JPH09322928A - コンタクトレンズ用液剤 - Google Patents

コンタクトレンズ用液剤

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Publication number
JPH09322928A
JPH09322928A JP8144361A JP14436196A JPH09322928A JP H09322928 A JPH09322928 A JP H09322928A JP 8144361 A JP8144361 A JP 8144361A JP 14436196 A JP14436196 A JP 14436196A JP H09322928 A JPH09322928 A JP H09322928A
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JP
Japan
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contact lens
agent
liquid agent
solution
contact lenses
Prior art date
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Application number
JP8144361A
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English (en)
Inventor
Makoto Sugiura
誠 杉浦
Keiko Ibaraki
敬子 茨木
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Tomey Technology Corp
Original Assignee
Tomey Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な殺菌効力を有しながらも、眼に対する
毒性が低く、安全に使用することができるコンタクトレ
ンズ用液剤を提供する。 【解決手段】 下記化1: 【化1】 〔但し、式中のnは4〜18の整数であり、mは1〜8
の整数である〕にて表されるトリアルキルトリアミン化
合物を殺菌成分として含有するコンタクトレンズ用液
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、コンタクトレンズ用液剤に係
り、特に、優れた殺菌効果を発揮すると共に、眼に対す
る安全性をも充分に備えたコンタクトレンズ用液剤に関
するものである。
【0002】
【背景技術】一般に、コンタクトレンズを装用している
と、涙液や眼脂に由来する、蛋白質や脂質等の汚れがコ
ンタクトレンズに付着する。そして、そのような汚れに
よって、装用感が悪化するばかりでなく、視力の低下
や、更には結膜充血といった眼障害が惹起されることが
ある。また、コンタクトレンズを継続して使用する場合
には、コンタクトレンズを目から外して保存している間
に、コンタクトレンズ表面に付着した細菌等の微生物が
増殖するおそれがあり、それらの微生物によっても、眼
に対して感染症等の悪影響がもたらされることがある。
【0003】そこで、コンタクトレンズを安全且つ快適
に装用するためには、定期的に洗浄・消毒等の手入れを
行なうことが必要となるが、そのようなコンタクトレン
ズの手入れの一般的な方法は、次のようなものである。
先ず、目から外したコンタクトレンズを界面活性剤入り
の洗浄剤で擦り洗いすることにより、コンタクトレンズ
に付着した脂質汚れを洗浄する。また、蛋白質汚れの除
去も必要とする場合には、蛋白分解酵素を含有した洗浄
剤に浸漬することにより、蛋白質の除去を行なう。その
後、すすぎ液ですすいでから、保存液で満たしたケース
内にコンタクトレンズを浸漬し、その状態で保存する、
というものである。また、特に、含水性コンタクトレン
ズの手入れの場合には、そのような含水性コンタクトレ
ンズの表面に対して微生物が付着、増殖し易いことか
ら、上記の一般的な手入れの他に、更に、煮沸器具を用
いて、コンタクトレンズを収容するケースごと、煮沸消
毒をする必要がある。
【0004】このように、コンタクトレンズに対する手
入れの作業は煩雑であり、また、その手入れの為には、
洗浄液、保存液、煮沸器具等、数種の液剤や器具を揃え
なければならず、その使用や維持にかかる手間やコスト
は、コンタクトレンズの使用者にとって大きな負担とな
るものであった。
【0005】そのような問題を解決するために、近年で
は、より簡便で、低コストなコンタクトレンズの手入れ
の方法として、保存液中に界面活性剤や蛋白除去剤、殺
菌剤を添加することにより、液剤1本で、コンタクトレ
ンズに必要な手入れを全て行ない得るようにした、コン
タクトレンズ用液剤を用いる手入れの方法が、幾つか提
案されている。そして、そのようなコンタクトレンズ用
液剤を用いた手入れの方法における消毒処理には、上記
のような煮沸器具を必要とする熱消毒法ではなく、消毒
剤を用いた化学消毒法が採用されているところから、従
来の様に、専用の器具を用いた、長い処理時間を要する
煮沸操作が不要とされるのであり、これによって、使用
者のコンタクトレンズの手入れに対する手間とコストが
大幅に改善されるのである。
【0006】化学消毒効果をもつ殺菌剤として用いられ
ると同時に、保存剤としても用いられる、この様なコン
タクトレンズ用液剤には、その特性として、高い殺菌効
果を持つものであることが必要とされるのは勿論のこ
と、その液剤中にコンタクトレンズが長時間浸漬せしめ
られることから、眼に対する毒性の低いものであること
も必要とされている。
【0007】ところで、現在上市されているコンタクト
レンズ用化学消毒剤に用いられている殺菌剤には、チメ
ロサール、クロルヘキシジン、第4級アンモニウム塩類
(例として塩化ベンザルコニウム)等が使用されてい
る。例えば、特開昭52−109953号公報、特開昭
62−153217号公報、特開昭63−59960号
公報等においては、塩化ベンザルコニウムを0.001
〜0.2%の範囲で使用する、コンタクトレンズ殺菌剤
やコンタクトレンズ用剤、また、クロルヘキシジンを
0.01〜0.05%の範囲で使用するソフトコンタク
トレンズ消毒剤が提案されている。
【0008】しかしながら、最近になって、そのような
殺菌剤がアレルギー増感剤として働き、眼に害を及ぼす
といった事例が、報告されている。その他にも、それら
の殺菌剤を長期に亘って使用するうちに、コンタクトレ
ンズに殺菌剤が吸着・蓄積され、そしてその高濃度に凝
縮された殺菌剤が、コンタクトレンズの装用中に放出さ
れることにより、或いは、高濃度に殺菌剤が吸着したレ
ンズと直接接触することにより、角膜障害が惹起される
等の可能性があることも、報告されている(「日本コン
タクトレンズ学会誌」34:267−276、277−
282、1992、35:219−225、1993、
36:57−61、1994、37:35−39、15
4−157、1995)。
【0009】一方で、そのような危険を回避するため
に、眼に対する安全性を重視して、殺菌剤の使用濃度を
低く抑えることも考えられるが、そうした場合には、当
然、殺菌作用が低下することは免れないのであり、その
結果、十分な殺菌効果が得られず、コンタクトレンズに
対する微生物による汚染が懸念されるのである。
【0010】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、かかる事情を背
景として為されたものであって、その解決課題とすると
ころは、十分な殺菌効力を有しながらも、眼に対する毒
性が低く、安全に使用できるコンタクトレンズ用液剤を
提供することにある。
【0011】
【解決手段】そして、上記の如き課題を解決するため
に、本発明者等は、コンタクトレンズ用液剤において殺
菌成分として用いるべく、公知の各種の殺菌剤について
鋭意研究を重ねた結果、従来より、優れた殺菌効果をも
つことで、食品工業等の分野において、食品工場等の洗
浄・殺菌剤として知られている所定のトリアルキルトリ
アミン化合物が、眼に対する毒性が低く、コンタクトレ
ンズ用液剤の殺菌成分として使用するに充分な安全性を
持つものであることを知見したのであり、そして更に検
討を進めた結果、かかるトリアルキルトリアミン化合物
を殺菌剤としてコンタクトレンズ用液剤に含有せしめれ
ば、コンタクトレンズ用液剤として使用するに充分な、
殺菌効果と安全性とを兼ね備たものとなることを見出
し、本発明を完成するに至ったのである。
【0012】すなわち、本発明は、上記の如き課題を解
決するために、下記化2:
【化2】 〔但し、式中のnは4〜18の整数であり、mは1〜8
の整数である〕にて表されるトリアルキルトリアミン化
合物を殺菌成分として含有するコンタクトレンズ用液剤
を、その要旨とするものである。
【0013】このように、本発明に従うコンタクトレン
ズ用液剤にあっては、所定のトリアルキルトリアミン化
合物を殺菌のための有効成分として含有するものである
ことから、その特徴として、幅広い抗菌スペクトルを有
する殺菌作用を持つものであり、しかも、眼に対する毒
性が極めて低いので、使用者の角膜に対して悪影響をも
たらすものでもないのであり、これによって、優れた殺
菌効果と高い安全性を併せ持つ特長を発揮するものであ
る。
【0014】しかも、そのようなトリアルキルトリアミ
ン化合物は両性界面活性剤でもあることから、液剤中に
他種の殺菌剤を添加する場合や、または洗浄成分として
界面活性剤を添加する場合においても、それら殺菌剤や
界面活性剤がアニオン性、非イオン性、カチオン性の何
れの性状であっても、互いの効果を相殺することなく使
用できるのであり、従って、添加する殺菌剤及び界面活
性剤に対する選択の幅が著しく拡がる利点を有してい
る。
【0015】なお、かかる本発明に従うコンタクトレン
ズ用液剤にあっては、有利には、前記トリアルキルトリ
アミン化合物が、0.01〜1000ppmの濃度にお
いて含有せしめられることとなる。このように、比較的
低い濃度でも、充分に殺菌効果が得られることから、低
濃度で使用することができ、その場合、人体に対する影
響も更に低く抑えられ得るのである。
【0016】また、本発明に従うコンタクトレンズ用液
剤の好ましい態様の一つによれば、ホウ酸塩緩衝剤が、
更に含有せしめられることとなる。このホウ酸塩緩衝剤
の更なる含有によって、コンタクトレンズ用液剤におけ
るpHの安定性が向上せしめられるのは勿論のこと、特
に、トリアルキルトリアミン化合物の濃度が低濃度の場
合において、ホウ酸塩緩衝剤を含有しないものに比し
て、高い殺菌効果が得られるのであり、更に一層優れた
安全性をもったコンタクトレンズ用液剤が得られるので
ある。
【0017】さらに、本発明に従うコンタクトレンズ用
液剤の別の好ましい態様においては、4級アンモニウム
塩系殺菌剤またはグリシン系殺菌剤が、更に含有せしめ
られることとなる。これにより、それらの殺菌剤による
殺菌効果とトリアルキルトリアミン化合物による殺菌効
果とがそれぞれ相剰、或いは相加的に高められ、より有
効に、優れた殺菌力が発揮されることとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】要するに、本発明は、殺菌効果と
眼に対する安全性に優れた所定のトリアルキルトリアミ
ン化合物をコンタクトレンズ用液剤の殺菌成分として用
いることを特徴とするものであり、また、そのようなコ
ンタクトレンズに対する手入れを簡便に行ない得るコン
タクトレンズ用液剤を得ることを目的とするものであ
る。
【0019】ところで、本発明に従うコンタクトレンズ
用液剤に用いられる、前記化2にて表されるトリアルキ
ルトリアミン化合物は、幅広い抗菌スペクトルを有する
ことを特徴とするものであって、従来より、病院、ビル
ディング及び食品工場等の殺菌衛生、アニオン系洗浄殺
菌剤及びその他の防腐剤、塗料・切削油・菌水系製品の
好・嫌気菌性防腐剤、繊維用ランドリー洗浄剤の殺菌剤
等として用いられてきたものである。そのような前記化
2にて表されるトリアルキルトリアミン化合物において
は、n=4〜18、m=1〜8、好ましくは、n=6〜
12、m=1〜3のものが、本発明に従うコンタクトレ
ンズ用液剤の殺菌成分として好適に用いられる。けだ
し、この範囲のn又はmの値を持つトリアルキルトリア
ミン化合物において、良好な殺菌効力を示すからであ
る。
【0020】そして、そのようなトリアルキルトリアミ
ン化合物の中でも特に好ましいものは、n=12、m=
3である、ジ(アミノプロピル)ラウリルアミンであ
る。このジ(アミノプロピル)ラウリルアミンを含有す
る殺菌剤は既に市販されており、例えばそれを30%含
有するものとして、「ロンザバック12.30」が、ま
たジ(アミノプロピル)ラウリルアミンを100%含有
するものとして、「ロンザバック12.100」が、そ
れぞれロンザジャパン株式会社から、殺菌剤として市販
されているが、本発明にあっては、それらのものを好適
に利用することができる。
【0021】また、上記のトリアルキルトリアミン化合
物は、その使用濃度が0.01ppm〜1000ppm
の範囲で有効な効果を示し、そして好ましくは、0.1
ppm〜100ppmの範囲で用いることにより、特に
有効な殺菌効果を示す。けだし、かかるトリアルキルト
リアミン化合物の含有濃度が0.01ppmより低い場
合には、充分な殺菌効果が得られないからであり、また
前記含有濃度が1000ppmより高い場合には、人体
に対して悪影響を及ぼすおそれがあるからである。
【0022】そして、本発明に従うコンタクトレンズ用
液剤を使用するに適したpHの値としては、6.0〜
9.0の範囲が効果的であり、更に好ましいpHの値と
しては6.5〜8.5とされたものが、特に効果的であ
る。けだし、かかるpHの値が6.0よりも低い場合に
は有効な殺菌効果が得られないからであり、また前記p
Hの値が9.0よりも高い場合には眼に対して障害を惹
起するおそれがあるからである。
【0023】そのようなコンタクトレンズ用液剤のpH
を、有効に且つ眼に対して安全な範囲に保つためには、
一般に、少なくとも1種の緩衝剤が添加されるのである
が、この緩衝剤としては、従来から公知の各種のものの
中から適宜に選択されて用いられることとなる。具体的
には、ホウ酸塩緩衝剤、リン酸塩緩衝剤、トリス緩衝
剤、クエン酸塩緩衝剤等が挙げられ、中でも、ホウ酸塩
緩衝剤との組み合わせで用いられることにより、前記し
たトリアルキルトリアミン化合物の濃度を低くしても、
有効な殺菌効果が得られることから、特に望ましい。な
お、かかる緩衝剤の配合割合は、一般に、0.05〜
3.0w/v%とされ、好ましくは0.1〜1.5w/
v%とされる。けだし、緩衝剤の濃度が、0.05w/
v%より低い場合には、消毒洗浄液のpHを一定に保つ
ことが難しくなるからであり、また、3.0w/v%よ
り高くても、pHの安定性がより向上せしめられるとい
うわけではないからである。
【0024】さらに、本発明に従うコンタクトレンズ用
液剤にあっては、コンタクトレンズに付着した眼脂等の
汚れの除去効果を更に向上させるために、並びに溶液の
粘性を上昇させるために、所定の界面活性剤が有利に添
加、含有せしめられることとなる。この界面活性剤は、
生体への安全性が高く、またコンタクトレンズの素材へ
の影響がないものであれば、従来から公知の如何なるも
のも採用され得るものである。特に、本発明では、殺菌
成分であるトリアルキルトリアミン化合物が両性物質で
あることから、アニオン性、カチオン性、両性、非イオ
ン性の各種界面活性剤のいずれを選択することも可能で
ある。
【0025】また、本発明においては、更に高い殺菌効
果を得るために、他の殺菌剤と併用することも可能であ
る。そのようなトリアルキルトリアミン化合物との併用
が可能な殺菌剤としては、具体的には、グアニジン系殺
菌剤、第4アンモニウム塩系殺菌剤、チアゾリン系殺菌
剤、グリシン系殺菌剤等が挙げられ、これらの殺菌剤と
組み合わされることにより、それぞれの殺菌剤による殺
菌効果が相剰的に高められ、殺菌成分として前記トリア
ルキルトリアミン化合物を単独で用いた場合よりも、よ
り一層優れた殺菌効果を引き出すことができる。
【0026】また、その他の添加成分として、キレート
剤、増粘剤、等張化剤、蛋白除去剤等も挙げられ、それ
らは、生体に対して安全であり且つコンタクトレンズの
素材に対して悪影響を与えないものであれば、従来より
公知の如何なるものも用いることができ、それらを、必
要に応じて、トリアルキルトリアミン化合物の殺菌効果
を阻害しない量的範囲において組み合わせて、コンタク
トレンズ用液剤中に含有せしめることも可能である。具
体的には、その含有せしめられるキレート剤としては、
エデト酸ナトリウム、トリヒドロキシメチルアミノメタ
ン等があり、増粘剤としては、プロピレングリコール、
ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
増粘多糖類等が挙げられる。また、本発明に従うコンタ
クトレンズ用液剤をすすぎ液として、又は保存液として
も用いる場合には、眼に対する刺激を和らげるために、
等張化剤を用いることが望ましく、その場合には、一般
に150〜400mOsm程度、好ましくは200〜3
50mOsm程度の浸透圧に調製される。そのような等
張化剤としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、重炭
酸ナトリウム等を用いることができる。更に、蛋白質汚
れに対する洗浄効果を持たせたい場合には、セリンプロ
テアーゼ、チオールプロテアーゼ、金属プロテアーゼ、
カルボキシルプロテアーゼ等の蛋白除去剤の中から、適
宜選択して含有せしめることが可能である。
【0027】ところで、本発明に従うトリアルキルトリ
アミン化合物を含有するコンタクトレンズ用液剤を調製
するにあたっては、特殊な方法を必要とせず、通常の水
溶液を調製する場合と同様に、所定量の滅菌精製水中に
各成分を溶解させることにより得られるのである。ま
た、そのようにして得られるコンタクトレンズ用液剤は
澄明であり、必要に応じて無菌濾過等を行なうこともで
きる。
【0028】そして、以上のようにして得られた本発明
に従うコンタクトレンズ用液剤を用いて、コンタクトレ
ンズの手入れを行なうに際しては、具体的には、下記の
ような手法に従って行なわれることとなる。先ず、眼か
ら外したコンタクトレンズに、本発明に従うコンタクト
レンズ用液剤を数滴、滴下し、その後、かかるレンズを
親指と人指し指の間、或いは掌の上に保持しながら、数
十秒間、擦り洗いする。次いで、かかるコンタクトレン
ズ用液剤を用いて、レンズをすすいだ後、該コンタクト
レンズ用液剤で満たした保存ケース中に10分から24
時間、好ましくは30分から4時間浸漬することによ
り、保存消毒を行なうのである。但し、これはあくまで
も例示であって、本発明の液剤を用いたコンタクトレン
ズの手入れの方法は、上記に限定されるものではないこ
とが理解されるべきである。
【0029】そして、上記の一連の操作によって、従来
のように煮沸器具等の特別な器具を用いることなく、コ
ンタクトレンズを、効果的に、且つ簡便に消毒すること
が出来ることとなったのである。また、それと同時に、
殺菌成分であるトリアルキルトリアミン化合物が眼に対
して高い安全性を持つことから、コンタクトレンズを上
記コンタクトレンズ用液剤に長時間浸漬する場合におい
ても、眼に対する障害を惹起するようなことがなく、安
全にコンタクトレンズの消毒処理が出来るのである。
【0030】
【実施例】以下に、本発明を更に具体的に明らかにする
ために、本発明の幾つかの実施例を示すこととするが、
本発明が、そのような実施例の記載によって、何等の制
約をも受けるものでないことは、言うまでもないところ
である。また、本発明には、以下の実施例の他にも、更
には上記の具体的記述以外にも、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであることが、理解さ
れるべきである。
【0031】実施例 1 ─殺菌効果試験:pHの影響─ 供試菌として、カンジダ・アルビカンス(Candida albi
cans ATCC 10231 )、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa
ATCC 9027)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureu
s ATCC 6538P)を用い、先ず、カンジダ・アルビカンス
はブドウ糖ペプトン培地にて23℃×48時間培養し、
また緑膿菌及び黄色ブドウ球菌は、それぞれ、ソイビー
ンカゼイン培地にて35℃×24時間培養した。以上、
3種の菌をそれぞれ生理食塩水にて懸濁し、107 〜1
8 cfu/mLの供試菌液となるように調製した。
【0032】一方、本発明例1〜4のコンタクトレンズ
用液剤を、下記表1に示される成分組成となるように調
製した。次いで、上記で調製した本発明例1〜4の各コ
ンタクトレンズ用液剤の10mLを、それぞれ別の滅菌
済み試験管に取り、そこへ、カンジダ・アルビカンス、
緑膿菌、黄色ブドウ球菌のそれぞれの供試菌を、最終的
に前記コンタクトレンズ用液剤が105 cfu/mL〜
107 cfu/mLの菌を含むように0.05mLを加
え(以下、これを試験液という)、これを、23℃の恒
温槽中で24時間保管した。そして、この試験液につい
て、滅菌済み生理食塩水を用いて希釈し、平板希釈法に
より、生菌数を調べた。この平板希釈法における培養条
件は、カンジダ・アルビカンスについてはブドウ糖ペプ
トン培地を用いて23℃×5日間であり、緑膿菌及び黄
色ブドウ球菌についてはソイビーン培地を用いて35℃
×3日間である。
【0033】上記の方法により、接種直後の生菌数と、
処理後の生菌数とから、各菌の減少率を求め、その結果
を併せて表1に示した。なお、ジ(アミノプロピル)ラ
ウリルアミンとしては、「ロンザバック12.30」
(ロンザジャパン株式会社製)を用いた。以下の実施例
についても同様に、ジ(アミノプロピル)ラウリルアミ
ンとして、「ロンザバック12.30」を用いている。
【0034】 C.a.:カンジダ・アルビカンス P.a.:緑膿菌 S.a.:黄色ブドウ球菌
【0035】上記の結果より、本発明例1〜4に係るコ
ンタクトレンズ用液剤を用いた場合には、pH6〜9の
範囲において、全ての菌に対して高い殺菌効果があるこ
とが分かる。
【0036】実施例 2 ─殺菌効果試験:緩衝剤の影響─ 下記表2に示される本発明例5、6及び比較例1のコン
タクトレンズ用液剤において、カンジダ・アルビカンス
について、実施例1と同様にして、殺菌効果試験を行な
った。但し、試験液の恒温槽での保管時間は120分と
した。そして、実施例1と同様の方法により、接種直後
の生菌数と、処理後の生菌数とから、カンジダ・アルビ
カンスの減少率を求め、その結果を表2に併せて示し
た。
【0037】 C.a.:カンジダ・アルビカンス
【0038】上記の結果より、本発明例のコンタクトレ
ンズ用液剤を用いた場合には、比較例1と比較して、明
らかに効果が高く、特にホウ酸塩緩衝剤と組み合わせる
ことによって、その効果が著しく向上していることが分
かる。
【0039】実施例 3 ─殺菌効果試験:低濃度におけるホウ酸塩緩衝剤の影響
─ 下記表3に示される本発明例7、8及び比較例2のコン
タクトレンズ用液剤において、緑膿菌について、実施例
1と同様に殺菌効果試験を行なった。そして、実施例1
と同様の方法により、接種直後の生菌数と処理後の生菌
数とから、緑膿菌の減少率を求め、その結果を表3に併
せて示す。
【0040】 P.a.:緑膿菌
【0041】上記の結果より、本発明例に係るコンタク
トレンズ用液剤にホウ酸塩緩衝剤を含有させた場合に
は、トリアルキルトリアミン化合物の濃度が低いもので
あっても高い殺菌効果を得ることができることが分か
る。
【0042】実施例 4 ─細胞毒性試験:ハードコンタクトレンズへの影響─ 本発明例のコンタクトレンズ用液剤を用いて、以下のよ
うに、細胞毒性試験を行ない、安全性に対する評価を行
なった。
【0043】先ず、下記表4に示されるような本発明例
に係るコンタクトレンズ用液剤を試験液として用意し、
各試験液2.0mL中に、それぞれ1枚ずつハードコン
タクトレンズ(メニコンスーパーEX:株式会社メニコ
ン製)を18時間浸漬し、それを供試レンズとして用意
した。
【0044】一方、37℃のCO2 インキュベーター内
において3日間培養したL−929細胞を、トリプシン
/EDTA溶液を用いてフラスコから剥がし、MEMイ
ーグル培地を用いて、約2×105 cell/mLの細
胞浮遊液を得た。この細胞浮遊液を、60mm×15m
mのシャーレに4.5mLずつまき、再び、37℃のC
2 インキュベーター内で48時間培養した。その後、
古い培地をすて、ここに重層用寒天培地を4.5mL流
し、固まったことを確認した後、更に、ニュートラルレ
ッド溶液を加え、37℃のCO2 インキュベーター内で
1時間培養した後、余分なニュートラルレッド溶液を捨
てた。そして、その上に、前記供試レンズを乗せ、その
まま、37℃のCO2 インキュベーター内で48時間培
養した後、下記の方法に従って、毒性の評価を行なっ
た。
【0045】毒性の評価は、死細胞による退色ゾーンの
大きさと、レンズ直下に位置した細胞の融解の程度を観
察することにより、行なった。退色ゾーンについては、
その大きさを肉眼により観察し、細胞の融解の程度につ
いては、その割合を倒立顕微鏡を用いて観察した。
【0046】
【0047】その結果、本発明例9〜12に係るコンタ
クトレンズ用液剤の何れにおいても、細胞の退色及び融
解の観察が皆無であったことから、それら本発明例の液
剤については、細胞に対する毒性が認められず、眼に対
して安全性の高いものであることが確認された。
【0048】実施例 5 ─殺菌効果試験:他社製品との比較─ 下記表5に示されるような本発明例13及び比較例3〜
9のコンタクトレンズ用液剤に対して、実施例1と同様
な殺菌効果試験を行なった。但し、比較例3〜9として
は、現在上市されている他社製のソフトコンタクトレン
ズ用化学消毒剤を用いた。また、試験液の恒温槽での保
管時間は240分とした。そして、実施例1と同様の方
法により、接種直後の生菌数と、処理後の生菌数とか
ら、各菌の減少率を求め、その結果も表5に併せて示
す。なお、本発明例13のコンタクトレンズ用液剤は、
表5に示された成分の他に、ホウ酸(0.64%)、ホ
ウ砂(0.47%)、塩化ナトリウム(0.049%)
を含有するものであり、pHは8であった。
【0049】 C.a.:カンジダ・アルビカンス P.a.:緑膿菌 S.a.:黄色ブドウ球菌
【0050】上記の結果より、本発明例13に係るコン
タクトレンズ用液剤を用いた場合には、現在上市されて
いる他社のコンタクトレンズ用化学消毒剤と比較して、
何れの菌に対しても、かなり高い殺菌効果があることが
分かる。
【0051】実施例 6 ─細胞毒性試験:他社製品との比較─ 本発明例13のコンタクトレンズ用液剤と、実施例5に
おいて本発明例13と殺菌効果が似通った比較例3、7
のコンタクトレンズ用液剤に対して、以下のようにして
細胞毒性試験を行なった。
【0052】先ず、37℃のCO2 インキュベーター内
において3日間培養したL−929細胞を、トリプシン
/EDTA溶液を用いてフラスコから剥がし、MEMイ
ーグル培地を用いて約1.0×105 cell/μLの
細胞浮遊液を得た。この細胞浮遊液を、96wellマ
イクロプレートに100μLずつまき、37℃のCO 2
インキュベーター内にて2〜3時間培養した。細胞が該
マイクロプレートに吸着したことを確認後、各コンタク
トレンズ用液剤、及び対照としてPBS(−)を10μ
L添加した。それらのマイクロプレートを37℃のCO
2 インキュベーター内にて3日間培養した後、蛋白定量
法(Lowry法:J.Biol.Chem., 193,265,1951)によ
り、増殖した細胞量を蛋白量として650nmでの吸光
度(OD)を測定し、下記の計算式に従って細胞に対す
る増殖阻害率を求め、その結果を下記表6に示した。 増殖阻害率(%)={(PBS(−)のOD−液剤のO
D)/PBS(−)のOD}×100
【0053】
【0054】上記の結果より、本発明例13のコンタク
トレンズ用液剤を用いた場合には、現在上市されている
他社コンタクトレンズ用化学消毒液剤のうち、同程度の
殺菌効果を持つものと比較して、より低い増殖阻害率を
示すことから、安全性についても問題ないことが分か
る。
【0055】実施例 7 ─洗浄効果試験─ 下記表7に示されるような本発明例14、15のコンタ
クトレンズ用液剤について、以下のように洗浄効果確認
試験を行なった。なお、ラウリル硫酸ナトリウムはアニ
オン性界面活性剤である。
【0056】先ず、一般的な脂質汚れを与えるものとし
て、ソルビタンモノオレイン酸エステル:6w/v%、
ヒマシ油:16w/v%、ラノリン:35w/v%、オ
レイン酸:5w/v%、ソルビタントリオレイン酸エス
テル:4w/v%、セチルアルコール:2w/v%、コ
レステロール:2w/v%、酢酸コレステロール:30
w/v%を溶解し、攪拌によって均一化された人工脂質
液2.5w/v%と、生理食塩水97.5w/v%とを
混合して、人工脂質溶液を調製した。
【0057】ハードコンタクトレンズ(メニコンスーパ
ーEX:株式会社メニコン製)を供試レンズとして用意
し、その表面に前記人工脂質溶液を5μLずつ、万遍な
く均一に付着させて、人工脂質汚水付着レンズを得た。
そして、この得られた人工脂質汚水付着レンズを掌に取
り、これに試験溶液をコンタクトレンズの片面あたり3
滴(1枚あたり6滴)滴下し、指先で5秒間擦ることに
より、コンタクトレンズの洗浄処理を行なった。
【0058】
【0059】かかる洗浄処理の後、コンタクトレンズの
外観を観察したところ、コンタクトレンズに付着せしめ
られた人工脂質汚れは、何れのレンズにおいても完全に
除去されていた。この結果からも明らかなように、本発
明に従うコンタクトレンズ用液剤にあっては、その優れ
た殺菌作用に加えて、優れた洗浄作用も有しているので
ある。
【0060】実施例 8 ─殺菌効果試験:アニオン性界面活性剤との併用による
影響─ アニオン性界面活性剤の添加による殺菌効果への影響を
調べるために、下記表8に示される本発明例16、17
及び比較例10〜12のコンタクトレンズ用液剤におい
て、カンジダ・アルビカンスについて、実施例1と同様
にして殺菌効果試験を行なった。なお、アニオン性界面
活性剤としてはラウリル硫酸ナトリウムが添加されてい
る。そして、実施例1と同様の方法により、接種直後の
生菌数と、処理後の生菌数とから、カンジダ・アルビカ
ンスの減少率を求め、その結果も表8に併せて示す。
【0061】 C.a.:カンジダ・アルビカンス
【0062】上記の結果より、本発明例に係るコンタク
トレンズ用液剤を用いた場合には、アニオン性界面活性
剤を併用した場合においても、殺菌成分であるトリアル
キルトリアミン化合物の殺菌効果が阻害されることな
く、優れた殺菌効果を発揮することが分かる。
【0063】実施例 9 ─殺菌効果試験:他の殺菌剤との組み合わせによる影響
─ トリアルキルトリアミン化合物に他の殺菌剤を組み合わ
せた場合の殺菌効果を調べるために、日本化学療法学会
のMIC測定法に準じて、以下の様に菌の発育の有無を
観察した。
【0064】すなわち、緑膿菌を用い、実施例1と同様
にして、107 〜108 cfu/mLの供試菌液を得
た。下記表9及び10に示されるコンタクトレンズ用液
剤を試験溶液としてミューラーヒントン培地で調製し、
その試験溶液1mLに対し、前記緑膿菌供試菌液を0.
05mL加え、35℃×24時間培養した後、菌の発育
の有無を観察した。その結果を、表9及び表10に併せ
て示す。ここで、ジ(アミノプロピル)ラウリルアミン
としては「ロンザバック12.30」(ロンザジャパン
株式会社製)を、また、ヘキサデシルトリメチルアンモ
ニウム塩としては「PB−300」(日本油脂製)、ア
ルキルアミノエチルグリシン塩酸塩としては「テゴ−5
1」(日本商事製)を使用した。
【0065】 単位:ppm +++:菌の増殖による濁りが著しく観察された ++:菌の増殖による濁りが観察された +:菌の発育による濁りが僅かに観察された −:菌の増殖が観察されなかった
【0066】 単位:ppm +++:菌の増殖による濁りが著しく観察された ++:菌の増殖による濁りが観察された +:菌の発育による濁りが僅かに観察された −:菌の増殖が観察されなかった
【0067】上記の結果より、トリアルキルトリアミン
化合物を他の殺菌剤と組み合わせる場合には、それぞれ
を単独で使用する場合よりも、菌の発育を有効に抑える
ことができ、殺菌効果が上がることが分かった。また、
上記の組み合わせの他にも、チアゾリン系殺菌剤等と組
み合わせることによっても、殺菌効果が上がることが確
認された。
【0068】以上の実施例の結果は、安全性の面から
も、殺菌効力の面からも、本発明に従うトリアルキルト
リアミン化合物含有のコンタクトレンズ用液剤が、従来
の殺菌剤を用いたコンタクトレンズ用液剤よりも優れて
いることを示しているのである。
【0069】
【発明の効果】以上の説明より明らかな如く、本発明に
従うコンタクトレンズ用液剤は、殺菌成分としてトリア
ルキルトリアミン化合物を用いていることにより、他の
殺菌剤を使用したコンタクトレンズ用液剤と比較して、
殺菌剤の濃度を低く抑えた場合においても、高い殺菌効
果が得られることから、殺菌効果に優れたものであると
言える。また、眼に対する安全性の面においても、現在
上市されているものと比較して、有利に優れているので
ある。この様に、安全であることと、更には優れた洗浄
効果も併せ持つことから、本発明に従うコンタクトレン
ズ用液剤1つで、ソフトコンタクトレンズ及びハードコ
ンタクトレンズの何れに対しても、洗浄、消毒、すす
ぎ、保存の各処理が施され得、また、消毒処理として化
学消毒法を採用しているところから、煮沸器具等を必要
としないのであって、コンタクトレンズの手入れにおけ
る使用者の負担を極力抑えることができるのである。
【0070】また、このトリアルキルトリアミン化合物
は両性物質であることから、両性、アニオン性、非イオ
ン性、カチオン性の何れの界面活性剤や殺菌剤とも組み
合わせることが可能であり、その選択の幅が拡がるので
ある。そして、そのような他の殺菌剤との組み合わせ方
によっては、それぞれの殺菌剤の持つ殺菌効果を互いに
高め合い、より有効に殺菌効果が発揮されることとなる
のである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1: 【化1】 〔但し、式中のnは4〜18の整数であり、mは1〜8
    の整数である〕にて表されるトリアルキルトリアミン化
    合物を殺菌成分として含有するコンタクトレンズ用液
    剤。
  2. 【請求項2】 前記トリアルキルトリアミン化合物が、
    0.01〜1000ppmの濃度において含有されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のコンタクトレンズ
    用液剤。
  3. 【請求項3】 ホウ酸塩緩衝剤を更に含有していること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンタクト
    レンズ用液剤。
  4. 【請求項4】 4級アンモニウム塩系殺菌剤またはグリ
    シン系殺菌剤が、更に含有せしめられていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のコンタク
    トレンズ用液剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001228444A (ja) * 2000-02-18 2001-08-24 Chisso Corp コンタクトレンズの洗浄消毒用溶液
JP2007513208A (ja) * 2003-05-15 2007-05-24 グリーンブリッジ インヴァイランメンタル コントロール リミテッド 抗ウイルス性および抗菌性の清浄用組成物

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US7915216B2 (en) 2003-05-15 2011-03-29 Medigreen Ood Anti-viral and anti-bacterial cleaning composition

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