JPH09285380A - アルミニウム製引掛部付き衣服用ハンガー装置 - Google Patents

アルミニウム製引掛部付き衣服用ハンガー装置

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JPH09285380A
JPH09285380A JP10571896A JP10571896A JPH09285380A JP H09285380 A JPH09285380 A JP H09285380A JP 10571896 A JP10571896 A JP 10571896A JP 10571896 A JP10571896 A JP 10571896A JP H09285380 A JPH09285380 A JP H09285380A
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JP
Japan
Prior art keywords
hanger
base
hook
shape
base end
Prior art date
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Pending
Application number
JP10571896A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Watanabe
嘉幸 渡邊
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AKUTEIBU KK
Original Assignee
AKUTEIBU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 安価で再生可能部材を使用したアルミニウム
製引掛部付き衣服用等のハンガー。 【解決課題】 吊し腕部12L,12Rの丸められた開
き先端から連結された横渡棒部14と、からハンガーユ
ニット20が形成されてなり、ハンガーユニット20
は、紙材を打ち抜いて基端元部11、吊し腕部12L,
12R及び横渡棒部14とが一体成形され、ハンガーユ
ニット20を複数枚積層固定して厚手のハンガー体18
に構成してなり、引掛部10は、アルミニウム部材から
なる棒線を略フック状に折り曲げた引掛基部15と引掛
基部15の下端部より略L字状に折曲する取付部16と
を備えて構成され、取付部16は、ハンガー体の基端元
部11上端にL字状に打ち抜かれて形成された切欠部1
7に収納され、切欠部17の両側からは紙材を打ち抜い
た残余材で形成した固定板を添着して取付部16を固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣服等の吊り下げ
に使用されるハンガー装置にかかり、特に、これらの大
部分を紙材等の可燃性部材で形成し、より安価に提供
し、かつその廃棄処分も容易化することが可能となるハ
ンガー装置に関するものである。衣服等を吊り下げるハ
ンガーは衣服品の販売,クリーニングのサービスなどを
行う多くの業界や家庭内で多量に利用され、そして利用
後はその大部分が廃棄されることとなる。
【0002】
【従来の技術】ここで、従来より衣服用のハンガーは木
材,プラスチック材,ワイヤー材を用いて形成され、多
くの場合、プラスチック材以外のハンガーは手作業で製
造されているのが現状である。そして、前記の如く製造
された各種のハンガーはアパレル業界,衣服品販売,衣
服クリーニングその他の業界で広く使用され、かつ一般
家庭においても使用される。
【0003】そして、使用に耐えなくなったもの,不要
となったものは直ちに廃棄され、その数は膨大なものと
なる。特に、ワイヤー材で形成されクリーニングのサー
ビスを行う業界において採用される簡易なハンガーは、
何度も使用されることなくその大部分がそのまま廃棄さ
れていまい、繰り返し使用されないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、例えばクリ
ーニングのサービスを行う業界あるいはいわゆるアパレ
ル業界などにおいて採用される簡易なハンガーのように
あまり繰り返し使用されないものは、その価格を引き下
げることが近年要望されている。また、この様なハンガ
ーは何度も使用されることなく大部分がそのまま廃棄さ
れるので、廃棄処分の容易さも求められている。
【0005】さらに、ゴミとして最終処分する際には、
ゴミ処分場や環境問題をも考慮して簡単に廃棄処分出来
るよう要望されている。かくして、本発明は上記の事情
に鑑みて為されたものであり、その目的は、安価かつ廃
棄処分が容易でゴミとしての最終処分にも好適で、しか
も引掛部等重量を維持するに必要な個所はアルミニウム
部材などを加工して形成した安価で再生可能部材を使用
したアルミニウム製引掛部付き衣服用等のハンガーを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にかかるハンガー装置は図1のように構成
されている。図1において本発明にかかるハンガー装置
は、略フック状引掛部10と接続される基端元部11
と、基端元部11から、該基端元部11と同一平面上で
曲線傾斜しながら左右対称に開かれた2本の吊し腕部1
2L,12Rと、吊し腕部12L,12Rの丸められた
開き先端から連結された横渡棒部14と、からハンガー
ユニット20が形成されてなり、該ハンガーユニット2
0は、紙材を打ち抜いて基端元部11、吊し腕部12
L,12R及び横渡棒部14とが一体成形され、該ハン
ガーユニット20を複数枚積層固定して厚手のハンガー
体18に構成してなり、前記引掛部10は、アルミニウ
ム部材からなる棒線を略フック状に折り曲げた引掛基部
15と該引掛基部15の下端部より略L字状に折曲する
取付部16とを備えて構成され、前記取付部16は、前
記ハンガー体の基端元部11上端にL字状に打ち抜かれ
て形成された切欠部17に収納され、切欠部17の両側
からは前記紙材を打ち抜いた残余材で形成した固定板を
添着して取付部16を固定したことを特徴としている。
【0007】(作用)本発明では、ハンガーの大部分が
紙材で形成されていることから、材料費がワイヤー材よ
りきわめて低いものとなる。さらに、手作業に頼ること
なく簡単な構造の機器等で大量に自動生産でき、かつ、
梱包や運搬などの作業上で取り扱いがきわめて容易とな
るので、人件費を従前に比して著しく削減できる。
【0008】したがって、ワイヤー材が使用された従来
のものに比してその価格を大幅に引き下げることが可能
となる。また、不要となった場合は可燃性のゴミとして
廃棄でき、家庭内でも充分に焼却処分できる。さらに、
ゴミ処理場においては紙材が焼却炉の損耗を招きにく
く、プラスチック材のように有害な物質を発生させるこ
ともない。
【0009】さらに、カラー印刷を行って自由な色,デ
ザインなどを表現すれば、衣服を吊り下げて提示した際
に顧客を引きつける新たな効用も得られる。なお、紙材
としては例えば段ボール紙を複数枚に積層固定して形成
してあり、ワイシャツや下着の吊り下げのみならず背広
やスーツについても強度的に十分なものとなっている。
【0010】さらに引掛部については、アルミニウム部
材の棒線を加工して簡単に取り付け、離脱できるように
なっている。したがって、引掛部の部分の強度を充分な
ものにしつつ、その再利用性を可能としている。また、
クリーニングのサービスを行う業界あるいはいわゆるア
パレル業界などにおいて、預かった被服などに危険物が
入っていないか、あるいはポケットなどに金属物が入っ
ていないか、ハンガーに掛けられた被服等を金属探知器
等で検査することが多々あるが、本件発明によるハンガ
ー装置では、引掛部を構成するアルミニウム部材は検知
されないため、この点からも好ましいものと言える。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施例の構成
が示されており、同図において、略フック状に形成され
た引掛部10の下端が接続される基端元部11からは二
股状態をなして吊し腕部12L,12Rが延出してい
る。よって、基端元部11とその両側に延出する吊し腕
部12L、12Rにより緩やかな下り勾配をなす山状に
構成されている。
【0012】すなわち、吊し腕部12L,12Rは基端
元部11と同一平面上で構成され、しかも曲線を描いて
下り傾斜しながら左右対称に開かれているのである。さ
らに、この吊し腕部12L,12Rの開き先端は丸めら
れてから横渡棒部14で連絡されている。それら基端元
部11,吊し腕部12L,12R及び横渡棒部14が1
枚の紙材で一体形成されてハンガーユニット20が形成
されており、該ハンガーユニット20をさらに複数枚積
層し、かつそれらを接着等固定して厚手となった紙材で
ハンガー体18が構成されている。
【0013】なお、ここで、吊し腕部12L,12Rは
背広、ワイシャツなどの肩部分をほぼその曲線に沿って
内側から支持するためのものであり、横渡棒部14の部
分はズボン、スカート、ネクタイ、ベルトなどを吊り下
げるものとされるている。図1において、引掛部10は
丸棒線状をなすアルミニウム部材から構成されており、
該丸棒線状をなすアルミニウム部材を略フック状に折り
曲げて引掛基部15を形成し、さらにこの引掛基部15
の下端部からは略L字状に折曲されて取付部16が形成
されている。
【0014】ところで、前述のハンガー体18の構成に
当たっては、予め紙材を複数枚に積層して所定の厚さに
し、これらを接着固定してから一気に打ち抜いてハンガ
ー体18を構成するのが好ましい。この際、基端元部1
1の上端にはL字状をなす切欠部17を形成できる様な
打ち抜き刃を用意してセットし、前記切欠部17を形成
した打ち抜きを行うものとする。
【0015】そして、この切欠部17内には引掛部10
の取付部16を収納できるような収納溝19が形成され
るものとなり、該収納溝19内に引掛部10の取付部1
6を収納し、その両側を前記紙材を打ち抜いた残余のも
ので形成した固定板21、21を添着すれば前記引掛部
10の取付部16は前記収納溝19内に強固に固定され
るものとなる。
【0016】以上のように本発明の適用されたハンガー
装置が紙材で形成されていることから、材料費が全てワ
イヤー材より形成されたハンガーより大幅に安価に出
来、また、手作業に頼ることなく大量に自動生産するこ
ともできる。しかも、梱包の工程まで自動化でき、さら
に、軽量であるため運搬その他の作業上で取り扱いがき
わめて容易となる。
【0017】このため、簡易ハンガーの製品価格をワイ
ヤー製等のものに比して大幅に引き下げることが可能と
なる。また、不要となった場合は可燃性のゴミとして簡
単に廃棄でき、あるいは、家庭内でも簡単に焼却するこ
とができる。そして、ゴミ処理場においては当該紙材が
焼却炉の損耗を招きにくく、プラスチック材のように有
害な物質を発生させることがない。したがって、社会的
なコストも低く、公害問題を招かない。
【0018】さらに、カラー印刷を行って自由な色,デ
ザインなどを表現することで、衣服を吊り下げて提示し
た際に顧客を引きつける新たな効用を得ることも可能と
なる。また、印刷やスタンプで業者表示も行えることと
なる。なお、ワイシャツや下着のように軽量なものの吊
り下げには強度的に十分であるが、吊り下げ強度が不足
する場合は、必要な個数を重ねて使用することもでき
る。
【0019】さらにアルミニウム材で構成された引掛部
については簡単に取り外すことができ、その後再利用す
ることができるため、環境問題にも配慮でき、しかもそ
の分コストも安価にしうる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
ンガーが紙材で形成されているので、その価格を大幅に
引き下げることが可能となる。また、不要となった場合
は処分がきわめて容易で、最終処分の社会的なコストも
低く、公害問題を招くことがない。
【0021】さらに、カラー印刷により自由な色,デザ
インなどを表現して顧客を引きつける効用も得られる。
さらにアルミニウム材で構成された引掛部については簡
単に取り外すことができ、その後再利用することができ
るため、環境問題にも配慮でき、しかもその分コストも
安価にしうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成説明図である。
【符号の説明】 10 引掛部 11 基端元部 12L 吊し腕部 12R 吊し腕部 14 横渡棒部 15 引掛基部 16 取付部 17 切欠部 18 ハンガー体 19 収納溝 20 ハンガーユニット 21 固定板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略フック状引掛部(10)と接続される
    基端元部(11)と、 基端元部(11)から、該基端元部(11)と同一平面
    上で曲線傾斜しながら左右対称に開かれた2本の吊し腕
    部(12L,12R)と、 吊し腕部(12L,12R)の丸められた開き先端から
    連結された横渡棒部(14)と、 からハンガーユニット(20)が形成されてなり、該ハ
    ンガーユニット(20)は、紙材を打ち抜いて基端元部
    (11)、吊し腕部(12L,12R)及び横渡棒部
    (14)とが一体成形され、該ハンガーユニット(2
    0)を複数枚積層固定して厚手のハンガー体(18)に
    構成してなり、 前記引掛部(10)は、アルミニウム部材からなる棒線
    を略フック状に折り曲げた引掛基部(15)と該引掛基
    部(15)の下端部より略L字状に折曲する取付部(1
    6)とを備えて構成され、 前記取付部(16)は、前記ハンガー体の基端元部(1
    1)上端にL字状に打ち抜かれて形成された切欠部(1
    7)に収納され、切欠部(17)の両側からは前記紙材
    を打ち抜いた残余材で形成した固定板を添着して取付部
    (16)を固定したことを特徴とするアルミニウム製引
    掛部付き衣服用ハンガー装置。
JP10571896A 1996-04-25 1996-04-25 アルミニウム製引掛部付き衣服用ハンガー装置 Pending JPH09285380A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013013421A1 (zh) * 2011-07-25 2013-01-31 Zhong Runhua 组装式纸板衣架

Cited By (2)

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