JPH09296497A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

人体局部洗浄装置

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Publication number
JPH09296497A
JPH09296497A JP11246696A JP11246696A JPH09296497A JP H09296497 A JPH09296497 A JP H09296497A JP 11246696 A JP11246696 A JP 11246696A JP 11246696 A JP11246696 A JP 11246696A JP H09296497 A JPH09296497 A JP H09296497A
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JP
Japan
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cleaning
moving
jet
human body
water
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Application number
JP11246696A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yonekubo
寛明 米久保
Hideki Ono
英樹 大野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体局部の洗浄を行う衛生洗浄装置に関し、
特に人体局部を広範囲にかつ衛生的に洗浄することが可
能な洗浄装置を提供する。 【解決手段】 オートスイッチ37の指示により、女性
局部に対し前後駆動モータ21をオート制御部47で制
御し、元電磁弁27と水ポンプ28を制御し、ビデ洗浄
ノズル15が女性局部に対して前から後ろに移動する時
に洗浄噴流を噴射し、後ろから前に移動する時に停止
し、肛門部に当たった噴流が女性局部に伝わってかかる
ことを防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体局部の洗浄を
行う人体局部洗浄装置に関わるものであり、特に人体局
部を衛生的にかつ広範囲に洗浄することが可能な洗浄装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の人体局部洗浄装置には、肛
門洗浄用として図6、図7に示すようなものがあった
(例えば特公平3−77336号公報)。
【0003】同図において1は噴出孔2を有する洗浄ノ
ズル、3は洗浄ノズル1を進退駆動する駆動装置、4は
洗浄ノズル1や駆動装置3を支持する支持体である。支
持体4には洗浄ノズル1を案内するガイド5、6が設け
られており、洗浄ノズル1は駆動装置3に設けられたモ
ータ7の正転、逆転により、板ばね8で押し引きされ、
ガイド5、6内を摺動して肛門部に対し前後に進退でき
る。
【0004】9は操作部であり洗浄スイッチ10、停止
スイッチ11、洗浄位置を調節する位置調節ボリューム
12が設けられ、この操作部9の操作に従って制御器1
3でモータ7ほかを制御し洗浄の操作と洗浄位置の調節
ができる。
【0005】使用者は、まず位置調節ボリューム12を
回動して制御器13を介して洗浄ノズル1を、モータ7
によって任意の洗浄位置まで進出させる。次に洗浄スイ
ッチ7をオンとすると噴出孔2から温水が噴出して局部
を洗浄することができる。この洗浄中において洗浄ノズ
ル1を動かして使用したい場合は、位置調節ボリューム
12を操作して、洗浄位置の修正が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような従来の人体局部洗浄装置では、図7に示すように
洗浄ノズルを前後動させることにより、洗浄噴流が肛門
部に対して後ろから前に移動する時に、肛門部Xの周囲
に付着した汚れを女性局部Yに移動させるため、女性局
部Yが汚染され非衛生的であった。また、軟便、下痢な
ど肛門部が広範囲に汚れる場合における洗浄噴流として
は洗浄範囲不足であった。すなわち図7に示すように軟
便の場合の汚れ範囲Aは略円形状であり、寸法的には平
均的値として縦30mm、横25mm程度の汚れとされ、下
痢の場合の汚れ範囲Bは縦45mm、横40mm程度の汚れ
もあるとされている。通常便の場合は12mm位であった
ため従来の人体局部洗浄装置は、この通常便に対応させ
て狭い範囲にしか噴射できない洗浄ノズル構造となって
いた。このため洗浄ノズル1を肛門部に対して前後に進
退させても洗浄できる範囲Cは限られ、図7の斜線ある
いはドットで示した部分が洗い残されていた。
【0007】これらに類似の課題は、女性局部を洗浄す
るビデ洗浄の時も生じており、洗浄噴流を後から前に動
かすと、肛門部の端部に当たった後の洗浄汚水が、女性
局部に到達し女性局部が汚染され非衛生的であるととも
に、生理時などの広範囲に付着した汚れに対し、従来の
女性局部に対し一点のみ、あるいは位置調節手段により
前後方向だけを洗う噴流では洗浄できる範囲が限られ、
洗い残りを生じていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
課題を解決するものであり、洗浄水を供給する洗浄水供
給手段と、人体局部に向けて前記洗浄水を洗浄噴流とし
て噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを駆動し洗浄
噴流を人体局部に対して前後方向に移動させる洗浄噴流
移動手段と、洗浄噴流による人体局部の洗浄の開始を指
示する移動洗浄設定手段と、前記移動洗浄設定手段の設
定に従って前記洗浄噴流移動手段にて洗浄噴流を前後方
向に移動させるとともに、これに連動して前記洗浄水供
給手段にて洗浄水を間欠的に噴出させる制御を行う移動
洗浄制御手段を備え、洗浄噴流を前後方向に移動させる
ことにより人体局部を広範囲に洗浄し、かつ前後方向へ
の移動に連動して洗浄水を間欠的に噴出させることによ
り、人体局部の特定の箇所に洗浄後の汚水が伝わってか
かることを防止し、広範囲にかつ衛生的に洗浄ができる
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、洗浄水を供給する洗浄
水供給手段と、人体局部に向けて前記洗浄水を洗浄噴流
として噴出する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを駆動し
洗浄噴流を人体局部に対して前後方向に移動させる洗浄
噴流移動手段と、洗浄噴流による人体局部の洗浄の開始
を指示する移動洗浄設定手段と、前記移動洗浄設定手段
の設定に従って前記洗浄噴流移動手段にて洗浄噴流を前
後方向に移動させるとともに、これに連動して前記洗浄
水供給手段にて洗浄水を間欠的に噴出させる制御を行う
移動洗浄制御手段を有するものである。
【0010】そして、洗浄噴流移動手段で洗浄噴流を人
体局部に対して前後方向に移動させ汚れを広範囲に落と
すとともに、前後方向への移動に連動して洗浄水を間欠
的に噴出させることにより、人体局部の特定の箇所に洗
浄後の汚水が伝わってかかることを防止し、衛生的な洗
浄を実現するものである。
【0011】また、移動洗浄制御手段は、洗浄ノズルが
前方から後方に移動する時に洗浄水を供給する動作を複
数回繰り返し、この後に前記複数回繰り返し時の洗浄範
囲よりも後方に長く移動させて洗浄水の供給を停止する
制御を行うものである。
【0012】そして、洗浄噴流が前から後ろに向かって
人体局部を洗浄することと、最後に後方に長く移動させ
て洗浄を停止することにより、特に特定の箇所に洗浄後
の洗浄汚水が伝わってかかることを防止する効果を高め
つつ、更に広範囲に洗浄を可能とするものである。
【0013】また、洗浄範囲変更手段を備え、移動洗浄
制御手段は人体局部の洗浄中にこの洗浄範囲変更手段の
指示があった場合は、通常の洗浄水が前後方向に移動さ
れ間欠的に噴出される洗浄範囲よりも後方に長く移動さ
せ、洗浄水の供給を停止するものである。
【0014】そして、使用者が十分に満足が行くまで間
欠的な洗浄を行った後で、洗浄範囲変更手段の操作によ
り、後方に長く移動させて洗浄水の供給を停止すること
で、広範囲に衛生的な洗浄が満足感をもって実行できる
ものである。
【0015】また、洗浄水を供給する洗浄水供給手段
と、人体局部に向けて前記洗浄水を洗浄噴流として噴出
する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを駆動し洗浄噴流を
人体局部に対して前後方向に移動させる洗浄噴流移動手
段と、洗浄噴流による人体局部の洗浄の開始を指示する
移動洗浄設定手段と、前記移動洗浄設定手段の設定に従
って前記洗浄噴流移動手段にて洗浄噴流を前後方向に移
動させるとともに、これに連動して前記洗浄水供給手段
にて洗浄水を連続的に噴出させ、かつ洗浄噴流を後方か
ら前方に移動させる場合には洗浄水供給手段にて洗浄水
の水勢を弱める制御を行う移動洗浄制御手段を有するも
のである。
【0016】そして、洗浄噴流移動手段で洗浄噴流を人
体局部に対して前後方向に移動させ汚れを広範囲に落と
すとともに、かつ洗浄噴流を後方から前方に移動させる
場合には、洗浄水供給手段にて洗浄水の水勢を弱める制
御を行うことにより、人体局部の特定の箇所に洗浄後の
汚水が伝わってかかることを防止し、衛生的な洗浄を実
現するものである。
【0017】また、移動洗浄制御手段は洗浄噴流移動手
段と洗浄水供給手段にて、洗浄噴流を前後方向に複数回
移動させ、この後に前記複数回移動時よりも後方に長く
移動させて洗浄水の供給を停止する制御を行うものであ
る。
【0018】そして、洗浄噴流が前後に複数回移動して
人体局部を洗浄することと、最後に後方に長く移動させ
て洗浄を停止することにより、特に特定の箇所に洗浄汚
水が伝わってかかることを防止する効果を高めつつ、更
に広範囲に洗浄を可能とするものである。
【0019】また、洗浄範囲変更手段を備え、移動洗浄
制御手段は人体局部の洗浄中に、この洗浄範囲変更手段
の指示があった場合は、通常の洗浄噴流が前後方向に連
続的に移動される洗浄範囲よりも後方に長く移動させて
洗浄水の供給を停止するものである。
【0020】そして、洗浄範囲変更手段の操作により、
使用者が十分に間欠的な洗浄を行った後で、後方に長く
移動させて洗浄水の供給を停止することにより、広範囲
に衛生的な洗浄が満足感をもって実行できるものであ
る。
【0021】また、洗浄水を供給する洗浄水供給手段
と、人体局部に向けて前記洗浄水を洗浄噴流として噴出
する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルを駆動し洗浄噴流を
人体局部に対して前後方向に移動させる前後方向移動手
段と、前記洗浄ノズルを駆動し洗浄噴流を横方向に移動
させる横方向移動手段と、洗浄噴流による人体局部の洗
浄の開始を指示する移動洗浄設定手段と、前記移動洗浄
設定手段の設定に従って前記洗浄水供給手段と前記前後
方向移動手段と前記横方向移動手段により、洗浄噴流を
前後方向と横方向に駆動して洗浄する制御を行う移動洗
浄制御手段を有したものである。
【0022】そして、前後方向移動手段と横方向移動手
段手段で洗浄噴流を人体局部に対して前後方向と横方向
に駆動して洗浄を行うため、更に人体局部の周辺部に付
着した汚れも広範囲に落すことが可能となるものであ
る。
【0023】また、移動洗浄制御手段は、洗浄ノズルが
前方から後方に移動する時に洗浄水を洗浄噴流として噴
出させるとともに、後方から前方に向かう時に横方向移
動手段により洗浄水の噴出を止め洗浄ノズルを横方向に
駆動するものである。
【0024】そして、後方から前方に向かう時に洗浄水
の噴出を止め洗浄ノズルを横方向に駆動するため、汚れ
を広範囲に落とすことを可能とするとともに、人体局部
の特定の箇所に洗浄後の汚水が伝わってかかることを防
止し、衛生的な洗浄を可能とするものである。
【0025】また、移動洗浄制御手段は、洗浄噴流を前
後方向に複数回移動させ、この後に前記複数回移動時よ
りも後方に長く移動させて洗浄水の供給を停止するもの
である。
【0026】そして、洗浄噴流が前後に複数回移動して
人体局部を洗浄することと、最後に後方に長く移動させ
て洗浄を停止することにより、特に特定の箇所に洗浄汚
水が伝わってかかることを防止する効果を高めつつ、更
に広範囲に洗浄を可能とするものである。
【0027】また、移動洗浄制御手段は、人体局部の中
央部を前後に洗浄した後、横方向移動手段にて横方向に
駆動し人体局部の周辺部を前後に洗浄するものである。
【0028】そして、汚れの付着が多い人体局部の中心
部をまず洗浄した後に、周辺部を洗浄することにより効
率的に洗浄のできるものである。
【0029】また、移動洗浄制御手段は、横方向移動手
段にて左右に洗浄噴流を移動させつつ前後移動手段にて
前後に洗浄を行うものである。
【0030】そして、人体局部の周辺部にまで広範囲に
付着した汚れを、効果的に洗浄ができるものである。
【0031】また、洗浄範囲変更手段を備え、移動洗浄
制御手段は、人体局部の洗浄中にこの洗浄範囲変更手段
の指示があった場合は、通常の洗浄噴流が前後方向に連
続的に移動される洗浄範囲よりも後方に長く移動させて
洗浄水の供給を停止するものである。
【0032】そして、最後に後方に長く移動させて洗浄
を停止することにより、特に特定の箇所に洗浄後の洗浄
汚水が回らない効果を高めつつ、更に広範囲に洗浄を可
能としているものである。
【0033】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて
説明する。図1は本発明の一実施例における人体局部洗
浄装置の平面構成図、図2は同装置の側面構成図を示
す。
【0034】これらの図において14は肛門洗浄用のお
尻洗浄ノズルであり、洗浄水の噴出孔15を有し、支持
体であるお尻シリンダー16内を摺動し水圧により押し
出される形式のノズルである。また17はビデ洗浄ノズ
ルであり、噴出口18を有し、同じく支持体であるビデ
シリンダー19内を摺動し水圧により押し出される形式
のノズルである。お尻シリンダー16とビデシリンダー
19は、支持体であるガイド20で支持され、洗浄噴流
移動手段である前後駆動モータ21の前後動により、こ
れらがガイド20内を摺動する。ガイド20は横駆動モ
ータ22により、支持体である取付台23を介して駆動
される。横駆動モータ22の回転によりカム24が回転
し、軸25廻りに取付台23を駆動し、結果的にお尻洗
浄ノズル14とビデ洗浄ノズル17を横方向に大きな曲
率半径で略1次元的に揺動させる。また、前後駆動モー
タ21は、回転によりピニオン26でラック26’を駆
動してお尻洗浄ノズル14とビデ洗浄ノズル17をガイ
ド20の上に摺動させる。これら前後駆動モータ21と
横駆動モータ22はステッピングモータを用い、駆動パ
ルスを制御することにより、駆動速度や位置の割り出し
を行っている。
【0035】次に、お尻洗浄ノズル14とビデ洗浄ノズ
ル17への洗浄水の供給は、洗浄水供給手段である元電
磁弁27と水ポンプ28により調節され、水道29から
の水が温水タンク30で加熱され温水となり、洗浄水供
給経路31を経て切換弁32で経路が切り換えられ択一
的に供給される。洗浄水供給経路31には、空気ポンプ
33の経路が接続されおり、お尻洗浄ノズル14からの
洗浄水の吐出時に図3に示すごとく、空気ポンプ33に
よる気泡の混入と気泡混入停止により、洗浄噴流の形状
をワイド流とスポット流に変更できるようになってい
る。
【0036】洗浄の指示は、設定器34を操作して行わ
れる。設定器34にはワイドスイッチ35、スポットス
イッチ36、移動洗浄設定手段と洗浄範囲変更手段を兼
ねたオートスイッチ37、ビデスイッチ38、停止スイ
ッチ39、お尻洗浄ノズル14とビデ洗浄ノズル17の
縦方向の位置調節を行う前スイッチ40、後スイッチ4
0’、オート洗浄時のパターンの設定を行うパターン設
定器41、ポンプの回転数を制御し洗浄流量を増すアッ
プスイッチ42,減らすダウンスイッチ42’が設けら
れている。
【0037】設定器34の指示を受ける制御器43に
は、ワイド制御部44、スポット制御部45、空気ポン
プ制御部46、オート制御部47、原点復帰制御部4
8、パターン49等が設けられている。
【0038】これらの制御部を中心とした制御の主要部
は、図4に示すようになっている。図4において、上記
の説明で出てきていないタイマ部50は使用開始後、停
止スイッチ39が長時間に亘って押されない場合、時間
が来たら自動的に洗浄を止める役割を果たしている。
【0039】次にこの実施例の動作について述べる。人
体局部洗浄装置の便座に使用者が着座すると、前後駆動
モータ21と横駆動モータ22の初期位置が確認され
る。これは両モータを駆動し、機構的なストッパーに当
接させ、そこを初期位置として各々の駆動パルスを数え
て、現在位置を割り出すために行われる。
【0040】使用者がオートスイッチ37を押すと、ま
ず切換弁32がビデ洗浄ノズル17側の経路を開成す
る。次に前後駆動モータ21と横駆動モータ22が動作
して、ビデ洗浄ノズル17やお尻洗浄ノズル14の載っ
た支持体を含めたノズルユニットの原点を確認する。こ
の原点は噴流が当たる使用者の女性局部の推定位置を設
計的に定めた点であり、この場合は通常のビデ噴流の中
央部でもある。
【0041】続いて、元電磁弁27が開成され、水ポン
プ28が起動し、ビデシリンダー19やビデ洗浄ノズル
17部に圧力がかかり、ビデ洗浄ノズル17が突出す
る。同時にタイマ部50が起動し、洗浄開始時点からの
経過時間を計測する。そして定められた短時間の間はビ
デ洗浄ノズル17の駆動は行わず、ビデ洗浄ノズル17
を原点に固定した状態で洗浄水を女性局部に向けて吐出
する。この原点における洗浄動作によって、使用者は女
性局部位置が原点と大きく異ならない場合は、自らの体
を若干動かして女性局部の位置合わせを行う。
【0042】続いてビデ洗浄ノズル17はオート洗浄の
所定位置に移動し、パターン設定器41で設定された設
定動作に従って、オート制御部47の制御によりオート
洗浄を開始する。
【0043】設定動作の標準的な動きは図5(a)に示
すような動作である。この場合、前後駆動モータ21に
て洗浄噴流を前後方向に移動させるとともに、これに連
動して元電磁弁27と水ポンプ28の働きで洗浄水を間
欠的に噴出させ、前方から後方に移動する時に洗浄水を
供給する動作を複数回繰り返す。前後方向への移動に連
動して洗浄水を間欠的に噴出させることにより、女性局
部の特定の箇所に洗浄後の汚水が伝わってかかることを
防止し、衛生的に洗浄ができる。特に、女性局部を洗浄
するビデ洗浄のオート洗浄においては、女性局部を前後
に広範囲に洗浄した場合、肛門にかかった洗浄水が女性
局部に回る恐れがあるが、前方から後方に移動させる時
に洗浄水を噴出させ、後方から前方に移動させる時に洗
浄水の供給を止めることにより、これが防げる利点を有
している。
【0044】パターン設定器41で設定変更がされる
と、設定変更を検出し、その設定に従って回転の調節が
行われパターンが変化する。
【0045】図5(b)〜(j)にその可変できるパタ
ーンが挙げてある。図5(b)に示すパターンの動作
は、洗浄水を間欠的に噴出させ、前方から後方に移動す
る時に洗浄水を供給し洗浄を行う動作を繰り返し、再度
洗浄範囲変更手段でもあるオートスイッチ37をA印の
所で押したとすると、押す前の複数回繰り返し時の洗浄
範囲よりも後方に長く移動させて洗浄水の供給を停止す
る動作を行う。
【0046】このパターンの利点は、使用者が納得行く
まで、女性局部を洗浄した後に再度オートスイッチ37
を押すことにより、肛門付近まで洗浄して、洗浄を停止
できる点であり、洗浄の終わりに当たっての仕上げ動作
としての肛門付近を洗浄した汚水が、女性局部に伝わっ
てかかることが防止できている。
【0047】設計的に再度オートスイッチ37を押すこ
となく、オート制御部47に記憶させた所定回数、ある
いは予設定器であらかじめ設定された所定回数、前後方
向に動作した後、自動的に後方に長く移動させて洗浄を
停止することも考えられる。
【0048】また、図5(c)に示すように、前方から
後方にビデ洗浄ノズル17を移動させる時に標準的な流
量で洗浄水を供給し、後方から前方に移動させる時に洗
浄水供給手段である水ポンプ28を制御し、流量を少な
くするパターンもある。
【0049】このパターンの利点は、図5(a)、図5
(b)に示す方式に比較して、後方から前方に向かうと
きに完全に洗浄水の供給を止める場合に発生する、体感
的な断続間をなくし、かつ後方から前方に向かう時でも
肛門付近を洗浄した汚水が女性局部に伝わってかからな
い範囲で、洗浄を維持しつつ使用ができる点である。
【0050】また、図5(d)に示すように、女性局部
を平面的に見て前から後ろに洗浄するとともに、横駆動
モータ22により洗浄ノズルを横方向に送り、女性局部
を横方向に移動しつつ前後方向に洗浄を行うことも可能
である。
【0051】この動作により、生理時などの横方向の汚
れが多いとき、幅広い洗浄が可能となる。
【0052】また、図5(e)に示すように、横方向き
に移動させつつ、洗浄噴流を後方から前方に送る時には
流量を弱くし、体感的な断続間をなくし、かつ後方から
前方に向かう時でも肛門付近を洗浄した汚水が女性局部
に伝わってかからない範囲で、洗浄を維持しつつ使用が
できる。
【0053】この動作により、生理時などの横方向の汚
れが多いとき、幅広い洗浄が可能となる。また、後方か
ら前方に向かうときに完全に洗浄水の供給を止める場合
に発生する、体感的な断続間をなくし、かつ後方から前
方に向かう時でも肛門付近を洗浄した汚水が女性局部に
伝わってかからない範囲で、洗浄を維持しつつ使用がで
きる。
【0054】また、図5(f)に示すように、女性局部
の中央部を先に洗浄した後に、番号を付与した様に、横
方向を後から洗浄する方法もある。
【0055】この方法の利点は、中央部の汚れがひどい
部分を先に洗浄し、横方向に広がった汚れを後から洗浄
する点である。特に下方に向かって局部が中央部が高く
周辺部が低くなっている場合に、中央部から周辺部に伝
わって広がる汚れを後から、洗い落とせる点である。
【0056】なお、洗浄水の流量は図5(f)において
は、流量を落とした方法を取っているが、間欠的にする
方法も当然考えられる。
【0057】また、図5(g)に示すように、女性局部
の片側を中央部から先に洗浄し、続いて反対側を中央部
から先に洗浄する方法もある。
【0058】この方法の利点は、特に下方に向かって局
部が中央部が高く周辺部が低くなっている場合に、中央
部を洗った後の周辺に広がった汚れを順に有効に洗うこ
とができ、効率的である点である。
【0059】また、図5(h)に示すように後方に向か
って、前後駆動モータ21、横駆動モータ22を駆動
し、ビデ洗浄ノズル17から噴出される洗浄噴流をジグ
ザグに移動させて洗浄する方法もある。
【0060】この方法の利点は、ビデ洗浄ノズル17の
前方から後方への動作で横方向の汚れも一度に洗浄でき
る点である。
【0061】また、図5(i)に示すように、前後駆動
モータ21、横駆動モータ22を駆動し前方から後方に
向かって、ハの字型に交互に洗浄しながら洗浄を完了す
る方法もある。
【0062】この方法も、ビデ洗浄ノズル15の前方か
ら後方への動作で横方向の汚れも一度に洗浄できる点が
利点である。
【0063】また、図5(j)に示すように、前後駆動
モータ21、横駆動モータ22を駆動し、前方から後方
に向かって洗浄する噴流を順次横方向に移動させ、最後
に女性局部の中央部を前方から後方に長く移動させ、肛
門部あるいは肛門周辺部まで洗って洗浄を終わる方法も
ある。
【0064】この方法の利点は、洗浄の最後に後方に長
く洗浄ができるため、中央部を最後に仕上げ洗浄できる
点である。
【0065】これら各種パターンの動作は、前後駆動モ
ータ21と横駆動モータ22の動作を組み合わせと、洗
浄水供給手段である元電磁弁27と水ポンプ28の組合
せで達成される。
【0066】使用開始後、所定の時間が経過するとタイ
マ部50のタイムアップということで、洗浄は停止動作
に移行する。途中で任意に停止スイッチ39が押される
と、制御的には割込みがかかり、洗浄は直ちに停止動作
に移行する。停止動作に入るとそれまでパターン設定器
41で任意に選ばれた回転パターンはリセットされ、一
番標準的なのパターンに戻される。このリセットは必須
ではなく、他の実施例として、次の使用時は今回セット
した条件を残しておくことでもよい。
【0067】ただし、不特定の人が使用する場合を考慮
すると、標準的なパターンに戻しておいた方が無難であ
る。
【0068】洗浄を停止する動作は、まずパターン動作
に応じて移動しているビデ洗浄ノズル17を原点復帰制
御部48の働きで女性局部の中央部に相当する原点に戻
す。
【0069】そして元電磁弁27への通電を絶つことに
より給水経路を閉成し、続いて水ポンプ28の回転を止
める。すると、ビデ洗浄ノズル17やビデシリンダー1
9へは水圧がかからなくなり、ばねの力でビデ洗浄ノズ
ル17はビデシリンダー19内へ収納される。
【0070】なお、この実施例では便宜上、パターン洗
浄の中央部と原点の位置は一致させているが、異ならせ
てもよい。ただし一致させた方が、次に述べるような通
常のスポット的なビデ洗浄を行う場合などに、女性局部
の中心と一致し便利で違和感がない。
【0071】ビデスイッチ38が押された場合は、上記
の回転動作を行わずビデ洗浄ノズル17は、女性局部の
中央に位置に相当する原点の位置で連続して洗浄水を噴
射する。このため、女性局部中央部に付着した多量の汚
れを落とすのに役立つ。
【0072】ワイドスイッチ35が押された場合は、空
気ポンプ33が起動し、気泡の混じったワイド噴流が肛
門部に対して供給される。また、スポットスイッチ36
が押された場合は、空気の入らないスポット流が肛門部
に対して供給される。
【0073】洗浄時の洗浄噴流位置がどうしても女性局
部や肛門部に合わない場合は、前スイッチ40、後スイ
ッチ40’で使用者が自由にノズルの位置を進退させ、
洗浄噴流の当たる箇所を変更することができる。この場
合、ビデ洗浄ノズル17やお尻洗浄ノズル14の進退は
前後駆動モータ21によって行われるため、特別に位置
調節用のモータを設けなくてもよい。
【0074】なお、ワイドスイッチ35、スポットスイ
ッチ36、オートスイッチ37、ビデスイッチ38のス
イッチ類は制御的にお互いに独立しており直接指示がで
きるため、使用中であっても次のスイッチが押されると
後から押されたモードに移行できる。ただし移行に当た
って、ビデ洗浄と肛門洗浄の位置の違いは修正される。
また、女性局部のオート洗浄の場合は、洗浄終了後は通
常の原点あるいは位置調節された修正原点へ戻り、オー
ト洗浄へはこれら原点あるいは修正原点から、次の洗浄
指示を待機することになる。
【0075】なお、上記実施例ではオート洗浄の洗浄対
象は女性局部としたが、本発明の思想は肛門部の洗浄に
もそのまま適用できるものである。
【0076】また上記実施例において洗浄水供給手段
は、元電磁弁27と水ポンプ28としたが、水ポンプを
有しない方法や、元電磁弁を有しない方法であってもよ
く、また元電磁弁も電動弁や電気的に駆動される減圧弁
等であってもよい。
【0077】また、上記実施例において、噴流移動手
段、前後方向移動手段、横方向移動手段は回転式の前後
駆動モータ21や横駆動モータ22であったが、直線的
に駆動できるリニアモータであったり、水圧を利用した
ものであったり、加熱により変位する感熱素子を用いた
ものであってもよく、洗浄ノズル自身が変位するもので
あってもよい。
【0078】また、上記実施例において移動洗浄設定手
段は、オートスイッチ37は使用者が手動で操作するも
のであったが、赤外線や音声等非接触で操作するもので
あってもよく、また停止スイッチを兼ねたものであって
もよい。
【0079】また、上記実施例において洗浄範囲変更手
段は、オートスイッチ37を2度押しする形式とした
が、予め標準的な回数をオート制御部47に記憶させた
方式とし2度押しを省いたり、2度押しスイッチを別に
設けたり、人体局部の汚れ状態を自動的に検出するセン
サーの信号によって、洗浄範囲を変更するもの等であっ
てもよい。
【0080】また、上記実施例において移動洗浄制御手
段は、オート制御部47としてオートスイッチ37の指
示や停止スイッチ39オート設定器41等の、信号を受
けて動作するものであったが、移動洗浄機能を果たすに
当たっての、使用者の指示から洗浄噴流が使用者に的確
に供給できるまでの制御上の任意の機能ブロックを取り
うるものであり、電気的な制御と水圧や空圧の流体制御
や、メカ的な制御との複合であってもよい。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明の人体局部洗浄装置
によれば次のような効果が得られる。
【0082】(1)移動洗浄設定手段の設定に従って洗
浄噴流移動手段にて洗浄噴流を前後方向に移動させ、人
体局部の汚れを広範囲に落とすとともに、前後方向への
移動に連動して洗浄水供給手段にて洗浄水を間欠的に噴
出させることにより、人体局部の特定の箇所に洗浄後の
汚水が伝わってかかることが防止でき、衛生的な洗浄が
実現できる。
【0083】(2)洗浄ノズルが前方から後方に移動す
る時に洗浄水を供給する動作を複数回繰り返し、この後
に前記複数回繰り返し時の洗浄範囲よりも後方に長く移
動させて洗浄水の供給を停止することにより、特に特定
の箇所に洗浄汚水が伝わってかかることを防止する効果
を高めつつ、更に前後方向に広範囲な洗浄が可能とな
る。
【0084】(3)洗浄範囲変更手段の指示があった段
階で、通常の洗浄水が前後方向に移動され間欠的に噴出
される洗浄範囲よりも後方に長く移動させて洗浄水の供
給を停止しすることにより、使用者が満足が行くまで間
欠的な洗浄を行うことができ、かつ後方に長く移動させ
更に後方まで広範囲に衛生的な洗浄ができる。
【0085】(4)洗浄噴流移動手段で洗浄噴流を人体
局部に対して前後方向に移動させ汚れを広範囲に落とす
とともに、かつ洗浄噴流を後方から前方に移動させる場
合には洗浄水供給手段にて洗浄水の水勢を弱める制御を
行うことにより、体感的な間欠感を防止しつつ人体局部
の特定の箇所に洗浄後の汚水がかからなくし、衛生的に
洗浄ができる。
【0086】(5)洗浄噴流移動手段と洗浄水供給手段
にて、洗浄噴流を水勢の調節を伴って前後方向に複数回
移動させ、この後に前記複数回移動時よりも後方に長く
移動させて洗浄水の供給を停止することにより、体感的
な間欠感を伴うことなく特定の箇所に洗浄汚水がかから
なくし、更に前後方向に広範囲に洗浄ができる。
【0087】(6)人体局部の洗浄中に洗浄範囲変更手
段の指示があった場合は、通常の洗浄噴流の移動による
洗浄範囲よりも後方に長く移動させて洗浄水の供給を停
止させることにより、広範囲に衛生的な洗浄が、体感的
に間欠感を伴うことなく満足感をもって実行できる。
【0088】(7)洗浄ノズルを駆動し洗浄噴流を人体
局部に対して前後方向に移動させる前後方向移動手段
と、洗浄ノズルを駆動し洗浄噴流を横方向に移動させる
横方向移動手段により、洗浄噴流を人体局部に対して前
後方向と横方向に駆動して洗浄を行うため、人体局部の
周辺部に付着した汚れを横方向に亘って広範囲に落すこ
とが可能となる。
【0089】(8)後方から前方に向かう時に洗浄水の
噴出を止め洗浄ノズルを横方向に駆動するため、汚れを
横方向に亘って広範囲に落とすことを可能とするととも
に、人体局部の特定の箇所に洗浄後の汚水がかかること
を防止し、衛生的な洗浄が実現できる。
【0090】(9)洗浄噴流を前後方向に複数回移動さ
せ、この後に複数回移動時よりも後方に長く移動させて
洗浄水の供給を停止させることにより、横方向に亘って
広範囲に汚れを落とすことができるとともに、特に特定
の箇所に洗浄汚水が伝わってかからなくし、前後方向に
も広範囲に亘って洗浄ができる。
【0091】(10)人体局部の中央部を前後に洗浄し
た後、横方向移動手段にて横方向に駆動し人体局部の周
辺部を前後に洗浄することにより、汚れの多い中央部を
洗浄した結果周辺部に広がった汚れを順次落とすことが
でき、効率的な洗浄が実現できる。
【0092】(11)横方向移動手段にて左右に洗浄噴
流を移動させつつ前後移動手段にて前後に洗浄を行うこ
とにより、人体局部の周辺部にまで広範囲に付着した汚
れを、前後方向に洗浄しつつ横方向に対しても一度に洗
浄ができる。
【0093】(12)人体局部の洗浄中に洗浄範囲変更
手段の指示があった場合は、通常の洗浄噴流が前後方向
に連続的に移動される洗浄範囲よりも後方に長く移動さ
せて洗浄水の供給を停止することにより、周辺部に広が
った汚れを横方向に亘って広範囲に洗浄するとともに、
特に特定の箇所に洗浄汚水が伝わってかからなくし、前
後方向にも更に広範囲に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における人体局部洗浄装置の
平面構成図
【図2】同人体局部洗浄装置の一部切欠き側面構成図
【図3】(a)同人体局部洗浄装置に用いたスポット流
のお尻洗浄ノズルの動作原理図 (b)同人体局部洗浄装置に用いたワイド流のお尻洗浄
ノズルの動作原理図
【図4】同人体局部洗浄装置の要部制御ブロック図
【図5】(a)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の
第1のパターン図 (b)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の第2のパ
ターン図 (c)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の第3のパ
ターン図 (d)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の第4のパ
ターン図 (e)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の第5のパ
ターン図 (f)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の第6のパ
ターン図 (g)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の第7のパ
ターン図 (h)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の第8のパ
ターン図 (i)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の第9のパ
ターン図 (j)同人体局部洗浄装置のオート洗浄噴流の第10の
パターン図
【図6】従来の人体局部洗浄装置の構成図
【図7】同人体局部洗浄装置の動作説明図
【符号の説明】
14 お尻洗浄ノズル(洗浄ノズル) 15 ビデ洗浄ノズル(洗浄ノズル) 21 前後駆動モータ(洗浄噴流移動手段、前後方向移
動手段) 22 横駆動モータ(洗浄噴流移動手段、横方向移動手
段) 27 元電磁弁(洗浄水供給手段) 28 水ポンプ(洗浄水供給手段) 37 オートスイッチ(移動洗浄設定手段、洗浄範囲変
更手段) 47 オート制御部(移動洗浄制御手段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、人体
    局部に向けて前記洗浄水を洗浄噴流として噴出する洗浄
    ノズルと、前記洗浄ノズルを駆動し洗浄噴流を人体局部
    に対して前後方向に移動させる洗浄噴流移動手段と、洗
    浄噴流による人体局部の洗浄の開始を指示する移動洗浄
    設定手段と、前記移動洗浄設定手段の設定に従って前記
    洗浄噴流移動手段にて洗浄噴流を前後方向に移動させる
    とともに、これに連動して前記洗浄水供給手段にて洗浄
    水を間欠的に噴出させる制御を行う移動洗浄制御手段を
    備えた人体局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】移動洗浄制御手段は、洗浄ノズルが前方か
    ら後方に移動する時に洗浄水を供給する動作を複数回繰
    り返し、この後に前記複数回繰り返し時の洗浄範囲より
    も後方に長く移動させて洗浄水の供給を停止する制御を
    行った請求項1記載の人体局部洗浄装置。
  3. 【請求項3】洗浄範囲変更手段を備え、移動洗浄制御手
    段は人体局部の洗浄中にこの洗浄範囲変更手段の指示が
    あった場合は、通常の洗浄水が前後方向に移動され間欠
    的に噴出される洗浄範囲よりもよりも後方に長く移動さ
    せて洗浄水の供給を停止した請求項1記載の人体局部洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、人体
    局部に向けて前記洗浄水を洗浄噴流として噴出する洗浄
    ノズルと、前記洗浄ノズルを駆動し洗浄噴流を人体局部
    に対して前後方向に移動させる洗浄噴流移動手段と、洗
    浄噴流による人体局部の洗浄の開始を指示する移動洗浄
    設定手段と、前記移動洗浄設定手段の設定に従って前記
    洗浄噴流移動手段にて洗浄噴流を前後方向に移動させる
    とともに、これに連動して前記洗浄水供給手段にて洗浄
    水を連続的に噴出させ、かつ洗浄噴流を後方から前方に
    移動させる場合には洗浄水供給手段にて洗浄水の水勢を
    弱める制御を行う移動洗浄制御手段を備えた人体局部洗
    浄装置。
  5. 【請求項5】移動洗浄制御手段は洗浄噴流移動手段と洗
    浄水供給手段にて、洗浄噴流を前後方向に複数回移動さ
    せ、この後に前記複数回移動時よりも後方に長く移動さ
    せて洗浄水の供給を停止する制御を行った請求項4記載
    の人体局部洗浄装置。
  6. 【請求項6】洗浄範囲変更手段を備え、移動洗浄制御手
    段は人体局部の洗浄中にこの洗浄範囲変更手段の指示が
    あった場合は、通常の洗浄噴流が前後方向に連続的に移
    動される洗浄範囲よりも後方に長く移動させて洗浄水の
    供給を停止した請求項4記載の人体局部洗浄装置。
  7. 【請求項7】洗浄水を供給する洗浄水供給手段と、人体
    局部に向けて前記洗浄水を洗浄噴流として噴出する洗浄
    ノズルと、前記洗浄ノズルを駆動し洗浄噴流を人体局部
    に対して前後方向に移動させる前後方向移動手段と、前
    記洗浄ノズルを駆動し洗浄噴流を横方向に移動させる横
    方向移動手段と、洗浄噴流による人体局部の洗浄の開始
    を指示する移動洗浄設定手段と、前記移動洗浄設定手段
    の設定に従って前記洗浄水供給手段と前記前後方向移動
    手段と前記横方向移動手段により、洗浄噴流を前後方向
    と横方向に駆動して洗浄する制御を行う移動洗浄制御手
    段を備えた人体局部洗浄装置。
  8. 【請求項8】移動洗浄制御手段は、洗浄ノズルが前方か
    ら後方に移動する時に洗浄水を噴出させるとともに、後
    方から前方に向かう時に洗浄水の噴出を止めて横方向移
    動手段により洗浄ノズルを横方向に駆動した請求項7記
    載の人体局部洗浄装置。
  9. 【請求項9】移動洗浄制御手段は、洗浄噴流を前後方向
    に複数回移動させ、この後に前記複数回移動時よりも後
    方に長く移動させて洗浄水の供給を停止した請求項7記
    載の人体局部洗浄装置。
  10. 【請求項10】移動洗浄制御手段は、人体局部の中央部
    を前後に洗浄した後、横方向移動手段にて横方向に駆動
    し人体局部の周辺部を前後に洗浄した請求項7記載の人
    体局部洗浄装置。
  11. 【請求項11】移動洗浄制御手段は、横方向移動手段に
    て左右に洗浄噴流を移動させつつ前後方向移動手段にて
    前後に洗浄を行った請求項7記載の人体局部洗浄装置。
  12. 【請求項12】洗浄範囲変更手段を備え、移動洗浄制御
    手段は、人体局部の洗浄中にこの洗浄範囲変更手段の指
    示があった場合は、通常の洗浄噴流が前後方向に連続的
    に移動される洗浄範囲よりも後方に長く移動させて洗浄
    水の供給を停止した請求項7記載の人体局部洗浄装置。
JP11246696A 1996-05-07 1996-05-07 人体局部洗浄装置 Pending JPH09296497A (ja)

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