JPH09312928A - 空気調和機の欠相検知装置 - Google Patents

空気調和機の欠相検知装置

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JPH09312928A
JPH09312928A JP12676996A JP12676996A JPH09312928A JP H09312928 A JPH09312928 A JP H09312928A JP 12676996 A JP12676996 A JP 12676996A JP 12676996 A JP12676996 A JP 12676996A JP H09312928 A JPH09312928 A JP H09312928A
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resistor
power supply
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output signal
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JP12676996A
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Akinori Kinugawa
昭徳 衣川
Koichi Ishikawa
晃一 石川
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の欠相検知を確実に行う小型で安
価な空気調和機の欠相検知装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 マイコン制御部7は、三相交流電源1の
各相間に抵抗器2a、2b、2cとフォトトランジスタ
カプラ3a、3b、3cの入力側とを直列に接続し、前
記フォトトランジスタカプラ3a、3b、3cの入力側
の極性と逆極性になるようにダイオード4a、4b、4
cを並列接続し、前記フォトトランジスタカプラ3a、
3b、3cの各出力信号を伝送する伝送手段5と3入力
AND素子6を接続し、3入力AND素子6の出力信号
の電位レベルを判定することにより欠相か否かを判断で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は三相交流電源を動力
源とする空気調和機の三相交流電源の欠相入力を確実に
検知する空気調和機の欠相検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の三相交流電源を動力源と
する空気調和機では、電源の断線または、接続部のはず
れなどの理由で欠相が生じた場合、機器の保護を目的と
して小型で安価な欠相の検知手段を備えていることが求
められている。
【0003】従来、この種の空気調和機の欠相検出装置
は、特開平6−263596号公報に示すような構成が
一般的であった。以下、その構成について図9〜11を
参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、三相交流電源1の各相
(R相、S相、T相)の相間(R−S相間、S−T相
間、T−R相間)のR−S相間に抵抗値Rを持つ第1の
抵抗器2aとこの第1の抵抗器2aに流れる電流ia
検出する第1の電流検出器としての第1のフォトトラン
ジスタカプラ3aの入力側と直列に接続し、この第1の
フォトトランジスタカプラ3aの入力側の極性と逆極性
になるように第1のダイオード4aを並列接続し、同様
に前記三相交流電源1のS−T相間に抵抗値Rを持つ第
2の抵抗器2bとこの第2の抵抗器2bに流れる電流i
bを検出する第2の電流検出器としての第2のフォトト
ランジスタカプラ3bの入力側と直列に接続し、この第
2のフォトトランジスタカプラ3bの入力側の極性と逆
極性になるように第2のダイオード4bを並列接続し、
さらに前記三相交流電源1のT−R相間にも同様に抵抗
値Rを持つ第3の抵抗器2cとこの第3の抵抗器2cに
流れる電流icを検出する第3の電流検出器としての第
3のフォトトランジスタカプラ3cの入力側と直列に接
続し、この第3のフォトトランジスタカプラ3cの入力
側の極性と逆極性になるように第3のダイオード4cを
並列接続し、前記第1、第2および第3のフォトトラン
ジスタカプラ3a、3b、3cよりそれぞれ出力される
第1、第2および第3の出力信号を伝送する伝送手段5
と、この伝送手段5から送られてくる第1、第2および
第3の出力信号をもとに欠相を検知するマイコン制御部
7が設けられていた。
【0005】上記構成において、電流ia、ib、ic
検出する第1、第2および第3のフォトトランジスタカ
プラ3a、3b、3cからそれぞれ出力される第1、第
2および第3の出力信号va、vb、vcの波形は、三相
交流電源1の各相が正常に結線されている場合、図10
のようなパルス信号になり、この第1、第2および第3
の出力信号va、vb、vcの遅れ時間ta、tb、tcを判
定し、予めマイコン制御部7に記憶してある三相交流電
源1の電源周波数の1/3時間(50Hzであれば6.
7ms、60Hzであれば5.6ms)と比較して同じ
であるので欠相ではないと判断していた。もし、三相交
流電源1の三相のうちの一相が欠相(ここではS相が欠
相したとする)した場合、一般的に三相交流電源1の二
相間に何らかのインピーダンスZを持った負荷8が接続
されており電流ia、ib、icは位相の異なった電流が
流れることになり、この負荷8に流れる電流izが三相
交流電源1の電圧に対し60度遅れ位相で流れたとする
と、第1、第2および第3の出力信号va、vb、vc
波形は図11のようなパルス信号になり、予めマイコン
制御部7に記憶してある三相交流電源1の電源周波数の
1/3時間(50Hzであれば6.7ms、60Hzで
あれば5.6ms)と比較し、同じではないので欠相で
あると判断していた。
【0006】また、特開平4−138384号公報には
各相電圧に対応する3個の入力トランスを使用し、位相
差と電圧値のレベルから欠相を判断する三相検知装置が
提案されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空気
調和機の欠相検知装置では、前者においてはマイコン制
御部で3つのパルス信号の位相差を時間管理させること
で、マイコンの乏しい時間管理能力に負担をかけてしま
うため、時間管理能力の高い高機能のマイコン制御部を
使用せざるを得ず、コスト高になってしまうという課題
があった。
【0008】また、後者においては3個の入力トランス
を設けなければならず、装置が大型化してしまうという
課題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、装置
の小型化およびマイコン制御部の時間管理能力への負担
を軽減することを第1の目的としている。
【0010】第2の目的は、装置の小型化およびマイコ
ンの時間管理能力への負担を軽減するとともにより装置
の外来ノイズ耐性の向上を図ることにある。
【0011】第3の目的は、欠相を速やかに検知するこ
とにある。第4の目的は、装置の小型化およびマイコン
の時間管理能力への負担を軽減するとともに装置の一部
を利用した制御を追加することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機の欠
相検知装置は、上記目的を達成するために、三相交流電
源の各相間毎に第1、第2および第3の抵抗器と第1、
第2および第3の電流検出器をそれぞれ直列に接続し、
前記第1、第2および第3の抵抗器に流れる各電流を前
記第1、第2および第3の電流検出器により検出した際
にそれぞれ出力される第1、第2および第3の出力信号
を伝送する伝送手段とこの伝送手段により伝送されてき
た前記第1、第2および第3の出力信号を入力信号とす
る論理演算素子である論理積素子に接続し、この論理積
素子の出力信号を入力するマイコン制御部を備えた構成
とする。
【0013】本発明によれば、伝送手段から送られてく
る第1、第2および第3の出力信号を論理演算素子であ
る論理積素子に入力させ、この論理積素子の出力信号を
マイコン制御部に入力したので、マイコン制御部では基
本能力である電位レベルで欠相を判定することができ、
マイコンの下位機能タイプでも十分な欠相検知を行うこ
とができる安価で小型化となる空気調和機の欠相検知装
置を提供できる。
【0014】また、他の手段は、三相交流電源の任意の
相間に第1の抵抗器と第1の電流検出器を直列に接続
し、前記第1の抵抗器に流れる電流を前記第1の電流検
出器により検出した際に出力される第1の出力信号を伝
送する第1の伝送手段を備え、前記三相交流電源の任意
の相間に対し120度位相が遅れる相間に第2の抵抗器
と前記第1の伝送手段により送られてきた第1の出力信
号により開閉する第1のスイッチと第2の電流検出器を
直列に接続し、前記第2の抵抗器に流れる電流を前記第
2の電流検出器により検出した際に出力される第2の出
力信号を伝送する第2の伝送手段を備え、前記三相交流
電源の残りの相間に第3の抵抗器と前記第2の伝送手段
より送られてきた第2の出力信号により開閉する第2の
スイッチと第3の電流検出器を直列に接続し、前記第3
の抵抗器に流れる電流を前記第3の電流検出器により検
出した際に出力される第3の出力信号を伝送する第3の
伝送手段を備え、前記第1、第2、第3の出力信号を入
力信号とする論理演算素子である論理積素子に接続し、
前記論理積素子の出力信号を入力するマイコン制御部を
備えた構成とする。
【0015】本発明によれば、三相交流電源の二つの相
間に120度位相の早い信号により開閉するスイッチを
設けたので、欠相時の論理積素子の出力信号のHiレベ
ルが十分長い時間出力され、ノイズ対策として挿入する
コンデンサーなどを用いた積分回路による論理積素子の
出力信号の波形がなまらずに電位レベルの判定ができる
空気調和機の欠相検知装置を提供できる。
【0016】また、他の手段は、欠相を検出するマイコ
ン制御部からの情報により欠相したことを表示する表示
装置を備えた構成とする。
【0017】本発明によれば、表示装置により欠相して
いることを明確に表示することができる空気調和機の欠
相検知装置を提供できる。
【0018】また、他の手段は、相間に電流が流れたこ
とを伝える任意の1相間の信号を入力するパルス信号の
時間間隔を判定できるマイコン制御部を備えた構成とす
る。
【0019】本発明によれば、任意の1相間の伝送手段
をマイコン制御部に接続したので三相交流電源の電源周
波数を判定することもできる空気調和機の欠相検知装置
を提供できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、三相交流電源の各相間
毎に第1、第2および第3の抵抗器と第1、第2および
第3の電流検出器をそれぞれ直列に接続し、前記第1、
第2および第3の抵抗器に流れる各電流を前記第1、第
2および第3の電流検出器により検出した際にそれぞれ
出力される第1、第2および第3の出力信号を伝送する
伝送手段とこの伝送手段により伝送されてきた前記第
1、第2および第3の出力信号を入力信号とする論理演
算素子である論理積素子に接続し、この論理積素子の出
力信号を入力するマイコン制御部を備えたものであり、
装置が小型化でかつ欠相を検知するマイコン制御部は入
力信号の電位レベルの判定により欠相を検知できるとい
う作用を有する。
【0021】また、三相交流電源の任意の相間に第1の
抵抗器と第1の電流検出器を直列に接続し、前記第1の
抵抗器に流れる電流を前記第1の電流検出器により検出
した際に出力される第1の出力信号を伝送する第1の伝
送手段を備え、前記三相交流電源の任意の相間に対し1
20度位相が遅れる相間に第2の抵抗器と前記第1の伝
送手段により送られてきた第1の出力信号により開閉す
る第1のスイッチと第2の電流検出器を直列に接続し、
前記第2の抵抗器に流れる電流を前記第2の電流検出器
により検出した際に出力される第2の出力信号を伝送す
る第2の伝送手段を備え、前記三相交流電源の残りの相
間に第3の抵抗器と前記第2の伝送手段より送られてき
た第2の出力信号により開閉する第2のスイッチと第3
の電流検出器を直列に接続し、前記第3の抵抗器に流れ
る電流を前記第3の電流検出器により検出した際に出力
される第3の出力信号を伝送する第3の伝送手段を備
え、前記第1、第2、第3の出力信号を入力信号とする
論理演算素子である論理積素子に接続し、前記論理積素
子の出力信号を入力するマイコン制御部を備えたもので
あり、上記作用に加えて外来ノイズ耐性を向上すること
ができるという作用を有する。
【0022】また、上記第1および第2の手段に加え欠
相を検出するマイコン制御部からの情報により欠相した
ことを表示する表示装置を備えたことにより上記作用に
加えて欠相が起こったことを表示することができる。
【0023】また、上記第1および第2の手段に加え位
相間に電流が流れたことを伝える任意の1相間の信号を
入力するパルス信号の時間間隔を判定できるマイコン制
御部を備えたことにより上記作用に加えて電源周波数検
出回路にも利用できる。
【0024】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。なお、従来例に付した符号と同一符
号は同一物を示し、詳細な説明は省略する。
【0025】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、三相交流電源1のR−
S相間に第1の抵抗器2aと第1のフォトトランジスタ
カプラ3aの入力側とを直列に接続し、第1のフォトト
ランジスタカプラ3aの入力側の極性と逆極性になるよ
うに第1のダイオード4aを並列接続する。同様にS−
T相間に第2の抵抗器2bと第2のフォトトランジスタ
カプラ3bの入力側とを直列に接続し、第2のフォトト
ランジスタカプラ3bの入力側の極性と逆極性になるよ
うに第2のダイオード4bを並列接続する。さらにT−
R相間にも同様に第3の抵抗器2cと第3のフォトトラ
ンジスタカプラ3cの入力側とを直列に接続し、第3の
フォトトランジスタカプラ3cの入力側の極性と逆極性
になるように第3のダイオード4cを並列接続する。そ
して、第1、第2および第3のフォトトランジスタカプ
ラ3a、3b、3cからそれぞれ出力される第1、第2
および第3の出力信号を伝送する伝送手段5と、この伝
送手段5から送られてくる第1、第2および第3の出力
信号を入力する論理演算素子の論理積素子としての3入
力AND素子6とを接続し、この3入力AND素子6の
出力信号をマイコン制御部7に入力して、欠相か否かを
判断するものである。
【0026】上記構成において、電流ia、ib、ic
第1、第2および第3の出力信号va、vb、vcおよび
3入力AND素子6の出力信号viの波形は、三相交流
電源1の各相が正常に結線されている場合は図2のよう
に出力信号viがグランド電位(0V)一定となり、予
めマイコン制御部7にグランド電位(0V)であれば欠
相ではないと判断するように記憶させてあり、その結
果、欠相ではないと判断する。もし、三相交流電源1の
三相のうち一相が欠相(ここではS相が欠相したとす
る)した場合、一般的に三相交流電源1の二相間に負荷
8が接続されており電流ia、ib、icは位相の異なる
電流が流れることになり、この負荷8に流れる電流iz
が三相交流電源1のR−S相間電圧に対し60度遅れ位
相で流れたとすると、第1、第2および第3の出力信号
a、vb、vcおよび3入力AND素子6の出力信号vi
の波形は図3に示すようになり、特に3入力AND素子
6の出力信号viの波形はグランド電位(0V)より高
い電圧(Hiレベル)になり、予めマイコン制御部7に
グランド電位(0V)でなければ欠相と判断するように
記憶させてあり、その結果、欠相であると判断する。
【0027】このように本発明の実施例1の空気調和機
の欠相検知装置によれば、マイコン制御部7では、入力
信号の電位レベルによる判定で欠相検知を判断すること
がでる。
【0028】(実施例2)図4に示すように、三相交流
電源1のR−S相間に第1の抵抗器2aと第1のフォト
トランジスタカプラ3aの入力側とを直列に接続し、前
記第1のフォトトランジスタカプラ3aの入力側の極性
とが逆極性になるように第1のダイオード4aを並列接
続する。一方、S−T相間には第2の抵抗器2bの一方
をS相に接続し第2の抵抗器2bの他方を第1のスイッ
チとしての第1のフォトサイリスタカプラ9aの出力側
であるサイリスタのアノードとを接続し、第1のフォト
サイリスタカプラ9aのサイリスタのカソードと第2の
フォトトランジスタカプラ3bの入力側のダイオードの
アノードとを接続し、第2のフォトトランジスタカプラ
3bのダイオードのカソードをT相に接続し、この第2
のフォトトランジスタカプラ3bのダイオードのカソー
ドに第2のダイオード4bのアノードを前記第1のフォ
トサイリスタカプラ9aのサイリスタのアノードと第2
のダイオード4bのカソードを接続する。さらに、T−
R相間にも同様に第3の抵抗器2cと第2のスイッチと
しての第2のフォトサイリスタカプラ9bと第3のフォ
トトランジスタカプラ3cの入力側とを直列に接続し、
この第3のフォトトランジスタカプラ3cの入力側およ
び前記第2のフォトサイリスタカプラ9bの出力側の極
性とが逆極性になるように第3のダイオード4cを並列
接続する。そして第1のフォトトランジスタカプラ3a
の第1の出力信号を伝送する第1の伝送手段5aは前記
第1のフォトサイリスタカプラ9aの入力部に接続され
た前記第1のフォトサイリスタカプラ9aを駆動する第
1の駆動手段10aに接続し、前記第2のフォトトラン
ジスタカプラ3bの第2の出力信号を伝送する第2の伝
送手段5bは前記第2のフォトサイリスタカプラ9bの
第2の駆動手段10bに接続し、前記第3のフォトトラ
ンジスタカプラ3cの第3の出力信号を伝送する第3の
伝送手段5cと前記第1の伝送手段5aおよび第2の伝
送手段5bから送られてくる第1、第2および第3の出
力信号va、vb、vcを入力する3入力AND素子6を
接続し、この3入力AND素子6の出力信号をマイコン
制御部7に入力して、欠相か否かを判断するものであ
る。
【0029】上記構成において、電流ia、ib、ic
第1、第2および第3の出力信号va、vb、vcおよび
3入力AND素子6の出力信号viの波形は、三相交流
電源1の三相が正常に結線されている場合は図5のよう
に、3入力AND素子6の出力信号viはグランド電位
(0V)一定となり、予めマイコン制御部7には、これ
がグランド電位(0V)であれば欠相でないと判断する
ように記憶させてあり、その結果として、欠相でないと
判断する。もし、三相交流電源1の各相のうち一相欠相
(ここではS相が欠相したとする)した場合、一般的に
三相交流電源1の二相間に何らかのインピーダンスZを
持った負荷8が接続されており必ず電流i a、ib、ic
が流れることになり、この負荷8に流れる電流izが三
相交流電源1のR−S相間電圧に対し60度遅れ位相で
流れたとすると、第1、第2および第3の出力信号
a、vb、vcおよび3入力AND素子6の出力信号vi
の波形は図6のようになり、特に3入力AND素子6の
出力信号viの波形はグランド電位(0V)より高い電
圧(Hiレベル)になり、予めマイコン制御部7にグラ
ンド電位(0V)でなければ欠相と判断するように記憶
させてあり、その結果、欠相であると判断する。
【0030】このように本発明の実施例2の空気調和機
の欠相検知装置によれば、マイコン制御部7では、入力
信号の電位レベルによる判定で欠相検知を判断すること
がでるとともに、実施例1に比べ、論理積素子の出力信
号viのHiレベルが長時間続き、ノイズ対策用として
一般的にマイコン入力部へのコンデンサーなどを用いた
積分回路を挿入しても論理積素子の出力信号viがなま
らず、マイコン制御部7のしきい値電圧を十分に越える
ようにできる。
【0031】(実施例3)図7に示すように、3入力A
ND素子6の出力信号viをもとに欠相を検知するマイ
コン制御部7に欠相の異常を表示する表示装置としての
LED11を設ける。
【0032】上記構成において、マイコン制御部7が欠
相を検知すると、これに応じて出力される出力信号をL
ED11に伝送してLEDが発光することにより視覚的
に欠相していることが表示される。
【0033】このように本発明の実施例3の空気調和機
の欠相検知装置によれば、表示装置により欠相している
ことを明確に表示し、判別が容易となる。
【0034】(実施例4)図8に示すように、マイコン
制御部7は、伝送手段5aから伝送されてくる出力信号
aを入力し、三相交流電源1の電源周波数を判断する
ものである。
【0035】上記構成において、出力信号vaのパルス
間隔時間をマイコン制御部7で判定することで20ms
であれば三相交流電源1の電源周波数を50Hz、1
6.7msであれば60Hzと判断することができる。
【0036】このように本発明の実施例4の空気調和機
の欠相検知装置によれば、欠相検知装置の一部を利用す
ることにより簡単に三相交流電源の電源周波数を判断す
ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、伝送手段から送られてくる第1、第2および
第3の出力信号を論理演算素子である論理積素子に入力
させ、この論理積素子の出力信号をマイコン制御部に入
力したので、マイコン制御部では基本能力である電位レ
ベルで欠相を判定することができ、マイコンの下位機能
タイプでも十分な欠相検知を行うことができる安価で小
型化となる空気調和機の欠相検知装置を提供できる。
【0038】また、上記に加えて、三相交流電源の二つ
の相間に120度位相の早い信号により開閉するスイッ
チを設けたので、欠相時の論理積素子の出力信号のHi
レベルが十分長い時間出力され、ノイズ対策として挿入
するコンデンサーなどを用いた積分回路による論理積素
子の出力信号の波形がなまらずに電位レベルの判定がで
きる空気調和機の欠相検知装置を提供できる。
【0039】さらに、表示装置により欠相していること
を明確に表示することができる空気調和機の欠相検知装
置を提供できる。
【0040】さらに、任意の1相間の伝送手段をマイコ
ン制御部に接続したので三相交流電源の電源周波数を判
定することもできる空気調和機の欠相検知装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の空気調和機の欠相検知装置
の構成を示す電気回路図
【図2】同実施例1の三相交流電源が正常結線時の動作
を説明するための各信号の波形図
【図3】同実施例1の三相交流電源の一相が欠相である
ときの動作を説明するための各信号の波形図
【図4】本発明の実施例2の空気調和機の欠相検知装置
の構成を示す電気回路図
【図5】同実施例2の三相交流電源が正常結線時の動作
を説明するための各信号の波形図
【図6】同実施例2の三相交流電源の一相が欠相である
ときの動作を説明するための各信号の波形図
【図7】同実施例3の空気調和機の欠相検知装置の構成
を示すブロック図
【図8】同実施例4の空気調和機の欠相検知装置の構成
を示す電気回路図
【図9】従来の空気調和機の欠相検知装置の構成を示す
電気回路図
【図10】従来の三相交流電源が正常結線時の動作を説
明するための各信号の波形図
【図11】従来の三相交流電源の一相が欠相であるとき
の動作を説明するための各信号の波形図
【符号の説明】
1 三相交流電源 2a 第1の抵抗器 2b 第2の抵抗器 2c 第3の抵抗器 3a 第1のフォトトランジスタカプラ 3b 第2のフォトトランジスタカプラ 3c 第3のフォトトランジスタカプラ 5 伝送手段 5a 第1の伝送手段 5b 第2の伝送手段 5c 第3の伝送手段 6 3入力AND素子 7 マイコン制御部 9a 第1のフォトサイリスタカプラ 9b 第2のフォトサイリスタカプラ 9c 第3のフォトサイリスタカプラ 11 LED(表示装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三相交流電源の各相間毎に第1、第2およ
    び第3の抵抗器と第1、第2および第3の電流検出器を
    それぞれ直列に接続し、前記第1、第2および第3の抵
    抗器に流れる各電流を前記第1、第2および第3の電流
    検出器により検出した際にそれぞれ出力される第1、第
    2および第3の出力信号を伝送する伝送手段とこの伝送
    手段により伝送されてきた前記第1、第2および第3の
    出力信号を入力信号とする論理演算素子である論理積素
    子に接続し、この論理積素子の出力信号を入力するマイ
    コン制御部を備えた空気調和機の欠相検知装置。
  2. 【請求項2】三相交流電源の任意の相間に第1の抵抗器
    と第1の電流検出器を直列に接続し、前記第1の抵抗器
    に流れる電流を前記第1の電流検出器により検出した際
    に出力される第1の出力信号を伝送する第1の伝送手段
    を備え、前記三相交流電源の任意の相間に対し120度
    位相が遅れる相間に第2の抵抗器と前記第1の伝送手段
    により送られてきた第1の出力信号により開閉する第1
    のスイッチと第2の電流検出器を直列に接続し、前記第
    2の抵抗器に流れる電流を前記第2の電流検出器により
    検出した際に出力される第2の出力信号を伝送する第2
    の伝送手段を備え、前記三相交流電源の残りの相間に第
    3の抵抗器と前記第2の伝送手段より送られてきた第2
    の出力信号により開閉する第2のスイッチと第3の電流
    検出器を直列に接続し、前記第3の抵抗器に流れる電流
    を前記第3の電流検出器により検出した際に出力される
    第3の出力信号を伝送する第3の伝送手段を備え、前記
    第1、第2、第3の出力信号を入力信号とする論理演算
    素子である論理積素子に接続し、前記論理積素子の出力
    信号を入力するマイコン制御部を備えた空気調和機の欠
    相検知装置。
  3. 【請求項3】欠相を検出するマイコン制御部からの情報
    により欠相したことを表示する表示装置を備えた請求項
    1および2記載の空気調和機の欠相検知装置。
  4. 【請求項4】相間に電流が流れたことを伝える任意の1
    相間の信号を入力するパルス信号の時間間隔を判定でき
    るマイコン制御部を備えた請求項1および2記載の空気
    調和機の欠相検知装置。
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