JP2002180521A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2002180521A
JP2002180521A JP2000379856A JP2000379856A JP2002180521A JP 2002180521 A JP2002180521 A JP 2002180521A JP 2000379856 A JP2000379856 A JP 2000379856A JP 2000379856 A JP2000379856 A JP 2000379856A JP 2002180521 A JP2002180521 A JP 2002180521A
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JP
Japan
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washing
jet
nozzle
human body
cleaning
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Withdrawn
Application number
JP2000379856A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Shirai
白井  滋
Hajime Miyata
肇 宮田
Yasuhiro Kawamoto
恭宏 河本
Sanenori Ueda
実紀 上田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄水が股間から便座の外に飛び出してしま
うような不具合がなく、前局部を広範囲に洗浄できる衛
生洗浄装置を提供する。 【解決手段】 便座11に着座した人体12の略前方か
ら人体前局部35を洗浄する前部洗浄ノズル13と、そ
の前部洗浄ノズル13の噴流を自動的に揺動させる噴流
位置可変機構14と制御部15を備える。洗浄水が股間
から便座の外に飛び出してしまうような不具合がなく、
前局部を広範囲に洗浄できる衛生洗浄装置を提供するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体の局部を洗浄す
る衛生洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体の局部を衛生的に洗浄する衛生洗浄
装置が普及してきている。以下、従来の衛生洗浄装置に
ついて図面を参照しながら説明する。この種の衛生洗浄
装置は図9に示すように、便座1に座った人体2の局部
に対して、便器後方に設置された本体3より洗浄ノズル
4を繰り出し、人体2の後方から洗浄水を噴出し、局部
の洗浄を行なうものである。
【0003】一方、人体の局部を広く洗浄するものとし
て特開昭62−242030号公報に記載されている衛
生洗浄装置がある。これは洗浄ノズルにラックを設け、
繰り出したノズルをさらにピニオンギアによって前後に
動かし、広い範囲を洗浄するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の衛生洗浄装
置は、より広い範囲を洗浄するために洗浄ノズルを大き
く繰出していくと、やがて洗浄水は股間から外れ、便座
の外に飛び出してしまうという課題を有していた。さら
に特に女性の局部は前を向いているため、洗浄水が股間
から外れる寸前まで洗浄ノズルを伸ばしてもなお、洗浄
できない部分が残るという課題も有していた。また、人
体の後方から洗浄水を噴出するため、肛門に当たった洗
浄水がさらに前に流れることもあり、特に女性の前局部
に対して、肛門を通った洗浄水が当たることは女性の衛
生意識として違和感があるなどの課題を有していた。
【0005】本発明は上記の課題を解決するもので、洗
浄水が股間から便座の外に飛び出してしまうような不具
合がなく、前局部を広範囲に洗浄できる衛生洗浄装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、便座に着座した人体局部の略前方から人体
前局部を洗浄する前部洗浄ノズルと、その前部洗浄ノズ
ルの噴流位置を可変させる噴流位置可変機構とを備えた
衛生洗浄装置である。
【0007】本発明によれば、便座に着座した人体局部
の略前方から人体前局部に洗浄水が当たり、前部洗浄ノ
ズルを駆動し、噴流が前記人体前局部に当たる位置を、
広範囲に可変しても、洗浄水が股間から便座の外に飛び
出してしまうような不具合がなく、人体前局部を広範囲
に洗浄することができる衛生洗浄装置を提供することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、便座に
着座した人体局部の略前方から人体前局部を洗浄する前
部洗浄ノズルと、前記前部洗浄ノズルの噴流が前記人体
前局部に当たる位置を可変する噴流位置可変機構とを備
えた衛生洗浄装置である。この構成により、まず便座に
着座した人体局部の略前方から人体前局部に洗浄水が当
たり、噴流位置可変機構で洗浄ノズルからの噴流が当た
る位置を広範囲に可変したとき、図9の従来例のように
洗浄水が股間から便座の外に飛び出してしまうような不
具合がなく、噴流が人体前局部の広範囲に確実に当たる
ように作用し、洗浄水が股間から便座の外に飛び出す不
具合なしに、人体前局部を広範囲に洗浄することができ
る衛生洗浄装置を提供することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、便座に着座した
女性局部の略前方から女性前局部を洗浄する前部洗浄ノ
ズルと、前記前部洗浄ノズルの噴流が前記女性前局部に
当たる位置を可変する噴流位置可変機構と、前記噴流位
置可変機構を制御して前記前部洗浄ノズルの噴流を自動
的に可動させる制御部を備えた構成である。この構成に
より、まず便座に着座した女性局部の略前方から女性前
局部に洗浄水が当たり、噴流位置可変機構を制御して前
部洗浄ノズルを駆動し、噴流が前記女性前局部に当たる
位置を、広範囲に自動的に可変したとき、図9の従来例
のように洗浄水が股間から便座の外に飛び出したり、特
に女性前局部の洗浄できない部分が残るというような不
具合がなく、噴流が女性前局部の広範囲に確実に当たる
ように作用し、洗浄水が股間から便座の外に飛び出す不
具合なしに、女性前局部を広範囲に洗浄することができ
る衛生洗浄装置を提供することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、便座に着座した
人体局部を洗浄する後部洗浄ノズルと、前記後部洗浄ノ
ズルとは別に人体局部の略前方から人体前局部を洗浄す
る前部洗浄ノズルと、前記前部洗浄ノズルの噴流が前記
人体前局部に当たる位置を可変する噴流位置可変機構
と、前記噴流位置可変機構を制御して前記前部洗浄ノズ
ルの噴流を自動的に揺動させる制御部を備えた構成であ
る。この構成により、まず便座に着座した人体局部の略
前方から人体前局部に洗浄水が当たり、噴流位置可変機
構を制御して前部洗浄ノズルを駆動し、噴流が前記人体
前局部に当たる位置を、広範囲に自動的に揺動可変した
とき、図9の従来例のように洗浄水が股間から便座の外
に飛び出してしまうような不具合がなく、噴流が人体前
局部の広範囲に確実に当たるように作用し、洗浄水が股
間から便座の外に飛び出す不具合なしに、人体前局部を
広範囲に洗浄することができる。また、人体後局部を洗
浄する後部洗浄ノズルとは別に人体前局部を洗浄する前
部洗浄ノズルを備えたことにより、人体前局部と人体後
局部を同時に洗浄したり、間欠的に交互に洗浄すること
ができ、短時間に人体前局部と人体後局部の両方を洗浄
することができる衛生洗浄装置を提供することができ
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、便座に着座した
人体後局部を洗浄する後部洗浄ノズルと、前記後部洗浄
ノズルとは別に女性局部の略前方から女性前局部を洗浄
する前部洗浄ノズルと、前記前部洗浄ノズルの噴流が前
記女前局部に当たる位置を可変する噴流位置可変機構
と、前記噴流位置可変機構を制御して前記前部洗浄ノズ
ルの噴流を自動的に揺動させる制御部を備えた構成であ
る。この構成により、まず便座に着座した女性局部の略
前方から女性前局部に洗浄水が当たり、噴流位置可変機
構を制御して前部洗浄ノズルを駆動し、噴流が前記女性
前局部に当たる位置を、広範囲に自動的に揺動可変した
とき、図9の従来例のように洗浄水が股間から便座の外
に飛び出したり、特に女性前局部の洗浄できない部分が
残るというような不具合がなく、噴流が女性前局部の広
範囲に確実に当たるように作用し、洗浄水が股間から便
座の外に飛び出す不具合なしに、女性前局部を広範囲に
洗浄することができる。また、人体後局部を洗浄する後
部洗浄ノズルとは別に女性前局部を洗浄する前部洗浄ノ
ズルを備えたことにより、女性前局部と人体後局部を同
時に洗浄したり、間欠的に交互に洗浄することができ、
短時間に人体前局部と女性前局部の両方を洗浄すること
ができる衛生洗浄装置を提供することができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4に
記載の前部洗浄ノズルを便座の略前部に収納することに
より、前部洗浄ノズルが収納された状態から洗浄水を吐
出して洗浄する状態位置に到るまでの移動距離を短縮で
き、使用者が揺動洗浄を開始できるまでの時間を短くで
きる。逆に、便座の後部に前部洗浄ノズルを収納する構
成の場合、便座に着座した人体の前方まで前部洗浄ノズ
ルを移動しようとすると、移動距離が長くなるだけでな
く、前部洗浄ノズルを支持するノズル支持部材も長い寸
法が必要になる。したがって、上記の時間短縮できるだ
けでなく、前記ノズル支持部材を小型化することができ
る。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に
記載の制御部は前部洗浄ノズルの噴流が膣口付近を広範
囲に往復洗浄する広範囲洗浄モードを有したことによ
り、生理時その他必要なときに膣口付近を広範囲に自動
的に往復洗浄することができる。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6に
記載の制御部は前部洗浄ノズルの噴流の位置を調節する
噴流位置調節手段を備えたことにより、使用者の着座位
置の違いや、体格やその他個人差があっても、洗浄時に
各使用者が最適と思う洗浄位置、あるいは好みの洗浄位
置に合わせて人体前局部を揺動洗浄することができる。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7に
記載の制御部は前部洗浄ノズルの噴流の揺動量を調節す
る揺動量調節手段を備えたことにより、使用者の体格や
その他個人差があっても、洗浄時に各使用者が最適と思
う揺動量、あるいは好みの揺動量に合わせて人体前局部
を揺動洗浄することができる。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8に
記載の制御部は前部洗浄ノズルの噴流の流量を調節する
流量調節手段を備えたことにより、使用者によって強い
噴流を好む人や弱い噴流を好む人などの個人差があって
も、洗浄時に各使用者が最適と思う流量、あるいは好み
の流量にして人体前局部を揺動洗浄することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜6を
参照しながら説明する。
【0018】(実施例1)図1は本発明の実施例1の衛
生洗浄装置を示した概略図である。
【0019】図1において、11は洋式便器において使
用する便座で、12は便座11に着座した人体、13は
人体局部の略前方から人体前局部を洗浄する前部洗浄ノ
ズル、14は前部洗浄ノズル13の噴流が人体前局部に
当たる位置を可変する噴流位置可変機構、15は噴流位
置可変機構14を制御して前部洗浄ノズル14の噴流を
自動的に揺動させる制御部である。
【0020】図2は前部洗浄ノズル13および噴流位置
可変機構14の部分を拡大して示した図で、便座11の
内部に設けられたモータ16および減速機構17によ
り、ねじ軸18を往復回転することによって、三段式の
シリンダ19が伸縮して前部洗浄ノズル13が往復移動
する構成である。図3は、図2のようにシリンダ19が
伸びて便座11から突出した状態から、シリンダ19が
縮んで前部洗浄ノズル13が便座11内の略前部に収納
された状態を示す。
【0021】図4は、流路構成を示した図で、洗浄水は
水道管20に設けた分岐水栓21から、ストレーナ22
および逆止弁23、定流量弁24、電磁弁25、ヒータ
ユニット26を経て流量調節切換弁27に至り、洗浄水
はこの流量調節切換弁27で前部洗浄ノズル13ないし
後部洗浄ノズル28および便器洗浄ノズル29などに流
路が切換えられ、噴出する構成である。前部洗浄ノズル
13は、モータ16を内蔵した噴流位置可変機構14で
前後に駆動でき、また後部洗浄ノズル28は、モータ3
0によって前後に駆動される構成である。また、空気ポ
ンプ31を運転し空気切換弁32で前部洗浄ノズル13
ないし後部洗浄ノズル28に切換えて、洗浄水に気泡を
混入して噴出することができる構成である。
【0022】図5には、使用者が操作するリモコン33
の一例を示す。
【0023】以上のように構成された衛生洗浄装置につ
いて、以下その動作、作用を説明する。
【0024】使用者が便座11に着座して人体前局部を
洗浄する場合、リモコン33のビデのスイッチ34を押
し操作すると、制御部15が電磁弁25、温水ヒータユ
ニット26、流量調節切換弁27および噴流位置可変機
構14のモータ16などを制御し、前部洗浄ノズル13
から洗浄水が噴出し、その洗浄水が便座11に着座した
人体12の略前方から人体前局部35に当たり洗浄する
ように作用する。この状態で、洗浄水が人体前局部35
に当たる強さは、リモコン33の水勢スイッチ37によ
り、流量調節切換弁27で洗浄水の噴出流量の強弱を段
階的に可変し、使用者の好みの水勢にできるように作用
する。このように制御部15は前部洗浄ノズル13の噴
流の流量を調節する流量調節手段38を備えたことによ
り、使用者によって強い噴流を好む人や弱い噴流を好む
人などの個人差があっても、洗浄時に各使用者が最適と
思う流量、あるいは好みの流量にして人体前局部35を
洗浄することができる。
【0025】また、使用者の着座位置の違いや、体格や
その他個人差があっても、リモコン33のノズル位置ス
イッチ39により、洗浄時に各使用者が最適と思う洗浄
位置、あるいは好みの洗浄位置になるよう前部洗浄ノズ
ル13を前後に噴流位置可変機構14のモータ16が駆
動し、噴流位置を調節できるように作用する。このよう
に制御部15は、前部洗浄ノズル13の噴流の位置を調
節する噴流位置調節手段40を備えたことにより、使用
者の着座位置の違いや、体格やその他個人差があって
も、洗浄時に各使用者が最適と思う洗浄位置、あるいは
好みの洗浄位置に合わせて人体前局部35を洗浄するこ
とができる。
【0026】また、リモコン33の広範囲洗浄スイッチ
41を押すと、制御部15が噴流位置可変機構14を制
御してシリンダ19を伸縮させ、前部洗浄ノズル13の
噴流を自動的に揺動させるように作用する。噴流位置可
変機構14を制御して前部洗浄ノズル13を駆動し、噴
流が人体前局部35に当たる位置を、広範囲に自動的に
揺動可変したとき、図9の従来例のように洗浄水が股間
から便座の外に飛び出してしまうような不具合がなく、
噴流が人体前局部の広範囲に確実に当たるように作用
し、洗浄水が股間から便座の外に飛び出す不具合なし
に、人体前局部を広範囲に洗浄することができる。図1
において、シリンダ19が伸縮しながら前部洗浄ノズル
13からの噴流が、人体前局部35を広範囲に洗浄する
噴流の軌跡イメージを破線で示した。このように制御部
15は前部洗浄ノズル13の噴流が人体前局部35であ
る膣口45付近を広範囲に往復洗浄する広範囲洗浄モー
ドを有したことにより、生理時その他必要なときに膣口
45付近を広範囲に自動的に往復洗浄することができ
る。
【0027】図6は、図9で示した従来の衛生洗浄装置
の噴流と図1で示した本発明実施例1の衛生洗浄装置の
噴流とを比較して示した図で、従来のように人体の後方
からの洗浄ノズル4の場合、広範囲に揺動洗浄をしよう
とした場合、より広い範囲を洗浄するために洗浄ノズル
4を大きく繰出していくと、やがて洗浄水は股間から外
れ、便座11の外に飛び出してしまうという課題と、肛
門42に当たった洗浄水がさらに前に流れることもあ
り、特に女性の人体前局部35に対して、肛門42を通
った洗浄水が当たることは女性の衛生意識として違和感
があるなどの課題を有していたのに対し、本発明の便座
11に着座した人体12の略前方から人体前局部35に
洗浄水を当てる前部洗浄ノズル13を駆動する構成の場
合、噴流が人体前局部35に当たる位置を、広範囲に自
動的に揺動可変しても、洗浄水が股間から便座の外に飛
び出してしまうような不具合がなく、人体前局部35を
広範囲に洗浄することができ、かつ、肛門42に当たっ
た洗浄水が女性の人体前局部35に流れる不具合もなく
人体前局部35を広範囲に洗浄することができることが
わかる。
【0028】さらにまた、リモコン33の広範囲洗浄ス
イッチ41によって、使用者は前部洗浄ノズル13の噴
流の揺動量を好みの量に可変できる。このように制御部
15は前部洗浄ノズル13の噴流の揺動量を調節する揺
動量調節手段43を備えたことにより、使用者の体格や
その他個人差があっても、洗浄時に各使用者が最適と思
う揺動量、あるいは好みの揺動量に合わせて人体前局部
35を揺動洗浄することができる。
【0029】また、リモコン33の空気スイッチ44に
より、空気ポンプ31の運転を作動でき、洗浄水に気泡
を混入することができ、水勢スイッチ37による洗浄水
の流量可変とはまた異なる好みの洗浄感が得られ、特に
前部洗浄ノズル13による人体前局部35を洗浄する
際、気泡混入の洗浄水により女性の多用な好みをより満
足することができる。
【0030】また、リモコン33の小用スイッチ47に
より、女性の尿道口46の洗浄に適した噴流が前部洗浄
ノズル13から尿道口46に噴出される。なお、ビデス
イッチ34、小用スイッチ47、おしりスイッチ48の
いずれとも、調節した水勢やノズル位置は制御部15が
記憶しており、停止スイッチ49を押して運転を停止し
ても、次に使用するときは前回使用時に調節した水勢や
ノズル位置に自動的になるように作用するので、使用す
る都度調節する手間は必要なく、簡単手軽に好みの条件
で使用することができる。
【0031】また、リモコン33の交互スイッチ50に
より、人体後局部を洗浄する後部洗浄ノズル4と、人体
前局部を洗浄する前部洗浄ノズル13とから洗浄水を交
互に噴出し、人体前局部35と人体後局部42を間欠的
に交互に洗浄することができ、短時間に人体前局部と人
体後局部の両方を洗浄することができる。これはもちろ
ん両方を同時に洗浄するようにしてもよい。
【0032】また、停止スイッチ49を押すと、ヒータ
ユニット26への通電が遮断され、次いで電磁弁24お
よび流量調節切換弁27を閉止して前部洗浄ノズル13
は、図1や図2のようにシリンダ19が伸びた状態か
ら、図3のように便座11内に収納された状態になる。
また、前部洗浄ノズル13を便座11の略前部に収納す
る構成にしたことにより、前部洗浄ノズル13が収納さ
れた状態から洗浄水を吐出して洗浄する状態位置に到る
までの移動距離を短縮でき、使用者が揺動洗浄を開始で
きるまでの時間を短くできる。逆に、便座11の後部に
前部洗浄ノズルを収納する構成の場合、便座11に着座
した人体12の前方まで前部洗浄ノズルを移動しようと
すると、移動距離が長くなるだけでなく、前部洗浄ノズ
ルを支持するノズル支持部材であるシリンダ19も長い
寸法が必要になる。したがって、上記の時間短縮できる
だけでなく、ノズル支持部材であるシリンダ19を小型
化することができる。
【0033】(実施例2)図7、図8は本発明の実施例
2の衛生洗浄装置を示し、図7は、便座51の平面断面
図、図8は便座51の側面断面図である。
【0034】図7、図8の実施例2において、実施例1
の構成と異なるところは、実施例1の前部洗浄ノズル1
3が、シリンダ19をモータ16で伸縮駆動する構成で
あるのに対し、実施例2の前部洗浄ノズル52は、アー
ム53をモータ54で回転駆動する構成である。したが
って、実施例1では前部洗浄ノズル13の位置を直線的
に移動させ、人体前局部35に当たる噴流位置を可変す
る構成であったのに対し、実施例2は前部洗浄ノズル5
2が円弧の軌跡で移動しながら、人体前局部35に当た
る噴流位置を可変するように作用する。
【0035】図8において、前部洗浄ノズル52および
アーム53が便座51の略前方下部に形成した凹部56
に収納した状態を実線で示し、前部洗浄ノズル52およ
びアーム53回転軌跡で移動したときの状態を2点鎖線
で示した。
【0036】このように、前部洗浄ノズル52の移動形
態は異なるものの、リモコン33の広範囲洗浄スイッチ
41を押すと、制御部15が噴流位置可変機構14を制
御してアーム53を回転させ、前部洗浄ノズル52の噴
流を自動的に揺動させるように作用する。噴流位置可変
機構55を制御して前部洗浄ノズル52を駆動し、噴流
が人体前局部35に当たる位置を、広範囲に自動的に揺
動可変したとき、図9の従来例のように洗浄水が股間か
ら便座の外に飛び出してしまうような不具合がなく、噴
流が人体前局部の広範囲に確実に当たるように作用し、
洗浄水が股間から便座の外に飛び出す不具合なしに、人
体前局部を広範囲に洗浄することができる。そのほかの
作用効果も、実施例1とほぼ同様に得ることができる。
なお実施例1において洗浄水は流量調節切換弁27から
シリンダ19を経て前部洗浄ノズル13に至る経路であ
ったのに対し、実施例2では、洗浄水は流量調節切換弁
27からアーム53を経て前部洗浄ノズル52に至る経
路となっている。
【0037】また、リモコン33の停止スイッチ49を
押すと、ヒータユニット26への通電が遮断され、次い
で電磁弁24および流量調節切換弁27を閉止して前部
洗浄ノズル52は、図8のように前部洗浄ノズル52お
よびアーム53が便座51の略前方下部に形成した凹5
6部から出た2点鎖線の状態から、便座51の凹部56
内に収納された実線の状態になる。また、前部洗浄ノズ
ル52を便座51の略前部に収納する構成にしたことに
より、前部洗浄ノズル52が収納された状態から洗浄水
を吐出して洗浄する状態位置に到るまでの移動距離を短
縮でき、使用者が揺動洗浄を開始できるまでの時間を短
くできる。逆に、便座51の後部に前部洗浄ノズルを収
納する構成の場合、便座51に着座した人体12の前方
まで前部洗浄ノズルを移動しようとすると、移動距離が
長くなるだけでなく、前部洗浄ノズルを支持するノズル
支持部材であるアーム53も長い寸法が必要になる。し
たがって、上記の時間短縮できるだけでなく、ノズル支
持部材であるアーム53を小型化することができる。
【0038】また、便座51の下部凹部56内に前部洗
浄ノズル52を収納する構成にしたことにより、男性が
便座51に着座して小便時に、仮に粗相をして前にとば
して便座51の前方内側を小便で汚すことがあったとし
ても、凹部56内の前部洗浄ノズル52を汚すことを防
止することができる。さらに、図8の実線で示したよう
に、凹部56内に前部洗浄ノズル52を収納した状態の
まま、制御部15が前部洗浄ノズル52から洗浄水を噴
出するように運転することによって、凹部56および前
部洗浄ノズル52自身を洗浄クリーニングでき、清潔に
することができる。たとえば、図5のリモコン33のビ
デスイッチ34や小用スイッチ47を押したとき、まず
凹部56内に前部洗浄ノズル52を収納した状態のまま
洗浄水を噴出させ、先の洗浄クリーニング運転をするこ
とで、凹部56および前部洗浄ノズル52自身を洗浄し
て清潔にでき、使用者も安心して気持ちよく洗浄できる
ほか、凹部56および前部洗浄ノズル52を洗浄クリー
ニングしたその洗浄水が便器57の内側前方にしたたり
落ち、便器をその洗浄水で使用前にプレ洗浄できるた
め、小便が便器57へ付着することも軽減することがで
きる。さらに便座51の下部凹部56内に前部洗浄ノズ
ル52を収納する構成でビデスイッチ34や小用スイッ
チ47を押したとき、まず凹部56内に前部洗浄ノズル
52を収納した状態のまま洗浄水を噴出させ、先の洗浄
クリーニング運転をすることにより、上記した使用前の
洗浄クリーニング運転中に、アーム53等の流路に残っ
ていた冷水は排出され、人体前局部35を洗浄する時点
においては必ず、洗浄水はヒータユニット26により適
温に加熱された温水になっており冷水が人体前局部35
に当たって不快な思いをする不具合を防止できるととも
に、この冷水排除の水も無駄にせず洗浄クリーニングに
利用できる一挙両得の効果がある。
【0039】また、停止スイッチ49を押して前部洗浄
ノズル52を凹部56内に収納した時、上記した洗浄ク
リーニング運転をすることで、使用後の前部洗浄ノズル
52および凹部56を清潔にするとともに、したたり落
ちる洗浄水で便器57の内側を洗い流し、便器57も清
潔にすることができる。
【0040】なお、実施例1および実施例2とも使用者
が女性の場合、便座11、51に着座した女性局部の略
前方から女性前局部35を洗浄する前部洗浄ノズル1
3、52と、前部洗浄ノズル13、52の噴流が女性前
局部35に当たる位置を可変する噴流位置可変機構1
4、55と、噴流位置可変機構14、55を制御して前
部洗浄ノズル13、52の噴流を自動的に揺動させる制
御部15を備えた構成であるので、便座11、51に着
座した女性局部の略前方から女性前局部35に洗浄水が
当たり、噴流位置可変機構14、55を制御して前部洗
浄ノズル13、52を駆動し、噴流が女性前局部35に
当たる位置を、広範囲に自動的に揺動可変したとき、図
9の従来例のように洗浄水が股間から便座の外に飛び出
したり、特に女性前局部の洗浄できない部分が残るとい
うような不具合がなく、噴流が女性前局部の広範囲に確
実に当たるように作用し、洗浄水が股間から便座の外に
飛び出す不具合なしに、女性前局部を広範囲に洗浄する
ことができる衛生洗浄装置を提供することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項の1〜9に記載の
発明によれば、便座に着座した人体局部の略前方から人
体前局部に洗浄水が当たり、前部洗浄ノズルを駆動し、
噴流が前記人体前局部に当たる位置を、広範囲に可変し
ても、洗浄水が股間から便座の外に飛び出してしまうよ
うな不具合がなく、人体前局部を広範囲に洗浄すること
ができる衛生洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における衛生洗浄装置の概略
【図2】本発明の実施例1における衛生洗浄装置の部分
拡大断面図
【図3】本発明の実施例1における衛生洗浄装置の部分
拡大断面図
【図4】本発明の実施例1における衛生洗浄装置の流路
構成図
【図5】本発明の実施例1における衛生洗浄装置のリモ
コンの平面図
【図6】本発明の実施例1と従来の衛生洗浄装置の噴流
比較図
【図7】本発明の実施例2における衛生洗浄装置の部分
平面断面図
【図8】本発明の実施例2における衛生洗浄装置の部分
側面断面図
【図9】従来の衛生洗浄装置の側面断面図
【符号の説明】
11、51 便座 12 人体 13、52 前部洗浄ノズル 14、55 噴流位置可変機構 15 制御部 28 後部洗浄ノズル 33 リモコン 35 人体前局部 38 流量調節手段 40 噴流位置調節手段 42 肛門 43 揺動量調節手段 45 膣口 56 凹部 57 便器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河本 恭宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上田 実紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D038 JA06 JF05 JF06 JH18 KA22 KA28

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座に着座した人体局部の略前方から人
    体前局部を洗浄する前部洗浄ノズルと、前記前部洗浄ノ
    ズルの噴流が前記人体前局部に当たる位置を可変する噴
    流位置可変機構とを備えた衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 便座に着座した女性局部の略前方から女
    性前局部を洗浄する前部洗浄ノズルと、前記前部洗浄ノ
    ズルの噴流が前記女性前局部に当たる位置を可変する噴
    流位置可変機構と、前記噴流位置可変機構を制御して前
    記前部洗浄ノズルの噴流を自動的に可動させる制御部を
    備えた衛生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 便座に着座した人体後局部を洗浄する後
    部洗浄ノズルと、前記後部洗浄ノズルとは別に人体局部
    の略前方から人体前局部を洗浄する前部洗浄ノズルと、
    前記前部洗浄ノズルの噴流が前記人体前局部に当たる位
    置を可変する噴流位置可変機構と、前記噴流位置可変機
    構を制御して前記前部洗浄ノズルの噴流を自動的に揺動
    させる制御部を備えた衛生洗浄装置。
  4. 【請求項4】 便座に着座した人体後局部を洗浄する後
    部洗浄ノズルと、前記後部洗浄ノズルとは別に女性局部
    の略前方から女性前局部を洗浄する前部洗浄ノズルと、
    前記前部洗浄ノズルの噴流が前記女前局部に当たる位置
    を可変する噴流位置可変機構と、前記噴流位置可変機構
    を制御して前記前部洗浄ノズルの噴流を自動的に揺動さ
    せる制御部を備えた衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前部洗浄ノズルは便座の略前部に収納す
    る構成とした請求項1〜4のいずれか1項記載の衛生洗
    浄装置。
  6. 【請求項6】 制御部は前部洗浄ノズルの噴流が膣口付
    近を広範囲に往復洗浄する広範囲洗浄モードを有した請
    求項1〜5のいずれか1項記載の衛生洗浄装置。
  7. 【請求項7】 制御部は前部洗浄ノズルの噴流の位置を
    調節する噴流位置調節手段を備えた請求項1〜6のいず
    れか1項記載の衛生洗浄装置。
  8. 【請求項8】 制御部は前部洗浄ノズルの噴流の揺動量
    を調節する揺動量調節手段を備えた請求項1〜7のいず
    れか1項記載の衛生洗浄装置。
  9. 【請求項9】 制御部は前部洗浄ノズルの噴流の流量を
    調節する流量調節手段を備えた請求項1〜8のいずれか
    1項記載の衛生洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100642938B1 (ko) 2005-03-04 2006-11-10 나은기술 주식회사 전방에서 분사되는 세정노즐이 장착된 비데
JP2008014129A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Chih-Hsiung Lin 知能型便器及びその使用方法
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