JPH09303487A - 伝動ベルト - Google Patents

伝動ベルト

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JPH09303487A
JPH09303487A JP11865096A JP11865096A JPH09303487A JP H09303487 A JPH09303487 A JP H09303487A JP 11865096 A JP11865096 A JP 11865096A JP 11865096 A JP11865096 A JP 11865096A JP H09303487 A JPH09303487 A JP H09303487A
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JP
Japan
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phase
belt
weight
transmission belt
acsm
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JP11865096A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tachibana
博之 橘
Katsuya Yamaguchi
勝也 山口
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】Vベルト1の圧縮ゴム層5のへたりとクラック
発生とを防止する。 【解決手段】圧縮ゴム層5を、アルキル化クロロスルホ
ン化ポリエチレンをゴム成分とするACSM相と、ハロ
ゲン化ポリエチレンをゴム成分とする相との混合相とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝動ベルトに関
し、特に、VリブドベルトやVベルト等の摩擦伝動ベル
トの走行寿命の向上に有利な発明である。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のエンジンルーム内の雰囲
気温度は従来に比べて上昇してきており、そこに使用さ
れる伝動ベルトに対する耐熱性の要求が高くなってい
る。そこで、このような伝動ベルトでは、そのゴム材と
して耐熱性に優れたクロロスルホン化ポリエチレン系の
ものを使用することが検討されている。しかし、この種
のゴム材は、耐久性、低温特性(耐寒性)の面で問題が
あり、その改良が望まれている。
【0003】これに対して、特開平4−211748号
公報には、クロロスルホン化ポリエチレン分子の主鎖に
アルキル基を導入して結晶化度を低減させるようにした
アルキル化クロロスルホン化ポリエチレン(以下、AC
SMという略号を用いることがある)を伝動ベルトの圧
縮ゴムとして用いることが記載されている。すなわち、
このものは、上記ACSMの塩素含有量を15〜35重
量%、硫黄含有量を0.5〜2.5重量%とすることに
より、伝動ベルトの低温特性の向上を図るものである。
【0004】また、特開昭63−57654号公報に
は、クロロスルホン化ポリエチレンにジマレイミド、ジ
チオカルバミン酸ニッケル及びチウラムポリスルフィド
を配合することにより、その耐圧縮永久歪を改善するこ
とが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ACSM
を用いた伝動ベルトの場合、その走行(使用)時間が長
くなると、機械的刺激を繰り返し受けることから、次第
にベルトの変形が大きくなってプーリへの沈み込み、所
謂へたり(永久歪)を生ずるという問題があり、特に高
負荷ないしは高張力下での使用においてこの問題が顕著
になる。
【0006】上記へたりは基本的にはゴムの劣化によっ
て生じ、この劣化は熱が原因になるが、従来、伝動ベル
トの走行寿命を左右する熱に係る要因としては、該伝動
ベルトの雰囲気温度及びベルト走行時にプーリとの間で
の摩擦によって発生する摩擦熱というような外的な熱要
因を問題とし、これに対策するという考えがとられてい
る。
【0007】しかし、伝動ベルトの走行寿命に関して
は、上記外的な熱要因だけを問題にするのではなく、ベ
ルトを構成するゴム自身が該ベルトの運動に伴って発熱
し、内部に熱を蓄えることをも問題にする必要がある。
すなわち、この発熱・蓄熱という内的な熱要因によって
ゴムの軟化・劣化が進み、これが上記へたりの一因にな
っている。そして、この発熱・蓄熱は、ベルトの圧縮ゴ
ム層において顕著になり、ベルト寿命が短縮されてしま
うのである。換言すれば、ベルトの外的要因としての熱
に対する耐熱性を向上させたとしても、内的要因である
この発熱・蓄熱量を小さくしない限り、ベルトの走行寿
命を大幅に延長することはできない。
【0008】一方、上記ACSMを用いた伝動ベルト
は、その走行(使用)時間が長くなると、機械的刺激を
繰り返し受ける結果、ベルトにクラック(亀裂)を生ず
る、という問題もあり、このクラックは圧縮ゴム層に発
生し易い。特に当該伝動ベルトを巻き掛けたプーリー径
が小さい場合に、該プーリーを通過する際のベルトの屈
曲変形が大きくなることから、上記クラック発生の問題
が顕著になる。
【0009】ここに、上記へたりの問題と上記クラック
の問題とを考察すると、前者はベルトの運動に伴って外
部から加わる機械的エネルギーが熱に変わって圧縮ゴム
層が内部に熱を蓄えることが一因となるのに対し、後者
は上記機械的エネルギーが熱に変わらずに圧縮ゴム層に
局部的な応力集中を招くことが一因になる。従って、ベ
ルトの耐発熱・蓄熱特性と耐クラック特性とは、一方が
良くなれば他方が悪くなるというように、矛盾する方向
で変化する関係にあり、両立させることが難しいという
問題がある。
【0010】先に従来技術を示すものとして掲げた特開
平4−211748号公報は、ACSMを伝動ベルトの
ゴム材として用いることによって−30℃以下の低温時
における塩素の凝集によるゴムの硬化を防止しようとす
るものであるが、上述のへたり及びクラックに対策する
ことについて示唆するものではない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
ついて種々の検討を加え、試作・実験を繰り返した結
果、耐へたり性(耐永久歪性)に優れたゴム材と耐クラ
ック性(耐屈曲疲労性)に優れたゴム材とを組み合わ
せ、この両者が特定の相分離構造(混合相)を形成する
ようにすれば、期待する効果が得られることを見出だ
し、本発明を完成するに至ったものである。以下、特許
請求の範囲の各請求項に係る発明について具体的に説明
する。
【0012】請求項1に係る発明は、ベルトの少なくと
も一部の要素が、アルキル化クロロスルホン化ポリエチ
レンをゴム成分とするACSM相と、ハロゲン化ポリエ
チレンをゴム成分とする相との混合相によって形成され
ていることを特徴とする伝動ベルトである。
【0013】請求項2に係る発明は、上記請求項1に記
載されている伝動ベルトにおいて、上記ACSM相が連
続相を形成していることを特徴とする。
【0014】上記アルキル化クロロスルホン化ポリエチ
レンは、クロロスルホン化した直鎖状分子構造の低密度
ポリエチレンのことである。
【0015】(耐へたり性と耐クラック性の両立)上記
のように構成すれば、ハロゲン化ポリエチレン相によっ
て、伝動ベルト走行時に該伝動ベルトに作用する機械的
エネルギーを熱に変えて局部的な応力集中を避けるよう
にする、つまり、該ハロゲン化ポリエチレン相を緩衝相
として機能させることによって、該伝動ベルトにクラッ
クが発生・成長することを抑え、ACSM相によって耐
へたり性を得ながら、耐クラック性を得ることができる
ようになる。
【0016】すなわち、伝動ベルトはプーリを通過する
ことによって繰返し屈曲されるが、耐へたり性に有利な
上記ACSM相が混合相の一方の相を形成しているか
ら、当該ベルト要素の全体がACSM組成物によって形
成された場合に近い耐へたり性が得られる。一方、当該
要素の全体がACSM組成物によって形成されている場
合には、上記機械的エネルギーが熱に変わり難いから、
クラックの発生が問題になるが、ハロゲン化ポリエチレ
ン相では機械的エネルギーが熱に変わり易いから、該ハ
ロゲン化ポリエチレン相が緩衝相として機能して応力集
中が防止され、クラックの発生及び成長が防止される。
【0017】ここに、混合相の形態としては、ACSM
相及びハロゲン化ポリエチレン相のうちの一方が連続相
を形成し他方が分散相を形成しているもの、この両相が
共に連続相を形成しているもの、あるいはこの両相が互
いに分散しあっているもののいずれの形態であってもよ
い。なかでも、請求項2に係る発明のように、ACSM
相が連続相を形成するようにした場合には、当該ベルト
要素全体がACSM組成物によって形成されている場合
に匹敵する高い耐へたり性を得るうえで有利になる。す
なわち、ACSM相が連続相を形成し多数のハロゲン化
ポリエチレン相が微細化して分散している分散系、AC
SM相とハロゲン化ポリエチレン相とがマーブル状に
(墨流し模様を形成するように)互いに入り交じったマ
ーブル系が好適である。
【0018】上記ハロゲン化ポリエチレンとしては、市
販の塩素化ポリエチレン等を任意に使用することができ
るが、なかでもいわゆる非結晶性または反結晶性のグレ
ードが適している。
【0019】(ACSMとハロゲン化ポリエチレンとの
重量比について)上記ACSMとハロゲン化ポリエチレ
ンとの重量比については、請求項3に係る発明のよう
に、ACSM100重量部に対して、ハロゲン化ポリエ
チレンを10〜100重量部とすることが好適である。
この重量比の上限よりもハロゲン化ポリエチレンが多く
なると、逆にACSMの量が少なすぎて、期待する耐へ
たり性が得られなくなり、また、この重量比の下限より
もハロゲン化ポリエチレンが少なくなると、期待する耐
クラック性が得られなくなる。
【0020】また、上記重量比が上記範囲外になると、
未加硫のACSM組成物と未加硫のハロゲン化ポリエチ
レン又はその組成物との混練によって混合相を形成しよ
うとする場合、期待する相分離、特にACSM相が連続
相となるように相分離を得ることが難しくなる。
【0021】但し、ハロゲン化ポリエチレンを予め粒子
径100μm以下まで微細化したうえでACSM組成物
に添加する方法をとれば、ACSM100重量部に耐し
てハロゲン化ポリエチレンを150重量部程度まで添加
しても、ACSM相が連続相となった混合相を得ること
ができる。
【0022】(ACSMのtan δ及び加硫系について)
ACSM相については、上述の如く耐へたり性に優れた
ものであることが要求されるので、請求項4に係る発明
のように、当該ACSMの硫黄含有量が0.7重量%以
上であり、且つ該ACSM相の温度100℃、振動数1
0Hz でのtanδが0.09以下であることが好適であ
る。
【0023】また、同じ理由から、加硫系としては、請
求項5に係る発明のように、上記ACSM相を形成する
ゴム組成物が、ACSM100重量部に対し、N,N´
−m−フェニレンジマレイミドが0.2〜5.0重量
部、ジベンタメチレンチウラムテトラスルフィドが0.
1〜4.0重量部配合されたものであることが好適であ
る。
【0024】上記tan δについて説明すると、加硫ゴム
の動的性質試験(JIS K 6394)において複素
弾性率は以下の(1) 式によって表される G* =G′+iG″ ……(1) G* :複素剪断弾性率 G′:貯蔵弾性率(複素剪断弾性率の実数部) G″:損失弾性率(複素剪断弾性率の虚数部)
【0025】また、加えられた応力と歪みとの時間的遅
れを表す角度δは、散逸率と呼ばれ次の(2) 式によって
定義される。 tan δ=G″/G′ ……(2)
【0026】このtan δは減衰項であって、振動の1サ
イクルの間に熱として散逸されるエネルギーと貯蔵され
る最大エネルギーとの比の尺度となっている。そして、
損失弾性率G″は次の(3) 式で示されるように1サイク
ル当りに散逸される熱に正比例する。 H=πG″γ2 ……(3) H:1サイクル当りに散逸される熱 γ:剪断歪みの最大値
【0027】このように、tan δは、ゴム組成物に加え
られる機械的エネルギーの熱としての散逸され易さを表
わすものであり、tan δの値が高ければ、外部から加え
られる機械的エネルギーが熱に変わって応力集中は少な
くなるから耐クラック性の向上に有利になり、tan δの
値が低ければ、上記機械的エネルギーが熱に変わる量が
少なくなるから耐へたり性の向上に有利になる。
【0028】上記ACSM相はベルトに耐へたり性を得
ようとするものであるから、そのtan δを上述の如く低
く抑えるようにしているものである。別の見方をすれ
ば、上記ハロゲン化ポリエチレン相は高tan δ相を形成
している、ということができる。
【0029】上記ACSM相にあっては、上記へたりを
抑制する観点から、温度100℃、振動数10Hz でta
n δの上限を0.09にすること、さらには0.08と
することが好適である。該tan δの下限については、そ
の値が低過ぎると、上記クラック発生の問題が出てくる
ため、0.05程度とすることが好適である。
【0030】ここに、上記tan δの値を温度100℃、
振動数10Hz で設定しているのは、一般的な伝動ベル
ト(例えば、自動車のタイミングベルト)の使用環境及
び条件を考慮したためであり、特に振動数については伝
動ベルトがプーリを通過することによって曲げ伸ばしさ
れるサイクルを考慮したものである。
【0031】(硫黄含有量及び塩素含有量について)硫
黄含有量は、分子中のクロロスルホン基の量、つまり架
橋点の数に密接に関係し、その量が多くなるほど架橋が
密になる。従って、硫黄含有量はACSM相のtan δを
変化させる大きな要因となる。
【0032】請求項4に係る発明において、ACSM相
を形成するACSMの硫黄含有量の下限を0.7重量%
としているのは、硫黄含有量がこれよりも少なくなると
上記tan δの値が高くなって上記tan δを低い値に設定
することが難しくなるためである。一方、該硫黄含有量
の上限は2.0重量%程度が好適であり、硫黄含有量が
これよりも多くなると、tan δを低い値にする上では有
利になるが、他の配合剤の配合設計が難しくなる。
【0033】上述の如く、tan δの値は硫黄含有量によ
って変化するが、この硫黄含有量だけでなく塩素含有量
も変化の要因となる。しかし、この塩素含有量は、AC
SMの結晶化度とより密接な関係があり、塩素含有量が
高くなるほどそのゴム弾性的性質が強まる一方、低温特
性が悪化する。従って、この塩素含有量については、1
5〜35重量%、より望ましくは25〜32重量%に設
定することが好適となる。すなわち、塩素含有量の上限
を35重量%、より好ましくは32重量%に設定すれ
ば、塩素の凝集エネルギーを低く抑えることができるた
め、ゴムの硬化を防ぐうえで有利になり、ベルトの耐寒
性が向上する。また、塩素含有量の下限を15重量%、
より好ましくは25重量%に設定すれば、ゴムの耐油性
及び機械的な強度を確保するうえで有利になる。
【0034】但し、注意しなければならないのは、先に
従来技術として掲げた特開平4−211748号公報に
記載されている伝動ベルトでも、これに用いるACSM
の硫黄含有量及び塩素含有量が規定されているが、この
硫黄と塩素の含有量だけではtan δの値は特定されない
ということである。
【0035】すなわち、tan δの値は、上記硫黄含有量
及び塩素含有量だけで決まるものではなく、架橋剤その
他の配合剤の種類及びその量によっても変化するもので
ある。
【0036】例えば、架橋剤及び架橋促進剤の配合量を
少なくすることによってtan δを所定の高い値に設定す
ることができるが、カーボンブラック配合量やプロセス
オイル配合量を増すことによっても、tan δを高い値に
設定することができる。但し、これらの量を変化させる
とそれに応じてベルトの他のゴム物性が変化するため、
ベルトに必要される各種のゴム物性を考慮しながら各配
合剤の量を調整する必要がある。
【0037】(配合剤について)上記混合相を形成する
ゴム組成物は、先のtan δの説明に関連して配合剤のこ
とを述べたように、架橋剤、架橋促進剤、カーボンブラ
ック等の補強剤、充填剤、受酸剤、可塑剤、粘着付与
剤、加工助剤、老化防止剤、活性剤等の一般的なゴム配
合物を任意に選択して配合したものとすることができ
る。
【0038】架橋系の配合剤については、請求項5に係
る発明のように、ACSM100重量部に対し、N,N
´−m−フェニレンジマレイミドが0.2〜5.0重量
部、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィドが0.
1〜4.0重量部配合されたものであることが好適であ
る。
【0039】上記ゴム組成物において、N,N´−m−
フェニレンジマレイミドは架橋剤として働き、その配合
量が0.2重量部未満の場合は加硫不足になる。一方、
この量が5.0重量部を越えた場合はtan δの値が低く
なるが、クラック発生の問題を生ずる。このため、当該
配合量を上記範囲に定めているものであり、適切な加硫
を行ないながらtan δを所定の低い値に設定するうえで
は、当該配合量を2〜4重量部とすることがさらに好適
である。
【0040】また、上記ジペンタメチレンチウラムテト
ラスルフィドは、上記N,N´−m−フェニレンジマレ
イミドとの併用により架橋を促進する促進剤であり、そ
の配合量が0.1重量部未満では期待する促進効果が得
られず、4重量部を越えるとtan δがかなり低いものに
なりクラック発生の問題が出てくる。このため、この促
進剤の配合量を上記範囲に設定しているものであり、よ
り好ましい範囲は1〜2重量部である。
【0041】カーボンブラックとしてはMAF、FE
F、GPF、SRF等を、受酸剤としては酸化マグネシ
ウム、水酸化カルシウム、酸化マグネシウム−酸化アル
ミニウム固溶体等を、軟化剤としてはプロセスオイル、
ジオクチルアジペート(DOA)、ジオクチルセパケー
ト(DOS)、ポリエーテル系可塑剤等を、粘着付与剤
としてはクマロン樹脂、フェノール樹脂、アルキルフェ
ノール樹脂等を、老化防止剤としてはニッケルブチルジ
チオカボメート(NBC)、2,2,4−トリメチル−
1,2−ジハイドロキノリンの縮合物(TMDQ)、6
−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジハイ
ドロキノリンの縮合物(ETMDQ)等を、それぞれ用
いることができる。
【0042】上記受酸剤として酸化マグネシウム−酸化
アルミニウム固溶体を用いる場合、その配合量はACS
M100重量部に対して1〜50重量部、好ましくは4
〜20重量部である。この酸化マグネシウム−酸化アル
ミニウム固溶体の配合量は、1重量部未満では、架橋中
に発生する塩化水素を十分に除去することができないた
め、ACSMの架橋点が少なくなって所定の加硫物が得
られず、耐熱性に欠けて早期にクラックが発生し易いベ
ルトになってしまい、一方、50重量部を越えるとムー
ニー粘度が著しく高くなり加工仕上げに問題が生じる。
【0043】上記ACSM、ハロゲン化ポリエチレン及
び上記配合剤を混合する方法としては、適宜の公知の手
段、方法によって(例えばバンバリーミキサー、ニーダ
ー等を用いて)混練することができる。
【0044】請求項6に係る発明では、上記請求項1乃
至請求項5のいずれか一に記載されている伝動ベルトに
おいて、ベルト長手方向に延びる心線を適正位置に保持
する接着ゴム層と圧縮ゴム層とを備えていて、上記ベル
トの一部の要素を圧縮ゴム層としている。
【0045】請求項7に係る発明では、上記請求項6に
記載されている伝動ベルトにおいて、 上記圧縮ゴム層
に短繊維を混入している。
【0046】請求項8に係る発明では、上記請求項7に
記載されている伝動ベルトをローエッジタイプのVベル
トとし、請求項9に係る発明では、上記請求項7に記載
されている伝動ベルトをローエッジタイプのVリブドベ
ルトとしている。
【0047】上記請求項6に係る発明において、当該ベ
ルトの一部の要素を圧縮ゴム層に限定したのは、該圧縮
ゴム層に関して耐へたり性と耐クラック性との両立が特
に要求されるからである。
【0048】上記心線については、ポリエステル繊維、
アラミド繊維、ガラス繊維等を素材とする高強度で低伸
度のコードによって形成することができる。この心線に
は、接着ゴム層との接着性を改善する目的で接着剤によ
る処理を施すことができる。このような接着剤処理とし
ては繊維をレゾルシン−ホルマリン−ラテックス(RF
L液)に浸漬後、加熱乾燥して表面に均一に接着層を形
成するのが一般的である。
【0049】一方、接着ゴム層には、耐熱性を有し、上
記心線と良好に接着するクロロプレンゴム組成物、水素
添加率80%以上の水素化ニトリルゴム組成物、ACS
M組成物、CSM組成物等を用いることができる。
【0050】請求項7に係る発明においては、上記圧縮
ゴム層に短繊維が混入されているから、クラック防止及
びへたり防止に有利になる。この短繊維については、プ
ーリとの摩擦面に対して垂直な方向に配向することが圧
縮ゴム層の耐側圧性を高めるうえで好適である。短繊維
としてはポリエステル繊維、ナイロン繊維、アラミド繊
維等の有機繊維あるいは無機繊維を用いることができ
る。
【0051】請求項8及び請求項9の各発明において、
伝動ベルトをローエッジタイプのものに限定したのは、
このタイプにおいて圧縮ゴム層の発熱・蓄熱によるへた
りの問題やクラック発生の問題が顕著になるからであ
る。
【0052】また、本発明に係る伝動ベルトは、ローエ
ッジタイプのVベルトやVリブドベルトに限定されるこ
とはなく、平ベルトなど他の伝動ベルトであってもよ
く、また、ゴム付帆布がベルトの全周を被覆したラップ
ドタイプのベルトであってもよい。
【0053】
【発明の実施の形態】
<ベルト構造についての好適な実施形態>図1には伝動
ベルトの一例としてVベルト1が示されている。このV
ベルト1は、上面の3層のゴム付帆布2、高強度で低伸
度の心線3が配設された接着ゴム層4、弾性体層である
圧縮ゴム層5及び下面のゴム付帆布2が上下に積層され
てなり、かつこれらの積層部材の側面が露出しているロ
ーエッジタイプのものである。圧縮ゴム層5には単繊維
6,6,…がベルト幅方向に配向して混入されている。
【0054】図2には伝動ベルトの他の例としてのVリ
ブドベルト8が示されている。このVリブドベルト8
は、上面の2層のゴム付帆布2、高強度で低伸度の心線
3が配設された接着ゴム層4及び弾性体層である圧縮ゴ
ム層5が上下に積層されてなり、かつこれらの積層部材
の側面が露出しているローエッジタイプのものである。
圧縮ゴム層5は、複数のリブ7を有し、且つ短繊維6,
6,…がベルト幅方向に配向して混入されている。
【0055】<ACSM相とハロゲン化ポリエチレン相
との混合相>上記圧縮ゴム層をACSM相とハロゲン化
ポリエチレン相との混合相によって形成する場合につい
て説明する。
【0056】表1に示す硫黄含有量の相異なるα〜ηの
各ACSMと、表2に示す結晶性の相異なるA〜Cの各
塩素化ポリエチレン(以下、PE−CLという。)とを
準備した。上記α〜ηの各ACSMのムーニー粘度は表
1の下欄に示されている。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】上記表1から適宜選択したACSMと、表
2から選択したPE−CLとを組み合わせ混練によって
短繊維入りの未加硫ゴムシートを作製するとともに、α
〜ηの各ACSMについては各々単独で短繊維入りの未
加硫ゴムシートを作製し、これらを用いて表3に示す圧
縮ゴム層の構成が異なる実1〜実10及び比1〜比6の
各供試ベルト(図1のVベルトと同じ構造のもの)を作
製した。表3中のtanδ値は、圧縮ゴム層を構成するゴ
ム組成物から塩素化ポリエチレンを除いた配合で加硫し
たときのtan δの値(JIS K 6394により試験
片温度100℃、振動数10Hz で求めた。)である。
また、上記未加硫ゴムシートを作成するためのACSM
組成物の配合は次の通りである。
【0060】 ACSM 100重量部 カーボンブラック 45重量部 MgO 5重量部 加工助剤 2重量部 老化防止剤 2重量部 可塑剤 10重量部 N,N'-m- フェニレンジマレイミド 2重量部 ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド 1重量部 塩素化ポリエチレン 変量
【0061】また、上記未加硫の各ゴムシートの作製に
あたっては、各配合の組成物と所定量の6,6−ナイロ
ン短繊維(長さ3mm)とを密閉型混練機によって混練
しシート状に成形するという方法をとった。上記短繊維
の混入量は、ACSM100重量部に対して短繊維が2
0重量部となるようにした。
【0062】供試ベルトの作製にあたっては、ベルト成
形用の金型マントルに、ゴム付き上帆布、接着ゴム層用
未加硫ゴムシート、心線、接着ゴム層用未加硫ゴムシー
ト、圧縮ゴム層用の上記未加硫ゴムシート、及びゴム付
き下帆布を順に巻き付け、加硫缶内で160℃×40分
の加硫を行なった。そして、脱型した成形品を輪切りに
し、さらにV形状に仕上げる、という方法をとった。
【0063】また、上記供試ベルトに関し、心線として
はポリエステル繊維からなるものを用いた。この心線
は、イソシアネート化合物を溶剤に溶かした接着剤液を
含浸させ加熱・乾燥した後、RFL液をコーティングし
加熱・乾燥させた。このRFL液は、RF液(レゾルシ
ン−ホルマリン液)430.5重量部、2.3−ジクロ
ロブタジエン787.4重量部、水716.4重量部、
及び湿潤剤(ソジウムジオクチルスルホサクシネート2
%)65.8重量部を混合したものである。接着ゴム層
のゴム材としては、ACSM100重量部、カーボンブ
ラック40重量部、老化防止剤2重量部、促進剤2重量
部、MgO−Al2 3 固溶体8重量部、及びN−N´
−m−フェニレンジマレイミド1重量部よりなるACS
M組成物を用いた。
【0064】なお、上記供試ベルトの構成は一例であ
り、本発明を限定するものと解釈してはならない。
【0065】ベルト走行寿命試験は、図3に示すよう
に、駆動プーリ21と従動プーリ22とアイドルプーリ
23とに供試Vベルト20を巻き掛けて次の条件で該ベ
ルト20を走行させ、圧縮ゴム層にクラックが発生して
又はへたりを生じて伝動不良になるまでの時間(単位;
hr)を測定するというものである。
【0066】−ベルト走行試験条件− 駆動プーリ21の直径 ;125mm 従動プーリ22の直径 ;125mm アイドルプーリ23の直径 ; 65mm 供試ベルト20の巻掛角度θ;90度 荷重W ;80kgf 雰囲気温度 ;25℃ 駆動プーリ21の回転数 ;4800rpm 負荷 ;10PS
【0067】試験結果は表3に示されている。
【表3】
【0068】まず、比1〜比4では、クラックまたはへ
たりによって短命になっている。クラックを発生した比
2〜比4はtan δが低いためであり、tan δの値が比較
的高い比1はへたりを発生している。
【0069】実1〜実4はACSMの硫黄含有量が相異
なる例である。硫黄含有量が多くtan δが低い方が長命
になっている。従って、実2〜実4のようにACSMの
硫黄含有量が0.75重量%以上あり、tan δが0.0
9以下であることが好適であると言える。
【0070】実4〜実6はPE−CLの結晶性が相異な
る例である。結晶性が低い方が長命になっている。従っ
て、実4や実5のようにPE−CLが非結晶性または半
結晶性のものが好適であるということができる。
【0071】実4、実7〜実10、比5及び比6はAC
SMとPE−CLとの混合比が相異なる例である。PE
−CLの割合が多くなるとクラックが防止されて長命に
なってくるが、多くなりすぎるとへたりを招きかえって
短命になっている。従って、これらの結果から、当該混
合割合は実4、実7〜実10のように、ACSM100
重量部に対してPE−CLを10〜100重量部の範囲
にすることが好適であるということができる。
【0072】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ベルトの
少なくとも一部の要素が、ACSMをゴム成分とするA
CSM相と、ハロゲン化ポリエチレンをゴム成分とする
相との混合相によって形成されているから、当該ベルト
要素の耐熱性を高めながら、耐へたり性の向上と耐クラ
ック性の向上とを両立させることができる。
【0073】請求項2に係る発明によれば、上記請求項
1に記載されている伝動ベルトにおいて、上記ACSM
相が連続相を形成しているから、当該要素の耐へたり性
を高めるうえで有利になる。
【0074】請求項3に係る発明によれば、上記請求項
1または請求項2に記載されている伝動ベルトにおい
て、上記ACSM100重量部に対して、上記ハロゲン
化ポリエチレンが10〜100重量部の割合で配合され
ているから、ACSM相とハロゲン化ポリエチレン相と
の相分離が適切なものになって、耐へたり性及び耐クラ
ック性の向上に有利になる。
【0075】請求項4に係る発明によれば、上記請求項
1乃至請求項3のいずれか一に記載されている伝動ベル
トにおいて、上記ACSMの硫黄含有量を0.7重量%
以上とし、上記ACSM相の温度100℃、振動数10
Hz でのtan δを0.09以下としたから、当該要素の
耐へたり性を高める確保するうえで有利になる。
【0076】請求項5に係る発明によれば、上記請求項
1乃至請求項4のいずれか一に記載されている伝動ベル
トにおいて、上記ACSM相を形成するゴム組成物を、
ACSM100重量部に対し、N,N´−m−フェニレ
ンジマレイミドが0.2〜5.0重量部、ジベンタメチ
レンチウラムテトラスルフィドが0.1〜4.0重量部
配合されたものとしたから、ゴムの加硫不足を招くこと
なくACSM相及びハロゲン化ポリエチレン相を形成し
て耐へたり性と耐クラック性とを共に向上させることが
できる。
【0077】請求項6に係る発明によれば、上記請求項
1乃至請求項5のいずれか一に記載されている伝動ベル
トにおいて、ベルト長手方向に延びる心線を適正位置に
保持する接着ゴム層と圧縮ゴム層とを備えていて、上記
ベルトの一部の要素を圧縮ゴム層としたから、該圧縮ゴ
ム層の耐へたり性と耐クラック性とを共に向上させるこ
とができる。
【0078】請求項7に係る発明によれば、上記請求項
6に記載されている伝動ベルトにおいて、上記圧縮ゴム
層に短繊維が混入されているから、該圧縮ゴム層の耐へ
たり性及び耐クラック性の向上に有利になる。
【0079】請求項8に係る発明または請求項9に係る
発明によれば、上記請求項7に記載されている伝動ベル
トがローエッジタイプのVベルトまたはローエッジタイ
プのVリブドベルトであるから、これらのベルトの圧縮
ゴム層の耐へたり性と耐クラック性とを共に向上させ
て、その寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るVベルトの断面図
【図2】実施例に係るVリブドベルトの断面図
【図3】伝動ベルトの走行寿命試験の態様を示す正面図
【符号の説明】
1 Vベルト 3 心線 4 接着ゴム層 5 圧縮ゴム層 6 短繊維 7 リブ 8 Vリブドベルト 20 供試ベルト 21 駆動プーリ 22 従動プーリ 23 アイドルプーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 9:00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトの少なくとも一部の要素が、 アルキル化クロロスルホン化ポリエチレンをゴム成分と
    するACSM相と、ハロゲン化ポリエチレンをゴム成分
    とする相との混合相によって形成されていることを特徴
    とする伝動ベルト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されている伝動ベルトに
    おいて、 上記ACSM相が連続相を形成していることを特徴とす
    る伝動ベルト。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載されてい
    る伝動ベルトにおいて、 上記アルキル化クロロスルホン化ポリエチレン100重
    量部に対して、上記ハロゲン化ポリエチレンが10〜1
    00重量部の割合で配合されていることを特徴とする伝
    動ベルト。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
    載されている伝動ベルトにおいて、 上記アルキル化クロロスルホン化ポリエチレンの硫黄含
    有量が0.7重量%以上であり、且つ上記ACSM相の
    温度100℃、振動数10Hz でのtan δが0.09以
    下であることを特徴とする伝動ベルト。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
    載されている伝動ベルトにおいて、 上記混合相を形成するゴム組成物が、アルキル化クロロ
    スルホン化ポリエチレン100重量部に対し、N,N´
    −m−フェニレンジマレイミドが0.2〜5.0重量
    部、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィドが0.
    1〜4.0重量部配合されたものであることを特徴とす
    る伝動ベルト。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一に記
    載されている伝動ベルトにおいて、 ベルト長手方向に延びる心線を適正位置に保持する接着
    ゴム層と圧縮ゴム層とを備えていて、上記ベルトの一部
    の要素が圧縮ゴム層であることを特徴とする伝動ベル
    ト。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されている伝動ベルトに
    おいて、 上記圧縮ゴム層に短繊維が混入されていることを特徴と
    する伝動ベルト。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載されている伝動ベルト
    が、ローエッジタイプのVベルトであるもの。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載されている伝動ベルトが
    ローエッジタイプのVリブドベルトであるもの。
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WO2006112386A1 (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Bando Chemical Industries, Ltd. 摩擦伝動ベルト及びその製造方法
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