JPH09304756A - 液晶パネル体 - Google Patents

液晶パネル体

Info

Publication number
JPH09304756A
JPH09304756A JP8119063A JP11906396A JPH09304756A JP H09304756 A JPH09304756 A JP H09304756A JP 8119063 A JP8119063 A JP 8119063A JP 11906396 A JP11906396 A JP 11906396A JP H09304756 A JPH09304756 A JP H09304756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
substrates
substrate
width
defects
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8119063A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Suzuki
克宏 鈴木
Takao Minato
孝夫 湊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP8119063A priority Critical patent/JPH09304756A/ja
Publication of JPH09304756A publication Critical patent/JPH09304756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】直線状の空間に保持された反強誘電性液晶を温
度勾配下で冷却する際に、液晶組織が自らの配向性を向
上し、欠陥が消失するだけ十分に移動できるような構成
となる液晶パネル体を提供すること。 【解決手段】一対の基板を、一定の間隔を空けたストラ
イプ状の基板間支持部材を介して接着して枠を形成し、
これに反強誘電性液晶を保持してなる液晶パネル体にお
いて、前記基板の線膨張係数が60×10-7/℃以下で
あり、前記一定の間隔が80〜250μmであることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭用、事務用及び
産業用の情報表示端末として使われる液晶ディスプレイ
に用いる液晶パネル体に関する。さらに詳しくは反強誘
電性液晶を利用する液晶ディスプレイに用いる液晶パネ
ル体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年になって、液晶ディスプレイは、省
スペース、低消費電力が実現できるため、CRT(Catho
d Ray Tube) の代替として家庭やオフィスへの普及が期
待されている。現在使用されている液晶パネル体は液晶
のネマチック相を用いたもので、TFT(Thin Film Tra
nsistor)駆動形式のタイプと、STN(Super TwistedN
ematic)タイプの2つの方式に大別される。
【0003】TFTタイプは、薄膜トランジスタを一方
の基板上に敷詰めており、この電界効果を利用して液晶
を駆動する。これは表示品質は相対的に優れるが、視野
角が狭い、開口率が低く暗い、コストが高い、大型化が
難しいという問題を抱えている。これらを解決する努力
は現在も続けられており、視野角と高精細化の改善が図
られ、大きさも17インチや21インチのものが試作さ
れている。しかしながら視野角の拡大は思ったほどでは
なく、逆に大型化に伴うコスト高や歩留まりの低下がよ
り大きな問題となり、実質的には21インチ程度が限界
といわれる。
【0004】STNタイプは、基板間で270°程度に
液晶の組織をねじって、しきい値特性を急峻にしたもの
である。薄膜トランジスタが必要なく、構成が簡単なの
で生産コストを抑えることができるが、視野角が狭い、
応答速度が遅い、色の再現性が劣る、クロストークが発
生しやすいなどの問題を抱えている。これらのことより
TFTよりも動画表示と大容量化が難しいとされてい
る。近年、複数の走査線を同時に駆動する方法が採用さ
れているが、駆動回路が複雑でコスト高になり、STN
の低価格というメリットが失われてしまう。
【0005】これらの2タイプのTN型液晶パネル体の
抱える問題を解決するために、ネマチック相より低温域
にあるカイラルスメクチックC相を持つ強誘電性液晶、
反強誘電性液晶を用いた液晶ディスプレイの研究がなさ
れている。特に後者はTFTが不要なうえ、視野角が格
段に広い、応答速度が究めて早い、動作温度域が広いと
いう願ってもない特長がある。
【0006】ただし、スメクチック層固有の欠陥が発生
し、これらの利点をまったく生かせないという積年の課
題がある。スメクチック相が層構造を持つために、配向
制御、すなわち液晶を規則正しくならべることが格段に
難しく、実用化を遅らせる最大の原因となっている。
【0007】この層は、シェブロンと呼ばれる「く」の
字に折れ曲がった構造であるため、折れ曲がる向きが相
反する2つのドメインに分かれ、その境界が、ジグザグ
欠陥と呼ばれるスメクチックC相固有の欠陥となる。ま
た、これらとは見かけ上異なるが、線状欠陥や樹木状欠
陥も見出される。これらの欠陥の除去が、反強誘電性液
晶パネル体の実用化する上で解決すべき第一の問題であ
った。
【0008】液晶を配向させる過程では、一度加熱して
からできる限りパネル体全体を均一に冷却するのが一般
的である。しかしながら、完全に均一な冷却は困難で、
実際にはパネル体の各所に温度差が発生する。本出願人
は、温度低下に伴って液晶が体積収縮し、その収縮分だ
け温度の高く流動性に富んだ部分の液晶が動いており、
この液晶の移動の履歴がスメクチックC相の層の折れ曲
がりや線状欠陥発生に関係していることを見い出した。
この様子を図1に示す。パネル体を均一に冷却しようと
した結果各所に温度差ができるということは、各所で層
の折れ曲がる向きが異なることになり、これがジグザグ
欠陥となることがわかった。
【0009】これに基づいて本発明者は、特開平7−3
18912号公報において、強誘電性液晶および反強誘
電性液晶用の液晶パネル体の構造および配向制御方法を
開示している。それによれば、非常に強固で大面積の液
晶パネル体にジグザグ欠陥や線状欠陥、樹木状欠陥なし
スメクチック層を形成保持することが可能である。この
発明は、温度低下に伴う体積収縮によって起こる液晶の
移動を完璧に制御利用してスメクチックC相の層の折れ
曲がり方向をそろえるものである。
【0010】図5にこの方式の液晶パネル体の構造を示
す。一方の基板の電極502間にリブ状の基板間支持部
材504を設け、これを介して一対の基板501、50
1’を接着し、その結果形成される直線状の空間506
に液晶を封入している。発現する層法線に沿って温度勾
配を設けることにより、液晶の移動する向きを直線状の
空間の延びる方向に限定すると層の折れ曲がる向きが決
まり、ジグザグ欠陥や線状欠陥、樹木状欠陥は発生しな
くなる。
【0011】図2に、配向制御効果の現われ方の説明図
を示す。この図は、液晶パネル体をラビング方向に沿っ
て切断した断面図である。基板201に挟まれた空間に
ある液晶202を等方相温度まで加熱する。液晶パネル
体の一端からラビング方向に沿った温度勾配を設ける
と、温度の高いほうから順にネマチック相204、スメ
クチックA相205、スメクチックC相206が析出し
てくる。顕著な体積収縮はスメクチックA相から始ま
り、低温側へ液晶が移動する。基板界面付近の液晶分子
は、界面に拘束されているのでほとんど動かない。した
がって、液晶の移動は、厚み方向の中央付近208が最
も大きい。この移動量の分布は、シェブロンの形成にそ
のまま反映されるので、層の折れ曲がる方向が温度勾配
で温度の低い方の1方向207に定まる。このまま温度
勾配を移動させれば、層の折れ曲がる方向がそろって欠
陥のない配向状態を得ることができる。スメクチックC
相の配向制御は、パネル体内部の液晶を積極的に動かす
ことが本質的であり、液晶を動かす駆動力としては温度
勾配で発生する液晶の自発的な移動を利用する。
【0012】しかしながら、反強誘電性液晶は配向しや
すいネマチック相を持たず、等方相から直接スメクチッ
クA相に相転移する。スメクチックA相は層構造を持つ
ため、流動性があまり良くなく、さらに、欠陥という不
連続部を設けることによって、層構造の不整合を安定化
させる傾向がある。ここで、向きの異なるスメクチック
A相の小ドメインができると、液晶の移動を妨げるもの
になる。それゆえ反強誘電性液晶では、あまり液晶が移
動せず有効な流動が発生しないので、配向性の向上と欠
陥除去の効果が低いことがあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、直線状の空間に保持された反強誘電性液
晶を温度勾配下で冷却する際に、液晶組織が自らの配向
性を向上し、欠陥が消失するだけ十分に移動できるよう
な構成となる液晶パネル体を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するため、一対の基板を、一定の間隔を空けたストラ
イプ状の基板間支持部材を介して接着して枠を形成し、
これに反強誘電性液晶を保持してなる液晶パネル体にお
いて、前記基板の線膨張係数が60×10-7/℃以下で
あり、前記一定の間隔が80〜250μmであることを
特徴とする液晶パネル体を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、液晶を一方向に効率よ
く動かすにはパネル基板の材質と液晶を保持する空間構
造が如何にあるべきかという点を限定するものである。
一般に液晶を長さL、断面積Sの空間に保持した場合、
温度低下にともなう体積収縮量はLだけに依存するはず
であり、長さ20cmでは約0.8cm程度収縮する。
ところが本発明者の実験によると、液晶の収縮はその断
面積Sに大きく依存し、Sが小さいほどLの延びる方向
の収縮量が大きいことが分かった。基板間隙が2〜1.
4μmの範囲で一定であるとすると、空間の幅Dが狭い
ほど収縮が大きい。この原因は不明であるが、幅Dが広
いとLと直角方向の体積収縮が相対的に大きいからと考
えられる。
【0016】実際の配向過程では先ず液晶パネル体を液
晶が液体相を呈する温度まで加熱する。 この際内部の液
晶も膨張するが、基板そのものも熱膨張する。この状態
から温度勾配下で冷却すると、最初に温度が下がった方
向に液晶は収縮し移動するが、同時にパネル体そのもの
も同方向に収縮する。即ち、液晶分子の移動量は基板に
対して相対的である。
【0017】基板の線膨張係数が大きい場合と小さい場
合の温度勾配部分の液晶の様子をそれぞれ図3、図4に
示す。温度勾配による液晶の実質的な移動量307は、
液晶の収縮による移動量304と基板の熱収縮量303
の差となる。よって、基板の線膨張係数が大きいと、液
晶の実質的な移動量307は相対的に小さくなり、層の
折れ曲がり方向を支配するほどの移動量とはならず、配
向性向上の効果がでないことがある。基板の線膨張係数
が小さい場合、体積収縮に伴う液晶の移動量404が同
じでも液晶の実質的な移動量407が大きくなるので、
層の折れ曲がりを支配するほどの液晶移動量となり配向
制御効果が発現する。
【0018】ストライプ状の隔壁部材の間隔は基板の電
極の間隔に倣うが、この程度で反強誘電性液晶の収縮が
顕著になるかは、用いる基板の膨張率に依存することに
なる。具体的には、ITO(…略称説明…)のような透
明電極を持つ基板を洗浄、乾燥する。この基板は、実用
的な温度範囲、例えば−20〜+150℃での線膨張係
数が60×10-7/℃以下のものであって、無アルカリ
ガラスやシリカガラスがこれに該当する。
【0019】線膨張係数が60×10-7/℃程度以下の
基板としては、下記実施例のコーニング社製の低膨張率
ガラス以外に、日本電気ガラス(株)の「OA2」、
(株)HOYAの「NA35」「NA40」等の無アル
カリガラスが該当する。アルカリガラスでは、低アルカ
リホウケイ酸ガラスの、旭ガラス(株)のAX系ガラ
ス、日本電気ガラス(株)のBLC系ガラスも該当す
る。
【0020】これに配向膜剤を塗布する。配向膜剤とし
ては、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリビニルアル
コール等が使用できる。塗布方法はスピンコートでも印
刷法でもよい。これを焼成した後一軸配向処理を施す。
この処理は、ラビング法、斜方蒸着法などを適用するこ
とができる。ラビング法を適用するのが一般的である。
【0021】次いで配向膜上にラビングに平行なストラ
イプ状の基板間支持部材を形成する。形成材料としては
従来よりあり各種フォトレジストが使用できる。形成方
法は、フォトリソグラフィでも印刷法でもよい。形成さ
れた基板間支持部材の厚みがほぼパネルギャップとな
る。なお、基板間支持部材の形成後に配向膜を形成して
もよい。
【0022】一方で配向膜を形成した基板を用意し、基
板間支持部材の形成された基板と密着させ貼り合わせ、
加熱または紫外線を照射するなどして両基板を基板間支
持部材を介して完全に接着する。周囲をエポキシ樹脂な
どで封止した後、液晶を浸透させる。
【0023】また、温度勾配下で冷却する時、液晶封入
空間の幅Dには最適とされる範囲があり、80〜300
μmの間、より好ましくは80〜250μmの範囲であ
る。液晶封入空間の幅Dがこの範囲外であると収縮によ
る移動があまり起こらなかったり、逆に狭いとバンド状
の横紋が発生したり、移動しすぎて整然とした層構造を
破壊してしまう確率が増大する。
【0024】アルカリガラスのような線膨張係数が大き
い基板を用いても、液晶封入空間の間隔を狭くすれば配
向制御効果を得ることができるが、その間隔は非常に狭
くしなければならず、電極線の幅より細くなってしまう
ので実用的ではない。
【0025】
【実施例】
<実施例1>平面状の透明電極(ITO)を有する線膨
張係数45×10-7/℃(−20〜150℃)のA4サ
イズの無アルカリガラス(米国コーニング社製「705
9」)を2枚用意し、それぞれ洗浄、乾燥した後、ポリ
イミド溶液(日立化成(株)製「HL1110」)をス
ピンコートで塗布し180℃1時間乾燥した。これにラ
ビング法により一方はITO電極に平行に一軸配向処理
を施し、他方はITO電極に垂直に一軸配向処理を施し
た。
【0026】一方の基板の配向膜上にフォトレジスト
(シプレイファーイースト社製「MPS1400−2
5」)をスピンコートで塗布し、90℃で30分プレベ
ークした。これをフォトリソグラフィによりパターニン
グしてレジストの隔壁群を形成し、これを基板間支持部
材とした。隔壁部材の長さは20cm、幅は25μm、
厚さ1.6μmである。間隔Dは1mm、800、60
0、 500、450、400、350、300、25
0、200、150、100、80、60、40、10
μmのものを複数個ずつ基板上にびっしりと形成した。
これを140℃3時間でポストベークした後、他方の基
板と配向膜形成面が向かい合うように密着させて貼り合
わせた。減圧加圧して完全に密着したまま、これを17
0℃で加熱保持してレジストを介して両基板を完全に接
着した。
【0027】周囲をエポキシ樹脂で封止した後、反強誘
電性液晶((株)チッソ製「CS4000」、液体相→
101℃→SmA→84℃→SmC→82℃→SmC
A)を105度で封入し、冷却した。この時にはどの幅
の直線状空間でもジグザグ欠陥や線状の欠陥が非常に多
かっが、これを一旦炉内の温度が105℃の精密恒温炉
から低温側の室温中にパネル体の一端から隔壁部材と平
行に3mm/分で引き出した。その結果、幅Dが300
μm以下では欠陥がほとんど消失し、非常に良好な配向
が得られた。500μm以上では欠陥は全く消失しなか
った。60μm以下では液晶が移動しすぎて空間内部に
液晶が存在しない空隙が見られた。
【0028】隔壁部材の厚さを増して2μmとしたパネ
ルを作成して同様のテストを行ったところ、250μm
以下では完全に欠陥が消失した。350μm以上では全
く消失しなかった。この中間は遷移域で狭いほど配向は
優れていたが、欠陥は残っていた。40μm以下では直
線状空間内部に液晶の存在しない空隙が発生した。
【0029】<実施例2>線膨張係数10×10-7/℃
のシリカガラス(米国コーニング社製「7913」)を
2枚用意し、実施例1と全く同じ手順でパネル体を作成
した。基板間隙は1.6μmである。以下実施例1と同
じように冷却したところ、400μm以下では欠陥が全
く消失した。基板間隙を2μmとした場合は300μm
以下では欠陥は消失した。
【0030】<実施例3>線膨張係数45×10-7/℃
の無アルカリガラス(米国コーニング社製「705
9」)を2枚用意し、実施例1と全く同じ手順でパネル
体を作成した。基板間隙は1.6μmである。周囲をエ
ポキシ樹脂で封じた後、反強誘電性液晶TFMHBOC
B(図6)を封入した。単純な冷却では、ジグザグ欠陥
と線欠陥が多かった。 実施例1と同じように冷却した
ところ、200μm以下では欠陥が全く消失した。基板
間隙を2μmとした場合は350μm以下では欠陥は消
失した。液晶による違いは見出されなかった。
【0031】<比較例1>線膨張係数90×10-7/℃
のアルカリガラス(米国コーニング製「0211」)を
2枚用意し、実施例1と全く同じ手順でパネル体を作成
した。基板間隙は1.6μmである。反強誘電性液晶
((株)チッソ製「CS4000」)を浸透したのち単
純に冷却すると、ジグザグ欠陥と線状の欠陥がどの幅の
直線状空間にも多かった。実施例1と同じように温度勾
配下で冷却したところ、80μm以下では欠陥が全く消
失した。但し、バンド材の横紋が見られた(図7)15
0μm以上では欠陥のあり方は単純に冷却した場合と全
く同じであった。また、反強誘電性液晶TFMHBOC
Bを用いた場合では、100μm以下では欠陥が全く消
失した。基板間隙を2μmとした場合は、欠陥が消失す
る幅Dは上記の値より狭くなった。
【0032】一般に線膨張係数が青板ガラス程度(90
×10-7/℃)でも、空間の幅Dを80μm程度以下に
すれば配向性は改善され、欠陥は消失する。(セルギャ
ップは1.4〜2μm)しかしながらこの程度の幅にな
ってくると、 液晶層にスメクチック層固有の横紋が顕著
になってくる。この原因は不明であるがこれが出ると、
暗状態のコントラストを悪化させるので好ましくない。
【0033】
【発明の効果】以上に示した本発明の構成により、反強
誘電性液晶の欠陥が除去可能で、横紋が発生しないよう
にする液晶パネル体を得ることが可能となる。また、冷
却時に基板の変形が少ないため基板間支持部材からの基
板の剥がれ、浮き等が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却時に液晶が移動する様子を示した模式図で
ある。
【図2】温度勾配によって層の折れ曲がりがそろう様子
を示した模式図である。
【図3】熱膨張係数が大きい基板を用いた際の温度勾配
の効果を示す模式図である。
【図4】熱膨張係数が小さい基板を用いた際の温度勾配
の効果を示す模式図である。
【図5】本発明で用いるパネルの構成を示した図であ
る。
【図6】反強誘電性液晶TFMHBOCBの構造と相転
移系列を示した図である。
【図7】バンド状の横紋の様子を示した図である。
【符号の説明】
101…基板 102…配向膜 103…液晶分子 104…スメクチック相の層面 105…液晶の移動方
向 201…配向膜付き基板 202…等方相の液晶 20
3…等方相の液晶 204…ネマチック相の液晶 205…スメクチックA
相の液晶 206…スメクチックC相の液晶 207…層の折れ曲
がる方向 208…液晶の移動する方向 301…基板 302…配向膜 303…基板の収縮す
る量と方向 304…収縮による液晶の移動量と方向 305…液晶
分子 306…スメクチック相の層面 307…実質的な液晶
の移動量と方向 401…基板 402…配向膜 403…基板の収縮す
る量と方向 404…収縮による液晶の移動量と方向 405…液晶
分子 406…スメクチック相の層面 407…実質的な液晶
の移動量と方向 501、501’…基板 502…電極 503…配向
膜 504…基板間支持部材 505…封止部 506…液
晶封入空間 701…基板間支持部材 702…液晶 703…ラビ
ング方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の基板を、一定の間隔を空けたストラ
    イプ状の基板間支持部材を介して接着し、これに反強誘
    電性液晶を保持してなる液晶パネル体において、前記基
    板の線膨張係数が60×10-7/℃以下であり、前記一
    定の間隔が80〜250μmであることを特徴とする液
    晶パネル体。
JP8119063A 1996-05-14 1996-05-14 液晶パネル体 Pending JPH09304756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8119063A JPH09304756A (ja) 1996-05-14 1996-05-14 液晶パネル体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8119063A JPH09304756A (ja) 1996-05-14 1996-05-14 液晶パネル体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09304756A true JPH09304756A (ja) 1997-11-28

Family

ID=14751990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8119063A Pending JPH09304756A (ja) 1996-05-14 1996-05-14 液晶パネル体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09304756A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071300A (ja) * 2010-09-01 2012-04-12 Kochi Univ Of Technology 液体−液晶間相転移を利用した物体選別機構および物体選別方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07144937A (ja) * 1993-07-16 1995-06-06 Corning Inc 表面に欠陥のないガラスシートの製造方法
JPH07159792A (ja) * 1993-12-03 1995-06-23 Toppan Printing Co Ltd 液晶パネル体とその製造方法及び製造装置
JPH07277763A (ja) * 1995-02-27 1995-10-24 Hoya Corp 液晶ディスプレイ基板用ガラス

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07144937A (ja) * 1993-07-16 1995-06-06 Corning Inc 表面に欠陥のないガラスシートの製造方法
JPH07159792A (ja) * 1993-12-03 1995-06-23 Toppan Printing Co Ltd 液晶パネル体とその製造方法及び製造装置
JPH07277763A (ja) * 1995-02-27 1995-10-24 Hoya Corp 液晶ディスプレイ基板用ガラス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071300A (ja) * 2010-09-01 2012-04-12 Kochi Univ Of Technology 液体−液晶間相転移を利用した物体選別機構および物体選別方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4763995A (en) Spacers with alignment effect and substrates having a weak alignment effect
US4781441A (en) Method of controlling orientation of liquid crystal, device used therein and liquid crystal device produced thereby
US4682858A (en) Liquid crystal device having reduced-pressure region in communication with ferroelectric liquid crystal
CA2167904C (en) Liquid crystal panel including antiferroelectric liquid crystal and process for producing the same
US5858273A (en) Liquid crystal device
US6603528B1 (en) Liquid crystal device
JPH09304756A (ja) 液晶パネル体
US6788381B2 (en) Liquid crystal device
US7184116B2 (en) LCD having an alignment film comprising sintered carbon
JPH04272989A (ja) 液晶組成物、それを有する液晶素子、それ等を用いた表示方法及び表示装置
JP2000122100A (ja) 液晶表示素子
JP3114549B2 (ja) 液晶パネル体およびその製造方法
JPH07140474A (ja) 液晶表示パネルの製造方法
JPH07181498A (ja) 強誘電性液晶装置の製造方法及び強誘電性液晶装置
JP2692674B2 (ja) 光シャッター装置
KR100802306B1 (ko) 액정 표시 장치 및 그 제조방법
JP2000111884A (ja) 液晶パネル枠及び液晶パネル体
JP3191255B2 (ja) 液晶パネル体の製造方法
JPH10153803A (ja) 液晶パネル体
JP2000235187A (ja) 液晶素子
JP2000162619A (ja) 液晶素子
JPH01140126A (ja) 液晶表示装置
JPH07159792A (ja) 液晶パネル体とその製造方法及び製造装置
JPH11212122A (ja) 液晶パネル体の製造方法
JPH11223842A (ja) 液晶表示装置