JPH09291164A - 生分解性多孔質フィルム - Google Patents

生分解性多孔質フィルム

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JPH09291164A
JPH09291164A JP3474497A JP3474497A JPH09291164A JP H09291164 A JPH09291164 A JP H09291164A JP 3474497 A JP3474497 A JP 3474497A JP 3474497 A JP3474497 A JP 3474497A JP H09291164 A JPH09291164 A JP H09291164A
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polyester resin
aliphatic
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aliphatic polyester
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稔 柏野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の多孔質フィルムまたはシートの優れた
機能を持ち、しかも焼却処理した場合に燃焼発熱量も小
さく、土壌などに埋立て処理した場合に生分解される生
分解性多孔質フィルムを提供すること。 【解決手段】 脂肪族ポリエステル樹脂と充填剤とから
なる樹脂組成物を、溶融させてフィルムまたはシート状
に成形後、延伸されたものであることを特徴とする生分
解性多孔質フィルム。 【効果】 上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生分解性多孔質フィル
ムに関する。詳しくは、脂肪族ポリエステル樹脂に充填
剤を配合してなる組成物を溶融させてフィルム状に成形
し、このフィルム状の成形物を少なくとも一軸方向に延
伸することにより、良好な外観と風合を有し、強度にも
優れ、かつ、適度の通気性と透湿性を有するフィルムを
提供するものである。このようなフィルムは、包装材、
濾過材、合成紙、衛生・医療用材料、農業用など種々の
用途に応用することができ、しかも、生分解性を有する
ため廃棄上の問題を低減することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリオレフィン樹脂に充填材
を配合し、溶融してさせてフィルム状に成形し、得られ
たフィルム状またはシート状の成形物を、一軸または二
軸方向に延伸した多孔質フィルムが提案されている。こ
れらの多孔質フィルムは、従来のポリオレフィンフィル
ムにはない通気・透湿機能を有するので、これら機能を
活かし、各種包装材料、濾過材、衛生・医療用材料、農
業用など種々の用途に用いられている。
【0003】しかしながら、これらのポリオレフィン樹
脂からなる多孔質フィルムは、(a)使用後焼却処理する
場合には、燃焼発熱量が大きく焼却炉を傷める、(b) 使
用後埋め立て処理する場合には、永久に土壌に残存す
る、などの廃棄上の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の多孔質フィルムまたはシートの機能を十分に発揮し、
しかも燃焼処理する場合に発熱量が小さく、埋め立て処
理した場合には微生物などによる分解が可能(生分解
性)で、廃棄上の問題がないフィルムまたはシートを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、脂肪族ポリエステル樹脂と充填材とか
らなる脂肪族ポリエステル樹脂組成物を溶融させてフィ
ルムまたはシート状に成形後、延伸加工されたものであ
ることを特徴とする生分解性多孔質フィルムを提供する
ものである。
【0006】
【発明の実施の態様】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において脂肪族ポリエステル樹脂は、脂肪族ジオ
ールとジカルボン酸またはその誘導体を反応主成分と
し、2官能脂肪族オキシカルボン酸を、脂肪族ジカルボ
ン酸(またはその誘導体)100モルに対し0.04〜
60モル共存させ共重合させたものである。さらには、
主として脂肪族または脂環式ジオール、および脂肪族ジ
カルボン酸またはその誘導体を、重縮合反応させる際
に、乳酸に代表されるα−ヒドロキシカルボン酸タイプ
の2官能脂肪族オキシカルボン酸を、脂肪族ジカルボン
酸またはその誘導体100モルに対し0.04〜60モ
ル共存させ、かつ、ゲルマニウム化合物からなる触媒を
使用することにより得られた数平均分子量が1万〜20
万である脂肪族ポリエステル樹脂である。重縮合反応さ
せる際に、ゲルマニウム化合物からなる触媒を存在さ
せ、乳酸などの2官能脂肪族オキシカルボン酸を適量用
いることにより、重合速度が増大し、高分子量の脂肪族
ポリエステルが得られる。
【0007】脂肪族ジオールとしては、HO−(C
2m−OH(式中、mは2〜10の整数である。)に
相当する脂肪族ジオールが好適である。具体的には、エ
チレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール
などが挙げられる。これらの脂肪族ジオールは、単独で
も2種以上の混合物であってもよい。得られる樹脂の性
質から、好ましいのは1,4−ブタンジオールまたはエ
チレングリコールであり、中でも特に好ましいのは1,
4−ブタンジオールである。
【0008】ジカルボン酸としては、HOOC−(CH
2n−COOH(式中、nは0または1〜12の整数で
ある。)に相当するジカルボン酸が好適である。具体的
には、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン
酸、ドデカン酸、またはその誘導体としての低級アルキ
ルエステル類、および酸無水物、例えば、無水コハク
酸、無水アジピン酸などが挙げられる。これらのジカル
ボン酸(またはその誘導体)は、単独でも2種以上の混
合物であってもよい。得られる樹脂の性質から、特に好
ましいのは、コハク酸、無水コハク酸、またはコハク酸
とアジピン酸の混合物である。
【0009】2官能脂肪族オキシカルボン酸としては、
下式(IV)に相当する脂肪族α−ヒドロキシカルボン酸
が好適である。
【0010】
【化4】
【0011】この2官能脂肪族オキシカルボン酸の具体
例としては、乳酸、グリコール酸、2−ヒドロキシ−n
−酪酸、2−ヒドロキシカプロン酸、2−ヒドロキシ
3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシメチル酪酸、2
−ヒドロキシイソカプロン酸、またはこれらの混合物が
挙げられる。これら化合物に光学異性体が存在する場合
には、D体、L体またはラセミ体のいずれでもよく、形
態としては固体、液体または水溶液であってもよい。こ
れらの中で特に好ましいのは、入手が容易な乳酸または
乳酸水溶液である。
【0012】本発明に係る生分解性多孔質フィルムの原
料となる脂肪族ポリエステル樹脂は、従来から知られて
いる方法によって製造することができる。この脂肪族ポ
リエステル樹脂を製造する際の重縮合反応条件には、従
来から採用されている適切な条件を組合せ設定すること
ができ、特に制限されない。脂肪族ジオールの使用量
は、脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体100モルに
対し実質的に等モルであるが、一般には、エステル化中
の留出があることから、1〜20モル%過剰に用いられ
る。
【0013】添加される脂肪族オキシカルボン酸の量
は、脂肪族オキシカルボン酸が少なすぎると重縮合反応
生成物の分子量を高めることができず、多すぎると耐熱
性、機械的特性などが不十分となり、いずれも好ましく
ない。脂肪族オキシカルボン酸の量は、脂肪族ジカルボ
ン酸またはその誘導体100モルに対し、好ましくは
0.04〜60モル、より好ましくは1〜40モル、特
に好ましくは2〜20モルである。脂肪族オキシカルボ
ン酸の添加時期・方法は、重縮合開始以前であれば特に
限定されず、例えば、(1) あらかじめ触媒を脂肪族オキ
シカルボン酸溶液に溶解させた状態で添加する方法、
(2) 原料仕込時触媒を添加すると同時に添加する方法、
などが挙げられる。
【0014】脂肪族ポリエステル樹脂は、上記原料をゲ
ルマニウム化合物からなる触媒の存在下に重縮合させる
ことによって得られる。ゲルマニウム化合物としては、
例えば、テトラアルコキシゲルマニウムなどの有機ゲル
マニウム化合物、または酸化ゲルマニウムおよび塩化ゲ
ルマニウムなどの無機ゲルマニウム化合物などが挙げら
れる。価格や入手の容易さなどから、酸化ゲルマニウ
ム、テトラエトキシゲルマニウム、またはテトラブトキ
シゲルマニウムなどが特に好ましい。ゲルマニウム化合
物は、1種でも2種以上の混合物であってもよい。触媒
のゲルマニウム化合物には、ポリエステル樹脂を製造す
る際に使用できる公知の他の触媒を併用することもでき
る。併用できる触媒は反応系に可溶の金属触媒であり、
例えば、チタン、アンチモン、スズ、マグネシウム、カ
ルシウム、亜鉛などの化合物が挙げられる。
【0015】これら触媒の使用量は、重縮合反応で使用
されるモノマー量に対して0.001〜3重量%、より
好ましくは0.005〜1.5重量%である。触媒の添
加時期は、重縮合開始以前であれば特に限定されない
が、原料仕込の時に同時に添加するか、または脂肪族オ
キシカルボン酸水溶液に触媒を溶解して添加するのが好
ましい。中でも、触媒の保存性の観点から、脂肪族オキ
シカルボン酸に溶解して添加する方法が好ましい。
【0016】脂肪族ポリエステル樹脂を製造する際の温
度、時間、圧力などの条件は、原料モノマーの組合せ、
組成比、触媒の種類、量などの組合せにより変るが、温
度は150〜260℃、好ましくは180〜230℃の
範囲で選ぶのがよく、重合時間は2時間以上、好ましく
は4〜15時間の範囲で選ぶのがよい。反応圧力は10
mmHg以下の減圧、好ましくは2mmHg以下の減圧とす
るのがよい。
【0017】脂肪族ポリエステル樹脂の組成比は、前記
(II)式で表される脂肪族ジオール単位と、前記(III)
式で表される脂肪族カルボン酸単位のモル比が、実質的
に等しいことが必要である。(II)式で表される脂肪族
ジオール単位と(III)式で表される脂肪族ジカルボン酸
単位は、各々35〜49.99モル%の範囲、好ましく
は40〜49.75モル%、より好ましくは45〜4
9.5モル%の範囲で選ぶのがよい。また(I)式で表
される脂肪族オキシカルボン酸単位は、0.02〜30
モル%の範囲で選ぶのがよい。脂肪族オキシカルボン酸
が30モル%を超えると、耐熱性、機械的特性が不十分
であり、また0.02モル%未満であると、添加効果が
現れない。上記範囲で好ましいのは0.5〜20モル
%、中でも好ましいのは1.0〜10モル%の範囲であ
る。
【0018】脂肪族ポリエステル樹脂には、本発明の目
的・効果を損なわない限り、他の共重合成分を導入する
ことができる。他の共重合成分としては、3官能以上の
多価オキシカルボン酸、多価カルボン酸、多価アルコー
ルなどが挙げられる。これら他の共重合成分を導入した
場合には、脂肪族ポリエステル樹脂の溶融粘度を高める
ことができ、好ましい。他の共重合成分の具体例として
は、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、トリメチロールプロ
パン、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸などが挙げられる。得られる脂肪
族ポリエステル樹脂の物性の観点から、リンゴ酸、トリ
メチロールプロパン、グリセリンなどが特に好ましい。
【0019】本発明に係る生分解性多孔質フィルムの原
料となる脂肪族ポリエステル樹脂は、その数平均分子量
(GPC法によって測定した値をいう。)は、1万〜2
0万の範囲であり、好ましくは3万〜20万の範囲であ
る。また、その融点は70〜180℃の範囲が好まし
い。融点が70℃未満であれると耐熱性が不十分であ
り、180℃を超えるものは製造が難しい。中でも好ま
しい融点の範囲は70〜150℃であり、さらに好まし
くは80〜135℃である。さらに、温度190℃にお
けるMFR(JIS K7210に準拠して測定した値
をいう。)は、0.01〜50g/10分の範囲が好ま
しい。
【0020】原料樹脂に配合される充填剤は、無機充填
剤および有機充填剤のいずれであってもよい。無機充填
剤としては、炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリ
ン、シリカ、珪藻土、炭酸マグネシウム、炭酸バリウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、
アルミナ、マイカ、アスベスト粉、シラスバルーン、ゼ
オライト、珪酸白土などが挙げられ、特に炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー、シリカ、珪藻土、硫酸バリウムな
どが好適である。有機充填剤としては、木粉、パルプ粉
などのセルロース系粉末が挙げられる。これらは単独で
も2種以上の混合物であってもよい。
【0021】充填剤の平均粒径は、30μ以下のものが
好ましく、10μ以下のものが更に好ましく、0.8〜
5μのものが最も好ましい。粒径が大きすぎると、延伸
フィルムの気孔の緻密性が悪くなり、また粒径が小さす
ぎると、原料樹脂への分散性が悪く、成形性も劣る。充
填剤は、原料樹脂への分散性、延伸性などの観点から、
その表面は表面処理されているのが好ましい。この際の
表面処理は、脂肪酸またはその金属塩などの物質によっ
て処理されているのが好ましい。
【0022】原料樹脂と充填剤の配合割合は、樹脂10
0重量部に対して充填剤20〜400重量部の範囲で選
ばれる。充填剤の割合が20重量部未満であると、延伸
フィルムに開孔が充分形成されず、多孔化の度合が低く
なり、また、充填剤の割合が400重量部を超えると混
練性、分散性、フィルムまたはシート成形性が劣り、さ
らには延伸物の表面強度が低下し、いずれも好ましくな
い。充填剤の特に好ましい配合割合は、100〜300
重量部である。
【0023】なお、脂肪族ポリエステル樹脂には、本発
明の目的、効果を損なわない種類および量の他の樹脂添
加剤を、添加することができる。他の樹脂添加剤として
は、熱安定剤、紫外線安定剤、染料、顔料、帯電防止
剤、蛍光剤、可塑剤、滑剤、難燃剤などが挙げられる。
【0024】脂肪族ポリエステル樹脂と充填剤との混合
は、各々所定量を秤量して混合機に入れ、充分に撹拌・
混合し、均一に分散させればよい。この際に使用できる
混合機としては、ドラム、タンブラー型混合機、リボン
ブレンダー、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサーな
どが挙げられるが、ヘンシェルミキサーなどの高速撹拌
型の混合機が好ましい。
【0025】上記方法で調製された混合組成物は、次
に、溶融混練し一旦ペレット化した後フィルムまたはシ
ート状物の成形に供するか、またはこの混合組成物を溶
融混練して、直接フィルムまたはシート状物の成形に供
することができる。混合組成物を溶融混練するには、従
来公知の溶融混練装置、例えば、スクリュー押出機、二
軸スクリュー押出機、ミキシングロール、バンバリーミ
キサー、二軸型混練機などを使用すればよい。
【0026】本発明に係る生分解性多孔質フィルムを得
るには、上記方法で調製した樹脂組成物を溶融させて、
フィルムまたはシート状に成形した後、延伸する方法に
よる。樹脂組成物をフィルムまたはシート状に成形する
には、熱可塑性樹脂をフィルムまたはシート状にする通
常の成形方法に準じて行えばよい。例えば、円形ダイに
よるインフレーション成形法、T−ダイによるT−ダイ
成形法、カレンダー成形法などが挙げられる。
【0027】未延伸フィルムまたはシートは、次いで、
少なくとも一軸方向に延伸される。一軸延伸する際に
は、通常はロール延伸法が採用されるが、一軸方向(引
取方向)を強調させたチューブラー延伸法であもよい
し、チューブラー法またはテンター二軸延伸法であって
もよい。また、延伸方式は、一段延伸方式でも二段以上
の多段延伸方式であってもよい。
【0028】上記未延伸フィルムまたはシートを延伸す
る際の温度は、上記樹脂組成物の融点以下で選ぶのが好
ましく、更に好ましくは「融点より100℃低い温度」
ないし「融点より3℃低い温度」の範囲である。「融点
より100℃低い温度」以下の温度では、フィルムを延
伸する際に延伸ムラが発生し、また「融点より3℃低い
温度」以上の温度では、得られるフィルムの通気性が大
きく低下し、いずれも好ましくない。延伸倍率は、少な
くとも一軸方向に1.5〜8倍の範囲で選ぶのが好まし
い。延伸倍率が1.5倍未満では、延伸による効果が不
十分であり、フイルムの多孔性および引っ張りは充分な
ものとはならない。また延伸倍率が8倍を越えると、延
伸フィルムは延伸方向への過度の分子配向を有するもの
になり、フィルムの強度が低下し好ましくない。上記延
伸倍率の範囲で特に好ましいのは、2〜8倍の範囲であ
る。延伸した後のフィルムには、通常の熱可塑性樹脂延
伸フィルムにおけると同様に、熱処理、コロナ処理、フ
レーム処理などの後処理を施すこともできる。
【0029】本発明に係る多孔質フィルムは、強度にも
優れ、良好な外観と風合を有し、かつ、適度の通気性と
透湿性を有する。このような多孔質フィルムは、これら
の特性を生かし、衣料用(防水用品、雨具など)、濾過
材(空気除塵など)、衛生・医療用材料(使い捨てシー
ツ、オムツカバーなど)、農業用(種子包材、農業用シ
ートなど)、一般包装材、合成紙など種々の用途に応用
することができ、しかも、生分解性を有するため廃棄上
の問題を低減することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて、更に詳細
に説明するが、本発明はその趣旨を越えない限り、以下
の記載例に限定されるのものではない。なお、以下に記
載の例で得られたフィルムは、次に記載の方法によって
各種物性を評価したものである。
【0031】1.延伸性:フィルム製造の際の切断の有
無、得られたフィルムの外観を目視観察する方法。観察
結果は、次の基準で表示した。 ◎:切断なし、均一延伸、延伸ムラなし、○:切断な
し、延伸ムラ、殆どなし △:切断なし、延伸ムラ、ややあり、×:切断又は延伸
ムラ大 2.柔軟性:得られたフィルムにつき手で触った際の感
触・風合いで判定する方法。判定結果は、次の基準で表
示した。 ◎:極めて柔らかい、○:柔らかい、△:少し硬い、
×:硬い
【0032】3.引張り強度:ASTM 882に準拠
し、10mm幅×50mm長さの試験片につき、引張速度:
500mm/minの条件で測定する方法。 4.透湿度:JIS Z0208に準拠して測定した。 5.通気度:JIS P8117に準拠して測定した。
【0033】6.重量保持率:最大容水量の65%に調
湿した耕作土を入れたカップに、試料フィルム(2cm×
2cm片)を埋設し、30℃、暗所静置でインキュベート
を行なった。3カ月後に試料フィルムを取り出し、水洗
し、一昼夜乾燥した後重量を測定し、次の式により重量
保持率を算出した。 重量保持率(%)=(W2/W1)×100 ここで、W1は埋設前の初期重量、W2は埋設後の重量
を意味する。
【0034】[実施例1]撹拌装置、窒素ガス導入管、
加熱装置、温度計、助剤添加口を備えた容量600リッ
トルの反応容器に、コハク酸を137kg、1,4−ブ
タンジオールを116リットル、酸化ゲルマニウム1重
量%をあらかじめ溶解させた90%DL−乳酸水溶液
7.43kg、結晶核剤としてスーパータルク0.2k
gをそれぞれ仕込み、窒素ガス雰囲気中、120〜22
0℃で2時間重縮合反応させた。引き続いて容器内温を
昇温させ、窒素ガスの導入を停止し、0.5mmHgの減
圧下で5時間脱グリコール反応を行った。この反応生成
物を水中に押し出し、カッターで裁断した。得られた脂
肪族ポリエステル樹脂は白色であり、収量は180kg
であった。
【0035】得られた脂肪族ポリエステル樹脂は、融点
が110℃(DSC法により、昇温速度16℃/min 、
窒素ガス雰囲気下で測定)、数平均分子量(Mn)が6
5,000、重量平均分子量が150,000であっ
た。ここで、平均分子量はゲル・パーミエーション・ク
ロマトグラフィー(GPC)法によって測定したもので
ある(東ソー社製のHLC−8020型GPC装置を使
用。カラムはPLgel−5μ−MIX。ポリスチレン
換算。クロロホルム溶媒。)。また、 1H−NMRによ
るポリマー組成は、乳酸単位3.1モル%、コハク酸単
位48.0モル%、1,4−ブタンジオール単位48.
9モル%であった。さらに、JIS K7210に準拠
して測定したMFRは、9.6g/10分であった。
【0036】上記の方法で得られた脂肪族ポリエステル
樹脂100重量部に、重炭酸カルシウム(平均粒径1.
0μ、脂肪酸処理)200重量部を加え、ヘンシェルミ
キサーで充分撹拌混合した。こうして得られた混合物組
成物を、二軸混練機(東芝機械社製、TEM35B)に
よって溶融混練し、ペレットとした。
【0037】このペレットを、40mmφ押出機によって
溶融させ、押出機の先端に装着した円形ダイによりチュ
ーブ状に押出し、このチューブに空気を吹き込むインフ
レーション成形法によって厚さ70μのフィルムを得
た。この際の成形条件は、次の通りとした。 シリンダー温度:120−140−150−160℃、
ヘッド、ダイス温度:160℃、ダイス直径(D):1
00mm、引取速度:8m/min 、ブロー比:1.8、フロ
ストライン高さ(FLH):100mm
【0038】上記方法で得られたフィルムを、ロール延
伸機によって、延伸温度を70℃として、一軸方向に
3.5倍延伸した。得られた延伸フィルムは、充填剤を
含み多孔化されているので充分に白化したものであり、
延伸ムラも殆どなく、通気性・透湿性を有し、表面外観
の美麗な厚さ45μmのフィルムであった。この多孔質
延伸フィルムについて、上記の方法で各種物性を評価し
た。その結果を、表−1に示す。
【0039】[実施例2]実施例1で使用したのと同じ
反応容器に、コハク酸を137kg、1,4−ブタンジ
オールを116リットル、酸化ゲルマニウム1重量%を
あらかじめ溶解させた90%DL−乳酸水溶液7.43
kg、リンゴ酸0.23kgをそれぞれ仕込み、窒素ガ
ス雰囲気中、120〜220℃で2時間重縮合反応させ
た。引き続いて容器内温を昇温させ、窒素ガスの導入を
停止し、0.5mmHgの減圧下で4時間脱グリコール反
応を行った。この反応生成物を水中に押し出し、カッタ
ーで裁断した。得られた脂肪族ポリエステル樹脂は白色
であり、収量は180kgであった。
【0040】この脂肪族ポリエステル樹脂は、融点が1
11℃、数平均分子量(Mn)が75,000、重量平
均分子量が190,000であった。また、 1H−NM
Rによるポリマー組成は、乳酸単位3.1モル%、コハ
ク酸単位48.1モル%、1,4−ブタンジオール単位
48.8モル%であった。さらに、MFRは5.0g/
10分であった。
【0041】上記の方法で得られた脂肪族ポリエステル
樹脂につき、実施例1におけると同様の手順でペレット
化、フィルム化、延伸を行い、延伸フィルムを得た。こ
の延伸フィルムは、多孔化され充分に白化したものであ
り、延伸ムラも殆どなく、通気性・透湿性を有し、表面
外観は美麗であった。この多孔質延伸フィルムについ
て、上記の方法で各種物性を評価した。その結果を、表
−1に示す。
【0042】[実施例3]実施例1で使用したのと同じ
反応容器に、コハク酸を123kg、アジピン酸を17
kg、1,4−ブタンジオールを121リットル、酸化
ゲルマニウム1重量%をあらかじめ溶解させた90%D
L−乳酸水溶液7.43kg、トリメチロールプロパン
0.23kgを0.2kgをそれぞれ仕込み、窒素ガス
雰囲気中、120〜220℃で2時間重縮合反応させ
た。引き続いて容器内温を昇温させ、窒素ガスの導入を
停止し、0.5mmHgの減圧下で5時間脱グリコール反
応を行った。この反応生成物を水中に押し出し、カッタ
ーで裁断した。得られた脂肪族ポリエステル樹脂は白色
であり、収量は180kgであった。
【0043】この脂肪族ポリエステル樹脂は、融点が9
0℃、数平均分子量(Mn)が68,000、重量平均
分子量が173,000であった。また、 1H−NMR
によるポリマー組成は、乳酸単位3.3モル%、コハク
酸単位43.3モル%、アジピン酸4.8モル%、1,
4−ブタンジオール単位48.6モル%であった。さら
に、MFRは8.2g/10分であった。
【0044】上記の方法で得られた脂肪族ポリエステル
樹脂につき、実施例1におけると同様の手順でペレット
化、フィルム化、延伸を行い、延伸フィルムを得た。こ
の延伸フィルムは、多孔化され充分に白化したものであ
り、延伸ムラも殆どなく、通気性・透湿性を有し、表面
外観は美麗であった。この多孔質延伸フィルムについ
て、上記の方法で各種物性を評価した。その結果を、表
−1に示す。
【0045】[実施例4]実施例1に記載の例におい
て、フィルムの延伸条件を次のように変更した他は、同
例におけると同様にして延伸フィルムを得た。 <延伸条件>延伸方法:ロールテンター方式による二軸
延伸、延伸倍率:3×3倍、延伸温度:70℃ 得られた延伸フィルムは、多孔化され充分に白化したも
のであり、延伸ムラも殆どなく、通気性・透湿性を有
し、表面は美麗であった。この多孔質延伸フィルムにつ
いて、上記の方法で各種物性を評価した。その結果を、
表−1に示す。
【0046】[比較例1]実施例1に記載の例におい
て、脂肪族ポリエステル樹脂に代えて低密度ポリエチレ
ン(MFR:1.3、密度:0.926、三菱化学社
製、LF345M)を使用したほかは、同例におけると
同様の手順で延伸フィルムを得た。得られた延伸フィル
ムは、多孔化され充分に白化したものであり、延伸ムラ
も殆どなく、通気性・透湿性を有し、表面は美麗であっ
た。この多孔質延伸フィルムについて、上記の方法で各
種物性を評価した。その結果を、表−2に示す。
【0047】[比較例2]実施例1に記載の例におい
て、延伸温度を5℃に変更した他は、同例におけると同
様の手順で延伸フィルムを得た。この延伸フィルムは、
延伸ムラが発生し、使用に適さない物であった。この延
伸フィルムについて、上記の方法で各種物性を評価し
た。その結果を、表−2に示す。
【0048】[比較例3]実施例1に記載の例におい
て、延伸温度を110℃に変更した他は、同例における
と同様の手順で延伸フィルムを得た。この延伸フィルム
は、多孔質化されなかった。この延伸フィルムについ
て、上記の方法で各種物性を評価した。その結果を、表
−2に示す。
【0049】[比較例4]実施例1に記載の例におい
て、延伸倍率を1.3倍に変更した他は、同例における
と同様の手順で延伸フィルムを得た。この延伸フィルム
は、白化状態にムラが発生し、多孔質化が不十分であっ
た。この延伸フィルムについて、上記の方法で各種物性
を評価した。その結果を、表−2に示す。
【0050】[比較例5]実施例1に記載の例におい
て、延伸倍率を10倍に変更した他は、同例におけると
同様の手順で延伸フィルムを得た。この延伸フィルム
は、延伸ムラが大であり、かつ、一部にピンホールが発
生し使用に適さない物であった。この多孔質延伸フィル
ムについて、上記の方法で各種物性を評価した。その結
果を、表−2に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】表−1および表−2から、次のことが明ら
かである。 (1) 本発明に係る生分解性多孔質フィルムは、製造の際
に切断したり、延伸ムラが生ずることがなく、均一に延
伸することができ、外観が美麗である。 (2) 本発明に係る生分解性多孔質フィルムは、通気性・
透湿性を有し、かつ、手で触ったときの感触・風合いが
良好である。 (3) 本発明に係る生分解性多孔質フィルムは、土壌中で
生分解されるので、廃棄上の問題が解消される。 (4) これに対して比較例のフィルムは、延伸性、柔軟性
に劣り、土壌中で生分解されることもないので、廃棄上
の問題がある。
【0054】
【発明の効果】本発明は、次のように特別に有利な効果
を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係る生分解性多孔質フィルムは、製造の際
に切断したり、延伸ムラが生ずることがなく、製造が容
易である。 2.本発明に係る生分解性多孔質フィルムは、通気性・
透湿性を有し、かつ、手で触ったときの感触・風合いが
良好で、人体と接触する衣料用、医療用、衛生用品など
の用途のほか、各種包装材料、濾過材、農業用資材とし
て好適である。 3.本発明に係る生分解性多孔質フィルムは、土壌中で
生分解されるので、廃棄上の問題が低減される。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族ポリエステル樹脂と充填材とから
    なる脂肪族ポリエステル樹脂組成物を、溶融させてフィ
    ルムまたはシート状に成形後、延伸されたものであるこ
    とを特徴とする生分解性多孔質フィルム。
  2. 【請求項2】 脂肪族ポリエステル樹脂組成物が、脂肪
    族ポリエステル樹脂100重量部に対して充填剤20〜
    400重量部の範囲で配合されたものである特許請求の
    範囲第1項記載の生分解性多孔質フィルム。
  3. 【請求項3】 脂肪族ポリエステル樹脂が、温度190
    ℃におけるMFRが0.01〜50g/10分であり、
    融点が70〜180℃である請求項1または請求項2記
    載の生分解性多孔質フィルム。
  4. 【請求項4】 脂肪族ポリエステル樹脂が、下記(I)
    式で表わされる脂肪族オキシカルボン酸単位0.02〜
    30モル%、下記(II)式で表わされる脂肪族ジオール
    単位35〜49.99モル%、および下記(III) 式で表
    わされる脂肪族ジカルボン酸単位35〜49.99モル
    %からなり、かつ、数平均分子量が1万〜20万であ
    る、請求項1または請求項3記載の生分解性多孔質フィ
    ルム。 【化1】 【化2】 【化3】
  5. 【請求項5】 脂肪族オキシカルボン酸が乳酸であり、
    脂肪族ジオールが1,4−ブタンジオールであり、脂肪
    族ジカルボン酸がコハク酸である請求項4記載の生分解
    性多孔質フィルム。
  6. 【請求項6】 脂肪族ポリエステル樹脂と充填材とから
    なる脂肪族ポリエステル樹脂組成物を、溶融させてフィ
    ルムまたはシート状に成形後、少なくとも一軸方向に
    1.5〜8倍の延伸倍率に、脂肪族ポリエステル樹脂の
    融点ないしこの融点より100℃低い温度の温度範囲内
    で選ばれた温度で延伸することを特徴とする、請求項1
    ないし請求項5いずれか1項に記載の生分解性多孔質フ
    ィルムの製造方法。
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