JPH1020390A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH1020390A
JPH1020390A JP8174759A JP17475996A JPH1020390A JP H1020390 A JPH1020390 A JP H1020390A JP 8174759 A JP8174759 A JP 8174759A JP 17475996 A JP17475996 A JP 17475996A JP H1020390 A JPH1020390 A JP H1020390A
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JP
Japan
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film
camera
photographing
prints
setting
Prior art date
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Application number
JP8174759A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Hoizumi
俊明 保泉
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フイルムの磁気記録部に現像後のプリント時
のプリント枚数を記録する際に、一こま撮影毎の初期設
定値への復帰または設定枚数の継続かを選択可能とす
る。 【解決手段】 フイルムの磁気記録部に対しての書込
み、読出し情報として現像直後のプリント時のプリント
枚数を設定する手段を、設定用押釦8a,8b,8cと
デートデータ用表示器7を備える。前記設定手段で設定
したプリント枚数を、CPU30を介してフイルム11
の磁気記録部への書込む手段である磁気ヘッド25によ
り書込む。カメラの撮影シーケンスでの露光終了後の巻
上げ完了時やカメラの電源スイッチの操作時のような状
態において、設定枚数を初期設定値に復帰する第1の撮
影モードと直前の撮影時の設定のままで継続して撮影を
続ける第2の撮影モードとを選択可能な手段30を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録部付きの
フイルムを用い、このフイルムの磁気記録部に対して磁
気ヘッドにより情報データの書込み、読出しを行うカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラには、磁気記録部付きのフ
ィルムを用いるものが知られている。すなわち、この種
のカメラは、フィルムの磁気記録部に対して情報データ
の書込み、読出しを行うように構成されている。このよ
うな磁気記録部での情報データとしては、たとえば写真
撮影時の露光条件、撮影倍率、ストロボ発光の有無、撮
影日時等を始めとする種々の撮影情報がある。
【0003】この種のカメラにおいて、現像後のプリン
ト時における同時プリント枚数を前記磁気記録部に記録
するようにしたものが、たとえば特開平7−31905
1号公報により提案されている。このようなカメラは、
撮影時に撮影画像に合わせて同時プリント枚数を指定す
ることができるので、便利である。これは、撮影後に現
像、同時プリントを依頼することで、撮影画像に応じた
必要枚数分の写真プリントを得られることから、後で再
度の焼増し依頼を行う必要がなくなるためである。
【0004】また、上述したカメラでは、撮影時に同時
プリント枚数の指定を行うにあたって、たとえば撮影時
に露光不足、ストロボ発光の不完全といった異常が生じ
たときには、上述したプリント枚数の指定をキャンセル
し、無駄なプリント写真の作成が行われることを防止す
る必要がある。このため、磁気記録したデータを確認
し、異常が生じたときにはプリント枚数を「0」にする
という処理を行えるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のカメラでは、プリント枚数の指定を一こまの撮影毎に
行うように構成されているので、次のような問題があっ
た。すなわち、撮影時に異常がない場合には、所望のプ
リント枚数の指定が行われるが、この撮影後においてプ
リント枚数の解除操作を忘れると、それ以降の撮影こま
も同じ枚数の設定が行われるため同じようにプリントさ
れてしまう。特に、複数枚の設定を行ったときに、その
解除操作を忘れると不要な枚数のプリント写真も作成さ
れることになる。
【0006】また、これとは逆に、必要なプリント枚数
の指定をセットし忘れてしまうという欠点があった。特
に、直前の撮影時において異常が発生し、プリント枚数
が「0」のままで撮影を行うと、必要なプリント写真が
得られないという問題がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、フィルムの各こまへの写真撮影を行うにあ
たって、たとえば同時プリント枚数の設定を継続したま
まで撮影を行ったり、撮影後に設定枚数を解除し初期設
定値に戻したりすることができるカメラを得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るカメラは、現像後のプリント時にお
けるプリント枚数を設定する設定手段と、この設定手段
で設定したプリント枚数をフイルムの磁気記録部に書込
む手段と、カメラの撮影シーケンスにおけるたとえば露
光終了後の巻上げ完了時、カメラの電源スイッチの操作
時のような所定の状態においてプリント枚数を初期設定
値に復帰する手段とを設けたものである。
【0009】また、本発明に係るカメラは、現像後のプ
リント時におけるプリント枚数を設定する設定手段と、
この設定手段で設定したプリント枚数をフイルムの磁気
記録部に書込む手段と、カメラの撮影シーケンスにおけ
るたとえば露光終了後の巻上げ完了時、カメラの電源ス
イッチの操作時のような所定の状態においてプリント枚
数を初期設定値に復帰する第1の撮影モードと初期設定
値に復帰せず、所定枚数のままで継続して撮影を続ける
第2の撮影モードとを選択可能な手段とを備え、これら
の第1の撮影モードと第2の撮影モードとを選択可能に
構成したものである。
【0010】本発明によれば、一こま毎の撮影後におい
て、たとえば露光終了後の巻上げ完了時やカメラの電源
スイッチの操作時に、直前のこま撮影時に設定していた
プリント枚数をキャンセルして初期設定値「1」に復帰
させることができるから、たとえば直前のこま撮影時に
複数枚のプリント枚数を設定していても、従来のように
戻し忘れにより無駄なプリント写真が作成されることは
ない。
【0011】また、本発明によれば、一こま毎の撮影後
において、たとえば露光終了後の巻上げ完了時やカメラ
の電源スイッチの操作時に、直前のこま撮影時に設定し
ていたプリント枚数をキャンセルして初期設定値「1」
に復帰させる第1の撮影モードと、設定されているプリ
ント枚数を継続する第2の撮影モードとを任意に選択す
ることができる。そして、第1の撮影モードを選択した
場合は、たとえば直前のこま撮影時に複数枚のプリント
枚数を設定していても、従来のように戻し忘れにより無
駄なプリント写真が作成されることはなく、第2の撮影
モードを選択した場合は複数の設定枚数のままでの連続
した撮影も可能である。
【0012】磁気記録部付きのフィルムとは、たとえば
24mmロールフィルムをカートリッジに繰出し、巻取
り可能に収納しているアドバンスト・フォトシステムと
いう新規格によるIX240タイプのフィルムがある
が、磁気記録部を有するフィルムであればこれに限らな
い。プリント枚数を設定する設定手段とは、手動操作に
よる押釦、コマンドダイヤル、その他の操作部材である
が、これに限らず、自動的に設定する制御部材であって
もよい。
【0013】フィルムの磁気記録部に書込む手段とは、
磁気ヘッドとこれを制御する制御部材である。プリント
枚数を初期設定値に復帰する手段とは、カメラ内の制御
部に設けた制御部材である。プリント枚数を初期設定値
に復帰する第1の撮影モードと復帰させず直前の撮影時
の設定枚数を継続する第2の撮影モードとを選択可能な
手段とは、撮影者による手動操作による押釦、コマンド
ダイヤル、その他の操作部材であるが、これに限定され
ない。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は本発明に係るカ
メラの一つの実施の形態を示し、これらの図において、
図1はカメラ全体の外観を示す斜視図、図2はカメラ内
部での主要部であるフィルム給送系やフィルムの磁気記
録部への記録、再生手段となる磁気ヘッドを含めた機構
を示す要部の分解斜視図、図3はカメラの主要な電気制
御系を示すブロック図である。
【0015】図1において、全体を符号1で示すものは
カメラ本体、2はその前面中央から突出する撮影レンズ
を備えたレンズ鏡筒である。3はカメラ本体1の上面部
一側寄りに設けたレリーズ釦、4はカメラ本体1の上面
部で他側寄りに設けた撮影情報を表示するLCDからな
る撮影情報用表示器である。この表示器4に隣接する部
分には、その側縁部に沿って撮影情報設定用押釦5(5
a,5b,5c)を配列して設けている。
【0016】また、カメラ本体1の背面部には、ファイ
ンダ接眼窓6が開口するとともに、その下方には、LC
Dからなるデートデータ用の表示器7が設けられてい
る。図中8(8a,8b,8c)はこの表示器7でのデ
ートデータ設定用の押釦、9は各種の設定を切り替える
際に操作するコマンドダイヤルである。
【0017】図2において、10は後述するように磁気
記録部となる磁気記憶領域11a(磁気トラックT)と
画像記憶領域11bとを有する、たとえばIX240タ
イプのフィルム11を繰出し、巻取り可能に収納してい
るフィルムカートリッジである。このカートリッジ10
は、図1のカメラ本体1において一側寄りに装填され
る。
【0018】このIX240タイプのフィルム11は、
カメラ本体1に装填した時にカートリッジ10の遮光蓋
(図示せず)が開かれた状態でカートリッジ10から順
次送出される。撮影終了後にフィルム11は、その先端
を含めて完全にカートリッジ10内に巻取られ、カート
リッジ11の遮光蓋が閉じられてからカメラ本体1の外
部に取出される。また、フィルム11の各撮影こまを構
成する画像記憶領域11bである画面Aに対応した位置
には、パーフォレーションP1,P2が形成されてい
る。
【0019】12はカメラ本体1の他側寄りに設けたフ
ィルム11の巻上げ用スプール、13はこのスプール1
2内に設けたフィルム給送用の電動モータである。この
モータ13の回転は、フィルム巻上げ、巻戻しのための
減速ギヤ列14、フィルムカートリッジ10のカートリ
ッジ軸に対応する巻戻しユニット15に伝達され、カー
トリッジ10からのフィルム11の繰出しと巻戻しとを
行う。
【0020】16は前記レンズ鏡筒2内の撮影レンズ、
17はこの撮影レンズ16を駆動するユニットであっ
て、レンズ位置を検出してレンズ位置信号を発生させる
エンコーダを有するレンズ駆動機構である。18は撮影
レンズ16の後端側に配設したレンズシャッタである。
21は測光センサ、22はその測光センサ用受光レンズ
である。23はファインダおよび測距素子、24は前記
フイルム11のパーフォレーションP1,P2を検出し
てフイルム11の走行方向の位置決めを行うための信号
を出すフォトレフレクタである。
【0021】25はフィルム11上の磁気記憶領域11
aである磁気トラックTに情報の書込み、読出しを行う
ための磁気ヘッドである。26は露光中は画面の平面性
のために磁気ヘッド25をフイルム面から退避させ、情
報の書込み時にのみフイルム面に押付けるための磁気ヘ
ッド駆動機構である。さらに、27は磁気ヘッド25と
フィルム面とのヘッドギャップにおける密着性を高める
ために中央部に凹部を形成した弾力性を有するパッドで
ある。
【0022】図3において、30はカメラの各種動作を
制御するCPU、31は広く知られている時計回路、3
2はフイルム11の磁気記録部(11a)である磁気ト
ラックTの各こまに対応する部分に入力するためのデー
トデータやシャッタスピード等の撮影情報を記録する記
憶手段であるRAMである。33は磁気ヘッド25での
書込み、読取りのための記録情報の信号系に設けたデコ
ーダおよびエンコーダ、34はバッファである。さら
に、36はフィルム給送用のモータドライバであり、フ
ィルム給送モータ13を駆動するように構成されてい
る。38はフイルム11(F)の上またはカートリッジ
10の一部に設けた図示しないバーコードによって読出
したフイルム感度、撮影枚数、フイルムタイプ等を書込
むEEPROMである。
【0023】図4は上述したフィルム11(F)の一こ
ま部分の詳細図であって、このフィルム11上で各こま
(撮影画面A)の下側には、磁気記録部としての磁気記
憶領域11a(磁気トラックT)が設けられている。こ
こで、この磁気トラックTの内容は、図示したように、
「スタートコマンド」が先頭になり、次に「デートデー
タ」、「撮影データ」と続き、最後に「エンドコマン
ド」となっている。なお、上述した「撮影データ」の中
には、後述するように、このフィルム11の現像直後の
同時プリント時等におけるプリント枚数およびこのプリ
ント枚数を撮影シーケンスの状態によって初期設定値に
復帰させるかまたは継続するかのモード選択データも含
まれる。
【0024】図5はカメラ本体1の背面部に設けたLC
Dによるデートデータ用表示器7での表示できる内容の
すべてを説明するためのフル表示状態を示す図である。
ここで、符号7aはプリント指示マーク、7bは撮影日
付け表示部、7cは時計表示部、7dは後述するプリン
ト枚数設定表示部である。また、設定用押釦8aはモー
ド切り替え用、押釦8bはセレクト用、押釦8cはアジ
ャスト用として使用される押釦を示す。
【0025】たとえば図6(a)はカメラの電源スイッ
チ(図示せず)がOFFである電源OFFモード時の表
示状態を示す。すなわち、表示部7は、「’95年12
月28日24時58分」を示し、また「プリント」を行
うことを表示している。ここで、モード設定釦8aを押
圧操作すると、その度毎にプリントモードの選択が可能
で、またセレクト釦8bを押しながらコマンドダイヤル
9を回すと、表示は、「年、月、日、時、分」、「月、
年、日、時、分」、「日、月、年、時、分」、「年、
月、日、−、−」、「月、年、日、−、−」、「日、
月、年、−、−」、「−、−、−、−、−」の表示を切
り替えることができる。
【0026】また、カメラの電源スイッチがONである
電源ON時には、図6(b)に示す表示状態となり、こ
のときモード設定釦8aを押しながら、コマンドダイヤ
ル9を回すことにより、タイトルナンバをデフォルトの
「0(無し)」から「99」まで設定することができ
る。このタイトルナンバは、写真撮影を行ったときの状
況や画像内容を示すものであって、たとえば「1」は
「クリスマス」、「2」は「正月」、「3」は「誕生
日」、「4」は「七五三」等のように予め決めた数値で
ある。
【0027】ネガフイルムの場合において、図6(a)
のような電源OFFモード時の表示状態で日付け写し込
みのモードで写し込みプリントを選択すれば撮影の日付
けが、また図6(b)のような表示を行ってタイトルナ
ンバの写し込みプリントを選択すればタイトル表示が共
に印字される。なお、タイトルナンバの表示を行う部分
は電源OFF時には日付け表示となるが、電源ON時に
は図6(b)のように「〔 〕」の左側部分(図中7e
で示す部分)に表示される。
【0028】また、図6(a)のような電源OFFモー
ド時において、セレクト釦8bを操作することにより、
予め選択したモードでの修正個所の選択を行うことがで
きる。たとえばセレクト釦8bを押す度に、図中左側か
ら二桁づつのセグメントが点滅し、修正個所を表示する
ことができる。上段の「年、月、日」の修正後は下段の
「時、分」の修正を行う。
【0029】一方、電源ON時において、セレクト釦8
bを押しながら、コマンドダイヤル9を回すことによ
り、同時プリントの枚数をデフォルトの「1」から「9
9」枚までの設定を行うことができる。なお、この枚数
設定値の表示器7への表示は、電源ON時において、図
6(c)に示すように「〔 〕」の内側への表示によっ
て行える。たとえば図6(c)では「〔6〕」のように
表示している。
【0030】さらに、このような同時プリント枚数を複
数枚に設定した場合には、図6(c)のようにその右側
のプリント枚数設定表示部7dにシンボルマークとして
「□が重なり合った複数枚の設定マーク」が点灯し、一
枚に設定した場合にはシンボルマークとして「□」が点
灯する。また、この表示部7dには、マークとして「R
EPEAT」もあり、これが図6(c)のように前記複
数枚の設定マークと共に点灯すると、その設定枚数を継
続した状態で繰り返し撮影を行える。
【0031】なお、このプリント枚数設定表示部7dで
の三通りの切り替え表示は、電源ON時において、アジ
ャスト釦8cを押しながら、コマンドダイヤル9を回す
ことにより変化し、同時プリント枚数の三通りの設定状
態の切り替えを行える。すなわち、このような同時プリ
ント枚数の三通りの設定とは、直前の撮影時におけるプ
リント枚数の設定を常に初期設定値「1」に復帰させる
場合、初期設定値には復帰させずに直前の撮影時の設定
枚数を継続する場合、直前の撮影時の設定枚数が複数枚
でも一枚であっても無条件で継続して繰り返し撮影を行
う場合である。
【0032】また、図6(a)のような電源OFFモー
ド時において、アジャスト釦8cを押圧操作すると、点
滅している修正個所の数値を変更することができる。こ
の釦8cを押す度毎に数値が変更する。
【0033】一方、撮影情報表示用のLCDによる表示
器4と撮影情報設定用押釦5(5a,5b,5c)は、
カメラの撮影情報を選択して設定表示することができる
ものであり、各々の押釦5a,5b,5cを押しながら
コマンドダイヤル9を回すことにより、撮影情報におけ
る任意の設定を行える。たとえば押釦5aは撮影モード
を「プログラム」、「シャッタ優先」、「絞り優先」、
「マニュアル」等の中から選択できるモード釦であり、
押釦5bはシャッタスピード、絞り値の設定を行う設定
釦であり、押釦5cは測光モードを「分割測光」、「中
央部重点測光」、「スポット測光」の中から選択する選
択釦である。
【0034】次に、図7に示すフローチャートを用い
て、上述したカメラでの撮影動作について説明する。こ
こでは、撮影後において、フィルム11の一こまの巻上
げ動作が完了した時点でプリント枚数の設定を復帰(リ
セット)または継続(リピート)する場合を述べる。
【0035】始めに、カメラの電源スイッチ(図示せ
ず)がONすることにより、このフローチャートがスタ
ートする。そして、ステップ(以下、「S」という)1
01において、フィルムカートリッジ10をカメラに装
填して装填部蓋(図示せず)が閉じられているか否かを
装填部蓋SWで判断し、閉じられていればS102に進
む。開であればS101に戻る。
【0036】S102においては、最初にフイルムFの
カートリッジ10の一部に設けられているバーコード
(図示せず)によって、フイルム感度、撮影枚数、フイ
ルムタイプ等を読出し、EEPROM38に書込む。ま
た、S103は、モータドライバ36を介してフイルム
給送モータ13を駆動し、フイルムFの巻上げ(オート
ローディング)を開始する。そして、S104では、フ
ォトリフレフタ24によりパーフォレーションP1の位
置を検出して、一こま目が所定位置(アパーチャ位置)
に達したか否かを判別し、達したと判定したときにS1
05に進む。そして、このS105において、フイルム
給送モータ13を停止して一こま目までのフイルム巻上
げ動作を完了する。
【0037】次に、S106において、レリーズ釦3の
半押し操作によるレリーズSW1がONであるか否かを
判定する。ONであればS107に進み、OFFであれ
ばS106を繰り返す。S107では、測光センサ2
1、測距センサ23およびレンズ駆動機構17により、
測光、測距を行う。
【0038】S108では、レリーズ釦3が全押し操作
されたかを、レリーズSW2のONであるか否かで判定
する。そして、ONであると判定すると、S109に進
み、広く知られている通りのレリーズ動作として露光動
作を行う。すなわち、制御回路であるCPU30は、レ
ンズ駆動機構17を介してレンズ位置を制御し、さらに
測光センサ21で得られた被写体輝度に応じてシャッタ
スピード、絞り値を、撮影情報設定用押釦5である撮影
モード釦5a、シャッタスピード、絞り値の設定釦5
b、測光モードの選択釦5cの設定状況に応じて制御す
る。
【0039】次いで、上述したように露光動作(撮影動
作)を行った後、S110でモータドライバ36を介し
てフィルム給送モータ13を駆動し、フィルム11の撮
影こまの巻上げを開始する。
【0040】そして、このフィルム11の一こま分の巻
上げ動作を行っているときに、各種の記録情報データを
磁気ヘッド25を駆動してフィルム11の磁気記録部1
1a(磁気トラックT)に書込む。この書込むデータ
は、前述した図4で示すように、「スタートコマン
ド」、「デートデータ」、「撮影データ」、「エンドコ
マンド」の順に書込まれる。ここで、「デートデータ」
には、選択されたモードにはかかわらず、「年、月、
日、時、分」の全データが記録される。
【0041】次に、S112において、前記撮影こまの
一こま巻上げ動作が完了したか否かをフォトリフレクタ
24の出力により判断し、この撮影こまの巻上げ動作が
完了したことを判別することによりS113に進む。
【0042】そして、このS113では、直前の撮影時
に設定されていた同時プリント枚数が複数枚であるか一
枚であるかの判断を行い、複数である場合にはS114
に進み、一枚である場合にはS116に進む。
【0043】ここで、同時プリント枚数の設定が複数枚
であるときは、S114でこの設定枚数のままで撮影を
繰り返すという継続機能を表す「REPEAT」と設定
されていないかどうかのいるかの判断を行い、設定され
ていない場合はS116に進み、設定されている場合は
S115に進む。そして、S115では、同時プリント
枚数を初期設定値(デフォルトは「1」)に復帰するよ
うに変更し、その後にS116に進む。
【0044】S116では、フイルムFの残り枚数が無
いか否かの判断を行う。すなわち、フィルムFに未露光
こまが有るか否かを判別し、S102でEEPROMに
記憶した撮影枚数情報と比較して、未露光こまが有れ
ば、次の撮影に備えるためにS106に戻り、またフイ
ルムFに未露光こまが無いと判別した場合にはS117
に進む。
【0045】S117では、モータドライバ36を介し
てフィルム給送モータ13を前述した巻上げ動作とは逆
の方向に駆動し、フォトリフレフタ24の連続した出力
がなくなるまで、すなわちフイルム11の先端がフォト
リフレフタ24の位置を通過するまで巻戻し動作を継続
し、以上により一連の動作が終了する。
【0046】ここで、上述した図7のフローチャートで
は、カメラの撮影シーケンスにおいて、S112の撮影
後における一こま巻上げ動作完了を確認してから、同時
プリント枚数の設定のリセット(復帰)または継続(リ
ピート)の処理を行っているが、これに限らず、S10
9の「露光動作の完了」した後に、あるいはS111の
「各種データの書込み」の後に、設定枚数が「1」であ
るか否かの判断を行って、初期設定値「1」へ変更する
という処理を行ってもよい。
【0047】また、上述したS114での「REPEA
T」の設定が無いか否かの判断を省略することもでき
る。このときには、S113でプリント設定枚数が複数
枚であると判断されてから、S116に進む途中にS1
15での初期設定値「1」への変更という処理を行えば
よい。さらに、このような場合に、S116での残り枚
数のチェックで残りが有る場合において、S106に戻
る途中に、各種設定の変更を行うステップを行えば、次
の撮影時までにプリント枚数の任意設定を行える。
【0048】図8は上述した図7でのフローチャートの
変形例を示し、たとえば上述したプリント枚数の初期設
定値「1」への復帰を、カメラの電源スイッチがOFF
されたか否かで行うように構成した場合である。
【0049】この場合には、S113において、プリン
ト枚数の設定の確認を行って複数枚であると判断される
ことにより、S201に進み、電源SWがOFFされた
か否かの判断を行う。そして、電源SWがOFFされた
ときに、S202に進み、プリント枚数を初期設定値
「1」に変更する。この変更後は、S203で各種設定
の変更を行ってから、S106のレリーズSW1の待機
状態に戻る。
【0050】また、S201で電源SWはON状態のま
まであると判断されたときには、そのままS203に進
み、各種設定の変更を行い、S106に戻る。この場合
は、プリント枚数が複数枚である状態のままで、S20
3に進むことになるが、S203で変更される設定には
プリント枚数の変更も含まれ、必要に応じて変更される
ことになる。
【0051】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、カメラ本体1を始めとする各
部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることは言うま
でもない。たとえば上述した実施の形態では、カメラに
装填するフィルムとして、アドバンスト・フォトシステ
ムという新規格によるIX240タイプの写真フィルム
であって、24mm幅の銀塩フィルム面Fに、画像記録
領域11bと各種の撮影情報を表示するための磁気記録
領域11aとを備えているものを用いているが、これに
限らない。
【0052】また、上述した実施の形態では説明してい
ないが、磁気ヘッド25にフィルム11を挾んで対向し
ているパッド27は、フィルム11の移動中にのみパッ
ド進退制御機構(図示せず)により磁気ヘッド側に押圧
され、磁気ヘッド25により磁気情報データの書込みが
確実に行えるように構成されている。さらに、上述した
実施の形態では、プリント枚数の設定として現像直後の
同時プリント時についてを述べたが、このプリント枚数
は、現像後のプリント時であれば、その変更が行われな
い限り有効である。
【0053】
【実施例】磁気記録部付きフィルムとしてIX240タ
イプのフィルム11を用い、これを装填したカメラ本体
1において、磁気ヘッド25でフィルム11の磁気記録
部11aに、たとえば現像直後のプリント時における同
時プリント枚数を任意に設定できる構成である。また、
このような同時プリント枚数の設定を制御するCPU3
0によって、一こま撮影毎に設定枚数を初期設定値
「1」に復帰させるように構成するか、あるいは初期設
定値への復帰または直前の撮影時における設定枚数の継
続を選択できる構成としている。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
によれば、現像後のプリント時におけるプリント枚数を
設定する設定手段と、この設定手段で設定したプリント
枚数をフイルムの磁気記録部に書込む手段と、カメラの
撮影シーケンスにおけるたとえば露光終了後の巻上げ完
了時、カメラの電源スイッチの操作時のような所定の状
態においてプリント枚数を初期設定値に復帰する手段と
を設けたので、簡単な構成であるにもかかわらず、以下
に述べる優れた効果を奏する。
【0055】本発明によれば、一こま毎の撮影後におい
て、たとえば露光終了後の巻上げ完了時やカメラの電源
スイッチの操作時に、直前のこま撮影時に設定していた
プリント枚数をキャンセルして初期設定値「1」に復帰
させることができるから、たとえば直前のこま撮影時に
複数枚のプリント枚数を設定しても、従来のように戻し
忘れにより無駄なプリント写真が作成とされることはな
い。
【0056】また、本発明に係るカメラによれば、カメ
ラの撮影シーケンスにおいて、たとえば露光終了後の巻
上げ完了時、カメラの電源スイッチの操作時のような所
定の状態に、プリント枚数を初期設定値に復帰する第1
の撮影モードと初期設定値に復帰せず、所定枚数のまま
で継続して撮影を続ける第2の撮影モードとを選択可能
な手段とを備え、これらの第1の撮影モードと第2の撮
影モードとを選択可能に構成したので、以下のような優
れた効果を奏する。
【0057】特に、このような本発明によれば、一こま
毎の撮影後において、たとえば露光終了後の巻上げ完了
時やカメラの電源スイッチの操作時に、直前のこま撮影
時に設定していたプリント枚数をキャンセルして初期設
定値「1」に復帰させる第1の撮影モードと、設定され
ているプリント枚数を継続する第2の撮影モードとを任
意に選択できる。したがって、第1の撮影モードを選択
した場合は、たとえば直前のこま撮影時に複数枚のプリ
ント枚数を設定しても、従来のように戻し忘れにより無
駄なプリント写真が作成されることはなく、第2の撮影
モードを選択した場合は、複数の設定枚数のままでの連
続した撮影も可能であり、使い勝手のよいカメラを得る
ことができる。
【0058】すなわち、直前の撮影時でのプリント枚数
の設定を継続したままで撮影を行ったり、撮影後に設定
枚数を解除し初期設定値に戻したりすることを、撮影者
の要望に応じて自由に行える。換言すれば、本発明によ
れば、一こま撮影毎にプリント枚数の設定を初期設定値
「1」に復帰させることにより、直前の撮影時に複数枚
の設定を行っても戻し忘れがないモードと、直前の撮影
時における設定枚数を継続して繰り返し撮影を行えるモ
ードとを選択することができるから、カメラの使い勝手
のよさを増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカメラの一つの実施の形態を示
し、カメラ全体の外観を示す斜視図である。
【図2】 図1のカメラ内部での主要部であるフィルム
給送系やフィルムの磁気記録部への記録、再生手段とな
る磁気ヘッドを含めた機構を示す要部の分解斜視図であ
る。
【図3】 図1および図2のカメラにおける主要な電気
制御系を示すブロック図である。
【図4】 本発明に係るカメラに用いる磁気記録部付き
のフィルムにおける一こま部分の詳細図である。
【図5】 図1のカメラにおけるデートデータ表示用L
CDとそれに付属するデートデータ設定用押釦を示す図
である。
【図6】 (a),(b),(c)は図5におけるデー
トデータ表示用LCDの表示状態を説明するための図で
ある。
【図7】 本発明に係るカメラにおける撮影シーケンス
の一つの例を示すフローチャートである。
【図8】 本発明に係るカメラにおける撮影シーケンス
の別の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…カメラのカメラ本体、2…レンズ鏡筒、3…レリー
ズ釦、4…LCDによる撮影情報用表示器、5(5a,
5b,5c)…撮影情報設定用押釦、7…LCDによる
デートデータ用表示器、8(8a,8b,8c)…デー
トデータ設定用押釦、9…コマンドダイヤル、10…フ
ィルムカートリッジ、11…フィルム(F)、11a…
情報記録部(磁気記録領域としての磁気トラックT)、
12…巻上げ用スプール、13…フィルム給送用電動モ
ータ、15…巻戻しユニット、16…撮影レンズ、17
…レンズ駆動機構、18…レンズシャッタ、21…測光
センサ、22…受光レンズ、23…ファインダおよび測
距素子、24…フォトレフレクタ、25…磁気ヘッド、
26…磁気ヘッド駆動機構、27…パッド、30…CP
U(制御回路)、31…時計回路、32…RAM、33
…デコーダおよびエンコーダ、34…バッファ、36…
モータドライバ、38…EEPROM、P1,P2…パ
ーフォレーション。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部付きのフイルムを用い、この
    フイルムの磁気記録部に対する情報の書込み、読出しを
    行う磁気ヘッドを備えたカメラにおいて、 現像後のプリント時におけるプリント枚数を設定する設
    定手段と、 この設定手段で設定したプリント枚数を前記フイルムの
    磁気記録部に書込む手段と、 カメラの撮影シーケンスにおける所定の状態において前
    記プリント枚数を初期設定値に復帰する手段とを備えて
    いることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 磁気記録部付きのフイルムを用い、この
    フイルムの磁気記録部に対する情報の書込み、読出しを
    行う磁気ヘッドを備えたカメラにおいて、 現像後のプリント時におけるプリント枚数を設定する設
    定手段と、 この設定手段で設定したプリント枚数をフイルムの磁気
    記録部に書込む手段と、 カメラの撮影シーケンスにおける所定の状態において前
    記プリント枚数を初期設定値に復帰する第1の撮影モー
    ドと初期設定値に復帰しない第2の撮影モードとを選択
    可能な手段とを備え、 これらの第1の撮影モードと第2の撮影モードとを選択
    可能に構成したことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のカメラに
    おいて、 カメラの撮影シーケンスにおける所定の状態を、露光終
    了後の巻上げ完了の状態としたことを特徴とするカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載のカメラに
    おいて、 カメラの撮影シーケンスにおける所定の状態を、カメラ
    の電源スイッチが操作された状態としたことを特徴とす
    るカメラ。
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