増量係数設定サブルーチンでアイドル後増量
係数KAIを設定し、ステップS10で、上記始動増量係
数KST、混合比割付係数KMR、フル増量係数KFULL、水
温増量係数KTW、始動後増量係数KAS、及びアイドル後
増量係数KAIに基づき各種増量係数COEFを算出する
(COEF←KST×(1+KMR+KFULL+KTW+KAS+
KAI))。
【0044】その後、ステップS11へ進み、FO2セ
ンサ29a,RO2センサ29bの出力値に基づいて設
定され、RAM34の所定アドレスにストアされている
空燃比フィードバック補正係数LAMBDAを読み出す
と共に、吸入空気量センサ27等の吸入空気量計測系や
インジェクタ14等の燃料供給系の生産時のばらつき、
或いは経時変化による空燃比のずれを学習した結果が記
憶されるバックアップRAM35の空燃比学習マップ
を、エンジン回転数NE及び基本燃料噴射パルス幅Tp
をパラメータとして参照し、検索した学習値KLRから補
間計算により空燃比学補正係数KBLRCを設定して、ステ
ップS12へ進む。
【0045】ステップS12では、上記ステップS1で
算出した基本燃料噴射量Tpに、上記ステップS10で
算出した各種増量係数COEF及び上記ステップS1l
で読み出した空燃比フィードバック補正係数LAMBD
Aを乗算して空燃比補正すると共に、上記ステップSl
1で設定した空燃比学習補正係数KBLRCを乗算して学習
補正し、さらに、バッテリ電圧に基づいて設定されイン
ジェクタ14の無効噴射時間を補間する電圧補正係数T
Sを加算して電圧補正し、最終的な燃料噴射量(燃料噴
射パルス幅)Tiを設定する(Ti←Tp×LAMBD
A×COEF×KLRC+TS)。そして、ステップS13
で、燃料噴射パルス幅Tiをセットしてルーチンを抜け
る。
【0046】その結果、燃料噴射パルス幅Tiの駆動パ
ルス信号が所定タイミングで該当気筒のインジェクタ1
4に出力されて燃料噴射パルス幅Tiに相応する量の燃
料が噴射される。
【0047】ここで、上記ステップS9において設定さ
れ、燃料リカバー時における触媒の過酸素状態に対応す
る空燃比を設定するためのアイドル後増量係数KAIは、
図1〜図3に示すアイドル後増量係数設定サブルーチン
により設定される。
【0048】このルーチンでは、まずステップS31
で、車速センサ30による車速Vsと設定値VSPO
(例えば、4Km/h)とを比較し、車輌が停車状態に
あるのか走行状態にあるのかを判断し、Vs<VSPO
の車輌停車状態のときには、ステップS32へ進み、V
s≧VSPOの車輌走行状態のときにはステップS41
へ進む。
【0049】まず、車輌停車状態時におけるアイドル後
増量係数KAIの設定について説明すると、ステップS3
2で、アイドルスイッチ28bの動作状態からスロット
ル弁全閉のアイドル状態かスロットル弁開の非アイドル
状態かを判断し、アイドルスイッチONのアイドル状態
のときには、ステップS33で、アイドル後増量係数K
AIを0としてアイドル後増量補正無しとし、ステップS
34で、初期値設定フラグKAIFLAGをクリアして
ルーチンを抜ける。
【0050】一方、上記ステップS32において、アイ
ドルスイッチOFFの非アイドル状態、すなわち、アイ
ドル後と判断されるときにはステップS35へ分岐し
て、初期値設定フラグKAIFLAGを参照し、KAI
FLAG=0のアイドル後初回のときにはステップS3
6へ進み、冷却水温Twをパラメータとしてテーブルを
参照して初期値KAIINIを設定し、ステップS37
で、アイドル後増量係数KAIを上記初期値KAIINIに
より初期値設定し、ステップS38で、初期値設定フラ
グKAIFLAGをセットしてルーチンを抜ける。
【0051】また、上記ステップS35で、KAIFL
AG=1で既にアイドル後増量係数KAIが初期値設定さ
れているときには、ステップS39で、アイドル後増量
係数KAIが0に達したかを判断し、KAI≦0のときには
ルーチンを抜け、KAI>0のときには、ステップS40
で、アイドル後増量係数KAIを設定値ΔKAI減算した値
で更新し、ルーチンを抜ける。
【0052】これにより、車輌停車状態時には、スロッ
トル全閉のアイドル状態から非アイドル状態に移行した
とき、アイドル後増量係数KAIは、先ず初期値KAIIN
Iにより初期設定され、その後、ルーチン実行毎に設定
値ΔKAIづつ0になるまで漸次的に減少される。
【0053】そして、上述の燃料噴射量設定ルーチンの
ステップS10においで各種増量係数COEFの演算式
に組み込まれて、車輌停車状態時には、従来と同様のア
イドル後増量補正が行われる。尚、車輌停車状態時には
触媒の劣化度合いに応じたアイドル後増量係数KAIに対
する補正は行わない。これは、車輌停車状態時における
燃料カットは過回転防止のための燃料カットが行われる
のみであり、車輌走行時のコースティング時のようにス
ロットル弁10を全閉としても燃料カットが行われず、
触媒の劣化度合いによる酸素ストレージ効果の相違の影
響を受けないためである。
【0054】一方、前記ステップS31において、Vs
≧VSPOの車輌走行状態時にはステップS41に進
み、アイドルスイッチ28bの動作状態からスロットル
弁全閉かスロットル弁開かを判断し、アイドルスイッチ
ONのスロットル弁全閉のときには、ステップS42へ
進んで、コースティングに伴う燃料カット中かを判断し
て、燃料カット中のときにはステップS43で、燃料リ
カバー時にスロットル弁全閉からスロットル弁開に移行
したときアイドル後増量係数KAIの初期値設定を指示す
るための指示フラグFCFLAGをセットし、ステップ
S44で、燃料カット継続時間をカウントする燃料カッ
ト継続時間カウント値TFCをカウントアップし、ステ
ップS45でアイドル後増量係数KAIを0として、ルー
チンを抜ける。
【0055】また、上記ステップS42において燃料カ
ット中でないと判断したときにはステップS46に分岐
して、燃料カット継続時間カウント値TFCと設定値
(設定時間相当値)TFCOとを比較する。この設定値
TFCOは、燃料カット中において触媒コンバータ8に
ストレージされた酸素量を判断するためのものであり、
燃料カット継続時間がごく短時間のときには触媒コンバ
ータにストレージされる酸素量が少なく、燃料リカバー
時にスロットル弁全閉からスロットル弁開に移行したと
きアイドル後増量係数による燃料増量補正の必要が無
く、これを判断するためのものである。
【0056】従って、上記ステップS46で、TFC<
TFCOのときには、スロットル弁全閉からスロットル
弁開に移行したときアイドル後増量係数KAIを初期値設
定する必要が無いことから指示フラグFCFLAGをク
リアし、また、現在スロットル弁全閉状態にあるため前
記ステップS45でアイドル後増量係数KAIを0(アイ
ドル後燃料増量補正無し)として、ルーチンを抜け、T
FC≧TFCOのときには、触媒コンバータ8に酸素が
十分にストレージされていると判断して上記指示フラグ
FCFLAGをクリアすることなくステップS46から
上記ステップS45へ戻りアイドル後増量係数KAIを0
としてルーチンを抜ける。
【0057】そして、車輌走行状態のとき、前記ステッ
プS41でアイドルスイッチOFFのスロットル弁開弁
状態と判断されると、ステップS48に分岐し、燃料カ
ット継続時間カウント値TFCをクリアして、ステップ
S49で指示フラグFCFLAGを参照する。
【0058】上記指示フラグFCFLAGがセットされ
ているときは、燃料リカバー時にスロットル弁全閉から
スロットル弁開弁状態に移行し、且つ、触媒コンバ一夕
8に十分酸素がストレージされていることを示し、この
ため、ステップS49からステップS50へ進み、前述
の触媒劣化診断ルーチンによってRAM34にストアさ
れた触媒の劣化度合いを示す反転回数比Φを読み出し
て、該反転回数比Φに基づきテーブルを参照して触媒の
劣化度合いに応じてアイドル後増量係数KAIを補正する
ための補正係数kを設定する。この補正係数kのテーブ
ルは、ROM33の一連のアドレスに格納され、上記反
転回数比Φをパラメータとし、図8に示すように、該反
転回数比Φに対して減少関数的な値を有する補正係数k
がストアされており、予め実験等により求め触媒の劣化
度合いに対応する反転回数比Φに応じた最適な係数がス
トアされている。
【0059】次いで、ステップS51に進み、冷却水温
Twをパラメータとしてテーブルを参照して初期値KA
IINIを設定し、ステップS52で、この初期値KAII
NIに上記ステップS50で設定した補正係数kを乗算し
た値でアイドル後増量係数KAIを初期値設定し(KAI←
k×KAIINI)、ステップS53で、指示フラグFC
FLAGをクリアしてルーチンを抜ける。
【0060】また、上記ステップS49で、FCFLA
G=0で既にアイドル後増量係数KAIが初期値設定され
ているときには、ステップS54へ分岐して、アイドル
後増量係数KAIが0に達したかを判断し、KAI≦0のと
きにはルーチンを抜け、KAI>0のときには、ステップ
S55で、アイドル後増量係数KAIを設定値ΔKAIで減
算した値で更新し、ルーチンを抜ける。
【0061】これにより、燃料リカバー時、前述の燃料
噴射量設定ルーチンで設定される燃料噴射パルス幅Ti
が、アイドル後増量係数KAIによって、触媒の劣化度合
いに応じて増量補正され、触媒の新品時には、前記反転
回数比Φによって設定される補正係数kが相対的に大き
な値に設定されることで、新品の触媒の高い酸素ストレ
ージ効果に対応してアイドル後増量係数KAIが大きな値
に設定され、燃料リカバー時の燃料増量が増加されて、
空燃比リッチの排気ガスにより燃料リカバー時のNOx
の排出量を低減することが可能になる。
【0062】また、触媒の劣化が進むに従い、触媒の劣
化度合いに応じて上記反転回数比Φが大きくなり、これ
に伴い、上記補正係数kが小さい値に設定されること
で、酸素ストレージ効果の低下に応じてアイドル後増量
係数KAIが小さい値に修正され、燃料リカバー時の燃料
増量が抑制されて空燃比のオーバリッチが防止され、N
Oxの排出量の低減と共にCOやHCの排出量も低減さ
れるのである。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、触
媒の上流と下流に配設した各酸素センサの出力電圧が空
燃比リーン/リッチ判定用スライスレベルを横切る反転
回数をそれぞれ計測し、この各反転回数の比を求め、燃
料カット状態から燃料リカバーに移行したとき、上記反
転回数比に基づき該反転回数比に対し減少関数的な値を
有する補正係数を設定し、燃料リカバー時の上記触媒の
過酸素状態を補償する増量係数を上記補正係数で補正し
て、燃料増量補正を行うので、触媒の新品時には、触媒
の劣化度合いを示す上記反転回数比が小さい値となり、
燃料リカバー時、この反転回数比によって設定される補
正係数が相対的に大きな値に設定され、この補正係数に
より増量係数が補正されて、新品の触媒の高い酸素スト
レージ効果に対応して該増量係数が大きな値に設定さ
れ、燃料リカバー時の燃料増量が増加されて、空燃比リ
ッチの排気ガスにより燃料リカバー時のNOxの排出量
を低減することができる。
【0064】また、触媒の劣化が進むに従い、触媒の劣
化度合いに応じて上記反転回数比が大きくなり、これに
伴い、上記補正係数が小さい値に設定されることで、燃
料リカバー時、触媒の酸素ストレージ効果の低下に応じ
て上記増量係数が小さい値に修正され、燃料リカバー時
の燃料増量が抑制されて空燃比のオーバリッチが防止さ
れ、NOxの排出量の低減と共にCOやHCの排出量も
低減し、排気エミッションを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アイドル後増量係数設定サブルーチンを示すフ
ローチャート
【図2】アイドル後増量係数設定サブルーチンを示すフ
ローチャート(続き)
【図3】アイドル後増量係数設定サブルーチンを示すフ
ローチャート(続き)
【図4】燃料噴射量設定ルーチンを示すフローチャート
【図5】燃料噴射量設定ルーチンを示すフローチャート
(続き)
【図6】触媒劣化診断ルーチンを示すフローチャート
【図7】触媒劣化診断ルーチンを示すフローチャート
(続き)
【図8】反転回数比に対する補正係数の説明図
【図9】エンジンの全体概略図
【図10】エンジン電子制御系の回路構成図
【図11】触媒の上、下流にそれぞれ配設した酸素セン
サの各出力電圧の反転状態を示すタイムチャート
【符号の説明】
1 エンジン 8 触媒コンバータ(触媒) 29a,29b 酸素センサ 31 電子制御装置 VFO2,VRO2 出力電圧 TcatO 設定時間相当値(設定時間) SL1 空燃比リーン/リッチ判定用スライスレベル FCOUNT,RCOUNT 反転回数 Φ 反転回数比 k 補正係数 KAI アイドル後増量係数(増量係数)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒の上流と下流に配設した各酸素センサ
    の出力電圧をそれぞれ検出し、 この各出力電圧の設定時間内における空燃比リーン/リ
    ッチ判定用スライスレベルを横切る反転回数をそれぞれ
    計測し、 上記反転回数の比に基づき該反転回数比に対し減少関数
    的な値を有する補正係数を設定し、 この補正係数で、燃料リカバー時における上記触媒の過
    酸素状態に対応する空燃比を設定するための増量係数を
    補正することを特徴とするエンジンの燃料噴射制御方
    法。
JP7183052A 1995-07-19 1995-07-19 エンジンの燃料噴射制御方法 Pending JPH0932609A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001090580A (ja) * 1999-09-23 2001-04-03 Robert Bosch Gmbh 燃料調量装置の制御方法および制御装置
US7712303B2 (en) 2005-04-22 2010-05-11 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Degradation estimating apparatus for unburned component adsorption catalyst

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001090580A (ja) * 1999-09-23 2001-04-03 Robert Bosch Gmbh 燃料調量装置の制御方法および制御装置
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