JPH09304824A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH09304824A
JPH09304824A JP8139675A JP13967596A JPH09304824A JP H09304824 A JPH09304824 A JP H09304824A JP 8139675 A JP8139675 A JP 8139675A JP 13967596 A JP13967596 A JP 13967596A JP H09304824 A JPH09304824 A JP H09304824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction mode
film
print instruction
information
ftpm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8139675A
Other languages
English (en)
Inventor
Michitoshi Yanagi
道寿 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8139675A priority Critical patent/JPH09304824A/ja
Publication of JPH09304824A publication Critical patent/JPH09304824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム撮影駒全てについて固定条件でプリ
ントを行わせたい旨の第1のプリント指示モードが最終
的に設定されなかった場合にも、該第1のプリント指示
モードが設定され続けた範囲については、可能な限り該
第1のプリント指示モードが現像時に採用された際に得
られるであろう写真に近い、連続した複数駒について固
定条件でプリントを行わせた写真プリントを得られるよ
うにする。 【解決手段】 モード設定手段にて第1のプリント指示
モードが設定された際には、連続した複数駒について固
定条件でプリントを行わせたい旨の情報の記録を、撮影
時に前記それぞれの駒の情報記録部へ前記記録手段に行
わせる第2のプリント指示モードを設定し(#504→
#505)、第1のプリント指示モードの設定が解除さ
れた場合は、第2のプリント指示モードの設定を解除す
る(#502→#503)ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに具備さ
れた情報記録部へ情報の記録を行う記録手段と、フィル
ム撮影駒全てについて固定条件でプリントを行わせたい
旨の情報の記録を、少なくともフィルムの巻き戻し終了
までに前記フィルムの情報記録部へ前記記録手段に行わ
せる第1のプリント指示モードを設定するモード設定手
段とを備えたカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多分割測光による自動露光が行わ
れたときに、フィルム一本分の固定露光焼付け処理を行
う焼付方法(以後、FTPMと略記する)が、特開平4
−319933号において開示されている。また、撮影
時に露光焼付装置(以下、プリンタと記す)に対する露
光補正指示情報を記録しておき、この指示情報に示され
たモードにより焼付け露光を決定するカメラ、及び、該
カメラに対応可能なプリンタが特開平3−72338号
に於て開示されている。
【0003】また、撮影時の状態を再現するべく同一の
露出条件でプリントを行わせる、いわゆるシリーズシー
ンである旨の情報をフィルムに具備された磁気記録部に
記録しておき、フィルムからプリントを行う際にその旨
の情報が記録された複数駒については同一条件でプリン
トを行わせ、意図した写真を得られるようにしようとす
るカメラが米国特許第5027140号等にて開示され
ている。
【0004】また、上記シリーズシーンを行わせるため
の操作部材を設けたことを特徴とするカメラについては
特開平7−156707号において開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FTP
Mを設定し、全てのフレームに対して固定露光焼付け処
理を行うつもりで撮影したが、例えば、蛍光灯の下での
撮影が入ったために数フレームについては補正を行いた
いと感じることもあろう。このようにして撮影されたフ
ィルムは、FTPMを設定した場合には、蛍光灯下で撮
影された写真は緑がかり、FTPMを設定しなかった場
合で、無補正を意識した写真にはそれぞれ別々の補正が
かかり、補正されなかった場合の写真を想像することす
ら出来なくなる。
【0006】(発明の目的)本発明の目的は、フィルム
撮影駒全てについて固定条件でプリントを行わせたい旨
の第1のプリント指示モードが最終的に設定されなかっ
た場合にも、該第1のプリント指示モードが設定され続
けた範囲については、可能な限り該第1のプリント指示
モードが現像時に採用された際に得られるであろう写真
に近い、連続した複数駒について固定条件でプリントを
行わせた写真プリントを得ることのできるカメラを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フィルムに具備された情報記録部へ情報
の記録を行う記録手段と、フィルム撮影駒全てについて
固定条件でプリントを行わせたい旨の情報の記録を、少
なくともフィルムの巻き戻し終了までに前記フィルムの
情報記録部へ前記記録手段に行わせる第1のプリント指
示モードを設定するモード設定手段とを備えたカメラに
おいて、前記モード設定手段にて第1のプリント指示モ
ードが設定された場合は、連続した複数駒について固定
条件でプリントを行わせたい旨の情報の記録を、撮影時
に前記それぞれの駒の情報記録部へ前記記録手段に行わ
せる第2のプリント指示モードを設定し、前記第1のプ
リント指示モードの設定が解除された場合は、前記第2
のプリント指示モードの設定を解除し、第1のプリント
指示モードが設定されている区間に第2のプリント指示
モードを設定するようにしている。
【0008】詳しくは、第1のプリント指示モードが設
定された場合は、第2のプリント指示モードの設定(第
2のプリント指示モードの開始の記録)を行い、第1の
プリント指示モードの設定が解除された場合は、設定さ
れている第2のプリント指示モードも解除し(第2のプ
リント指示モードの終了の記録を行い)、最終駒撮影時
に、前記第1のプリント指示モードの設定が解除された
場合は、フィルムの情報記録部への該第1のプリント指
示モード設定の情報の記録は行わず、プリント時には前
記第2のプリント指示モードのみが有効となるようにし
ている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明の実施の一形態に係る磁気記
録部付フィルムを用いるカメラの回路構成を示すブロッ
ク図であり、先ず各部の構成について説明する。
【0011】図1において、1はカメラ全体を制御する
制御装置であるところのマイクロコンピュータ、2は露
光量の決定に用いられる測光情報を得るための測光回
路、3は焦点位置を検出して撮影レンズを焦点位置に移
動するための測距回路、4はシャッタの開閉制御を行う
ためのシャッタ制御回路、5はレンズの絞り量を制御す
るための絞り制御回路である。6はシャッタの速度や絞
り値等の種々の情報を表示するための表示部で、カメラ
の外部やファインダ内に具備されており、シリーズシー
ンやFTPMに設定されている際には、この「シリーズ
シーン」や「FTPM」であることの表示を行う。
【0012】尚、上記のシリーズシーンとは、連続して
撮影した駒のプリントを固定条件、つまりプリンタでシ
リーズシーンに指定された駒間で異なった露出補正を行
うことを禁止し、撮影時の露出状態を再現するべく同一
の条件でプリントを行いたい事を示す一連の撮影シーン
を意味し、この為にフィルムに具備された各撮影駒の磁
気記録部にシリーズシーンであることを記録しておき、
フィルムからプリントを行う際にその旨の情報が記録さ
れた複数駒については固定条件でプリントを行わせ、撮
影者の意図した写真を得られるようにしようとするもの
であり、これに関しては米国特許第5027140号等
にて開示されている。
【0013】又、上記のFTPMとは、多分割測光によ
る自動露光が行われたときに、フィルム1本分の固定露
光焼付け処理を行うものであり、特開平4−31993
3号においてその詳細が開示されている。
【0014】7は外部記憶手段であるところのRAM、
8は不揮発性の外部記憶手段であるところのEEPRO
M、9は測光や測距を開始するための測光・測距スイッ
チ(一般的にはレリーズ釦の半押しの状態を示し、以
下、SW1と記す)、10は露光開始スイッチ(一般的
にはレリーズ釦を押し込んだ状態を示し、以下SW2と
記す)である。11はFTPMを設定,解除を行うため
のスイッチであり、該スイッチを押す毎に設定,解除が
繰り返されるトグル構造をしており、この実施の形態で
はシリーズシーンの設定・解除の役割の一部も兼用して
いる。12は磁気記録部を持つフィルムに撮影情報を書
き込む為の磁気ヘッド13を制御するための磁気記録回
路、14はフォトセンサ15からの信号よりフィルム給
送速度とフィルムの位置を検出するためのフィルム検出
回路、16はフィルムの給送を行うためのフィルム給送
用モータ17を制御するフィルム給送回路、18は磁気
記録可能なフィルムである。
【0015】図2は、本実施の形態において使用される
フィルム18にについて説明する為の図である。
【0016】図2において、18aはパーフォレーショ
ンであり、フィルム給送時にはこのパーフォレーション
18aをフォトセンサ等の光学的、あるいは、物理的な
方法によって認識することによって、給送状態の確認が
行われる。15a,15bはフォトセンサ(フォトリフ
レクタ)であり、これ例では二つのフォトセンサを使用
した場合を想定している。
【0017】18bは各フレームに対応して各種の情報
が記録された磁気記録部であり、ここに記録された磁気
情報を元に現像時に補正などが行われる。シリーズシー
ンを示す情報もここに記録されることになる。18cは
写真撮影が為された露光部分であり、ここをプリントす
ることによって写真になる。
【0018】図3は、上記図2に示したフィルムのリー
ダー部を含む、先端部分を示す図であり、図2と同じ部
分は同一符号を付してある。
【0019】18dはフィルム18のリーダー部であ
り、該リーダー部18dの磁気記録部18e上にFTP
Mを行うかどうかの情報が記録される。
【0020】図4は、上記構成におけるカメラの一連の
動作を示すフローチャートであり、以下これに従って説
明する。
【0021】マイクロコンピュータ1は、まずステップ
#401において、スイッチSW1,SW2,FTPM
用スイッチ11などの各種のスイッチ状態を読み取り、
RAM7に記憶する。次のステップ#402において
は、上記ステップ#401でスキャンしたスイッチSW
2の状態を調べ、もしON状態であればステップ#40
7以下のレリーズシーケンスを実行するが、この時点で
は未だOFF状態であるのでステップ#403へ進む。
【0022】ステップ#403においては、上記ステッ
プ#401でスキャンしたスイッチSW1の状態を調
べ、もしON状態であればステップ#404へ進み、測
光回路2及び測距回路3を用いて測光・測距動作を実行
する。なお、測光動作とは、写真撮影時に於ける被写体
の輝度を測定することを意味し、測距動作とは、該被写
体とカメラの距離を測定することを意味する。その後は
ステップ#401へ戻り、同様の処理を行う。
【0023】また、上記ステップ#403において、ス
イッチSW1がOFF状態であった場合にはステップ#
405へ進み、その他のスイッチの状態を確認する。こ
こでは本実施の形態を明確にする為に、操作可能なスイ
ッチとしてFTPM用スイッチ11のみとしている(も
ちろん、実際の場合にはその他のスイッチ類やダイヤル
類をも監視することになる)。そして、このステップ#
405において、FTPM用スイッチ11が押されてい
た場合にはステップ#406へ進み、FTPM設定・解
除、及び、シリーズシーン(図4等のフローではSSと
略記してある)設定・解除を行う。この動作の詳細につ
いては後述する。その後はステップ#401へ戻る。
【0024】以上の動作を簡単にまとめると、ステップ
#401において各種のスイッチ(ここではスイッチS
W1,SW2,FTPM用スイッチ11のみを例にして
いる)の状態を読み取り、何れのスイッチもOFF状態
であった場合には、ステップ#402→#403→#4
05→#401→#402……のループを繰り返し、そ
の後スイッチSW1がONした場合には、測光・測距動
作を実行し、又FTPM用スイッチ11がONした場合
にはFTPM設定・解除、及び、シリーズシーン設定・
解除の処理を行い、それぞれステップ#401へ戻り、
以後同様の動作を繰り返すことになる。
【0025】そして、上記ステップ#402において、
レリーズ釦が押し込まれてスイッチSW2がONしたこ
とを判断した場合にはステップ#407へ進み、測光・
測距の動作が完了しているか否かを判断し、完了してい
なければ次のステップ#408において、上記ステップ
#404と同様に、測光・測距動作を実行する。そし
て、次のステップ#409へ進む。又、上記ステップ#
407にて測光・測距動作が終了していると判断した場
合は直ちにステップ#409へ移行する。
【0026】次のステップ#409においては、シャッ
タ制御回路4及び絞り制御回路5を用いて公知のシャッ
タ・絞りの制御を行い、フィルム8への露光を完了させ
る。そして、次のステップ#410においては、フィル
ム給送に先立って磁気書き込みを行う対象となるデータ
を作成する。具体的には、シリーズシーンの開始や終了
に関する情報や撮影年月日等の各種の撮影データが作成
される。
【0027】なお、この実施の形態では、図5にて後述
する様に、FTPM用スイッチ11によりFTPMが設
定された際にシリーズシーンの開始が記録され、途中で
FTPMの設定が解除されることによりシリーズシーン
の終了を記録されることになる。また、FTPMに関す
る情報については、FTPM用スイッチ11によりFT
PMが設定されたままその解除がなされずに一本のフィ
ルムの撮影を終えた場合に、フィルム巻き戻しの終了直
前において、図3に示した、フィルム18のリーダー部
18dの磁気記録部18e上に記録されることになる為
(詳細は後述する)、ここでは作成されない。
【0028】次のステップ#411においては、フィル
ム給送用モータ17を駆動してフィルム18の1駒分の
巻き上げを開始する。そして、次のステップ#412に
おいて、フィルムの位置・給送速度に応じたタイミング
で、上記ステップ#410で作成したデータの磁気記録
部18b上への書き込み(磁気ヘッド13により)を開
始する。この磁気書き込み開始後は、ステップ#41
3,#414において、フィルム18が1駒正確に送ら
れることを監視し、1駒分送られたところでステップ#
415へ進み、上記の磁気書き込みを終了させる。な
お、この時点では磁気書き込みが既に終了しているタイ
ミングである(既に1駒分の巻き上げが終了しているの
で)が、何らかの原因により磁気記録が完了していない
ことが考えられることから、ここでデータ記録を強制的
に終了させている。
【0029】そして、次のステップ#416において、
最終駒まで露光が完了したかどうかを判断し、未だ最終
駒まで撮影が終了していない、つまり撮影可能駒が残っ
ていると判断した場合はステップ#401へ戻り、以下
同様の動作を繰り返すことになる。一方、最終駒までの
撮影が終了したことを判断した場合にはステップ#43
0へ処理を移す。
【0030】次のステップ#430においては、FTP
Mが設定されているか否かを判断し、設定されている場
合には撮影者にFTPMをセットするかどうかの最終確
認をしてもらい、FTPMのセット,リセットを行う。
詳細については後述する。そして、巻き戻し動作を開始
するステップ#417へ進む。また、上記ステップ#4
30においてFTPMがセットされていなければ、その
まま巻き戻し動作にシーケンスを移す。
【0031】ステップ#417においては、フィルム1
8のリーダー部18dに記録する情報を作成する。前述
した様に、この情報の中にFTPMを実行すべきか否か
を指示する情報が入っており、フィルム巻き戻し中にリ
ーダー部18dと呼ばれるフィルム28の最も先頭に設
けられた磁気記録部18eに磁気情報として記録される
ことになる。
【0032】そして、次のステップ#418において、
フィルム給送用モータ17を駆動してフィルム巻き戻し
を開始する。このフィルム巻き戻し中はステップ#41
9,ステップ#420において、パーフォレーションを
カウントしながらリーダー部18dの検出を行う。その
後、ステップ#420にてフィルム18のリーダー部1
8dの検出ができた場合はステップ#421へ進み、こ
こで上記ステップ#417で作成したデータの記録を開
始する。続くステップ#422,#423においては、
磁気書き込み区間終了(図3の磁気記録部18eの終
了)の監視を行い、磁気書き込み区間の終了を待ち、ス
テップ#423にて磁気書き込み区間の終了を検知する
とステップ#424へ進み、磁気書き込みを終了させ
る。
【0033】その後、ステップ#425において、フィ
ルム18が不図示のフィルムカートリッジ内に収まるま
で監視を続け、納まったことを検知するとステップ#4
26へ進み、所定時間T1だけ待機する。これは、完全
にフィルム18がフィルムカートリッジ内に収納される
のを待つ為である。その後はステップ#427へ進み、
フィルム給送用モータ17の駆動を停止して、フィルム
巻き戻し動作を終了する。
【0034】図5は、図4のステップ#406において
実行される、FTPM設定,解除に伴ってシリーズシー
ンの設定,解除を行うフローチャートであり、前述した
様にステップ#405においてFTPM用スイッチ11
がONされることにより、以下の動作が開始される。
【0035】ステップ#501においては、FTPMが
現在設定中であるかどうかを判定し、既にFTPM設定
中であればステップ#502へ進み、FTPM設定中に
FTPM用スイッチ11がONされたのでここではFT
PMを解除する。そして、次のステップ#503におい
て、シリーズシーンを解除して、メインルーチンへ戻
る。
【0036】一方、ステップ#501において、FTP
Mが設定中でなかった場合はステップ#504へ進み、
FTPM未設定中にFTPM用スイッチ11がONされ
たのでここではFTPMを設定する。そして、次のステ
ップ#505において、シリーズシーンを設定して、メ
インルーチンへ戻る。
【0037】従って、FTPM用スイッチ11によりF
TPMが設定された際に、その撮影駒に対応する磁気記
録部18d上にシリーズシーンの開始が記録され、その
後何駒かの撮影が行われた後に蛍光灯下での撮影が多く
なった等の理由によりFTPMの設定が解除された場合
には、その撮影駒に対応する磁気記録部18b上にシリ
ーズシーンの終了が記録されることになる。
【0038】以上のような処理を行うことにより、FT
PM撮影をするつもりであったが、途中でFTPMを解
除するといった場合において(従って、この場合はリー
ダー部18dの磁気記録部18e上にはFTPMのデー
タは記録されない)、100%撮影者の意図をくむこと
は出来ないまでも、FTPM設定区間をシリーズシーン
とすることによって、その間の写真の撮影状態の違いを
認識することが出来るようになる。
【0039】図6は、図4のステップ#431において
実行される、最終駒撮影時で、かつ、FTPM設定時の
処理に於けるフローチャートの一例である。以後、フロ
ーに沿って詳細を説明する。
【0040】ステップ#601においては、不図示のマ
ニュアルリワインドスイッチが押されているかどうかを
判断し、該スイッチが押されていればこのフローを終了
させ、直ちにメインルーチインへ戻る。
【0041】一方、前記マニュアルリワインドスイッチ
が押されていなければステップ#602へ進み、ここで
FTPM用スイッチ11の状態を調べ、該スイッチ11
がONしていなければ先のステップ#601へ戻る。ま
た、ここで該スイッチ11がONされていた場合にはス
テップ#603へ進み、FTPMの設定を解除し、ステ
ップ#601へ戻る。
【0042】従って、上記の様にFTPMの設定が保持
されたままの場合は、図3に示した、フィルム18のリ
ーダー部18dの磁気記録部18e上に該FTPMの情
報が記録されることになり、プリント時にはこの情報が
優先して利用される為、フィルム1本分の各駒に対して
平均露光焼付けの処理が為される。また、FTPMの設
定が解除された場合には、前記磁気記録部18e上には
FTPMの情報は記録されず、プリント時には、もしシ
リーズシーンの情報が記録されていたならば、この区間
の駒に対しては撮影時の露出状態を再現するべく同一の
条件でプリント処理が為されることになる。
【0043】以上の様に、最終駒に於けるFTPM設定
がシリーズシーンを目的として押された場合でも、撮影
者に再度確認を促すことによって誤った設定を回避する
ことが出来る様になる。
【0044】上記の実施の形態によれば、FTPM設定
・解除の際には、同時にシリーズシーンの設定・解除も
行うようにしている為、最終的にFTPMが設定されな
かった場合にも、FTPMが設定され続けた範囲につい
てはシリーズシーンとして同一補正を行うプリント処理
が為されるため、FTPMとは違うものの、撮影者の意
図を加味した写真のプリントを得ることが可能になる。
【0045】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、磁気記録回路12及び磁気ヘッド13が
本発明の記録手段に相当し、FTPM用スイッチ11が
本発明のモード設定手段に相当する。
【0046】また、FTPMが本発明の第1のプリント
指示モードに相当し、シリーズシーンが本発明の第2の
プリント指示モードに相当する。
【0047】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0048】(変形例)上記の実施の形態では、フィル
ムヘFTPM等の情報を磁気ヘッドにより記録する例を
述べているが、必ずしも磁気的に記録するものでなくと
も良く、例えば光学的に記録するようにしても同様の効
果を得ることができるものである。
【0049】また、FTPMの情報はフィルム18のリ
ーダー部18dの磁気記録部18eに、フィルム巻き戻
し終了直前に記録する様にしているが、撮影駒それぞれ
に対応する磁気記録部18bへ撮影毎に記録しておき、
最終駒まで撮影を終了した時点で全ての駒へこの情報の
記録が為されていなかった場合には、フィルムの巻き戻
し時にこの情報をそれぞれ磁気ヘッドによって重ね書き
して、この情報を消去する様にしてもよい(プリント時
にFTPM処理が為されない様にする為にである)。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1のプリント指示モードが設定された場合は、第2の
プリント指示モードの設定(第2のプリント指示モード
の開始の記録)を行い、第1のプリント指示モードの設
定が解除された場合は、設定されている第2のプリント
指示モードも解除し(第2のプリント指示モードの終了
の記録を行い)、最終駒撮影時に、前記第1のプリント
指示モードの設定が解除された場合は、フィルムの情報
記録部への該第1のプリント指示モード設定の情報の記
録は行わず、プリント時には前記第2のプリント指示モ
ードのみが有効となるようにしている。
【0051】よって、フィルム撮影駒全てについて固定
条件でプリントを行わせたい旨の第1のプリント指示モ
ードが最終的に設定されなかった場合にも、該第1のプ
リント指示モードが設定され続けた範囲については、可
能な限り該第1のプリント指示モードが現像時に採用さ
れた際に得られるであろう写真に近い、連続した複数駒
について固定条件でプリントを行わせた写真プリントを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラの回路構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラに使用されるフィルムの形状等に
ついて説明する為の図である。
【図3】図1のカメラにてFTPMの情報を記録する場
所について説明する為の図である。
【図4】図1のカメラの一連の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】図4のステップ#406の動作の詳細を示すフ
ローチャートである。
【図6】図4のステップ#431の動作の詳細を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 制御回路 11 FTPT用スイッチ 12 磁気記録回路 13 磁気ヘッド 16 フィルム給送駆動回路 17 フィルム給送用モータ 18 フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに具備された情報記録部へ情報
    の記録を行う記録手段と、フィルム撮影駒全てについて
    固定条件でプリントを行わせたい旨の情報の記録を、少
    なくともフィルムの巻き戻し終了までに前記フィルムの
    情報記録部へ前記記録手段に行わせる第1のプリント指
    示モードを設定するモード設定手段とを備えたカメラに
    おいて、 前記モード設定手段にて第1のプリント指示モードが設
    定された場合は、連続した複数駒について固定条件でプ
    リントを行わせたい旨の情報の記録を、撮影時に前記そ
    れぞれの駒の情報記録部へ前記記録手段に行わせる第2
    のプリント指示モードを設定し、前記第1のプリント指
    示モードの設定が解除された場合は、前記第2のプリン
    ト指示モードの設定を解除し、第1のプリント指示モー
    ドが設定されている区間に第2のプリント指示モードを
    設定することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 最終駒撮影時に、前記第1のプリント指
    示モードの設定を行うか否かを確認し、該第1のプリン
    ト指示モードの設定が解除された場合は、フィルムの情
    報記録部への該第1のプリント指示モード設定の情報の
    記録は行わないことを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記第1のプリント指示モードが設定さ
    れていることの情報の記録は、フィルムの先頭部分に行
    われることを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ。
JP8139675A 1996-05-10 1996-05-10 カメラ Pending JPH09304824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8139675A JPH09304824A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8139675A JPH09304824A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09304824A true JPH09304824A (ja) 1997-11-28

Family

ID=15250811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8139675A Pending JPH09304824A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09304824A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08292482A (ja) 光データを磁気データに変換する写真仕上げ方法および装置
JPH09304824A (ja) カメラ
JP3093607B2 (ja) カメラ及びカメラのための装置
JPH09113985A (ja) レンズ付きフイルムユニット及びその製造方法
US6246836B1 (en) Camera
JPH09197468A (ja) カメラ
JPH11174568A (ja) カートリッジ途中交換可能なカメラ
JPH10312019A (ja) 磁気記録可能なカメラ
JPH08328121A (ja) 磁気記録可能なカメラ
JPH08328124A (ja) 磁気記録可能なカメラ
JPH0493827A (ja) 磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ
JPH05181189A (ja) カメラ
JP2000010146A (ja) カメラ
JPH0651395A (ja) カメラ
JP2002182298A (ja) カメラ
JP2000112007A (ja) カメラ
JP2000330186A (ja) カメラ及びプリンタ
JPH08328068A (ja) 連続シーン撮影機能付カメラ
JPH05134307A (ja) 情報記録装置を有するカメラ
JPH05150320A (ja) フイルムフオ−マツト記録機能付カメラ
JPH08160524A (ja) カメラ用撮影情報記録装置
JP2000019625A (ja) カメラ
JPH0635058A (ja) 磁気記録部を有するフィルムを使用するカメラ
JPH07319035A (ja) カメラ
JPH1020390A (ja) カメラ