JPH09321723A - 無瞬断回線切替え装置及び方法 - Google Patents

無瞬断回線切替え装置及び方法

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JPH09321723A
JPH09321723A JP8136940A JP13694096A JPH09321723A JP H09321723 A JPH09321723 A JP H09321723A JP 8136940 A JP8136940 A JP 8136940A JP 13694096 A JP13694096 A JP 13694096A JP H09321723 A JPH09321723 A JP H09321723A
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Japan
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circuit
transmission
signal
line
pointer
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JP8136940A
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Hiroya Ekoshi
広弥 江越
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/062Synchronisation of signals having the same nominal but fluctuating bit rates, e.g. using buffers
    • H04J3/0623Synchronous multiplexing systems, e.g. synchronous digital hierarchy/synchronous optical network (SDH/SONET), synchronisation with a pointer process
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
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    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無瞬断回線切替えに関し、回線切替え前及び
後の回線の遅延量を最小限にすることができる無瞬断回
線切替え装置及び方法を提供する。 【解決手段】 主信号の所定位置に識別符号を挿入して
回線1,2へ並列に伝送信号を送信し、回線1から受信
された主信号を、記憶容量が可変で、かつ、格納された
データは記憶容量に応じた時間の後に読み出される記憶
回路へ格納し、記憶容量を変化させ主信号の読み出し時
間を変化させてその識別符号と、回線2から受信された
識別符号とを同期化させる。記憶容量の変化に応じて回
線1から受信された伝送信号のポインタを更新し、更新
されたポインタによって指定された伝送フレームの位置
に記憶回路から読み出された主信号を多重化することに
よって回線1,2から受信された伝送信号を同期化し、
切り替えることによって回線を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送網において伝
送データを中断・欠落させることなく、無瞬断で回線を
切り替える無瞬断回線切替え装置及び方法に関する。特
に、CCITTで標準化されたSDH(Synchronous Dig
ital Hierarchy) 、米国のSONETなどの伝送方式に
よる伝送網において、現用回線を予備回線に無瞬断で切
替えるための回線間信号の同期方法に関する。近年、基
幹系伝送路は回線品質を向上する目的から、従来の高次
群での冗長系無し、低次群での回線切替えによる予備回
線の確保から、高次群で冗長系を具備し、かつ無瞬断で
回線切替えを行うことが要求されるようになった。
【0002】
【従来の技術】図10は従来例を示す無瞬断回線切替え
装置のブロック図、図11は従来例の無瞬断回線切替え
の動作を説明するタイミング図である。
【0003】図10において、A局とB局間で、現用回
線はA局からB局に直接接続され、予備回線はC局を経
由してB局に接続されている。A局の送信側端局装置は
フレ−ムパルス(FP)挿入回路及び分岐回路から構成
されている。分岐回路によって分岐された伝送信号はA
局から現用回線及び予備回線を経由して並行にB局へ伝
送される。B局の受信側端局装置は制御回路及びセレク
タ、並びに現用側に固定遅延器(または一定記憶容量の
メモリ)及びフレ−ムパルス(FP)検出回路、また予
備側にエラスティックメモリ及びフレ−ムパルス検出回
路を備える。
【0004】図11を参照して従来例の無瞬断回線切替
えの動作を説明する。A局において、フレ−ムパルス挿
入回路はA局に入力された伝送信号に、伝送信号中の位
置を識別するための特定形式の信号(以下、フレ−ムパ
ルスという)を挿入する。(1) フレ−ムパルスを含む伝
送データ(以下、単に信号という)は分岐回路によって
現用回線と予備回線とに分岐されてA局から送出され
る。 (2) 現用回線経由の信号はDL1だけ遅延してB局に到
達する。 (3) 予備回線経由の信号はC局を経由するため、DL1
より大きい遅延量DL2だけ遅延してB局に到達する。 (4) B局において現用回線経由の信号は固定遅延器によ
って、予備回線経由の信号より遅延するように、更に遅
延される。即ち、現用回線経由の信号は、予備回線を経
由してB局へ入力される信号より、現用回線を経由して
固定遅延器から出力された信号の方が遅れるように予め
設定された遅延量DL3が与えられる。
【0005】現用回線から入力された信号は固定遅延
器、FP検出回路及びセレクタを経由してB局から出力
される。現用側のFP検出回路は入力される信号からフ
レ−ムパルスを検出し、その検出信号を制御回路へ出力
する。一方、予備回線から入力された信号は例えば、1
バイト単位で順次、エラスティックメモリへ、先入れ先
出し(FIFO)方式で格納され、読み出される。エラ
スティックメモリの記憶容量(バイト数)は制御回路に
よって動的に指定される。エラスティックメモリから読
み出された信号はFP検出回路を経由してセレクタへ出
力される。予備側のFP検出回路は入力される信号から
フレ−ムパルスを検出し、その検出信号を制御回路へ出
力する。
【0006】制御回路は、双方のFP検出回路から出力
される検出信号が同時に発生するか否か判定する。判定
が否のときはエラスティックメモリのバイト数の指定を
順次増加することによって、エラスティックメモリから
出力されるデータを遅延させる。双方のFP検出回路か
ら検出信号(即ち、フレ−ムパルス)が同時に発生する
まで、この操作が繰り返される。判定の結果、検出信号
が同時に発生したとき、双方の回線を経由する信号が同
期化され、無瞬断切替えが可能になる。したがって、制
御回路は予備側のフレ−ムパルス検出回路からの伝送信
号を選択して出力するようにセレクタを制御することに
よって、信号を現用側から予備側へ切り替えることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の方式では、現用側回路に予め遅延器を挿入し、そ
の結果、現用側回路経由の信号が予備回線経由の信号よ
り遅延するようにした。そのため、通常の運用時におい
ても現用回線経由の信号の遅延が増大し、また、予備回
線に切り替えたとき、信号はさらに遅延することにな
る。従って、このように遅延の大きい回線で構成された
通信網においては、各回線の遅延量が加算されて網全体
の遅延が不当に増大するので通信網として不適であると
いう問題点があった。
【0008】本発明は回線切替え前及び後の現用回線及
び予備回線経由の信号の遅延量を最小限にして、回線間
の信号の同期を確立することができる無瞬断回線切替え
装置及び方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】伝送フレームの、ポイン
タで指定された信号位置に主信号が多重化された伝送信
号を互いに伝送遅延が異なる複数の回線1,2へ並列に
送信し、受信された伝送信号を同期化して伝送信号間で
切り替えを行う回線切替え装置において、前記送信され
る主信号の予め定められた位置に同期検出のための識別
符号を挿入する符号挿入回路と、一方の回線1から受信
された伝送信号の主信号を入力して、記憶容量が可変な
記憶部へ格納し、記憶容量に応じた時間の後に読み出す
ように構成された記憶回路と、記憶回路を制御して回線
1,2から受信される信号を同期化し、同期化された信
号を切り替えることによって回線間で切替えを行う制御
回路を設ける。
【0010】制御回路は、前記記憶容量を変化させるこ
とによって記憶回路から主信号が読み出される時間を変
化させてその識別符号と、回線2から受信された伝送信
号の主信号の識別符号とを同期化させる。また、変化さ
れた記憶容量に応じて回線1から受信された伝送信号の
伝送フレームのポインタを更新し、更新されたポインタ
によって指定された伝送フレームの信号位置へ記憶回路
から読み出された主信号を多重化することによって回線
1,2から受信された伝送信号を同期化する。したがっ
て、回線切替えの必要が生じたとき、制御回路は、この
ようにして信号を同期化し、切り替えることによって無
瞬断回線切替えを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の無瞬断回線切替え
装置の実施形態を、図を参照しながら説明する。なお、
全図を通じて同一の数字が付された構成要素は同一又は
同様な要素を示す。
【0012】本発明は、国際規格として規定された新同
期システムであるSDH(Synchronous Digital Hierarc
hy) 伝送方式のポインタ(セクションオ−バ−ヘッドS
OHにある制御信号)を利用して現用及び/又は予備側
回路に遅延を挿入し、現用回線及び予備回線を経由する
信号を同期させて無瞬断回線切替えを行う。SDHのポ
インタ(AUポインタ、TUポインタ)は、SDHの伝
送フレ−ムにおけるペイロ−ドに多重化される情報の先
頭を示すものであり、このポインタを利用して正スタッ
フ、負スタッフを行うことによりデ−タ誤りを来すこと
なく、1フレーム中に伝送するデ−タの量を制御するこ
とができる。したがって、ポインタを用いることによ
り、SDH伝送フレ−ムにおける、多重化情報(VC−
3等、以下、主信号という)の位置を固定することな
く、動的に変化させながら伝送することができる。即
ち、1伝送フレーム中に伝送すべきデ−タ量の変化に柔
軟に対応することができる。本発明は、ポインタのこの
ような特徴を利用して無瞬断切替えを実現する。SDH
の詳細については、国際規格ITU−T G709等の
資料を参照されたい。
【0013】SDH伝送方式においては、伝送フレ−ム
と多重化される情報のフレ−ムとのずれを、ポインタと
呼ばれるオフセット値によって、あたかもメモリにアク
セスするがごとく指定することによって同期化を実現し
ている。つまり、同期多重化において、125マイクロ
秒ごとのフレ−ム同期をとる際、多重化処理遅延時間を
最小とするために、伝送フレ−ムの時間位相と多重化情
報のフレ−ム時間位相との差を、タイムスロットのアド
レス位置の差として表示している。
【0014】ポインタはセクションオ−バ−ヘッド(S
OH)にはさまれたSTM−Nフレ−ムの第4行目に位
置し、H1,H2,H3の3種類のバイトから構成され
ている。H1,H2には、ポインタ値とそれを即座に変
更するための制御ビットが収容されており、H3バイト
は次に述べるスタッフ動作のためのアクションバイトで
ある。伝送フレ−ムのクロック周波数と多重化情報のク
ロック周波数の間に微小な差がある場合に、ポインタを
用いてスタッフ動作を行い、転送情報の欠落を防止する
ことができる。
【0015】図2はポインタによる周波数調整の原理を
説明する図であって、STM−0のペイロ−ドにVC−
3を多重化する場合を説明している。STM−0のペイ
ロ−ドのクロック周波数をf0、多重化するVC−3の
クロック周波数をf1とする。ペイロ−ドの783バイ
トの基準時間に対して、多重化するVC−3のクロック
が (1)f0=f1、 (2)f0>f1、(3) f0<f1の
場合について示している。
【0016】(1) の場合は、STM−0のペイロ−ドの
バイト数783に対して、多重化するVC−3のバイト
数が783で一致しているため、スタッフ動作は行わな
い。(2) の場合、STM−0のペイロ−ドのバイト数7
83に対して、多重化するVC−3のバイト数が782
バイトであり1バイト足りないため、ポインタ値を1バ
イト分増加し、1バイト分遅らせて多重化することによ
って整合をとっている(正スタッフ動作)。(3) の場
合、STM−0のペイロ−ドのバイト数783に対し
て、多重化するVC−3のバイト数が784バイトであ
り1バイト多いため、ポインタ値を1バイト分減少して
H3バイトから多重化することによって、STM−0の
ペイロ−ドのバイト数を784バイトとして整合をとっ
ている(負スタッフ動作)。これらの動作は、STM−
0のペイロ−ドの周波数と多重化するVC−3のクロッ
クの周波数との誤差を吸収する場合の動作を示してい
る。
【0017】以上が、SDH伝送方式において通常使用
される、ポインタによるスタッフ動作であるが、本発明
によるポインタ操作及びスタッフ動作を以下に説明す
る。図3は本発明によるポインタ操作及びスタッフ動作
を説明する図であって、STM−0のペイロ−ドにVC
−3を多重化する場合の(1) スタッフ無の場合、(2) 正
スタッフの場合、(3) 負スタッフの場合を示している。
ここで、f0=f1として、ポインタを操作して強制的
にスタッフ動作を行う場合を考える。
【0018】(1) の場合は、STM−0のペイロ−ドの
バイト数783に対して、多重化するVC−3のバイト
数が783で一致している。(2) の場合は、STM−0
のペイロ−ドのバイト数783に対して正スタッフを行
っているため、多重化するVC−3のバイト数が782
バイトとなり、125マイクロ秒の間に送信できる情報
量が1バイト少なくなる。そのため、当該伝送フレーム
(STM−0)において送信できなかった1バイトはメ
モリ等に蓄えておいて、VC−3を782バイトとして
送信する必要がある。(3) の場合は、STM−0のペイ
ロ−ドのバイト数783に対して負スタッフを行ってい
るため、多重化するVC−3のバイト数が784バイト
となり、125マイクロ秒の間に送信可能な情報量が1
バイト多くなる。そのため、メモリ等に記憶させておい
た情報から1バイト読み出して付加し、VC−3を78
4バイトとして送信する必要がある。
【0019】このように、ポインタを制御することによ
って強制的に正又は負スタッフ動作を行うことができ
る。したがって本発明は、主信号を1バイトずつメモリ
に蓄積し、正スタッフを行いながらポインタ値を1ずつ
増加することによって主信号の送出を遅延させ、また、
メモリに蓄積しておいた主信号を負スタッフを行いなが
ら1バイトずつ放出し、ポインタ値を1ずつ減少するこ
とによって遅延を回復したりする。以下、正スタッフ又
は負スタッフを行いながらポインタ値を増減すること
を、単にポインタを更新するという。
【0020】図4はメモリによる遅延とポインタとの関
係を示す図である。図4(A) において、データがエラス
ティックメモリに格納される前(入力側)のポインタの
値をnとし、データがkバイト分のメモリを経由し(即
ち、書き込まれ、次に読み出され)たとき、データは伝
送路上をkバイト伝送するに相当する時間(kタイムス
ロット時間)だけ遅延する。したがって、出力側ポイン
タの値をn+kとしてデータを送出する必要がある。
【0021】図4(B) は、図4(A) においてデータが経
由するメモリのバイト数kを変化させたときの出力側ポ
インタ値の変化を示す。即ち、入力側ポインタ値がnの
とき、データを1バイトのメモリを経由して、1タイム
スロット時間だけ遅延させて送出(正スタッフ)すると
き、出力側ポインタ値はn+1となる。また、2バイト
のメモリを経由して、2タイムスロット時間だけ遅延さ
せるとき、出力側ポインタ値はn+2となる。同様に、
入力側ポインタ値がnのとき、データを782バイトの
メモリを経由して、782タイムスロット時間だけ遅延
させて送出するとき、出力側ポインタ値はn+782と
なる。このように、回線から受信されるデータをメモリ
に蓄積し、SDH伝送方式のポインタを制御することに
より、伝送エラ−を生じることなく回線に遅延を挿入す
ることができる。
【0022】図5は本発明の第1の実施形態を示すブロ
ック図である。送信側(A局)の送信側端局装置はフレ
−ムパルス(FP)挿入回路10及び分岐回路20から構成
される。フレ−ムパルス挿入回路10は、例えば複数の伝
送フレームごとの主信号中の、例えば、パスオーバヘッ
ド(POH:Path Overhead )の所定バイトに、特定の
形式の信号(以下、フレ−ムパルスという)を1つ挿入
する。分岐回路20はフレ−ムパルスを含む伝送信号を分
岐して現用回線と予備回線とに出力する。
【0023】受信側(B局)は制御回路16及びセレクタ
17、並びに現用回線及び予備回線に対応して、それぞ
れ、ポインタ終端回路11A, 11B、エラスティックメモリ
12A, 12B、ポインタ付加回路13A, 13B及びフレ−ムパル
ス(FP)検出回路14A, 14Bから構成される。制御回路
16は各部を制御して本発明の無瞬断回線切替え装置の機
能を遂行する。現用回線及び予備回線を経由して受信さ
れた伝送信号は、それぞれのポインタ終端回路11A, 11
B、エラスティックメモリ12A, 12B、ポインタ付加回路1
3A, 13B及びFP検出回路14A, 14Bを経由してセレクタ1
7へ伝達される。
【0024】ポインタ終端回路11A, 11Bは伝送フレーム
中のポインタを検出し、ポインタ(ポインタ値nとす
る)によって指定される主信号(VC−3等の多重化情
報)を、例えば、1バイト単位で順次、エラスティック
メモリ12A, 12Bへ先入れ先出し(FIFO)方式で格納
し、読み出す。エラスティックメモリ12A, 12Bの記憶容
量(バイト数)は制御回路16によって動的に指定され
る。例えば、記憶容量がkバイトと指定されたとき、格
納された主信号はkタイムスロット時間だけ遅延して読
み出される。フレ−ムパルス(FP)検出回路14A, 14B
は、それぞれ、エラスティックメモリ12A, 12Bを通って
入力される主信号からフレ−ムパルスを検出して、その
検出信号を制御回路16へ出力する。
【0025】ポインタ付加回路13A, 13Bはエラスティッ
クメモリ12A, 12Bのバイト数kに応じて、伝送信号の伝
送フレームのポインタを更新(n+k)し、更新された
ポインタによって指定される伝送フレームの信号位置へ
エラスティックメモリ12A, 12Bから読み出された主信号
を多重化する。
【0026】また、制御回路16はフレ−ムパルス検出回
路14A, 14Bからの検出信号を監視して、検出信号が同時
に発生したか否か判定する。同時に発生したと判定され
たとき、制御回路16はエラスティックメモリ12A, 12Bを
経由した主信号が同期化されたと判定して、セレクタ17
を現用側から予備側へ切り替えることによって、予備側
のポインタ付加回路13B から出力される伝送信号を選択
して出力する。現用回線と予備回線を経由して受信され
た伝送信号をこのようにして同期化させるので、この状
態で信号切替えを行うことにより、データの紛失、欠落
及びエラーを来すことの無い無瞬断回線切替えを実現す
ることができる。
【0027】図6は本発明の第1の実施形態の動作を説
明するフローチャートである。送信局(A局)におい
て、フレームパルス挿入回路10は、例えば、数個の伝送
フレーム中の1つの主信号の中に1つのフレームパルス
を挿入した信号を出力する。分岐回路20はその信号を分
岐させて現用回線と予備回線とに並行に出力する。図6
に基づいて、受信局(B局)における動作を以下に説明
する。 (1) 現用側において、制御回路16は予め、受信した主信
号を蓄積するためのエラスティックメモリ12A のバッフ
ァ領域を1バイトに設定しておく。 (2) ポインタ終端回路11A は受信した伝送信号からポイ
ンタを検出し、ポインタによって指定される主信号を1
バイトずつエラスティックメモリ12A へ出力する。エラ
スティックメモリ12A は入力されるバイトをバッファ領
域へ格納し、次の伝送信号の1バイトがポインタ終端回
路11A から入力されるタイミングでバッファ領域から1
バイトずつ読み出してフレ−ムパルス検出回路14A へ出
力する。したがって、エラスティックメモリ12A から読
み出された主信号は、伝送路上を1バイト伝送するのに
要する時間(以下、タイムスロットという)だけ遅延す
る。即ち、主信号はエラスティックメモリ12A を経由す
ることにより、バッファ領域のバイト数に相当するタイ
ムスロットだけ遅延する。 (3) フレ−ムパルス検出回路14A は主信号中にフレ−ム
パルスの有無を監視し、それが検出されたときは検出信
号を制御回路16へ出力する。 (4) ポインタ付加回路13A は現在のポインタ値に1を加
算して更新し、更新されたポインタが指定する伝送フレ
ーム中の信号位置に、フレ−ムパルス検出回路14A を通
って入力された主信号を多重化して伝送信号としてセレ
クタ17へ出力する。 (5) 制御回路16は、ポインタ付加回路13A から出力され
る伝送信号をセレクタ17を経由して外部装置(例えば、
多重化装置、クロスコネクト装置等)へ出力する。従っ
て、主信号はバッファ領域のバイト数に相当するタイム
スロットだけ遅延して外部装置へ出力される。 (6) バッファ領域のバイト数によって決まる遅延時間が
予め定めた時間に満たないときは、バッファ領域の記憶
容量を1バイトずつ増加して上記(2) 〜(5) の操作を繰
り返す。したがって、主信号の遅延及びポインタ値もそ
れに伴って増加する。 (7) 遅延時間が予め定めた時間に達したときは、バッフ
ァ領域のバイト数及びポインタ値をそのときの値に固定
して、セレクタ17によって予備側が選択されるまで上記
(2) 〜(5) の操作を繰り返す。 (8) 予備側の動作は現用側の(7) の動作が続行中に行わ
れる。制御回路16は先ず、エラスティックメモリ12B の
バッファ領域を1バイトに設定する。 (9) ポインタ終端回路11B は受信した伝送信号からポイ
ンタを検出し、ポインタによって指定される主信号を1
バイトずつエラスティックメモリ12B へ出力する。エラ
スティックメモリ12B は入力されるバイトをバッファ領
域へ格納し、次の主信号の1バイトがポインタ終端回路
11B から入力されるタイミングでバッファ領域から1バ
イトずつ読み出してフレ−ムパルス検出回路14B へ出力
する。したがって、主信号がエラスティックメモリ12B
を経由することにより、バッファ領域のバイト数に相当
するタイムスロットだけ遅延する。 (10)フレ−ムパルス検出回路14B は主信号中にフレ−ム
パルスの有無を監視し、それが検出されたときは検出信
号を制御回路16へ出力する。 (11)ポインタ付加回路13B は現在のポインタ値に1を加
算して更新する。 (12)制御回路16はフレ−ムパルス検出回路14A 及び14B
から出力される検出信号を常時、監視しており、それら
が同時に発生するまで、バッファ領域のバイト数を1ず
つ増加して上記(9) 〜(10)の操作を繰り返す。したがっ
て、主信号の遅延及びポインタ値もそれに伴って増加す
る。 (13)前記検出信号が同時に発生したとき、制御回路16は
エラスティックメモリ12A, 12Bを経由した主信号が同期
化されたと判定して、ポインタが指定する伝送フレーム
中の信号位置に、フレ−ムパルス検出回路14B を通って
入力された主信号を多重化して伝送信号としてセレクタ
17へ出力する。 (14)セレクタ17を現用側から予備側へ切り替える。
【0028】従って、現用側の主信号と予備側の主信号
が同期したときに現用側の伝送信号から予備側の伝送信
号に切り替えることによって、回線切替えを無瞬断で実
現することができる。また、エラスティックメモリ12B
のバッファ領域のバイト数を徐々に減少し、負スタッフ
を行いながらポインタ値を減少することにより、予備側
に挿入した遅延を回復することができる。
【0029】図7は本発明の第1の実施形態の動作を説
明するタイミング図である。以下にその動作を図7を参
照し、フレームパルスに注目して説明する。 (1) A局において、フレームパルス挿入回路10によって
フレ−ムパルスを挿入された伝送信号は分岐回路20によ
って分岐されて、A局から現用回線と予備回線とに並行
に送出される。 (2) A局から送出された主信号及びフレームパルスは現
用回線を経由してDL1だけ遅延してB局へ到達する。 (3) 同じ主信号及びフレームパルスは予備回線を経由し
てDL2だけ遅延してB局へ到達する。 (4) 上記図6の現用側動作に示されたように、現用側に
おいてエラスティックメモリ12A のバッファ領域のバイ
ト数を増加することによって主信号を遅延させる。所要
の遅延量が得られるまで、この操作を繰り返す。バイト
数を増加に伴ってポインタ値も増加する。 (5) 同様にして、予備側においてエラスティックメモリ
12B のバッファ領域のバイト数及びポインタ値を徐々に
増加することによって主信号を遅延させる。この操作
を、予備側及び現用側からフレームパルスが同時に検出
されるまで繰り返す。フレームパルスが同時に検出され
たとき双方の回線経由の主信号は同期化されるので、現
用回線を予備回線に切り替えることにより無瞬断で回線
切替えを実現することができる。
【0030】図8は本発明の第2の実施形態を示すブロ
ック図である。送信側(A局)端局装置はフレ−ムパル
ス(FP)挿入回路10、分岐回路20及び制御回路26、並
びに現用回線及び予備回線に対応して、それぞれ、エラ
スティックメモリ22A, 22B及びポインタ付加回路23A, 2
3Bから構成される。受信側(B局)端局装置は制御回路
25及びセレクタ27、並びに現用回線及び予備回線に対応
して、それぞれ、ポインタ終端回路21A, 21B及びフレ−
ムパルス(FP)検出回路24A, 24Bから構成される。
【0031】第2の実施形態は第1の実施形態における
受信側(B局)の機能の一部を送信側(A局)へ移した
構成である。従って、各回路部の機能は第1の実施形態
における対応する回路部の機能と同様である。
【0032】A局において、制御回路26の制御の下に、
入力された伝送信号はエラスティックメモリ22A によっ
て主信号に、予備側の伝送信号(従って、主信号)が予
備回線を通って遅れる遅延より大きい遅延量を与えら
れ、ポインタはポインタ付加回路23A によってその遅延
量に応じた値が加算されて現用回線へ送出される。
【0033】B局において、ポインタ終端回路21A, 21B
は伝送フレーム中から、それぞれのポインタを検出す
る。フレ−ムパルス検出回路24A, 24Bは、それぞれのポ
インタで指定される主信号の中にフレ−ムパルスを検出
したとき、検出信号を制御回路25へ出力する。受信側の
制御回路25は検出信号が同時に発生したか否かに従っ
て、一致/不一致信号を送信側の制御回路26へ送出す
る。不一致のとき、送信側の制御回路26は予備側のエラ
スティックメモリ22B 及びポインタ付加回路23B を制御
して予備側の主信号に遅延を与え、ポインタを更新した
伝送信号を予備回線へ送出し、受信側の制御回路25から
一致信号を受信するまでこの操作を繰り返す。
【0034】受信側の制御回路25は一致信号を送信側へ
送出した後で、または送信側制御回路26から回線切替え
を指示されたとき、セレクタ27を現用側から予備側へ切
り替えることによって無瞬断回線切替えを行う。
【0035】図9は本発明の第2の実施形態の動作を説
明するタイミング図である。以下に図9を参照し、フレ
ームパルスに注目して第2の実施形態の動作を説明す
る。 (1) A局において、フレームパルス(FP)を主信号に
挿入し、伝送信号を分岐して現用側及び予備側のエラス
ティックメモリ22A, 22Bへ入力する。 (2) A局において、現用側のエラスティックメモリ22A
及びポインタ付加回路23A を制御して、現用側の主信号
(従って、フレームパルス)に予備回線経由の主信号の
遅延DL2より大きくなるような遅延量DL3をを与
え、その遅延量に応じた値によってポインタを更新して
伝送フレームを現用回線へ送出する。 (3) 上記の伝送フレームは現用回線経由による遅延量D
L1だけ遅延してB局へ到達する。 (4) B局において、予備側のエラスティックメモリ22B
及びポインタ付加回路23B を制御して、予備側の主信号
に与える遅延量DL4を、B局から一致信号を受信する
まで徐々に増加し、その遅延量に応じた値によってポイ
ンタを更新して伝送フレームを予備回線へ送出する。 (5) B局において、A局から送出された伝送フレームは
予備回線経由による遅延量DL2だけ遅延してB局へ到
達する。B局は両回線経由の伝送信号のフレームパルス
が同期化されたか否かを示す一致/不一致信号をA局へ
送信する。A局は一致信号を受信するまで、上記(4) の
遅延量DL4を増加する操作を繰り返す。B局はフレー
ムパルス発生の一致を検出したとき、又はA局から指令
されたとき、セレクタ27を現用側から予備側に切り替え
る。
【0036】以上に説明した例のように予め現用回線の
遅延が予備回線の遅延より小さいことが分かっている場
合には、現用側においてのみ正スタッフ操作を行って現
用側の信号を予備側の信号位置まで遅延させることによ
って信号の同期化を行うことができる。即ち、予備側に
おける正スタッフ操作を省略することができる。従っ
て、予備側のエラスティックメモリ12B 及びポインタ付
加回路13B を省略することもできる。また、逆の場合も
同様である。
【0037】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、現
用側及び予備側回路の両側にメモリ及びSDHのポイン
タ機能を備えてスタッフ操作を行うことによって伝送デ
ータを遅延させるので、従来方法のように回線開通時に
予め、予備回線に予測される遅延量より大きい遅延量を
有する固定遅延器を現用回線に挿入しておく必要がな
い。したがって、現用回線と予備回線との間の伝送遅延
差に関わらず、最小の遅延量によって伝送データを同期
化することができ、かつ、回線切替えの後に負スタッフ
を行って更に遅延を減少することができるので、遅延の
少ない高品質なネットワ−クを構築することができる。
また、両側回路においてスタッフ操作が可能なため、現
用回線と予備回線との間の伝送遅延差に関わらず同期化
操作を一元的に制御することができるので、柔軟なネッ
トワ−クを構築することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理ブロック図
【図2】 ポインタによる周波数調整の原理を説明する
【図3】 本発明によるポインタ操作及びスタッフ動作
を説明する図
【図4】 メモリによる遅延とポインタとの関係を示す
【図5】 本発明の第1の実施形態を示すブロック図
【図6】 本発明の第1の実施形態の動作を説明するフ
ローチャート
【図7】 本発明の第1の実施形態の動作を説明するタ
イミング図
【図8】 本発明の第2の実施形態を示すブロック図
【図9】 本発明の第2の実施形態の動作を説明するタ
イミング図
【図10】 従来例を示す無瞬断回線切替え装置のブロ
ック図
【図11】 従来例の無瞬断回線切替えの動作を説明す
るタイミング図
【符号の説明】
1 回線1 2 回線2 3 符号挿入回路 4 第1の記憶回路 5,16,25,26 制御回路 10 フレームパルス挿入回路 17,27 セレクタ 20 分岐回路 11A, 11B, 21A, 21B ポインタ終端回路 12A, 12B, 22A, 22B エラスティックメモリ 13A, 13B, 23A, 23B ポインタ付加回路 14A, 14B, 24A, 24B フレームパルス検出回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送フレームの、ポインタで指定された
    信号位置に主信号が多重化された伝送信号を互いに伝送
    遅延が異なる第1及び第2の回線へ並列に送信し、受信
    された伝送信号を同期化して伝送信号間で切り替えを行
    う回線切替え装置において、 前記送信される主信号の予め定められた位置に、同期検
    出のための識別符号を挿入する符号挿入回路と、 第1の回線から受信された伝送信号の主信号を入力し
    て、記憶容量が可変な記憶部へ格納し、記憶容量に応じ
    た時間の後に読み出す第1の記憶回路と、 前記記憶容量を変化させることによって該第1の記憶回
    路から主信号が読み出される時間を変化させてその識別
    符号と、第2の回線から受信された伝送信号の主信号の
    識別符号とを同期化させ、また、変化された記憶容量に
    応じて第1の回線から受信された伝送信号の伝送フレー
    ムのポインタを更新し、更新されたポインタによって指
    定された伝送フレームの信号位置へ該第1の記憶回路か
    ら読み出された主信号を多重化することによって第1及
    び第2の回線から受信された伝送信号を同期化する制御
    回路とを設けることを特徴とする無瞬断回線切替え装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回線切替え装置は、さらに、該第1
    の記憶回路が前記第1の回線について行うと同じ機能
    を、第2の回線について行う第2の記憶回路を設け、 該制御回路は該第2の記憶回路に対して、該第1の記憶
    回路に対すると同じ機能を行うことを特徴とする請求項
    1記載の無瞬断回線切替え装置。
  3. 【請求項3】 伝送フレームの所定の位置にポインタを
    有し、伝送フレームの、ポインタで指定された信号位置
    に主信号が多重化された伝送信号を伝送する通信システ
    ムの、送信局と受信局との間に備えられた第1の回線と
    第2の回線との間で回線を切り替える装置において、 送信局に、所定数の伝送信号について1つの主信号の所
    定の位置に同期検出のための識別符号を挿入して、伝送
    信号を第1の回線及び第2の回線へ送出する符号挿入回
    路と、 受信局に、第1の回線から受信された伝送信号のポイン
    タを検出し、ポインタに基づいて伝送信号から主信号を
    分離する第1の分離回路と、 該第1の分離回路によって分離された主信号を入力し
    て、記憶容量が可変な記憶部へ格納し、記憶容量に応じ
    た時間の後に読み出す第1の記憶回路と、 該第1の記憶回路から読み出された主信号から識別符号
    を検出し、検出信号を出力する第1の符号検出回路と、 指示に基づいて、第1の回線から受信された伝送信号の
    ポインタを更新すると共に、更新されたポインタに基づ
    いて、伝送信号の伝送フレームに該第1の記憶回路から
    読み出された主信号を多重化する第1の多重化回路とか
    ら成る第1の回路部と、 第2の回線から受信された伝送信号からポインタを検出
    し、ポインタに基づいて伝送信号から主信号を分離する
    第2の分離回路と、 該第2の分離回路によって分離された主信号から識別信
    号を検出し、検出信号を出力する第2の符号検出回路と
    から成る第2の回路部と、 該第1の符号検出回路及び該第2の符号検出回路から出
    力される検出信号が同時に発生するか否か判定し、判定
    が否定のとき該第1の記憶回路に記憶容量の変化を指示
    し、判定が肯定のとき該第1の多重化回路に対して変化
    された記憶容量に応じてポインタの更新を指示し、該第
    1の回路部及び第1の回路部を経て出力される伝送信号
    の間で切替えを行う制御回路とを設けることを特徴とす
    る無瞬断回線切替え装置。
  4. 【請求項4】 該第2の回路部は、さらに、該第1の回
    路部の該第1の記憶回路及び該第1の多重化回路が、そ
    れぞれ、第1の回線に対して有すると同じ機能を、第2
    の回線に対して有する第2の記憶回路及び第2の多重化
    回路から成り、 該制御回路は該第2の記憶回路及び第2の多重化回路に
    対して、それぞれ、該第1の記憶回路及び該第1の多重
    化回路に対すると同じ機能を行うことを特徴とする請求
    項3記載の無瞬断回線切替え装置。
  5. 【請求項5】 伝送フレームの所定の位置にポインタを
    有し、伝送フレームの、ポインタで指定された信号位置
    に主信号が多重化された伝送信号を伝送する通信システ
    ムの、送信局と受信局との間に備えられた第1の回線と
    第2の回線との間で回線を切り替える装置において、 送信局に、入力される伝送信号のポインタを検出し、ポ
    インタに基づいて伝送信号から主信号を分離する第1の
    分離回路と、 該第1の分離回路から入力される所定数の伝送信号につ
    いて1つの主信号の所定の位置に同期検出のための識別
    符号を挿入して、伝送信号を出力する符号挿入回路と、 該第1の分離回路によって分離された主信号を入力し
    て、記憶容量が可変な記憶部へ格納し、記憶容量に応じ
    た時間の後に読み出す第1の記憶回路と、 指示に基づいて、該符号挿入回路から出力される伝送信
    号のポインタを更新すると共に、更新されたポインタに
    基づいて、該符号挿入回路から入力された伝送信号の伝
    送フレームに該第1の記憶回路から読み出された主信号
    を多重化して伝送信号を第1の回線へ送出する第1の多
    重化回路とから成る第1の送信回路部と、 該符号挿入回路から出力される伝送信号を第2の回線へ
    送出する第2の送信回路部と、 送信局から不一致信号を受信したとき該第1の記憶回路
    に記憶容量の変化を指示すると共に該第1の多重化回路
    に対して変化された記憶容量に応じてポインタの更新を
    指示する送信制御回路と、 受信局に、第1の回線から受信された伝送信号のポイン
    タを検出し、ポインタに基づいて伝送信号から主信号を
    分離する第3の分離回路と、 該第3の分離回路によって分離された主信号から識別信
    号を検出し、検出信号を出力する第1の符号検出回路
    と、 第2の回線から受信された伝送信号のポインタを検出
    し、ポインタに基づいて伝送信号から主信号を分離する
    第4の分離回路と、 該第4の分離回路によって分離された主信号から識別信
    号を検出し、検出信号を出力する第2の符号検出回路
    と、 該第1の符号検出回路及び該第2の符号検出回路から出
    力される検出信号が同時に発生するか否か判定し、判定
    が否定のとき不一致信号を送信局へ送信し、判定が肯定
    のときは該第3の分離回路及び該第4の分離回路から出
    力される伝送信号の間で切替えを行う受信制御回路とを
    設けることを特徴とする無瞬断回線切替え装置。
  6. 【請求項6】 該第2の送信回路部は、該第1の記憶回
    路及び該第1の多重化回路が、それぞれ、第1の回線に
    対して有すると同じ機能を、第2の回線に対して有する
    第2の記憶回路及び第2の多重化回路から成り、 該送信制御回路は該第2の記憶回路及び該第2の多重化
    回路に対して、それぞれ、該第1の記憶回路及び該第1
    の多重化回路に対すると同じ機能を行うことを特徴とす
    る請求項5記載の無瞬断回線切替え装置。
  7. 【請求項7】 伝送フレームの、ポインタで指定された
    信号位置に主信号が多重化された伝送信号を互いに伝送
    遅延が異なる複数の回線1,2へ並列に送信し、受信さ
    れた伝送信号を同期化して伝送信号間で切り替えを行う
    回線切替え方法において、 (a) 前記送信される主信号の予め定められた位置に、同
    期検出のための識別符号を挿入する工程と、 (b) 記憶容量が可変で、かつ、格納されたデータは記憶
    容量に応じた時間の後に読み出される記憶回路を設ける
    工程と、 (c) 一方の回線1から受信された伝送信号の主信号を記
    憶回路へ格納する工程と、 (d) 前記記憶容量を変化させることによって記憶回路か
    ら主信号が読み出される時間を変化させて、その識別符
    号と、他方の回線2から受信された伝送信号の主信号の
    識別符号とを同期化させる工程と、 (e) 変化された記憶容量に応じて回線1から受信された
    伝送信号の伝送フレームのポインタを更新する工程と、 (f) 前記更新されたポインタによって指定された伝送フ
    レームの信号位置へ第1の記憶回路から読み出された主
    信号を多重化することによって回線1,2から受信され
    た伝送信号を同期化する工程、及び (g) 回線を切り替える工程とを設けることを特徴とする
    無瞬断回線切替え方法。
  8. 【請求項8】 前記回線切替え方法は、さらに、 該(h) 〜(m) の工程が、それぞれ、前記一方の回線につ
    いて行うと同じ工程を、他方の回線2について行う(h)
    〜(m) の工程を設けることを特徴とする請求項7記載の
    無瞬断回線切替え方法。
  9. 【請求項9】前記回線切替え方法は、さらに、 (n) 該(g) もしくは(m) の工程の後、前記記憶回路の記
    憶容量を減少させ、主信号が読み出される時間を減少さ
    せて、伝送信号の遅延を減少させることを特徴とする請
    求項8記載の無瞬断回線切替え方法。
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