JPH09320282A - 不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法

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JPH09320282A
JPH09320282A JP13191396A JP13191396A JPH09320282A JP H09320282 A JPH09320282 A JP H09320282A JP 13191396 A JP13191396 A JP 13191396A JP 13191396 A JP13191396 A JP 13191396A JP H09320282 A JPH09320282 A JP H09320282A
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JP
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voltage
erase
word line
predetermined
erasing
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JP13191396A
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Yasuaki Hirano
恭章 平野
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウト面積を増加させることなく、閾値
分布をタイトにできる不揮発性半導体記憶装置の消去制
御方法の提供。 【解決手段】 消去が終了したと判断したセクタへのワ
ード線消去電圧印加を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フローティングゲ
ートを備え電気的に書き換え可能な不揮発性半導体記憶
装置に関する。特に、消去時の消去パルス印加方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュ型EEPROMにおいてET
OX(米国インテル社登録商標)型メモリセルが知られ
ている。
【0003】このETOX型セルは、図2に示すよう
に、半導体基板21内にソース22及びドレイン23が
形成されており、このソース・ドレインは半導体基板と
逆の極性を有する。また、このソース・ドレイン間上に
はゲート絶縁膜24、さらに、その上にはフローティン
グゲート25、層間絶縁膜26、コントロールゲート2
7が形成されている。
【0004】このETOX型セルの動作原理は、データ
書き込み(プログラム)時には、ソース電圧Vsとして
通常低電圧(例えば0V)が与えられ、ドレインにはV
d(例えば6V)、コントロールゲートには高電圧Vp
p(例えば12V)が印加される。この時、ドレイン・
ソース間にはホットエレクトロンとホットホールが発生
する。ホットホールは基板電流として基板に流れ込む。
一方、ホットエレクトロンはフローティングゲートに注
入され、トランジスタのコントロールゲートからみた閾
値電圧が上昇する。
【0005】また、読み出し時には、ソース電圧を低電
圧(例えば0V)、ドレイン電圧をソース電圧より少し
高い電圧(例えば1V)、コントロールゲートに5Vを
印加する。この時、書き込みセルと非書き込みセルで
は、閾値が異なることからソース・ドレイン間に流れ込
む電流が異なる。これをセンスして、ある一定電流より
電流が大きい場合“1”(消去したセル)、小さい場合
“0”(書き込まれたセル)としている。
【0006】消去時には、ソースに高電圧Vpp(例え
ば12V)、コントロールゲートに低電圧(例えば0
V)が与えられ、さらに、ドレインがフローティング状
態に保たれている。これにより、フローティングゲート
・ソース間にトンネル酸化膜を介してファウラーノルド
ハイム電流が流れ、フローティングゲートから電子が抜
き取られる。
【0007】このような動作原理により書き込みおよび
消去するセルが所定の閾値以上もしくは以下になってい
るかを確認するためにベリファイを行う。書き込みベリ
ファイは、閾値(Vthp)の高い(例えば5.3V)セ
ル(リファレンスセル)と比較し、これ以上の閾値とな
った場合、書き込みセルと判断している。一方、消去ベ
リファイは、閾値(Vthe)が低い(例えば3.1V)
セル(リファレンスセル)と比較して、これ以下の閾値
となった場合、消去セルと判断している。
【0008】このようなフラッシュメモリにおいて従来
例に用いるソース共通型のメモリアレイ部の構成図を図
3に示す。ワードデコーダ31にはアドレス信号A6〜
A16が入力され、コラムデコーダ32にはデータ(D
0〜D7)、アドレス信号A0〜A5、さらに、消去回
路33には消去信号Eが入力されている。このチップ
は、m本(例えばm=2048)のワード線WL1
…,WLmを有し、このワード線1本あたりn個(例え
ばn=512)のメモリセルMCのコントロールゲート
がつながっている。つまり、n本のビット線BL1
…,BLnを有している。従って、このメモリのメモリ
容量はm×n個(例えば1MB)である。また、このメ
モリアレイのソースは共通であり、共通ソース線SLは
消去回路33に接続されている。
【0009】書き込み時は、データの内容により、選択
されたメモリセルに書き込みたいセル、つまり、データ
が“0”のものはビット線をVdとし、書き込みたくな
いセル、つまり、データが“1”のものはビット線をV
ssとする。選択されたワード線にはVppが印加さ
れ、セルには所望のデータが書き込まれる。
【0010】読み出し時は、書き込み時と同様にワード
線が選択され、Vcc、ビット線には1V程度の電圧が
それぞれ印加される。セルに流れる電流によりセンスア
ンプで“1”,“0”を判定し、I/Oからデータが読
み出される。
【0011】消去時は、消去信号が消去回路に入力さ
れ、図3に示すようにアレイ状に配置されたメモリセル
トランジスタのソースにVppが印加され、全セル同時
に消去することが出来る。
【0012】上記動作原理およびメモリの構成を有する
フラッシュメモリの消去時のシーケンスについて述べ
る。図4に一般的な消去シーケンスを示す。消去が開始
され、まず、過消去を防止するためにすべてのセルを書
き込み状態にする。次に、消去パルスが印加されて消去
ベリファイが行われる。ベリファイの方法は、先頭アド
レスのものを行い、そのセルの閾値が消去状態でないと
判断されれば、再び消去パルスを印加する。このとき、
必然的に全セルが選択されている。消去状態であると判
断されれば、次のアドレスセルをベリファイする。これ
を最終アドレスに到達するまで繰り返す。
【0013】通常、チップ内のメモリセルの特性にばら
つきがあり、消去後のセルの閾値にばらつきが生じる。
図5に、消去後のメモリアレイのセルの閾値の分布の一
例を示す。図5から分かるように、消去後に、メモリセ
ルの閾値は、ある一定の値ではなく、Vthmin からVth
max の値をもつ。仮に消去パルスをさらに印加すると、
図6に示すようにVthmin の値は0V以下になる。これ
が過剰消去である。
【0014】図3に示したNOR型のメモリアレイ構成
方式をとる場合、過剰消去つまりVth<0となったセ
ルでは、ワード線電圧=0Vにおいても、セルトランジ
スタはオンし、そのセルが存在するビット線につながる
セルのデータは全て“1”と判断されることになり、デ
ータの読み出しは正常に行えない。従って、セルの閾値
は0<Vth<Vtheの範囲でなければならない。
【0015】このような過剰消去を防止するために、通
常、消去用のリファレンスセルの閾値は、上記のような
0Vよりかなり高い値(例えば3.3V)に設定されて
いる。このことから、低電圧化が進行し、例えば電源電
圧3Vの場合、リファレンスセルのトランジスタは、ワ
ード線電圧が電源電圧において、常にオフした状態にな
り、正確なベリファイおよび読み出しが行えない。従っ
て、通常、このような低電圧電源下での読み出し等の動
作は、ワード線電圧を昇圧して行われる。この方法の場
合、ワード線を昇圧するタイミングが微妙なため、アク
セスタイム等の高速化が困難である。さらに、ワード線
を昇圧する回路が必要になり、そこでの電流消費が問題
となり、低電圧化を進めるためにはリファレンスセルの
閾値を少なくとも電源電圧より低い値に設定することが
望まれている。
【0016】しかし、チップ一括消去の場合、メモリ容
量が増加し、メモリアレイの面積が増加すると、閾値の
バラツキはより顕著になると予想され、上記のようなリ
ファレンスセルの閾値を低くすることは困難である。
【0017】チップ一括消去型の場合におけるこの問題
を解決する手段の1つとして、チップをブロックに細分
化する方法が挙げられる。この方式についての1例とし
ては、“A 60ns 16Mb Flash EEPROM wit
h Program and Erase Sequence Controller”IS
SCC Tech Dig. P260(1991)或は、特
開平6−139785号公報で述べられている。
【0018】図7に、ここで述べられているブロック分
割型のフラッシュメモリのアレイ部のブロック図を示
す。図から分かるようにソースが分割され、分割された
ソースSL1,…,SLkには、個々に独立した電圧を印
加出来る消去回路331,…,33kが接続されている。
消去は、消去信号Eがそれぞれ消去回路に入力され、ソ
ースにVppが印加される。ベリファイにより消去され
たと判断されたブロックの消去回路は非活性となり、そ
のブロックにはVppは印加されない。このことから、
この方式により余分な消去がされなくなる。この場合、
消去ベリファイの手法が消去時間に大きな影響を及ぼ
す。このメモリアレイ構成を用いたものに、上記した図
4のようなベリファイ動作を用いた場合、同一のブロッ
ク内アドレスに消去不十分のセルが検出されたブロック
のみ同時に消去パルスが印加されることにより非常に効
率が悪くなる。そこで、1本のワード線上のメモリセル
についてすべてのベリファイを行った後、消去不十分の
セルを含むブロックに消去パルスが印加されるように構
成されている。この方法を用いた場合、閾値の分布が
2.2eVから1.5eVまでタイトにできると述べて
いる。このようにブロックの分割を細分化することによ
り閾値の分布(バラツキ)をタイトにできる。
【0019】しかしながら、このように細分化した場
合、ソースを分割する結果となり、フラッシュメモリの
特長である共通ソースを用いることによるアレイ面積の
縮小化が困難になる。図7で示したような1Mブロック
のフラッシュメモリにおいて8ブロック(k=8)に分
割した場合、通常のブロック分割型のフラッシュメモリ
で用いられているブロック構成方法を用いると、レイア
ウト面積はソース共通型のものを形成するのに比べて約
25%大きくなる。
【0020】従来の方法では消去のパルス印加は図8の
ような電圧条件で行われる。この場合、消去パルスはソ
ース電圧を12Vまで高め、すべてのワード線電圧は0
V一定である。また、図3,図7のアレイ構成から分か
るように上記パルスはソース共通なセル全てに印加され
る。
【0021】メモリアレイのレイアウト面積を増加させ
ることなく、微細化する一つの方式として、消去時、ワ
ード線に負の電圧を印加し、データを消去する方法があ
る。ソースを2重拡散にする必要がないため、その分セ
ルを小さくすることが可能となるものである。
【0022】この場合、図3に示すアレイ構成に於い
て、図9に示すように、ソース電圧を6Vに、ワード線
電圧を−10Vにしている。この条件に於いて、フラッ
シュメモリセルはフローティングゲートとソース間に十
分に電界が生じ、電子が引き抜かれ、消去される。
【0023】従来、この負電圧消去型のフラッシュメモ
リに於いて、メモリアレイの一括消去をする場合、全て
のセルが消去されるまで、ソース電圧を6V、全てのワ
ード線に−10Vを印加して一括消去する方式が用いら
れている。消去シーケンスは、図4と同様である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式を用
いた場合も、上記のような共通ソースに高電圧を印加し
て消去する方法と同様に、全てのセルが消去されるま
で、消去パルスが印加されることから、メモリアレイ内
のセルの特性にバラツキがあると、閾値の分布が広が
る。このことから、上記のように低電圧電源下における
読み出し及びベリファイ時には、ワード線の昇圧が必要
になり、アクセス速度の高速化が容易でなくなる。さら
に昇圧回路での電力消費が多くなる。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
全メモリセルの全てのソースが共通に接続されて一括消
去を行うフラッシュメモリにおいて、消去が終了したと
判断したセクタ(最小、ワード線1本単位)へのワード
線消去電圧印加を禁止する。さらに、それらのセルは、
共通ソースに正の電圧が印加されるため半消去状態とな
る。この半消去状態による閾値電圧の低下を防止するた
めに、それらのワード線に正の電圧を印加する。
【0026】すなわち、本発明の不揮発性半導体記憶装
置の消去制御方法は、フローティングゲート型MOSト
ランジスタがマトリックス状に配列され、同一行のトラ
ンジスタのコントロールゲートが共通接続されて、ワー
ド線を構成し、同一列のトランジスタのドレインが共通
接続されて、ビット線を構成し、すべてのトランジスタ
のソースが共通接続されたメモリセルアレイを有し、消
去時には、上記ワード線に所定の第1電圧を印加し、上
記共通接続されたソースに所定の第2電圧を印加して一
括消去を行う構成の不揮発性半導体記憶装置の消去制御
方法において、上記ワード線に上記所定の第1電圧を印
加し、上記共通接続されたソースに上記所定の第2電圧
を印加して、全消去動作を実行した後、各メモリセルト
ランジスタの閾値電圧が所定値より低くなったか否かを
判定し、接続されるすべてのメモリセルトランジスタの
閾値電圧が上記所定値より低くなったワード線又はワー
ド線群については、上記所定の第1電圧の印加を禁止
し、それ以外のワード線又はワード線群に上記所定の第
1電圧を印加すると共に、上記共通接続されたソースに
上記所定の第2電圧を印加して、部分消去を実行し、そ
の後、各メモリセルトランジスタの閾値電圧が所定値よ
り低くなったか否かを判定し、すべてのメモリセルトラ
ンジスタの閾値電圧が上記所定値より低くなるまで、上
記部分消去動作と判定動作とを実行することを特徴とす
るものである。
【0027】また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の
消去制御方法は、上記の消去制御方法において、接続さ
れるすべてのメモリセルトランジスタの閾値電圧が上記
所定値より低くなったワード線又はワード線群について
は、消去禁止電圧を印加することを特徴とするものであ
る。
【0028】更に、本発明の不揮発性半導体記憶装置の
消去制御方法は、接続されるすべてのメモリセルトラン
ジスタの閾値電圧が上記所定値より低くなったワード線
又はワード線群に印加される上記消去禁止電圧が、上記
共通接続されたソースに印加される上記所定の第2電圧
と同一極性の電圧であることを特徴とするものである。
【0029】更に、本発明の不揮発性半導体記憶装置の
消去制御方法は、接続されるすべてのメモリセルトラン
ジスタの閾値電圧が上記所定値より低くなったワード線
又はワード線群に印加される上記消去禁止電圧が、上記
共通接続されたソースに印加される上記所定の第2電圧
と同一の電圧であることを特徴とするものである。
【0030】また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の
消去制御方法は、フローティングゲート型MOSトラン
ジスタマトリックス状に配列され、同一行のトランジス
タのコントロールゲートが共通接続されて、ワード線を
構成し、同一列のトランジスタのドレインが共通接続さ
れて、ビット線を構成し、すべてのトランジスタのソー
スが共通接続されたメモリセルアレイを有し、消去時に
は、上記ワード線に所定の負電圧を印加し、上記共通接
続されたソースに所定の正電圧を印加して一括消去を行
う構成の不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法におい
て、上記ワード線に上記所定の負電圧を印加し、上記共
通接続されたソースに上記所定の正電圧を印加して、全
消去動作を実行した後、各メモリセルトランジスタの閾
値電圧が所定値より低くなったか否かを判定し、接続さ
れるすべてのメモリセルトランジスタの閾値電圧が上記
所定値より低くなったワード線又はワード線群について
は、上記所定の負電圧の印加を禁止し、それ以外のワー
ド線又はワード線群に上記所定の負電圧を印加すると共
に、上記共通接続されたソースに上記所定の正電圧を印
加して、部分消去を実行し、その後、各メモリセルトラ
ンジスタの閾値電圧が所定値より低くなったか否かを判
定し、すべてのメモリセルトランジスタの閾値電圧が上
記所定値より低くなるまで、上記部分消去動作と判定動
作とを実行することを特徴とするものである。
【0031】また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の
消去制御方法は、上記の消去制御方法において、接続さ
れるすべてのメモリセルトランジスタの閾値電圧が上記
所定値より低くなったワード線又はワード線群について
は、消去禁止電圧を印加することを特徴とするものであ
る。
【0032】更に、本発明の半導体記憶装置の消去制御
方法は、接続されるすべてのメモリセルトランジスタの
閾値電圧が上記所定値より低くなったワード線又はワー
ド線群に印加される上記消去禁止電圧が、上記共通接続
されたソースに印加される上記所定の正電圧と同一極性
の正の電圧であることを特徴とするものである。
【0033】更に、本発明の不揮発性半導体記憶装置の
消去制御方法は、接続されるすべてのメモリセルトラン
ジスタの閾値電圧が上記所定値より低くなったワード線
又はワード線群に印加される上記消去禁止電圧が、上記
共通接続されたソースに印加される上記所定の正電圧と
同一の電圧であることを特徴とするものである。
【0034】上記に示したように、ソースが共通なメモ
リアレイの一括消去において、すべてのセルが消去した
と認識されたセクタ(ワード線又はワード線群)への消
去パルス印加を禁止することにより、閾値が低い方へ変
化しやすいセルは消去パルス印加が禁止されるため、そ
れ以上閾値が低下することなく、結果的に閾値の分布を
タイトに出来る。従って、消去セルの基準閾値を低下す
ることを可能にし、低電圧電源化において、ワード線を
ブーストすることなく読み出しを可能にし、高速読み出
し、低電力消費化を実現する。さらに、余分な消去を防
止出来ることから、セルの寿命を長くすることが出来
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳細に説明する。
【0036】図1に、本発明に用いるメモリアレイ部の
構成図を示す。
【0037】メモリアレイの各メモリセルMCのソース
は共通であり、共通ソース線SLは消去回路11に接続
されている。消去信号Eはワードデコーダ12と消去回
路11に入力される。ワードデコーダ12にはアドレス
信号A6〜A16、各セクタごとに入力される消去禁止
信号inh0〜inh254、さらに、コラムデコーダ
13にデータ(D0〜D7)、アドレス信号A0〜A5
が入力される。従って、ワード線WLはm本(例えばm
=2048)、ビット線BLはn本(例えば512)を
有している。
【0038】書き込み時、読み出し時の動作原理は従来
のものと同様である。
【0039】消去時は、消去信号Eにより消去回路11
が活性化され、共通ソースラインSLには正の電圧Vn
s(例えば6V)が印加される。さらに、消去信号Eに
よりワードデコーダ12から全てのワード線には負の電
圧Vneg(例えば−10V)が出力される。従って、
各セルの端子電圧はコントロールゲート電圧=Vne
g、ソース電圧=Vns、ドレイン電圧=オープンであ
る。ここで、ワード線負電圧消去型のフラッシュメモリ
においてはワード線への負電圧印加を消去パルスとす
る。
【0040】図10に、本発明に用いるワードデコーダ
の構成図を示す。図からわかるように、ワードデコーダ
は、印加電圧デコーダ部101、制御電圧デコーダ部1
02、ドライバー部103に分けられる。ワード線に印
加される電圧は、印加電圧デコーダ部で出力された電圧
を、さらに制御電圧デコーダ部で選択し、ドライバー部
を通してワード線に電圧が印加される。図10中では、
印加電圧デコーダからドライバー部へ入力される信号
は、1本で図示しているが、実際のものでは、hhvxa,n
nvxaの2本がある。さらに、制御電圧デコーダ部からド
ライバー部に入力される信号についても、図中では1本
で示されているが、実際用いられる信号は、hhvgate,n
nvgateの2本である。2048本のワード線を有する場
合、印加電圧デコーダは8個、制御電圧デコーダは25
6個用意される。1つの制御電圧デコーダには8本のワ
ード線が出力されており、これらにつながるセルをセク
タ単位(512バイト)とする。
【0041】この印加電圧デコーダを実現する回路の一
例を図11に示す。ナンドゲート111,112,11
3及び114、アンドゲート115、インバータ116
及び117、並びにレベルシフタ118及び119によ
り構成される。また、この回路の入力信号は、アドレス
信号A、全ワード線選択信号AWLS及び消去信号Eで
ある。さらに出力は、hhvxa及びnnvxaである。印加電圧
デコーダが8個あるので、全体でhhvxa0〜hhvxa7及び
nnvxa0〜nnvxa7の出力信号がある。また、レベルシフ
タ118及び119の具体的な回路を、それぞれ図12
及び図13に示す。
【0042】消去時に於いては、アドレス信号の状態に
かかわらず、全ワード線選択信号AWLS及び消去信号
Eは5Vになり、ナンドゲート112は5Vになる。ア
ンドゲート115及びナンドゲート113の出力は共に
0Vになり、ナンドゲート114の出力は5Vになる。
消去時には、レベルシフタ118のVpp/Vinh/
Vccの電圧はVinh(3V)が選択される。入力信
号が0Vなので、図12の回路からわかるように、hhvx
aは3V(Vinh)の電圧が出力される。また、消去
時には、レベルシフタ119のVss/Vnegの電圧
はVneg(−10V)が選択される。したがって、図
13の回路からわかるように、nnvxaは、−10V(V
neg)が出力される。
【0043】ベリファイ時には、全ワード線選択信号は
0V、選択されたアドレスのアドレス信号Aが5Vにな
る。したがって、ナンドゲート111の出力は0V、ナ
ンドゲート112の出力は5Vになる。さらに、消去信
号Eは0Vであるので、アンドゲート115及びナンド
ゲート113の出力は、それぞれ、0V及び5V、ナン
ドゲート114の出力は5Vになる。また、ベリファイ
時には、Vpp/Vinh/Vccの電圧はVcc(5
V)が選択され、Vss/Vnegの電圧はVss(0
V)が選択されている。したがって、hhvxa及びnnvxaの
出力は、それぞれ5V及び0Vになる。非選択時は、ア
ドレス信号の内どれか若しくは全てが0Vになる。した
がって、アンドゲート115及びナンドゲート113の
出力は共に5Vになる。したがって、hhvxa及びnnvxaの
出力は共に0Vになる(Vss/Vnegの電圧はVs
sが選択されている)。
【0044】表1に、消去時及びベリファイ時の印加電
圧デコーダ部の各信号の電圧を示す。
【0045】
【表1】
【0046】また、制御電圧デコーダとドライバ部を含
む回路の一例を図14に示す。オアゲート141、ノア
ゲート142、インバータ143及びエクスクルーシブ
ノアゲート144、レベルシフタ145及び146並び
にドライバ147により構成される。また、この回路へ
の入力信号は、アドレス選択信号AS1、AS2、全ワー
ド線非選択信号AWNS、消去禁止信号inh及び消去
信号Eである。アドレス選択信号AS1,AS2 は、外部
からのアドレス信号がプリデコーダに入力され、そこで
デコードされたものである。 これは第1〜第255セクタのものに対する制御電圧デ
コーダである。第256セクタは、下記に示すように最
終セクタなので、このセクタの消去が終了すれば、消去
は終了ということになる。したがって、このセクタの消
去を禁止する必要はない。従って、オアゲート141の
入力信号である消去禁止信号inhは0Vに接続されて
いる。従って、消去禁止信号はinh0〜inh254
である。
【0047】消去時、プリデコードされたアドレス選択
信号AS1,AS2 は0V(Vss)である。消去完了
前、全ワード線非選択信号AWNS及び消去禁止信号i
nhは0Vで、オアゲート141の出力は0Vである。
従って、ノアゲート142の出力は5V、また消去信号
Eは5Vであるので、エクスクルーシブノアゲート14
4の出力は0Vになる。このとき、レベルシフタ145
(構成は、図12に示すレベルシフタ118と同一)の
Vpp/Vinh/Vccの選択電圧はVinh(3
V)であり、したがって、出力(hhvgate)は、図12
からわかるように3Vである。一方、レベルシフタ14
6(構成は、図13に示すレベルシフタ119と同一)
のVss/Vnegの選択電圧はVneg(−10V)
が選択されており、図13からわかるように、出力nnvg
atebは−10V、nnvgateは3Vである。この時、上記
したように、hhvxa,nnvxaはそれぞれ3V,−10Vで
ある。図15にその構成を示すドライバ147では、V
pp/Vinh/Vcc及びVss/Vnegの選択電
圧は、消去時、それぞれ、Vinh(3V)及びVne
g(−10V)である。したがって、出力WLには、−
10Vの電圧が出力される。
【0048】一方、ベリファイ後に、消去が終了したと
判断されたセクタは、対応する制御電圧デコーダに入力
される消去禁止信号inhがVcc(5V)になる。
【0049】この消去禁止信号は図16に示す回路から
発生している。A0P〜A16Pはアドレス信号で、パ
ッドから直接のアドレス信号である。A0〜A16は内
部アドレス信号で、ワードデコーダ、コラムデコーダ等
に入力されている。また、CA0〜CA16は17ビッ
ト同期式アドレスカウンター161の出力であり、内部
クロック信号により、アドレスが増加していく。消去禁
止信号発生回路162は図17に示すようにCA9〜C
A16の8ビットの信号をデコードし、1セクタの消去
が完了したと判断されるごとに消去禁止信号を順にセッ
ト(5V)していく機能を有している。
【0050】消去禁止信号は最初すべて0Vである。C
A16〜CA9の8ビットが00000001(01
H)になった時(第1セクタの消去終了を示す)、消去
禁止信号inhb0が5Vになり、図18にその構成を
示す消去禁止信号ラッチ回路1710 に5Vがラッチさ
れ、inh0は5Vを出力する。この電圧は消去終了信
号EEが入力されるまでは5Vに保たれる。このような
回路は、インバータ181のn−MOSトランジスタ・
チャネル抵抗を、インバータ182のp−MOSトラン
ジスタのものより十分高く(例えば、図18中に示すよ
うなlとw)することにより得る事が出来る。
【0051】ベリファイが開始されると17ビット同期
式カウンター161へベリファイ開始信号VSRT(パ
ルス)が入力される。内部クロック信号が入力され、カ
ウンターは動作し、ベリファイが開始される。閾値が予
想される値より高いセル、つまり消去不十分なセルが検
出されるまで、カウンターのアドレス(CA0〜CA1
6)が増加し、ベリファイは続けられる。
【0052】不十分なセルが検出された場合、ベリファ
イは中止され、ベリファイストップ信号VSTPが5V
になり、内部クロック信号は止まり17ビット同期カウ
ンターのアドレスは増加しなくなる。
【0053】次に消去パルスが印加され、再度ベリファ
イが開始されると、ベリファイストップ信号VSTPは
0Vになり、内部クロック信号が入力される。これによ
り同期カウンターのアドレスは再度増加し始める。上記
したように第1セクタの消去が終了すると消去禁止信号
inh0が5Vにセットされる。
【0054】第255セクタの消去が終了と判定される
とinh254が5Vにセットされる。さらに第256
セクタ(最終セクタ)の消去が終了すると、そこで消去
が終了し、消去終了信号EEが5Vになり、消去禁止信
号ラッチ回路がリセットされる。従って、最終セクタの
消去を禁止する信号は必要ない。したがって、最終セク
タに対応する制御電圧デコーダのオアゲート141の入
力信号である消去禁止信号inhは0Vに接続されてい
る(消去禁止信号はinh0〜inh254である)。
【0055】以上のようにして消去禁止信号は出力され
る。
【0056】消去禁止信号が入力されると、オアゲート
141及びノアゲート142の出力は、それぞれ、5V
及び0Vになり、エクスクルーシブノアゲート144の
出力は5Vに変化し、レベルシフタ145の出力hhvgat
eは0V、レベルシフタ146の出力nnvgate及びnnvgat
ebは、それぞれ、−10V及び3Vになり、WLには消
去禁止電圧3Vが出力される。この消去禁止電圧は、上
記消去条件の場合2V〜4V程度であればよい。
【0057】ベリファイ時、アドレスが選択された場
合、アドレス選択信号AS1,AS2 は0Vになる。ま
た、全ワード線非選択信号AWNSおよび消去禁止信号
inhは0Vで、オアゲート141の出力は0Vであ
る。ノアゲート142の出力は5Vであり、消去信号E
は0Vであるので、エクスクルーシブノアゲート144
の出力は5Vになる。レベルシフタ145及び146の
選択電圧は、それぞれVcc及びVss、さらに、ワー
ドドライバ147の選択電圧はVpp,Vssが選択さ
れる。したがって、hhvgate,nnvgate及びnnvgatebは、
それぞれ0V,0V及び5Vになり、また、hhvxa及びn
nvxaは、それぞれ5V及び0Vであるので、ワード線W
Lには5Vが出力される。一方、非選択の場合、アドレ
ス選択信号のどれかが5Vになり、ノアゲート142の
出力は0Vになる。エクスクルーシブノアゲート144
の出力は0Vであるので、レベルシフタ145及び14
6の出力hhvgate及びnnvgate,nnvgatebは、それぞれ5
V及び5V,0Vになり、ワード線WLには0Vが出力
される。
【0058】表2に制御電圧デコーダの消去時の各信号
の電圧を示す。
【0059】
【表2】
【0060】図19に、本発明に適用される消去シーケ
ンスを示す。コマンドを受け、消去が開始されると、従
来のフラッシュメモリと同様に過消去を防止するための
消去前書き込みを行う。したがって、消去パルス印加前
のセル状態は図20に示すように全て書き込み状態であ
る。次に、消去パルスを全てのセルに印加する。
【0061】消去が開始されると、最初に共通ソースラ
インに+6Vの電圧が印加され、消去セットアップ状態
にはいる。次に、消去信号が5Vになるとともに全ワー
ド線選択信号が0Vになり、上記したように全てのワー
ド線には−10Vが出力される(消去パルス印加)。こ
れにより全てのセルの閾値は低下する。ベリファイ時に
は上記したように、選択されたワード線には5V、非選
択ワード線には0Vが出力される。これにより、最初、
先頭アドレスからベリファイを行い消去不十分なセルが
検出された時点でベリファイを中止し、再度、消去パル
スを印加する。
【0062】次のベリファイ動作はそのセルから開始す
る。図21に示すように先頭の第1セクタ(この場合、
ワード線WL0〜WL7につながるセル:512B)が
イレース完了と判定されると、図10に示す制御電圧デ
コーダ1020 の消去禁止信号が5Vになる。したがっ
て、次の消去パルス印加では、制御電圧デコーダ102
0 につながるワード線WL0〜WL7は、上記したよう
な回路動作により、消去禁止電圧3Vが出力し、これら
のワード線につながるセルの閾値はこれ以上低下しな
い。
【0063】一方、図21のように、第2セクタのワー
ド線WL8に消去不十分なセルが存在しているので、ワ
ード線WL8〜WL2047には−10Vが出力し、消
去パルスが印加され、これらのワード線につながるセル
の閾値はさらに低下する。この動作は最終セクタ(第2
56セクタ)のものが終了するまで繰り返される。一度
消去が終了したと判定されたセクタには、上記に示した
ように、ワード線には−10Vが出力されず消去パルス
は印加されない。
【0064】また、図1に示す、本発明に用いるメモリ
アレイ部の構成に於いて、消去時にソースに対し高電位
Vpp(例えば、12V)、コントロールゲートに低電
圧(例えば、0V)を印加し、ドレインをフローティン
グ状態に設定する場合に於いても、消去完了セクタに対
して、その消去禁止信号を設定し、ワード線に消去禁止
電圧として高電圧Vppを印加し、消去電圧の印加を禁
止することが可能となる。これにより、閾値の分布をタ
イトにすることが可能となる。
【0065】更に、上述の実施の形態に於いては、セク
タ(8ワード線)単位で消去禁止の制御を行っている
が、ワード線単位の制御としてもよい。また、セクタを
構成するワード線数も任意の本数を設定できることは言
うまでもない。
【0066】また、最初の全セル消去動作を実行した
後、すべてのセクタについてベリファイを実行し、最初
の消去動作で消去が十分に行われなかったセルを含むセ
クタについてのみ、二度目の消去動作を実行し、すべて
のセルの消去が完了したセクタについては消去禁止信号
により、以降の消去電圧の印加を禁止する構成としても
よい。この場合、二度目の消去動作完了後、二度目の消
去動作を行ったすべてのセクタについてベリファイを実
行し、その結果、すべてのセルの消去が完了したセクタ
については以降の消去電圧の印加を禁止し、以降、同様
の処理を繰り返して全セクタの消去を完了する。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、閾値の分布をタイトにすることが可能となるた
め、その結果として、消去用リファレンスセルの閾値を
低下させることができ、低電圧電源化において、ワード
線をブーストすることなく読み出しを可能にし、高速読
み出し、低電力消費化を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるメモリアレイ部の構成図であ
る。
【図2】ETOX型メモリセルの断面図である。
【図3】従来技術に用いるソース共通型メモリアレイ部
の構成図である。
【図4】従来技術に於ける消去シーケンスを示す図であ
る。
【図5】消去後のメモリセルの閾値分布を示す図であ
る。
【図6】過剰消去が生じた場合のメモリセルの閾値分布
を示す図である。
【図7】従来技術に用いるソース部ブロック分割型のメ
モリアレイ部の構成図である。
【図8】高電圧消去方式の場合の消去パルスを示す図で
ある。
【図9】ワード線負電圧消去方式の場合の消去パルスを
示す図である。
【図10】本発明に用いるワードデコーダの構成図であ
る。
【図11】本発明に用いるワードデコーダ内の印加電圧
デコーダの回路図である。
【図12】レベルシフターの回路図である。
【図13】レベルシフターの回路図である。
【図14】本発明に用いるワードデコーダ内の制御電圧
デコーダの回路図である。
【図15】本発明に用いるワードデコーダ内のワード線
ドライバの回路図である。
【図16】ベリファイ時の内部アドレス信号と消去禁止
信号を発生する回路を示す図である。
【図17】消去禁止信号発生回路の回路図である。
【図18】消去禁止信号ラッチ回路の回路図である。
【図19】本発明における消去シーケンスを示す図であ
る。
【図20】消去前書き込み終了後のメモリセルの状態を
示す図である。
【図21】消去途中のメモリセルの状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
MC メモリセル WL1,…,WLm ワード線 BL1,…,BLn ビット線 SL 共通ソース線 11 消去回路 12 ワードデコーダ 13 コラムデコーダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティングゲート型MOSトランジ
    スタがマトリックス状に配列され、同一行のトランジス
    タのコントロールゲートが共通接続されて、ワード線を
    構成し、同一列のトランジスタのドレインが共通接続さ
    れて、ビット線を構成し、すべてのトランジスタのソー
    スが共通接続されたメモリセルアレイを有し、消去時に
    は、上記ワード線に所定の第1電圧を印加し、上記共通
    接続されたソースに所定の第2電圧を印加して一括消去
    を行う構成の不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法に
    おいて、 上記ワード線に上記所定の第1電圧を印加し、上記共通
    接続されたソースに上記所定の第2電圧を印加して、全
    消去動作を実行した後、各メモリセルトランジスタの閾
    値電圧が所定値より低くなったか否かを判定し、接続さ
    れるすべてのメモリセルトランジスタの閾値電圧が上記
    所定値より低くなったワード線、又はワード線群につい
    ては、上記所定の第1電圧の印加を禁止し、それ以外の
    ワード線又はワード線群に上記所定の第1電圧を印加す
    ると共に、上記共通接続されたソースに上記所定の第2
    電圧を印加して、部分消去を実行し、その後、各メモリ
    セルトランジスタの閾値電圧が所定値より低くなったか
    否かを判定し、すべてのメモリセルトランジスタの閾値
    電圧が上記所定値より低くなるまで、上記部分消去動作
    と判定動作とを実行することを特徴とする、不揮発性半
    導体記憶装置の消去制御方法。
  2. 【請求項2】 接続されるすべてのメモリセルトランジ
    スタの閾値電圧が上記所定値より低くなったワード線又
    はワード線群については、消去禁止電圧を印加すること
    を特徴とする、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装
    置の消去制御方法。
  3. 【請求項3】 接続されるすべてのメモリセルトランジ
    スタの閾値電圧が上記所定値より低くなったワード線又
    はワード線群に印加される上記消去禁止電圧が、上記共
    通接続されたソースに印加される上記所定の第2電圧と
    同一極性の電圧であることを特徴とする、請求項2に記
    載の不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法。
  4. 【請求項4】 接続されるすべてのメモリセルトランジ
    スタの閾値電圧が上記所定値より低くなったワード線又
    はワード線群に印加される上記消去禁止電圧が、上記共
    通接続されたソースに印加される上記所定の第2電圧と
    同一の電圧であることを特徴とする、請求項2に記載の
    不揮発性半導体記憶装置の消去制御方法。
  5. 【請求項5】 上記所定の第1電圧が所定の負電圧であ
    り、上記所定の第2電圧が所定の正電圧であることを特
    徴とする、請求項1,2,3または4に記載の、不揮発
    性半導体記憶装置の消去制御方法。
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