JPH09304488A - タイミング発生器の校正方法及び校正装置 - Google Patents

タイミング発生器の校正方法及び校正装置

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JPH09304488A
JPH09304488A JP8116497A JP11649796A JPH09304488A JP H09304488 A JPH09304488 A JP H09304488A JP 8116497 A JP8116497 A JP 8116497A JP 11649796 A JP11649796 A JP 11649796A JP H09304488 A JPH09304488 A JP H09304488A
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delay
delay time
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circuit
memory
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Hiroyasu Nakayama
浩康 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMOS構造のICによって構成されるタイ
ミング発生器のタイミング設定値を正しく校正する。 【解決手段】 CMOS型IC内を一定温度に保持する
ための保温回路を具備したタイミング発生器を自走発振
させ、この自走発振周期を測定してタイミング発生器に
設定した遅延時間を測定し、遅延時間を校正する場合
に、自走発振ループ内に遅延時間が異なる固定遅延素子
を順次接続し、保温回路に与えているクロックにより影
響を受ける領域をずらし、領域を移動させることによ
り、タイミング発生器のタイミング設定範囲の全てにわ
たって正しい遅延値を測定可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばIC試験装
置等に用いられるタイミング発生器の校正方法及び校正
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来から用いられているタイミン
グ発生器とその校正装置の概略の構成を示す。図中10
はタイミング発生器を示す。このタイミング発生器10
は入力端子11Aに供給されるクロックPCの1周期を
単位として遅延時間を切り替える粗遅延回路12と、こ
の粗遅延回路12で粗遅延させたパルスを微少遅延素子
13Aの縦続接続数で微少遅延させる微少遅延回路13
とを縦続接続させて構成される。
【0003】粗遅延回路12は図5Aに示す基準クロッ
クP0 から何個目のパルスを出力するか否かが設定され
る。タイミングメモリ14に例えば「3」が設定される
と、粗遅延回路12は基準クロックP0 の供給と同時に
クロックPCの計数を開始し、例えば3個目のパルスで
ゲートを開き、基準クロックP0 の位置からクロックP
Cの2周期分2τ遅延したパルスP1 を出力させる。
【0004】粗遅延回路12で遅延したパルスは微少遅
延回路13に与えられる。微少遅延回路13は微少遅延
素子13Aの縦続接続数に対応した遅延時間に設定され
る。つまり、微少遅延回路13は微少遅延素子13A
と、切替回路13Bと、オアゲート13Cとから成るユ
ニットが例えば10段程度縦続接続されて構成される。
切替回路13Bは遅延設定器13Dから制御端子Cに供
給する制御信号の論理値に従って入力端子Xを出力端子
YかZの何れか一方に接続した状態に切り替えられる。
入力端子Xを出力端子Zに接続することにより微少遅延
素子13Aが粗遅延回路12と縦続接続され、クロック
PCの1周期τの範囲内を例えば1/2000の分解能
で遅延時間Δτが設定される。例としてクロックPCの
1周期τがτ=4nsとした場合、2PSの分解能で遅
延時間Δτが設定される。
【0005】このようにして図5Dに示すように、基準
クロックP0 のタイミングから粗遅延回路12の遅延時
間2τと微少遅延回路13の遅延時間Δτを加えたT0
=2τ+Δτ遅延したタイミングパルスP2 を出力端子
11Bに出力させ、このタイミングパルスP2 によっ
て、例えば被試験ICの出力波形の取込タイミング或い
は論理比較動作の開始タイミング等が与えられる。
【0006】ICの試験ではタイミングパルスP2 の外
に多くのタイミングパルスが必要とされる。従って、図
4に示したタイミング発生器10は必要とされるタイミ
ングパルスの数だけ設けられ、各タイミング発生器から
基準クロックP0 のタイミングから所望のタイミングず
つ遅延したパルスを出力させ、そのパルスを用いてIC
試験装置の各部の動作を制御している。
【0007】IC試験装置では各タイミング発生器10
から出力させるパルスのタイミングは正確さが要求され
る。粗遅延回路12の遅延時間τはクロックPCの周期
で決定されるため、その遅延時間は精度よく維持でき
る。これに対し微少遅延回路13の遅延時間は例えばC
MOS型IC100内に形成されるゲート回路等の論理
素子を遅延素子として利用するから、遅延時間が変動し
易い。このため、従来より微少遅延回路13の遅延時間
を正しく測定し、その測定値を利用して遅延時間の設定
を行うようにしている。
【0008】このため、従来よりタイミング発生器10
ごとに校正装置が設けられ、各タイミング発生器10の
遅延時間を測定し、常に正しい遅延時間を把握し、測定
して求めた遅延時間を利用して設定できるようにしいて
る。図4において30は校正装置を示す。校正装置30
はタイミング発生器10の出力信号を入力側に帰還させ
る帰還回路15と、この帰還回路15を通じて帰還され
るパルスの周期を測定する測定手段16と、帰還回路1
5を接続状態に制御するためのスイッチ回路17及びこ
のスイッチ回路17を開閉制御するモード切替回路18
と、帰還回路15が接続された状態でタイミング発生器
10にスタートパルスを与えるスタートパルス発生器1
9とによって構成される。
【0009】スイッチ回路17を開(オン)の状態に制
御することにより、帰還回路15はタイミング発生器1
0の出力端子11Bに入力端子11Aとの間に接続され
ループ回路が構成される。このループ回路にスタートパ
ルス発生器19からスタートパルスを入力させると、こ
のスタートパルスはタイミング発生器10(粗遅延回路
12の遅延時間は0)の遅延時間Δτ後に出力端子11
Bに出力される。この出力端子11Bに出力されたパル
スは帰還回路15を通じて入力側に帰還され、タイミン
グ発生器10に再入力され、遅延時間Δτ後に出力端子
11Bに再び出力される。この繰り返しによってタイミ
ング発生器10は自走発振状態となり連続したパルス列
信号を出力する。このパルス列のパルスの周期はタイミ
ング発生器10の微少遅延回路13の遅延時間Δτに対
応する。従って、帰還回路15を通って帰還されるパル
スの周期τを測定することによりタイミング発生器10
の遅延時間を測定することができる。測定手段16はタ
イミング発生器10に帰還されるパルスの周期を測定
し、結果として微少遅延回路13の各微少遅延素子13
Aの遅延時間をそれぞれ測定し、微少遅延回路13の遅
延時間が予め設定した遅延時間と不一致の場合は、測定
して求めた遅延時間を遅延設定器13Dに記憶させ、爾
後、この記憶した遅延時間を利用してタイミングの設定
を行い、正しい値のタイミングを設定できるようにして
いる。
【0010】ところで、上述したタイミング発生器10
は一般にIC試験装置を小型化する上でIC化されてい
る。ICの中でも電力消費量が少ないCMOS型のIC
で構成される。CMOS型ICは定常時には電力消費量
が少ないが動作に比例して電力消費量が大きくなり、こ
れに伴ってIC内部の温度が上昇する傾向がある。つま
り、CMOS型ICでは動作が静止している状態では電
力消費量が極めて小さく、内部の能動素子が反転動作を
行うごとに電力を消費する。この結果、静止状態から動
作状態に変化すると、半導体チップ内の温度が変動し、
この温度変動によって特に微少遅延回路13の遅延時間
が大きく変動してしまう欠点がある。
【0011】この欠点を除去するために従来よりCMO
S型IC100内に常時動作状態に維持され、ICのチ
ップ温度を一定値に維持するための保温回路20が設け
られている。この保温回路20にクロックPXを与え、
このクロックPXの周期でCMOS型IC100に形成
した素子を動作させ、チップ内の温度を一定値に維持さ
せている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】保温回路20を並設し
た構造のタイミング発生器10の遅延時間を校正する場
合、タイミング発生器10の自走発振周波数は保温回路
20に与えているクロックPXの周波数に近付くと、タ
イミング発生器10の自走発振周波数がクロックPXの
周波数に引き込まれ、或る領域S(図6参照)内ではタ
イミング発生器10の遅延時間Δτを変化させても、そ
の自走発振周波数が変化しない現象が発生する。図6に
示す横軸Xはタイミング発生器10に設定した遅延時間
の設定値Δτ,縦軸Yは測定した遅延時間を示す。領域
Sでは遅延時間の設定値Δτを変化させても、タイミン
グ発生器10の自走発振周波数が保温回路20のクロッ
クPXの周波数に引き込まれ、変化していない領域を示
す。領域Sでは遅延設定値Δτに対して正確な遅延時間
を知ることができない不都合が生じる。この不都合はC
MOS型ICに形成したタイミング発生器に限らず自走
発振回路を構成して遅延時間を測定する場合に、自走発
振回路に近接して一定周波数の信号を取り扱う他の回路
が存在する場合に発生する。従ってこの発明ではCMO
S型ICに限らず、他の型式の回路構造で構成したタイ
ミング発生器にも適用できるものとする。
【0013】尚、図6では領域Sを1個所として示して
いるが、クロックPXの高調波位置でも同様の現象が発
生する。従って領域Sは複数の位置に発生することにな
る。従来は動作速度が比較的遅いICを試験しているの
で、この不都合は特別に致命的な欠陥にならなかった。
しかしながら、高速動作型のICを試験する場合は、こ
の不都合は大きな問題となる。
【0014】この発明の目的は、近接して一定周波数の
信号を取り扱う回路が配置されたタイミング発生器にお
いて、他の回路を駆動するクロックの周波数に影響され
ることなく、全ての遅延時間設定領域の遅延時間を正確
に測定することができる。タイミング発生器の校正方法
及び校正装置を提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明では、タイミン
グ発生器に帰還回路を接続することによって自走発振回
路を構成し、その自走発振周期を測定することによって
タイミング発生器の遅延時間を測定するタイミング発生
器の校正方法において、帰還回路に遅延時間がそれぞれ
異なる遅延時間を持つ固定遅延素子を挿入し、固定遅延
素子の遅延時間を変更するごとに、タイミング発生器が
構成する自走発振回路の自走発振周期を変化させ、この
自走発振周期の変更によって保温回路の駆動周波数によ
り影響を受ける遅延時間領域を他の領域にずらし、今ま
で保温回路の駆動周波数により影響を受けていた領域S
内の真の遅延時間を測定することができるようにしたタ
イミング発生器の校正方法を提案するものである。
【0016】この発明では、上記した校正方法を採る校
正装置として、タイミング発生器に接続した帰還回路に
遅延時間がそれぞれ異なる固定遅延素子を挿入する選択
手段と、固定遅延素子の遅延時間の測定値を記憶する第
1メモリと、遅延時間が異なる固定遅延素子を接続する
ごとに、タイミング発生器の自走発振周期を測定し、そ
の測定ごとにその測定値から第1メモリに記憶した固定
遅延素子の遅延時間を除去した遅延時間を求める演算手
段と、この演算手段の演算結果を記憶する第2メモリ
と、この第2メモリに記憶した遅延時間の中から多数決
で決められる遅延時間を抽出し、この遅延時間を真の遅
延時間として決定する一致検出手段とによってタイミン
グ発生器の校正装置を構成したものである。
【0017】この発明によるタイミング発生器の校正方
法及び校正装置によれば、一定周波数の信号を取り扱う
回路が隣接して配置されたタイミング発生器であって
も、タイミング発生器の遅延時間を校正する場合におい
て、他の回路に与えているクロックの周波数によって影
響を受けても、その影響を受ける領域Sの遅延時間を正
確に測定することができる。従って、タイミング発生器
の遅延時間の設定範囲の全ての範囲にわたって正確な遅
延時間を求めることができ、これによって高速動作型の
ICを試験する場合でも正確な試験を行うことができる
利点が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1にこの発明によるタイミング
発生器の校正方法を利用した校正装置の実施例を示す。
この例ではタイミング発生器10をCMOS型IC内に
形成した場合を示す。図1において100は図4の説明
と同様にCMOS型ICを示す。このCMOS型IC1
00には図4で説明したタイミング発生器10と保温回
路20とが並設され、保温回路20に常時クロックPX
が与えられて一定の電力を消費する状態に維持され、こ
の電力消費によってCMOS型IC100を構成する半
導体チップの温度を一定値に維持させるように構成され
る。
【0019】タイミング発生器10には帰還回路15が
接続される。校正モードではこの帰還回路15がモード
切替回路18の制御によって入力端子側に接続されるこ
とによって閉ループを構成し、自走発振回路を構成す
る。この自走発振回路に対しスタートパルス発振器19
からスタートパルスを与え、タイミング発生器10を自
走発振させ、この自走発振周期を測定手段16によって
測定することにより、タイミング発生器10に設定した
遅延時間を測定する。ここまでの説明は図4の説明と同
じである。
【0020】この発明では校正装置30を測定手段16
に加えてタイミング発生器10と帰還回路15で構成さ
れる閉ループ内に、互いに遅延時間を異にする固定遅延
素子D1,D2,…Dnを選択的に接続する選択手段3
1と、固定遅延素子D1,D2,…Dnの遅延データを
記憶する第1メモリ32と、この第1メモリ32に記憶
した固定遅延素子の遅延データと、タイミング発生器1
0の遅延時間との差を算出する演算手段33と、この演
算手段33で算出した差データを記憶する第2メモリ3
4と、この第2メモリ34に記憶した差データの中の多
数決を採る一致検出手段35と、選択手段31,第1メ
モリ32,演算手段33,第2メモリ34,一致検出手
段35等を制御するコントローラ36とによって構成す
るものである。ここで、固定遅延素子D1,D2,…D
nの数がnであるものとすると、第1メモリ32及び第
2メモリ34はn個のアドレスを持つものとする。
【0021】以下に校正の手順を説明する。始めに固定
遅延素子D1,D2,…Dnの遅延時間を測定する。こ
のためにはコントローラ36はタイミング発生器10の
遅延時間を0に設定し、この状態で選択手段31は固定
遅延素子D1,D2,…Dnを順次1個ずつ自走発振ル
ープに接続する。測定手段16は固定遅延素子D1,D
2,…Dnが自走発振ループに接続されるごとに、自走
発振ループに発生するパルス列の周期を測定し、その周
期から遅延データM1,M2,…Mn(図2参照)を得
る。この遅延データM1,M2,…Mnを第1メモリ3
2のn個のアドレスに格納する。
【0022】次に、コントローラ36はタイミング発生
器10の遅延時間(微少遅延回路の遅延時間)を設定可
能な最少遅延時間τ1 に設定する。この設定状態で選択
手段31は再び、固定遅延素子をD1,D2,…Dnの
順に1個ずつ自走発振ループに接続する。測定手段16
は各固定遅延素子D1,D2,…Dnが自走発振ループ
に接続されるごとに、自走発振ループに発生するパルス
列の周期を測定し、遅延データL11,L12,…L1nを求
める。
【0023】測定手段16が遅延データL11,L12,…
1nを出力するごとに演算手段33はL11−M1
11,L12−M2 =J12,L13−M3 =J13…L1n−M
n =J1nを演算し、その演算結果J11,J12,…J1n
第2メモリ34のn個のアドレスに格納する。一致検出
手段35は第2メモリ34に取り込まれたデータの中の
最も一致数の多いデータを抽出し、このデータをタイミ
ング発生器10に転送し、最少遅延時間値τ1 ′として
記憶させる。
【0024】第2メモリ34に取り込まれたデータの中
で最も一致数が多いデータがタイミング発生器10の真
の遅延時間τ1 ′となる理由は次の如くである。図2に
示す直線E1 ,E2 ,E3 …En は固定遅延素子D1,
D2,…Dnを接続した状態でタイミング発生器10の
微少遅延回路13(図4参照)の遅延時間を最小値から
最大値まで変化させて自走発振周期を測定し、遅延時間
を求めた測定値L11〜L1n,L21〜L2n,…をプロット
して求めた値を示す。各直線E1,E2 ,E3 …En
固定遅延素子D1,D2,…Dnの遅延時間M1
2 ,M3 …Mn を除けば傾斜と、原点位置も一致した
図3に示す直線となる。つまり各直線E1 〜En 上の各
測定値L11,L12,L13…L1nから固定遅延素子D1,
D2,…Dnの遅延時間M1 ,M2 ,…Mn を除去すれ
ば本来は全て一致した値になるはずである。しかるに、
各測定値L11,L12,L13…L1nの中に保温回路20に
与え続けているクロックPXによって影響を受ける領域
Sに含まれ測定値が存在すると、その測定値から固定遅
延素子の遅延時間を除去した値は他のデータの値と異な
る値となる。図2に示した例では、設定値τ1 で測定し
た値L11は領域Sに含まれているから、その演算値L11
−M1 =J11は他の演算結果J12,J13…J1nとは異な
る値となり、他の演算結果J12,J13…J1nは全て一致
する。つまり、J11≠J12=J13=J14…=J1nとな
る。この一致した数が多いデータが真のタイミング発生
器10の遅延時間の値を示すことになり、タイミング発
生器10の真の遅延時間を測定することができることに
なる。
【0025】このようにして、タイミング発生器10の
遅延設定値をτ2 ,τ3 ,τ4 …に変更するごとに、固
定遅延素子D1,D2,…Dnを切替接続し、その切替
えごとに、自走発振周期から遅延時間測定値L21,L22
…L2n,L31…L3n,…を測定し、その測定ごとにL21
−M1 =J21,L22−M2 =J22,…L2n−Mn
2n,L31−M1 =J31,L32−M2 =J32,…L3n
n =J3n…を求め多数決を採ることにより、保温回路
20に与えるクロックPXによる影響を除去した真の遅
延時間(タイミング発生器10の遅延時間)を求めるこ
とができる。この求めた遅延時間をタイミング発生器1
0に設けたタイミングメモリ14(図4参照)に記憶さ
せることにより、タイミングパルスP2(図5D参照)
の発生時点を正しい既知の値で設定することができる。
【0026】なお、上述では固定遅延素子D1,D2,
…Dnを設けた例を説明したが、固定遅延素子D1,D
2,…Dnの代わりに、図4で説明した粗遅延回路12
を利用しても上述と同様の校正を行うことができる。ま
た第1メモリ32,演算手段33,第2メモリ34,一
致検出手段35,コントローラ36等は上位のコンピュ
ータ内でソフトウエアによって構成することもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
タイミング発生器10の遅延時間を保温回路20に与え
ているクロックPXによる影響を受けることなく、正し
く測定することができ、その測定値をタイミング発生器
10に記憶させるから、校正後はタイミング発生器10
の設定値は正しく修正され、タイミング発生器10から
発生させるタイミングパルスの時間位置を正しく知るこ
とができるから、高速動作型のICでも正確な試験を行
うことができる実益が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるタイミング発生器の校正装置の
実施例を示すブロック図。
【図2】この発明の要部の動作を説明するためのグラ
フ。
【図3】図2と同様のグラフ。
【図4】従来の技術を説明するためのブロック図。
【図5】図4の動作を説明するための波形図。
【図6】従来のタイミング発生器の不都合を説明するた
めのグラフ。
【符号の説明】
10 タイミング発生器 11A 入力端子 11B 出力端子 12 粗遅延回路 13 微少遅延回路 14 タイミングメモリ 15 帰還回路 16 測定手段 18 モード切替手段 19 スタートパルス発生器 20 保温回路 100 CMOS型IC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイミング発生器の出力と入力間を帰還
    回路で接続し、自走発振させてタイミング発生器に設定
    した遅延時間を測定し、遅延時間を校正する校正方法に
    おいて、自走発振ループ内に遅延時間が異なる固定遅延
    素子を選択的に挿入し、この固定遅延素子の接続によっ
    て上記タイミング発生器に近接して設けられた回路に与
    えられるクロックの影響を受ける遅延領域を移動させ、
    上記クロックの影響を受ける遅延領域の移動によって上
    記タイミング発生器に設定する遅延設定範囲の全範囲に
    わたって正しい遅延時間を測定できるようにしたことを
    特徴とするタイミング発生器の校正方法。
  2. 【請求項2】 A.タイミング発生器に接続した帰還回
    路に遅延時間が異なる固定遅延素子を挿入する選択手段
    と、 B.固定遅延素子の遅延時間の測定値を記憶する第1メ
    モリと、 C.遅延時間が異なる固定遅延素子を接続するごとに、
    タイミング発生器の自走発振周期を測定し、その測定ご
    とにその測定値から上記第1メモリに記憶した固定遅延
    素子の遅延時間を除去した遅延時間を求める演算手段
    と、 D.この演算手段の演算結果を記憶する第2メモリと、 E.この第2メモリに記憶した遅延時間の中から多数決
    で決められる遅延時間を抽出し、この遅延時間を真の遅
    延時間として決定する一致検出手段と、 によって構成したことを特徴とするタイミング発生器の
    校正装置。
JP8116497A 1996-05-10 1996-05-10 タイミング発生器の校正方法及び校正装置 Withdrawn JPH09304488A (ja)

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