JPH09317569A - エンジンのガス還流装置 - Google Patents
エンジンのガス還流装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/10—Air intakes; Induction systems
- F02M35/10209—Fluid connections to the air intake system; their arrangement of pipes, valves or the like
- F02M35/10222—Exhaust gas recirculation [EGR]; Positive crankcase ventilation [PCV]; Additional air admission, lubricant or fuel vapour admission
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/02—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure
- F01M13/021—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure
- F01M13/022—Crankcase ventilating or breathing by means of additional source of positive or negative pressure of negative pressure using engine inlet suction
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- F02M35/10026—Plenum chambers
- F02M35/10032—Plenum chambers specially shaped or arranged connecting duct between carburettor or air inlet duct and the plenum chamber; specially positioned carburettors or throttle bodies with respect to the plenum chamber
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- F02M35/10026—Plenum chambers
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M35/10—Air intakes; Induction systems
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- F02M35/1045—Intake manifolds characterised by the charge distribution between the cylinders/combustion chambers or its homogenisation
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スロットル弁への油膜付着を生じず、還流ガ
スを各気筒に均等に分配することの可能なエンジンのガ
ス還流装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 スロットル弁３を設けたスロットルボデ
ー１の下流に位置するサージタンク２をこれより大径と
し、サージタンク２内に小径のスロットルボデー１端部
よりこれと同径の筒部２ｃを所定長で延伸させる。筒部
２ｃとその外方に位置する大径の下流側吸気管２ａ内壁
との間にガス流路２２を形成して、ここにガス還流管５
を接続し、渦流等の影響を受けることなくガスをサージ
タンク２内に還流させる。また、ガス還流管５を筒部２
ｃの中心軸に対し垂直な面内に位置するように配置し
て、ガスがガス流路２２内に拡がった後サージタンク２
内に流出するようにし、吸気と十分混合して気筒分配を
よくする。
スを各気筒に均等に分配することの可能なエンジンのガ
ス還流装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 スロットル弁３を設けたスロットルボデ
ー１の下流に位置するサージタンク２をこれより大径と
し、サージタンク２内に小径のスロットルボデー１端部
よりこれと同径の筒部２ｃを所定長で延伸させる。筒部
２ｃとその外方に位置する大径の下流側吸気管２ａ内壁
との間にガス流路２２を形成して、ここにガス還流管５
を接続し、渦流等の影響を受けることなくガスをサージ
タンク２内に還流させる。また、ガス還流管５を筒部２
ｃの中心軸に対し垂直な面内に位置するように配置し
て、ガスがガス流路２２内に拡がった後サージタンク２
内に流出するようにし、吸気と十分混合して気筒分配を
よくする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのガス還流
装置に関し、特にスロットル弁への油付着等を効果的に
防止し、かつ還流ガスを各気筒に均等に分配するための
ガス還流装置の構造改良に関する。
装置に関し、特にスロットル弁への油付着等を効果的に
防止し、かつ還流ガスを各気筒に均等に分配するための
ガス還流装置の構造改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のエンジンのガス還流装置として
は、例えば、ブローバイガスの還流装置、ＥＧＲ（排気
ガス再循環装置）用の排気ガス還流装置、キャニスタか
らのパージガスの還流装置等があり、いずれも吸気管負
圧を利用してガスを吸気管内に還流させている。以下、
エンジンクランクケース内のブローバイガスを吸気管へ
還流するブローバイガス還流装置の一例を図６、図７を
用いて説明する。図はブローバイガス還流管５の開口位
置を示すもので、図６は吸気路の垂直断面図、図７は水
平断面図である。図において、上流端をテーパ状に絞っ
たサージタンク２にはスロットル弁３を内設したスロッ
トルボデー１が接続されており、水平に延びるブローバ
イガス還流管５はスロットル弁３直後の、サージタンク
２のテーパ壁に開口している。
は、例えば、ブローバイガスの還流装置、ＥＧＲ（排気
ガス再循環装置）用の排気ガス還流装置、キャニスタか
らのパージガスの還流装置等があり、いずれも吸気管負
圧を利用してガスを吸気管内に還流させている。以下、
エンジンクランクケース内のブローバイガスを吸気管へ
還流するブローバイガス還流装置の一例を図６、図７を
用いて説明する。図はブローバイガス還流管５の開口位
置を示すもので、図６は吸気路の垂直断面図、図７は水
平断面図である。図において、上流端をテーパ状に絞っ
たサージタンク２にはスロットル弁３を内設したスロッ
トルボデー１が接続されており、水平に延びるブローバ
イガス還流管５はスロットル弁３直後の、サージタンク
２のテーパ壁に開口している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構造において、スロットル弁３の開度が小さい軽負荷時
には、図６の矢印で示す如く、吸気流はスロットル弁３
上下の僅かな隙間から高速流となって流出し、この時、
圧力が低下したスロットル弁３背後にはここへ回り込む
強い渦流が生じる。そして、この渦流により、還流管５
より流入したブローバイガスはスロットル弁３の背後へ
流れ、ガス中に含まれる油分がスロットル弁３に付着し
てデポジットとなるため弁操作に支障をきたすおそれが
ある。スロットル弁３に向かう逆流は水平面内でも生じ
ており（図７）、この逆流によりブローバイガスがスロ
ットル弁３の背後へ流れて同様に油分の付着を生じる。
構造において、スロットル弁３の開度が小さい軽負荷時
には、図６の矢印で示す如く、吸気流はスロットル弁３
上下の僅かな隙間から高速流となって流出し、この時、
圧力が低下したスロットル弁３背後にはここへ回り込む
強い渦流が生じる。そして、この渦流により、還流管５
より流入したブローバイガスはスロットル弁３の背後へ
流れ、ガス中に含まれる油分がスロットル弁３に付着し
てデポジットとなるため弁操作に支障をきたすおそれが
ある。スロットル弁３に向かう逆流は水平面内でも生じ
ており（図７）、この逆流によりブローバイガスがスロ
ットル弁３の背後へ流れて同様に油分の付着を生じる。
【０００４】なお、実開昭５６−１６１１６６号公報に
は、スロットル弁下流の吸気管内にベンチュリを設け
て、その筒壁にブローバイガス還流管を開口せしめ、ス
ロットル弁を絞った場合にも十分なブローバイガス還流
を保証したものが提案されている。しかし、本構造にお
いてもスロットル弁背後の渦流の影響を受けることは免
れず、デポジットを生じるおそれがある。
は、スロットル弁下流の吸気管内にベンチュリを設け
て、その筒壁にブローバイガス還流管を開口せしめ、ス
ロットル弁を絞った場合にも十分なブローバイガス還流
を保証したものが提案されている。しかし、本構造にお
いてもスロットル弁背後の渦流の影響を受けることは免
れず、デポジットを生じるおそれがある。
【０００５】また、多気筒エンジンにおいて、サージタ
ンク２内に還流されたブローバイガスが、吸気と十分混
合しないまま、サージタンク２側壁に設けたエンジンの
各吸気支管２３に流入することにより、ブローバイガス
の吸入量が気筒間でばらつきＡ／Ｆ変動やオイル流入量
がばらつくおそれがあった。
ンク２内に還流されたブローバイガスが、吸気と十分混
合しないまま、サージタンク２側壁に設けたエンジンの
各吸気支管２３に流入することにより、ブローバイガス
の吸入量が気筒間でばらつきＡ／Ｆ変動やオイル流入量
がばらつくおそれがあった。
【０００６】本発明はかかる課題を解決するもので、ス
ロットル弁への油膜付着を生じず、還流ガスを各気筒に
均等に分配することの可能なエンジンのガス還流装置を
提供することを目的とする。
ロットル弁への油膜付着を生じず、還流ガスを各気筒に
均等に分配することの可能なエンジンのガス還流装置を
提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の構成で
は、エンジン吸気管をスロットル弁の下流位置で拡径す
るとともに、拡径された大径の下流側吸気管内に、小径
の上流側吸気管端部より延びるこれと同径の内管を所定
長で延伸せしめる。そして、上記内管とその外方に位置
する下流側吸気管内壁との間に形成されるガス流路に、
外部からのガスを上記下流側吸気管内に還流させるため
のガス還流管を接続するとともに、該ガス還流管を、そ
の接続端部の中心軸が上記内管の中心軸に対し垂直な面
内に位置するように配置したものである。
は、エンジン吸気管をスロットル弁の下流位置で拡径す
るとともに、拡径された大径の下流側吸気管内に、小径
の上流側吸気管端部より延びるこれと同径の内管を所定
長で延伸せしめる。そして、上記内管とその外方に位置
する下流側吸気管内壁との間に形成されるガス流路に、
外部からのガスを上記下流側吸気管内に還流させるため
のガス還流管を接続するとともに、該ガス還流管を、そ
の接続端部の中心軸が上記内管の中心軸に対し垂直な面
内に位置するように配置したものである。
【０００８】本発明の第２の構成では、上記ガス還流管
を、上記内管の外周接線方向に接続する。
を、上記内管の外周接線方向に接続する。
【０００９】本発明の第３の構成では、上記下流側吸気
管の内壁を、上記ガス還流管の開口より上記内管の先端
位置付近まで下り傾斜せしめる。
管の内壁を、上記ガス還流管の開口より上記内管の先端
位置付近まで下り傾斜せしめる。
【００１０】本発明の第４の構成では、上記ガス還流管
は、ブローバイガス還流管、排気ガス還流管および蒸発
燃料還流管のうちの少なくとも１つである。
は、ブローバイガス還流管、排気ガス還流管および蒸発
燃料還流管のうちの少なくとも１つである。
【００１１】本発明の第５の構成では、上記上流側吸気
管はスロットルボデーであり、上記下流側吸気管はサー
ジタンクである。
管はスロットルボデーであり、上記下流側吸気管はサー
ジタンクである。
【００１２】上記第１の構成において、ガス還流管が接
続するガス流路は、渦流ないし逆流を生じるスロットル
弁下流域とは内管の管壁によって隔離されており、その
影響を受けない。加えて、スロットル弁の開放間隙より
流出する急速流が上記内管の内周に沿って流れて、いわ
ゆるエゼクタ効果を生じ、ガス流路内のガスは下流方向
へ向かう急速流によってガス流路の開口より引き出され
る。よって、還流ガスはスロットル弁に向かうことなく
下流のエンジン方向へ搬送されるので、還流ガス中の油
分等がスロットル弁に付着してデポジットを生じること
がなく、作動不良を起こすおそれがない。
続するガス流路は、渦流ないし逆流を生じるスロットル
弁下流域とは内管の管壁によって隔離されており、その
影響を受けない。加えて、スロットル弁の開放間隙より
流出する急速流が上記内管の内周に沿って流れて、いわ
ゆるエゼクタ効果を生じ、ガス流路内のガスは下流方向
へ向かう急速流によってガス流路の開口より引き出され
る。よって、還流ガスはスロットル弁に向かうことなく
下流のエンジン方向へ搬送されるので、還流ガス中の油
分等がスロットル弁に付着してデポジットを生じること
がなく、作動不良を起こすおそれがない。
【００１３】また、ガス還流管を、内管中心軸に垂直な
面に沿う方向から接続したので、ガス還流管より導入さ
れるガスは、直接ガス流路の出口方向に向かわず、内管
の管壁に沿ってガス流路内全体に拡がった後、下流側吸
気管内に流出する。そして、ここで吸気と十分混合され
て均一な混合ガスとなるので、各気筒へ還流ガスを均等
に分配することができ、気筒間のばらつきを小さくでき
る。
面に沿う方向から接続したので、ガス還流管より導入さ
れるガスは、直接ガス流路の出口方向に向かわず、内管
の管壁に沿ってガス流路内全体に拡がった後、下流側吸
気管内に流出する。そして、ここで吸気と十分混合され
て均一な混合ガスとなるので、各気筒へ還流ガスを均等
に分配することができ、気筒間のばらつきを小さくでき
る。
【００１４】上記第２の構成において、内管の外周接線
方向よりガス流路内に導入されるガスはその流路壁に沿
う旋回流となり、ガス流路内で十分に攪拌される。そし
て、ガス流路の開口の全面から均等に流出して吸気と十
分混合されるので、各気筒へ還流ガスをより均等に分配
することができ、気筒間のばらつきをさらに小さくでき
る。
方向よりガス流路内に導入されるガスはその流路壁に沿
う旋回流となり、ガス流路内で十分に攪拌される。そし
て、ガス流路の開口の全面から均等に流出して吸気と十
分混合されるので、各気筒へ還流ガスをより均等に分配
することができ、気筒間のばらつきをさらに小さくでき
る。
【００１５】上記第３の構成において、エンジン停止時
にガス流路に油分や結露による水分を生じることがある
が、下流側吸気管の内壁を下り傾斜せしめてあるから、
油分等はガス流路から効率的に排出され、アイシングの
発生が防止される。
にガス流路に油分や結露による水分を生じることがある
が、下流側吸気管の内壁を下り傾斜せしめてあるから、
油分等はガス流路から効率的に排出され、アイシングの
発生が防止される。
【００１６】上記第４の構成において、ガス還流管とし
て、ブローバイガス還流管、排気ガス還流管、または蒸
発燃料還流管をガス流路に接続することで、これらガス
を効果的に吸気管内に還流させることができる。
て、ブローバイガス還流管、排気ガス還流管、または蒸
発燃料還流管をガス流路に接続することで、これらガス
を効果的に吸気管内に還流させることができる。
【００１７】上記第５の構成においては、スロットルボ
デーとこれより大径のサージタンク２を利用することに
より本発明が容易に実現される。
デーとこれより大径のサージタンク２を利用することに
より本発明が容易に実現される。
【００１８】
【発明の実施の形態】図１（ａ）において、下流側吸気
管たるサージタンク２は大径の円管状で、側壁にはエン
ジンシリンダへの複数の吸気支管２３が設けられてい
る。サージタンク２の一方の端壁（図の左端壁）２ｂに
は、ガスケット４を介して小径の上流側吸気管たるスロ
ットルボデー１が接続されている。このスロットルボデ
ー１には接続端部内にスロットル弁３が設けられてい
る。
管たるサージタンク２は大径の円管状で、側壁にはエン
ジンシリンダへの複数の吸気支管２３が設けられてい
る。サージタンク２の一方の端壁（図の左端壁）２ｂに
は、ガスケット４を介して小径の上流側吸気管たるスロ
ットルボデー１が接続されている。このスロットルボデ
ー１には接続端部内にスロットル弁３が設けられてい
る。
【００１９】スロットルボデー１は、サージタンク２と
の接続端縁外周に一定幅で設けたフランジ１ａを有し、
該フランジ１ａと、これに対向するサージタンク２の環
状の端壁２ｂとの間に、リング状のガスケット４を挟着
固定している。サージタンク２の端壁２ｂ内周縁からは
スロットルボデー１と同径の筒部２ｃが吸気支管２３方
向に一定長で延びている。これにより、吸気路はスロッ
トルボデー１とサージタンク２の接続部２１で段付きに
拡径するとともに、この接続部２１においてサージタン
ク２は筒部２ｃを内筒とする２重筒状となっている。
の接続端縁外周に一定幅で設けたフランジ１ａを有し、
該フランジ１ａと、これに対向するサージタンク２の環
状の端壁２ｂとの間に、リング状のガスケット４を挟着
固定している。サージタンク２の端壁２ｂ内周縁からは
スロットルボデー１と同径の筒部２ｃが吸気支管２３方
向に一定長で延びている。これにより、吸気路はスロッ
トルボデー１とサージタンク２の接続部２１で段付きに
拡径するとともに、この接続部２１においてサージタン
ク２は筒部２ｃを内筒とする２重筒状となっている。
【００２０】サージタンク２の筒部２ｃ外周とサージタ
ンク内壁２ａとの間には、図１（ｂ）のように、環状の
ガス流路２２が形成され、端壁２ｂに近いサージタンク
２の下部壁には、図略のＰＣＶ（ポジティブ クランク
ケース ベンチレーション）弁より至るブローバイガス
還流管５が、筒部２ｃの接線方向より接続されてガス流
路２２と連通している（図１（ａ）、（ｂ））。また、
この部分でサージタンク２の内壁２ａは、ガス流路２２
の開口２２１へ向けて下り傾斜している（図１
（ａ））。
ンク内壁２ａとの間には、図１（ｂ）のように、環状の
ガス流路２２が形成され、端壁２ｂに近いサージタンク
２の下部壁には、図略のＰＣＶ（ポジティブ クランク
ケース ベンチレーション）弁より至るブローバイガス
還流管５が、筒部２ｃの接線方向より接続されてガス流
路２２と連通している（図１（ａ）、（ｂ））。また、
この部分でサージタンク２の内壁２ａは、ガス流路２２
の開口２２１へ向けて下り傾斜している（図１
（ａ））。
【００２１】上記構成のサージタンク２は、通常、図２
（ａ）、（ｂ）に示すように、端壁２ｂおよび筒部２ｃ
と一体となった上流筒部２４と、吸気支管２３が連結さ
れる下流筒部２６とに分割して成形され、これらを衝合
して溶接止め（図の記号２６）することにより作製され
る。パイプ状のブローバイガス還流管５は、上流筒部２
４に圧入固定され、スロットルボデー１とサージタンク
２はガスケット６を介してネジ止め（図の記号７）され
ている。
（ａ）、（ｂ）に示すように、端壁２ｂおよび筒部２ｃ
と一体となった上流筒部２４と、吸気支管２３が連結さ
れる下流筒部２６とに分割して成形され、これらを衝合
して溶接止め（図の記号２６）することにより作製され
る。パイプ状のブローバイガス還流管５は、上流筒部２
４に圧入固定され、スロットルボデー１とサージタンク
２はガスケット６を介してネジ止め（図の記号７）され
ている。
【００２２】上記構造のブローバイガス還流装置の作動
を以下に説明する。スロットル弁３の開度が小さい軽負
荷時には、上記図６において説明したように、吸気はス
ロットル弁３の上下の小間隙より高速流となって下流側
へ流出し、圧力が低下しているスロットル弁３の背後で
は、流出した吸気の一部は渦流となって上流のスロット
ル弁方向へ向かう。
を以下に説明する。スロットル弁３の開度が小さい軽負
荷時には、上記図６において説明したように、吸気はス
ロットル弁３の上下の小間隙より高速流となって下流側
へ流出し、圧力が低下しているスロットル弁３の背後で
は、流出した吸気の一部は渦流となって上流のスロット
ル弁方向へ向かう。
【００２３】ここにおいて本実施の形態では、図１
（ａ）、（ｂ）に示す如く、ブローバイガス還流管５を
環状のガス流路２２に開口しており、ガス流路２２は筒
部２１ｂの筒壁によって、渦流を生じたスロットル弁３
下流域とは隔離されているから、ガス流路２２を流通す
るブローバイガスは渦流の影響を全く受けない。加え
て、ガス流路２２の開口２２１付近には下流へ向かう高
速の吸気流があるから、旋回しつつ開口２２１に至った
ブローバイガスは、上記吸気流によって速やかにサージ
タンク２内へ流出還流せしめられる。かくして、ブロー
バイガスがスロットル弁方向へ逆流することはなく、デ
ポジットの発生が防止される。
（ａ）、（ｂ）に示す如く、ブローバイガス還流管５を
環状のガス流路２２に開口しており、ガス流路２２は筒
部２１ｂの筒壁によって、渦流を生じたスロットル弁３
下流域とは隔離されているから、ガス流路２２を流通す
るブローバイガスは渦流の影響を全く受けない。加え
て、ガス流路２２の開口２２１付近には下流へ向かう高
速の吸気流があるから、旋回しつつ開口２２１に至った
ブローバイガスは、上記吸気流によって速やかにサージ
タンク２内へ流出還流せしめられる。かくして、ブロー
バイガスがスロットル弁方向へ逆流することはなく、デ
ポジットの発生が防止される。
【００２４】また、ブローバイガス還流管５は、筒部２
ｃの接線方向に開口しているから、開口５１よりガス流
路２２内に導入されたブローバイガスは、その流路壁に
沿って旋回し、攪拌されながら、ガス流路２２の開口２
２１に向かうことになる。そして、開口２２１の全面か
ら均等に流出し、吸気と十分混合した後にサージタンク
２内に拡散するので、各吸気支管２３へブローバイガス
を均等に分配することができる。
ｃの接線方向に開口しているから、開口５１よりガス流
路２２内に導入されたブローバイガスは、その流路壁に
沿って旋回し、攪拌されながら、ガス流路２２の開口２
２１に向かうことになる。そして、開口２２１の全面か
ら均等に流出し、吸気と十分混合した後にサージタンク
２内に拡散するので、各吸気支管２３へブローバイガス
を均等に分配することができる。
【００２５】なお、サージタンク２の下部位置では、ブ
ローバイガス還流管５の開口５１からガス流路２２の開
口２２１へ向けてサージタンク内壁２ａが下り傾斜して
いるから、ガス流路中の油分や水分は良好にサージタン
ク２内へ排出され、アイシング等を生じることはない。
ローバイガス還流管５の開口５１からガス流路２２の開
口２２１へ向けてサージタンク内壁２ａが下り傾斜して
いるから、ガス流路中の油分や水分は良好にサージタン
ク２内へ排出され、アイシング等を生じることはない。
【００２６】上記実施の形態では、サージタンク２を、
側壁に複数の吸気支管２３を設けた円管状としたが、図
３（ａ）、（ｂ）に示すように、サージタンク２を矩形
断面の筒状体とし、その一方の端壁（図の右端壁）２ｄ
に上下各一対の吸気支管２３を設けた構成としてもよい
（図には手前側の上下１組のみ表示）。サージタンク２
の他方の端壁（図の左端壁）２ａには、上記第１の実施
の形態同様、筒部２ｃが一体に設けてあり、筒部２ｃ外
周とサージタンク内壁２ａとの間にガス流路２２が形成
されている。端壁２ｂに近いサージタンク２の下部壁に
はブローバイガス還流管５が、筒部２ｃの接線方向より
接続開口している。
側壁に複数の吸気支管２３を設けた円管状としたが、図
３（ａ）、（ｂ）に示すように、サージタンク２を矩形
断面の筒状体とし、その一方の端壁（図の右端壁）２ｄ
に上下各一対の吸気支管２３を設けた構成としてもよい
（図には手前側の上下１組のみ表示）。サージタンク２
の他方の端壁（図の左端壁）２ａには、上記第１の実施
の形態同様、筒部２ｃが一体に設けてあり、筒部２ｃ外
周とサージタンク内壁２ａとの間にガス流路２２が形成
されている。端壁２ｂに近いサージタンク２の下部壁に
はブローバイガス還流管５が、筒部２ｃの接線方向より
接続開口している。
【００２７】このように、サージタンク２が短い構成で
は、スロットル弁３と吸気支管２３との距離が短いた
め、各吸気支管２３へブローバイガスを均等に分配する
ことが難しいが、ブローバイガス還流管５を筒部２ｃの
接線方向に接続する上記構成を採用すれば、ブローバイ
ガスを吸気とを短い距離の間に十分に混合させることが
できる。よって、コンパクトな構成で、ブローバイガス
を各吸気支管２３へ均等に分配することが可能となる。
また、上記実施の形態同様、ブローバイガスの逆流によ
るデポジットの発生が防止される。
は、スロットル弁３と吸気支管２３との距離が短いた
め、各吸気支管２３へブローバイガスを均等に分配する
ことが難しいが、ブローバイガス還流管５を筒部２ｃの
接線方向に接続する上記構成を採用すれば、ブローバイ
ガスを吸気とを短い距離の間に十分に混合させることが
できる。よって、コンパクトな構成で、ブローバイガス
を各吸気支管２３へ均等に分配することが可能となる。
また、上記実施の形態同様、ブローバイガスの逆流によ
るデポジットの発生が防止される。
【００２８】なお、サージタンク２の形状を、図４
（ａ）、（ｂ）に示すように、サージタンク２を、筒状
体の一方の端壁（図の右端壁）より分岐して下方に向か
う多数の吸気支管２３を有する構成としてもよい。サー
ジタンク２の他方の端壁（図の左端壁）２ｂには、上記
第１の実施の形態同様、筒部２ｃが一体に設けてあり、
筒部２ｃ外周とサージタンク内壁２ａとの間にガス流路
２２が形成されている。端壁２ｂに近いサージタンク２
の下部壁にはブローバイガス還流管５が、筒部２ｃの接
線方向より接続開口している。
（ａ）、（ｂ）に示すように、サージタンク２を、筒状
体の一方の端壁（図の右端壁）より分岐して下方に向か
う多数の吸気支管２３を有する構成としてもよい。サー
ジタンク２の他方の端壁（図の左端壁）２ｂには、上記
第１の実施の形態同様、筒部２ｃが一体に設けてあり、
筒部２ｃ外周とサージタンク内壁２ａとの間にガス流路
２２が形成されている。端壁２ｂに近いサージタンク２
の下部壁にはブローバイガス還流管５が、筒部２ｃの接
線方向より接続開口している。
【００２９】上記構成においても、ブローバイガス還流
管５を筒部２ｃの接線方向に接続することで、ブローバ
イガスの逆流によるデポジットの発生を防止し、かつ多
数の吸気支管２３へブローバイガスを均等に分配するこ
とができる。よって、サージタンク２の端壁２ｂと吸気
支管２３の距離を短縮することが可能で、装置構成がコ
ンパクトにできる。
管５を筒部２ｃの接線方向に接続することで、ブローバ
イガスの逆流によるデポジットの発生を防止し、かつ多
数の吸気支管２３へブローバイガスを均等に分配するこ
とができる。よって、サージタンク２の端壁２ｂと吸気
支管２３の距離を短縮することが可能で、装置構成がコ
ンパクトにできる。
【００３０】上記実施の形態では、内筒となる筒部２ｃ
をサージタンク２と一体に設けたが、図５（ａ）〜
（ｃ）に示すように、これをガスケット４と一体に設け
た構成としてもよい。この時、ガスケット４は、図５
（ｃ）のように、筒部４ｂとその外周の矩形の平板部４
ａとで構成され、筒部４ｂをサージタンク２内に挿通す
るとともに、平板部４ａをスロットルボデー１のフラン
ジ１ａとサージタンク２の端壁２ｂの間に挟着し、四隅
をねじ固定する。筒部４ｂ外周とサージタンク内壁２ａ
との間にガス流路２２が形成され、端壁２ｂに近いサー
ジタンク２の下部壁にはブローバイガス還流管５が、筒
部４ｂの接線方向より接続開口している。
をサージタンク２と一体に設けたが、図５（ａ）〜
（ｃ）に示すように、これをガスケット４と一体に設け
た構成としてもよい。この時、ガスケット４は、図５
（ｃ）のように、筒部４ｂとその外周の矩形の平板部４
ａとで構成され、筒部４ｂをサージタンク２内に挿通す
るとともに、平板部４ａをスロットルボデー１のフラン
ジ１ａとサージタンク２の端壁２ｂの間に挟着し、四隅
をねじ固定する。筒部４ｂ外周とサージタンク内壁２ａ
との間にガス流路２２が形成され、端壁２ｂに近いサー
ジタンク２の下部壁にはブローバイガス還流管５が、筒
部４ｂの接線方向より接続開口している。
【００３１】上記構成においても、上記各実施の形態同
様の効果が得られ、ブローバイガスの逆流によるデポジ
ットの発生を防止するとともに、複数の吸気支管２３へ
ブローバイガスを均等に分配することができる。
様の効果が得られ、ブローバイガスの逆流によるデポジ
ットの発生を防止するとともに、複数の吸気支管２３へ
ブローバイガスを均等に分配することができる。
【００３２】上記実施の形態では、本発明を、ガス流路
２２にブローバイガス還流管５を接続したブローバイガ
ス還流装置に適用した例について説明したが、本発明を
ＥＧＲ用の排気ガス還流装置、あるいはキャニスタから
のパージガスの還流装置等に適用し、ブローバイガス還
流管に代えて、排気ガス還流管、またはパージガス還流
管をガス流路２２に接続した構成としてもよい。また、
ガス流路２２に複数のガス還流管を接続することもでき
る。
２２にブローバイガス還流管５を接続したブローバイガ
ス還流装置に適用した例について説明したが、本発明を
ＥＧＲ用の排気ガス還流装置、あるいはキャニスタから
のパージガスの還流装置等に適用し、ブローバイガス還
流管に代えて、排気ガス還流管、またはパージガス還流
管をガス流路２２に接続した構成としてもよい。また、
ガス流路２２に複数のガス還流管を接続することもでき
る。
【００３３】上記実施の形態では、ガス還流管５をガス
流路２２に接線方向から接続した例について説明した
が、必ずしも接線方向とする必要はなく、ガス還流管５
を内管２ｃの中心軸に対し垂直な面に沿う方向から接続
すれば、還流ガスをガス流路２２内で拡散させた後、吸
気と良好に混合して、吸気支管に均等に分配する効果が
得られる。
流路２２に接線方向から接続した例について説明した
が、必ずしも接線方向とする必要はなく、ガス還流管５
を内管２ｃの中心軸に対し垂直な面に沿う方向から接続
すれば、還流ガスをガス流路２２内で拡散させた後、吸
気と良好に混合して、吸気支管に均等に分配する効果が
得られる。
【図１】本発明の第１の実施の形態を示し、（ａ）はサ
ージタンク部の垂直断面図、（ｂ）は（ａ）のＩｂ−Ｉ
ｂ線断面図である。
ージタンク部の垂直断面図、（ｂ）は（ａ）のＩｂ−Ｉ
ｂ線断面図である。
【図２】（ａ）は第１の実施の形態におけるサージタン
ク部の垂直断面図、（ｂ）はサージタンク部の正面図で
ある。
ク部の垂直断面図、（ｂ）はサージタンク部の正面図で
ある。
【図３】本発明の第２の実施の形態を示し、（ａ）はサ
ージタンク部の垂直断面図、（ｂ）は（ａ）のＩＩＩｂ
−ＩＩＩｂ線断面図である。
ージタンク部の垂直断面図、（ｂ）は（ａ）のＩＩＩｂ
−ＩＩＩｂ線断面図である。
【図４】本発明の第３の実施の形態を示し、（ａ）はサ
ージタンク部の垂直断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ矢視図
である。
ージタンク部の垂直断面図、（ｂ）は（ａ）のＡ矢視図
である。
【図５】本発明の第４の実施の形態を示し、（ａ）はサ
ージタンク部の垂直断面図、（ｂ）はサージタンク部の
正面図、（ｃ）はガスケットの斜視図である。
ージタンク部の垂直断面図、（ｂ）はサージタンク部の
正面図、（ｃ）はガスケットの斜視図である。
【図６】吸気管との接続部を示す従来のサージタンク端
部の概略垂直断面図である。
部の概略垂直断面図である。
【図７】吸気管との接続部を示す従来のサージタンク端
部の概略水平断面図である。
部の概略水平断面図である。
１ スロットルボデー（上流側吸気管） ２ サージタンク（下流側吸気管） ２１ 接続部 ２２ ガス流路 ２２１ 開口 ２ａ 内壁 ２ｂ 端壁 ２ｃ 筒部（内管） ３ スロットル弁 ４ ガスケット ４ａ 平板部 ４ｂ 筒部（内管） ５ ブローバイガス還流管（ガス還流管） ５１ 開口 ６ ねじ
フロントページの続き (72)発明者 滝川 昌宏 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 河合 大洋 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 井伊 明 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 エンジン吸気管をスロットル弁の下流位
置で拡径するとともに、拡径された大径の下流側吸気管
内に、小径の上流側吸気管端部より延びるこれと同径の
内管を所定長で延伸せしめ、上記内管とその外方に位置
する下流側吸気管内壁との間に形成されるガス流路に、
外部からのガスを上記下流側吸気管内に還流させるため
のガス還流管を接続するとともに、該ガス還流管を、そ
の接続端部の中心軸が上記内管の中心軸に対し垂直な面
内に位置するように配置したことを特徴とするエンジン
のガス還流装置。 - 【請求項２】 上記ガス還流管を、上記ガス流路に上記
内管の外周接線方向から接続した請求項１記載のエンジ
ンのガス還流装置。 - 【請求項３】 上記下流側吸気管の内壁を、上記ガス還
流管の開口より上記内管の先端位置付近まで下り傾斜せ
しめた請求項１または２記載のエンジンのガス還流装
置。 - 【請求項４】 上記ガス還流管が、ブローバイガス還流
管、排気ガス還流管および蒸発燃料還流管のうちの少な
くとも１つである請求項１ないし３のいずれかに記載の
エンジンのガス還流装置。 - 【請求項５】 上記上流側吸気管はスロットルボデーで
あり、上記下流側吸気管はサージタンクである請求項１
ないし４のいずれかに記載のエンジンのガス還流装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8151781A JPH09317569A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | エンジンのガス還流装置 |
| US08/779,707 US5884612A (en) | 1996-05-22 | 1997-01-07 | Gas ventilation system for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8151781A JPH09317569A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | エンジンのガス還流装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09317569A true JPH09317569A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15526167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8151781A Pending JPH09317569A (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | エンジンのガス還流装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5884612A (ja) |
| JP (1) | JPH09317569A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2003531330A (ja) * | 2000-04-12 | 2003-10-21 | ボルテックス オートモティブ コーポレーション | クランクケース排気の処理方法及び装置 |
| JP2008169769A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のガス導入装置 |
| JP2008223525A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Kubota Corp | エンジン |
| JP2011106293A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Mitsubishi Motors Corp | 排気還流装置 |
| JP2011106292A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Mitsubishi Motors Corp | 排気還流装置 |
| WO2013168232A1 (ja) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関 |
| JP2016205319A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | ヤンマー株式会社 | エンジン装置 |
| JP2020026774A (ja) * | 2018-08-13 | 2020-02-20 | トヨタ紡織株式会社 | インテークマニホールド |
| JP2021095877A (ja) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | 株式会社クボタ | エンジンの吸気装置 |
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| US6782878B2 (en) * | 2003-01-27 | 2004-08-31 | General Motors Corporation | PCV assembly and fitting |
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| DE102011010289A1 (de) | 2011-02-03 | 2012-08-09 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) | Kurbelgehäuse-Entlüftungseinrichtung für ein Kraftfahrzeug |
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| ITRM20130103A1 (it) * | 2013-02-22 | 2014-08-23 | Piaggio & C Spa | Sistema di aspirazione dell'aria e di ricircolo dei gas di scarico per un motore diesel |
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| DE102016115620A1 (de) | 2016-08-23 | 2018-03-01 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Ansaugtrakt einer Brennkraftmaschine |
| DE102016118463A1 (de) * | 2016-09-29 | 2018-03-29 | Pierburg Gmbh | Kanalsystem für eine Verbrennungskraftmaschine |
| CN110043398B (zh) * | 2019-04-07 | 2021-11-16 | 佛山市晴宇环保科技有限公司 | 用于新型汽车电控减排节油***装置的多功能补气板 |
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1996
- 1996-05-22 JP JP8151781A patent/JPH09317569A/ja active Pending
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- 1997-01-07 US US08/779,707 patent/US5884612A/en not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
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| Date | Code | Title | Description |
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