JPH09315387A - 燃料噴射装置を備える船外機 - Google Patents
燃料噴射装置を備える船外機Info
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- JPH09315387A JPH09315387A JP8139079A JP13907996A JPH09315387A JP H09315387 A JPH09315387 A JP H09315387A JP 8139079 A JP8139079 A JP 8139079A JP 13907996 A JP13907996 A JP 13907996A JP H09315387 A JPH09315387 A JP H09315387A
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- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims abstract description 35
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/24—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
- F02D41/26—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
- F02D41/28—Interface circuits
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D2400/00—Control systems adapted for specific engine types; Special features of engine control systems not otherwise provided for; Power supply, connectors or cabling for engine control systems
- F02D2400/04—Two-stroke combustion engines with electronic control
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】センサの耐震性が向上し、しかも耐震性が低
く、水飛散を嫌うセンサの配置スペースの確保が容易で
ある。 【解決手段】船舶1に搭載され、上部にエンジン11を
備え、このエンジン11に燃料噴射弁34により燃料を
噴射する燃料噴射装置を備える船外機3において、燃料
噴射弁34を制御する情報を得るセンサを、エンジン1
1のクランク軸42に近接したエンジン11の側部に取
り付けている。
く、水飛散を嫌うセンサの配置スペースの確保が容易で
ある。 【解決手段】船舶1に搭載され、上部にエンジン11を
備え、このエンジン11に燃料噴射弁34により燃料を
噴射する燃料噴射装置を備える船外機3において、燃料
噴射弁34を制御する情報を得るセンサを、エンジン1
1のクランク軸42に近接したエンジン11の側部に取
り付けている。
Description
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料噴射装置を
備える船外機に関するものである。
備える船外機に関するものである。
【従来の技術】従来、船舶に船外機を搭載し、この船外
機の上部にエンジンを備え、この船外機のエンジンに
は、例えば大気圧センサ、吸気温度センサ等の情報から
燃料噴射弁により燃料を噴射する燃料噴射装置を備える
ものがある。
機の上部にエンジンを備え、この船外機のエンジンに
は、例えば大気圧センサ、吸気温度センサ等の情報から
燃料噴射弁により燃料を噴射する燃料噴射装置を備える
ものがある。
【発明が解決しようとする課題】従来、吸気温度センサ
等は、直接吸気管に取り付けてあった。しかし、吸気管
はエンジンのクランク軸から離れているため、振動が大
きくセンサの信頼性を確保できないという問題があっ
た。この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、セ
ンサの耐震性が向上し、しかも耐震性が低く、水飛散を
嫌うセンサの配置スペースの確保が容易である燃料噴射
装置を備える船外機を提供することを目的としている。
等は、直接吸気管に取り付けてあった。しかし、吸気管
はエンジンのクランク軸から離れているため、振動が大
きくセンサの信頼性を確保できないという問題があっ
た。この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、セ
ンサの耐震性が向上し、しかも耐震性が低く、水飛散を
嫌うセンサの配置スペースの確保が容易である燃料噴射
装置を備える船外機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、船舶に
搭載され、上部にエンジンを備え、このエンジンに燃料
噴射弁により燃料を噴射する燃料噴射装置を備える船外
機において、前記燃料噴射弁を制御する情報を得るセン
サを、エンジンのクランク軸に近接したエンジンの側部
に取り付けたことを特徴としている。燃料噴射弁を制御
する情報を得るセンサが、エンジンのクランク軸に近接
して取り付けられているから、センサの耐震性が向上
し、しかも配置スペースの確保が容易である。請求項2
記載の発明は、前記センサを、防振マウントされた部品
に取り付けることを特徴としている。燃料噴射弁を制御
する情報を得るセンサが、防振マウントされた部品に取
り付けられており、耐震性が低くいセンサの配置スペー
スの確保が容易である。請求項3記載の発明は、前記セ
ンサを、前記エンジンと、このエンジンを覆うカウリン
グとの間に配置したことを特徴としている。センサが、
吸気通路外のエンジンとカウリングの間の空気の圧力、
温度を感知して燃料を噴射する情報を得る。請求項4記
載の発明は、前記センサが、大気圧センサ、吸気温度セ
ンサであることを特徴としている。空気の圧力、温度を
感知して燃料を噴射する情報を得る。
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、船舶に
搭載され、上部にエンジンを備え、このエンジンに燃料
噴射弁により燃料を噴射する燃料噴射装置を備える船外
機において、前記燃料噴射弁を制御する情報を得るセン
サを、エンジンのクランク軸に近接したエンジンの側部
に取り付けたことを特徴としている。燃料噴射弁を制御
する情報を得るセンサが、エンジンのクランク軸に近接
して取り付けられているから、センサの耐震性が向上
し、しかも配置スペースの確保が容易である。請求項2
記載の発明は、前記センサを、防振マウントされた部品
に取り付けることを特徴としている。燃料噴射弁を制御
する情報を得るセンサが、防振マウントされた部品に取
り付けられており、耐震性が低くいセンサの配置スペー
スの確保が容易である。請求項3記載の発明は、前記セ
ンサを、前記エンジンと、このエンジンを覆うカウリン
グとの間に配置したことを特徴としている。センサが、
吸気通路外のエンジンとカウリングの間の空気の圧力、
温度を感知して燃料を噴射する情報を得る。請求項4記
載の発明は、前記センサが、大気圧センサ、吸気温度セ
ンサであることを特徴としている。空気の圧力、温度を
感知して燃料を噴射する情報を得る。
【発明の実施の形態】以下、この発明の燃料噴射装置を
備える船外機の実施の形態について説明する。図1は燃
料噴射装置を備える船外機を搭載した船舶の側面図であ
る。図1において、符号1は船舶で、矢印Frは船舶1
の進行方向前方を示している。なお、後記する左右と
は、前記前方に向っての方向をいうものとする。船舶1
は船体2を有し、この船体2の船尾には船外機3が着脱
自在に取り付けられている。この船外機3は、船尾に取
り付けられるブラケット4と、このブラケット4に対し
枢支軸5(Fr方向に直角水平に配置される)により枢
支される船外機本体6とで構成されている。船外機本体
6は、その外殻を構成する伝動ケース9と、この伝動ケ
ース9内に収容される伝動機構10とを有し、ブラケッ
ト4に対し枢支軸5により枢支されている船外機本体6
を構成するスイベルブラケット6aに対し、略鉛直方向
に配置される不図示の枢支軸により左右方向に揺動可能
な伝動ケ−ス9が枢支されている。また、船外機本体6
は燃料噴射式エンジンである2サイクルエンジン11を
有し、このエンジン11は伝動ケース9の上端に着脱自
在に取り付けられて、下カウリング12aと、上カウリ
ング12bで開閉自在に覆われている。上カウリング1
2bには、さらにカバー12cで覆われている。伝動ケ
ース9は、水中に向って下方に延び、この伝動ケース9
の下端に後方に伸びるプロペラシャフト13が支承さ
れ、このプロペラシャフト13にプロペラ14が取り付
けられている。エンジン11には燃料噴射装置が備えら
れ、燃料噴射装置の概略回路図を図2に示す。メインス
イッチ20を投入すると、メインリレー21が作動して
バッテリ37からヒューズ22,23を介してECU2
4に電源が供給されるとともに、燃料ポンプ25が作動
する。また、図示しない始動モータによりエンジン11
が起動して後記するクランク軸が回転してライティング
コイル26が発電し、この交流が整流器27で整流して
直流が供給される。また、チャージコイル28からCD
I点火回路29に電源が供給される。ECU24は、O
2センサ30、大気圧センサ31、吸気温度センサ32
及び温度センサ33からの情報からCDI点火回路29
及び燃料噴射弁34を制御する。また、燃料ポンプ25
にはレジスタ35が接続されている。燃料消費量が少な
い(例えば、燃料噴射弁34の開弁時間が短いまたはエ
ンジン回転数が少ない)ときに、燃料ポンプ25を冷却
すべき燃料が減少するため、それに応じてレジスタ35
を作動させて燃料ポンプ25のモータ回転数を低下させ
て、燃料ポンプ25を冷却する燃料の温度上昇を避ける
ことができる。また、ECU24は、ライン36により
バッテリ電圧を検出している。次に、燃料噴射装置を備
えるエンジン11について、図3乃至図9に基づいて説
明する。図3は船外機の平面図、図4は船外機の断面
図、図5は図3のV-V線に沿う断面図、図6は図3のVI-
VI線に沿う断面図、図7はセンサの取付部の拡大図、図
8は図7のVIII-VIII線に沿う断面図、図9は図7のIX-
IX線に沿う断面図である。エンジン11は、V型6気筒
エンジンであり、各気筒に共通のクランクケース40及
びシリンダボディ41を有し、クランクケース40とシ
リンダボディ41の合わせ部には軸心がほぼ垂直の縦向
きのクランク軸42が収容され、このクランク軸42は
クランクケース40及びシリンダボディ41に対しその
軸心回りに回転自在に支承されている。シリンダボディ
41の突出端にはシリンダヘッド43が着脱自在に取り
付けられ、さらにシリンダヘッド43には、各気筒に対
応して点火プラグ44が取り付けられている。シリンダ
ボディ41のシリンダ内にはピストン95が配置され、
このピストン95はコンロッド96を介してクランク軸
42に連結されている。クランクケース40には、各気
筒のクランク室に連通する吸気通路45a、スロットル
弁45bを収容するスロットルボディ45と、吸気サイ
レンサ46が順次連設されている。また、吸気サイレン
サ46はエンジン11の反ベーパセパレータ側に前方に
向って開口する開口部46aを有し、開口部46aから
外気が吸気される。エンジン11は上カウリング12b
で覆われ、この上カウリング12bの上部のシリンダヘ
ッド43の上方位置に吸気口47が形成され、この吸気
口47から外気が吸入され、エンジン11と上カウリン
グ12bとの間を通って吸気サイレンサ46の開口部4
6aから外気が吸気される。エンジン11には始動スタ
ータ80、燃料ポンプ81及びベーパセパレータ82が
備えられている。エンジン11に備えたスロットルボデ
ィ45の上部には、冷却フィン50aを有するレジスタ
50が配置されている。レジスタ50はネジ51により
レジスタブラケット52に取り付けられ、レジスタブラ
ケット52の3箇所の孔部52aにはカラー53を有す
るグロメット54が嵌合され、カラー53にボルト55
を挿入してスロットルボディ45の上部ボス45cに締
付固定され、グロメット54のゴムによる防振マウント
で振動を軽減している。レジスタ50の上部はカバー5
6で覆われており、このカバー56は締付ビス57によ
りレジスタブラケット52の2箇所のボス部に52bに
締付固定されている。カバー56には、レジスタ50に
対向する位置にスリット56aが形成され、さらに周囲
が開口しており、この開口部58及びスリット56aに
よりカバー56の内部に熱がこもることを防止してい
る。レジスタ50はカプラ59を介して電気回路に接続
されている。このようにレジスタ50が吸気口47から
離されたエンジン11の上部位置に配置され、しかもレ
ジスタ50がカバー56で覆われているから、仮に吸気
口47から塩水が侵入することがあっても、水分は下方
に落下してレジスタ50に塩水が付着することが防止さ
れる。また、吸気口47から離れた位置にレジスタ50
が配置され、レジスタ50が吸気の邪魔にならず高温の
空気がエンジン11内に吸入されることにより出力低下
を招くことが防止される。エンジン11の側部には、電
装用ブラケット60が配置されている。電装用ブラケッ
ト60は、図3及び図7に示すように5箇所にゴムのグ
ロメット61を嵌合し、このグロメット61にカラー6
2が嵌合され、このカラー62に締付ボルト90を挿入
してクランクケース40及びシリンダボディ41の取付
部に締付固定してゴムによる防振マウントされている。
電装用ブラケット60には、例えばパワーチルトトリム
リレー63や始動モータリレー64等が配置され、さら
に燃料噴射弁34や点火時期を制御する情報を得るセン
サを構成する大気圧センサー65及び吸気温度センサ6
6が取り付けられている。大気圧センサ65は、図8に
示す用に電装用ブラケット60の凹部60aに嵌合して
ビス67により締付固定されている。電装用ブラケット
60の凹部60aには、大気と連通する孔60bが形成
されている。また、吸気温度センサ66は、図9に示す
ように電装用ブラケット60のフランジ60cにナット
68により締付固定している。大気圧センサ65、吸気
温度センサ66は、エンジン11のクランク軸42に近
接したエンジン11の側部に取り付けられ、エンジン1
1と、このエンジン11を覆う上カウリング12bとの
間に配置されている。大気圧センサ65、吸気温度セン
サ66は、吸気通路外のエンジン11と上カウリング1
2bの間の空気の圧力、温度を感知して燃料を噴射する
情報を得ている。このように、燃料噴射弁34を制御す
る情報を得るセンサである大気圧センサ65、吸気温度
センサ66が、エンジン11のクランク軸42に近接し
て取り付けられているから、センサの耐震性が向上し、
しかも配置スペースの確保が容易である。さらに、大気
圧センサ65、吸気温度センサ66は、吸気系を形成す
る部品以外の防振マウントされた部品に取り付けられて
いるから、耐震性が低くいセンサの配置スペースの確保
が容易である。
備える船外機の実施の形態について説明する。図1は燃
料噴射装置を備える船外機を搭載した船舶の側面図であ
る。図1において、符号1は船舶で、矢印Frは船舶1
の進行方向前方を示している。なお、後記する左右と
は、前記前方に向っての方向をいうものとする。船舶1
は船体2を有し、この船体2の船尾には船外機3が着脱
自在に取り付けられている。この船外機3は、船尾に取
り付けられるブラケット4と、このブラケット4に対し
枢支軸5(Fr方向に直角水平に配置される)により枢
支される船外機本体6とで構成されている。船外機本体
6は、その外殻を構成する伝動ケース9と、この伝動ケ
ース9内に収容される伝動機構10とを有し、ブラケッ
ト4に対し枢支軸5により枢支されている船外機本体6
を構成するスイベルブラケット6aに対し、略鉛直方向
に配置される不図示の枢支軸により左右方向に揺動可能
な伝動ケ−ス9が枢支されている。また、船外機本体6
は燃料噴射式エンジンである2サイクルエンジン11を
有し、このエンジン11は伝動ケース9の上端に着脱自
在に取り付けられて、下カウリング12aと、上カウリ
ング12bで開閉自在に覆われている。上カウリング1
2bには、さらにカバー12cで覆われている。伝動ケ
ース9は、水中に向って下方に延び、この伝動ケース9
の下端に後方に伸びるプロペラシャフト13が支承さ
れ、このプロペラシャフト13にプロペラ14が取り付
けられている。エンジン11には燃料噴射装置が備えら
れ、燃料噴射装置の概略回路図を図2に示す。メインス
イッチ20を投入すると、メインリレー21が作動して
バッテリ37からヒューズ22,23を介してECU2
4に電源が供給されるとともに、燃料ポンプ25が作動
する。また、図示しない始動モータによりエンジン11
が起動して後記するクランク軸が回転してライティング
コイル26が発電し、この交流が整流器27で整流して
直流が供給される。また、チャージコイル28からCD
I点火回路29に電源が供給される。ECU24は、O
2センサ30、大気圧センサ31、吸気温度センサ32
及び温度センサ33からの情報からCDI点火回路29
及び燃料噴射弁34を制御する。また、燃料ポンプ25
にはレジスタ35が接続されている。燃料消費量が少な
い(例えば、燃料噴射弁34の開弁時間が短いまたはエ
ンジン回転数が少ない)ときに、燃料ポンプ25を冷却
すべき燃料が減少するため、それに応じてレジスタ35
を作動させて燃料ポンプ25のモータ回転数を低下させ
て、燃料ポンプ25を冷却する燃料の温度上昇を避ける
ことができる。また、ECU24は、ライン36により
バッテリ電圧を検出している。次に、燃料噴射装置を備
えるエンジン11について、図3乃至図9に基づいて説
明する。図3は船外機の平面図、図4は船外機の断面
図、図5は図3のV-V線に沿う断面図、図6は図3のVI-
VI線に沿う断面図、図7はセンサの取付部の拡大図、図
8は図7のVIII-VIII線に沿う断面図、図9は図7のIX-
IX線に沿う断面図である。エンジン11は、V型6気筒
エンジンであり、各気筒に共通のクランクケース40及
びシリンダボディ41を有し、クランクケース40とシ
リンダボディ41の合わせ部には軸心がほぼ垂直の縦向
きのクランク軸42が収容され、このクランク軸42は
クランクケース40及びシリンダボディ41に対しその
軸心回りに回転自在に支承されている。シリンダボディ
41の突出端にはシリンダヘッド43が着脱自在に取り
付けられ、さらにシリンダヘッド43には、各気筒に対
応して点火プラグ44が取り付けられている。シリンダ
ボディ41のシリンダ内にはピストン95が配置され、
このピストン95はコンロッド96を介してクランク軸
42に連結されている。クランクケース40には、各気
筒のクランク室に連通する吸気通路45a、スロットル
弁45bを収容するスロットルボディ45と、吸気サイ
レンサ46が順次連設されている。また、吸気サイレン
サ46はエンジン11の反ベーパセパレータ側に前方に
向って開口する開口部46aを有し、開口部46aから
外気が吸気される。エンジン11は上カウリング12b
で覆われ、この上カウリング12bの上部のシリンダヘ
ッド43の上方位置に吸気口47が形成され、この吸気
口47から外気が吸入され、エンジン11と上カウリン
グ12bとの間を通って吸気サイレンサ46の開口部4
6aから外気が吸気される。エンジン11には始動スタ
ータ80、燃料ポンプ81及びベーパセパレータ82が
備えられている。エンジン11に備えたスロットルボデ
ィ45の上部には、冷却フィン50aを有するレジスタ
50が配置されている。レジスタ50はネジ51により
レジスタブラケット52に取り付けられ、レジスタブラ
ケット52の3箇所の孔部52aにはカラー53を有す
るグロメット54が嵌合され、カラー53にボルト55
を挿入してスロットルボディ45の上部ボス45cに締
付固定され、グロメット54のゴムによる防振マウント
で振動を軽減している。レジスタ50の上部はカバー5
6で覆われており、このカバー56は締付ビス57によ
りレジスタブラケット52の2箇所のボス部に52bに
締付固定されている。カバー56には、レジスタ50に
対向する位置にスリット56aが形成され、さらに周囲
が開口しており、この開口部58及びスリット56aに
よりカバー56の内部に熱がこもることを防止してい
る。レジスタ50はカプラ59を介して電気回路に接続
されている。このようにレジスタ50が吸気口47から
離されたエンジン11の上部位置に配置され、しかもレ
ジスタ50がカバー56で覆われているから、仮に吸気
口47から塩水が侵入することがあっても、水分は下方
に落下してレジスタ50に塩水が付着することが防止さ
れる。また、吸気口47から離れた位置にレジスタ50
が配置され、レジスタ50が吸気の邪魔にならず高温の
空気がエンジン11内に吸入されることにより出力低下
を招くことが防止される。エンジン11の側部には、電
装用ブラケット60が配置されている。電装用ブラケッ
ト60は、図3及び図7に示すように5箇所にゴムのグ
ロメット61を嵌合し、このグロメット61にカラー6
2が嵌合され、このカラー62に締付ボルト90を挿入
してクランクケース40及びシリンダボディ41の取付
部に締付固定してゴムによる防振マウントされている。
電装用ブラケット60には、例えばパワーチルトトリム
リレー63や始動モータリレー64等が配置され、さら
に燃料噴射弁34や点火時期を制御する情報を得るセン
サを構成する大気圧センサー65及び吸気温度センサ6
6が取り付けられている。大気圧センサ65は、図8に
示す用に電装用ブラケット60の凹部60aに嵌合して
ビス67により締付固定されている。電装用ブラケット
60の凹部60aには、大気と連通する孔60bが形成
されている。また、吸気温度センサ66は、図9に示す
ように電装用ブラケット60のフランジ60cにナット
68により締付固定している。大気圧センサ65、吸気
温度センサ66は、エンジン11のクランク軸42に近
接したエンジン11の側部に取り付けられ、エンジン1
1と、このエンジン11を覆う上カウリング12bとの
間に配置されている。大気圧センサ65、吸気温度セン
サ66は、吸気通路外のエンジン11と上カウリング1
2bの間の空気の圧力、温度を感知して燃料を噴射する
情報を得ている。このように、燃料噴射弁34を制御す
る情報を得るセンサである大気圧センサ65、吸気温度
センサ66が、エンジン11のクランク軸42に近接し
て取り付けられているから、センサの耐震性が向上し、
しかも配置スペースの確保が容易である。さらに、大気
圧センサ65、吸気温度センサ66は、吸気系を形成す
る部品以外の防振マウントされた部品に取り付けられて
いるから、耐震性が低くいセンサの配置スペースの確保
が容易である。
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、燃料噴射弁を制御する情報を得るセンサが、エンジ
ンのクランク軸に近接して取り付けられているから、セ
ンサの耐震性が向上し、しかも配置スペースの確保が容
易である。置スペースの確保が容易である。請求項2記
載の発明では、燃料噴射弁を制御する情報を得るセンサ
が、防振マウントされた部品に取り付けられているか
ら、耐震性が低くいセンサの配置スペースの確保が容易
である。請求項3記載の発明では、センサを、エンジン
と、このエンジンを覆うカウリングとの間に配置したか
ら、吸気通路外のエンジンとカウリングの間の空気の圧
力、温度を感知して燃料を噴射する情報を得ることがで
きる。請求項4記載の発明では、センサが、大気圧セン
サ、吸気温度センサであり、空気の圧力、温度を感知し
て燃料を噴射する情報を得ることができる。
は、燃料噴射弁を制御する情報を得るセンサが、エンジ
ンのクランク軸に近接して取り付けられているから、セ
ンサの耐震性が向上し、しかも配置スペースの確保が容
易である。置スペースの確保が容易である。請求項2記
載の発明では、燃料噴射弁を制御する情報を得るセンサ
が、防振マウントされた部品に取り付けられているか
ら、耐震性が低くいセンサの配置スペースの確保が容易
である。請求項3記載の発明では、センサを、エンジン
と、このエンジンを覆うカウリングとの間に配置したか
ら、吸気通路外のエンジンとカウリングの間の空気の圧
力、温度を感知して燃料を噴射する情報を得ることがで
きる。請求項4記載の発明では、センサが、大気圧セン
サ、吸気温度センサであり、空気の圧力、温度を感知し
て燃料を噴射する情報を得ることができる。
【図1】燃料噴射装置を備える船外機を搭載した船舶の
側面図である。
側面図である。
【図2】燃料噴射装置の概略回路図である。
【図3】船外機の平面図である。
【図4】船外機の断面図である。
【図5】図3のV-V線に沿う断面図である。
【図6】図3のVI-VI線に沿う断面図である。
【図7】センサの取付部の拡大図である。
【図8】図7のVIII-VIII線に沿う断面図である。
【図9】図7のIX-IX線に沿う断面図である。
1 船舶 3 船外機 11 エンジン 25 燃料ポンプ 34 燃料噴射弁 42 クランク軸 50 レジスタ 65 大気圧センサ 66 吸気温度センサ
Claims (4)
- 【請求項1】船舶に搭載され、上部にエンジンを備え、
このエンジンに燃料噴射弁により燃料を噴射する燃料噴
射装置を備える船外機において、前記燃料噴射弁を制御
する情報を得るセンサを、エンジンのクランク軸に近接
したエンジンの側部に取り付けたことを特徴とする燃料
噴射装置を備える船外機。 - 【請求項2】前記センサを、防振マウントされた部品に
取り付けることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装
置を備える船外機。 - 【請求項3】前記センサは、前記エンジンと、このエン
ジンを覆うカウリングとの間に配置したことを特徴とす
る請求項1または請求項2記載の燃料噴射装置を備える
船外機。 - 【請求項4】前記センサが、大気圧センサ、吸気温度セ
ンサであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
ずれかに記載の燃料噴射装置を備える船外機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139079A JPH09315387A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 燃料噴射装置を備える船外機 |
US08/867,164 US5809974A (en) | 1996-05-31 | 1997-06-02 | Engine electrical system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139079A JPH09315387A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 燃料噴射装置を備える船外機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09315387A true JPH09315387A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15237002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8139079A Pending JPH09315387A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 燃料噴射装置を備える船外機 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5809974A (ja) |
JP (1) | JPH09315387A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233968A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Robert Bosch Gmbh | 燃料噴射装置用の燃料分配器 |
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-
1996
- 1996-05-31 JP JP8139079A patent/JPH09315387A/ja active Pending
-
1997
- 1997-06-02 US US08/867,164 patent/US5809974A/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006233968A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Robert Bosch Gmbh | 燃料噴射装置用の燃料分配器 |
JP2012167681A (ja) * | 2005-02-22 | 2012-09-06 | Robert Bosch Gmbh | 燃料噴射装置用の燃料分配器 |
Also Published As
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---|---|
US5809974A (en) | 1998-09-22 |
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