JPH09325807A - 切削加工方法及び装置 - Google Patents

切削加工方法及び装置

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JPH09325807A
JPH09325807A JP8287150A JP28715096A JPH09325807A JP H09325807 A JPH09325807 A JP H09325807A JP 8287150 A JP8287150 A JP 8287150A JP 28715096 A JP28715096 A JP 28715096A JP H09325807 A JPH09325807 A JP H09325807A
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JP
Japan
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end mill
cutting
locus
line
trajectory
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JP8287150A
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English (en)
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Shingo Yamaguchi
慎吾 山口
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Milling Processes (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エンドミルの負荷を略一定にすることによりエ
ンドミルの寿命を長くさせ、結果として作業効率を向上
させる。 【解決手段】エンドミルの軸方向Zに垂直な面Z=Z1
と設計面との交線を求め、交線から外側への複数の等ピ
ッチオフセット曲線を素材内側の軌跡として求め、この
軌跡を外側から内側へ順に選択し、軌跡に沿ってエンド
ミルを移動させる。素材外側では、軌跡上をエンドミル
移動方向へ沿ったときに、素材境界線をその外側から内
側へ及び内側から外側へ横切る交点をそれぞれ切削開始
点及び切削終了点とし、切削開始点で接線を求め、この
接線と、素材境界線の外側へ等間隔の素材境界オフセッ
ト線との交点をエンドミル接近開始点とし、この点と切
削開始点とを結ぶ線分を入軌跡とし、切削終了点とエン
ドミル接近開始点とを結ぶ線分を出軌跡とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドミルを用い
た切削加工方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、X−Yステージ10上に搭載さ
れた目的物11Aを示す。図示のようにX−Y−Z直交
座標系をとる。Zが一定の平面12と目的物11Aとの
交線13の部分は、エンドミルを回転させながら図10
に示す軌跡に沿って移動させて、矩形ブロックの素材1
4を外側から内側へ順に切削することにより得られる。
11は、目的物11Aを形成するための設計面である。
軌跡151は、素材14の境界線に一致しており、これ
に沿ってエンドミル16で切削している状態を図11
(A)に示す。軌跡151を1周回ると、その内側の軌
跡に移り、同様な処理が行われ、これが繰り返される。
内側の軌跡152では、交線13に沿って切削するため
に、途中で折り返す。このため、折り返し後には、エン
ドミル16は図11(B)に示す状態になり、エンドミ
ル16の負荷が図11(A)の場合よりも増大する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエンドミル軌跡
は、無駄がなく見かけ上効率的であるが、エンドミル1
6の負荷が折り返し軌跡により急増するので、エンドミ
ル16が破損し易くなり、短寿命になる。このため、例
えば夜中に無人加工した場合にエンドミル16が破損す
ると、作業が中止され、その結果、作業効率が悪くな
る。
【0004】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、エンドミルの負荷を略一定にすることによりエンド
ミルの寿命を長くさせ、結果として作業効率を向上させ
ることができる切削加工方法及び装置を提供するとにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】第1発
明では、目的物の設計面と素材の形状とエンドミルの形
状とから該エンドミルの軌跡を求め、該エンドミルを回
転させながら該軌跡に沿って、該素材に対し相対的に該
エンドミルを移動させることにより該素材を切削し、切
削された該素材の表面を該設計面に近づける切削加工方
法において、処理装置により、該エンドミルの軸方向Z
に垂直な面Z=Z1と該設計面との交線を求め、該交線
から外側への複数の略等ピッチオフセット曲線を該軌跡
として求め、該複数の軌跡を外側から内側へ順に選択
し、該素材の内側にある該軌跡に沿って該エンドミルを
移動させる。
【0006】この第1発明によれば、軌跡の折り返しが
なく、素材内でのエンドミルの負荷が略一定になり、従
来のように切削途中で負荷が急増することがないので、
その寿命が伸び、結果として切削効率を向上させること
ができるという効果を奏する。第1発明の第1態様で
は、上記方向Zに垂直な面と上記素材の側面との交線を
素材境界線として求め、上記軌跡と該素材境界線との交
点を求め、該交点を有する該軌跡について軌跡上をエン
ドミル移動方向へ沿ったときに、該素材境界線をその外
側から内側へ横切る該交点及び内側から外側へ横切る該
交点をそれぞれ切削開始点及び切削終了点とし、該軌跡
に対する該切削開始点で接線を求め、該接線の、所定点
であるエンドミル接近開始点から該切削開始点までの部
分を、エンドミルの入軌跡とし、該エンドミルを該入軌
跡に沿って該切削開始点へ向かわせる。
【0007】この第1態様によれば、エンドミルは切削
開始点での接線を通って素材に入るので、エンドミルの
負荷の増大を避けることができ、かつ、切削開始点付近
でのエンドミルの移動制御が容易になるという効果を奏
する。第1発明の第2態様では、上記素材境界線の外側
へ所定間隔の線を素材境界オフセット線として求め、該
素材境界オフセット線と上記接線との交点を上記エンド
ミル接近開始点として求める。
【0008】この第2態様によれば、素材境界オフセッ
ト線と接線との交点をエンドミル接近開始点としている
ので、入軌跡を容易に求めることができるという効果を
奏する。第1発明の第3態様では、上記切削終了点と上
記エンドミル接近開始点との間の線分を該エンドミルの
出軌跡とし、該エンドミルを該出軌跡に沿って該切削終
了点から該エンドミル接近開始点へ向かわせる。
【0009】この第3態様によれば、出軌跡を容易に求
めることができ、また、素材外側での軌跡が出軌跡と入
軌跡の2直線と単純になるので、移動制御が容易にな
り、かつ、素材外側での移動距離が一般に短くなるとい
う効果を奏する。第1発明の第4態様では、上記出軌跡
に上記エンドミルの幅をもたせた領域を求め、該領域が
上記素材と干渉するかどうかを判定し、干渉すると判定
した場合には該出軌跡を、上記切削終了点と上記エンド
ミル接近開始点とを上記方向Zへ該素材の略上面位置迄
延ばし且つ延ばした両端点を直線で結んだものに変更す
る。
【0010】この第4態様によれば、エンドミルが素材
と干渉しない素材外側の軌跡を容易に求めることがで
き、かつ、素材外側での移動距離が、素材側面に沿って
移動する場合よりも一般に短くなるという効果を奏す
る。第1発明の第5態様では、上記出軌跡、入軌跡及び
上記素材の内側にある上記軌跡に属性データとして、走
査順、上記エンドミルの回転速度及び移動速度を付加す
る。
【0011】第2発明では、目的物の設計面と素材の形
状とエンドミルの形状とから該エンドミルの軌跡を求
め、該エンドミルを回転させながら該軌跡に沿って、該
素材に対し相対的に該エンドミルを移動させることによ
り該素材を切削し、切削された該素材の表面を該設計面
に近づける切削加工装置において、処理装置を有し、該
処理装置により、該エンドミルの軸方向Zに垂直な面Z
=Z1と該設計面との交線を求め、該交線から外側への
複数の略等ピッチオフセット曲線を該軌跡として求め、
該複数の軌跡を外側から内側へ順に選択し、該素材の内
側にある該軌跡に沿って該エンドミルを移動させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図5は、ミーリングCAM装置の
概略構成を示す。X−Yステージ10、素材14及びエ
ンドミル16は、上述の図9及び図10に示すものと同
一であり、素材14をエンドミル16で切削して図9の
目的物11Aを形成する場合を説明する。
【0013】エンドミル16は、スピンドルヘッド17
を介してスピンドル18に取り付けられ、回転・Z軸駆
動装置19により、回転駆動され且つエンドミル16の
軸方向(Z方向)へ駆動される。X−Yステージ10及
び回転・Z軸駆動装置19は、フライス盤の制御対象で
あり、コンピュータ20により制御される。記憶装置2
1には、図9の目的物11Aを形成するための設計デー
タ、エンドミル16の種類やサイズについてのデータ、
素材14のサイズ及び材質についてのデータが格納され
ている。コンピュータ20は、これらのデータに基づい
て、エンドミル16の軌跡のデータを後述のようにして
作成する。エンドミル16の選択、仕上げの程度(荒加
工、中仕上げ、仕上げ)及び切削指令等は、入力装置2
2及び表示装置23を用いて対話的に行われる。コンピ
ュータ20は、入力装置22からの切削スタート信号に
応答して、記憶装置21に格納された軌跡データに基づ
き、エンドミル16を回転させ、X−Yステージ10を
X−Y面内で移動させ、エンドミル16をZ方向へ移動
させて切削することにより、目的物11Aを形成する。
【0014】次に、コンピュータ20によるエンドミル
軌跡作成の方法を図1〜4のフローチャートに基づいて
説明する。以下、括弧内の数値は図1〜4中のステップ
識別番号である。 (30)矩形ブロックである素材14の縦、横及び高さ
の寸法A,B及びC並びにZ軸の刻みΔZを入力装置2
2から入力し、エンドミル16の種類及び寸法を、表示
装置23に表示されたものの中から選択する。刻みΔZ
は、エンドミル16による1回の切削深さである。これ
らの入力データは、記憶装置21に格納される。
【0015】(31)エンドミル16の中心下端のZ方
向位置Z1に、初期値C−ΔZを代入する。 (32)設計面11と平面Z=Z1との交線13(図
6)を求める。 (33)図6に示す如く、交線13から外側への等ピッ
チ曲線251〜259及び25Aを、エンドミル16の
軌跡として求める。これら軌跡のうち、素材14の外部
に存在するものは無効であり、後の処理で削除される。
【0016】(34)求めた軌跡を記憶装置21に格納
する。 (35)Z1の値をΔZ小さくする。 (36)Z1<0であれば上記ステップ32へ戻って処
理を繰り返し、Z1≧0となれば処理を終了する。 図6において、素材14の外側は非切削領域であり、こ
の領域でエンドミル16を迅速に移動させる必要があ
る。素材14の外側の軌跡を、素材14の内側から外側
への出軌跡と、素材14の外側から内側への入軌跡とに
分けて作成する。
【0017】次に、この入軌跡を、図2に基づいて説明
する。 (40)図1の処理で記憶装置21に格納された軌跡及
び素材サイズを読み出す。 (41)素材14はX−Yステージ10上の所定位置に
搭載されており、この位置と素材サイズとから素材14
の横断面の境界線を求め、次に、この境界線から外側へ
所定距離、例えば(エンドミル16の直径)+(3〜
5)mm程度離れた素材境界オフセット線24を求め
る。
【0018】(42)Z1に初期値C−ΔZを代入す
る。 (43)軌跡251〜259及び25Aと素材14の上
記境界線との交点を求める。交点が存在する軌跡の外側
の、交点が存在しない軌跡258、259及び25Aは
不要であり、削除する。 (44)この交点を、入軌跡の終端である切削開始点C
Sと出軌跡の始端である切削終了点CEとに分類する。
すなわち、図6において、軌跡255〜257の各々に
ついて、矢印で示す方向に沿って移動し、素材14の外
側から内側へ及び内側から外側へ横切る点をそれぞれ切
削開始点CS及び切削終了点CEとする。図6では9組
の切削開始点CS1〜CS9及び切削終了点CE1〜C
E9のみに符号を付している。
【0019】(45)軌跡に対する切削開始点CSでの
接線を求める。図7の直線261〜264を延長させた
ものはそれぞれ切削開始点CS1〜CS4での接線であ
る。接線のうち、切削開始点CSから素材内側への部分
は以下において無視される。 (46)この接線と素材境界オフセット線24との交点
INを、エンドミル接近開始点として求める。図7にお
いて、エンドミル接近開始点IN1〜IN4はそれぞれ
直線261〜264と素材境界オフセット線24との交
点である。図7では、エンドミル接近開始点IN1は、
Z=Z1での全体の軌跡の開始点となっている。
【0020】(47)線分IN−CSを入軌跡とする。
図7の261〜264は入軌跡である。このようにすれ
ば、エンドミル16は切削開始点CSでの接線を通って
素材14に入るので、エンドミル16の負荷の増大を避
けることができ、かつ、切削開始点CS付近でのエンド
ミル16の移動制御が容易になる。また、素材境界オフ
セット線24と接線との交点INをエンドミル接近開始
点としているので、入軌跡IN−CSを容易に求めるこ
とができる。
【0021】(48)上記分類された交点及び入軌跡を
記憶装置21に格納する。 (49)Z1の値をΔZ小さくする。 (4A)Z>0であれば上記ステップ43へ戻って処理
を繰り返し、Z1≧0となれば処理を終了する。なお、
素材14は直方体に限定されないが、直方体の場合に
は、各平面Z=Z1について交点及び入軌跡は同一であ
るので、平面Z=C−ΔZで求めた結果を、他の平面Z
=Z1で用いてもよい。
【0022】次に、図3に基づいて、素材14から外へ
の出軌跡の求め方を説明する。 (50)軌跡及び交点を記憶装置21から読み出す。 (51)Z1に初期値C−ΔZを代入する。 (52)線分CE−INを出軌跡とする。図7の271
〜273は出軌跡である。出軌跡は、素材内側の軌跡が
外側から内側へ順に連続するように、入軌跡と接続され
る。
【0023】(53)以下のステップ54及び55での
干渉チェックが全ての線分CE−INについて終了して
いなければステップ54へ進み、そうでなければステッ
プ57へ進む。 (54)線分CE−IN間に、大きさを持ったエンドミ
ル16が通る領域を設定する。この領域は、例えば、ボ
ールエンドミルの場合には図8(A)に示す273Aの
ように、直径がエンドミル16のそれに等しい円柱を考
え、その最小高さ位置の母線を線分CE3−IN4に一
致させることにより、容易に設定される。フラットエン
ドミルの場合には、この円柱を角柱で置き換えればよ
い。
【0024】(55)前記領域が素材14と干渉してい
なければ、ステップ52で求めた線分CE−INが有効
にされ、ステップ53へ戻り、干渉していればステップ
56へ進む。 (56)切削終了点CEとエンドミル接近開始点INと
を素材14の上面+1〜2mmまで延ばし、その両端点
間を直線で結んだものに、出軌跡を変更する。例えば図
7の出軌跡271は、図8(B)に示す線分271a、
271c及び271bを連結したものに変更される。線
分271a及び271bはそれぞれ図7の切削終了点C
E1及びエンドミル接近開始点IN2を素材14の上面
まで延ばした直線であり、線分271cは線分271a
及び271bの上端間を結んだものである。次にステッ
プ53へ戻る。
【0025】(57)求めた軌跡を記憶装置21に格納
する。 (58)Z1の値をΔZ小さくする。 (59)Z>0であれば上記ステップ52へ戻って処理
を繰り返し、Z1≧0となれば処理を終了する。 上記のように出軌跡CE−INを求めることにより、容
易に出軌跡が求められ、素材外側の軌跡が単純になるの
で、移動制御が容易であり、かつ、素材14の外側での
移動距離が比較的短くなるように作成される。
【0026】なお、素材14は直方体に限定されない
が、素材14が直方体の場合には、各平面Z=Z1につ
いて出軌跡は、ステップ56での高さ方向の直線の長さ
を除き同一であるので、平面Z=C−ΔZで求めた出軌
跡を、他の平面Z=Z1で求める出軌跡に用いてもよ
い。次に、軌跡への動的属性付加を図4のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0027】(60)軌跡を記憶装置21から読み出
す。 (61)図7において、切削終了点CE9に対応したエ
ンドミル接近開始点INがないので、切削終了点CE9
において軌跡255に垂直な横断軌跡28を引き、切削
終了点CE9から横断軌跡28を通ってその1つ内側の
軌跡へ移り、1周した後に同様にして次の内側の軌跡へ
移り、以下、軌跡がなくなる迄同様にして、軌跡を連続
化する。
【0028】(62)各軌跡に、エンドミル16の移動
速度及び回転速度のデータを付加する。素材14の外側
かつエンドミル16が素材14と干渉しない領域では、
エンドミル16を高速移動させる。例えばこの速度を1
000とすると、素材14内でのエンドミル16の速度
を100とする。 このように素材外側では、エンドミル16を極めて高速
に移動させることができ、かつ、上記のように移動距離
が短くなるように軌跡が作成されるので、素材外側を通
る時間は、切削時間に比し充分小さく、全切削時間に対
する影響は小さい。
【0029】入軌跡上でエンドミル16が素材14と干
渉する範囲については、エンドミル16の負荷の急増を
避けるため、移動速度を例えば30とする。この範囲は
エンドミル16の直径程度であり、速度が素材14内の
1/3程度であっても全切削時間に対する影響は小さ
い。 (63)以上のようにして動的属性が付加された軌跡
を、記憶装置21に格納する。
【0030】以上のようにして求めた軌跡に基づいてエ
ンドミル16を移動させることにより素材14を切削す
れば、軌跡に折り返しがなく素材14内でのエンドミル
16の負荷が略一定になり、従来のように急増すること
がなく、その寿命が伸び、結果として切削効率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】素材内側のエンドミル軌跡の求め方を示すフロ
ーチャートである。
【図2】素材へ進入する入軌跡の求め方を示すフローチ
ャートである。
【図3】素材から外への出軌跡の求め方を示すフローチ
ャートである。
【図4】軌跡への動的属性付加を示すフローチャートで
ある。
【図5】本発明の一実施形態のミーリングCAM装置を
示すブロック図である。
【図6】図1中のステップ32及び33並びに図2中の
ステップ41、43及び44の説明図である。
【図7】図2中のステップ45〜47の説明図である。
【図8】(A)は図3中のステップ54の説明図、
(B)は図3中のステップ56の説明図である。
【図9】X−Yステージ上に搭載された目的物を示す斜
視図である。
【図10】従来の素材切削用エンドミル軌跡を示す平面
図である。
【図11】(A)は図10中の軌跡151に沿って切削
中のエンドミル位置での部分断面図、(B)は図10中
の軌跡152に沿って切削中のエンドミル位置での部分
断面図である。
【符号の説明】
11 設計面 13 交線 14 素材 151、152、251〜259、25A 軌跡 16 エンドミル 261〜264 入軌跡 271〜273 出軌跡 28 横断軌跡 CS1〜CS9 切削開始点 CE1〜CE9 切削終了点 IN1〜IN4 エンドミル接近開始点

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的物の設計面と素材の形状とエンドミ
    ルの形状とから該エンドミルの軌跡を求め、該エンドミ
    ルを回転させながら該軌跡に沿って、該素材に対し相対
    的に該エンドミルを移動させることにより該素材を切削
    し、切削された該素材の表面を該設計面に近づける切削
    加工方法において、処理装置により、 該エンドミルの軸方向Zに垂直な面Z=Z1と該設計面
    との交線を求め、 該交線から外側への複数の略等ピッチオフセット曲線を
    該軌跡として求め、 該複数の軌跡を外側から内側へ順に選択し、該素材の内
    側にある該軌跡に沿って該エンドミルを移動させる、 ことを特徴とする切削加工方法。
  2. 【請求項2】 上記方向Zに垂直な面と上記素材の側面
    との交線を素材境界線として求め、 上記軌跡と該素材境界線との交点を求め、 該交点を有する該軌跡について軌跡上をエンドミル移動
    方向へ沿ったときに、該素材境界線をその外側から内側
    へ横切る該交点及び内側から外側へ横切る該交点をそれ
    ぞれ切削開始点及び切削終了点とし、該軌跡に対する該
    切削開始点で接線を求め、 該接線の、所定点であるエンドミル接近開始点から該切
    削開始点までの部分を、エンドミルの入軌跡とし、 該エンドミルを該入軌跡に沿って該切削開始点へ向かわ
    せることを特徴とする請求項1記載の切削加工方法。
  3. 【請求項3】 上記素材境界線の外側へ所定間隔の線を
    素材境界オフセット線として求め、 該素材境界オフセット線と上記接線との交点を上記エン
    ドミル接近開始点として求める、 ことを特徴とする請求項2記載の切削加工方法。
  4. 【請求項4】 上記切削終了点と上記エンドミル接近開
    始点との間の線分を該エンドミルの出軌跡とし、 該エンドミルを該出軌跡に沿って該切削終了点から該エ
    ンドミル接近開始点へ向かわせることを特徴とする請求
    項3記載の切削加工方法。
  5. 【請求項5】 上記出軌跡に上記エンドミルの幅をもた
    せた領域を求め、 該領域が上記素材と干渉するかどうかを判定し、 干渉すると判定した場合には該出軌跡を、上記切削終了
    点と上記エンドミル接近開始点とを上記方向Zへ該素材
    の略上面位置迄延ばし且つ延ばした両端点を直線で結ん
    だものに変更する、 ことを特徴とする請求項4記載の切削加工方法。
  6. 【請求項6】 上記出軌跡、入軌跡及び上記素材の内側
    にある上記軌跡に属性データとして、走査順、上記エン
    ドミルの回転速度及び移動速度を付加する、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載
    の切削加工方法。
  7. 【請求項7】 目的物の設計面と素材の形状とエンドミ
    ルの形状とから該エンドミルの軌跡を求め、該エンドミ
    ルを回転させながら該軌跡に沿って、該素材に対し相対
    的に該エンドミルを移動させることにより該素材を切削
    し、切削された該素材の表面を該設計面に近づける切削
    加工装置において、処理装置を有し、該処理装置によ
    り、 該エンドミルの軸方向Zに垂直な面Z=Z1と該設計面
    との交線を求め、 該交線から外側への複数の略等ピッチオフセット曲線を
    該軌跡として求め、 該複数の軌跡を外側から内側へ順に選択し、該素材の内
    側にある該軌跡に沿って該エンドミルを移動させる、 ことを特徴とする切削加工装置。
JP8287150A 1996-04-04 1996-10-29 切削加工方法及び装置 Pending JPH09325807A (ja)

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JP8-82758 1996-04-04
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002023814A (ja) * 2000-06-07 2002-01-25 Parametric Technology Corp 工作物の選択した部分の機械加工をコンピュータによって実行する方法
JP2011039991A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Matsuura Machinery Corp Cad/camシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002023814A (ja) * 2000-06-07 2002-01-25 Parametric Technology Corp 工作物の選択した部分の機械加工をコンピュータによって実行する方法
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