JPH09296389A - 薄葉紙の品質改良剤及びそれを用いた柔軟性薄葉紙、並びにその製造方法 - Google Patents

薄葉紙の品質改良剤及びそれを用いた柔軟性薄葉紙、並びにその製造方法

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JPH09296389A JP13764396A JP13764396A JPH09296389A JP H09296389 A JPH09296389 A JP H09296389A JP 13764396 A JP13764396 A JP 13764396A JP 13764396 A JP13764396 A JP 13764396A JP H09296389 A JPH09296389 A JP H09296389A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ティシュペーパーやトイレットペーパーのし
なやかさ、しっとり感及び平滑感等肌への触感を改良す
ること。 【解決手段】 坪量10〜40g/m2 の薄葉紙であって、
親油性成分として植物油、動物油、鉱物油もしくは合
成油から選ばれる1種または2種以上の成分に加えて、
親水性成分として多価アルコールもしくはベタイン構
造物の1種または2種以上の成分、及び/またはC8
〜C24の脂肪族基を有するポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、C8 〜C24の脂肪族基を有するアンモニウム塩もし
くはアミン塩から選ばれる1種または2種以上の成分を
構成成分として含む品質改良剤を該薄葉紙の乾燥重量に
対して 0.1〜10重量%含有させたことを特徴とする柔軟
性薄葉紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚に直接接触し
て使用する、より柔らかで肌に優しいフェイシャルティ
シューやトイレットペーパー等の薄葉紙の品質改良剤と
それを用いた柔軟性薄葉紙、並びにその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】皮膚に接触して用いられるティシュペー
パーにはフェイシャルティシュー、トレットペーパーや
紙タオル等があり柔らかいものが一般に好ましい。これ
らの紙は一般に坪量10〜40g/m2 のクレープ紙であ
る。即ち、物理的に紙を薄くし、クレープ(しわ付け)
処理することにより柔軟にしたものである。ウェブ全体
としては柔軟になるがウェブの表面、さらには、表面に
露出している繊維はなんら処理されないために繊維固有
のザラツキが残る。このザラツキは特にクレープ処理の
波頭部分で触感される。
【0003】これを改善する方法として表面にカレンダ
ー処理する技術が知られている(特開平5−76464
号公報)が、かさが低下しボリュウム感が損なわれる。
また界面活性剤を抄紙等にパルプ原料に混ぜてウェブを
形成する方法も知られている(米国特許第384488
0号)。しかし、これは繊維の結合を阻止して柔らかな
ウェブを得ようとするもので紙力低下が著しい欠点があ
る。またウェブに吸湿剤を加えて柔らかくする方法が開
示されている(特開平5−156596号公報)。しか
し、吸湿性が夏季の高湿期と冬の乾期とで著しく異なる
ために強度及び風合い等の紙質に大きな変化が生じる欠
点がある。またこれに開示されている薬剤の塗布方法
(スプレー、コーター、印刷等)では湿潤紙力のないウ
ェブ、例えばトイレットペーパーには水系の薬液の適用
がウェブの破断を招き易く困難であった。
【0004】そこで湿潤紙力のないウェブであるトイレ
ットペーパーには水系の薬液ではなく紙匹強度に影響の
少ない油性成分を塗布または含浸処理する例が特公昭6
2−45204号、特公昭63−7524号、特開昭6
2−87117号に開示されている。しかし、これらの
方法では使用成分が油性成分に限られており、皮膚への
接触使用に際しどうしても油性のベタツキ感が残り、ま
た水洗トイレでの分散悪化等の弊害が生じやすい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、坪量10〜40g/m2 の薄葉
紙に、親油性成分と、親水性成分であるベタイン構造物
もしくは多価アルコール及び/又は特定の脂肪族基を有
するポリグリセリンエステル化物、アンモニウム塩もし
くはアミン塩のうち少なくとも1種類からなる薬剤を付
与することにより従来の抄紙工程で得られるウェブをよ
り滑らかでかつしなやかにすることができた。更に水洗
トイレ紙のような湿潤紙力のないウェブにも水系の薬液
を容易に塗布する方法を見いだし、従来の油性成分の塗
布だけでは得られなかったベタツキ感のない、水洗奔流
に全く弊害のないウェブを得ることができた。即ち、本
発明の柔軟性薄葉紙はウェブ形成後上述の特定薬剤を乾
燥繊維あたり0.1〜10重量%付与することにより得られ
る。以下に詳細を述べる。
【0006】本発明による柔軟性薄葉紙は従来の薄葉紙
ウェブ10〜40g/m2 の抄紙工程において水分率20%以
下のウェブ形成後例えばヤンキードライヤーで乾燥処理
した直後からリールに巻取るまでの間に特定の薬剤を付
与するかまたはリールに巻取った後の乾燥ウェブに別の
工程で薬剤を付与する方法で有利に得らえる。
【0007】即ち、本発明の柔軟性薄葉紙は、坪量10〜
40g/m2 の薄葉紙ウェブにその乾燥繊維重量の 0.1〜
10重量%の以下のいずれかの薬剤を付与することで得ら
れるものである。
【0008】(1)親油性成分として植物油、動物
油、鉱物油もしくは合成油から選ぶ1種または2種以上
の成分と、親水性成分として多価アルコールもしくは
ベタイン構造物のうち少なくても1種以上の成分からな
る薬剤。これに用いられる親油性成分は例えば植物油で
はホホバ油、動物油ではスクラワン、鉱物油ではパラフ
ィン油、合成油ではシリコーン油やミリスチン酸エステ
ル(例:ミリスチン酸イソトリデシル)、ポリブテンが
ある。親水性成分であるベタイン構造物にはグリシンベ
タイン、γ−ブチロベタイン、ジメチルアルキルベタイ
ン、ジメチルアミドベタイン等があり、多価アルコール
にはグリセリンやプロピレングリコール等がある。
【0009】(2)前記の親油性成分と、第三成分
8 〜C24の脂肪族基を有するポリグリセリン脂肪酸エ
ステルまたはC8 〜C24の脂肪族基を有するアンモニウ
ム塩もしくはアミン塩のうち少なくとも1種類とから構
成される成分とからなる薬剤。この薬剤によっても本発
明の柔軟性薄葉紙は得らえる。尚、ここで言う脂肪族基
とは、直鎖状およびその側鎖も含む炭化水素基全てを言
う。
【0010】(3)前記の親油性成分と、前記の親
水性成分と、前記の第三成分とを組み合わせて得られ
る薬剤。この薬剤によっても本発明の柔軟性薄葉紙は得
られる。
【0011】上記親油性成分は主にウェブにしなやか
さを与え、親水性成分はウェブに湿潤感、即ちしっと
り感を与える。第三成分は平滑剤として作用しウェブ
表面の平滑性を改善する。
【0012】ここで用いる第三成分のC8 〜C24の脂
肪族基を有するポリグリセリン脂肪酸エステルはグリセ
リン重合度15以下でエステル化度3モル以下のものが望
ましい。これは易水溶解性で且つ吸水性を阻害しないか
らである。またC8 〜C24の脂肪族基を有するアンモニ
ウム塩またはアミン塩には、アンモニウム塩にジオレイ
ルジメチルアンモニウムクロライド、モノステアリルト
リメチルアンモニウムクロライド、N−ポリオキシエチ
レンN,N−ジオレイルN−メチルアンモニウムクロラ
イド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド
等、アミン塩にはヤシアルキルアミン塩酸塩、ステアラ
ミドメチル第3アミン塩、アシルアミノエチルジエチル
アミン塩がある。
【0013】また親水性成分に示すベタイン構造物の
うち特にグリシンベタイン、γ−ブチロベタインは極め
て優れた水分保持効果をもち、従来の保湿剤である多価
アルコールや糖類にみられる湿度変化に伴う保湿量の変
動が極めて少ない特性がある。これによって湿度の変化
に対しても安定した保湿性を有する薄葉紙が得られる。
【0014】ここで得られる前記(1)、(2)、
(3)の薬剤を品質改良剤として使用した薄葉紙はいず
れも特有の風合いを有し、(1)の品質改良剤の使用は
一般にしなやかさとしっとり感を持つ。(2)の品質改
良剤の使用はしなやかさと滑らかさが強い。(3)の品
質改良剤の使用はしなやかさと滑らかさとしっとり感を
持つ。これらは好みにより選択できる。またいずれの品
質改良剤でも使用する薬品とその調合比率で前述の風合
いにかなりの幅ができる。
【0015】また一般的傾向として、湿潤作用と平滑
(又は滑らかさ)作用は効果が相反するので湿潤効果を
強調し過ぎると平滑効果が後退することがある。そこで
本品質改良剤により両者の特性が共に発現する前記構成
成分,,の調合比率は、重量組成比率で+:
=1: 1/2〜 3/2の範囲である。なお付与する量によ
って風合いが異なり、乾燥繊維あたり 0.1重量%以上で
効果が発現するが、望ましくは1重量%以上である。ま
た10重量%を超えるとウェブの風合いというよりも薬品
の風合いが強くなり違和感が生じる。またウェブ強度も
著しく低下する。
【0016】尚、上記組成は油性成分と親水性成分を混
合した水溶液であり親油性成分はサイクロデキストリン
で包接し水溶性とする。また乳化剤を用いて油性成分を
エマルションとして水溶液化する方法もある。
【0017】本発明の柔軟性薄葉紙の製造方法は次の通
りである。まず第一に抄紙工程のウェブ形成後の水分率
が20%以下の部分でウェブに上記品質改良剤の溶解液を
直接スプレー塗布する方法がある。薬剤溶解液は粘度が
20mPa.S(20cps)以下であることが望ましい。溶解液が水
溶液である場合は塗布する液量で補助乾燥設備(例えば
アフタードライヤーとして、多筒加熱ロール、フロータ
ー熱風乾燥設備や赤外線乾燥設備等)が必要である。リ
ール巻取りでの水分は少なくとも10%以下にすることが
望ましい。
【0018】また、予め抄紙機で抄造したウェブに二次
工程で上記品質改良剤を含む溶解液を塗布する方法があ
る。これにはコーターまたは印刷機による方式がある。
コーターや、グラビヤ印刷による場合には、グラビヤロ
ールの溝深さや線数を変えることによりまたフレキソ印
刷の場合はアニロックスロールの溝深さや線数や印刷パ
ターンの形状を変えることにより、また品質改良剤の溶
解液濃度を変えることにより塗布量を変えることができ
る。塗布ムラや塗布ロールへのウェブの付着などのトラ
ブルを避ける意味で塗布する品質改良剤溶解液の粘度が
200mPa.S(200cps)以下であることが望ましい。
【0019】また、前述の品質改良剤の溶解液が水溶液
の場合で更に塗布するウェブが通常のトイレットペーパ
ーのごとく湿潤紙力増強剤を含まない場合には、塗布時
の水分の吸収によって著しい紙力低下をまねき紙切れ等
のトラブルを起こし操業性が悪化する。これを避ける方
法として塗布湿潤時の一時、即ち塗布直後から乾燥工程
に至るまでの数秒から数十秒間は湿潤強度を維持し一定
時間経過後は湿潤強度を失う一時性湿潤紙力増強剤をト
イレットペーパーに用いて水系の薬液を塗布する方法を
開発した。これが本発明の請求項(6)に示す方法であ
る。
【0020】ここで、一時性湿潤紙力増強剤の効果を次
のように定義する。JIS-S3104 ティッシュペーパーの規
格試験方法による測定で湿潤直後の強度が湿潤前の強度
の10%以上であり湿潤後60秒経過したときの強度が湿潤
直後の湿潤強度に対して20%以上低下するものとする。
一時性湿潤紙力増強剤には、ポリアクリルアミド、グリ
オキザール・ポリアクリルアミド共重合物、ジアルデヒ
ドスターチまたはカチオン変性デンプン等がある。一時
性湿潤紙力増強剤の強度は高ければ高いほど良いが、一
般に高すぎれば強度の損失にも時間を要するようにな
る。トイレットペーパーは、水溶解性が必須であり、お
よそ60秒後には湿潤強度がある程度失われて離解し易い
状態になる必要がある。
【0021】およその目安として例示すると、塗布に必
要な湿潤タテ強度は50g/25mm幅以上で、トイレ紙とし
て水溶解性の支障となる湿潤タテ強度は上限が60g/25
mm幅である。従ってこの場合トイレ紙であって且つ塗布
可能なウェブの湿潤強度範囲は50〜60g/25mmと極めて
狭い。これに一時性湿潤紙力増強剤を適用すると湿潤後
60秒経過の強度損失が20%でも塗布可能なウェブの湿潤
強度範囲が50〜72g/25mmと拡がり、さらに強度損失が
大きい場合はより湿潤強度の許容範囲が拡がりそれだけ
塗布量も増やせ操業も容易になる。尚ここで言う粘度と
はB型粘度計(東京計器製)による測定値である。
【0022】以上に示したように、親油性成分と、親水
性成分であるベタイン構造物もしくは多価アルコール及
び/又は特定の脂肪族基を有するポリグリセリンエステ
ル化物、アンモニウム塩、アミン塩のうち少なくとも1
種類とを組み合わせて得られる品質改良剤を適当量塗布
して得たウェブは、表面がしっとりしなやかになりま
た、平滑性も増すのでカゼや花粉アレルギー症等により
刺激に過敏な時も快く使用できる。一方トイレットペー
パーの場合は痔等により刺激に過敏なときに同様に皮膚
に対する摩擦抵抗が少なく滑らかでしなやかなので快く
使用できる。また、ウェブが一時性湿潤紙力増強剤を含
む場合は使用時には水に強く使用後は水洗可能なティシ
ュペーパー(フェイシャルティシュ、トイレットペーパ
ー等)となる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。
【0024】実施例1〜15 針葉樹系繊維50%、広葉樹系繊維50%とからなり湿潤紙
力増強剤として日本PMC社のWS-570を絶乾パルプ重量
に対して 0.2%含んだ坪量15g/m2 のティシュペーパ
ーにおいて、乾燥パルプ重量に対して表1に示す百分率
で表される重量の各薬剤を塗布した。塗布方法は1〜10
重量%相当濃度の水溶解液を調製しスプレー塗布後ドラ
ムドライヤーで乾燥した。
【0025】
【表1】
(重量%)
【0026】実施例16〜17 針葉樹系繊維50%、広葉樹系繊維50%とからなり一時性
湿潤紙力増強剤として住友化学製(6610)を絶乾パルプ重
量に対して 0.2%含んだ坪量15g/m2 のティシューに
おいて各薬剤塗布量は、それぞれ実施例4及び8と同じ
とした。
【0027】比較例1〜8 実施例1に同じティシュペーパーにおいて同じ方法にて
湿潤剤としてグリセリンもしくはソルビトールを、又は
油性剤としてスクワランもしくは流動パラフィンを単独
で表2に示す百分率の相当量塗布した。
【0028】
【表2】
【0029】比較例9 実施例1に同じ原紙で薬剤処理しないもの。
【0030】以上のように得られたティシュペーパーに
ついて、それぞれ引張強度、吸水度及びハレドフィール
値について測定し、それらの結果を表3に示した。また
ティシュペーパーの溶解テスト結果について表4に示し
た。
【0031】
【表3】
【0032】なお表中の*1,*2及び*3はそれぞれ次の説
明を示す。 *1:相対湿度30%(冬季)及び80%(夏季)を想定して
デジケーターによる人工雰囲気調湿しJIS-S3104 の方法
で測定。(製品としてヨコ方向2PLYで測定) *2:JIS-S3104 の方法で測定。 *3:ハンドフィール(5人のハンドフィール検査人の平
均値) HFS :平滑感の10段階評価、数値が高い方が平滑感が
高い HFW :しっとり感の10段階評価、数値が高い方がしっ
とり感が強い HFF :しなやか感の10段階評価、数値が高い方がしな
やかさが大きい
【0033】
【表4】
【0034】
【発明の効果】このように本発明によれば、ティシュペ
ーパーやトイレットペーパーのような薄葉紙のしなやか
さ、しっとり感及び平滑感等の肌への触感が改善され、
使い心地のよい柔軟な薄葉紙が得られる等の効果を有す
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親油性成分として植物油、動物油、鉱
    物油もしくは合成油から選ばれる1種または2種以上の
    成分に加えて、親水性成分として多価アルコールもし
    くはベタイン構造物の1種または2種以上の成分、及び
    /またはC8 〜C24の脂肪族基を有するポリグリセリ
    ン脂肪酸エステル、C8 〜C24の脂肪族基を有するアン
    モニウム塩もしくはアミン塩から選ばれる1種または2
    種以上の成分を構成成分として含むことを特徴とする薄
    葉紙の品質改良剤。
  2. 【請求項2】 親油性成分がホホバ油、スクワラン、パ
    ラフィン、シリコーン油、ミリスチン酸エステル、また
    は数平均分子量が 300から2000のポリブテンである請求
    項1記載の薄葉紙の品質改良剤。
  3. 【請求項3】 ベタイン構造物がグリシンベタインまた
    はγ−ブチロベタインである請求項1または2記載の柔
    軟性薄葉紙の品質改良剤。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の品質
    改良剤を、坪量10〜40g/m2 の薄葉紙に、該薄葉紙の
    乾燥重量に対して 0.1〜10重量%含有させたことを特徴
    とする柔軟性薄葉紙。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項記載の品質
    改良剤を含む薬液をウェブの水分が20%以下の状態でス
    プレー、コーター、グラビヤ印刷、フレキソ印刷または
    シルク印刷により、該ウェブに塗布することを特徴とす
    る柔軟性薄葉紙の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、品質改良剤を塗布す
    るウェブに一時性湿潤紙力増強剤を含ませることを特徴
    とする柔軟性薄葉紙の製造方法。
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