JPH0930166A - 光カード - Google Patents

光カード

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JPH0930166A
JPH0930166A JP7177470A JP17747095A JPH0930166A JP H0930166 A JPH0930166 A JP H0930166A JP 7177470 A JP7177470 A JP 7177470A JP 17747095 A JP17747095 A JP 17747095A JP H0930166 A JPH0930166 A JP H0930166A
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JP
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card
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optical
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JP7177470A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kubota
毅 久保田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光記録部材をカード基材の凹部に埋め込んだ
光カードであって、曲げ強度に優れたものを提供する。 【構成】 透明保護層3の下面に形成されたトラックパ
ターン2を覆って当該透明保護層3に光記録層4を積層
した光記録部材5を、カード基材6に形成された凹部7
に接着層8を介して埋め込んでなる光カードにおいて、
透明保護層3とカード基材6の曲げ弾性力を同じにする
か少なくとも近似させる、又は両者の曲げ強さの差を2
00kgf/cm2 以内にする、若しくは両者の曲げ弾
性率の差を3000kgf/cm2 以内にする。カード
を曲げた時に両者に発生する曲げ応力が略等しくなるこ
とから、光記録部材5を埋め込むカード基材6の凹部7
におけるコーナー部分に作用する応力が減少し、カード
の曲げに対する強度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレジットカー
ド、キャッシュカード、医療カード等に使用される光カ
ードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カード形態の記録メディアにおい
て、磁気カード、ICカードを上回る記憶容量を有する
光カードが開発されている。この光カードの記録方式に
は、ROM型、追記型、消去可能型があり、それぞれに
ついて記録媒体及び構成が検討されている。そして、こ
のような光カードのうち、光記録部材をカード基材にア
イランド状に埋め込んだものが知られている(例えば、
実公平2−22299号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な埋め込み型の光カードは、カード基材に設けた矩形状
の凹部に接着層を介して光記録部材を埋め込んでいるた
め、カードを曲げた時にカード基材の凹部におけるコー
ナー部分に応力が集中することから、曲げを繰り返すと
この部分で割れを生じるという問題点があった。特に、
光記録部材の長手方向の一辺がカードの中央寄りにある
場合にこの傾向が大きく現れていた。
【0004】また、上記のような埋め込み型の光カード
にあっては、光記録面以外のところにエンボスや絵柄を
形成したり、さらには使用上の多様化を図るために磁気
ストライプやICモジュールを設けたりすることが望ま
しい。このためにはカード基材として一般にエンボス適
性、昇華転写適性、磁気ストライプ転写適性等に優れた
ものが使用される。一方、光記録部材としては、その支
持体に透明度が高くて複屈折の小さいものを用いるのが
よいが、このような光学特性を満たす材料は上記のよう
な付加機能適性に劣っているのが通常である。したがっ
て、カードの曲げ適性を考慮するとカード基材として光
記録部材の支持体と同じ材料を用いるのが最も好ましい
が、実際には、光記録部材の支持体は光学特性を優先
し、カード基材は付加機能性を優先し、結果として両者
に異なった材料を用いており、このことがカードの曲げ
適性の向上を妨げる要因となっている。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、曲げ強度に
優れた光カードを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、透明保護層の下面に形成されたトラック
パターンを覆って当該透明保護層に光記録層を積層した
光記録部材を、カード基材に形成された凹部に接着層を
介して埋め込んでなる光カードにおいて、前記透明保護
層と前記カード基材の曲げ弾性力を同じにするか少なく
とも近似させること、又は前記透明保護層と前記カード
基材の曲げ強さの差を200kgf/cm2 以内にした
こと、若しくは前記透明保護層と前記カード基材の曲げ
弾性率の差を3000kgf/cm2 以内にしたことを
基本構成としており、これによって両者の曲げに対する
硬さを同じか近似したものとし、カード自体の曲げに対
する強度を上げるようにしたものである。また、透明保
護層の曲げ強さ、曲げ弾性力がカード基材のそれよりも
小さい方がカードの曲げ強さがさらによくなる。
【0007】すなわち、透明保護層とカード基材が異な
る材料であっても、その曲げに対する硬さが同じか近似
したものを使用すれば、カードを曲げた時に両者に発生
する曲げ応力が略等しくなり、カード基材の凹部におけ
るコーナー部分に作用する応力が減少し、カードに割れ
を生じるのが防止されることになる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る光カードの一
例を示す斜視図、図2は図1のX−Yにおける一部拡大
断面図であり、この光カードは、図2に示すように上か
ら順に表面硬化層1、下面にトラックパターン2を設け
た透明保護層3、光記録層4が積層された光記録部材5
を、カード基材6に形成された凹部7に接着層8を介し
て埋め込んで構成されている。光記録部材5はその端面
aがカード基材6から飛び出ない状態で凹部7に埋め込
むのが好ましく、また図示の如く光記録部材5とカード
基材6の間の接着層8が光記録部材5の底面だけでなく
端面にもあるようにするのがよい。また、光記録部材5
をカード基材6の凹部7に嵌め込むのを容易にするた
め、図示の如く光記録部材5の端面a及びカード基材6
の凹部側面bにテーパーα(3〜50°)を設けること
が好ましく、このようなテーパーαは少なくとも長手方
向の各辺に設けておくとよい。
【0009】ここで、上記の如き光記録部材5とカード
基材6を得るには大きく分けて2つの方法がある。第1
は光記録部材5の端面及びカード基材6の凹部7を切削
により加工する方法であり、第2は光記録部材5及びカ
ード基材6をインジェクション法又はキャスティング法
により作製する方法である。
【0010】上記第1の方法では、まず、透明保護層3
の一方の面に表面硬化層1を形成するとともに他方の面
にパターン層及び光記録層4を形成してなる光記録部材
5を作製し、これを個々に切断して所定サイズの光記録
部材5を得る。この時、必要に応じて端面に所望のテー
パーを設けるようにする。この切削時に光記録層4を傷
つけないようにするため保護層を設けておくようにす
る。この保護層としては、アクリル系、塩酢ビ系、ポリ
エステル系等、光記録層に影響を与えないものが用いら
れる。なお、保護フィルムを用いればこの保護層を設け
る必要はない。
【0011】透明保護層3に用いる材料としては、透明
度が高くて複屈折が少ないことが必要である。具体的に
は、ポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸メチ
ル(PMMA)等がある。ASTM・D790に定めら
れた測定方法によれば、ポリカーボネートの曲げ強さは
960kgf/cm2 が中心値であり、ポリメタクリル
酸メチルの曲げ強さは中心値が930〜1200kgf
/cm2 程度の幅がある。また、ポリカーボネートの曲
げ弾性率は27000kgf/cm2 が中心値であり、
ポリメタクリル酸メチルの曲げ弾性率は中心値が300
00kgf/cm2 である。
【0012】透明保護層3の一方の面に形成する表面硬
化層1としては、アクリル系のUV硬化性ハードコート
剤が適している。その他にメラミン系、シリコン系等の
ハードコート剤を用いてもよいが、好ましくは温湿度適
性に優れたもので、硬度が高く曲げてもクラックの生じ
ないものを使用する。
【0013】透明保護層3の他方の面に形成するパター
ンのある層は、一般に既知の2P法、インジェクション
法、キャスティング法等を用いて形成される。この時、
2P法でパターンを形成する場合はUVで硬化する樹脂
を用い、インジェクション法、キャスティング法では透
明保護層3と同一のものを使用する。なお、このトラッ
クパターンのある層は切削が可能となるドブを有する以
外は詰めて作成するとよい。これは光記録材料を有効に
用いるためである。
【0014】光記録層4を形成する材料としては、一般
に用いられている金属系光記録材料のテルル系、ビスマ
ス系等の他に、染料系光記録材料のフタロシアニン系、
ナフトキノン系等を使用できる。また、追記型だけでな
くROM型でもよい。
【0015】一方、カード基材6には、前記光記録部材
5が埋め込まれる凹部7を切削加工(ザグリ加工)によ
り形成する。光記録部材5の端面にテーパーを設けてあ
る場合には、その凹部7側面が光記録部材5の端面のテ
ーパーは同じになるようにザグリ加工する。また、凹部
7とカード端面との平行度をだすため、ザグリ加工と同
時にカード基材6端面の切削加工を行うようにする。
【0016】このカード基材1の素材としては、ポリ塩
化ビニルが好適に使用される。具体的には、0.10/
0.28/0.28/0.10mm、0.05/0.3
7/0.37/0.05mm、等の4層のものが適して
いる。なお、0.10mm、0.05mmのものは透明
ポリ塩化ビニルであり、0.28mm、0.37mmの
ものは乳白ポリ塩化ビニルであり、印刷の耐磨耗性を上
げるために乳白ポリ塩化ビニルの片面に印刷が施され
る。ASTM・D790に定められた測定方法によれ
ば、ポリ塩化ビニルの曲げ強さは850kgf/cm2
が中心値であり、曲げ弾性率は26000kgf/cm
2 が中心値である。
【0017】そして、カード基材6の凹部7に光記録部
材5を接着層8を介して固定する。これに使用する接着
剤としては、ウレタン系、エボキシ系、アクリル系、ビ
ニル系、アミド系など従来既知のものが使用できるが、
接着剤は光記録層4に直に接触するため、記録感度がよ
く、温湿度適性に優れているものが好ましい。接着方法
としては、UV硬化型接着剤をカード基材6の凹部7に
滴下した後、光記録部材5を嵌め込み、当該光記録部材
5のサイズに合わせた平プレスで押圧してから紫外線を
照射して接着する、或いは、光記録部材5の方にホット
メルト接着剤をT−ダイにて塗布しておき、平プレス又
はロールプレスにて熱プレスして接着する、等の方法が
ある。いずれの場合も、接着剤が光記録部材5の端面と
カード基材6の凹部7の側面との間に行き渡るようにプ
レス条件を設定する。また、接着層8に粘着剤を用いて
もよく、この場合には両面粘着シートを利用してカード
基材6の凹部7に光記録部材5を固定すればよい。
【0018】また、別の接着方法では、透明保護層3の
一方の面に表面硬化層1を形成するとともに他方の面に
トラックパターンのある層2及び光記録層4を形成して
なる光記録部材5を作成し、その光記録層4の上に可塑
性のホットメルト接着剤を塗布した状態とし、この接着
剤まで積層した光記録部材5を個々に切断又は切削して
所定サイズにしてから、カード基材6の凹部7にこの光
記録部材5を嵌め込み、平プレス又はロールプレスで熱
プレスして接着する。この場合、接着剤が溶融し、光記
録部材5の端面とカード基材6の凹部7の側面の間に行
き渡るようにプレス条件を設定する。
【0019】第2の方法では、まず、ポリカーボネー
ト、アクリル等の樹脂を使用し、一般に既知のインジェ
クション法又はキャスティング法によりパターン付きの
透明保護層3を作製する。この時、必要に応じて透明保
護層3の端面がテーパーを有するように成形する。次い
で、パターン面の反対側に表面硬化層1を形成し、パタ
ーン面に光記録層4を形成する。なお、表面硬化層1、
光記録層4としては前記と同様のものが使用される。一
方、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等を使用し、イン
ジェクション法又はキャスティング法によりカード基材
6を作製する。この時、光記録部材5が埋め込まれる凹
部7を形成するが、光記録部材5の端面にテーパーを設
けてある場合には、その側面が光記録部材5の端面のテ
ーパーと同じになるように成形する。また、絵付けはイ
ンモールド成形により行うようにする。そして、前記し
たのと同様の方法により、カード基材6の凹部7に光記
録部材5を接着剤又は粘着剤により固定する。
【0020】図1に示すタイプの光カードは光記録部材
5をアイランド状に埋め込んだものであるが、図3に示
すように光記録部材5の両端をたち切り構造にしてカー
ド基材6に埋め込んでもよい。このような形態で埋め込
むようにすると、ザグリ加工によりカード基材6に凹部
7を形成する時に、凹部7が巾広でも一回のパスで加工
が可能になるので低コスト化が図れる。なお、光記録層
4にTeOx等を使用した場合、両端のエッジ部分から
酸化する可能性があるため、光記録部材5における両端
部分5aの光記録層4を省略するのが好ましく、このよ
うにすればアイランド状に埋め込んだものと同じように
見えるようにもなる。
【0021】また、本発明の光カードは、カード使用上
の多様化を図る上で、図4〜図6に例示する如く、光記
録部材5と同一面又は反対面若しくはカード基材6の両
面に磁気ストライプ9を設けたり、光記録部材5と同一
面又は反対面にICモジュール10を設けるようにして
もよい。さらには、光記録部材5以外の領域に、個人名
や登録番号等のカード情報をエンボス加工により浮き出
し文字として形成したり、昇華転写方式により顔写真等
を形成することも勿論可能である。
【0022】
【実施例】以下、本発明を具体的に示した実施例を比較
例とともに説明する。
【0023】(実施例)まず、シート成形した厚さ0.
4mmのポリカーボネート(曲げ強さ:960kgf/
cm2 、曲げ弾性率:27000kgf/cm2 )を透
明保護層に用い、これの一方の面にスピンコート法でハ
ードコート剤(東レ製、UH−001)を塗布して表面
硬化層を形成した。次に、表面硬化層と反対側の面に2
P法で案内トラックのパターンを形成し、その上からT
eOxをスパッタリングして光記録層を形成した。次い
で、この光記録層の上に、T−ダイを用いて接着剤(東
亜合成製、PPET−2101)を50μmの厚みで塗
布した。そして、端面がすべて10°のテーパーとなる
ように、且つカードのトラックと平行度がでるように切
削して、外寸が16mm×84mmの光記録部材を作成
した。
【0024】一方、0.28mmの乳白塩ビからなるコ
アシート2枚に対しそれぞれ片面シルクオフセットの印
刷を行い、これら2枚のコアシートの非印刷面どうしを
合わせた状態で0.10mmのオーバーシート2枚で挟
み込み、熱融着にて4層のカード基材を作製した。一方
のオーバーシートの片面には650エルステッドの磁気
テープ、他方のオーバーシートの片面には290エルス
テッドの磁気テープをそれぞれ形成しておいた。そし
て、切削加工によりこのカード基材に上記光記録部材が
埋め込まれる凹部を形成した。この場合、凹部側面を1
0°のテーパーとなるように且つ上記の光記録部材より
僅かに大きなサイズでザクリ加工を行うとともに、凹部
との平行度がでるようにカード基材端面の切削加工も行
った。使用した塩ビの曲げ強さは850kgf/c
2 、曲げ弾性率は26000kgf/cm2 である。
【0025】上記で作製したカード基材の凹部内に光記
録部材を嵌め込み、光記録部材の大きさに合わせた平プ
レスを用いて、120℃、6kg/cm2 の条件で2.
5秒間熱プレスを行った。これにより接着剤が溶融し、
光記録部材の底面及び端面を覆った状態で接着すること
ができた。また、光記録部材き底面に当たる塩ビは透明
保護層(ポリカーボネート)の上面から熱が伝わるた
め、熱によるタダレはなかった。
【0026】以上のようにして作製した光カードに対
し、光カードR/W(オムロン製、3B3H−DJ−0
1)で100トラックのデータを書き込んだところ、エ
ラーレートは1×10-4以内であった。さらにカード基
材にエンボス加工を行っても光カードR/Wによるデー
タの書込み及び読取りが可能であった。また、この光カ
ードをISOのベンディングテスト規格に従って曲げテ
ストを行ったが問題はなかった。
【0027】(比較例)ポリメチルメタクリレート(曲
げ強さ:1100kgf/cm2 、曲げ弾性率:300
00kgf/cm2 )を用い、キャスティング法により
厚さ0.4mmのトラックパターン付き透明保護層を作
製した。この時、端面がすべて10°のテーパーとなる
ように設計しておいた。次に、トラックパターン面の反
対側にスピンコート法でハードコート剤(東レ製、UH
−001)を塗布して表面硬化層を形成した後、トラッ
クパターン面にTeOxをスパッタリングして光記録層
を形成することにより外寸が16mm×84mmの光記
録部材を作成した。
【0028】一方、先の実施例と同様のカード基材を作
製した。そして、実施例と同様の接着方法によりカード
基材の凹部内に光記録部材を埋め込んだ。このようにし
て作製した光カードに対し、光カードR/W(オムロン
製、3B3H−DJ−01)で100トラックのデータ
を書き込んだところ、エラーレートは1×10-4以内で
あった。ただし、この光カードをISOのベンディング
テスト規格に従って曲げテストを行ったところ、透明保
護層とカード基材の曲げに対する硬さが大幅に異なるた
め、カード基材の凹部の長辺に沿って折れ曲がりが生じ
た。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、次に記載の効果を奏する。
【0030】光記録部材の透明保護層と光記録部材が埋
め込まれるカード基材との曲げ弾性力を同じにするか少
なくとも近似させること、又は両者の曲げ強さの差を2
00kgf/cm2 以内にすること、若しくは両者の曲
げ弾性率の差を3000kgf/cm2 以内にすること
により、カードを曲げた時に両者に発生する曲げ応力が
略等しくなることから、光記録部材を埋め込むカード基
材の凹部におけるコーナー部分に作用する応力が減少
し、カードの曲げに対する強度を向上させることができ
る。
【0031】光記録部材の端面及びカード基材の凹部側
面のそれぞれに外側に向かって広がるテーパーを対応し
て設けたことにより、光記録部材が埋め込みやすい上
に、光記録部材の端面とカード基材の凹部側面のギャッ
プがなくなることから見栄えのよいものとなる。
【0032】光記録部材がカード基材の一部分に埋め込
まれるため、カード基材の残りのエリアを利用すること
によって、今まで作製が不可能であった形態の光カー
ド、例えば、エンボスのある光カード、昇華転写方式に
よる絵柄を形成した光カード、磁気ストライプを両面に
有する光カード、光記録面とICモジュールが同一面に
ない光カード、両面にCP加工の可能な光カード、両面
にホログラムの転写が可能な光カード等が作製可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光カードの一例を示す斜視図であ
る。。
【図2】図1のX−Y断面における一部拡大断面図であ
る。
【図3】別の実施形態としての光カードを説明するため
の平面図である。
【図4】光記録部材と同一面に磁気ストライプを設けた
光カードの一例を示す斜視図である。
【図5】光記録部材と同一面に磁気ストライプとICモ
ジュールを設けた光カードの一例を示す斜視図である。
【図6】光記録部材と同一面に2本の磁気ストライプと
ICモジュールを設けた光カードの一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 表面硬化層 2 トラックパターン 3 透明保護層 4 光記録層 5 光記録部材 6 カード基材 7 凹部 8 接着層 9 磁気ストライプ 10 ICモジュール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明保護層の下面に形成されたトラック
    パターンを覆って当該透明保護層に光記録層を積層した
    光記録部材を、カード基材に形成された凹部に埋め込ん
    でなる光カードにおいて、前記透明保護層と前記カード
    基材の曲げ弾性力を同じにするか少なくとも近似させた
    ことを特徴とする光カード。
  2. 【請求項2】 透明保護層の下面に形成されたトラック
    パターンを覆って当該透明保護層に光記録層を積層した
    光記録部材を、カード基材に形成された凹部に埋め込ん
    でなる光カードにおいて、前記透明保護層と前記カード
    基材の曲げ強さの差を200kgf/cm2 以内にした
    ことを特徴とする光カード。
  3. 【請求項3】 透明保護層の下面に形成されたトラック
    パターンを覆って当該透明保護層に光記録層を積層した
    光記録部材を、カード基材に形成された凹部に埋め込ん
    でなる光カードにおいて、前記透明保護層と前記カード
    基材の曲げ弾性率の差を3000kgf/cm2 以内に
    したことを特徴とする光カード。
  4. 【請求項4】 前記光記録部材の端面及び前記カード基
    材の凹部側面のそれぞれに外側に向かって広がるテーパ
    ーを対応して設けた請求項1,2又は3に記載の光カー
    ド。
  5. 【請求項5】 前記光記録部材の端面及び前記カード基
    材の凹部を切削により加工した請求項1,2,3又は4
    に記載の光カード。
  6. 【請求項6】 前記光記録部材及び前記カード基材をイ
    ンジェクション法又はキャスティング法により作製した
    請求項1,2,3又は4に記載の光カード。
  7. 【請求項7】 前記光記録部材と同一面又は反対面若し
    くは両面に磁気ストライプを設けた請求項1,2,3,
    4,5又は6に記載の光カード。
  8. 【請求項8】 光記録部材と同一面又は反対面にICモ
    ジュールを設けた請求項1,2,3,4,5,6又は7
    に記載の光カード。
  9. 【請求項9】 前記光記録部材以外の領域にエンボス加
    工を施した請求項1,2,3,4,5,6,7又は8に
    記載の光カード。
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