JPH09293659A - 塗布液の乾燥防止方法及びその装置 - Google Patents
塗布液の乾燥防止方法及びその装置Info
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Abstract
駄を可及的に抑制して待機中の塗布ヘッドの供給口の塗
布液の乾燥を防止することができるようにする。 【解決手段】 塗布ヘッド20の供給口24を外気から
遮断することにより供給口24の塗布液の乾燥を防止す
るものであって、塗布ヘッド20の供給口24と封止部
材50とを所定の間隙を設けて対向配置すると共に、そ
の間隙に塗布ヘッド20の供給口24から塗布液を吐出
し、その塗布液の乾燥により供給口24を覆う被覆膜を
形成する。
Description
晶表示器のガラス基板等の各種基板上にフォトレジスト
液等の塗布膜を形成する塗布装置に適用される塗布ヘッ
ドの供給口の塗布液の乾燥を防止する塗布液の乾燥防止
方法及びその装置に関する。
に、基板Wを真空吸着するステージ201と、このステ
ージ201上で基板Wに沿って移動するスリット状の供
給口202を有する塗布ヘッド203とを備え、この塗
布ヘッド203をそのスリット状の供給口202から塗
布液を供給しながら一定速度で移動させることにより基
板W上に塗布膜を形成するようにしたものである。
る終端側の待機位置には溶剤Sの収納された溶剤ポット
204が上下動可能に配置されており、塗布膜の形成作
業の終了した塗布ヘッド203が上記待機位置に移動し
たとき、溶剤ポット204が上昇して塗布ヘッド203
の供給口202側が溶剤雰囲気中に配置され、待機中の
塗布ヘッド203の供給口202の塗布液の乾燥が防止
されるようになっている。
て、塗布ヘッド203の供給口202側を溶剤ポット2
04の溶剤雰囲気中に配置すると、塗布ヘッド203の
供給口202から内部に溶剤が浸入してその付近で塗布
液が薄められるため、基板W上に塗布膜を形成する直前
に塗布液を仮吐出させて溶剤の混入部分を排出する必要
が生じ、その結果、仮吐出領域や仮吐出した塗布液の受
け部が必要になって装置が大型化すると共に、塗布液が
無駄になるという問題がある。
であり、塗布装置を大型化させず、また、塗布液の無駄
を可及的に抑制して待機中の塗布ヘッドの供給口の塗布
液の乾燥を防止することのできる塗布液の乾燥防止方法
及びその装置を提供することを目的とするものである。
供給口を空気から遮断することにより塗布液の乾燥を防
止する塗布液の乾燥防止方法であって、上記塗布ヘッド
の供給口とこの供給口と対向する封止部材との間隙に所
定量の塗布液を介在させ、この塗布液の乾燥により上記
供給口を覆う被覆膜を形成するようにしたものである
(請求項1)。
ヘッドの供給口が塗布液の乾燥により形成された被覆膜
により覆われて外気と遮断されることで供給口の塗布液
の乾燥が防止される。
法において、上記塗布ヘッドと上記封止部材との間隙に
介在する塗布液が、上記塗布ヘッドの供給口と上記封止
部材とを所定の間隙を設けて対向配置した後、その間隙
に上記塗布ヘッドの供給口から吐出されるようにしたも
のである(請求項2)。
ヘッドの供給口と封止部材との間隙を埋めるように塗布
液を供給することで供給口の塗布液の乾燥が確実に防止
される。
気から遮断することにより塗布液の乾燥を防止する塗布
液の乾燥防止装置であって、上記塗布ヘッドの供給口の
全域と対向し得る大きさを有する封止部材と、上記塗布
ヘッドの供給口と上記封止部材とを所定の間隙を設けて
対向配置させる手段と、上記塗布ヘッドの供給口から上
記間隙に所定量の塗布液を吐出する手段とを備えたもの
である(請求項3)。
ヘッドの供給口と封止部材との間隙にこの間隙を埋める
ように供給された塗布液が外気に触れて乾燥することで
被覆膜が形成され、この被覆膜により供給口が覆われて
外気と遮断されることで供給口の塗布液の乾燥が防止さ
れる。
置において、上記塗布ヘッドと上記封止部材とが離間し
た後に上記塗布ヘッドと上記封止部材とに付着している
乾燥した塗布液を除去する手段を備えたものである(請
求項4)。
ヘッドと封止部材とが離間した後に塗布ヘッドと封止部
材とに付着している乾燥した塗布液が除去される。
止方法及びその装置が適用される塗布装置の全体斜視図
である。この塗布装置は、基板Wを吸着保持するステー
ジ10と、ステージ10に吸着保持された基板W上にフ
ォトレジスト液等の塗布液を供給する塗布ヘッド20
と、塗布ヘッド20を基板W上に沿って移動させる第1
移動手段30と、塗布ヘッド20を基板W面と直交する
上下方向に移動させる第2移動手段40と、塗布ヘッド
20の移動方向における終端側に配設され、塗布ヘッド
20との対向面を有する封止部材50と、封止部材50
と同じ終端側に配設された清掃手段としてのヘッドクリ
ーナ60と、ヘッドクリーナ60を塗布ヘッド20と封
止部材50とに接触した状態で移動させる第3移動手段
70と、塗布ヘッド20に塗布液を供給する塗布液供給
手段80と、ヘッドクリーナ60に溶剤を供給する溶剤
供給手段90とを備えている。
Wを載置するための載置部11と、この載置部11の両
側部に形成され、第1移動手段30の後述する摺動体3
2,33を移動させるガイド用のレール12,13とを
備えている。載置部11には、上下方向に貫通する複数
の貫通孔14が形成されている。基板Wは、このステー
ジ10の載置部11上に図略の搬送ロボットにより載置
され、貫通孔14を介して下面側から真空吸引されて載
置部11上に固定されるようになっている。
対の対向壁21,22が突き合わされ、内部に塗布液の
供給路23を有すると共に、下面にその供給路23に連
なるスリット状の供給口24が開口するように構成され
たもので、基板Wの幅方向に長尺状を有して配置されて
いる。また、塗布ヘッド20の上面中央部には、給送パ
イプ25が取り付けられ、この給送パイプ25を介して
塗布液供給手段80の供給タンク81からフォトレジス
ト液等の塗布液が一定の圧力で塗布ヘッド20内に給送
されるようになっている。
端部のレール12,13上を移動するもので、ステージ
10の下方に幅方向に亘って配設された基部31と、こ
の基部31の両側に上方に屈曲され、さらに上端が互い
に内側に屈曲して形成された摺動部32,33と、基部
31の中央部であってレール12,13と同じ方向に穿
設されている雌ねじに螺合されたねじ軸34と、図略の
本体フレームに固設され、回転軸がねじ軸34に連結さ
れたステッピングモータ等からなる塗布ヘッド移動モー
タ35とを備えている。これにより、塗布ヘッド移動モ
ータ35が回転駆動してねじ軸34が回転すると、基部
31が前後方向に移動することにより摺動体32,33
がステージ10のレール12,13上を移動し、第2移
動手段40を介して塗布ヘッド20が基板W面に沿って
移動する。
手方向両側端部から突出する固定軸26,27を固定支
持する支持体41,42と、支持体41,42の上面か
ら下方向に貫通して穿設された雌ねじにそれぞれ螺合さ
れると共に、先端側が摺動体32,33に軸支されたね
じ軸43,44と、図略のフレームにより摺動体32,
33に固設され、回転軸がねじ軸43,44にそれぞれ
連結されたステッピングモータ等からなる塗布ヘッド昇
降モータ45,46とを備えている。これにより、塗布
ヘッド昇降モータ45,46が同時に回転駆動してねじ
軸43,44が回転すると、支持体41,42が摺動体
32,33に対して昇降することにより塗布ヘッド20
が上下方向に移動する。
24の全域と対向し得る大きさの対向面51を有する長
尺状の金属ブロックで構成され、その対向面51がステ
ージ10の載置部11上の基板Wと略同じ平面に位置す
るようにして基板Wの幅方向に沿って配設されている。
この封止部材50は、後述するように待機中の塗布ヘッ
ド20の供給口24と対向面51との微小間隙に供給さ
れた塗布液による被覆膜を形成することにより、供給口
24を外気から遮断して供給口24の塗布液の乾燥を防
止するものである。
の支持体61から水平方向前方に突出するガイドプレー
ト62と、このガイドプレート62の上面側(一面側)
であって支持体61に近接した位置に配設された供給ロ
ーラ63と、ガイドプレート62の下面側(他面側)で
あって支持体61に近接した位置に配設された巻き取り
ローラ64と、この巻き取りローラ64を回転駆動する
駆動手段としてのステッピングモータ等からなる巻き取
りモータ65と、供給ローラ63に巻装された長尺状の
拭き取り部材66とを備えている。
ッ化エチレン重合体材料等からなるシート状の材料で構
成され、巻き取りローラ64により巻き取られることに
より供給ローラ63から引き出されると共に、ガイドプ
レート62の先端部で方向反転されてガイドプレート6
2の両面に沿って移動するようになっている。なお、ガ
イドプレート62は、下面側の拭き取り部材66が上記
ヘッドレスト50の対向面51に接触する高さ位置にな
るように位置設定されている。また、ガイドプレート6
2の先端部には、拭き取り部材66の方向反転に支障が
生じないように丸みが形成されている。この丸みを形成
する代わりにローラを配設してもよい。
れた水平方向の雌ねじに螺合されると共に、基板Wの幅
方向に沿って配置されたねじ軸71と、図略の本体フレ
ームに固設され、回転軸がねじ軸71に連結されたステ
ッピングモータ等からなる拭き取りモータ72とから構
成されており、拭き取りモータ72の回転駆動によるね
じ軸71の回転によってヘッドクリーナ60が一端側の
退避位置と他端側との間を往復移動する。なお、ヘッド
クリーナ60の退避位置は、図示では拭き取り部材66
の一部がヘッドレスト50の端部に重なっているが、ヘ
ッドレスト50から完全に離間していてもよい。
スト液等の塗布液が収納されると共に、窒素等の加圧気
体が導入されて加圧状態とされた液タンク81と、この
液タンク81内に先端部が挿入され、上記塗布ヘッド2
0の供給パイプ25が他端部に接続されるタンク側供給
パイプ82と、このタンク側供給パイプ82の中間に接
続された流量調整用の制御弁83とを備えている。この
制御弁83が閉じられているときは塗布ヘッド20への
塗布液の供給が停止されるが、制御弁83が開かれると
塗布ヘッド20へ塗布液が供給され、その制御弁83の
開き量に応じて塗布液の供給量が調整される。
好適な溶剤が収納され、ヘッドクリーナ60の上部位置
に配設された溶剤タンク91と、この溶剤タンク91内
の溶剤を上記拭き取り部材66側に排出する供給パイプ
92と、供給パイプ92の先端に連結され、溶剤を上記
拭き取り部材66の幅方向に供給する供給口93と、供
給パイプ92の中間に配設され、溶剤タンク91の溶剤
の供給口93への供給を制御する電磁弁94とを備えて
いる。
の主要な制御構成を示すブロック図である。制御部10
0は、本装置の動作全般の制御を行うためのCPU10
1、そのための所定の制御プログラムが記憶されている
ROM102、制御処理中に発生するデータを一時的に
記憶するRAM103等を備えている。
トスイッチSWや位置センサ等から所定の信号が入力さ
れることにより、モータ駆動回路35a,45a,46
a,65a,72a、制御弁駆動回路83a、及び電磁
弁駆動回路94aをそれぞれ介して塗布ヘッド移動モー
タ35、塗布ヘッド昇降モータ45,46、巻き取りモ
ータ65、拭き取りモータ72、制御弁83、及び電磁
弁94の各動作を制御する。
は、搬送ロボット駆動回路を介して基板Wの受渡しを行
う搬送ロボットを制御し、真空装置駆動回路を介して基
板Wをステージ10上に吸着保持する真空装置を制御す
るようになっている。
うに動作する。まず、制御部100の指令に基づき、搬
送ロボットにより基板Wがステージ10上に載置される
と、真空装置により基板Wがステージ10上に吸着保持
され、塗布ヘッド20が塗布ヘッド昇降モータ45,4
6の駆動により基板W上の所定高さ位置に設定されると
共に、塗布ヘッド移動モータ35の駆動により図1の手
前側の始端位置から矢印方向に一定速度で移動する。
塗布液供給手段80の制御弁83が所定量開かれて液タ
ンク81から塗布ヘッド20内部に塗布液が供給され、
塗布ヘッド20は供給口24から塗布液を一定の供給圧
で基板W上に供給しながら終端位置にまで移動する。こ
れにより基板W上に塗布膜が形成される。塗布ヘッド2
0が終端位置に達すると制御弁83が閉じられて塗布ヘ
ッド20への塗布液の供給が停止されると共に、この塗
布膜の形成された基板Wは搬送ロボットにより次の工程
に搬送される。その後、次の基板Wが順次ステージ10
上に載置されて吸着保持され、塗布ヘッド20が始端位
置に戻って上記と同様にして基板W上に塗布膜を形成す
る。
ると、塗布ヘッド20は、塗布ヘッド移動モータ35の
駆動により待機位置である封止部材50の位置にまで移
動する。そして、塗布ヘッド昇降モータ45,46の駆
動によって供給口24が図4に示すように封止部材50
の対向面51との間に微小な間隙Gを形成する位置にま
で降下し、封止部材50の対向面51と対向配置された
状態とされる。この間隙Gの寸法は、例えば0.1mm
乃至1.数mm程度である。
布ヘッド20の供給口24から所定量、すなわち、少な
くとも間隙Gを埋めて供給口24を外気と遮断する程度
の量の塗布液が吐出され、上記間隙Gに供給される。こ
の間隙Gに供給された塗布液は少なくとも外周部分の外
気に触れている部分が乾燥し、図5に示すように塗布ヘ
ッド20の供給口24を覆う被覆膜Fを形成する。この
被覆膜Fにより供給口24は外気と遮断され、供給口2
4の塗布液の乾燥が防止される。塗布ヘッド20は、こ
の状態で基板Wに対する次の塗布膜の形成作業時まで待
機する。なお、被覆膜Fは、乾燥しなくても供給口24
を外気と遮断するが、上記のように外気に触れている外
周部分は溶剤が蒸発して必然的に乾燥されることにな
る。なお、内部側も時間の経過と共に乾燥される。
ことにより供給口24の塗布液の乾燥を防止するので、
塗布ヘッド20と封止部材50の水平姿勢が正確に保持
できないことが原因で供給口24の長手方向で供給口2
4と対向面51との間隙寸法に多少の差異が生じた場合
でも確実に乾燥を防止することができる。
膜の形成作業の指令が出されると、ヘッドレスト50の
対向面51と対向配置された状態にあった塗布ヘッド2
0は、塗布ヘッド昇降モータ45,46の駆動によって
封止部材50位置から上方に移動し、供給口24がヘッ
ドクリーナ60のガイドプレート62の上面側に位置す
る拭き取り部材66に等しい高さ位置で停止する。
剤供給手段90の電磁弁94が開かれて溶剤タンク91
から溶剤が供給パイプ92と供給口93を介して拭き取
り部材66に供給される。そして、溶剤が供給されてい
る状態で巻き取りモータ65が駆動され、拭き取り部材
66が巻き取りローラ64に巻き取られる。これによ
り、ガイドプレート62の上下両面には溶剤の供給され
た拭き取り部材66が配置されることになる。この時点
で電磁弁94が閉じられて溶剤の供給が停止される。な
お、拭き取り部材66に供給された溶剤はその供給位置
で拭き取り部材66に吸収される。
一端側の退避位置にあるヘッドクリーナ60が他端側と
の間を往復移動する。このとき、ガイドプレート62の
上面側の拭き取り部材66は塗布ヘッド20の供給口2
4に接触する位置にあり、ガイドプレート62の下面側
の拭き取り部材66は封止部材50の対向面51に接触
する位置にあるため、ヘッドクリーナ60は図6に示す
ように拭き取り部材66が塗布ヘッド20の供給口24
と封止部材50の対向面51の両方に接触した状態で移
動することになる。
ヘッド20の供給口24と封止部材50の対向面51に
付着した塗布液による被覆膜Fが拭き取り部材66に供
給されている溶剤により溶解されると共に、摩擦力によ
り拭き取り部材66に拭き取られ、塗布ヘッド20の供
給口24と封止部材50の対向面51の両方が同時に清
掃されることになる。なお、拭き取り部材66は、ガイ
ドプレート62面に沿って配置されているため、塗布ヘ
ッド20の供給口24と封止部材50の対向面51に接
触したときにはガイドプレート62に対して軽く押圧さ
れた状態となり、供給口24と対向面51の清掃を確実
に行うことができる。
避位置に戻るか、または往動が終了すると、塗布ヘッド
昇降モータ45,46及び塗布ヘッド移動モータ35が
駆動され、塗布ヘッド20は所定の高さ位置に降下され
ると共に始端位置に戻り、基板Wに対する塗布膜の形成
作業が開始される。塗布ヘッド20は、待機中には封止
部材50との間に形成された被覆膜Fにより供給口24
の塗布液の乾燥が防止され、塗布膜の形成作業開始前に
は供給口24がヘッドクリーナ60により清掃されるの
で、供給口24から塗布液が正常に供給されて基板W上
に所定厚の塗布膜を形成することができることになる。
ド20を昇降させる第2移動手段40と制御部100と
から塗布ヘッド20の供給口24と封止部材50とを間
隙Gを設けて対向配置させる手段が構成され、塗布ヘッ
ド20に塗布液を供給する塗布液供給手段80と制御部
100とから塗布ヘッド20の供給口24から上記間隙
Gに塗布液を吐出する手段が構成され、上記封止部材5
0とこれら各手段とから塗布ヘッドの塗布液の乾燥防止
装置が構成される。そして、この乾燥防止装置によっ
て、塗布ヘッド20の供給口24と封止部材50とを間
隙Gを設けて対向配置すると共に、その間隙Gに塗布ヘ
ッド20の供給口24から塗布液を吐出し、その塗布液
の乾燥により供給口24を覆う被覆膜Fを形成する塗布
ヘッドの供給口の塗布液の乾燥防止方法が実施されるこ
とになるが、以下のような種々の変更が可能である。
ヘッド20の供給口24を覆う被覆膜Fは、塗布ヘッド
20の供給口24と封止部材50の対向面51とに間隙
Gを形成した後に供給口24から塗布液を供給すること
により形成しているが、次のような方法で形成してもよ
い。すなわち、図7に示すように塗布ヘッド20の供給
口24を封止部材50の対向面51から離間した位置、
例えば基板W面の延長線上の位置で対向面51上に供給
口24から所定量の塗布液を吐出し、その後に塗布ヘッ
ド20を下方に移動させて図8に示すように塗布ヘッド
20と封止部材50とを図4に示す間隙Gと同じかそれ
に近似した間隙が形成される位置にまで近接させ、供給
口24と対向面51の両方に吐出した塗布液が付着する
ようにする。また、塗布ヘッド20を基板W面の延長線
上の位置から図4に示す間隙Gと同じかそれに近似した
間隙が形成される位置にまで封止部材50側に下降させ
ながら対向面51上に供給口24から所定量の塗布液を
吐出し、上記位置に達したときに供給口24と対向面5
1の両方にその吐出した塗布液が付着するようにしても
よい。いずれの場合も、その後、塗布液が乾燥して被覆
膜Fが形成される。
ド20は封止部材50に対して塗布ヘッド昇降モータ4
5,46により上下方向に移動するようになっている
が、この構成に代え、塗布ヘッド20を封止部材50の
上方に固定しておき、封止部材50を上下方向に移動で
きる構成にしてもよい。このようにしても上記実施形態
の場合と同様に、塗布ヘッド20の待機中に塗布ヘッド
20の供給口24と封止部材50との間に形成された被
覆膜Fにより供給口24の塗布液の乾燥を防止すること
ができる。
50は金属ブロックで構成されているが、図9に示すよ
うに、塗布ヘッド20の供給口24と対向するシリコン
ゴム等からなる封止部52と、この封止部52の供給口
24との対向面を露出させた状態で収納保持する保持部
53とから構成するようにすることもできる。
乾燥防止方法は、塗布ヘッドの供給口を外気から遮断す
ることにより塗布液の乾燥を防止するものであって、上
記塗布ヘッドの供給口とこの供給口と対向する封止部材
との間隙に所定量の塗布液を介在させ、この塗布液の乾
燥により上記供給口を覆う被覆膜を形成するようにした
ので、塗布装置に適用した場合でも塗布装置を大型化さ
せることなく待機中の塗布ヘッドの供給口の塗布液の乾
燥を防止することができる。また、被覆膜を形成する塗
布液は僅かでよいので、塗布液に必要以上の無駄を生じ
させることなく待機中の塗布ヘッドの供給口の塗布液の
乾燥を防止することができる。
て、塗布ヘッドと封止部材との間隙に介在する塗布液
は、塗布ヘッドの供給口と封止部材とを所定の間隙を設
けて対向配置した後、その間隙に塗布ヘッドの供給口か
ら吐出するようにしたので、塗布ヘッドの供給口と封止
部材との間に確実に塗布液を供給することができ、塗布
ヘッドの供給口の塗布液の乾燥を確実に防止することが
できる。
塗布ヘッドの供給口を外気から遮断することにより塗布
液の乾燥を防止するようにしたものであって、上記塗布
ヘッドの供給口の全域と対向し得る大きさを有する封止
部材と、上記塗布ヘッドの供給口と上記封止部材とを所
定の間隙を設けて対向配置させる手段と、上記塗布ヘッ
ドの供給口から上記間隙に所定量の塗布液を吐出する手
段とを備えるようにしたので、塗布装置に適用した場合
でも塗布装置を大型化させることなく待機中の塗布ヘッ
ドの供給口の塗布液の乾燥を防止することができる。ま
た、被覆膜を形成する塗布液は僅かでよいので、塗布液
に必要以上の無駄を生じさせることなく待機中の塗布ヘ
ッドの供給口の塗布液の乾燥を防止することができる。
て、上記塗布ヘッドと上記封止部材とが離間した後に塗
布ヘッドと封止部材とに付着している乾燥した塗布液を
除去する手段を備えるようにしたので、塗布ヘッドと封
止部材とに付着している乾燥した塗布液が的確に除去さ
れ、待機後の塗布ヘッドの供給口から塗布液を正常に供
給することができるようになると共に、その後の待機時
においても塗布ヘッドの供給口を被覆膜で的確に覆うこ
とができるようになる。
適用される塗布装置の全体斜視図である。
要部側断面図である。
図である。
口に被覆膜を形成する方法を説明するための要部側断面
図である。
口に被覆膜を形成する方法を説明するための要部側断面
図である。
部材及びヘッドクリーナの接触状態を説明するための側
面図である。
法を説明するための要部側断面図である。
法を説明するための要部側断面図である。
成例の斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 塗布ヘッドの供給口を外気から遮断する
ことにより塗布液の乾燥を防止する塗布液の乾燥防止方
法であって、 上記塗布ヘッドの供給口とこの供給口と対向する封止部
材との間隙に所定量の塗布液を介在させ、この塗布液の
乾燥により上記供給口を覆う被覆膜を形成することを特
徴とする塗布液の乾燥防止方法。 - 【請求項2】 上記塗布ヘッドと上記封止部材との間隙
に介在する塗布液は、上記塗布ヘッドの供給口と上記封
止部材とを所定の間隙を設けて対向配置した後、その間
隙に上記塗布ヘッドの供給口から吐出されることを特徴
とする請求項1記載の塗布液の乾燥防止方法。 - 【請求項3】 塗布ヘッドの供給口を外気から遮断する
ことにより塗布液の乾燥を防止する塗布液の乾燥防止装
置であって、 上記塗布ヘッドの供給口の全域と対向し得る大きさを有
する封止部材と、 上記塗布ヘッドの供給口と上記封止部材とを所定の間隙
を設けて対向配置させる手段と、 上記塗布ヘッドの供給口から上記間隙に所定量の塗布液
を吐出する手段と、 を備えたことを特徴とする塗布液の乾燥防止装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の塗布液の乾燥防止装置に
おいて、上記塗布ヘッドと上記封止部材とが離間した後
に上記塗布ヘッドと上記封止部材とに付着している乾燥
した塗布液を除去する手段を備えたことを特徴とする塗
布液の乾燥防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10537996A JP3386656B2 (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 塗布液の乾燥防止方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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