JPH09303647A - ホース用メス口金具 - Google Patents

ホース用メス口金具

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JPH09303647A
JPH09303647A JP8117927A JP11792796A JPH09303647A JP H09303647 A JPH09303647 A JP H09303647A JP 8117927 A JP8117927 A JP 8117927A JP 11792796 A JP11792796 A JP 11792796A JP H09303647 A JPH09303647 A JP H09303647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
pipe
main body
nipple member
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP8117927A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Namekawa
義裕 滑川
Hideki Hagiwara
秀樹 萩原
Katsuhiro Aoyanagi
克弘 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP8117927A priority Critical patent/JPH09303647A/ja
Publication of JPH09303647A publication Critical patent/JPH09303647A/ja
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニップル部材の加工の容易化を図り、かしめ
による潰れ等も防止する。 【解決手段】 本発明は、管状の本体1内にニップル部
材17を同軸に配置してなるホース用メス口金具におい
て、上記ニップル部材17を大径のシール部10及び小
径の管部15から分割して構成し、上記シール部10を
上記本体1に一体成形すると共に、上記管部15を上記
シール部10に嵌合させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ブレーキ
ホース等に適用されるホース用メス口金具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】工業用ホースの端部にメス口金具を取り
付け、これを相手方のオス口金具に接続してホースの接
続を行う方法は既に知られている。そして、従来のメス
口金具は以下のような構成であった。
【0003】図4に示すように、従来のメス口金具は、
(a)図に示す管状の本体a内に、(b)図に示すニッ
プル部材bを、(c)図に示す如く同軸に配置し、互い
にロウ付けして構成されていた。
【0004】本体aは、一端側の頭部c内にオス口金具
(図示せず)を螺合して挿入させる。そしてオス口金具
がニップル部材bのシール部dに突き当たると、金具同
士の接続が完了する。一方、本体aの他端側にはスリー
ブ部eが形成され、スリーブ部eはニップル部材bの管
部fとの間に環状のホース挿入口gを形成する。このホ
ース挿入口gにホース(図示せず)を挿入し、スリーブ
部eを外部からかしめることにより、ホースを金具に圧
着接続することができる。
【0005】ニップル部材bは、大径のシール部d及び
小径の管部fからなる一体成形品で、特にそのうちシー
ル部dは、若干縮径された嵌合部hを一体的に有してい
る。この嵌合部hが本体aの嵌合穴iに嵌合され、ロウ
付けされることにより、ニップル部材bは本体aに固定
されることになる。そして従来、ニップル部材bの製造
方法としては、軸材に切削加工或いは冷間鍛造を施して
外形状を整え、その軸心に沿ってニップル穴jをドリル
加工するというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のメス口金具には以下のような問題点があった。
【0007】先ず、ニップル部材bを切削加工により製
造する場合、シール部dに合わせた大径の軸材を、小径
の管部fの外径まで切削するようになるため、無駄な材
料が多くなり歩留まりが悪化する。また、ニップル穴j
が比較的長尺であるため、ドリル加工の際に長時間を要
し、特に穴芯が斜めになり易く、管部fの薄肉部分が生
じてホースのかしめ接続の際に悪影響を及ぼす。この結
果、高い加工精度が要求され加工が繁雑化する。
【0008】次に、軸材は、切削加工による場合は快削
鋼が、冷間鍛造による場合は冷間圧延用炭素鋼線が用い
られるが、いずれの材料も、加工を前提とするためそれ
ほど高い硬度は有していない。一方、これらの材料でで
きたニップル部材bをロウ付けする際、その熱によって
全体が焼鈍されてしまい、特に管部fの硬度が低下し、
やはりホースのかしめ接続の際に管部fが潰れる等の不
具合が発生し易くなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、管状の本体内
にニップル部材を同軸に配置してなるホース用メス口金
具において、上記ニップル部材を大径のシール部及び小
径の管部から分割して構成し、上記シール部を上記本体
に一体成形すると共に、上記管部を上記シール部に嵌合
させたものである。
【0010】これによれば、ニップル部材をシール部と
管部とに分割したため、管部を別部品とし、例えばパイ
プ材で製作することが可能となる。このため加工は大変
容易となり、また同時に管部のみ高硬度の材料を使える
ようになるため、前述の問題点を一掃することが可能と
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0012】図1は、本発明に係るホース用メス口金具
を示す縦断面図であり、(a)図は構成部品としての本
体を、(b)図は同じく管部を、(c)図はこれら構成
部品を組み立てた後のホース用メス口金具をそれぞれ示
している。
【0013】図示するように、本体1は前記従来品と大
略同様であり、これにあっては一端側に円管状の頭部2
が、他端側にスリーブ部3が形成されている。本体1の
外周部において、頭部2とスリーブ部3との境目位置に
は径方向外方に突出する鍔部4が形成され、これにより
本体1は、全体として略円管状に且つ一体的に形成され
ている。なお、スリーブ部3は、後にかしめられるため
に比較的薄肉に形成される。また、頭部2と鍔部4との
接続位置つまり頭部2の基端位置に、クリップを嵌合さ
せるための周溝を形成してもよい。
【0014】頭部2の内周部にはネジ部6が設けられ、
このネジ部6には図示しないオス口金具が螺合して挿入
される。また鍔部4の径方向内側には、頭部2及びスリ
ーブ部3の内部空間を仕切る隔壁部7が設けられる。
【0015】特に隔壁部7の中心部には、後述するニッ
プル部材の一部をなすシール部10が一体成形されてい
る。シール部10は、隔壁部7から一端側に突出され、
その突出端にはテーパ部12が形成されている。このよ
うにシール部10は、従来のように別部品として本体1
に嵌合されるのではなく、本体1との一体成形品である
点が特徴である。そしてこのシール部10の中心位置に
はシール部穴13が貫通して設けられる。このシール部
穴13には後述するニップル部材の一部をなす管部が嵌
合される。
【0016】このような構成による本体1は、材料費が
安く量産性も良好な冷間鍛造品とされ、その材料として
は例えば冷間圧延用炭素鋼線が用いられる。
【0017】次に、管部15は、ここでは内外径が軸方
向に沿って同一であり、具体的にはパイプ材を単に切断
しただけのものを用いている。このパイプ材としては、
後述するロウ付け後の硬度が高い方が好ましく、例えば
クロムモリブデン鋼材のものが採用される。そして管部
15は、一端部がシール部穴13に他端側から嵌合さ
れ、嵌合後は、他端部の端面が本体スリーブ部3の端面
と軸方向の位置が同一となる。
【0018】ところで、これら本体1及び管部15の二
部品は、それぞれ組み立てられた後にロウ付けにより一
体化される。ロウ材としては例えば銅ロウが用いられ、
この場合ロウ材は、その融点より若干高温の1100〜1150
℃程度に加熱され、溶融状態で各部品の嵌合部に付着さ
れることになる。そしてロウ付け完了後には、本体スリ
ーブ部3と管部15との間に環状のホース挿入口16が
形成される。
【0019】ホース挿入口16には図示しないホースが
他端側から挿入される。そしてこの後、本体スリーブ部
3が外部からかしめられてホースが金具に圧着接続され
る。このとき、管部15があまり軟らかいとホースから
の外力により潰れる虞があるので、管部15はある程度
硬いのが望ましく、一方本体スリーブ部3は成形性を考
慮してある程度軟らかいのが望ましい。具体的には、管
部15のビッカース硬さが150HV以上、スリーブ部
3のビッカース硬さが150HV以下であるのが望まし
い。
【0020】こうして、シール部10と管部15とは、
互いに同軸に接続されて従来同様のニップル部材17を
構成し、換言すればニップル部材17は、大径のシール
部10と小径の管部15とから分割して構成されること
になる。そしてニップル部材17は、従来同様、本体1
内に同軸に配置されることになる。
【0021】上記構成にあっては、特にニップル部材1
7のうち、シール部10を本体1に一体成形し、管部1
5を独立した別部品としたため、従来のようにニップル
部材全体を軸材から切削加工等する必要がなくなり、加
工の容易化を図れ、歩留まりを向上できる。また、管部
15の製作に際しては、上記の如く予め成形されたパイ
プ材を使用できるので、穴加工を省略できると共に穴が
斜めになるのを回避でき、製作の大巾な容易化を図るこ
とができる。
【0022】そして、特に管部15のみを最適な材料で
製作できるので、管部15の硬度を上げ、ロウ付けに伴
う加熱後でもかしめによる潰れ等を防止できる。また、
シール部10は従来同様に軟らかくできるため、かしめ
によるスプリングバックを少なくでき、性能のよいホー
スアッセンブリを得ることができる。
【0023】なお、上記構成にあっては、本体1にネジ
部6を予め加工しておいて管部15をロウ付けするよう
にしたが、逆にロウ付け後にネジ部6を加工するように
してもよい。このときには、ロウ付けにより一旦軟らか
くなったネジ未加工部分がネジ加工により加工硬化する
ので、これによりネジ強度を向上することができる。
【0024】次に、別の実施の形態について説明する。
【0025】図2に示す実施の形態にあっては、シール
部穴13のうち、管部15が嵌合される他端側の部分が
拡径穴18となっており、これに管部15の一端側の拡
径端部19が嵌合されるようになっている。そして管部
15は、拡径穴18に合った外径のパイプ材を、拡径端
部19の部分を除いて切削或いは鍛造して形成されてい
る。このように、シール部穴13の穴径が変更された場
合であっても、パイプ材を若干加工すればそのまま管部
15として使用することができ、これによって製造の容
易化が図れ、前記同様の利点をそのまま受け継ぐことが
できる。
【0026】次に、図3に示す管部15は、その一端側
に縮径端部20を有し、この縮径端部20が、図1に示
すシール部穴13に嵌合されるようになっている。そし
てこのとき、管部15は、パイプ材のうち縮径端部20
の部分のみを切削或いは鍛造して形成される。こうする
と、前記同様の利点は残したまま、ホース挿入口16の
間隔を変更し、ホースの肉厚変更に対処できるようにな
る。
【0027】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明してきたが、本発明は上記形態に限定されず、他の
様々な形態を採ることが可能である。例えば、上記本体
及び管部は鉄鋼材料で作られたものであるが、他の金
属、例えば銅若しくはアルミ又はそれらの合金から作ら
れるものであっても構わない。
【0028】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0029】(1) ニップル部材全体を切削加工等す
る必要がなくなり、加工の容易化を図れ、歩留まりを向
上できる。
【0030】(2) 管部を高硬度とし、かしめによる
潰れ等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホース用メス口金具を示す縦断面
図であり、(a)図は本体を、(b)図は管部を、
(c)図は組立後のメス口金具全体をそれぞれ示す。
【図2】別の実施の形態を示す縦断面図であり、(a)
図は本体を、(b)図は管部を、(c)図は組立後のメ
ス口金具全体をそれぞれ示す。
【図3】管部の別の形態を示す縦断面図である。
【図4】従来例を示す縦断面図であり、(a)図は本体
を、(b)図はニップル部材を、(c)図は組立後のメ
ス口金具全体をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 本体 3 スリーブ部 10 シール部 15 管部 17 ニップル部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状の本体内にニップル部材を同軸に配
    置してなるホース用メス口金具において、上記ニップル
    部材を大径のシール部及び小径の管部から分割して構成
    し、上記シール部を上記本体に一体成形すると共に、上
    記管部を上記シール部に嵌合させたことを特徴とするホ
    ース用メス口金具。
  2. 【請求項2】 上記管部がパイプ材からなる請求項1記
    載のホース用メス口金具。
  3. 【請求項3】 上記管部が、上記シール部に嵌合された
    後ロウ付けされる請求項1又は2記載のホース用メス口
    金具。
  4. 【請求項4】 上記本体が、上記管部の径方向外側にス
    リーブ部を有し、該スリーブ部のビッカース硬さが15
    0HV以下であり、上記管部のビッカース硬さが150
    HV以上である請求項1乃至3いずれかに記載のホース
    用メス口金具。
  5. 【請求項5】 上記本体が冷間鍛造品である請求項1乃
    至4いずれかに記載のホース用メス口金具。
JP8117927A 1996-05-13 1996-05-13 ホース用メス口金具 Pending JPH09303647A (ja)

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JP8117927A JPH09303647A (ja) 1996-05-13 1996-05-13 ホース用メス口金具

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JP8117927A JPH09303647A (ja) 1996-05-13 1996-05-13 ホース用メス口金具

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JPH09303647A true JPH09303647A (ja) 1997-11-28

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JP8117927A Pending JPH09303647A (ja) 1996-05-13 1996-05-13 ホース用メス口金具

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JP (1) JPH09303647A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009180256A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Nichirin Co Ltd ブレーキホース用金具、その製造方法およびブレーキホース
CN108749806A (zh) * 2018-07-02 2018-11-06 上海大陆汽车制动***销售有限公司 用于汽车制动软管的焊接接头结构及其焊接工艺

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009180256A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Nichirin Co Ltd ブレーキホース用金具、その製造方法およびブレーキホース
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