JPH0929992A - インクジェットカートリッジ - Google Patents
インクジェットカートリッジInfo
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- JPH0929992A JPH0929992A JP18690895A JP18690895A JPH0929992A JP H0929992 A JPH0929992 A JP H0929992A JP 18690895 A JP18690895 A JP 18690895A JP 18690895 A JP18690895 A JP 18690895A JP H0929992 A JPH0929992 A JP H0929992A
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- ink
- ink supply
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- ink jet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のインクの吐出特性をそろえて安定して
記録ができるインクジェットカートリッジを提供する。 【解決手段】 インクを一時的に保持する液室を備え、
インクを吐出する複数の吐出口が形成されたインクジェ
ットヘッドと、内部が複数の領域に分割され、インクジ
ェットヘッドに供給するインクをそれぞれ保持するイン
クタンクと、インクを保持する各領域にそれぞれ対応し
て配置され、インクタンクからインクジェットヘッドに
インクを導くための複数のインク供給管とを有するイン
クジェットカートリッジにおいて、インクを保持する各
領域を一列に配置し、各インク供給管を各領域にそれぞ
れ垂直に配置する。
記録ができるインクジェットカートリッジを提供する。 【解決手段】 インクを一時的に保持する液室を備え、
インクを吐出する複数の吐出口が形成されたインクジェ
ットヘッドと、内部が複数の領域に分割され、インクジ
ェットヘッドに供給するインクをそれぞれ保持するイン
クタンクと、インクを保持する各領域にそれぞれ対応し
て配置され、インクタンクからインクジェットヘッドに
インクを導くための複数のインク供給管とを有するイン
クジェットカートリッジにおいて、インクを保持する各
領域を一列に配置し、各インク供給管を各領域にそれぞ
れ垂直に配置する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体にインクを
吐出して画像を記録するインクジェット記録装置に関
し、特にインクを吐出するインクジェットヘッドと、イ
ンクを収容するためのインクタンクとが一体的に取り付
けられたインクジェットカートリッジに関するものであ
る。
吐出して画像を記録するインクジェット記録装置に関
し、特にインクを吐出するインクジェットヘッドと、イ
ンクを収容するためのインクタンクとが一体的に取り付
けられたインクジェットカートリッジに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録手段
（以下インクジェットヘッド）から記録媒体にインクを
吐出させて記録を行うものであり、記録手段のコンパク
ト化が容易で、高精細な画像を高速で記録できる。ま
た、普通紙に特別な処理を施すことなく記録することが
でき、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式の
ため騒音が少なく、しかも多色のインクを使用してカラ
ー画像を容易に記録できるなどの利点も有している。イ
ンクジェットヘッドにはインクを吐出する吐出口にイン
クを導く流路に対応して、それぞれインクを吐出するた
めのエネルギー発生素子である電気熱変換体が配置され
ている。画像を記録する際には、各電気熱変換体に記録
情報に対応した核沸騰を越える急速な温度上昇を与える
駆動信号を印加して熱エネルギーを発生させ、インクジ
ェットヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、液体
（インク）内に駆動信号に対応した気泡を形成させる。
この気泡の成長、収縮により吐出口より液体（インク）
を吐出させて画像を形成する。インクジェットカートリ
ッジはこのインクジェットヘッドと、インクジェットヘ
ッドにインクを供給するインクタンクが一体になったも
のである。
（以下インクジェットヘッド）から記録媒体にインクを
吐出させて記録を行うものであり、記録手段のコンパク
ト化が容易で、高精細な画像を高速で記録できる。ま
た、普通紙に特別な処理を施すことなく記録することが
でき、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式の
ため騒音が少なく、しかも多色のインクを使用してカラ
ー画像を容易に記録できるなどの利点も有している。イ
ンクジェットヘッドにはインクを吐出する吐出口にイン
クを導く流路に対応して、それぞれインクを吐出するた
めのエネルギー発生素子である電気熱変換体が配置され
ている。画像を記録する際には、各電気熱変換体に記録
情報に対応した核沸騰を越える急速な温度上昇を与える
駆動信号を印加して熱エネルギーを発生させ、インクジ
ェットヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、液体
（インク）内に駆動信号に対応した気泡を形成させる。
この気泡の成長、収縮により吐出口より液体（インク）
を吐出させて画像を形成する。インクジェットカートリ
ッジはこのインクジェットヘッドと、インクジェットヘ
ッドにインクを供給するインクタンクが一体になったも
のである。
【０００３】図４は従来のインクジェットカートリッジ
の構成を示す図であり、同図（ａ）は正面図、同図
（ｂ）は側面図、同図（ｃ）は底面図である。図５は図
４に示したインクジェットカートリッジに装着されるカ
ラーインクタンクを示す図であり、同図（ａ）は一部を
破断した側面図、同図（ｂ）は一部を破断した正面図、
同図（ｃ）は底面図である。
の構成を示す図であり、同図（ａ）は正面図、同図
（ｂ）は側面図、同図（ｃ）は底面図である。図５は図
４に示したインクジェットカートリッジに装着されるカ
ラーインクタンクを示す図であり、同図（ａ）は一部を
破断した側面図、同図（ｂ）は一部を破断した正面図、
同図（ｃ）は底面図である。
【０００４】図４において、インクジェットカートリッ
ジは、インクを吐出するインクジェットヘッド３００
と、イエロー（Ｙ）、シアン（Ｃ）、マゼンダ（Ｍ）の
３色のインクが収容されるカラーインクタンク４５１
と、ブラックのインクが収容されるブラックインクタン
ク４０１と、カラーインクタンク４５１、およびブラッ
クインクタンク４０１を保持するためのホルダー３０３
と、ブラックのインクをインクジェットヘッド３００へ
導くためのインク供給管３０６Ｂ、イエローのインクを
インクジェットヘッド３００へ導くためのインク供給管
３０６Ｙ、シアンのインクをインクジェットヘッド３０
０へ導くためのインク供給管３０６Ｃ、およびマゼンダ
のインクをインクジェットヘッド３００へ導くためのイ
ンク供給管３０６Ｍとによって構成されている。インク
ジェットヘッド３００には各色のインクをそれぞれ吐出
するノズル部３７０が設けられ、ノズル部３７０にはそ
れぞれのインクに対応した複数の吐出口からなる吐出口
群３７０Ｙ、３７０Ｍ、３７０Ｃ、３７０Ｂが形成され
ている。
ジは、インクを吐出するインクジェットヘッド３００
と、イエロー（Ｙ）、シアン（Ｃ）、マゼンダ（Ｍ）の
３色のインクが収容されるカラーインクタンク４５１
と、ブラックのインクが収容されるブラックインクタン
ク４０１と、カラーインクタンク４５１、およびブラッ
クインクタンク４０１を保持するためのホルダー３０３
と、ブラックのインクをインクジェットヘッド３００へ
導くためのインク供給管３０６Ｂ、イエローのインクを
インクジェットヘッド３００へ導くためのインク供給管
３０６Ｙ、シアンのインクをインクジェットヘッド３０
０へ導くためのインク供給管３０６Ｃ、およびマゼンダ
のインクをインクジェットヘッド３００へ導くためのイ
ンク供給管３０６Ｍとによって構成されている。インク
ジェットヘッド３００には各色のインクをそれぞれ吐出
するノズル部３７０が設けられ、ノズル部３７０にはそ
れぞれのインクに対応した複数の吐出口からなる吐出口
群３７０Ｙ、３７０Ｍ、３７０Ｃ、３７０Ｂが形成され
ている。
【０００５】図５において、カラーインクタンク４５１
は、インクを収容する筐体４５２と、筐体４５２を封止
する蓋部材４５３と、蓋部材４５３の上部に取り付けら
れる上部部材４５４とを有し、上部部材４５４にはホル
ダー３０３への着脱を行う際に利用される摘み部４５４
ａが設けられている。
は、インクを収容する筐体４５２と、筐体４５２を封止
する蓋部材４５３と、蓋部材４５３の上部に取り付けら
れる上部部材４５４とを有し、上部部材４５４にはホル
ダー３０３への着脱を行う際に利用される摘み部４５４
ａが設けられている。
【０００６】筐体４５２の内部は、イエロー（Ｙ）、シ
アン（Ｃ）、マゼンダ（Ｍ）の３色のインクをそれぞれ
収容するために、略Ｔ字状に配置された仕切部材４６
６、４６７によって、容量がほぼ等しい３つの領域に仕
切られている。これらの領域に、イエローのインクを吸
収して保持するインク吸収体４５６Ｙ、シアンのインク
を吸収して保持するインク吸収体４５６Ｃ、およびマゼ
ンダのインクを吸収して保持するインク吸収体４５６Ｍ
が収納される。また、筐体４５２の底部には、インクを
インクジェットヘッド（図４参照）に導出するためのイ
ンク供給口４５８Ｙ、４５８Ｃ、４５８Ｍが形成され、
その周囲には、それぞれリブ４６５Ｙ、４６５Ｃ、４６
５Ｍが設けられている。
アン（Ｃ）、マゼンダ（Ｍ）の３色のインクをそれぞれ
収容するために、略Ｔ字状に配置された仕切部材４６
６、４６７によって、容量がほぼ等しい３つの領域に仕
切られている。これらの領域に、イエローのインクを吸
収して保持するインク吸収体４５６Ｙ、シアンのインク
を吸収して保持するインク吸収体４５６Ｃ、およびマゼ
ンダのインクを吸収して保持するインク吸収体４５６Ｍ
が収納される。また、筐体４５２の底部には、インクを
インクジェットヘッド（図４参照）に導出するためのイ
ンク供給口４５８Ｙ、４５８Ｃ、４５８Ｍが形成され、
その周囲には、それぞれリブ４６５Ｙ、４６５Ｃ、４６
５Ｍが設けられている。
【０００７】蓋部材４５３には、インクが供給されるこ
とでカラーインクタンク４５１内の負圧が上昇するのを
防止するため、カラーインクタンク４５１内の空気を外
部の空気と連通する大気連通口（タンク内面積の約３％
程度）４５５Ｙ、４５５Ｃ、４５５Ｍ（４５５Ｙのみ図
示）が形成されている。また、筐体４５２の内部および
蓋部材４５３の内部の所定の部位には、リブを形成して
インク吸収体４５６Ｙ、４５６Ｃ、４５６Ｍと筐体４５
２およびインク吸収体４５６Ｙ、４５６Ｃ、４５６Ｍと
蓋部材４５３との間に所定の空間を構成している。この
空間は大気連通口４５５Ｙ、４５５Ｃ、４５５Ｍによっ
てインクタンク４５１の外部と連通され、このことによ
って、筐体４５２の内壁にインクが滞留しなくなるの
で、インク供給口４５８Ｙ、４５８Ｃ、４５８Ｍや大気
連通口４５５Ｙ、４５５Ｃ、４５５Ｍからインクが漏出
するおそれがなくなり、インクの消費効率が向上する。
さらに、画像を記録中にインクタンクの周囲温度が上昇
した場合でも、カラーインクタンク４５１内のインクが
外部に押し出されなくなる。
とでカラーインクタンク４５１内の負圧が上昇するのを
防止するため、カラーインクタンク４５１内の空気を外
部の空気と連通する大気連通口（タンク内面積の約３％
程度）４５５Ｙ、４５５Ｃ、４５５Ｍ（４５５Ｙのみ図
示）が形成されている。また、筐体４５２の内部および
蓋部材４５３の内部の所定の部位には、リブを形成して
インク吸収体４５６Ｙ、４５６Ｃ、４５６Ｍと筐体４５
２およびインク吸収体４５６Ｙ、４５６Ｃ、４５６Ｍと
蓋部材４５３との間に所定の空間を構成している。この
空間は大気連通口４５５Ｙ、４５５Ｃ、４５５Ｍによっ
てインクタンク４５１の外部と連通され、このことによ
って、筐体４５２の内壁にインクが滞留しなくなるの
で、インク供給口４５８Ｙ、４５８Ｃ、４５８Ｍや大気
連通口４５５Ｙ、４５５Ｃ、４５５Ｍからインクが漏出
するおそれがなくなり、インクの消費効率が向上する。
さらに、画像を記録中にインクタンクの周囲温度が上昇
した場合でも、カラーインクタンク４５１内のインクが
外部に押し出されなくなる。
【０００８】このような構成において、カラーインクタ
ンク４５１をホルダー３０３に装着すると、インク供給
口４５８Ｙ、４５８Ｃ、４５８Ｍに、ホルダー３０３に
取り付けられたインク導出管（不図示）が挿入され、イ
ンク消費に応じてインク供給管３０６Ｂ、３０６Ｙ、３
０６Ｃ、３０６Ｍを介してインクジェットヘッド３００
にインクが供給される。このとき、インク供給口４５８
Ｙ、４５８Ｃ、４５８Ｍの周囲に設けられたリブ４６５
Ｙ、４６５Ｃ、４６５Ｍは、押圧力を受けてホルダー３
０３の内底部に設けられた弾性板に圧接されて食い込む
状態となる。これにより、その部分から外部にインクが
漏れ出すことが抑制される。
ンク４５１をホルダー３０３に装着すると、インク供給
口４５８Ｙ、４５８Ｃ、４５８Ｍに、ホルダー３０３に
取り付けられたインク導出管（不図示）が挿入され、イ
ンク消費に応じてインク供給管３０６Ｂ、３０６Ｙ、３
０６Ｃ、３０６Ｍを介してインクジェットヘッド３００
にインクが供給される。このとき、インク供給口４５８
Ｙ、４５８Ｃ、４５８Ｍの周囲に設けられたリブ４６５
Ｙ、４６５Ｃ、４６５Ｍは、押圧力を受けてホルダー３
０３の内底部に設けられた弾性板に圧接されて食い込む
状態となる。これにより、その部分から外部にインクが
漏れ出すことが抑制される。
【０００９】また、従来のインクジェットカートリッジ
には、各色のインクを保持する領域が一列に配置され、
インクを吐出するインクジェットヘッドがインクタンク
に直接取り付けられた構造のものが開示されている（特
開昭６３−８７２４２号公報参照）。このような構造に
すると、インク供給管を短くすることができるため、イ
ンク供給管の流抵抗が減少して吐出特性が良好になると
いう効果がある。
には、各色のインクを保持する領域が一列に配置され、
インクを吐出するインクジェットヘッドがインクタンク
に直接取り付けられた構造のものが開示されている（特
開昭６３−８７２４２号公報参照）。このような構造に
すると、インク供給管を短くすることができるため、イ
ンク供給管の流抵抗が減少して吐出特性が良好になると
いう効果がある。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のインクジェットカートリッジでは、各色に対
応したインク供給管の長さが異なるため、インク供給管
の流抵抗の差が生じ、各インクの吐出特性が異なって安
定した記録ができないおそれがあった。
うな従来のインクジェットカートリッジでは、各色に対
応したインク供給管の長さが異なるため、インク供給管
の流抵抗の差が生じ、各インクの吐出特性が異なって安
定した記録ができないおそれがあった。
【００１１】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、複数の
インクの吐出特性をそろえて安定して記録ができるイン
クジェットカートリッジを提供することを目的とする。
る問題点を解決するためになされたものであり、複数の
インクの吐出特性をそろえて安定して記録ができるイン
クジェットカートリッジを提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のインクジェットカートリッジは、インクを一時
的に保持する液室を備え、インクを吐出する複数の吐出
口が形成されたインクジェットヘッドと、内部が複数の
領域に分割され、前記インクジェットヘッドに供給する
インクをそれぞれ収容するインクタンクと、前記複数の
領域にそれぞれ対応して配置され、前記インクタンクか
ら前記インクジェットヘッドにインクを導くための複数
のインク供給管とを有するインクジェットカートリッジ
において、前記複数の領域を一列に配置し、前記複数の
インク供給管を前記複数の領域にそれぞれ垂直に配置す
ることを特徴とする。
本発明のインクジェットカートリッジは、インクを一時
的に保持する液室を備え、インクを吐出する複数の吐出
口が形成されたインクジェットヘッドと、内部が複数の
領域に分割され、前記インクジェットヘッドに供給する
インクをそれぞれ収容するインクタンクと、前記複数の
領域にそれぞれ対応して配置され、前記インクタンクか
ら前記インクジェットヘッドにインクを導くための複数
のインク供給管とを有するインクジェットカートリッジ
において、前記複数の領域を一列に配置し、前記複数の
インク供給管を前記複数の領域にそれぞれ垂直に配置す
ることを特徴とする。
【００１３】このとき、前記複数のインク供給管を、そ
れぞれ前記吐出口寄りの前記複数の領域の端部に並列に
配置してもよい。
れぞれ前記吐出口寄りの前記複数の領域の端部に並列に
配置してもよい。
【００１４】また、前記複数の領域にそれぞれ、内部の
空間と外部の空間とを連通する大気連通口と、各領域内
に収納され、インクを吸収して保持するインク吸収体
と、各領域内面に前記インク吸収体が密着しないように
して、前記大気連通口から前記インク供給管が配置され
る位置と最も離れた部位まで連なる空間を設けるための
リブとを備えていてもよく、このとき、前記インク吸収
体の圧縮方向に対して、前記インク供給管を垂直に配置
してもよい。
空間と外部の空間とを連通する大気連通口と、各領域内
に収納され、インクを吸収して保持するインク吸収体
と、各領域内面に前記インク吸収体が密着しないように
して、前記大気連通口から前記インク供給管が配置され
る位置と最も離れた部位まで連なる空間を設けるための
リブとを備えていてもよく、このとき、前記インク吸収
体の圧縮方向に対して、前記インク供給管を垂直に配置
してもよい。
【００１５】さらに、上記インクジェットカートリッジ
のいずれにおいても、前記インクジェットヘッドに、イ
ンクを吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー
発生素子を有し、電気信号に基づいて前記エネルギー発
生素子を駆動し、前記吐出口からインクを吐出させるこ
とで記録を行ってもよく、前記エネルギー発生素子とし
て、インク吐出用の熱エネルギーを発生するための電気
熱変換体を備えていてもよい。
のいずれにおいても、前記インクジェットヘッドに、イ
ンクを吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー
発生素子を有し、電気信号に基づいて前記エネルギー発
生素子を駆動し、前記吐出口からインクを吐出させるこ
とで記録を行ってもよく、前記エネルギー発生素子とし
て、インク吐出用の熱エネルギーを発生するための電気
熱変換体を備えていてもよい。
【００１６】上記のように構成された本発明のインクジ
ェットカートリッジは、インクを収容する各領域を一列
に配置し、各インク供給管を各領域にそれぞれ垂直に配
置することで、各インク供給管の長さをそろえることが
できる。
ェットカートリッジは、インクを収容する各領域を一列
に配置し、各インク供給管を各領域にそれぞれ垂直に配
置することで、各インク供給管の長さをそろえることが
できる。
【００１７】また、このときインク供給管を、それぞれ
吐出口寄りの各領域の端部に配置することで、液室の長
さを最短にすることができる。
吐出口寄りの各領域の端部に配置することで、液室の長
さを最短にすることができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１９】図１は本発明のインクジェットカートリッ
ジの構成を示す斜視図であり、図２は図１に示したカラ
ーインクタンクの大気連通口に挿入されるキャップ部材
の構成を示す斜視図である。図１において、インクジェ
ットカートリッジは、インクを収容するカラーインクタ
ンク１０と、インクを吐出するインクジェットヘッド２
０とによって構成されている。
ジの構成を示す斜視図であり、図２は図１に示したカラ
ーインクタンクの大気連通口に挿入されるキャップ部材
の構成を示す斜視図である。図１において、インクジェ
ットカートリッジは、インクを収容するカラーインクタ
ンク１０と、インクを吐出するインクジェットヘッド２
０とによって構成されている。
【００２０】カラーインクタンク１０は、インクを収容
する筐体１００と、筐体１００を封止するための蓋部材
１０４とで構成されている。筐体１００の内部は、イエ
ロー（Ｙ）、シアン（Ｃ）、マゼンダ（Ｍ）の３色のイ
ンクを収容するために、平行に配置された２つの仕切部
材（不図示）によって３つの領域に仕切られ、それぞれ
の領域にはインクを吸収して保持するインク吸収体１０
１、１０２、１０３が収納されている。筐体１００のイ
ンクジェットヘッド取付面１１１にはそれぞれの領域に
対応して３つのインク供給口１０５、１０６、１０７が
設けられている。また、筐体１００には、各領域からイ
ンクが供給される際に内部の負圧が上昇するのを防止す
るため、各領域内の空気と外部の空気とを連通する大気
連通口１０８、１０９、１１０が設けられ、大気連通口
１０８、１０９、１１０には、図２に示すようなインク
の蒸発を防止するためのキャップ部材１１２がそれぞれ
挿入されている。なお、キャップ部材１１２には細孔が
設けられており、このことによって各領域内の空気と外
部の空気との連通が確保されている。
する筐体１００と、筐体１００を封止するための蓋部材
１０４とで構成されている。筐体１００の内部は、イエ
ロー（Ｙ）、シアン（Ｃ）、マゼンダ（Ｍ）の３色のイ
ンクを収容するために、平行に配置された２つの仕切部
材（不図示）によって３つの領域に仕切られ、それぞれ
の領域にはインクを吸収して保持するインク吸収体１０
１、１０２、１０３が収納されている。筐体１００のイ
ンクジェットヘッド取付面１１１にはそれぞれの領域に
対応して３つのインク供給口１０５、１０６、１０７が
設けられている。また、筐体１００には、各領域からイ
ンクが供給される際に内部の負圧が上昇するのを防止す
るため、各領域内の空気と外部の空気とを連通する大気
連通口１０８、１０９、１１０が設けられ、大気連通口
１０８、１０９、１１０には、図２に示すようなインク
の蒸発を防止するためのキャップ部材１１２がそれぞれ
挿入されている。なお、キャップ部材１１２には細孔が
設けられており、このことによって各領域内の空気と外
部の空気との連通が確保されている。
【００２１】インクジェットヘッド２０は、カラーイン
クタンク１０から各インクを導出するためのインク供給
管２１、２２、２３と、各インクを一時的に保持し、イ
ンク吐出部へインクを供給するための流路２４と、イン
クを吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発
生素子が形成されたノズル部（不図示）と、インクを吐
出する吐出口（底部に形成：不図示）とから構成されて
いる。インク供給管２１、２２、２３は、インクジェッ
トヘッド２０をカラーインクタンク１０に取り付ける際
に、それぞれインク供給口１０５、１０６、１０７に挿
入され、先端がインク吸収体１０１、１０２、１０３に
圧接される。このことによってインク吸収体１０１、１
０２、１０３が圧縮され、毛管力が増大するため、各イ
ンクが筐体１００から安定してインクジェットヘッド２
０に導かれる。
クタンク１０から各インクを導出するためのインク供給
管２１、２２、２３と、各インクを一時的に保持し、イ
ンク吐出部へインクを供給するための流路２４と、イン
クを吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発
生素子が形成されたノズル部（不図示）と、インクを吐
出する吐出口（底部に形成：不図示）とから構成されて
いる。インク供給管２１、２２、２３は、インクジェッ
トヘッド２０をカラーインクタンク１０に取り付ける際
に、それぞれインク供給口１０５、１０６、１０７に挿
入され、先端がインク吸収体１０１、１０２、１０３に
圧接される。このことによってインク吸収体１０１、１
０２、１０３が圧縮され、毛管力が増大するため、各イ
ンクが筐体１００から安定してインクジェットヘッド２
０に導かれる。
【００２２】また、各インク供給口１０５、１０６、１
０７には、挿入されたインク供給管２１、２２、２３と
の隙間を塞ぐパッキン３１、３２、３３が取り付けら
れ、パッキン３１、３２、３３によってインク供給口１
０５、１０６、１０７からのインクの漏出を防いでい
る。
０７には、挿入されたインク供給管２１、２２、２３と
の隙間を塞ぐパッキン３１、３２、３３が取り付けら
れ、パッキン３１、３２、３３によってインク供給口１
０５、１０６、１０７からのインクの漏出を防いでい
る。
【００２３】ここで、図１に示すようにインクを収容す
る各領域は一列に並べられ、インク供給管２１、２２、
２３はそれぞれの領域に対してインク供給口１０５、１
０６、１０７に垂直に挿入されている。このような構成
にすることによって、インクジェットヘッド２０にイン
クを供給するためのインク供給管２１、２２、２３の長
さをそろえることができる。また、インク供給管２１、
２２、２３の位置を吐出口に近いカラーインクタンク１
０の下部に並列に配置することで、インク供給管２１、
２２、２３及び流路２４の長さを最短にすることができ
る。
る各領域は一列に並べられ、インク供給管２１、２２、
２３はそれぞれの領域に対してインク供給口１０５、１
０６、１０７に垂直に挿入されている。このような構成
にすることによって、インクジェットヘッド２０にイン
クを供給するためのインク供給管２１、２２、２３の長
さをそろえることができる。また、インク供給管２１、
２２、２３の位置を吐出口に近いカラーインクタンク１
０の下部に並列に配置することで、インク供給管２１、
２２、２３及び流路２４の長さを最短にすることができ
る。
【００２４】したがって、インク供給管２１、２２、２
３の長さの違いによる流抵抗の差がなくなり、流路２４
の流抵抗の増大を防止することができるため、インクジ
ェットヘッド２０に安定してインクを供給すことが可能
になり、安定した吐出特性を得ることができる。
３の長さの違いによる流抵抗の差がなくなり、流路２４
の流抵抗の増大を防止することができるため、インクジ
ェットヘッド２０に安定してインクを供給すことが可能
になり、安定した吐出特性を得ることができる。
【００２５】ところで、筐体１００の内部の各領域の上
面にはリブ１００１が設けられ、蓋部材１０４には部分
リブ１０４１が設けられている。リブ１００１は、各領
域の長手方向と平行に設けられ、部分リブ１０４１は蓋
部材１０４内面のリブ１００１の延長線上に設けられて
いる。これらリブ１００１および部分リブ１０４１を設
けることによって、インク吸収体１０１、１０２、１０
３がそれぞれの領域の内面と密着することが防止され、
大気連通口１０８、１０９、１１０からインク供給口１
０５、１０６、１０７と最も離れた部位まで連通する空
間が形成される。
面にはリブ１００１が設けられ、蓋部材１０４には部分
リブ１０４１が設けられている。リブ１００１は、各領
域の長手方向と平行に設けられ、部分リブ１０４１は蓋
部材１０４内面のリブ１００１の延長線上に設けられて
いる。これらリブ１００１および部分リブ１０４１を設
けることによって、インク吸収体１０１、１０２、１０
３がそれぞれの領域の内面と密着することが防止され、
大気連通口１０８、１０９、１１０からインク供給口１
０５、１０６、１０７と最も離れた部位まで連通する空
間が形成される。
【００２６】このように、大気連通口１０８、１０９、
１１０、リブ１００１、および部分リブ１０４１を介し
て筐体１００の内部の空間と外部の空間とを連通するこ
とによって、筐体１００の内壁にインクが滞留しなくな
るので、インク供給口１０５、１０６、１０７や大気連
通口１０８、１０９、１１０からインクが漏出するおそ
れがなくなり、インクの消費効率が向上する。また、画
像を記録中にカラーインクタンク１０の周囲温度が上昇
した場合でも、筐体１００内のインクが外部に押し出さ
れなくなる。さらに、筐体１００内の負圧の上昇を確実
に防止することができるため、インク供給口１０５、１
０６、１０７から最も離れた部位のインクについても、
より確実にそれぞれのインク供給口１０５、１０６、１
０７へ導くことが可能になる。
１１０、リブ１００１、および部分リブ１０４１を介し
て筐体１００の内部の空間と外部の空間とを連通するこ
とによって、筐体１００の内壁にインクが滞留しなくな
るので、インク供給口１０５、１０６、１０７や大気連
通口１０８、１０９、１１０からインクが漏出するおそ
れがなくなり、インクの消費効率が向上する。また、画
像を記録中にカラーインクタンク１０の周囲温度が上昇
した場合でも、筐体１００内のインクが外部に押し出さ
れなくなる。さらに、筐体１００内の負圧の上昇を確実
に防止することができるため、インク供給口１０５、１
０６、１０７から最も離れた部位のインクについても、
より確実にそれぞれのインク供給口１０５、１０６、１
０７へ導くことが可能になる。
【００２７】なお、上記説明では、細孔が設けられたキ
ャップ部材１１２を大気連通口１０８、１０９、１１０
に挿入した場合を例にしているが、キャップ部材１１２
は必ずしも必要ではなく、図３に示すように、カラーイ
ンクタンク４０の筐体４１に直接、細孔４２、４３、４
４を設けてもよい。
ャップ部材１１２を大気連通口１０８、１０９、１１０
に挿入した場合を例にしているが、キャップ部材１１２
は必ずしも必要ではなく、図３に示すように、カラーイ
ンクタンク４０の筐体４１に直接、細孔４２、４３、４
４を設けてもよい。
【００２８】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【００２９】インクを収容する各領域を一列に配置し、
インク供給管を各領域にそれぞれ垂直に配置すること
で、インク供給管の長さの違いによる流抵抗の差がなく
なるため、インクジェットヘッドに安定してインクを供
給すことが可能となり、安定した吐出特性を得ることが
できる。特にインク供給管を、それぞれ吐出口寄りの各
領域の端部に並列に配置することで液室の長さが最短に
なり、液室の流抵抗の増大を防止することができる。
インク供給管を各領域にそれぞれ垂直に配置すること
で、インク供給管の長さの違いによる流抵抗の差がなく
なるため、インクジェットヘッドに安定してインクを供
給すことが可能となり、安定した吐出特性を得ることが
できる。特にインク供給管を、それぞれ吐出口寄りの各
領域の端部に並列に配置することで液室の長さが最短に
なり、液室の流抵抗の増大を防止することができる。
【００３０】また、複数の領域にそれぞれ、内部の空間
と外部の空間とを連通する大気連通口と、各領域内に収
納され、インクを吸収して保持するインク吸収体と、各
領域内面に前記インク吸収体が密着しないようにして、
前記大気連通口から前記インク供給管が配置される位置
と最も離れた部位まで連なる空間を設けるためのリブと
を備えることで、インクタンク内の負圧の上昇を確実に
防止することができるため、インク供給管から最も遠い
部位のインクについても、より確実にそれぞれのインク
供給管へ導くことが可能になる。
と外部の空間とを連通する大気連通口と、各領域内に収
納され、インクを吸収して保持するインク吸収体と、各
領域内面に前記インク吸収体が密着しないようにして、
前記大気連通口から前記インク供給管が配置される位置
と最も離れた部位まで連なる空間を設けるためのリブと
を備えることで、インクタンク内の負圧の上昇を確実に
防止することができるため、インク供給管から最も遠い
部位のインクについても、より確実にそれぞれのインク
供給管へ導くことが可能になる。
【００３１】さらに、インク吸収体の圧縮方向に対し
て、インク供給管を垂直に配置することで、インク吸収
体が圧縮されて毛管力が増大するため、各インクが安定
してインクジェットヘッドに導かれる。
て、インク供給管を垂直に配置することで、インク吸収
体が圧縮されて毛管力が増大するため、各インクが安定
してインクジェットヘッドに導かれる。
【図１】本発明のインクジェットカートリッジの構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図２】図１に示したインクタンクの大気連通口に挿入
されるキャップ部材の構成を示す斜視図である。
されるキャップ部材の構成を示す斜視図である。
【図３】図１に示したインクジェットカートリッジの大
気連通口を細孔に替えた様子を示す斜視図である。
気連通口を細孔に替えた様子を示す斜視図である。
【図４】従来のインクジェットカートリッジの構成を示
す図であり、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は側面
図、同図（ｃ）は底面図である。
す図であり、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は側面
図、同図（ｃ）は底面図である。
【図５】図４に示したインクジェットカートリッジに装
着されるカラーインクタンクを示す図であり、同図
（ａ）は一部を破断した側面図、同図（ｂ）は一部を破
断した正面図、同図（ｃ）は底面図である。
着されるカラーインクタンクを示す図であり、同図
（ａ）は一部を破断した側面図、同図（ｂ）は一部を破
断した正面図、同図（ｃ）は底面図である。
１０、４０ カラーインクタンク ２０ インクジェットカートリッジ ２１〜２３ インク供給管 ２４ 流路 ３１〜３３ パッキン ４１、１００ 筐体 ４２〜４４ 細孔 １０１〜１０３ インク吸収体 １０４ 蓋部材 １０５〜１０７ インク供給口 １０８〜１１０ 大気連通口 １１１ インクジェットヘッド取付面 １１２ キャップ部材 １００１ リブ １０４１ 部分リブ
Claims (6)
- 【請求項１】 インクを一時的に保持する液室を備え、
インクを吐出する複数の吐出口が形成されたインクジェ
ットヘッドと、内部が複数の領域に分割され、前記イン
クジェットヘッドに供給するインクをそれぞれ収容する
インクタンクと、前記複数の領域にそれぞれ対応して配
置され、前記インクタンクから前記インクジェットヘッ
ドにインクを導くための複数のインク供給管とを有する
インクジェットカートリッジにおいて、 前記複数の領域を一列に配置し、前記複数のインク供給
管を前記複数の領域にそれぞれ垂直に配置することを特
徴とするインクジェットカートリッジ。 - 【請求項２】 請求項１に記載のインクジェットカート
リッジにおいて、 前記複数のインク供給管を、それぞれ前記吐出口寄りの
前記複数の領域の端部に並列に配置することを特徴とす
るインクジェットカートリッジ。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載のインクジェッ
トカートリッジにおいて、 前記複数の領域にそれぞれ、 内部の空間と外部の空間とを連通する大気連通口と、 各領域内に収納され、インクを吸収して保持するインク
吸収体と、 各領域内面に前記インク吸収体が密着しないようにし
て、前記大気連通口から前記インク供給管が配置される
位置と最も離れた部位まで連なる空間を設けるためのリ
ブと、を備えたことを特徴とするインクジェットカート
リッジ。 - 【請求項４】 請求項３に記載のインクジェットカート
リッジにおいて、 前記インク吸収体の圧縮方向に対して、前記インク供給
管を垂直に配置することを特徴とするインクジェットカ
ートリッジ。 - 【請求項５】 請求項１から４いずれか１項に記載のイ
ンクジェット記録装置において、 前記インクジェットヘッドに、インクを吐出するための
エネルギーを発生するエネルギー発生素子を有し、電気
信号に基づいて前記エネルギー発生素子を駆動し、前記
吐出口からインクを吐出させることで記録を行うことを
特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項６】 請求項５に記載のインクジェット記録装
置において、 前記エネルギー発生素子として、インク吐出用の熱エネ
ルギーを発生するための電気熱変換体を備えていること
を特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18690895A JPH0929992A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | インクジェットカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18690895A JPH0929992A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | インクジェットカートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0929992A true JPH0929992A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16196796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18690895A Pending JPH0929992A (ja) | 1995-07-24 | 1995-07-24 | インクジェットカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0929992A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7090344B2 (en) | 1999-10-29 | 2006-08-15 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for use in an ink jet recording apparatus |
| CN103832080A (zh) * | 2014-03-20 | 2014-06-04 | 北京美科艺数码科技发展有限公司 | 副墨盒，供墨***及喷墨打印装置 |
-
1995
- 1995-07-24 JP JP18690895A patent/JPH0929992A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7090344B2 (en) | 1999-10-29 | 2006-08-15 | Seiko Epson Corporation | Ink cartridge for use in an ink jet recording apparatus |
| CN103832080A (zh) * | 2014-03-20 | 2014-06-04 | 北京美科艺数码科技发展有限公司 | 副墨盒，供墨***及喷墨打印装置 |
| CN103832080B (zh) * | 2014-03-20 | 2015-10-28 | 北京美科艺数码科技发展有限公司 | 副墨盒，供墨***及喷墨打印装置 |
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