JPH09284786A - 撮像装置及び映像信号処理方法 - Google Patents

撮像装置及び映像信号処理方法

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JPH09284786A
JPH09284786A JP8098669A JP9866996A JPH09284786A JP H09284786 A JPH09284786 A JP H09284786A JP 8098669 A JP8098669 A JP 8098669A JP 9866996 A JP9866996 A JP 9866996A JP H09284786 A JPH09284786 A JP H09284786A
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JP
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signal
digital
luminance
luminance signal
color
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JP8098669A
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English (en)
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Norihiro Kawahara
範弘 川原
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SN比が高くて再現性の高い輝度信号が常に
得られるようにする。 【解決手段】 YC分離手段Cで得た輝度信号SY1、ま
たは第2の色信号処理手段GでRGB原色信号を混合し
て得た輝度信号SY3のどちらか適当な方の輝度信号を輝
度信号選択手段Hにより選択して用いるようにすること
により、被写体を忠実に再現することが可能な輝度信号
が常に得られるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置及び映像信
号処理方法に係わり、例えば、CCD(電荷結合素子)
等の撮像素子からの信号に所定の処理を施して、モニ
タ、コンピュータ、あるいはディジタルビデオに出力す
るものに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】撮像装置の従来例を、図8に示す。この
とき、CCDの色フィルタの配列は、図5(a)のよう
になっており、第1の出力VOUT1 からはR成分とG成分
とが点順次に読み出され、第2の出力VOUT2 からはB成
分とG成分とが点順次に読み出される。また、このCC
DからはTV信号の1フィールドの周期で、全ての画素
が読みだされる。
【0003】第1の出力VOUT1 の信号は、ディジタル化
された後、第1の入力IN1 となり、第2の出力VOUT2 の
信号は、ディジタル化された後、第2の入力IN2 とな
る。これら2系統の信号は、混合器101で点順次化さ
れ、図5(b)に示すように第1の入力IN、第2の入力
IN2 の信号が1画素おきに存在する。
【0004】この点順次化された信号は、TV信号の2
水平期間(以下、2Hと記す。)の容量を持つメモリ1
02で遅延される。メモリ102の出力は2Hの容量を
有するメモリ103でさらに遅延される。
【0005】混合器101、メモリ102、及びメモリ
103の出力は、第1の入力IN1 、第2の入力IN2 の信
号が多重化されているので、第1の入力IN1 、第2の入
力IN2 の信号に分けて考えると、それぞれ連続する3H
の信号を形成している。
【0006】これらの連続する3Hの信号を色分離回路
104で、フィルタリングにより色成分を除去し、連続
する3Hの輝度信号を生成する。これらの輝度信号を垂
直エッジ検出器107、108に与え、2種類の帯域を
持つ垂直エッジ信号を検出する。上記垂直エッジ検出器
108の出力は乗算器109でゲインを調節し、異なる
2種類の帯域の垂直エッジ信号の比を調節した後、加算
器110で加算する。
【0007】2種類の帯域の垂直エッジ信号を加算した
信号は、低域通過回路116で水平方向の高域成分を除
去した後、ベースクリップ回路117においてノイズ成
分を除去する。
【0008】また、混合器101、メモリ102及びメ
モリ103の出力は、低域通過回路105にも与えら
れ、垂直及び水平方向のフィルタリングにより色キャリ
アが除去される。上記色キャリアが除去された信号は、
水平エッジ検出器111、112で2種類の帯域を持つ
水平エッジ信号が検出される。
【0009】水平エッジ検出器111の出力は乗算器1
18に与えられ、ここでゲインが調節され、異なる2種
類の帯域の水平エッジ信号の比が調節された後、加算器
119で足し合わされる。2種類の帯域の水平エッジ信
号を加算した信号は、ベースクリップ回路120でノイ
ズ成分が除去される。
【0010】垂直方向のベースクリップ回路117の出
力は乗算器121でゲインが調節された後で加算器12
2に与えられ、ここで水平方向のベースクリップ回路1
20の出力と加算されてアパーチャ信号となる。
【0011】このアパーチャ信号は、低域通過信号10
5の出力と加算器126で加算され、輝度信号のアパー
チャ補正が施される。アパーチャ補正が施された輝度信
号は、ガンマ補正回路127でガンマ補正が行われ、ブ
ランキング付加回路138でブランキング信号が付加さ
れる。
【0012】その後、シリアル−パラレル変換回路14
1で多重化されていた第1の入力IN1 及び第2の入力IN
2 の信号に振り分けられ、セレクタ143で一方の信号
のみが選択される。次に、ディジタル−アナログ変換器
148でD/A変換され、アナログ輝度信号となる。
【0013】一方、色信号生成のために、セレクタ10
1、メモリ102及びメモリ103の出力は、色分離回
路106でフィルタリングにより色成分を抽出し、R成
分B成分を点順次で出力する。この点順次の信号に対
し、低域通過回路114で、R成分B成分の同時化、及
び補間を行う。
【0014】また、低域通過回路105の出力は、低域
通過回路113で高域成分を除去し、R成分及びB成分
と同じ帯域を有するG成分を生成する。これらのRGB
成分は、乗算器124、125でG成分を基準にして、
ホワイトバランスをとる。これらの色成分はガンマ補正
回路128、129、130でガンマ補正を行い、行列
演算回路131で下記の式、
【0015】
【数1】
【0016】により狭帯域輝度信号、及び色差信号を生
成する。色差信号R−Y、B−Yは低域通過回路13
2、133で後の変調に適するように高域を除去し、混
合器135でR−Y,B−Y成分を点順次化する。
【0017】点順次化したR−Y,B−Y成分は色相補
正回路137で色相補正を行い、ブランキング付加回路
139でブランキング信号を付加する。その後、シリア
ル−パラレル変換回路142で多重化されていた第1の
入力IN1 及び第2の入力IN2の信号を振り分け、セレク
タ146で振り分けた信号の一方のみを選択する。そし
て、上記セレクタ146で選択された信号を変調回路1
52に与え、色副搬送波で変調(R−Y、B−Yの直交
変調)する。そして、変調した後ディジタル−アナログ
変換器151に与えてアナログ色信号とする。
【0018】色分離回路106では、連続する3Hの信
号及び隣接する信号を足し合わせ、R+G成分、B+G
成分を点順次で生成し、自動焦点(AF)前処理回路1
15に送る。AF前処理回路115では、AFに必要な
データの収集、解析を行い、不図示のマイコンに送るべ
きデータをインターフェイス回路147に送る。
【0019】また、低域通過回路105の出力の高域成
分を、低域通過回路123で除去した信号、行列演算回
路131で生成した狭帯域輝度信号、及び混合器135
で点順次化されたR−Y,B−Y成分は、自動露出(A
E)自動ホワイトバランス(AWB)前処理回路140
に送られる。このAE,AWB前処理回路140では、
必要なデータの収集、解析を行い、不図示のマイコンに
送るべきデータをインターフェイス回路147に送る。
【0020】AE,AWB前処理回路140の内部回路
を、図10に示す。枠発生回路814では図11に示す
ように、AE用にA枠B枠C枠、及びAWB枠を発生さ
せ、その枠内のデータを積分器802〜807で積分す
る。そして、積分値はデータ変換回路808〜813に
送られ、枠発生回路814から枠の終了を示す信号を受
けると、図8に示すように、インターフェイス回路14
7に適するフォーマットにデータを変換して出力する。
【0021】インターフェイス回路147では、AF前
処理回路115、AE,AWB前処理回路140からの
データを不図示のマイコンに送るべきフォーマットに変
換して出力する。
【0022】シリアル−パラレル変換回路141、14
2で多重化されていた第1の入力IN1 及び第2の入力IN
2 の信号を振り分けた後、混合器144でTV信号の偶
数ラインに相当する輝度信号と色信号を多重化する。こ
の信号は周波数変換器149で不図示のディジタル信号
記録回路での処理に適したクロック周波数に変換され、
ディジタル信号出力Digital out1となる。
【0023】また、混合器145では、TV信号の奇数
ラインに相当する輝度信号と色信号とを多重化する。こ
の信号は、周波数変換器150で不図示のディジタル信
号器回路での処理に適したクロック周波数に変換され、
ディジタル信号出力Digitalout2となる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、・YC分離で得た輝度信号は、帯域は広いが
ノイズが多く含まれており、これは低輝度部では特に顕
著である。これらのノイズは、コンピュータ等のディジ
タル機器に表示すると特に際立ってしまう問題があっ
た。
【0025】・原色フィルタを用いたCCDから輝度信
号を生成する際にはG成分しか用いない。しかし、低輝
度部ではRB成分も多く含まれるため、輝度信号の再現
性が低下するといった問題点を含んでいた。
【0026】本発明は上述の問題点にかんがみ、SN比
が高くて再現性の高い輝度信号が常に得られるようにす
ることを第1の目的とする。
【0027】また、低レベルの輝度信号のSN比を向上
させること第2の目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、被
写体像を撮像して映像信号を生成する撮像手段と、上記
撮像手段から出力される映像信号をA/D変換してディ
ジタル映像信号を生成するA/D変換手段と、上記A/
D変換手段から出力されるディジタル映像信号をYC
(輝度・色)分離して第1のディジタル輝度信号及び第
1のディジタル色信号を生成するYC分離手段と、上記
YC分離手段によって生成された第1のディジタル輝度
信号に輝度信号処理を施して第2のディジタル輝度信号
を生成する輝度信号処理手段と、上記YC分離手段によ
って生成された第1のディジタル色信号に第1の色信号
処理を施して第1のディジタルR信号、第1のディジタ
ルG信号及び第1のディジタルB信号を生成する第1の
色信号処理手段と、上記第1の色信号処理手段によって
生成された第1のディジタルR信号、第1のディジタル
G信号及び第1のディジタルB信号にそれぞれガンマ補
正を施して第2のディジタルR信号、第2のディジタル
G信号、第2のディジタルB信号を生成する第1のガン
マ補正手段と、上記第1のガンマ補正手段によって生成
された第2のディジタルR信号、第2のディジタルG信
号及び第2のディジタルB信号に第2の色信号処理を施
して第3のディジタル輝度信号、第1のディジタル色差
信号及び第2のディジタル色差信号を生成する第2の色
信号処理手段と、上記輝度信号処理手段によって生成さ
れた第2のディジタル輝度信号または上記第2の色信号
処理手段によって生成された第3のディジタル輝度信号
のいずれか一方の輝度信号を選択する輝度信号選択手段
と、上記輝度信号選択手段によって選択された輝度信号
にガンマ補正を施す第2のガンマ補正手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0029】また、本発明の他の特徴とするところは、
上記第1のディジタル輝度信号、第2のディジタル輝度
信号及び第3のディジタル輝度信号のレベルが高い場合
には、上記輝度信号選択手段で上記第2のディジタル輝
度信号を選択するとともに、上記第1のディジタル輝度
信号、第2のディジタル輝度信号及び第3のディジタル
輝度信号のレベルが低い場合には、上記輝度信号選択手
段で上記第3のディジタル輝度信号を選択することを特
徴としている。
【0030】また、本発明の映像信号処理方法の特徴と
するところは、撮像素子の出力信号から映像信号を生成
する第1の処理と、上記映像信号をディジタル化してデ
ィジタル映像信号を生成する第2の処理と、上記ディジ
タル映像信号をYC(輝度・色)分離して第1のディジ
タル輝度信号と第1のディジタル色信号とに分離する第
3の処理と、上記第1のディジタル輝度信号に輝度信号
処理を施して、第2のディジタル輝度信号を生成する第
4の処理と、上記第1のディジタル色信号に第1の色信
号処理を施して、第1のディジタルR信号、第1のディ
ジタルG信号及び第1のディジタルB信号を生成する第
5の処理と、上記第1のディジタルR信号、第1のディ
ジタルG信号及び第1のディジタルB信号に第1のガン
マ補正処理を施して第2のディジタルR信号、第2のデ
ィジタルG信号及び第2のディジタルB信号をそれぞれ
生成する第6の処理と、上記第2のディジタルR信号、
第2のディジタルG信号及び第2のディジタルB信号に
第2の色信号処理を施して、第3のディジタル輝度信
号、第1のディジタル色差信号及び第2のディジタル色
差信号を生成する第7の処理と、上記第2のディジタル
輝度信号または上記第3のディジタル輝度信号のいずれ
かの一方を選択する第8の処理と、上記第8の処理で選
択した信号に第2のガンマ補正処理を施す第9の処理と
を順次行うことを特徴としている。
【0031】また、本発明の映像信号処理方法の特徴と
するところは、上記第1のディジタル輝度信号、第2の
ディジタル輝度信号、第3のディジタル輝度信号のレベ
ルが高い場合には、上記第2のディジタル輝度信号を選
択し、その反対に上記第1のディジタル輝度信号、第2
のディジタル輝度信号、第3のディジタル輝度信号のレ
ベルが低い場合には、上記第3のディジタル輝度信号を
選択することを特徴としている。
【0032】
【作用】本発明は上記技術手段よりなるので、本発明に
よれば、YC分離して得た輝度信号、またはRGB原色
信号を混合して得た輝度信号のいずれか適当な方の輝度
信号を用いることができるようになり、被写体を忠実に
再現することが可能な輝度信号を常に得ることができる
ようになる。
【0033】また、本発明の他の特徴によれば、輝度信
号のレベルが高いときには帯域の広いYC分離器で得た
輝度信号を用い、その反対に、輝度信号のレベルが低い
ときには、ガンマ補正済みのRGB原色信号を混合して
得た輝度信号を用いるようにするとともに、ガンマ補正
を再度行うことにより、低輝度部のゲインを2回持ち上
げることができるようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮像装置及び映像
信号処理方法の一実施形態を図面を参照して説明する。
まず、図1を参照しながら本発明の撮像装置の概略構成
を説明する。図1において、Aは撮像手段、BはA/D
変換手段、CはYC分離手段、Dは輝度信号処理手段、
Eは第1の色信号処理手段、Fは第1のガンマ補正手
段、Gは第2の色信号処理手段、Hは輝度信号選択手
段、Iは第2のガンマ補正手段である。
【0035】上記撮像手段Aは、被写体像を撮像して映
像信号S1 を生成する。上記A/D変換手段Bは、上記
撮像手段Aから出力される映像信号S1 をA/D変換し
てディジタル映像信号SD を生成する。
【0036】上記YC分離手段Cは、上記A/D変換手
段Bから出力されるディジタル映像信号SD をYC(輝
度・色)分離して、第1のディジタル輝度信号SY1及び
第1のディジタル色信号SC1を生成する。上記輝度信号
処理手段Dは、上記YC分離手段Cによって生成された
第1のディジタル輝度信号SY1に輝度信号処理を施して
第2のディジタル輝度信号SY2を生成する。
【0037】上記第1の色信号処理手段Eは、上記YC
分離手段Cによって生成された第1のディジタル色信号
C1に第1の色信号処理を施して第1のディジタルR信
号S R1、第1のディジタルG信号SG1及び第1のディジ
タルB信号SB1を生成する。
【0038】上記第1のガンマ補正手段Fは、上記第1
の色信号処理手段Eによって生成された第1のディジタ
ルR信号SR1、第1のディジタルG信号SG1及び第1の
ディジタルB信号SB1にそれぞれガンマ補正を施して第
2のディジタルR信号SR2、第2のディジタルG信号S
G2、第2のディジタルB信号SB2を生成する。
【0039】上記第2の色信号処理手段Gは、上記第1
のガンマ補正手段Fによって生成された第2のディジタ
ルR信号SR2、第2のディジタルG信号SG2及び第2の
ディジタルB信号SB2に第2の色信号処理を施して第3
のディジタル輝度信号SY3、第1のディジタル色差信号
R-Y 及び第2のディジタル色差信号SB-Y を生成す
る。
【0040】上記輝度信号選択手段Hは、上記輝度信号
処理手段Dによって生成された第2のディジタル輝度信
号SY2または上記第2の色信号処理手段Gによって生成
された第3のディジタル輝度信号SY3のいずれか一方の
輝度信号を選択する。また、上記第2のガンマ補正手段
Iは、上記輝度信号選択手段Hによって選択された輝度
信号にガンマ補正を施す。
【0041】このように構成された本実施形態の撮像装
置によれば、上記第1のディジタル輝度信号SY1、第2
のディジタル輝度信号SY2及び第3のディジタル輝度信
号S Y3のレベルが高い場合には、上記輝度信号選択手段
Hで上記第2のディジタル輝度信号SY2を選択する。
【0042】また、上記第1のディジタル輝度信号
Y1、第2のディジタル輝度信号SY2及び第3のディジ
タル輝度信号SY3のレベルが低い場合には、上記輝度信
号選択手段Hで上記第3のディジタル輝度信号SY3を選
択する。
【0043】これにより、上記YC分離手段CによりY
C分離して得た第1のディジタル輝度信号SY1、または
RGB原色信号を第2の色信号処理手段G混合して得た
第3のディジタル輝度信号SY3のどちらか適当な方の輝
度信号を用いるようにすることができ、被写体を忠実に
再現することが可能な輝度信号を常に得ることができ
る。
【0044】また、本発明の他の特徴によれば、輝度信
号のレベルが高いときには帯域の広いYC分離手段Cで
得た輝度信号を用い、輝度信号のレベルが低いときに
は、ガンマ補正済みのRGBを混合して得た輝度信号を
用いてガンマ補正を再度施すようにしたので、低輝度時
のSN比を向上させることができる。
【0045】次に、本発明の映像信号処理方法を、図2
のフローチャートを参照しながら説明する。まず、第1
のステップS21において、撮像素子の出力信号から映
像信号S1を生成する。次に、ステップS22におい
て、上記映像信号S1 をディジタル化してディジタル映
像信号SD を生成する。
【0046】次に、ステップS23において、上記ディ
ジタル映像信号SD をYC(輝度・色)分離して第1の
ディジタル輝度信号SY1と第1のディジタル色信号SC1
とに分離する。次に、ステップS24において、上記第
1のディジタル輝度信号SY1に輝度信号処理を施して、
第2のディジタル輝度信号SY2を生成する。
【0047】次に、ステップS25において、上記第1
のディジタル色信号SC1に第1の色信号処理を施して、
第1のディジタルR信号SR1、第1のディジタルG信号
G1及び第1のディジタルB信号SB1を生成する。
【0048】次に、ステップS26において、上記第1
のディジタルR信号SR1、第1のディジタルG信号SG1
及び第1のディジタルB信号SB1にガンマ補正を施して
第2のディジタルR信号SR2、第2のディジタルG信号
G2及び第2のディジタルB信号SB2をそれぞれ生成す
る。
【0049】次に、ステップS27において、上記第2
のディジタルR信号SR2、第2のディジタルG信号SG2
及び第2のディジタルB信号SB2に第2の色信号処理を
施して、第3のディジタル輝度信号SY3、第1のディジ
タル色差信号SR-Y 及び第2のディジタル色差信号S
B-Y を生成する。
【0050】次に、ステップS28において、上記第2
のディジタル輝度信号SY2または上記第3のディジタル
輝度信号SY3のいずれかの一方を選択する。次に、ステ
ップS29において、上記第8の処理で選択した信号に
ガンマ補正を施す。
【0051】本実施形態の映像信号処理方法の場合、こ
のような処理を行う際に、上記第1のディジタル輝度信
号SY1、第2のディジタル輝度信号SY2、第3のディジ
タル輝度信号SY3のレベルが高い場合には、上記第2の
ディジタル輝度信号SY2を選択し、その反対に上記第1
のディジタル輝度信号SY1、第2のディジタル輝度信号
Y2、第3のディジタル輝度信号SY3のレベルが低い場
合には、上記第3のディジタル輝度信号SY3を選択する
ようにして、被写体を忠実に再現することが可能な輝度
信号が常に得られるようにする。
【0052】以下、本発明の具体的な実施形態について
更に詳細に説明する。 〔第1の実施形態〕図3に、本発明の第1の実施形態の
撮像装置の概略構成を示す。この第1の実施形態は、図
4の概念に基づくものである。図4において、固体撮像
素子201は2系統の出力VOUT1,VOUT2 を出力する。こ
れらの第1及び第2の出力VOUT1,VOUT2 は、それぞれ相
関2重サンプリング回路202、203でノイズを除去
し、自動利得回路204、205でゲイン調節を行う。
【0053】次に、上記第1及び第2の出力VOUT1,VOUT
2 は、AD変換器206、207に与えられてディジタ
ル信号に変換され、映像信号処理回路208に送られ、
ディジタル映像信号Digital out1,Digitalout2に変換さ
れる。そして、ここで生成したディジタル映像信号Digi
tal out1,Digitalout2は、次に、ディジタル信号記録回
路209に送られると同時に、コンピュータ212に送
られる。
【0054】コンピュータ212では、固体撮像素子2
01のディジタル出力を取り込んで、例えば画素ずらし
のための演算を行う。また、アナログ輝度信号、色信号
が例えばモニタ211に送られる。なお、マイコン21
0とデータの受け渡しを双方向で行う。
【0055】図3は、映像信号処理回路208の内部構
成を示したものである。ここでは、従来例である図8と
異なる点について説明する。図5(a)に示すような色
フィルタ配列は、混合器101で2系統の入力が点順次
化され、図5(b)のようなデータ配列になる。
【0056】加算器126の出力、すなわち、アパーチ
ャ補正を施した輝度信号、及び行列演算回路131で生
成した輝度信号は選択器136に送られる。
【0057】マイコン210では、AE,AWB前処理
回路140で収集したデータをインターフェイス回路1
47を通じて取り込み、AE,AWBのための演算を行
う。同時に、AE用のA枠、B枠及びC枠の積分値に基
づき、その時点の輝度信号のレベルの高低を判断する。
【0058】この動作は、図6に示すフローチャートに
基づいて行われる。すなわち、まず最初に、ステップS
61においてアドレス指定が行われる。次に、ステップ
S62において積分値の入力が行われる。次に、ステッ
プS63においてデータ解析を行い、その後、ステップ
S64に進んでAE,AWB演算を行って出力する。そ
の後、ステップS65に進んで制御信号を出力する。
【0059】選択器136では、輝度信号が高レベルで
あると判断された場合には、加算器126の出力を選択
し、輝度信号が低レベルであると判断された場合には、
行列演算回路131で生成した輝度信号を選択する。
【0060】行列演算回路131で生成した輝度信号を
選択した場合には、ガンマ補正回路128〜130でガ
ンマ補正を施した信号に対してガンマ補正回路127で
再度ガンマ補正を施すので、低輝度部のゲインが2重に
アップする。
【0061】〔第2の実施形態〕次に、本発明の撮像装
置の第2の実施形態を説明する。図7に第2の実施形態
の撮像装置の構成を示す。この実施形態では、第1の実
施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明
を省略する。
【0062】第2の実施形態では、輝度信号のレベルの
高低を判断する際に、行列演算回路131で生成した輝
度信号をデコーダ501に送る。デコーダ501では輝
度信号がある値より大きいか小さいかに応じて正か負を
出力させることにより、選択器136で選択する輝度信
号を切り換える。
【0063】また、このデコーダ501は加算器126
の出力に接続して、この信号によって、輝度信号のレベ
ルの高低を判断してもよい。
【0064】〔第3の実施形態〕次に、本発明の第3の
実施形態を説明する。図9は、第3の実施形態の撮像装
置の構成を示すブロック図である。このときのCCD2
01(図4参照)の色フィルタの配列は、図12(a)
に示すように補色フィルタ配列になっている。2系統の
入力信号は混合器101で点順次化され、図12(b)
に示すようにIN1,IN2 の信号が1画素おきに存在する。
【0065】色信号生成のための色分離回路106で
は、図12(a)の垂直、水平の隣接画素に対して、 Ye+Mg=Wr Cy+G=Gb Ye+G=Gr Mg+Cy=Wb の演算を行い、Gb,Wrが点順次に現れる信号と、G
r,Wb点順次に現れる信号を生成する。色分離回路1
09では、AF前処理回路132に送るデータとして、
前述のGb,Wr,Gr,Wb成分の生成と同時にGb
+Wr,Gr+Wbを点順次で生成する。
【0066】さらに、色同時化回路701で YL=Gr+Wb=Gb+Wr CR=Wr−Gb CB=Wb−Gr の演算を行う。
【0067】次に、行列演算回路702で
【0068】
【数2】
【0069】の行列演算を行い、RGB信号を生成す
る。輝度信号のレベルの高低を決定する方法は第1の実
施形態と同じである。また、第2の実施形態と同様な手
法を用いてもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明は上述したように、本発明によれ
ば、YC分離して得た輝度信号、またはRGB原色信号
を混合して得た輝度信号のどちらか適当な方の輝度信号
を用いることができるので、被写体を忠実に再現するこ
とが可能な輝度信号を常に得ることができる。
【0071】また、本発明の他の特徴によれば、輝度信
号のレベルが高いときには帯域の広いYC分離器で得た
輝度信号を用いるとともに、輝度信号のレベルが低いと
きには、ガンマ補正済みのRGBを混合して得た輝度信
号を用いてガンマ補正を再度施すようにしたので、低輝
度部のゲインを2回持ち上げることができ、低輝度時の
SN比を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮像装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の撮像装置の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の映像信号処理回路の第1の実施形態を
表すブロック図である。
【図4】本発明の概念図である。
【図5】CCDの原色フィルタの配列を表す図である。
【図6】マイコンの動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態を表すブロック図であ
る。
【図8】従来の撮像装置の例を表すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施形態を表すブロック図であ
る。
【図10】AW -AWB前処理回路を表す図である。
【図11】AW -AWB前処理のための積分枠を表す図
である。
【図12】CCDの補色フィルタの配列を表す図であ
る。
【符号の説明】
A 撮像手段 B A/D変換手段 C YC分離手段 D 輝度信号処理手段 E 第1の色信号処理手段 F 第1のガンマ補正手段 G 第2の色信号処理手段 H 輝度信号選択手段 I 第2のガンマ補正手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を撮像して映像信号を生成する
    撮像手段と、 上記撮像手段から出力される映像信号をA/D変換して
    ディジタル映像信号を生成するA/D変換手段と、 上記A/D変換手段から出力されるディジタル映像信号
    をYC(輝度・色)分離して第1のディジタル輝度信号
    及び第1のディジタル色信号を生成するYC分離手段
    と、 上記YC分離手段によって生成された第1のディジタル
    輝度信号に輝度信号処理を施して第2のディジタル輝度
    信号を生成する輝度信号処理手段と、 上記YC分離手段によって生成された第1のディジタル
    色信号に第1の色信号処理を施して第1のディジタルR
    信号、第1のディジタルG信号及び第1のディジタルB
    信号を生成する第1の色信号処理手段と、 上記第1の色信号処理手段によって生成された第1のデ
    ィジタルR信号、第1のディジタルG信号及び第1のデ
    ィジタルB信号にそれぞれガンマ補正を施して第2のデ
    ィジタルR信号、第2のディジタルG信号、第2のディ
    ジタルB信号を生成する第1のガンマ補正手段と、 上記第1のガンマ補正手段によって生成された第2のデ
    ィジタルR信号、第2のディジタルG信号及び第2のデ
    ィジタルB信号に第2の色信号処理を施して第3のディ
    ジタル輝度信号、第1のディジタル色差信号及び第2の
    ディジタル色差信号を生成する第2の色信号処理手段
    と、 上記輝度信号処理手段によって生成された第2のディジ
    タル輝度信号または上記第2の色信号処理手段によって
    生成された第3のディジタル輝度信号のいずれか一方の
    輝度信号を選択する輝度信号選択手段と、 上記輝度信号選択手段によって選択された輝度信号にガ
    ンマ補正を施す第2のガンマ補正手段とを具備すること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のディジタル輝度信号、第2の
    ディジタル輝度信号及び第3のディジタル輝度信号のレ
    ベルが高い場合には、上記輝度信号選択手段で上記第2
    のディジタル輝度信号を選択するとともに、上記第1の
    ディジタル輝度信号、第2のディジタル輝度信号及び第
    3のディジタル輝度信号のレベルが低い場合には、上記
    輝度信号選択手段で上記第3のディジタル輝度信号を選
    択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 撮像素子の出力信号から映像信号を生成
    する第1の処理と、 上記映像信号をディジタル化してディジタル映像信号を
    生成する第2の処理と、 上記ディジタル映像信号をYC(輝度・色)分離して第
    1のディジタル輝度信号と第1のディジタル色信号とに
    分離する第3の処理と、 上記第1のディジタル輝度信号に輝度信号処理を施し
    て、第2のディジタル輝度信号を生成する第4の処理
    と、 上記第1のディジタル色信号に第1の色信号処理を施し
    て、第1のディジタルR信号、第1のディジタルG信号
    及び第1のディジタルB信号を生成する第5の処理と、 上記第1のディジタルR信号、第1のディジタルG信号
    及び第1のディジタルB信号に第1のガンマ補正処理を
    施して第2のディジタルR信号、第2のディジタルG信
    号及び第2のディジタルB信号をそれぞれ生成する第6
    の処理と、 上記第2のディジタルR信号、第2のディジタルG信号
    及び第2のディジタルB信号に第2の色信号処理を施し
    て、第3のディジタル輝度信号、第1のディジタル色差
    信号及び第2のディジタル色差信号を生成する第7の処
    理と、 上記第2のディジタル輝度信号または上記第3のディジ
    タル輝度信号のいずれかの一方を選択する第8の処理
    と、 上記第8の処理で選択した信号に第2のガンマ補正処理
    を施す第9の処理とを順次行うことを特徴とする映像信
    号処理方法。
  4. 【請求項4】 上記第1のディジタル輝度信号、第2の
    ディジタル輝度信号、第3のディジタル輝度信号のレベ
    ルが高い場合には、上記第2のディジタル輝度信号を選
    択し、その反対に上記第1のディジタル輝度信号、第2
    のディジタル輝度信号、第3のディジタル輝度信号のレ
    ベルが低い場合には、上記第3のディジタル輝度信号を
    選択することを特徴とする請求項3に記載の映像信号処
    理方法。
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