JPH09300007A - 継目無管の製造方法 - Google Patents

継目無管の製造方法

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JPH09300007A
JPH09300007A JP11985696A JP11985696A JPH09300007A JP H09300007 A JPH09300007 A JP H09300007A JP 11985696 A JP11985696 A JP 11985696A JP 11985696 A JP11985696 A JP 11985696A JP H09300007 A JPH09300007 A JP H09300007A
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Tomio Yamakawa
富夫 山川
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一宗 下田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高拡管比、かつ低穿孔比での厚肉穿孔が可能な
継目無管の穿孔圧延法を提供する。 【解決手段】プラグとしてその圧延部を軸長方向に2分
割してなり、先端球面の曲率半径をrp、前段部の軸長
方向長さをL1 、後段部のテーパ角度と軸長方向長さを
θ1 、L2 、リーリング部のテーパ角度と軸長方向長さ
をθ2 、L3 としたとき、これらが下記式を満たすもの
を用いる。 0.14×Bd≦rp≦0.23×Bd、0.4≦L2
/L1 ≦3、α2 +0.5≦θ1 ≦α2 +6゜、0.7
≦L3 /P≦2、α2 ≦θ2 ≦α2 +1゜、2×Bd≦
L1 +L2 +L3 ≦3.5×Bd…。ここで、Bd:素
材丸ビレットの外径、α2 :主ロールの出口面角、P
:(Bd+Ds)/4×tanβ。 ただし、Ds:ホローシェルの外径、β :主ロールの
傾斜角。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、継目無管の製造方
法にかかわり、より詳しくは、継目無金属管の代表的な
製造方法である所謂マンネスマン製管法と称される方法
において広く採用されているピアサーと呼ばれる傾斜ロ
ール式の穿孔圧延機により、拡管比(圧延後の材料外径
/圧延前の材料外径)が1.15以上で、かつ穿孔比
(圧延後の材料長さ/圧延前の材料長さ)が2以下の拡
管穿孔圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、マンネスマン製管法によって継
目無管を製造する場合には、素材である中実の丸ビレッ
トをピアサーに通してその中心部を穿孔することにより
ホローシェルを得る。次いで、得られたホローシェルを
そのままあるいは上記ピアサーと同一構成のエロンゲー
タに通して拡径、延伸圧延してから、例えばプラグミル
と称される延伸圧延機に通してその外径と肉厚を減じる
延伸圧延を施し、さらにリーラと称される磨管圧延機お
よびサイザと称される定径圧延機に通して管内外表面を
平滑にする一方、その形状修正とサイジングを行い、そ
の後精製工程を経て製品とするのが普通である。
【0003】また、上記のホローシェルを、上記のプラ
グミルとは異なるマンドレルミルと称される多スタンド
の延伸圧延機に通してその外径と肉厚を減じる延伸圧延
を施し、続いてストレッチレデューサと称される絞り圧
延機に通して所定の寸法に仕上げ、その後精製工程を経
て製品とする場合もある。
【0004】なお、上記のピアサーには、パスラインに
対してそのロール軸心線を傾斜させて対向配置される傾
斜ロール(以下、主ロールという)の形状がバレル型の
ものとコーン型のものとの2種類がある。
【0005】上記のマンネスマン製管法に用いられる傾
斜ロール式の穿孔圧延機であるピアサーについてその構
成を説明する。
【0006】図7は一般的なピアサーの構造を示す模式
的平面図、図8は同模式的側面図、図9は図7のII−II
線矢視断面図であり、図中、符号10、10は主ロー
ル、2はプラグ、3はディスクロール、Bはビレット、
Hはホローシェル、Mはマンドレルバーである。
【0007】主ロール10は、その軸長方向の中間部付
近に直径が最大となるゴージ部11を備え、ゴージ部1
1の両側に夫々端末に向かうに従い直径が漸減する円錐
台形をなす入口面12と出口面13を備え、全体として
バレル形状を有している。
【0008】図10は、主ロール10の入口面角α1 と
出口面角α2 を説明するための模式図であり、入口面角
α1 は主ロール10の傾斜角βが0(ゼロ)の状態下に
おける入口面12表面の軸長方向延長線とパスラインX
−Xとがなす角度であり、出口面角α2 は出口面13表
面の軸長方向延長線とパスラインX−Xとがなす角度で
ある。
【0009】この主ロール10、10は、パスラインX
−Xの両側で被圧延材であるビレットBを挟んで、軸心
線が平面視でパスラインX−Xと平行(図7参照)であ
り、側面視で一方の主ロール10はその入口面12が上
側を、他方の主ロール10はその入口面12が下側を向
くように互いに逆向きに所定の傾斜角β(図8参照)を
もって対向配置されており、図示しない駆動源によって
矢符方向に回転駆動されるようになっている。
【0010】ディスクロール3、3は、パスラインX−
Xを挟んでその長手方向を径方向にして主ロール10、
10との間に対向配設されている。このディスクロール
3、3は、大径の円盤状体であり、パスラインX−Xに
対向する外周面に凹面の孔型が形成されており、図示し
ない駆動モータにより矢符方向に回転駆動されるように
なっている。
【0011】内面規制部材であるプラグ2は、その基端
部をマンドレルバーMの先端部に支持させて、主ロール
10、10およびディスクロール3、3の間でパスセン
タX−X上に位置決め保持されている。
【0012】マンドレルバーMは、その基端部が図示し
ない前後進装機構を備えるスラストブロックに連結され
ており、パスラインX−Xをその軸としてプラグ2を回
転可能に支持するようになっている。
【0013】上記のプラグ2としては、従来は、次に述
べるようなものが用いられる。
【0014】図11は、従来のプラグを示す模式的縦断
面図であり、プラグ2は全体として弾頭形状をなしてお
り、先端側から略円錐体状をなす長さLL1 の圧延部2
1、これに続く略円錐台状をなす長さLL2 のリーリン
グ部22および基端部に向かって縮径される逃げ部23
を備えている。
【0015】すなわち、圧延部21は、先端が半径rp
の球面であり、その基端におけるパスラインX−Xに対
する垂線となす角度がθ3 である線上に中心を有する半
径AR の円弧面とで形成されており、リーリング部22
はパスラインX−Xとなす角度がθ2 のテーパ面に形成
されている。
【0016】なお、図中、Rgは主ロール間隔、Ldは
プラグリードであり、いずれも所定の値に設定されてい
る。
【0017】また、主ロール10としては、前述したよ
うにコーン型もあり、このコーン型の主ロールを採用し
たピアサーも一般的に使用されている。
【0018】図12は、コーン型の主ロールを用いた一
般的なピアサーの構造を示す模式的平面図であり、図
中、符号1がコーン型の主ロールである。
【0019】図12に示すように、この主ロール1は、
その軸長方向の中間部のゴージ部11を基準に入側端に
向かうに従って直径が漸減し、出側端に向かうに従って
直径が漸増する形状を有していおり、パスラインX−X
に対して互いに逆向きに所定の傾斜角βと交叉角γをも
って対向配置されている。
【0020】この主ロール1の入口面角α1 と出口面角
α2 は、図13に示すように、傾斜角βが0(ゼロ)で
あり、所定の交叉角λをもって対向配置された状態下に
おける入口面12表面の軸長方向延長線とパスラインX
−Xとのなす角度が入口面角α1 であり、出口面13表
面の軸長方向延長線とパスラインX−Xとのなす角度が
出口面角α2 である。
【0021】なお、その他の構成および被圧延材の穿孔
圧延動作の様子は、図7〜図10に示すピアサーの場合
と同様であり、対応する部分に同符号を付して示し、詳
しい説明は省略する。
【0022】また、上述のピアサーは、被圧延材(ビレ
ットBおよび引き出されるホローシェルH)の揺動およ
び管肉半径方向への膨れを拘束する部材がディスクロー
ル3、3である場合を示した。しかし、このディスクロ
ール3の代わりに板状ガイドシューまたはローラシュー
を被圧延材の上下に摺接するように対向配置したピアサ
ーもあり、このピアサーの場合も上記と同様にして圧延
が行われる。
【0023】以上に述べたようなピアサー用いて製造さ
れる継目無管には、穿孔圧延条件によって種々の欠陥が
発生することがある。このような欠陥の発生を防止する
方法としては、適正な穿孔条件式に基づいて主ロール間
隔Rg、プラグリードLd、ガイドシュー間隔などを設
定することによって被圧延材の噛み込み性や尻抜け性な
どを良好にする方法(特公昭59−44927号公
報)、被圧延材の尻抜け時に主ロール間隔を閉じて尻詰
まりを防止することによって厚肉管が容易に得られるよ
うにした方法(特開昭64−31504号公報)などが
ある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のピア
サーによる穿孔圧延においては、同一サイズのホローシ
ェルを得る際、「圧延後の材料(ホローシェル)外径/
圧延前の材料(ビレット)外径」で定義される拡管比を
大きくすればするほど、外径の小さいビレットを使用す
ることができる。この結果、ピアサーにおける負荷特性
(ロール荷重、ロールトルク)が小さくなるので、さら
に大径管の製造が容易になるという利点がある。このよ
うな理由から高拡管比での穿孔圧延が重要視されてい
る。
【0025】しかし、拡管比が大きい反面、「圧延後の
材料(ホローシェル)長さ/圧延前の材料(ビレット)
長さ」で定義される穿孔比が小さい穿孔圧延を行う場合
には、噛み込み不良や尻詰まりなど、特にホローシェル
のボトム部からプラグが抜けない尻詰まりが多く発生し
てミスロールが多発するほか、得られたホローシェルの
偏肉が大きくなり、生産能率および製品品質が悪化する
という問題があった。
【0026】表1は、前述の図11に示す形状のプラグ
を備えた図12に示すピアサーを用い、表2に示す条件
で穿孔圧延を行った場合におけるミスロールの発生状況
とホローシェルの偏肉発生状況とを調べた結果を示す表
である。
【0027】なお、結果は、得られたホローシェルの偏
肉については、偏肉が悪化した場合を×、悪化しなかっ
た場合を○で評価した。また、ミスロールについては、
ホローシェルのボトム部からプラグが抜けない状態、い
わゆる尻詰まりが発生した場合を×、尻詰まりが発生し
なかった場合を○とした。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】表1に示す結果から明らかなように、拡管
比が1.15以上で、かつ穿孔比が2未満である場合に
は、尻詰まりが発生し、偏肉も悪化している。
【0031】また、上述したように、ピアサーには、被
圧延材の螺旋回転移動に伴う揺動と被圧延材の外径の膨
らみを抑制する案内部材として板状のガイドシューやデ
ィスクロールが配設されている。しかし、板状のガイド
シューは固定式であり、螺旋回転移動する被圧延材に摺
接するのに対し、ディスクロールは被圧延材の圧延方向
に追随回転移動するので、ディスクロールを用いて穿孔
圧延して得られたホローシェルの方が外面品質が優れて
いる。このため、最近のピアサーは、案内部材としてデ
ィスクロールを備えるものが多用されつつある。
【0032】ところが、前述の特公昭59ー44927
号公報に示される方法は、案内部材として板状のガイド
シューを用いたピアサーが対象であり、1.0〜1.0
5程度の拡管比で穿孔圧延を行う限りにおいては確かに
尻詰まりは発生しない。しかし、その公報に示される方
法に基づき、プラグ形状を特定することなく、1.05
を超える高拡管比で、かつ、2.0未満の低穿孔比で穿
孔圧延を行った場合には、尻詰まりが発生するほか、ホ
ローシェルの偏肉が悪化するという欠点を有している。
【0033】また、前述の特開昭64−31504号公
報に示される方法は、案内部材としてディスクロールを
用いたピアサー対象であり、1.05を超える高拡管比
で、かつ、2.0未満の低穿孔比で穿孔圧延する場合に
あっても尻詰まりは発生しない。しかし、この公報に示
される方法は、被圧延材の後端が主ロールから離脱する
尻抜け時に主ロール間隔を小さくするので、主ロールの
ロール間隔を圧延荷重の負荷時に変化させるのに必要な
トルクが無負荷時に比べて非常に大きくなる。
【0034】このため、主ロールの圧下ロール軸を大き
くし、かつロール圧下用のモータ容量をも大きくする必
要があり、設備コストが高くつくほか、既存設備に適用
しようとしてもその設備強度が十分でないと適用でき
ず、新設に匹敵する大幅な改造が必要になるという欠点
を有している。
【0035】さらに、前述の図11に示す形状の従来プ
ラグを用いて穿孔圧延を行った場合には、穿孔比によっ
ては、図14に示すように、得られたホローシェルの圧
延ボトム部が大きく縮径し、上記の尻詰まりが顕著にな
るという問題があった。また、このホローシェルを、例
えば後段の管圧延機であるマンドレルミルに供した際、
その管内にマンドレルバーが挿入できないなどのトラブ
ルが生じる場合があり、生産性の低下を招くという問題
もあった。
【0036】表3は、表4に示す条件で穿孔圧延を行っ
て得られたホローシェルについてその軸長方向の外径を
測定し、中間部の外径d1 に対する圧延ボトム端の外径
d2の縮径率KB 「KB =(d2 −d1 )/d1 ×10
0%」と穿孔比ELとの関係を示した表である。
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】表3から明らかなように、穿孔比EL3.
0と大きい場合には圧延ボトム端の外径d2 は中間部の
外径d1 より大きくなるが、穿孔比ELが2.8以下に
なると圧延ボトム端の外径d2 が中間部の外径d1 より
も小さくなり、穿孔比ELを小さくすればするほど圧延
ボトム端の外径d2 が小さくなっている。
【0040】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その課題は、1.15以上の高拡管比で、かつ2.
0未満の低穿孔比で穿孔圧延を行った場合においても、
噛み込み不良は勿論、尻詰まり、特にホローシェルのボ
トム部からプラグが抜けなくなる尻詰まりの発生および
ホローシェルの偏肉悪化を防ぐことのできる継目無管の
製造方法を提供することにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を達成すべく、数多くの実験を行った結果、次のこと
を知見し、本発明をなすに到った。
【0042】すなわち、前述した各従来技術の有する問
題は、使用するプラグ形状に起因しているのではないか
と考え、プラグ形状について種々検討を試みた。
【0043】その結果、その圧延部を、素材であるビレ
ット外径と関連づけて定めた所定曲率半径の先端球面と
これに引き続く接線円弧面で形成される前段圧延部と、
主ロールの出口面角と関連づけて定めた所定角度のテー
パ面で形成される後段圧延部とに2分割して構成する一
方、この圧延部に引き続くリーリング部を主ロールの出
口面角と関連づけて定めた所定角度のテーパ面で形成
し、圧延部とリーリング部の合計長さを上記ビレット外
径と関連づけて定めた所定長さにするとともに、前段圧
延部と後段圧延部の長さ比を所定値としたプラグを用い
るのが有効であることを知見した。
【0044】上記の知見に基づく本発明の要旨は、次の
継目無鋼管の製造方法にある。
【0045】パスライン周りに対向配置された入口面と
出口面を備える一対の主ロールと、この一対の主ロール
とは位相を異ならせてパスライン周りに対向配置された
一対のディスクロールとの間に、素材丸ビレットをその
軸長方向に螺進移動させつつその軸心線に沿って先端形
状が球面で後端に向かうに従って直径が大きくなる圧延
部とリーリング部および後端面において直径が小さくな
る逃げ部を備える砲弾状のプラグを貫入せしめることに
よりホローシェルを得る継目無管の製造方法において、
上記プラグとして、その圧延部を前段圧延部と後段圧延
部とに2分割するとともに、前段圧延部の先端球面の曲
率半径と軸長方向長さをそれぞれrp、L1 、後段圧延
部のテーパ角度と軸長方向長さをそれぞれθ1 、L2 、
リーリング部のテーパ角度と軸長方向長さをそれぞれθ
2 、L3 としたとき、これらがそれぞれ下記(1)〜
(6)式を満たす形状寸法のプラグを用いることを特徴
とする継目無管の製造方法。
【0046】 0.14×Bd≦rp≦0.23×Bd ・・・・ (1) 0.4≦L2 /L1 ≦3 ・・・・・・・・・・・ (2) α2 +0.5≦θ1 ≦α2 +6゜ ・・・・・・・ (3) 0.7≦L3 /P≦2 ・・・・・・・・・・・・ (4) α2 ≦θ2 ≦α2 +1゜・・・・・・・・・・・・ (5) 2×Bd≦L1 +L2 +L3 ≦3.5×Bd ・・ (6) ここで、 Bd:素材丸ビレットの外径 α2 :主ロールの出口面角 P :(Bd+Ds)/4×tanβ ただし、 Ds:ホローシェルの外径 β :主ロールの傾斜角 上記の本発明は、ピアサーを構成する主ロールがコーン
型、バレル型のいずれでもよく、また案内部材が板状の
ガイドシュー、ローラシュー、ディスクロールのいずれ
であって適用でき、同じ効果が得られる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の方法を、添付図面
を参照して詳細に説明する。
【0048】図1は、本発明の方法を主ロールがコーン
型のピアサーに適用した場合の実施態様の一例を示す模
式的平面図、図2は同模式的側面図、図3は図1のI−
I線矢視断面図で、図中、符号1、1は主ロール、2は
プラグ、3、3はディスクロール、Bはビレット、Hは
ホローシェル、Mはマンドレルバーである。
【0049】主ロール1、1は、短寸円柱状のゴージ部
11と、ゴージ部11の両側に端部に向かうに従って縮
径された略円錐台状をなす入口面12と、端部に向かう
に従って拡径された略円錐台状をなす出口面13とを備
え、全体としてコーン形に形成されている。
【0050】主ロール1、1は、パスセンタX−X線の
両側に交叉角γ(図1参照)を付与して対向配置される
一方、パスセンタX−X線に対して傾斜角β(図2参
照)を付与して互いに逆方向に傾斜配置されており、図
示しない駆動源によって矢符方向に回転駆動されるよう
になっている。
【0051】また、主ロール1、1の入口面角α1 と出
口面角α2 は、前述の図13の場合とと同じで、それぞ
れ上記傾斜角βが0(ゼロ)の状態下における入口面1
2の表面またはその接線とパスラインX−Xとがなす角
度と、出口面13の表面またはその接線とパスラインX
−Xとがなす角度である。
【0052】上記の主ロール1、1は、ゴージ部11部
分における相互のロール間隔Rg(後述する図4参照)
が所定の値に設定されている。
【0053】ディスクロール3、3は、その外周面に凹
状の摺動面3dが形成された円盤体であり、パスセンタ
X−X線の両側に主ロール1、1との間にその摺動面3
dが被圧延材の移動域に臨むように対向配置されてお
り、図示しない駆動源によって矢符方向に回転駆動され
るようになっている。
【0054】プラグ2は、その基端部をマンドレルバー
Mの先端部に支持させて主ロール10、10およびディ
スクロール3、3の間でパスセンタX−X上に位置決め
保持されている。
【0055】マンドレルバーMは、その基端部が図示し
ない前後進装機構を備えるスラストブロックに連結され
ており、パスラインX−Xをその軸としてプラグ2を回
転可能に支持するようになっている。
【0056】上記のように構成されたピアサーを用いて
ビレットBを穿孔圧延する場合は、加熱炉にて所定の温
度に加熱された中実丸棒状のビレットBが図中白抜き矢
符に示すようにその軸長方向に移送され、両主ロール1
0、10の入口面12、12間に噛み込まれる。その
後、ビッレトBは、ディスクロール3、3にてパスセン
タX−X線に沿わせられて主ロール10、10の回転に
より螺旋回転移動し、その軸心部にプラグ2に貫入せし
められる。そして、ビレットBは、プラグ2と主ロール
1、1との間において半回転につき一回の間欠的な圧下
を受けて穿孔圧延され、ホローシェルHに成形される。
【0057】この際、プラグ2と主ロール1、1とによ
る圧下を受けていない被圧延材部分は、自身の回転力に
より半径方向外向きに膨れ出るが、追随回転駆動される
ディスクロール3、3によってその膨れ出る量が拘束さ
れる。この結果、主ロール1、1とプラグ2によって楕
円形状を呈しつつ成形されるホローシェルHは、移動方
向の下流側に至るに従って徐々に円形に矯正され、ほぼ
真円のホローシェルHに成形される。
【0058】こよのな穿孔圧延を行う本発明の方法にお
いては、上記のプラグ2として、次に述べる形状のもの
を用いる必要がある。
【0059】図4は、本発明で用いるプラグを示す模式
的縦断面図であり、プラグ2は、従来プラグと同様に、
全体として砲弾形状をなしており、その圧延部が、両者
の長さ比(L2 /L1 )が下記(2)式を満たす長さL
1 の前段圧延部21aと長さL2 の後段圧延部21bと
に2分割されている。
【0060】そして、前段圧延部21aは、下記(1)
式を満たす曲率半径rpの先端球面と、この先端球面の
基端におけるパスラインX−Xに対する垂線との角度が
θ3である線上に中心を有する曲率半径AR の接線円弧
面とからなる先端球面の円錐体状に形成されている。ま
た、後段圧延部21bは、下記(3)式を満たす角度θ
1 のテーパ面からなる円錐台状に成形されている。
【0061】上記の2分割された圧延部(21a+21
b)の下流側にはリーリング部22が設けられており、
このリーリング部22は下記(5)式を満たす角度θ2
のテーパ面からなり、下記(4)式を満たす長さL3 を
有する円錐台状に成形されている。
【0062】さらに、上記のリーリング部22の下流側
には基端に向かうに従って縮径された長さL4 の逃げ部
23が成形されており、その有効長さL1 +L2 +L3
(=L)が下記(6)式を満たすように成形されてい
る。
【0063】 0.14×Bd≦rp≦0.23×Bd ・・・・ (1) 0.4≦L2 /L1 ≦3 ・・・・・・・・・・・ (2) α2 +0.5≦θ1 ≦α2 +6゜ ・・・・・・・ (3) 0.7≦L3 /P≦2 ・・・・・・・・・・・・ (4) α2 ≦θ2 ≦α2 +1゜・・・・・・・・・・・・ (5) 2×Bd≦L1 +L2 +L3 ≦3.5×Bd ・・ (6) ここで、 Bd:素材丸ビレットの外径 α2 :主ロールの出口面角 P :(Bd+Ds)/4×tanβ ただし、 Ds:ホローシェルの外径 β :主ロールの傾斜角 このように、本発明で用いるプラグ2は、その圧延部を
2分割する一方、各部の形状と大きさを上記の各式を満
たす値にしたものであることが必要であるが、その理由
は次の通りである。
【0064】すなわち、前段圧延部21aの先端球面の
曲率半径rpを上記(1)式の下限値未満の値にすると
穿孔圧延時にプラグ先端が熱溶損しやすくなり、逆に上
記(1)式の上限値を超える値にするとビレットBが主
ロール1、1間に噛み込まなくなる噛み込み不良が発生
する。よって、先端球面の曲率半径rpは、上記(1)
式を満たす値でなければならない。
【0065】また、圧延部を前段圧延部21aと後段圧
延部21bに2分割した場合には、後段圧延部21bで
の肉厚加工度を大きくでき、穿孔圧延中の被圧延材の内
周長をより大きくすることができる。この結果、拡管比
1.15以上で、かつ穿孔比2.0未満での厚肉管を容
易に穿孔圧延することが可能となる。
【0066】しかし、その長さ比(L2 /L1 )および
後段圧延部21bのテーパ角度θ1が上記(2)および
(3)式を満たさないと、拡管比1.15以上で、かつ
穿孔比2.0未満で穿孔圧延を行った場合、特に穿孔比
をより小さくした場合、肉厚加工度が小さくなって被圧
延材の内外径の膨らみが少なくなる。また、圧延ボトム
端部の縮径量が特に大きくなり、圧延が不安定になって
ホローシェルHの偏肉悪化と尻詰まりが発生する。また
更に、このホローシェルHを後段の圧延機であるマンド
レルミルに供した場合、その管内にマンドレルバーが挿
入できないトラブルが発生する。よって、その長さ比
(L2 /L1 )およびテーパ角度θ1 は、それぞれ上記
(2)式および(3)式を満たす値でなければならな
い。
【0067】さらに、リーリング部22の長さL3 とテ
ーパ角度θ2 が上記(4)および(5)式を満たさない
と、2分割した前段圧延部21aと後段圧延部21bで
発生する偏肉を十分に矯正できないのみならず、尻詰ま
りが発生する。よって、その長さL3 とテーパ角度θ2
は、それぞれ上記(4)式および(5)式を満たす値で
なければならない。
【0068】また更に、その有効長さL(=L1 +L2
+L3 )が上記(6)式の下限値未満であると、ホロー
シェルHの内外面に発生する螺旋状のうねりを矯正して
周方向および軸長方向ともに平滑表面を得ることができ
ない。逆に、有効長さLが上記(6)式の上限値を超え
ると、尻詰まりが発生する。よって、その有効長さL
(=L1 +L2 +L3 )は、上記(6)式を満たす値で
なければならない。
【0069】以上のことは、後述の実施例の結果からも
明らかである。
【0070】ところで、上記前段圧延部21aの先端球
面に連続する接線円弧面の曲率半径AR とその中心が位
置する直線を決定する角度θ3 は、リーリング部22の
基端部外径であるプラグ径dpを所定の値に定めること
により決まるので特に規定する必要はない。
【0071】なお、図4に示すプラグは、肉厚加工が円
滑に行われるように、その前段圧延部21aを先端球面
とこの先端球面に対する接線円弧面で構成した場合であ
る。
【0072】しかし、この前段圧延部21aを構成する
円弧面は、必ずしも先端球面に対する接線円弧面とする
必要はなく、上記θ3 がθ1 以上である直線上に中心を
有する任意曲率の円弧面であってもかまわない。
【0073】また、上記の有効長さLは、プラグの製造
コストを下げる観点からはできるだけ短くするのが好ま
しい。
【0074】さらに、図4中のRgはロール間隔、Ld
はプラグリードを示し、それぞれ所定の値に設定されて
いる。また、図4中のライン14は、パスラインX−X
と直交する面内にて傾斜角βをもって配置した主ロール
1の入口面12および出口面13とパスラインX−Xと
の最短距離をその軸長方向各位置について幾何学的に算
出し、この算出値をプラグの縦断面図上にプロットした
ものである。
【0075】上記の説明は、主ロールがコーン型のピア
サーを対象とした場合であるが、前述の図7に示したバ
レル型の主ロールを備えるピアサーを対象とする場合で
あっても同じである。ただし、主ロールがバレル型のピ
アサーを用いた場合には、被圧延材の材質が熱間加工性
に劣る例えばステンレス鋼などでは、得られたホローシ
ェルの内面に被れ疵などの欠陥が発生しやすく、製品品
質の低下を招くなどの問題が生じる場合がある。これに
対し、コーン型の主ロールを備えるピアサーを用いた場
合には、上記のようなことは問題が生じることはない。
従って、ピアサーとしては主ロールがコーン型のものを
用いるのが好ましい。また、案内部材に起因する焼き付
きが問題となる場合には、その案内部材がディスクロー
ルまたはローラシューであるピアサーを用いるのが好ま
しい。
【0076】
【実施例】
(実施例1)図4に示す形状のプラグを用い、表5に示
す各種の条件で穿孔圧延を実施し、尻詰まりと偏肉の発
生状況および圧延ボトム端の縮径有無とその縮径率KB
を調べた。評価は、尻詰り、具体的にはホローシェルの
圧延ボトム部からプラグが引き抜けなくなるプラグ詰ま
りが発生するか、偏肉率が「5.0%」以上と悪化する
か、もしくはホローシェルの圧延ボトム端の外径が縮径
率KB で「−5.0%」以上に大きく縮径するかのいず
れか1つ以上の問題が発生した場合を×、上記いずれの
問題も発生しなかった場合を○として評価した。
【0077】その結果を、図5に示した。また、上記の
偏肉率とは、下式で求められる値である(以下、同
じ)。
【0078】偏肉率(%)={((最大肉厚−最小肉
厚)/最大肉厚)×100}
【0079】
【表5】
【0080】(実施例2)図4に示す形状のプラグを用
い、表6に示す各種の条件で穿孔圧延を実施し、尻詰ま
りと偏肉の発生状況および圧延ボトム端の縮径有無とそ
の縮径率KB を調べた。評価は、実施例1と同じ方法に
よって評価した。その結果を、図6に示した。
【0081】
【表6】
【0082】図5および図6に示す結果から明らかなよ
うに、本発明で規定する形状寸法のプラグを用いた場合
には、拡管比が1.4と高いにもかかわらず、2.0の
穿孔比で穿孔圧延すした場合にも何らの問題も発生しな
かった。
【0083】これに対し、プラグの形状寸法が本発明で
規定する範囲を外れるものである場合には、尻詰りが発
生するか、偏肉率が悪化するか、もしくは圧延ボトム部
の外径が大きく縮径するいずれかの問題が発生した。
【0084】(実施例3)図4に示す形状の本発明プラ
グと図11に示す形状の従来プラグを用い、表7に示す
各種の条件で穿孔圧延を実施し、尻詰まりと偏肉の発生
状況および圧延ボトム端の縮径有無とその縮径率KB を
調べた。評価は、実施例1と同じ方法によって評価し
た。その結果を、表8に示した。
【0085】なお、用いたプラグの寸法は、表7に示す
とおりである。また、表8の縮径率KB 欄における
「−」は、尻詰まりが発生したために寸法測定ができな
かったことを示している。
【0086】
【表7】
【0087】
【表8】
【0088】表8に示す結果から明らかなように、本発
明で規定する形状と寸法を有するプラグを用いた場合に
は、1.3〜1.4の高拡管比で、かつ1.4〜1.5
という低穿孔比の穿孔圧延であるにもかかわらず、何ら
の問題も発生しなかった。
【0089】これに対し、従来の形状のプラグを用いた
場合には、尻詰まりと偏肉悪化が発生しなかった時は圧
延ボトム端の外径が大きく縮径した。それ以外は、尻詰
まりが発生するかもしくは尻詰まりと偏肉悪化の両方が
発生した。
【0090】(実験例4)図4に示す形状の本発明プラ
グと図11に示す形状の従来プラグを用い、表9に示す
各種の条件で穿孔圧延を実施し、尻詰まりと偏肉の発生
状況および圧延ボトム端の縮径有無とその縮径率KB を
調べた。評価は、実施例1と同じ方法によって評価し
た。その結果を、表10に示した。
【0091】なお、用いたプラグの寸法は、表9に示す
とおりである。
【0092】
【表9】
【0093】
【表10】
【0094】表10に示す結果から明らかなように、本
発明で規定する形状と寸法を有するプラグを用いた場合
には、1.3〜1.4の高拡管比で、かつ1.4〜1.
5という高拡管比、低穿孔比の穿孔圧延であるにもかか
わらず、何らの問題も発生しなかった。これに対し、従
来の形状のプラグを用いた場合には、尻詰まりと偏肉悪
化の両方が発生した。なお、圧延ボトム端の外径縮径率
KB については、上記と同様に、尻詰まりが発生したた
めに寸法測定ができなかった。
【0095】
【発明の効果】本発明の方法によれば、1.15以上の
高拡管比で、かつ2.0未満の低穿孔比の厚肉穿孔圧延
を行った場合においても、噛み込み不良は勿論、尻詰ま
りやホローシェルの偏肉悪化が生じることがないので生
産能率が向上し、かつ製造可能寸法範囲も格段に拡大す
ることができ、製管コストの大幅な低減を図ることが可
能になる。また、既存の圧延機にそのまま適用すること
もできるなど、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を説明するための模式的平面図で
ある。
【図2】本発明の方法を説明するための模式的側面図で
ある。
【図3】図1のI−I線矢視断面図である。
【図4】本発明で用いるプラグを説明するための模式的
縦断面図である。
【図5】本発明の実施例の結果を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例の結果を示す図である。
【図7】ピアサーによる従来の穿孔圧延方法を説明する
ための模式的平面図である。
【図8】ピアサーによる従来の穿孔圧延方法を説明する
ための模式的側面図である。
【図9】図7のII−II線矢視断面図である。
【図10】バレル型主ロールの入口面角と出口面角を説
明するための図である。
【図11】従来の穿孔圧延に用いられていたプラグを説
明するための図である。
【図12】従来のコーン型主ロールを備えたピアサーを
示す模式的平面図である。
【図13】コーン型主ロールの入口面角と出口面角を説
明するための図である。
【図14】ホローシェルの圧延ボトム端部に生じる縮径
現象を説明するための模式的縦断面図である。
【符号の説明】 1:主ロール、 11:ゴージ部、 12:入口面、 13:出口面、 2:プラグ、 3:ディスクロール(案内部材)、 B:ビレット、 H:ホローシェル、 M:マンドレルバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パスライン周りに対向配置された入口面と
    出口面を備える一対の主ロールと、この一対の主ロール
    とは位相を異ならせてパスライン周りに対向配置された
    一対のディスクロールとの間に、素材丸ビレットをその
    軸長方向に螺進移動させつつその軸心線に沿って先端形
    状が球面で後端に向かうに従って直径が大きくなる圧延
    部とリーリング部および後端面において直径が小さくな
    る逃げ部を備える砲弾状のプラグを貫入せしめることに
    よりホローシェルを得る継目無管の製造方法において、
    上記プラグとして、その圧延部を前段圧延部と後段圧延
    部とに2分割するとともに、前段圧延部の先端球面の曲
    率半径と軸長方向長さをそれぞれrp、L1 、後段圧延
    部のテーパ角度と軸長方向長さをそれぞれθ1 、L2 、
    リーリング部のテーパ角度と軸長方向長さをそれぞれθ
    2 、L3 としたとき、これらがそれぞれ下記(1)〜
    (6)式を満たす形状寸法のプラグを用いることを特徴
    とする継目無管の製造方法。 0.14×Bd≦rp≦0.23×Bd ・・・・ (1) 0.4≦L2 /L1 ≦3 ・・・・・・・・・・・ (2) α2 +0.5≦θ1 ≦α2 +6゜ ・・・・・・・ (3) 0.7≦L3 /P≦2 ・・・・・・・・・・・・ (4) α2 ≦θ2 ≦α2 +1゜・・・・・・・・・・・・ (5) 2×Bd≦L1 +L2 +L3 ≦3.5×Bd ・・ (6) ここで、 Bd:素材丸ビレットの外径 α2 :主ロールの出口面角 P :(Bd+Ds)/4×tanβ ただし、 Ds:ホローシェルの外径 β :主ロールの傾斜角
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