JPH0823541A - カラー撮像装置 - Google Patents

カラー撮像装置

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JPH0823541A
JPH0823541A JP6158681A JP15868194A JPH0823541A JP H0823541 A JPH0823541 A JP H0823541A JP 6158681 A JP6158681 A JP 6158681A JP 15868194 A JP15868194 A JP 15868194A JP H0823541 A JPH0823541 A JP H0823541A
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difference signal
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潤 伊庭
Akihiko Shiraishi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被写体像を輝度情報と色情報を有する電気信
号に変換するビデオカメラ等のカラー撮像装置におい
て、モアレが少なく、かつ正しい色調を再現でき、疑似
輪郭の発生を抑制できるようにする。 【構成】 被写体像が結像する撮像センサ101にベイ
ヤー方式の色フィルタ配列を有した色フィルタアレイ1
00を設け、この撮像センサ101からのR(赤),G
1(緑),G2(緑),B(青)の色信号を補間フィル
タ106〜109を通して同時化し、加算器129,1
30によりR信号とG1信号及びG2信号とB信号の差
信号を生成し、また加算器139,140によりR信号
とG2信号及びG1信号とB信号の差信号を生成する。
そして、R信号との差をとった各差信号を混合回路15
0に入力し、B信号との差をとった各差信号を混合回路
151に入力し、それらの差信号の大きさに応じた係数
を各差信号に掛けてR−G,B−G信号を生成し、ホワ
イトバランス部145でホワイトバランス調整した後、
色差マトリクス処理部113により色差信号R−Y,B
−Yを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2次元の格子状に複数
の受光素子(画素)が配置された撮像センサを有し、そ
の受光素子に結像した被写体像を輝度情報と色情報を有
する電気信号に変換するビデオカメラ等のカラー撮像装
置に関するものであり、特にモアレが少なく、かつ疑似
輪郭の少ない画像を出力することが可能なカラー撮像装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来より知られているモアレを
抑制するようにしたカラー撮像装置の回路構成を示すブ
ロック図である。被写体からの撮像光は、不図示の結像
光学系により撮像素子である撮像センサ101に入射す
る。この撮像センサ101には、図11に示すベイヤー
配列のR(赤),G1(緑),G2(緑),B(青)の
色フィルタを有した色フィルタアレイ100が設けられ
ている。そして、撮像センサ101から1画素ごとに読
み出された画像信号は色分離部102によりR,G1,
G2,Bの色信号に分離される。ここで、G1,G2信
号は、図11に示すようにそれぞれR,Bの画素と同じ
列の画素のGの信号である。
【0003】上記の各R,G1,G2,B信号は、A/
D(アナログ−デジタル)変換器103でA/D変換さ
れた後、ホワイトバランス部(WB)111で各々のゲ
インがホワイトバランスセンサ(AWB)120より得
られた色温度情報をもとにホワイトバランス調整され、
更にγ変換部112でγ変換される。
【0004】また輝度信号は、スイッチ回路(SWY)
126によりスイッチングされることにより読み出し順
に並べられ、バンドパスフィルタ(BPF)116を通
過した輝度信号の高域成分YH は、後述する手法で得ら
れる輝度信号の低域成分YLと加算器117で加算さ
れ、エンハンスメント回路142でエンハンスされた
後、D/A(デジタル−アナログ)変換器118でD/
A変換されて出力される。
【0005】一方色信号は、A/D変換器103,ホワ
イトバランス部111及びγ変換部112を経たR(γ
乗)信号,G1(γ乗)信号,G2(γ乗)信号,B
(γ乗)信号が補間フィルタ106,107,108,
109に入力され、各々同時化された信号R,G1,G
2,Bとなる。
【0006】上記同時化されたR信号,G1信号は加算
器129で第1の差信号R−G1となり、R信号,G2
信号は加算器139で第2の差信号R−G2となり、同
様にB信号とG2信号は加算器130で第3の差信号B
−G2となり、B信号,G1信号は加算器140で第4
の差信号B−G1となる。そして、これらの第1,2,
3,4の差信号は判定回路141に入力される。
【0007】上記判定回路141では、入力された4つ
の差信号の大きさが比較され、その結果から2つの差信
号 R−G B−G (式1) が出力される。この判定方法は、例えば以下のような方
法となっている。
【0008】すなわち、K1,K2をある定数とし、 R−Gについて |R−G1|<|R−G2|+K1 のとき R−G=R−G1 |R−G1|>|R−G2|+K1 のとき R−G=R−G2 (式2) B−Gについて |B−G1|<|B−G2|+K2 のとき B−G=B−G1 |B−G1|>|B−G2|+K2 のとき B−G=B−G2 (式3) とする。
【0009】ここで、空間周波数(1/2PH ,0)の
白黒の被写体が撮像素子101により採取されるとす
る。この被写体は周期2PH の縦縞であり、このような
被写体に対しては、R信号=G1信号,B信号=G2信
号となるため、加算器129,130より出力されるR
−G1信号,B−G2信号はいずれも零となる。よって
判定回路141では、 R−G=R−G1 B−G=B−G2 (式4) を出力する。ゆえに、色差マトリクス処理部113から
出力される色差信号R−Y,B−Yも零となる。このと
き、周波数(1/2PH ,0)上でのR信号のキャリア
とG1信号のキャリアは同位相であり、B信号のキャリ
アとG2信号のキャリアは同位相である。したがって、
この周波数でのこれらのR−G1信号,B−G2信号の
キャリアを消滅させることができるため、色差信号のキ
ャリアが発生せず、モアレを抑制することができる。
【0010】次に、空間周波数(0,1/2PV )の白
黒の被写体が撮像素子101により採取されるとする。
この被写体は周期2PV の横縞であり、このような被写
体に対しては、R信号=G2信号,B信号=G1信号と
なるため、加算器139,140より出力されるR−G
2信号,B−G1信号はいずれも零となる。よって判定
回路141では、 R−G=R−G2 B−G=B−G1 (式5) を出力する。
【0011】ゆえに、色差マトリクス処理部113から
出力される色差信号R−Y,B−Yも零となる。このと
き、周波数(0,1/2PV )上でのR信号のキャリア
とG2信号のキャリアは同位相であり、B信号のキャリ
アとG1信号のキャリアは同位相である。したがって、
この周波数でのこれらのR−G2信号,B−G1信号の
キャリアを消滅させることができるため、色差信号のキ
ャリアが発生せず、モアレが抑制される。
【0012】上述の判定回路141より出力された2つ
の色差信号R−G,B−Gは、ローパスフィルタ13
7,138で所定の帯域制限がなされ、ホワイトバラン
ス部(WB)145でホワイトバランス調整された後、
色差マトリクス処理部113に入力される。この色差マ
トリクス処理部113では、
【0013】
【数1】
【0014】という変換処理が行われ、色差信号R−
Y,B−Yが生成される。そして、これらの色差信号R
−Y,B−Yは、引き続きD/A変換器114,115
でD/A変換されて出力される。
【0015】また、上記補間フィルタ106,107,
108,109の出力信号は、ローパスフィルタ(LP
F)135で所定の帯域に制限され、輝度信号生成回路
127に入力される。そして、輝度信号の低域成分YL
がこの輝度信号生成回路127で、 YL =0.30R(αG1+βG2)+0.11B(但
し、α+β=0.59) により生成され、前述したように輝度信号の高域成分Y
H と加算器117で加算され、輝度信号Yとなる。この
輝度信号Yは、D/A変換器118でD/A変換されて
出力される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のカラー撮像装置にあっては、正しい色調が
再現されない場合があり、また疑似輪郭が生じやすいと
いう問題点があった。
【0017】すなわち、図11に示す画素配置に対し
て、図12の(a)に示すように、Y方向に一様でX方
向にのみ入力信号Sが変化している場合を考えると、判
定回路141が存在しない場合、G信号はG1,G2画
素の加算平均で得られるため、差信号R−G,B−G
は、 R−G=R−(G1+G2)/2 B−G=B−(G1+G2)/2 (式8) となり、図12の(c)に示すような出力信号となる。
これに対して、判定回路141が存在する場合、G信号
はG1あるいはG2画素の信号値のみで得られるため、
差信号R−G,B−Gは、判定式(式2),(式3)よ
り、 R−G=R−G1 B−G=B−G2 (式9) となり、G1信号とG2信号の切り替え処理を行うた
め、差信号R−G,B−GはGに対する信号情報が1部
欠如した出力となり、図12の(b)に示すような本来
の画像に比べ急激な画像変化のある出力信号となり、色
調が異なったり、あるいは存在しないはずの輪郭を再現
してしまうという疑似輪郭を生じやすいという問題点を
有していた。
【0018】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたもので、モアレが少なく、かつ正しい色調を再現
でき、疑似輪郭が少ないカラー撮像装置を提供すること
を目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー撮像装置
は、次のように構成したものである。
【0020】(1)被写体像を輝度情報と色情報を有す
る電気信号に変換するカラー撮像装置において、水平方
向のピッチがPhで垂直方向のピッチがPvの2次元の
格子状の画素を構成するように受光素子が配置された撮
像センサと、その画素を構成する受光素子に対応して設
けられ、水平方向のピッチが2Phで垂直方向のピッチ
がPvだけオフセットされた第1の色フィルタと水平方
向のピッチが2Phで垂直方向のピッチが2Pvの第2
の色フィルタ及び第3の色フィルタとを有する色フィル
タアレイを備え、前記第1のフィルタに対応する画素の
出力より得られた第1の色信号のうち前記第2の色フィ
ルタに対応する画素の出力より得られた第2の色信号の
画素と同じ列の画素の信号のみを同時化して該第2の色
信号との差をとった第1の差信号と、前記第1の色信号
のうち第2の色信号の画素と同じ行の画素の信号のみを
同時化して該第2の色信号との差をとった第2の差信
号、あるいは前記受光素子の出力より得られた輝度信号
の大きさに応じて該第1の差信号と第2の差信号から前
記色情報を生成する第1の色情報生成手段と、前記第1
の色信号のうち前記第3の色フィルタに対応する画素の
出力より得られた第3の色信号の画素と同じ列の画素の
信号のみを同時化して該第3の色信号との差をとった第
3の色信号と、前記第1の色信号のうち前記第3の色信
号の画素と同じ行の画素の信号のみを同時化して該第3
の色信号との差をとった第4の差信号、あるいは前記輝
度信号の大きさに応じて該第3の差信号と第4の差信号
から前記色情報を生成する第2の色情報生成手段とを具
備した。
【0021】(2)上記(1)のカラー撮像装置におい
て、第1の色情報生成手段は、第1の差信号と第2の差
信号の大きさに対応した混合比を定めたテーブルにより
第1の差信号と第2の差信号を混合する割合を決定し、
第2の色情報生成手段は、第3の差信号と第4の差信号
の大きさに対応した混合比を定めたテーブルにより第3
の差信号と第4の差信号を混合する割合を決定するよう
にした。
【0022】(3)上記(1)のカラー撮像装置におい
て、第1の色情報生成手段は、第1の差信号と第2の差
信号の差をとった差信号の大きさに応じて第1の差信号
と第2の差信号を混合する割合を決定し、第2の色情報
生成手段は、第3の差信号と第4の差信号の差をとった
差信号の大きさに応じて第3の差信号と第4の差信号を
混合する割合を決定するようにした。
【0023】(4)上記(1)のカラー撮像装置におい
て、第1の色情報生成手段は、被写体の水平方向あるい
は垂直方向の周波数成分信号に応じて第1の差信号と第
2の差信号を混合する割合を決定し、第2の色情報生成
手段は、被写体の水平方向あるいは垂直方向の周波数成
分信号に応じて第3の差信号と第4の差信号を混合する
割合を決定するようにした。
【0024】(5)上記(1)ないし(4)いずれかの
カラー撮像装置において、第1の色情報生成手段より得
られた第1の色差信号と第1の色情報生成手段より得ら
れた第2の色差信号をそれぞれ定数倍した信号に、第1
の色信号,第2の色信号,第3の色信号のうち少なくと
も一つ以上の信号を加算することにより輝度情報を生成
する輝度情報生成手段を備えた。
【0025】(6)上記(1)ないし(5)いずれかの
カラー撮像装置において、第1の色フィルタは緑色光透
過性を有し、第2の色フィルタは赤色光透過性を有し、
第3の色フィルタは青色光透過性を有するようにした。
【0026】(7)上記(1)ないし(5)いずれかの
カラー撮像装置において、第1の色フィルタは黄色光透
過性を有し、第2の色フィルタはシアン色光透過性を有
し、第3の色フィルタはマゼンタ色光透過性を有するよ
うにした。
【0027】(8)上記(1)ないし(7)いずれかの
カラー撮像装置において、第1の色情報生成手段と第2
の色情報生成手段は、共通の回路を用いるようにした。
【0028】
【作用】本発明のカラー撮像装置によれば、2次元周波
数空間上の(1/2Ph,0)及び(0,1/2Pv)
の色差信号のキャリアを抑制し、モアレが軽減されると
ともに、従来問題となっていた色調や疑似輪郭も抑制す
ることができる。
【0029】
【実施例】図1は本発明の第1実施例によるカラー撮像
装置の回路構成を示すブロック図であり、輝度信号と色
信号の信号処理系の構成を示し、図10と同一符号は同
一構成要素を示している。
【0030】撮像センサ101には、水平方向のピッチ
がPhで垂直方向のピッチがPvの2次元の格子状の画
素を構成するように複数の受光素子が配置されており、
その画素を構成する受光素子に対応して、水平方向のピ
ッチが2Phで垂直方向のピッチがPvだけオフセット
されたオフセットサンプリング構造を有する第1の色フ
ィルタと水平方向のピッチが2Phで垂直方向のピッチ
が2Pvの矩形格子状サンプリング構造を有する第2の
色フィルタ及び第3の色フィルタとを有する色フィルタ
アレイ100が設けられている。
【0031】補間フィルタ106〜109は色信号を同
時化する手段として設けられ、加算器129,130及
び139,140は色信号の差をとる手段として設けら
れている。そして、上記第1のフィルタに対応する画素
の出力より得られた第1の色信号のうち上記第2の色フ
ィルタに対応する画素の出力より得られた第2の色信号
の画素と同じ列の画素の信号のみを同時化して該第2の
色信号との差をとった第1の差信号と、上記第1の色信
号のうち第2の色信号の画素と同じ行の画素の信号のみ
を同時化して該第2の色信号との差をとった第2の差信
号、あるいは上記受光素子の出力より得られた輝度信号
の大きさに応じて該第1の差信号と第2の差信号から被
写体の色情報を生成する第1の色情報生成手段が混合回
路(1)150により構成され、上記第1の色信号のう
ち上記第3の色フィルタに対応する画素の出力より得ら
れた第3の色信号の画素と同じ列の画素の信号のみを同
時化して該第3の色信号との差をとった第3の色信号
と、上記第1の色信号のうち上記第3の色信号の画素と
同じ行の画素の信号のみを同時化して該第3の色信号と
の差をとった第4の差信号、あるいは上記輝度信号の大
きさに応じて該第3の差信号と第4の差信号から被写体
の色情報を生成する第2の色情報生成手段が混合回路
(2)151により構成されている。
【0032】記憶部155には、上記第1の差信号と第
2の差信号の大きさに対応した混合比と、第3の差信号
と第4の差信号の大きさに対応した混合比を定めた混合
テーブルが格納されており、混合回路150,151は
その混合テーブルにより差信号を混合する割合を決定し
て色差信号(色情報)R−G,B−Gを生成するように
構成されている。
【0033】上記被写体像が結像する撮像センサ101
の色フィルタアレイ100は、図11に示すベイヤー配
列の色フィルタから構成されており、上記第1の色フィ
ルタは緑色(G1,G2)光透過性を有し、第2の色フ
ィルタは赤色(R)光透過性を有し、第3の色フィルタ
は青色(B)光透過性を有している。
【0034】そして、従来と同様撮像センサ101から
1画素ごとに読み出された画像信号は、色分離部102
により、R,G1,G2,Bの色信号に分離される。こ
こで、G1,G2信号はそれぞれR,Bの画素と同じ列
の画素のGの信号であり、これらの各R,G1,G2,
B信号は、A/D変換器103でA/D変換された後、
ホワイトバランス部111で各々のゲインがホワイトバ
ランスセンサ120より得られた色温度情報をもとにホ
ワイトバランス調整され、更にγ変換部112でγ変換
される。
【0035】輝度信号も従来と同様、スイッチ回路12
6によりスイッチングされることにより読み出し順に並
べられ、バンドパスフィルタ116を通過した輝度信号
の高域成分YH は、後述の輝度信号の低域成分YL と加
算器117で加算され、エンハンスメント回路142で
エンハンスされた後、D/A変換器118でD/A変換
されて出力される。
【0036】一方色信号は、A/D変換器103,ホワ
イトバランス部111及びγ変換部112を経たR(γ
乗)信号,G1(γ乗)信号,G2(γ乗)信号,B
(γ乗)信号が補間フィルタ106,107,108,
109に入力され、各々同時化された信号R,G1,G
2,Bとなる。なお、補間フィルタ106〜109での
補間は、水平及び垂直方向に隣接する画素の信号値をそ
のままもってくる前置補間ないしは、水平及び垂直方向
の帯域を余り落とさないものが望ましく、いずれかの補
間方法あるいはそれらの組み合わせを行っても良い。
【0037】上記同時化されたR信号,G1信号は加算
器129で上述の第1の差信号R−G1となり、R信
号,G2信号は加算器139で第2の差信号R−G2と
なり、同様にB信号とG2信号は加算器130で第3の
差信号B−G2となり、B信号,G1信号は加算器14
0で第4の差信号B−G1となる。そして、これらの第
1,第2の差信号が混合回路150に入力され、第3,
第4の差信号が混合回路151に入力される。
【0038】混合回路150では、入力された第1の差
信号R−G1と第2の差信号R−G2の値の大きさから
記憶部155に格納された混合テーブルより得られる値
に基づいて、それぞれに掛ける係数a,bを決定し、そ
れらの係数と差信号R−G1,R−G2から、 R−G=a(R−G1)+b(R−G2) (a+b=1) (式10) としてR−G信号を出力する。
【0039】混合回路151では、入力された第3の差
信号B−G2と第4の差信号B−G1の値の大きさから
上記の混合テーブルより得られる値に基づいて、それぞ
れに掛ける係数c,dを決定し、それらの係数と差信号
B−G2,B−G1から、 B−G=c(B−G1)+d(B−G2) (c+d=1) (式11) としてB−G信号を出力する。
【0040】このとき、混合テーブルの値を適正に定め
ることによって、あまり色の変化の少ない画像ではほと
んど切り替え処理を行わず、混合回路150,151で
はそれぞれ、 R−G≒R−(G1+G2)/2 B−G≒B−(G1+G2)/2 (式12) という出力を行うことにより、色調の急激な変化を抑制
し、かつ疑似輪郭が生じることを防ぐことができ、また
急激な色の変化のある場合にはその大きさに応じて差信
号R−G1,R−G2あるいはB−G1,B−G2の切
り替えを行うことにより、モアレを抑制することがで
き、正しい色調を再現することができる。
【0041】上記混合回路150,151より出力され
た2つの色差信号R−G,B−Gは、ローパスフィルタ
137,138でそれぞれ所定の帯域制限がなされ、ホ
ワイトバランス部145でホワイトバランス調整された
後、色差マトリクス処理部113に入力される。この色
差マトリクス処理部113では、
【0042】
【数2】
【0043】という変換処理が行われ、色差信号R−
Y,B−Yが生成される。そして、これらの色差信号R
−Y,B−Yは引き続きD/A変換器114,115で
D/A変換されて出力される。
【0044】また、上記補間フィルタ106,107,
108,109の出力信号は、ローパスフィルタ135
で所定の帯域に制限され、輝度信号生成回路127に入
力される。そして、輝度信号の低域成分YL がこの輝度
色差信号生成回路127で、 YL =0.30R(αG1+βG2)+0.11B(但し、α+β=0.59 ) (式14) により生成され、前述したように輝度信号の高域成分Y
H と加算器117で加算され、輝度信号Yとなる。この
輝度信号Yは、D/A変換器118でD/A変換されて
出力される。
【0045】なお、一般に色差信号R−Y,B−Y及び
輝度の低域成分YL は輝度信号Yに比べ十分帯域が狭い
ため、同時化されたR信号,G1信号,G2信号,B信
号の色差マトリクス処理部113,輝度色差信号生成回
路127等での処理は、間引きなどを行って輝度信号Y
の処理より遅いクロックで行っても良い。また、ホワイ
トバランス145は省略しても良い。
【0046】次に本発明の第2実施例について説明す
る。この第2実施例は、上述の第1実施例と2つの差信
号R−G,B−Gの生成方法が異なっており、色信号の
2つの差信号の差を取った差信号の大きさに応じて2つ
の差信号の混合割合を決定している。図2にその信号処
理系の回路構成を示し、図1と同一構成部分には同一符
号を付して詳細説明を省略する。
【0047】加算器129,139でそれぞれ生成され
た第1の差信号R−G1と第2の差信号R−G2は、加
算器160で K1=(R−G2)−(R−G1) (式15) の差信号となり、判定回路(1)165に入力される。
判定回路165では、入力された差信号K1=(R−G
2)−(R−G1)の大きさから、それぞれに掛ける係
数a,bが決定される。そして、この判定回路165
は、例えば、 K1<C1 ならa=a1 b=b1 C1≦K1<C2 ならa=a2 b=b2 C2≦K1<C3 ならa=a3 b=b3 C3≦K1<C4 ならa=a4 b=b4 (式16) というような判定を行う。ここで、C1,C2,C3,
C4,a1,a2,a3,a4,b1,b2,b3,b
4は任意定数である。
【0048】混合回路150は、第1の差信号R−G
1,第2の差信号R−G2と上記判定回路165より得
られた係数a,bから、 R−G=a(R−G1)+B(R−G2) (a+b=1) (式17) としてR−G信号を出力する。
【0049】また、加算器130,140でそれぞれ生
成された第3の差信号B−G2と第4の差信号B−G1
は、加算器161で K2=(B−G1)−(B−G2) (式18) の差信号となり、判定回路(2)166に入力される。
判定回路166では、入力された差信号K2=(B−G
1)−(B−G2)の大きさから、それぞれに掛ける係
数c,dが決定される。そして、この判定回路165
は、例えば、 K2<1 ならc=c1 d=d1 D1≦K2<D2 ならc=c2 d=d2 D2≦K2<D3 ならc=c3 d=d3 D3≦K2<D4 ならc=c4 d=d4 (式19) というような判定を行う。ここでD1,D2,D3,D
4,c1,c2,c3,c4,d1,d2,d3,d4
は任意定数である。
【0050】混合回路151は、第3の差信号B−G
2,第4の差信号B−G1と上記判定回路166より得
られた係数c,dから、 B−G=c(B−G1)+d(B−G2) (c+d=1) (式20) としてB−G信号を出力する。
【0051】このように、判定回路165,166と混
合回路150,151を用いることによって、第1実施
例と同様に、あまり色の変化の少ない画像ではほとんど
切り替え処理を行わず、2つの差信号を用いて色調の急
激な変化を抑制し、かつ疑似輪郭が生じることを防ぎ、
急激な色の変化のある場合にはその大きさに応じて差信
号の切り替えを行い、モアレを抑制することができる。
【0052】次に本発明の第3実施例について説明す
る。この第3実施例は、上述の第2実施例とほぼ同様の
構成であるが2つの差信号R−G,B−Gの生成に伴う
判定方法が異なっている。図3にその信号処理系の回路
構成を示し、図1と同一構成部分には同一符号を付して
詳細説明を省略する。
【0053】判定回路159は、輝度信号情報をもとに
上述の2つの差信号を混合する割合の判定を行う。すな
わち、スイッチ回路126から得られた輝度信号をバン
ドパスフィルタを通して帯域成分を抽出し、その大きさ
から第1の差信号R−G1と第2の差信号R−G2に掛
ける係数a,b(a+b=1)、及び第3の差信号B−
G2と第4の差信号B−G1に掛ける係数c,d(c+
d=1)を決定する。
【0054】混合回路150は、第1の差信号R−G
1,第2の差信号R−G2と上記判定回路159より得
られた係数a,bから R−G=a(R−G1)+b(R−G2) (a+b=1) (式21) としてR−G信号を出力する。
【0055】また混合回路151は、第3の差信号B−
G2,第4の差信号B−G1と上記判定回路159より
得られた係数c,dから、 B−G=c(B−G1)+d(B−G2) (c+d=1) (式22) としてB−G信号を出力する。
【0056】次に本発明の第4実施例について説明す
る。図4に本実施例の信号処理系の回路構成を示し、図
1と同一構成部分には同一符号を付して詳細説明を省略
する。
【0057】被写体からの撮像光は、結像光学系により
撮像センサ101に入射するが、この撮像センサ101
には、図5に示す補色フィルタであるシアン光透過フィ
ルタCy,イエロー(黄色)光透過フィルタYe,マゼ
ンタ光透過フィルタMgがベイヤー配列されたCy,Y
e1,Ye2,Mgの着色フィルタによる色フィルタア
レイ100が設けられている。そして、撮像センサ10
1から1画素ごとに読み出された画像信号は、色分離部
102によりCy,Ye1,Ye2,Mgの色信号に分
離される。ここで、Ye1,Ye2信号は図5に示すよ
うにそれぞれMg,Cyの画素と同じ列の画素のYeの
信号であり、これらの各Cy,Ye1,Ye2,Mg信
号は、A/D変換器103でA/D変換される。
【0058】また輝度信号の高域成分YH は、スイッチ
回路126によりスイッチングされることにより読み出
し順に並べられ、バンドパスフィルタ116を通過した
後、ホワイトバランス(WB)122でホワイトバラン
ス調整され、次にγ変換部121でγ変換される。そし
て、この輝度信号の高域成分YH は、後述のように輝度
信号の低域成分YL と加算器117で加算され、エンハ
ンスメント回路142でエンハンスされた後、D/A変
換器118でD/A変換されて出力される。
【0059】一方色信号は、A/D変換器103からの
Cy信号,Ye1信号,Ye2信号,Mg信号が補間フ
ィルタ106,107,108,109に入力され、各
々同時化された信号Cy,Ye1,Ye2,Mgとな
り、この同時化された信号Cy,Ye1,Ye2,Mg
が図6に示す差信号生成回路170に入力される。ここ
で、Cy信号,Ye1信号は加算器129で第1の差信
号Cy−Ye1となり、Cy信号,Ye2信号は加算器
139で第2の差信号Cy−Ye2となり、またMg信
号とYe2信号は加算器130で第3の差信号Mg−Y
e2となり、Mg信号,Ye1信号は加算器140で第
4の差信号Mg−Ye1となる。そして、これらの第1
の差信号,第2の差信号,第3の差信号,第4の差信号
が判定回路172に入力される。
【0060】上記判定回路172では、第1の差信号C
y−Ye1,第2の差信号Cy−Ye2,第3の差信号
Mg−Ye2,第4の差信号Mg−Ye1の値の大きさ
から、記憶部171に格納された図1の実施例と同様の
混合テーブルより得られた値に基づいて、Ye1,Ye
2に掛ける係数a,b(a+b=1)を定める。そし
て、前述の第1の色情報生成手段と第2の色情報生成手
段を共通の回路を用いて構成した混合回路173は、判
定回路172で得られた係数a,bとYe1,Ye2の
値を用いて Ye=aYe1+bYe2 (a+b=1) (式23) としてYe信号を出力する。
【0061】次に、原色分離マトリクス部180でC
y,Ye,Mgの信号からR,G,Bの信号を得る。こ
の色変換には、例えば、
【0062】
【数3】
【0063】のような変換マトリクス処理が行われる。
ここで、s,t,uは、任意定数である。
【0064】上記原色分離されたR,G,Bの信号は、
ホワイトバランス部(WB)181で各々のゲインがホ
ワイトバランス調整され、次にγ変換部182でγ変換
される。このγ変換された信号は、ローパスフィルタ1
85で所定の帯域制限がなされた後、マトリクス処理部
186に入力され、
【0065】
【数4】
【0066】という変換処理が行われて、色差信号R−
Y,B−Yが生成される。これらの色差信号は、引き続
きD/A変換器114,115でD/A変換されて出力
される。
【0067】また、上記γ変換部182の出力信号は、
ローパスフィルタ128で所定の帯域に制限され輝度信
号生成回路127に入力される。そして、輝度信号の低
域成分YL がこの輝度色差信号生成回路127で、 YL =0.30R+0.59G+0.11B (式26) により生成され、前述したように輝度信号の高域成分Y
H と加算器117で加算され、輝度信号Yとなる。この
輝度信号Yは、D/A変換器118でD/A変換されて
出力される。
【0068】なお、一般に色差信号R−Y,B−Y及び
輝度の低域成分YL は輝度信号Yに比べ十分帯域が狭い
ため、同時化されたCy信号,Ye1信号,Ye2信
号,Mg信号の色差マトリクス処理部113,輝度色差
信号生成回路127等での処理は、間引きなどを行って
輝度信号Yの処理より遅いクロックで行っても良い。ま
た、図5の色フィルタ配列に代えて、図7に示す色フィ
ルタ配列としても良い。
【0069】本実施例では、色フィルタに補色の色フィ
ルタを用いているので、前述の第1実施例に比べて、感
度が良いという利点がある。
【0070】次に本発明の第5実施例について説明す
る。この第5実施例は、上述の第4実施例とほぼ同様の
構成であるがYe信号の生成方法が異なっている。図8
にその信号処理系の回路構成を示し、図4と同一部分に
は同一符号を付して詳細説明を省略する。
【0071】差信号生成回路170でそれぞれ生成され
た第1の差信号Cy−Ye1及び第2の差信号Cy−Y
e2と第3の差信号Mg−Ye2及び第4の差信号Mg
−Ye1は、それぞれ加算器190と191で(Cy−
Ye2)−(Cy−Ye1)信号と(Mg−Ye1)−
(Mg−Ye2)信号となり、判定回路193に入力さ
れる。この判定回路193では、(Cy−Ye2)−
(Cy−Ye1)信号と(Mg−Ye1)−(Mg−Y
e2)信号の大きさから、それぞれに掛ける係数a,b
が決定される。そして、図4の混合回路173と同様に
構成された混合回路194は、Ye1とYe2及び判定
回路193より得られた係数a,bから、 Ye=aYe1+Ye2 (a+b=1) (式27) としてYe信号を出力する。
【0072】なお、この第5実施例についても、上述の
第4実施例と同様図5の色フィルタ配列の他に図7に示
すような色フィルタ配列としても良い。このとき、Ye
フィルタとCyフィルタの役割を交換すれば、それぞれ
図4,図8と同様の信号処理系で実施することができ
る。また、この第5実施例において、図3の第3実施例
のように輝度信号を判定条件にするような判定を行って
も良い。
【0073】次に本発明の第6実施例について説明す
る。この第6実施例は、図1の第1実施例と低域の輝度
信号の形成方法が異なっている。図9にその信号処理系
の回路構成を示し、図1と同一構成部分には同一符号を
付して詳細説明を省略する。
【0074】スイッチ回路126でスイッチングされる
ことにより読み出し順に並べられた輝度信号は、ローパ
スフィルタ(LPF)200で帯域制限され、高域成分
を含む輝度信号YG として加算器117に入力される。
また、ローパスフィルタ137,138で帯域制限され
た2つの差信号R−G,B−Gは、係数乗算器201,
202でそれぞれ定数S1,S2が乗算され、更に加算
器203で加算され、 YL =S1(R−G)+S2(B−G) (式28) により輝度信号YL として加算器117に入力される。
そして、この加算器117で輝度信号YL と輝度信号Y
G が加算されて輝度信号Yとなる。このような処理にす
ると、輝度信号形成のための回路規模を簡略化すること
ができるという利点がある。
【0075】以上、本発明の実施例について説明した
が、各実施例においてはベイヤー方式の色フィルタ配列
を採用し、被写体の水平方向または垂直方向の周波数成
分によって各差信号の混合割合を決定するような信号処
理を行っているので、2次元周波数空間上の(1/2P
h,0)及び(0,1/2Pv)の色差信号のキャリア
を抑制し、モアレが軽減されるとともに、従来問題とな
っていた色調や疑似輪郭も抑制することができる。
【0076】なお、上述の各実施例では、ベイヤー配列
の色フィルタの色の組み合わせとしてR,G,Bの色フ
ィルタを用いた場合と、Ye,Mg,Cyの色フィルタ
を用いた場合について示したが、その他の色の組み合わ
せの色フィルタを用いたベイヤー配列を用いても良いこ
とは言うまでもない。
【0077】また、出力をデジタルR,G,B出力とし
ても、本発明の適用が可能であることも言うまでもな
い。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像センサにベイヤー配列の色フィルタアレイを設け、
各色フィルタの画素からの各色信号の差信号を形成し
て、その差信号あるいは輝度信号の大きさに応じて被写
体の色情報を生成するようにしたので、モアレを抑制す
ることができ、かつ正しい色調を再現でき、疑似輪郭を
抑制することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の回路構成を示すブロッ
ク図
【図2】 本発明の第2実施例の回路構成を示すブロッ
ク図
【図3】 本発明の第3実施例の回路構成を示すブロッ
ク図
【図4】 本発明の第4実施例の回路構成を示すブロッ
ク図
【図5】 第4実施例における色フィルタ配列例を示す
説明図
【図6】 差信号生成回路の詳細を示す構成図
【図7】 第4実施例における他の色フィルタ配列例を
示す説明図
【図8】 本発明の第5実施例の回路構成を示すブロッ
ク図
【図9】 本発明の第6実施例の回路構成を示すブロッ
ク図
【図10】 従来例の回路構成を示すブロック図
【図11】 ベイヤー配列の色フィルタ配列例を示す説
明図
【図12】 疑似輪郭発生の原理を示す説明図
【符号の説明】
100 色フィルタアレイ 101 撮像センサ 102 色分離部 106 補間フィルタ 107 補間フィルタ 108 補間フィルタ 109 補間フィルタ 113 色差マトリクス処理部 117 加算器 126 スイッチ回路 127 輝度信号生成回路 129 加算器 130 加算器 139 加算器 140 加算器 150 混合回路(第1の色情報生成手段) 151 混合回路(第2の色情報生成手段) 155 記憶部 159 判定回路 160 加算器 161 加算器 165 判定回路 166 判定回路 170 差信号生成回路 171 記憶部 172 判定回路 173 混合回路 191 加算器 192 加算器 193 判定回路 194 混合回路 201 係数乗算器 202 係数乗算器 203 加算器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を輝度情報と色情報を有する電
    気信号に変換するカラー撮像装置において、水平方向の
    ピッチがPhで垂直方向のピッチがPvの2次元の格子
    状の画素を構成するように受光素子が配置された撮像セ
    ンサと、その画素を構成する受光素子に対応して設けら
    れ、水平方向のピッチが2Phで垂直方向のピッチがP
    vだけオフセットされた第1の色フィルタと水平方向の
    ピッチが2Phで垂直方向のピッチが2Pvの第2の色
    フィルタ及び第3の色フィルタとを有する色フィルタア
    レイを備え、前記第1のフィルタに対応する画素の出力
    より得られた第1の色信号のうち前記第2の色フィルタ
    に対応する画素の出力より得られた第2の色信号の画素
    と同じ列の画素の信号のみを同時化して該第2の色信号
    との差をとった第1の差信号と、前記第1の色信号のう
    ち第2の色信号の画素と同じ行の画素の信号のみを同時
    化して該第2の色信号との差をとった第2の差信号、あ
    るいは前記受光素子の出力より得られた輝度信号の大き
    さに応じて該第1の差信号と第2の差信号から前記色情
    報を生成する第1の色情報生成手段と、前記第1の色信
    号のうち前記第3の色フィルタに対応する画素の出力よ
    り得られた第3の色信号の画素と同じ列の画素の信号の
    みを同時化して該第3の色信号との差をとった第3の色
    信号と、前記第1の色信号のうち前記第3の色信号の画
    素と同じ行の画素の信号のみを同時化して該第3の色信
    号との差をとった第4の差信号、あるいは前記輝度信号
    の大きさに応じて該第3の差信号と第4の差信号から前
    記色情報を生成する第2の色情報生成手段とを具備した
    ことを特徴とするカラー撮像装置。
  2. 【請求項2】 第1の色情報生成手段は、第1の差信号
    と第2の差信号の大きさに対応した混合比を定めたテー
    ブルにより第1の差信号と第2の差信号を混合する割合
    を決定し、第2の色情報生成手段は、第3の差信号と第
    4の差信号の大きさに対応した混合比を定めたテーブル
    により第3の差信号と第4の差信号を混合する割合を決
    定することを特徴とする請求項1記載のカラー撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 第1の色情報生成手段は、第1の差信号
    と第2の差信号の差をとった差信号の大きさに応じて第
    1の差信号と第2の差信号を混合する割合を決定し、第
    2の色情報生成手段は、第3の差信号と第4の差信号の
    差をとった差信号の大きさに応じて第3の差信号と第4
    の差信号を混合する割合を決定することを特徴とする請
    求項1記載のカラー撮像装置。
  4. 【請求項4】 第1の色情報生成手段は、被写体の水平
    方向あるいは垂直方向の周波数成分信号に応じて第1の
    差信号と第2の差信号を混合する割合を決定し、第2の
    色情報生成手段は、被写体の水平方向あるいは垂直方向
    の周波数成分信号に応じて第3の差信号と第4の差信号
    を混合する割合を決定することを特徴とする請求項1記
    載のカラー撮像装置。
  5. 【請求項5】 第1の色情報生成手段より得られた第1
    の色差信号と第1の色情報生成手段より得られた第2の
    色差信号をそれぞれ定数倍した信号に、第1の色信号,
    第2の色信号,第3の色信号のうち少なくとも一つ以上
    の信号を加算することにより輝度情報を生成する輝度情
    報生成手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし4
    いずれかに記載のカラー撮像装置。
  6. 【請求項6】 第1の色フィルタは緑色光透過性を有
    し、第2の色フィルタは赤色光透過性を有し、第3の色
    フィルタは青色光透過性を有していることを特徴とする
    請求項1ないし5いずれかに記載のカラー撮像装置。
  7. 【請求項7】 第1の色フィルタは黄色光透過性を有
    し、第2の色フィルタはシアン色光透過性を有し、第3
    の色フィルタはマゼンタ色光透過性を有していることを
    特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のカラー撮
    像装置。
  8. 【請求項8】 第1の色情報生成手段と第2の色情報生
    成手段は、共通の回路を用いたことを特徴とする請求項
    1ないし7いずれかに記載のカラー撮像装置。
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