JP3107676U

JP3107676U - 布製品用ハンガー

Info

Publication number: JP3107676U
Application number: JP2004005418U
Authority: JP
Inventors: 清二長谷川; 博次堀
Original assignee: Murata Co Ltd
Current assignee: Murata Co Ltd
Priority date: 2004-09-09
Filing date: 2004-09-09
Publication date: 2005-02-03
Anticipated expiration: 2010-09-09

Abstract

【課題】タグを見やすく装着でき、しかも布製品の使用を邪魔せず、必要に応じて、タグをそのまま長期間布製品と共に保持できる布製品用ハンガーを提供する。
【解決手段】ハンガーを全体にプラスチックの一体成形からなるものとし、布製品吊下用肩部１の中央上方に首部４を介して吊下用の鉤部２が設け、該首部の中央部に開口部３が存在し、該開口部３の下端から上方に向けて延びる舌片５が設けられており、該舌片５の上端と前記開口部３の周辺の間に空隙６が存在するものとした。舌片６には、タグピン装着用の小孔７を設けてもよい。
【選択図】図１

Description

本考案は、タグを装着可能な布製品用ハンガーに関する。

衣服、シーツ、風呂敷、タオル等の布製品に、その品質や価格などを表示するためのタグを吊下げて展示・販売することが広く実施されているが、タグをタグピンで布製品に装着するためには、布製品を傷つけることとなり、また、需用者は、購入した布製品の使用時に、タグピンと共にタグを布製品から除去する必要があるが、タグピンは、ナイロン樹脂製等で強固であるため、ハサミ等で切断除去する必要があり、その取扱いには問題があった。また、一度、切断除去すると、そのタグが取付けられていた製品としては役立たなくなり、廃棄処分されるだけであった。

本考案は、布製品を傷つけることなく、タグを、見やすく装着でき、しかも布製品の使用を邪魔せず、場合によっては、必要なタグは、そのまま長期間布製品と共に保持できる新規な布製品用ハンガーを提供することを課題とする。

本考案の布製品用ハンガーは、全体にプラスチックの一体成形からなるものであって、布製品吊下用肩部の中央上方に首部を介して吊下用の鉤部が設けられており、該首部の中央部に開口部が存在し、該開口部の下端から上方に向けて延びる舌片が設けられており、該舌片の上端と前記開口部の周辺の間に空隙が存在するようにしたものである。

前記舌片には、タグピン取付け用の小孔を設けるのが好ましく、また、布製品吊下用肩部にも小孔の存在する突起を設けるのが好ましい。

なお、前記舌片は可撓性ある薄板状となすことによって、タグ（下げ札）や布見本、ボタン等の入った小袋の吊下げ紐を舌片上の空隙を通して、舌片に引っ掛けて吊下げるのに、好都合となる

ハンガーの肩部の形状は、通常市販のハンガー、例えばシーツや風呂敷用、スカートやズボン用、衣服用等のいずれの形状であってもよい。

本考案のハンガーは、ハンガーの首部に設けた舌片に、タグや布見本等を容易に安定して吊下げることができるので、布製品を傷つけることなく、そのハンガーに装着した布製品の品質や価格等を見やすく消費者に表示できる。更に、この舌片に小孔を設けておくことにより、タグピンで容易にタグを固定することも可能となる。

タグや布見本等を、このようにハンガーに安定して保持できるため、布製品の使用に当たって、タグや布見本等を取り除く必要はなく、布製品はそのまま品質よく使用することができ、また、ハンガーにタグや布見本等を吊下げた状態で保存できるため、そのハンガーに装着する布製品の品質表示等を、消費者は、ハンガーに装着したタグ等により常に認知するいことが可能である。

本考案の一例を図面に従って説明する。
図１の例は、暖簾、シーツ、枕カバー等のためのハンガーであって、ポリオレフィンで一体成形されたものである。布製品吊下用肩部１は、シーツ等を挟んで保持できるようになっており、中央上方には、平板状の首部４と鉤部２が設けられており、該首部４の中央部には円形の開口部３が存在し、この開口部３には、その下端から上方に向けて延びる舌片５が設けられており、この舌片６の上端と円形開口部３の周辺の間に空隙６が存在するようになっている。

舌片５は、厚さ約２ｍｍの可撓性ある薄板状に形成されており、下方中央部に直径約３ｍｍの小孔７が設けられており、また、舌片５の上端と開口部３の周辺との間の空隙６は０．１ｍｍ以下となっている。

更に、ハンガーの肩部１には、直径３ｍｍの小孔７ａを設けた突起８が設けられている。

かかるハンガーは、舌片５が可撓性ある薄板状となっており、その上端と開口部３の間に空隙が存在するため、図１のＢのように、舌片５にタグや布見本９ａ等を吊下げて安定して保持でき、また、図１のＣのように、舌片５の小孔７にタグピンでタグ９ｂを吊下げることも容易である。

図２の例は、ハンガーの肩部１を衣服吊下げ用としたものであり、図１の例と同様に機能するものである。

図１は本考案の一例を示すもので、Ａはハンガーの正面図、Ｂ及びＣはＡのハンガーの使用状態を示す正面図である。図２は本考案の他の一例を示す正面図である。

符号の説明

１肩部
２鉤部
３開口部
４首部
５舌片
６空隙
７小孔
８突起

Claims

全体にプラスチックの一体成形からなる布製品用ハンガーであって、布製品吊下用肩部の中央上方に首部を介して吊下用の鉤部２が設けられており、該首部の中央部に開口部が存在し、該開口部の下端から上方に向けて延びる舌片が設けられており、該舌片の上端と前記開口部の周辺の間に空隙が存在するこを特徴とする布製品用ハンガー。
前記舌片に小孔が設けられていることを特徴とする請求項１の布製品用ハンガー。
前記肩部に小孔の存在する突起が設けられていることを特徴とする請求項１又は２の布製品用ハンガー。
前記舌片が可撓性ある薄板状をなすことを特徴とする請求項１〜３いずれか１項の布製品用ハンガー。