JPH09319163A - 画像形成装置、画像形成方法および記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法および記憶媒体

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JPH09319163A
JPH09319163A JP8133434A JP13343496A JPH09319163A JP H09319163 A JPH09319163 A JP H09319163A JP 8133434 A JP8133434 A JP 8133434A JP 13343496 A JP13343496 A JP 13343496A JP H09319163 A JPH09319163 A JP H09319163A
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image forming
surface potential
image
transfer function
frequency component
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JP8133434A
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English (en)
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Kenichi Nakagawa
謙一 中川
Tokihiko Ogura
時彦 小倉
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真方式の画像形成装置において感光体
軸方向に走査する表面電位計のMTF(変調伝達関数)
特性による検出誤差に起因する誤修復を最小化して、出
力画像にむらのない均一な画像を得ること。 【解決手段】 感光体1の回転軸方向に走査しながら感
光体表面電位を測定する走査型非接触表面電位センサ1
0の測定結果に基づいて画像形成条件を制御するのに際
し、その測定結果である表面電位分布データの変調伝達
関数を補正(MTF補正)する信号処理部13を有す
る。信号処理部13は低域フィルタ16を用いて表面電
位分布データを空間周波数の高い高周波成分と低い低周
波成分に分離し、その高周波成分のみを増幅器20で増
幅することで変調伝達関数の補正を行う。増幅されなか
った低周波成分と増幅された高周波成分は再び合成され
て、合成信号はMTF補正ずみの表面電位分布データと
して画像形成条件を制御する制御信号となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電像を用いる電
子写真方式の画像形成装置、画像形成方法および記憶媒
体に関し、特に感光ドラム等の感光体(感光性像担持
体)上の帯電電位を検出する技術およびその検出値を用
いた画像形成条件の制御に関する。
【0002】本発明の画像形成装置は、アナログ複写
機,デジタル複写機、プリンタ,ファクシミリ装置ある
いはプリンタ機構を内蔵した各種電子機器やシステムに
適用できるものである。
【0003】
【従来の技術】一般に、複写機,レーザビームプリンタ
等の電子写真方式の画像形成装置は、表面に感光層が形
成されて回転駆動するドラム状の感光体と、その感光体
の外周に順次配置された帯電装置,画像露光装置,現像
装置,転写装置,クリーニング装置およびシート材に転
写されたトナー画像を定着するための定着装置等を備え
ている。
【0004】このような電子写真方式の画像形成装置で
は、帯電装置により感光体の表面の感光層が均一に帯電
されたあと感光体が回転して画像露光装置により原稿に
対応する画像光が照射されることにより静電潜像が感光
体上に形成され、この静電潜像に現像装置でトナー(現
像剤)を塗布することにより潜像が顕像化され、転写装
置によりそのトナー画像がシート材(用紙,記録材,転
写材ともいう)に転写される。シート材に転写されたト
ナー画像は定着装置で加熱・加圧定着される。転写装置
により画像を転写された感光体はクリーニング装置でク
リーニングされて感光体上の残留トナーが除去される。
【0005】ところで、シート材に転写される画像の安
定化手段としては、感光体に帯電した電位を電位測定計
(表面電位計)で測定し、この測定結果に基づいて帯電
量,画像露光時の光量を制御して最適化する方法が良く
知られている。
【0006】また、感光体の回転軸方向(長手方向)に
走査する表面電位計を設けて、感光体の軸方向の表面電
位分布の測定を行うことにより、帯電装置の帯電線の汚
れなどによって生じた帯むらに起因する部分的画像欠陥
の補正修復も可能になり、画像全域において適正な画像
を得ることが可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしなから、上記の
ような従来例では、以下のような欠点があった。
【0008】まず、帯電装置の帯電線に汚れが生じる
と、帯電線から所定の電流を放電したとしても、感光体
の表面を均一に所定の目標電位に帯電することはでき
ず、感光体軸方向の表面電位分布は図5の(a)に示す
ように不均一となる。
【0009】この電位むらを、感光体の回転軸方向(以
下、感光体軸方向と称する)に走査する、感光体に非接
触の表面電位計により測定する場合、この表面電位計の
検出感度分布は、例えば図5の(b)に示すような幅を
持っているので、この表面電位計によって測定される表
面電位分布は実際の電位分布(図5の(a))が平滑化
されたものになり、図5の(c)のようになってしま
う。すなわち、実際の電位分布において空間周波数が低
い成分は、表面電位計の検出感度分布によって定まる変
調伝達関数(以下、MTFと称する)が1であるので忠
実に検出されるが、空間周波数が高くなるにつれてMT
Fは1から徐々に低下し、そのため表面電位を忠実に検
出できなくなってしまう。
【0010】このような状態で検出された図5の(c)
のような電位分布データを基に、感光体軸方向の帯電む
らの補正修復を行うと、帯電むらの低周波成分は精度よ
く修復できるが、帯電むらの高周波成分では誤差が生
じ、その結果として修復後の感光体の電位分布に、図5
の(d)に示すような、図5の(a)と図5の(c)の
差分が残ってしまい、これが出力画像において細かいす
じ状の濃度むらとなってしまうという点があった。
【0011】また、電位むらを忠実に検出することは、
検出感度分布の幅が非常に狭い表面電位計を用いれば理
論上は可能であるが、このような電位計は構造が複雑と
なり、製造コストが非常に大きくなってしまい、また検
出データ数も多くなるためにこのデータを記憶するメモ
リのコストも大きくなり、実用に供し難くなるという点
があった。
【0012】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、電子写真方式の
画像形成装置において感光体軸方向に走査する表面電位
計のMTF(変調伝達関数)特性による検出誤差に起因
する誤修復を最小化して、出力画像にむらのない均一な
画像を得ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、走査型表面電位計によって測定された感
光体の回転軸方向の表面電位分布データをMTF補正し
た結果に基づいて帯電むらの修復を行うことを特徴とす
る。
【0014】さらに詳しくは、本発明は、回転駆動する
感光体の周囲に帯電装置、画像露光装置、現像装置を有
し、該感光体に対して帯電,画像露光による静電潜像の
形成,該静電潜像の現像剤による現像を順次行う電子写
真方式であって、表面電位計により前記感光体の回転軸
方向に走査しながら該感光体の表面電位を測定し、該測
定結果に基づいて画像形成条件を制御する画像形成装置
において、前記測定結果である表面電位分布データの変
調伝達関数を補正する変調伝達関数補正手段と、該変調
伝達関数補正手段で補正された表面電位分布データに基
づいて画像形成条件を制御する画像形成条件制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0015】本発明は、その一形態として、前記変調伝
達関数補正手段は、前記感光体を走査する前記表面電位
計により測定された前記表面電位分布データを空間周波
数の高い高周波成分と空間周波数の低い低周波成分に分
離する空間周波数分離手段と、該空間周波数分離手段で
分離された前記高周波成分を増幅する増幅手段とを有
し、該高周波成分を増幅することで変調伝達関数の補正
をする。また、前記空間周波数分離手段は、前記表面電
位計により測定された前記表面電位分布データから低周
波成分を分離する低域フィルタ回路と、前記表面電位計
により測定された前記表面電位分布データから前記低域
フイルタ回路で分離された低周波成分を減算して高周波
成分のみを得る減算回路とを有する。そして、好ましく
は前記空間周波数分離手段は、前記増幅手段で増幅され
る前の前記高周波成分のノイズおよびノイズと見極めが
つかない小さな振幅の値を0とする信号処理を行うウィ
ンドー・コンパレータを有する。また、前記変調伝達関
数補正手段は、前記空間周波数分離手段で分離された前
記低周波成分と前記増幅手段で増幅された前記高周波成
分とを合成する信号合成手段と、該信号合成手段の出力
信号を変調伝達関数を補正した表面電位分布データとし
て前記画像形成条件制御手段へ出力する出力手段とを有
する。
【0016】また、本発明は、他の形態として、前記変
調伝達関数補正手段は、変調伝達関数が所定値となる空
間周波数を閾値とするような高域強調フィルタ回路から
構成されていることを特徴とすることができる。
【0017】さらにまた、本発明はその実施形態とし
て、前記画像形成条件制御手段は、前記変調伝達関数補
正手段で補正された表面電位分布データに基づいて前記
帯電装置の駆動電源を制御する高圧駆動回路である。前
記感光体の周囲の前記帯電装置と前記画像露光装置間に
配設されて該感光体の表面の帯電を選択的に消去可能な
電荷消去露光装置を有し、前記画像形成条件制御手段
は、前記変調伝達関数補正手段で補正された表面電位分
布データに基づいて前記電荷消去露光装置の駆動電源を
制御する電荷消去露光駆動回路である。あるいは、前記
画像形成条件制御手段は、前記変調伝達関数補正手段で
補正された表面電位分布データに基づいて前記画像露光
装置の光量を補正する画像処理装置であるということを
特徴とすることができる。前記画像処理装置は画像デー
タ信号を処理して前記画像露光装置へ供給する装置であ
る。
【0018】本発明の方法は、回転駆動する感光体の周
囲に帯電装置、画像露光装置、現像装置を有し、該感光
体に対して帯電,画像露光による静電潜像の形成,該静
電潜像の現像剤による現像を順次行う電子写真方式であ
って、表面電位計により前記感光体の回転軸方向に走査
しながら該感光体の表面電位を測定し、該測定結果に基
づいて画像形成条件を制御する画像形成装置の画像形成
方法において、前記測定結果である表面電位分布データ
の変調伝達関数を補正する変調伝達関数補正ステップ
と、該変調伝達関数補正ステップで補正された表面電位
分布データに基づいて画像形成条件を制御する画像形成
条件制御ステップとを有することを特徴とする。
【0019】本発明の方法は、その一形態として、前記
変調伝達関数補正ステップは、前記感光体を走査する前
記表面電位計により測定された前記表面電位分布データ
を空間周波数の高い高周波成分と空間周波数の低い低周
波成分に分離する空間周波数分離ステップと、該空間周
波数分離手段で分離された前記高周波成分を増幅する増
幅ステップとを有し、該高周波成分を増幅することで変
調伝達関数の補正をする。また、前記空間周波数分離ス
テップは、前記表面電位計により測定された前記表面電
位分布データから低周波成分を分離する低域成分分離ス
テップと、前記表面電位計により測定された前記表面電
位分布データから前記低域成分分離ステップで分離され
た低周波成分を減算して高周波成分のみを得る減算ステ
ップとを有するとすることができる。また、前記空間周
波数分離ステップは、前記増幅ステップで増幅される前
の前記高周波成分のノイズおよびノイズと見極めがつか
ない小さな振幅の値を0とする信号処理を行うとしても
よい。また、前記変調伝達関数補正ステップは、前記空
間周波数分離ステップで分離された前記低周波成分と前
記増幅ステップで増幅された前記高周波成分とを合成す
る信号合成ステップと、該信号合成ステップで合成され
た合成信号を変調伝達関数を補正した表面電位分布デー
タとして前記画像形成条件制御ステップへ出力する出力
ステップ手段とを有する。
【0020】本発明の方法の各ステップの内容を格納し
た記憶媒体も本発明に含まれる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0022】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の画像形成装置の要部の構成を示す。図1にお
いて、1は図面上時計回りに回転駆動するドラム状の感
光体(感光ドラムともいう)、2は一次帯電器である。
3は複数の発光素子(例えば、LEDアレイ)によって
構成され、それらの発光素子の光量を変化させることで
感光体1の表面電荷を消去して感光体表面電位分布を変
化させる電荷消去露光装置である。4は原稿に対応する
画像光を照射する画像露光装置であって、走査光学系に
よるアナログタイプと、半導体レーザや発光素子アレイ
等を用いたデジタルタイプとがある。5は現像装置、6
は転写装置、7は分離装置、8はクリーニング装置、9
は前露光装置である。
【0023】更に、10は感光体軸方向に走査して感光
体1の表面電位を測定する走査型非接触表面電位セン
サ、11はこの表面電位センサ10の出力を検出して適
切な電圧に増幅する検出回路、12は検出回路11から
の出力をデジタルデータに変換するA/D(アナログ・
デジタル)変換器、13はA/D変換器12の出力であ
る検出した電位分布データに対して後述する本発明に関
する信号処理を行い、その信号処理の結果得られた値に
基づいて制御信号を出力する信号処理部である。
【0024】101は信号処理部13からの制御信号に
応じて一次帯電器2を駆動制御する高圧駆動回路、10
2は信号処理部13からの制御信号に応じて電荷消去露
光装置3を駆動制御する電荷消去露光駆動回路である。
【0025】以下に、上記構成による本発明による表面
電位分布検出の方法について説明する。上記画像形成装
置の例えば電源投入の際のウォーム・アップ期間などの
非動作時(非プリント時)に、感光体1の表面電位が所
定の目標電位V0 になるように一次帯電器2によって感
光体1の表面が帯電される。このとき、表面電位センサ
10は駆動装置(図示しない)により感光体1の回転軸
方向に走査して感光体表面の電位分布の測定を行う。表
面電位センサ10の出力信号は検出回路11によって適
切な電圧に変換された後、ある間隔、例えば2mm間隔
で標本化(サンプリング)され、次にA/D変換器12
により例えば8ビットの分解能で量子化される。この量
子化された電位分布データは信号処理部13に入力され
る。
【0026】次に、信号処理部13の処理動作および作
用について説明する。信号処理部13は入力した電位分
布データを記憶し、その記憶したデータ値に応じて、例
えば一次帯電器2の帯電線電流や格子電圧、および電荷
消去露光装置3の露光量を制御するための制御信号を出
力する。このとき、信号処理部13に入力される電位分
布データは、表面電位センサ10の前述した低解像度性
により、図5の(c)に示すように平滑化されている
が、信号処理部13に後述のMTF補正機能を持たせる
ことによって精度良く感光体1の表面電位制御を行うこ
とが可能となる。
【0027】信号処理部13で実行するMTF補正の種
々の構成・方法が考えられるが、図2にその一例の回路
構成を示す。図1のA/D変換器12で量子化されたデ
ータは信号処理部13内の図2のメモリ(バッファメモ
リ)15にいったん格納され、続いて例えばMTF=
1.0となる空間周波数の低い低周波成分と、MTF<
1.0となる高周波成分とに、低域フィルタ回路(LP
F)16と減算器16′とを用いて分離し、それぞれの
成分データを次段のメモリ17とメモリ18とに別々に
格納する。一方のメモリ18に格納された高周波成分の
データは、ウィンドー・コンパレータ19を用いてノイ
ズおよびノイズと見極めがつかない小さな振幅の値を0
とした後に、増幅器20により増幅し例えば3倍の値に
増幅する。
【0028】以上の処理を施された高周波成分データは
他方のメモリ17に格納されていた低周波成分データと
再び加算され、加算されたデータはMTF補正が行われ
た電位分布データとして後段のメモリ21に格納され
る。
【0029】次に、上述のようにしてMTF補正された
電位分布データを基にした帯電むらの修復方法を説明す
る。本例では、一次帯電器2の高圧駆動回路101およ
び電荷消去露光装置3の電荷消去露光駆動回路102に
MTF補正された電位分布データに基づく制御信号を入
力し、これにより感光体1の表面軸方向に所定の目標電
位V0 を均一に得る方法を挙げる。
【0030】電荷消去露光装置3は、感光体軸方向に発
光素子(例えば、LED(発光ダイオード))を例えば
1mm等間隔に配列した発光素子アレイから構成されて
おり、各発光素子の光量を個別に調節することにより各
領域の電荷を表面電位の不均一度に応じて消去して電位
を低下させ、不均一な電位分布を均一にする働きをす
る。例えば、不均一な電位分布の局所的最小値Vmin
目標電位V0 よりも大きい場合には、全領域の電位がV
0 になるように各領域毎に発光素子の光量を調節して、
適当な電荷を消去すれば良い。また、上記局所的最小値
min が目標電位V0 よりも小さい場合には、一次帯電
器2の帯電線の電流値、或いは格子電圧を調整して、V
min =V0 となるようにした後、全領域の電位がV0
なるように電荷を消去すれば良い。
【0031】上記方法およびその他の方法によって画像
露光前の電位分布を均一にしようとする場合は、従来に
おいて表面電位センサ10により平滑化された信号を基
に電荷消去露光装置3を制御する際に生じていた誤差、
即ち、出力画像上に感光体1の周方向のすじむらとして
現れる帯電むらは、本発明においては、MTF補正され
た信号を基に制御することにより最小化されることが確
認できた。
【0032】(第2の実施形態)上述の本発明の第1の
実施形態では、信号処理部13でのMTF補正処理にお
いて、低域フィルタ回路(LPF)16を用いて電位分
布データを低周波成分および高周波成分に分離して、分
離した高周波成分のみを増幅器20で強調するようにし
ているが、これに代えて、図3に示すように、高域強調
フィルタ回路(HPF)23を用いてMTF補正を行う
ようにしてもよい。この場合、図1のA/D変換器12
で量子化されたデータはメモリ22に一旦格納され、続
いて例えばMTF=0.8となる空間周波数を閾値とす
るような高域強調フィルタ回路23を経て、MTF補正
されたデータとしてメモリ24に格納される。
【0033】(第3の実施形態)また、上述の本発明の
第1の実施形態例では、一次帯電器2および電荷消去露
光装置3を用いて静電潜像形成前に帯電むらを修復して
いるが、デジタル複写機やレーザ・ビーム・プリンタの
ようなデジタル画像形成装置では、図4に示すように、
画像処理装置25に制御信号を送って画像露光装置4の
光量を補正し、これにより潜像電位を制御することによ
って、帯電むらの影響が最小化された潜像形成を行うこ
とも可能である。
【0034】(その他の実施形態)本発明は、複数の機
器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器か
らなる装置に適用しても良い。また、本発明はシステム
或は装置にプログラムを供給することによって達成する
場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、
本発明を達成するためのソフトウエアによって表される
プログラムを格納した記憶媒体を該システム或は装置に
読み出すことによって、そのシステム或は装置が、本発
明の効果を享受することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
走査型表面電位計によって測定された感光体の回転軸方
向の表面電位分布データをMTF補正した結果に基づい
て帯電むらの修復を行うので、出力画像にむらのない均
一な画像を得ることができるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像形成装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】電位分布データに対して本発明の第1のMTF
補正方法を実行する図1の信号処理部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態における本発明の第2
のMTF補正方法を実行する信号処理部の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の第2の帯電むら修復方法を実行する本
発明の第3の実施形態における画像形成装置の構成を示
すブロック図である。
【図5】従来例の特性を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 感光体 2 一次帯電器 3 電荷消去露光装置 4 画像露光装置 5 現像装置 6 転写装置 7 分離装置 8 クリーニング装置 9 前露光装置 10 走査型非接触表面電位センサ 11 検出回路 12 A/D変換器 13 信号処理部 101 高圧駆動回路 102 電荷消去露光駆動回路 15,17,18,21,22,24 メモリ 16 低域フィルタ(LPF)回路 19 ウィンドー・コンパレータ 20 増幅器 23 高域強制フィルタ(HPF)回路 25 画像処理装置

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動する感光体の周囲に帯電装置、
    画像露光装置、現像装置を有し、該感光体に対して帯
    電,画像露光による静電潜像の形成,該静電潜像の現像
    剤による現像を順次行う電子写真方式であって、表面電
    位計により前記感光体の回転軸方向に走査しながら該感
    光体の表面電位を測定し、該測定結果に基づいて画像形
    成条件を制御する画像形成装置において、 前記測定結果である表面電位分布データの変調伝達関数
    を補正する変調伝達関数補正手段と、 該変調伝達関数補正手段で補正された表面電位分布デー
    タに基づいて画像形成条件を制御する画像形成条件制御
    手段とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記変調伝達
    関数補正手段は、 前記感光体を走査する前記表面電位計により測定された
    前記表面電位分布データを空間周波数の高い高周波成分
    と空間周波数の低い低周波成分に分離する空間周波数分
    離手段と、 該空間周波数分離手段で分離された前記高周波成分を増
    幅する増幅手段とを有し、該高周波成分を増幅すること
    で変調伝達関数の補正をすることを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、前記空間周波
    数分離手段は、 前記表面電位計により測定された前記表面電位分布デー
    タから低周波成分を分離する低域フィルタ回路と、 前記表面電位計により測定された前記表面電位分布デー
    タから前記低域フイルタ回路で分離された低周波成分を
    減算して高周波成分のみを得る減算回路とを有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3の記載において、前記
    空間周波数分離手段は、前記増幅手段で増幅される前の
    前記高周波成分のノイズおよびノイズと見極めがつかな
    い小さな振幅の値を0とする信号処理を行うウィンドー
    ・コンパレータを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2の記載において、前記変調伝達
    関数補正手段は、 前記空間周波数分離手段で分離された前記低周波成分と
    前記増幅手段で増幅された前記高周波成分とを合成する
    信号合成手段と、 該信号合成手段の出力信号を変調伝達関数を補正した表
    面電位分布データとして前記画像形成条件制御手段へ出
    力する出力手段とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1の記載において、前記変調伝達
    関数補正手段は、変調伝達関数が所定値となる空間周波
    数を閾値とするような高域強調フィルタ回路から構成さ
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかの記載にお
    いて、前記画像形成条件制御手段は、前記変調伝達関数
    補正手段で補正された表面電位分布データに基づいて前
    記帯電装置の駆動電源を制御する高圧駆動回路であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかの記載にお
    いて、 前記感光体の周囲の前記帯電装置と前記画像露光装置間
    に配設されて該感光体の表面の帯電を選択的に消去可能
    な電荷消去露光装置を有し、 前記画像形成条件制御手段は、前記変調伝達関数補正手
    段で補正された表面電位分布データに基づいて前記電荷
    消去露光装置の駆動電源を制御する電荷消去露光駆動回
    路であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし6のいずれかの記載にお
    いて、前記画像形成条件制御手段は、前記変調伝達関数
    補正手段で補正された表面電位分布データに基づいて前
    記画像露光装置の光量を補正する画像処理装置であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の記載において、前記画像処
    理装置は画像データ信号を処理して前記画像露光装置へ
    供給する装置であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 回転駆動する感光体の周囲に帯電装
    置、画像露光装置、現像装置を有し、該感光体に対して
    帯電,画像露光による静電潜像の形成,該静電潜像の現
    像剤による現像を順次行う電子写真方式であって、表面
    電位計により前記感光体の回転軸方向に走査しながら該
    感光体の表面電位を測定し、該測定結果に基づいて画像
    形成条件を制御する画像形成装置の画像形成方法におい
    て、 前記測定結果である表面電位分布データの変調伝達関数
    を補正する変調伝達関数補正ステップと、 該変調伝達関数補正ステップで補正された表面電位分布
    データに基づいて画像形成条件を制御する画像形成条件
    制御ステップとを有することを特徴とする画像形成方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項11の記載において、前記変調
    伝達関数補正ステップは、 前記感光体を走査する前記表面電位計により測定された
    前記表面電位分布データを空間周波数の高い高周波成分
    と空間周波数の低い低周波成分に分離する空間周波数分
    離ステップと、 該空間周波数分離手段で分離された前記高周波成分を増
    幅する増幅ステップとを有し、該高周波成分を増幅する
    ことで変調伝達関数の補正をすることを特徴とする画像
    形成方法。
  13. 【請求項13】 請求項12の記載において、前記空間
    周波数分離ステップは、 前記表面電位計により測定された前記表面電位分布デー
    タから低周波成分を分離する低域成分分離ステップと、 前記表面電位計により測定された前記表面電位分布デー
    タから前記低域成分分離ステップで分離された低周波成
    分を減算して高周波成分のみを得る減算ステップとを有
    することを特徴とする画像形成方法。
  14. 【請求項14】 請求項12または13の記載におい
    て、前記空間周波数分離ステップは、前記増幅ステップ
    で増幅される前の前記高周波成分のノイズおよびノイズ
    と見極めがつかない小さな振幅の値を0とする信号処理
    を行うことを特徴とする画像形成方法。
  15. 【請求項15】 請求項12の記載において、前記変調
    伝達関数補正ステップは、 前記空間周波数分離ステップで分離された前記低周波成
    分と前記増幅ステップで増幅された前記高周波成分とを
    合成する信号合成ステップと、 該信号合成ステップで合成された合成信号を変調伝達関
    数を補正した表面電位分布データとして前記画像形成条
    件制御ステップへ出力する出力ステップ手段とを有する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  16. 【請求項16】 請求項11ないし15のいずれかの記
    載において、前記画像形成条件制御ステップは、前記変
    調伝達関数補正ステップで補正された表面電位分布デー
    タに基づいて前記帯電装置の駆動電源を制御することを
    特徴とする画像形成方法。
  17. 【請求項17】 請求項11ないし15のいずれかの記
    載において、 前記画像形成装置は前記感光体の周囲の前記帯電装置と
    前記画像露光装置間に配設されて該感光体の表面の帯電
    を選択的に消去可能な電荷消去露光装置を有し、 前記画像形成条件制御ステップは、前記変調伝達関数補
    正ステップで補正された表面電位分布データに基づいて
    前記電荷消去露光装置の駆動電源を制御することを特徴
    とする画像形成方法。
  18. 【請求項18】 請求項11ないし15のいずれかの記
    載において、前記画像形成条件制御ステップは、前記変
    調伝達関数補正ステップで補正された表面電位分布デー
    タに基づいて前記画像露光装置の光量を補正することを
    特徴とする画像形成方法。
  19. 【請求項19】 請求項11ないし18の画像形成方法
    に記載の各ステップの処理手順を記憶したことを特徴と
    する記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214865A (ja) * 2001-01-19 2002-07-31 Fuji Xerox Co Ltd 画像出力装置の制御装置及びこれを用いた画像形成装置
US7196717B2 (en) * 2004-02-17 2007-03-27 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, control method therefor, and program for implementing the control method

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