JPH09322671A - 飲料容器 - Google Patents

飲料容器

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Publication number
JPH09322671A
JPH09322671A JP18111396A JP18111396A JPH09322671A JP H09322671 A JPH09322671 A JP H09322671A JP 18111396 A JP18111396 A JP 18111396A JP 18111396 A JP18111396 A JP 18111396A JP H09322671 A JPH09322671 A JP H09322671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container body
animal
liquid
container
beverage
Prior art date
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Pending
Application number
JP18111396A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kani
浩二 可児
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikko Seika KK
Original Assignee
Nikko Seika KK
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Publication date
Application filed by Nikko Seika KK filed Critical Nikko Seika KK
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人手を必要とせず、所望量の飲料を動物に与
えることができ、しかも動物が飲み易いよう工夫したも
のであり、かつ所謂使い捨てとし使用することで常に衛
生的であり、周辺を汚すこともない飲料容器を提供する
こと。 【構成】 合成樹脂材料で造形され飲料が封入された容
器本体と、該容器本体の底面部に傾斜させて着脱可能に
取り付けた吸い口管と、この吸い口管内に摺動自在に嵌
合させその先端部は吸口管の先端部より前方に突出でき
かつコイルスプリングの背圧を有する弁桿と、該弁桿の
外周に1乃至数個の凹部を形成させこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上利用の分野】この発明は特に犬、猫などの愛玩
動物や牛、馬などの家畜などに牛乳など栄養剤や及び薬
液などを与える為に使用される飲用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来愛玩動物や家畜などの動物に上記の
ような飲料を与えるには通常適当な食器で与える外、哺
乳瓶などを用いる。しかし食器などを使用した場合その
食器類の周辺を汚し、かつ哺乳瓶などの場合は飲料の都
度人手に頼らねばならないばかりか、家畜などが所望す
る一定量を与えることが困難であった。更に所謂飲み残
しがあった場合、これが腐敗し病原菌や害虫の発生原因
となったり、再度動物がこれを飲み病気の発生原因とな
ることも考えられる。
【0003】
【本発明で解決する課題】而して本願発明者は先に所望
量の飲料を動物に与えることに人手を必要とせず、しか
も動物が飲み易いよう工夫したものであり、かつ所謂使
い捨てとし使用することで常に衛生的であり、周辺を汚
すこともない飲料容器を発明し絶大な好評を得た。この
発明はさらにこれを改良したもので、動物が容器本体内
の液体を飲む場合のみ該液体の供給ができるように工夫
したものである。
【0004】
【本発明の解決の手段】この発明の飲用容器は、合成樹
脂材料で造形され飲料が封入された容器本体と、該容器
本体の底面部に傾斜させて着脱可能に取り付けた吸い口
管と、この吸い口管内に摺動自在に嵌合させその先端部
は吸口管の先端部より前方に突出できかつコイルスプリ
ングの背圧を有する弁桿と、該弁桿の外周に1乃至数個
の凹部を形成させことである。
【0005】而して液体の注入工場などに於いて、適当
な栄養物あるいは薬液を適宜の手段で容器本体内に封入
する。いま動物に液体を飲ませる時、吸い口管は容器本
体に対して傾め下方に突出するようになっているから、
それだけ動物の口に吸い口管をあてがい易く、動物にと
っても液体を飲むのが容易となるよう工夫されているの
である。
【0006】さらに弁桿を吸い口管に摺動自在に嵌合さ
せ、コイルスプリングの背圧でその先端部は吸口管の先
端部より前方に位置するようになっている。従って動物
は母親の乳首から乳をもらうのと同様に、吸い口管を咥
え舌等で弁桿の先端部をコイルスプリングの背圧に抗し
て摺動させ、次いで吸込むと吸い口管が減圧され、弁桿
と吸い口管の間を通って容器本体内の液体は動物の口内
に供給されることになるのである。
【0007】今動物が該液体を吸い込む動作を止めた
時、動物の口と吸い口管が離れることになるから、弁桿
はコイルスプリングの背圧力で元の位置に戻る。この場
合この弁桿の外周には1乃至数個の凹部を形成させたも
のであるから、上記動物が該液体を吸い込む動作を止め
た時、上記凹部がバキュームチャンバー(真空室)を設
けたのと同じ状態になって、液体が吸い口管の先端方向
に向かうのを阻止或いは戻す作用をなすのである。従っ
て動物が液体を飲むのを中止しているときは、自動的に
液体の供給が阻止されるので、容器本体の液体が外部に
溢出する虞れがないのである。
【0008】
【実施例】(1)は、合成樹脂材料で造形され飲料が封
入された容器本体で、(2)は該容器本体(1)の底面
部に傾斜させて着脱可能に取り付けた吸い口管である。
(3)は、この吸い口管内に摺動自在に嵌合させその先
端部は吸口管(2)の先端部より前方に突出できかつコ
イルスプリングの背圧を有する弁桿で、(4)は、該弁
桿(3)の外周に形成させた凹部で、この実施例のもの
では弁桿(3)の外周に格子状に凹所(4)が形成され
ている。
【0009】なおこの実施例で(5)は容器本体(1)
の底面であり、(6)は該底面(5)の中心位置から斜
め下方に突出させて設けた注出口で、その先端部外周に
ねじ(7)が刻設され、使用以前は閉ざされている。而
して上記吸い口管(2)は、動物が口に含むことができ
る径とした円筒状で、上端部は前記注出口(6)のねじ
(7)と螺合できる内ねじ(8)が刻設されている。
【0010】図1で(9)は吸い口管(2)内に嵌合さ
れ、ゴムのような軟質の材料で作られかつ開閉口(1
0)を持ったパッキング材で、(11)はこのパッキン
グ材(9)内に緩嵌合された球弁(12)と該球弁(1
2)を上記開閉口(10)側に押圧するコイルスプリン
グである。而して常時は上記弁桿(3)の後端面がこの
弁球(12)と当接しており、コイルスプリング(1
1)の背圧力で、弁桿(3)は吸い口管(2)の先端方
向に押圧されている。
【0011】なお、(13)は容器本体(1)の一側に
該容器本体(1)を吊下げる為の掛止片で、この掛止片
(13)は容器本体(1)を仮令えば動物の檻の金網、
その他手摺などに吊下げられる構成ならどのようなもの
でも良いが、この実施例では上端部を容器本体(1)に
溶着し、下端は容器本体(1)の一側とは少しく間隙
(14)を設けて下方に折り曲げ(15)した釣形とし
た。この場合上記折り曲げ(15)部は弾性力を有し、
その末端部分は容器本体(1)との間隔を小間隙として
おくことが好ましい。
【0012】(16)は容器本体(1)の上部に容器本
体(1)内と外気とに連なる小孔である。(17)はこ
の小孔(16)を閉す開放栓で、通常蝶形で通常容器本
体(1)と一体成型され小孔(16)を閉す部分を比較
的薄くすることで、該開放栓(17)を捩廻した時小孔
(16)が開放されるようになっている。
【0013】而して液体の注入工場などに於いて、適当
な栄養物あるいは薬液を適宜の手段により容器本体
(1)内に封入する。この場合容器本体(1)の上方に
設けた空気の流通の小孔(16)は閉され、かつ容器本
体(1)の底面(5)の注出口(6)も閉されているの
で、封入された液体が容器本体(1)の外部に洩れる虞
れはない。
【0014】いま、一定量の液体の封入が完了すると熱
加圧等の手段で、液体を注入する注入口を上端部をシー
ルする。次いでこの注入部分を図1の点線のように容器
本体(1)内に埋入させるとよい。即ち、斯く成すこと
によって容器本体(1)は、全体的に四角柱の形状とな
りこの形状は積み重ね、箱詰めが容易でそれだけ搬送や
店頭に並べたり、冷蔵庫などへの保管も便利なものとな
るのである。
【0015】次いでこの飲料容器を使用する時、即ち動
物に液体を飲ませる場合は、容器本体(1)の上方の開
放栓(17)を捩廻して小孔(16)を開放させ、さら
に注出口(6)にも小孔を穿っておく。続いて上記吸い
口管(2)を取り出し、上端の内ねじ(8)と注出口
(6)ののねじ(7)と螺合させる。この結果この吸い
口管(2)は容器本体(1)に対して下方の傾め方向に
突出された状態となる。
【0016】ここで、容器本体(1)の一側に設けた掛
止片(13)を仮令えば動物の檻の金網などに引っ掛け
るものであるが、この場合金網は掛止片(13)と容器
本体(1)の間隙(14)にあり、折り曲げ(15)部
の弾力性で確実に容器本体(1)を金網に定着させてい
るから、動物が液体を飲む際に容器本体(1)を揺動さ
せても落下するような虞れはない。
【0017】また動物が危険な動物のような場合、上記
吸い口管(2)の先端は金網から檻内に突出させるよう
にすることもできる。続いて動物が容器本体(1)内の
液体を飲む時、吸い口管(2)は容器本体(1)に対し
て傾め下方に突出するようになっているから、それだけ
動物の口に吸い口管(2)をあてがい易く、動物にとっ
ても液体を飲むのが容易となるよう工夫されている。
【0018】いま、動物が母親の乳首から乳をもらうの
と同様に吸い口管(2)を咥える。この時同動物の舌な
どで、弁桿(3)の吸口管(2)より先端部に突出した
部分は押され、この結果球弁(12)はコイルスプリン
グ(11)の押圧力に抗して移動し、同時に動物が吸い
込む動作を行うと、吸い口管(2)の弁桿(3)と吸い
口管(2)の先端側が減圧され、容器本体(1)内の液
体は、球弁(12)とパッキング材(9)の間をすり抜
け、開閉口(10)から動物に吸い込まれる。
【0019】動物が吸い込むのを止めると、コイルスプ
リング(11)の押圧力で球弁(12)とパッキング材
(9)が密に嵌合されるので液体の流通が阻止される。
即ち、動物が該液体を吸い込む動作を止めた時、動物の
口と吸い口管(2)が離れることになるから、弁桿
(3)はコイルスプリング(11)の背圧力で元の位置
に戻る。この場合この弁桿(3)の外周には1乃至数個
の凹部(4)を形成させたものであるから、上記動物が
該液体を吸い込む動作を止めた時、上記凹部(4)部分
がバキュームチャンバー(真空室)を設けたのと同じ状
態になって、液体が吸い口管(2)の先端方向に向かう
のを阻止、或いは戻す作用をなすのである。
【0020】このようにこの実施例にあって動物が液体
を吸い込んだ場合のみ、即ち液体を飲むのを中止してい
るときは、自動的に液体の供給が阻止されるので、容器
本体(1)の液体が外部に溢出する虞れがないのであ
る。なおこの時容器本体(1)内の液体が吸い込まれる
量だけ外気が上記小孔(18)より容器本体(1)内に
送り込まれること勿論である。
【0021】而して、全ての液体が飲みほされたら、容
器本体(1)を金網から取り外し破棄するものであり、
人手はほとんど必要とせず、衛生的に飲料を動物に供給
することができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】容器本体の一部切り欠正面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】弁桿の一例の正面図
【符号の説明】
1, 容器本体 2, 吸い口管 3, 弁桿 4, 凹所 5, 底面 6, 注出口 7,8,ねじ 9, パッキング材 10, 開閉口 11, コイルスプリング 12, 球弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材料で造形され飲料が封入され
    た容器本体と、該容器本体の底面部に傾斜させて着脱可
    能に取り付けた吸い口管と、この吸い口管内に摺動自在
    に嵌合させその先端部は吸口管の先端部より前方に突出
    できかつコイルスプリングの背圧を有する弁桿と、該弁
    桿の外周に1乃至数個の凹部を形成させことが特徴の飲
    用容器。
JP18111396A 1996-06-06 1996-06-06 飲料容器 Pending JPH09322671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18111396A JPH09322671A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 飲料容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18111396A JPH09322671A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 飲料容器

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Publication Number Publication Date
JPH09322671A true JPH09322671A (ja) 1997-12-16

Family

ID=16095081

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18111396A Pending JPH09322671A (ja) 1996-06-06 1996-06-06 飲料容器

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JP (1) JPH09322671A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004136013A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Emiko Honda 吸い飲み器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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