JPH09312823A - マルチメディア情報提供方法及びシステム - Google Patents

マルチメディア情報提供方法及びシステム

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JPH09312823A
JPH09312823A JP8125656A JP12565696A JPH09312823A JP H09312823 A JPH09312823 A JP H09312823A JP 8125656 A JP8125656 A JP 8125656A JP 12565696 A JP12565696 A JP 12565696A JP H09312823 A JPH09312823 A JP H09312823A
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JP8125656A
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Inventor
Tetsuji Sato
哲司 佐藤
Akira Kojima
明 小島
Tetsuo Sakata
哲夫 坂田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の状況に基づいてマルチメディアデー
タの提示効果を切り替える等の応用をシナリオとして容
易に記述することが可能なマルチメディア情報提供方法
及びシステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、時間的に連続した再生を必要
とする映像及び音声、静止画、テキスト或いは、ドキュ
メントを含むマルチメディア情報を素材とし、素材の再
生に対応する効果を付与してシナリオを生成し、生成さ
れたシナリオに基づいて素材を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチメディア情
報提供方法及びシステムに係り、特に、マルチメディア
情報システムの実現法において、映像、音声、テキスト
等のマルチメディアデータの編集、管理及び利用者への
提示方法を変化させ、より効果的な情報提供を可能とす
るためのマルチメディア情報提供方法及びシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】映像、音声、テキスト等のマルチメディ
アデータを様々に組み合わせて利用者に効果的にプレゼ
ンテーションするマルチメディア情報システムでは、マ
ルチメディアデータの組み合わせを簡単に記述できる方
法が望まれている。
【0003】このため、マルチメディアデータを提示す
る時間的なタイミング等をシナリオとして記述する方法
が、例えば、特願平7−107415「マルチメディア
データ管理方法及び装置」に開示されている。この例で
は、マルチメディアデータの提示のタイミングと、提示
する際の画面位置を指示する提示エフェクト等をシナリ
オとして記述し、シナリオを階層的に記述可能とするこ
とによって、シナリオ編集者の意図にそって意味的なま
とまりを単位としてシナリオを記述できるようにしてい
る。
【0004】この結果、シナリオの編集、検索が容易に
なると共に、既に作成されたシナリオ同士を組み合わせ
て新たなシナリオを作成することが可能となるため、シ
ナリオを部品として流通、再利用することが容易とな
り、マルチメディアアプリケーション制作における作業
効率の向上を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術におけるマルチメディアデータの管理方法及
び装置(特願平7−107415)には、以下のような
問題点が存在する。提示エフェクトの記述方法には、複
数の素片、或いは、シナリオの時間的及び空間的な配置
を記述するのみであり、映像の可変速再生等、当該素片
の再生効果に関しては記述することが不可能であるとい
う限界がある。
【0006】そのため、上記の再生効果を実現する手段
としては、再生装置上でユーザの指示に基づいて可変速
再生を実現する方法しかなく、シナリオ編集者の意図が
十分に反映されているとは言えない。さらに、提示場面
や利用者の状況に基づいてマルチメディアデータの提示
効果を切り返す類の応用、例えば、マルチメディアを応
用した『英会話教材』において、同一の音声素材を使用
する場面や、利用者の学習レベルに応じて再生速度を変
化させる等の提示効果を実現するためには、音声素材自
体を編集して、別の素片として定義する必要がある。
【0007】また、マルチメディア情報を提供するサー
ビスにおいて、利用者の支払うべき料金に応じて提示す
るマルチメディアデータの品質を切り替える類の応用で
も、素材となるデータを事前に編集した上で、様々な品
質を持った別個の素片として定義しておく必要がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上記従来の問題点を解決し、利用者の状況に基づい
てマルチメディアデータの提示効果を切り替える等の応
用をシナリオとして容易に記述することが可能なマルチ
メディア情報提供方法及びシステムを提供することを目
的とする。
【0009】また、本発明の更なる目的は、上記の場面
や利用者の状況に基づいてマルチメディアデータの提示
効果を切り替える等の応用を、素材、または、マルチメ
ディアアプリケーションを変更することなく実現可能な
マルチメディア情報提供方法及びシステムを提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、マルチメディア情
報をユーザに提供するマルチメディア情報提供方法にお
いて、時間的に連続した再生を必要とする映像及び音
声、静止画、テキスト或いは、ドキュメントを含むマル
チメディア情報を素材とし、素材の再生に対応する効果
をシナリオの素片に付与してシナリオを生成し、生成さ
れたシナリオに基づいて素材を再生する。
【0011】本発明は、マルチメディア情報の少なくと
も1つを素材として格納しておき(ステップ1)、格納
された素材に対して、時間的に連続した再生を必要とす
る素材については該素材の時間断片を素片とし、時間的
に連続した再生が不要な素材については、再生を継続す
る時間間隔を付与して素片とし、素片間で同期あるい
は、連続の時間的な接続関係及び、利用者の指示に基づ
いて後続する複数の素片のいずれかを選択して再生する
ための選択関係をシナリオとして記述し、格納しておき
(ステップ2)、格納されているシナリオのいずれかを
読み出して、記述されている素片間の関係を解釈して、
格納されている素材から所望の素材を読み出して再生す
る(ステップ3)。
【0012】ステップ2において、格納するシナリオを
記述する際に、素片あるいは、シナリオを再生する際の
時間的及び空間的な属性を記述した再生効果素片を、該
再生効果素片或いはシナリオと同期関係を有する素片し
て付与する。ステップ3において、格納された素材を読
み出して、再生する際に、再生効果素片に記述された再
生効果を、素材メディア毎に適切な再生効果属性として
解釈し、素材本来の再生属性に加えて、該再生効果素片
に記述された所望の効果を付与した素片再生を行う。
【0013】ステップ3において、素片再生を行う際
に、複数の再生効果素片のいずれかを選択可能としたシ
ナリオを格納し、利用者の要求または、再生時の状況に
よって提示する素材の再生効果を変化させる。図2は、
本発明の原理構成図である。
【0014】本発明は、マルチメディア情報をユーザに
提供するマルチメディア情報提供システムにおいて、時
間的に連続した再生を必要とする映像及び音声、静止
画、テキストあるいはドキュメントを含むマルチメディ
ア情報の少なくとも1つを素材として格納する素材格納
手段10と、素材格納手段10に格納された素材に対し
て、時間的に連続した再生を必要とする素材については
該素材の時間断片を素片とし、時間的に連続した再生が
不要な素材については、再生を継続する時間間隔を付与
して素片とし、素片間で同期、連続の時間的な接続関係
または、利用者の指示に基づいて、後続する複数の素片
のいずれかを選択して再生するための選択関係をシナリ
オとして生成するシナリオ生成手段40と、シナリオ生
成手段40により生成されたシナリオを格納するシナリ
オ格納手段20と、シナリオ格納手段20に格納されて
いるシナリオのいずれかを読み出して解釈し、記述され
ている素片間の関係に基づいて、格納されている素材か
ら所望の素材を読み出して再生する再生手段60とを有
する。
【0015】また、上記のシナリオ生成手段40は、素
片あるいは、シナリオを再生する際の時間的及び空間的
な属性を記述した再生効果素片を、該素片或いはシナリ
オと同期関係を有する素片としてシナリオに付与する再
生効果付与手段を含む。また、上記の再生効果付与手段
は、素片が有する属性を、利用者の状況や素材の利用場
面に基づいて、修正・変更して再生効果を付与する変更
手段を含む。
【0016】また、上記の再生効果付与手段は、再生効
果素片として、映像素材や静止画素材に対する映像素片
や静止画素片の再生属性について、再生時間、再生速
度、位置情報の少なくとも1つを定義する第1の定義手
段を含む。また、上記の再生効果付与手段は、再生効果
素片として、音声素材に対する音声素片の再生属性につ
いて、音量、再生速度、音程、サンプリング周波数、再
生時間、音質情報の少なくとも1つを定義する第2の定
義手段を含む。
【0017】また、上記の再生効果付与手段は、再生効
果素片として、テキスト素材に対するテキスト素材の再
生属性について、ウィンドウ位置、ウィンドウサイズ、
フォント、段構成、時間間隔の少なくとも1つを定義す
る第3の定義手段を含む。また、上記の再生手段60
は、素材格納手段10から格納された素材を読み出し、
シナリオ格納手段20からシナリオを読み出し、再生効
果素片に記述された再生効果を、素材メディア毎に適切
な再生効果属性として解釈し、素材本来の再生属性に加
えて、該再生効果素片に記述された所望の効果を付与し
た素片再生を行う解釈手段を含む。
【0018】本発明では、再生効果付与手段により再生
効果素片で付与する、素材メディアに応じた解釈をする
ことにより、例えば、映像素片の再生属性としては、画
面位置、再生速度、サイズ、精細度、色数を、音声素片
の再生属性としては、音量、再生速度、音程、サンプリ
ング周波数を、静止画素片の再生属性としては、画面位
置、サイズ、詳細度、色数を、テキスト素片の再生属性
としては、ウィンドウ位置、ウィンドウサイズ、フォン
ト、段構成を、それぞれ素片を再生する時間間隔につい
て記述したものを定義できる。
【0019】従って、本発明のマルチメディア情報提供
システムによれば、利用者の状況や利用される場面によ
ってプレゼンテーションの効果を切り替えることができ
るマルチメディア情報システムを容易に実現することが
できる。プレゼンテーションの流れ及び提示効果は、シ
ナリオとしてアプリケーションプログラムとは独立に作
成され、シナリオ格納手段に格納され管理されている。
シナリオ内に記述された再生効果素片に基づいて、場面
や利用者の状況により、素片再生効果を選択し、それぞ
れの素片の再生属性を変えた効果的な提示を行うことが
可能となる。
【0020】上述のように、本発明のマルチメディア情
報提供方法及びシステムでは、いかなる提示効果であっ
てもシナリオとして記述することが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】図3は、本発明のマルチメディア
情報提供システムの構成を示す。同図に示すシステム
は、シナリオ編集部40、シナリオ解釈部50、再生部
60、データ管理部30、シナリオ記憶部20、及びメ
ディアデータ記憶部10より構成される。
【0022】メディアデータ記憶部10は、映像、音
声、静止画等のマルチメディア素材を格納しておく。シ
ナリオ記憶部20は、シナリオ編集部40により、メデ
ィアデータ記憶部10に格納されたマルチメディア素材
に対して、時間的に連続した再生が必要となる素材は、
時間断片を素片として定義し、時間的に連続した再生が
不要な素材については、再生を継続する時間間隔を付与
して、素片として定義し、それらの素片間で同期あるい
は、連続の時間的な接続関係及び、後続する複数の素片
のいずれかを選択して再生するための選択関係を記述し
たシナリオを格納しておく。
【0023】データ管理部30は、上記のメディアデー
タ記憶部10とシナリオ記憶部20に格納されたメディ
アデータとシナリオデータが、データの追加や更新、削
除を繰り返しても正常に保存されているように管理す
る。シナリオ編集部40は、マルチメディア素材に対し
て上述の素片を定義し、素片間の関係を記述するシナリ
オとして記述する。
【0024】シナリオ解釈部50は、シナリオに記述さ
れた、素片間の同期、連続の時間的な接続関係及び選択
関係を解釈して、映像、音声等の個々のメディア対応
に、再生可能な時間方向への素片の並びを得る。再生部
60は、メディアデータ記憶部10から素材を読み出
し、シナリオ解釈部50により解釈されたシナリオに基
づいて、映像や音声等のマルチメディア素材を再生し、
表示する。
【0025】上記の構成のシステムは、以下の手順によ
り利用者にマルチメディア情報が編集され、提示され
る。 (1) 予めマルチメディアデータ記憶部10に格納さ
れたマルチメディア素材に対して、シナリオ編集部40
において、素片の定義と素片間の関係をシナリオとして
記述し、記述されたシナリオはシナリオ記憶部20に格
納される。
【0026】このような編集操作は、通常、段階的に行
われ、データの追加や更新、削除が繰り返し実行される
ので、格納されたデータに矛盾が生じないようにデータ
管理部30が制御する。 (2) 展開された素片の並びは、再生部60に渡さ
れ、再生部60では、素片に定義された情報からメディ
アデータ記憶部10に格納されている素材の必要な部分
を読み出して再生する。
【0027】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。図4は、本発明の一実施例のシナリオを説明するた
めの図であり、図5は、本発明の一実施例のシナリオ中
に現れる映像素片が指示している映像素材を説明するた
めの図である。
【0028】図5において、横軸は、フレーム番号を示
しており、ここで、再生速度が毎秒10フレームに固定
されていると仮定すると、フレーム番号100のフレー
ムは、この素片の再生が開始されてから10秒後に再生
される。この映像は、フレーム番号が0から99まで
は、鳥(カモメ)が撮影された映像であり、フレーム番
号が100から199までは、植物(ヤシ)が撮影され
ている。同様にして、フレーム番号が200から299
までは鳥(ニワトリ)が、フレーム番号が300から4
00までは植物(ヤシ)が撮影されている。
【0029】図4に示すシナリオでは、上述した図5の
説明図にある映像素材が、再生速度30フレーム/秒の
属性が付与された映像素片として定義されている。図4
中の矢印付きの実線は同期関係を示し、矢印付き破線は
選択関係を表現しており、小さな○印は表記を見易くす
るための補助シンボルである。従って、本実施例では、
鳥類鑑賞用と表記された再生効果素片bと、植物鑑賞用
と表記された再生効果素片cのいずれかを選択し、選択
された再生効果素片aを用いて図5に示す映像を再生す
ることが記述されている。
【0030】ここで、使用されている再生効果素片a
は、いずれも映像再生速度を規定しており、鳥類鑑賞用
と表記された再生効果素片bの規定内容を図6に示し、
植物鑑賞用と表記された再生効果素片cの規定内容を図
7に示す。図6に示された規定内容は、フレーム番号が
0から99までは再生速度が30フレーム/秒、フレー
ム番号が100から199までは再生速度が60フレー
ム/秒、フレーム番号が200から299までは再生速
度が30フレーム/秒、フレーム番号が300から40
0までは、再生速度が60フレーム/秒である。
【0031】同様に、図7においてもフレーム番号を区
切りとして再生速度が規定されている。次に、図4のシ
ナリオを図3に示すシナリオ解釈部50で解釈する流れ
を示す。
【0032】このシナリオでは、鳥類鑑賞用と植物鑑賞
用の2つの再生効果素片b,cが、選択関係にある。再
生時にいずれの再生効果素片を選択するかは、本発明の
主旨ではないが、システム内に保持された変数、或い
は、利用者からの明示的・暗示的な選択指示によって容
易に再生効果素片を選択することができるものとする。
【0033】選択された再生効果素片は、映像素片と同
期関係にあることから、この映像素片の属性を、選ばれ
た再生効果素片の属性によって変更する。鳥類鑑賞用の
再生効果素片bが選択されたとすると、映像素片は予め
付与されていた(再生速度=30fps)の再生属性
を、図6に示す再生速度に変更して再生を行う。即ち、
図5の映像は、フレーム番号0から99までは再生速度
30フレーム/秒、フレーム番号が100から199ま
では、再生速度60フレーム/秒、フレーム番号が20
0から299までは再生速度30フレーム/秒、フレー
ム番号が300から400までは、再生速度60フレー
ム/秒で再生することになる。
【0034】図5と図6の関係から再生される映像は、
鳥(カモメとニワトリ)が撮影されている区間は、撮影
時の速度と同じ再生速度30フレーム/秒で再生され、
植物(ヤシ)が撮影されている区間は、2倍速の60フ
レーム/秒で高速に再生される。
【0035】この結果、利用者には、あたかも鳥類を説
明するために撮影された映像であるかの如く映像が提示
される。同様に、図7に示す植物鑑賞用の再生効果素片
を用いて図5の映像を再生すると、鳥類が撮影されてい
る区間が高速再生されるので、同一の映像であるにも関
わらず、植物を説明するために撮影された映像であるか
の如く映像が提示される。
【0036】本実施例では、再生効果素片に再生速度を
定義することで、映像素材の持つ再生速度に関する属性
を再生効果素片によって変更する例を示したが、この例
に限定されることなく、再生時間を指定する方法も実現
できる。さらに、再生時間以外の再生属性値について
も、本実施例と同様に、再生効果素片によって、素片が
持つ属性を修正・変更して、様々な再生効果を得ること
もできる。
【0037】また、再生属性値を直接指定するのではな
く、再生属性値を得るための関数を指定することもでき
る。また、再生属性値として、映像素片や静止画素片を
再生する際の画面上の位置、即ち、画面のレイアウトに
関する位置情報、サイズ、精細度、色数や、音声素片に
対する音量、再生速度、音程、サンプリング周波数の制
御情報等も含めて再生効果素片として定義し、素片に適
用して再生することができる。また、テキスト素片の再
生属性としてウィンドウ位置、ウィンドウサイズ、フォ
ント、段構成、時間間隔等について定義しておき、シナ
リオ解釈部50にて、定義された再生効果素片を解釈
し、再生部60で素材を再生することが可能である。
【0038】このため、図3に示す再生部60は、これ
らの再生属性値を考慮することなく実現できる。素片に
予め定義された属性情報を、再生効果素片に定義された
属性情報で置き換える場合の例を示したが、単に値を書
き換えるのみならず、予め定義された属性情報を、利用
者の状況や使用する場面に応じて再生効果素片の属性情
報で修正することも容易に実現できる。
【0039】例えば、素片に定義された再生速度を10
%速くするように、再生効果素片の属性情報を定義して
おくことができる。なお、本発明は、上記の実施例に限
定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用
が可能である。
【0040】
【発明の効果】上述のように、本発明のマルチメディア
情報提供方法及びシステムによれば、再生する素片の提
示効果をシナリオに記述できるために、利用者の状況に
よりプレゼンテーション効果を切り替えることが可能な
マルチメディア情報提供システムを簡易に実現すること
ができる。
【0041】即ち、プレゼンテーションの効果は、シナ
リオとしてアプリケーションプログラムとは独立に作成
されたシナリオ格納手段に格納され、管理されており、
いかなる提示効果がシナリオに記述されていたとして
も、唯一のアプリケーションプログラムで扱うことがで
き、プレゼンテーションの内容に関係なく、アプリケー
ションプログラムを作成することが可能となる。
【0042】一方、プレゼンテーションの内容・流れ、
提示効果を作成するシナリオ編集者は、プレゼンテーシ
ョンのシナリオを編集することでプレゼンテーションの
内容・流れ・提示効果を作成・記述し、変更することが
できる。即ち、アプリケーションプログラムを変更する
ことなく、プレゼンテーションを変更することができ
る。
【0043】また、素材と分離して再生効果を素片とし
て管理することにより、マルチメディア情報の編集効果
の再利用性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明のマルチメディア情報提供システムの構
成図である。
【図4】本発明の一実施例のシナリオを説明するための
図である。
【図5】本発明の一実施例のシナリオ中に現れる映像素
片が指示している映像素材を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施例のシナリオ例に現れる再生効
果素片を説明するための図(その1)である。
【図7】本発明の一実施例のシナリオ例に現れる再生効
果素片を説明するための図(その2)である。
【符号の説明】
10 メディアデータ記憶部、素材格納手段 20 シナリオ記憶部、シナリオ格納手段 30 データ管理部 40 シナリオ編集部、シナリオ生成手段 50 シナリオ解釈部 60 再生部、再生手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディア情報をユーザに提供する
    マルチメディア情報提供方法において、 時間的に連続した再生を必要とする映像及び音声、静止
    画、テキスト或いは、ドキュメントを含むマルチメディ
    ア情報を素材とし、 前記素材の再生に対応する効果をシナリオの素片に付与
    してシナリオを生成し、 生成された前記シナリオに基づいて前記素材を再生する
    ことを特徴とするマルチメディア情報提供方法。
  2. 【請求項2】 前記マルチメディア情報の少なくとも1
    つを素材として格納しておき、 格納された前記素材に対して、時間的に連続した再生を
    必要とする素材については該素材の時間断片を素片と
    し、 時間的に連続した再生が不要な素材については、再生を
    継続する時間間隔を付与して素片とし、 前記素片間で同期あるいは、連続の時間的な接続関係及
    び、利用者の指示に基づいて後続する複数の素片のいず
    れかを選択して再生するための選択関係をシナリオとし
    て記述し、格納しておき、 格納されているシナリオのいずれかを読み出して、記述
    されている素片間の関係を解釈し、格納されている前記
    素材から所望の素材を読み出して再生する請求項1記載
    のマルチメディア情報提供方法。
  3. 【請求項3】 格納するシナリオを記述する際に、 素片あるいは、シナリオを再生する際の時間的及び空間
    的な属性を記述した再生効果素片を、該再生効果素片或
    いはシナリオと同期関係を有する素片として付与する請
    求項2記載のマルチメディア情報提供方法。
  4. 【請求項4】 格納された前記素材を読み出して、再生
    する際に、 前記再生効果素片に記述された再生効果を、素材メディ
    ア毎に適切な再生効果属性として解釈し、素材本来の再
    生属性に加えて、該再生効果素片に記述された所望の効
    果を付与した素片再生を行う請求項2及び3記載のマル
    チメディア情報提供方法。
  5. 【請求項5】 前記素片再生を行う際に、 複数の前記再生効果素片のいずれかを選択可能としたシ
    ナリオを格納し、 利用者の要求または、再生時の状況によって提示する素
    材の再生効果を変化させる請求項4記載のマルチメディ
    ア情報提供方法。
  6. 【請求項6】 マルチメディア情報をユーザに提供する
    マルチメディア情報提供システムにおいて、 時間的に連続した再生を必要とする映像及び音声、静止
    画、テキストあるいはドキュメントを含むマルチメディ
    ア情報の少なくとも1つを素材として格納する素材格納
    手段と、 前記素材格納手段に格納された前記素材に対して、時間
    的に連続した再生を必要とする素材については該素材の
    時間断片を素片とし、時間的に連続した再生が不要な素
    材については、再生を継続する時間間隔を付与して素片
    とし、前記素片間で同期、連続の時間的な接続関係また
    は、利用者の指示に基づいて、後続する複数の素片のい
    ずれかを選択して再生するための選択関係をシナリオと
    して生成するシナリオ生成手段と、 前記シナリオ生成手段により生成されたシナリオを格納
    するシナリオ格納手段と、 前記シナリオ格納手段に格納されているシナリオのいず
    れかを読み出して解釈し、記述されている素片間の関係
    に基づいて、格納されている前記素材から所望の素材を
    読み出して再生する再生手段とを有することを特徴とす
    るマルチメディア情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記シナリオ生成手段は、 素片あるいは、シナリオを再生する際の時間的及び空間
    的な属性を記述した再生効果素片を、該素片或いはシナ
    リオと同期関係を有する素片としてシナリオに付与する
    再生効果付与手段を含む請求項6記載のマルチメディア
    情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記再生効果付与手段は、 前記素片が有する属性を、利用者の状況や素材の利用場
    面に基づいて、修正・変更して再生効果を付与する変更
    手段を含む請求項7記載のマルチメディア情報提供シス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記再生効果付与手段は、 前記再生効果素片として、映像素材や静止画素材に対す
    る映像素片や静止画素片の再生属性について、再生時
    間、再生速度、位置情報の少なくとも1つを定義する第
    1の定義手段を含む請求項7記載のマルチメディア情報
    提供システム。
  10. 【請求項10】 前記再生効果付与手段は、 前記再生効果素片として、音声素材に対する音声素片の
    再生属性について、音量、再生速度、音程、サンプリン
    グ周波数、再生時間、音質情報の少なくとも1つを定義
    する第2の定義手段を含む請求項7記載のマルチメディ
    ア情報提供システム。
  11. 【請求項11】 前記再生効果付与手段は、 前記再生効果素片として、テキスト素材に対するテキス
    ト素材の再生属性について、ウィンドウ位置、ウィンド
    ウサイズ、フォント、段構成、時間間隔の少なくとも1
    つを定義する第3の定義手段を含む請求項7記載のマル
    チメディア情報提供システム。
  12. 【請求項12】 前記再生手段は、 前記素材格納手段に格納された前記素材を読み出し、前
    記シナリオ格納手段からシナリオを読み出して、前記再
    生効果素片に記述された再生効果を、素材メディア毎に
    適切な再生効果属性として解釈し、素材本来の再生属性
    に加えて該再生効果素片に記述された所望の効果を付与
    した素片再生を行う解釈手段を含む請求項6記載のマル
    チメディア情報提供システム。
JP8125656A 1996-05-21 1996-05-21 マルチメディア情報提供方法及びシステム Pending JPH09312823A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001339691A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Nec Software Niigata Ltd マルチメディアコンテンツ再生システム及びマルチメディアコンテンツ再生方法

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JP2001339691A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Nec Software Niigata Ltd マルチメディアコンテンツ再生システム及びマルチメディアコンテンツ再生方法

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