JPH09283402A - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

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JPH09283402A
JPH09283402A JP8087825A JP8782596A JPH09283402A JP H09283402 A JPH09283402 A JP H09283402A JP 8087825 A JP8087825 A JP 8087825A JP 8782596 A JP8782596 A JP 8782596A JP H09283402 A JPH09283402 A JP H09283402A
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JP8087825A
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Jiro Inoue
次郎 井上
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レチクルの周辺にアライメント用の光学部材
を必要とせず、且つアライメント光の引き回しの自由度
の大きいアライメント系を搭載した投影露光装置を提供
する。 【解決手段】 レーザ光源9からのレーザビームLBを
ウエハW上のウエハマーク3Yに導くために、レチクル
Rのパターン形成面に対する光学的フーリエ変換面FT
Pの近傍の所定の設置面上に配置された平行平板ガラス
5上に光導波路7Ybとカップリング・グレーティング
8Ybとを設ける。ウエハマーク3Yから戻される干渉
光DSを投影光学系PLの外部に取り出す部材である光
導波路7Ycと、カップリング・グレーティング8Yc
とを平行平板ガラス5上に設ける。取り出された干渉光
DSを光電検出器6で受光し、ヘテロダイン方式でウエ
ハW上のウエハマーク3Yの位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、撮像素子(CCD等)、液晶表示素子、又は薄膜磁
気ヘッド等を製造するためのフォトリソグラフィ工程中
で、マスクパターンを感光基板上に転写するために使用
される投影露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子等を製造するため
のフォトリソグラフィ工程では、レチクル(又はフォト
マスク等)に形成された転写用のパターンの像を、投影
光学系を介してフォトレジスト等の感光材料が塗布され
たウエハ(又はガラスプレート等)上に転写するステッ
パー等の投影露光装置が使用されている。このような投
影露光装置においては、露光に先立ってレチクルのパタ
ーンとウエハの各ショット領域との位置合わせ(アライ
メント)を高精度に行う必要がある。そのため、ウエハ
上の各ショット領域にはそれ以前の工程で位置検出マー
ク(ウエハマーク)が形成されており、ウエハマークの
位置検出を高精度に行うことによって高精度な重ね合わ
せ露光が可能となる。
【0003】近年、ウエハマークの位置検出方法として
は、例えば1次元、又は2次元の回折格子形状にしたウ
エハマーク上に、その格子のピッチ方向の2つの対称な
回折次数(例えば±1次のような)の方向からレーザビ
ーム等からなるコヒーレントな光束を入射させ、ウエハ
マークから同一方向に発生する2つの回折光の成分を干
渉させてそのウエハマークのピッチ方向の位置ずれを検
出する、所謂格子アライメント法が知られている。格子
アライメント法はLIA(Laser Interferometric Alig
nment)方式とも呼ばれている。この方法は、2つの対称
的なコヒーレントな光束の周波数を同一にしたホモダイ
ン方式と、一定の周波数差を持たせたヘテロダイン方式
とに分けられる。このうちヘテロダイン方式では、2つ
の送光用の所定の周波数差を有する光束間の干渉光の光
電変換信号を基準信号とし、ウエハマークから発生した
2つの回折光成分の干渉光(ビート光)を光電検出した
信号と、その基準信号との位相差を計測し、それをウエ
ハマークのピッチ方向に関する基準点からの位置ずれ量
として検出している。また、アライメント系としては、
スリット状のレーザビームとドット列状のウエハマーク
とを相対走査して回折光を検出するLSA(Laser Step
Alignment)方式も知られている。
【0004】従来より、ヘテロダイン方式のアライメン
ト系は、投影露光装置のTTR(スルー・ザ・レチク
ル)方式、又はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のア
ライメント系として適用されている。同様に、LSA方
式のアライメント系はTTL方式として適用されてい
る。TTL方式のアライメント系は、アライメント光で
あるレーザビームをレチクルと投影光学系との間に置か
れたミラーで下方に折り曲げて投影光学系の上方から入
射させて、投影光学系内を通過させてウエハ上の格子形
状又はドット列状のウエハマークを有したウエハマーク
まで送光している。そして、ウエハマークで発生した回
折光を再び投影光学系内を通過させて、投影光学系の上
方まで導き、ミラーで光電検出器に導入して得られる信
号を観測する方法である。
【0005】一方、TTR方式のアライメント系は、T
TL方式のアライメント系においてレチクルと投影光学
系との間に置かれていた光路折り曲げミラーをレチクル
上方に置くことで、レチクル内に設けられた格子形状の
レチクルマークとウエハ上の格子形状のウエハマークと
を同時に検出できるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でに提案されたTTR方式やTTL方式のアライメント
系では、どちらの場合においてもレチクル周辺の空間
に、アライメント光を投影光学系に入射させるための光
路折り曲げミラー等の光学系の設置が必要となってい
た。これは投影露光装置を設計する上でレチクル付近の
構成の小型化の妨げとなり、且つアライメント光の引き
回しの自由度も低くなるという不都合があった。
【0007】また、アライメント光が空気中を通過する
ため、周辺の空気の温度変化等による外乱を受けやす
く、これはアライメント精度の低下の一因となる。更
に、光路折り曲げミラー等の光学系の設置による調整箇
所の増加は、投影露光装置の稼働率の低下を招く。本発
明は斯かる点に鑑み、レチクルの周辺にアライメント用
の光学部材を必要とせず、且つアライメント光の引き回
しの自由度の大きいアライメント系を搭載した投影露光
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による投影露光装
置は、露光用の照明光のもとでマスク(R)に形成され
たパターンを投影光学系(PL)を介して感光基板
(W)上に転写するに際して、その感光基板(W)上の
位置合わせ用マーク(3Y)の位置に基づいてその感光
基板(W)の位置合わせが行われる投影露光装置におい
て、位置検出用の光束(LB)を発生する光源系(9)
と、その投影光学系(PL)内のそのマスク(R)のパ
ターン形成面に対する光学的フーリエ変換面(FTP)
の近傍の所定の設置面上に配置され、光源系(9)から
の位置検出用の光束(LB)をその感光基板(W)上の
その位置合わせ用マーク(3Y)に導く光束導入部材
(7Ya,7Yb,8Ya,8Yb)と、その投影光学
系(PL)内のその所定の設置面上に配置され、その位
置合わせ用マーク(3Y)から戻されるその位置検出用
の光束(DS)をその投影光学系(PL)の外部に取り
出す光束取り出し部材(8Yc,7Yc)と、この光束
取り出し部材によって取り出されたその位置検出用の光
束(DS)を受光する受光系(6)とを有し、この受光
系の検出信号に基づいてその感光基板(W)上のその位
置合わせ用マーク(3Y)の位置を検出するものであ
る。
【0009】斯かる本発明によれば、投影光学系(P
L)の側面部より感光基板(W)上の位置合わせ用マー
ク(3Y)に対する位置検出用の光束の出し入れが行わ
れる。従って、マスク(R)の周辺に位置合わせ用の光
学部材を設ける必要がない。この場合、一例としてその
光束導入部材は、その所定の設置面(FTP)上に配置
されてその露光用の照明光を透過する透過基板(5)上
に形成された第1の光導波路(7Ya,7Yb)と、こ
の第1の光導波路を介して導かれたその位置検出用の光
束(LB)をその感光基板(W)側に偏向する第1の方
向制御部材(8Ya,8Yb)とを有し、その光束取り
出し部材は、その透過基板(5)上でその位置検出用マ
ーク(3Y)から戻されるその位置検出用の光束(D
S)をその透過基板(5)に沿った方向に偏向する第2
の方向制御部材(8Yc)と、その透過基板(5)上に
形成されその第2の方向制御部材(8Yc)からのその
位置検出用の光束(LB)を外側に導く第2の光導波路
(7Yc)とを有するものである。それらの光導波路
や、例えば回折格子よりなる方向制御部材は、露光用の
照明光に影響を及ぼすことなく、位置検出用の光束の光
路を制御できる。
【0010】また、その光源系(9)は、その光束導入
部材にその位置検出用の光束(LB)を導く第1の光ガ
イド(32Y,33Y)を有し、その受光系(6)は、
その光束取り出し部材からのその位置検出用の光束(L
B)を取り込む第2の光ガイド(34)を有することが
望ましい。このとき、光ガイド(32Y,33Y,3
4)は可撓性を有するため、位置検出用の光束(LB)
の引き回しの自由度が大きくなる。
【0011】また、その感光基板(W)上のその位置合
わせ用マーク(3Y)として、格子状マークが使用さ
れ、その光束取り出し部材は、その格子状マークからの
回折光(DS)をその受光系(6)に導き、その格子状
マークからの回折光(DS)に基づいてその格子状マー
クの位置検出が行われることが望ましい。これによっ
て、格子アライメント法、又はLSA方式等で位置検出
が行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による投影露光装置
の第1の実施の形態につき図1を参照して説明する。図
1は本例のステッパー型の投影露光装置を示し、この図
1において、超高圧水銀ランプ、又はエキシマレーザ等
の光源、整形レンズ、及びオプティカル・インテグレー
タ等からなる露光用光源系1から発生した照明光は、レ
チクルブラインド、メインコンデンサーレンズ等を含む
照明光学系2を介して、レチクルRのパターン領域をほ
ぼ均一な照度分布で照明する。レチクルRのパターン領
域を通過した照明光は、両側、又は片側テレセントリッ
クな投影光学系PLに入射し、投影光学系PLにより例
えば1/5に縮小されたレチクルRのパターン像が、表
面にフォトレジスト層が塗布され、その表面が投影光学
系PLの最良結像面とほぼ一致するように保持されたウ
エハW上の1つのショット領域に投影露光される。
【0013】以下、投影光学系PLの光軸AXに平行な
方向にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に
平行な方向にX軸を、図1の紙面に垂直な方向にY軸を
取って説明を行う。このとき、レチクルRは不図示のレ
チクルステージ上に保持され、ウエハWは不図示のウエ
ハホルダを介してウエハステージ4上に保持されてい
る。ウエハステージ4はステップ・アンド・リピート方
式でX方向及びY方向に、且つオートフォーカス方式で
Z方向にウエハWを位置決めする。ウエハステージ4の
動作は、装置全体の動作を統轄制御する主制御系100
がステージ駆動系102を介して制御する。
【0014】また、ウエハW上の各ショット領域には、
それぞれアライメント用のウエハマークが付設されてい
る。図7にウエハW上の1つのショット領域51におけ
るX軸のウエハマーク3X、及びY軸のウエハマーク3
Yを示し、この図7において、ウエハマーク3XはX方
向に所定ピッチで形成された回折格子状マークであり、
ウエハマーク3Yはウエハマーク3Xを90°回転した
形の回折格子状マークである。以上の投影露光装置は、
アライメント時と露光時とにおける寸法の精度の安定を
目的として、恒温、恒湿となるように制御されたチャン
バ41内に設置されている。
【0015】次に、アライメント系の説明を行うが、本
例では、X方向、及びY方向でアライメントの原理とし
ては同じであるため、Y方向のアライメント系のみを説
明することとする。先ず、アライメント光束としてのレ
ーザビームLBを供給するレーザ光源9は、投影露光装
置が納められたチャンバ41の外に設けられた別のチャ
ンバ42の内部に設置されている。チャンバ42も投影
露光装置の設置されたチャンバ41と同様に、恒温、恒
湿となるように制御されている。チャンバ42におい
て、レーザ光源9から射出されたレーザビームLBは、
結合光学系10を介して光ファイバ31の端部11に導
入される。光ファイバ31のもう一方の端部13はチャ
ンバ41の内部にあり、レーザビームLBは光ファイバ
31を介してチャンバ42の内部からチャンバ41の内
部へと伝達される。端部11及び13は所謂屈折率分布
型の集光レンズである。このように、チャンバ42から
チャンバ41へレーザビームLBが伝達される際には、
光ファイバ31の内部を通過するために、チャンバ4
1,42が設定されている温湿度の管理幅の大きいクリ
ーンルーム内の空気による外乱等の影響を受けにくい。
【0016】次に、チャンバ41において、光ファイバ
31の端部13を出たレーザビームLBはレンズ14に
よって平行光に変換された後、周波数の異なるヘテロダ
インビームを生成するための音響光学素子(以下「AO
M」という)15に入射する。なお、現在のところAO
Mは駆動周波数が高く、通常は2個のAOMを所定の周
波数差を有する高周波信号で駆動してヘテロダインビー
ムを生成するが、それは周知であるため、以下では簡単
のために1個のAOMを用いるものとして説明する。A
OM15はアライメント処理系101によって周波数f
dで駆動されており、AOM15によって回折された各
次数の回折光の周波数は、周波数fdの次数倍だけ変調
を受ける。即ち、レーザビームLBはAOM15を介す
ることで複数の回折ビームとなる。ここでは簡略化のた
め±1次回折光のみについて考えることとし、+1次回
折光、−1次回折光をそれぞれD+1,D-1とする。±1
次回折光D+1,D-1は入射時のレーザビームLBに対し
てそれぞれ+fd,−fdの周波数変調を受けている。
これらの回折光はレンズ16によって互いに平行な光束
とされ、それぞれレンズ17,18を介して光ファイバ
32Y,33Yの端部19,20に導かれる。光ファイ
バ32Y,33Yのもう一方の端部は、それぞれ投影光
学系PLのレチクルRのパターン面に対する光学的フー
リエ変換面(瞳面、以下「フーリエ変換面」という)F
TPに挿入されている平行平板ガラス5上に設けられた
光導波路7Ya,7Yb(図2参照)に接合されてお
り、端部19,20からそれぞれ光ファイバ32Y,3
3Yに導入された±1次回折光D +1,D-1は光導波路7
Ya,7Yb内に導入される。
【0017】以上のように、厳密に温湿度管理されたチ
ャンバ41内においても、レーザビームLBは各光学部
材により変調、偏向されるとき以外は、光ファイバ32
Y,33Yにより伝達されることとなり、外部からの熱
の影響や空気の外乱等を極力避けることができる構成と
なっている。平行平板ガラス5上には光導波路7Ya〜
7Yc、及びそれぞれに対応して光路折り曲げ部材とし
てのカップリング・グレーティング8Ya〜8Ycが形
成されている。
【0018】図2(a)は、第1の実施の形態における
平行平板ガラス5を−Z方向から見た底面図であり、こ
の図2(a)において、光導波路7Yaと7Ybとは互
いにX軸に平行に、投影光学系PLの光軸AXからの距
離が等しくなるように配置されている。光路折り曲げ部
材としてのカップリング・グレーティング8Ya,8Y
bは、光導波路7Ya,7Ybの先端部に配置した位相
型の所定ピッチの凹凸の回折格子である。また、カップ
リング・グレーティング8Ycは、Y方向にはカップリ
ング・グレーティング8Ya,8Ybの中間、X方向に
は投影光学系PLの光軸AXを挟んだ対称の位置に配置
されている。また、同時にX方向の位置検出用の光導波
路7Xa〜7Xc、及びそれぞれに対応してカップリン
グ・グレーティング8Xa〜8Xcも形成されている
が、これらの配置はY方向の位置検出用である光導波路
7Ya〜7Yc、及びカップリング・グレーティング8
Ya〜8Ycの配置をXY平面内で光軸AXを中心とし
て90゜回転させたものである。更に、光導波路7Ya
〜7Ycにもそれぞれ光ファイバ32X,33X,34
Xが接続されている。投影光学系PLのフーリエ変換面
FTP上の平行平板ガラス5は、透明で低屈折性のガラ
スを用いて、露光光への影響を与えないように構成され
ている。また、平行平板ガラス5と同様に、平行平板ガ
ラス5上に設けられた光導波路7Ya〜7Yc、7Xa
〜7Xc及びそれぞれの先端に対応して設けられている
カップリング・グレーティング8Ya〜8Yc,8Ya
〜8Ycも、露光光束に影響を与えない材料、形状とな
っている。
【0019】図1に戻り、カップリング・グレーティン
グ8Ya,8Ybにより±1次回折光D+1,D-1は、投
影光学系PL内で−Z方向へ折り曲げられ、投影光学系
PL内の後群の光学系PLaを通過し、ウエハW上に形
成された格子状のウエハマーク3Yに集光される。図1
上では光導波路7Ya,7Ybとカップリング・グレー
ティング8Ya,8Ybとが重なる位置にあるため、光
導波路7Yb及びカップリング・グレーティング8Yb
しか見えていない。ウエハマーク3YのY方向へのピッ
チは、±1次回折光D+1,D-1の照射によってそれぞれ
ウエハマーク3Yから発生する±1次回折光よりなる干
渉光DSが、光学系PLaを介して受光用のカップリン
グ・グレーティング8Ycに入射するように選ばれてい
る。また、+1次回折光D+1と−1次回折光D-1とは互
いに2fdの周波数差を持っているため、これらの照射
によってウエハマーク3Yから発生した干渉光DSは周
波数2fdのビート成分(うなり)を含んでいる。干渉
光DSは投影光学系PL内の光学系PLaを通過し、平
行平板ガラス5上のカップリング・グレーティング8Y
cに到達する。カップリング・グレーティング8Ycに
よって光導波路7c内に折り曲げられた干渉光DSは、
光導波路7Ycを介して光ファイバ34に導かれ、光フ
ァイバ34を通ってフォトダイオード等からなる光電検
出器6に入射する。光電検出器6において干渉光DSを
光電変換して得られる周波数2fdのウエハビート信号
SWがアライメント処理系101に供給され、アライメ
ント処理系101では、内部でAOM15用の駆動信号
から生成した周波数2fdの基準ビート信号とウエハビ
ート信号SWとの位相差より、ウエハマーク3Yの位置
ずれ量を求めて主制御系100に供給する。そして、主
制御系100では例えばその位置ずれ量(位相差)を0
にするようにウエハステージ4を駆動して、このときの
ウエハステージ4のY座標を検出する。このY座標がウ
エハマーク3Yの位置となる。同様に、X軸のウエハマ
ーク3XのX座標も検出される。
【0020】このように本例では、レーザビームLBを
AOM15に通して得られる±1次回折光D+1,D-1
ウエハマーク3Yへの導入と、ウエハマーク3Yによっ
て発生した干渉光DSの取り出しとを投影光学系PLの
フーリエ変換面FTP近傍の平行平板ガラス5上に設け
られた各光学部材(光導波路7Ya〜7Yc、及びそれ
ぞれの先端に設けられているカップリング・グレーティ
ング8Ya〜8Yc)により行ったことで、従来のレチ
クルR、及び投影光学系PL周辺の光束の折り曲げ部材
の常設が不要となった訳である。
【0021】更に、投影光学系PLのフーリエ変換面F
TP近傍は、露光光束が収束している領域であるため、
平行平板ガラス5、光導波路7Ya〜7Yc,7Xa〜
7Xc、及びカップリング・グレーティング8Ya〜8
Yc,8Xa〜8Xc等の光学部材の設置は、比較的容
易に行える。なお、図2(a)のカップリング・グレー
ティング8Ya〜8Ycの代わりに、図2(b)に示す
ようなマイクロプリズム103を使用してもよい。即
ち、図2(a)において光ファイバ33の射出端が平行
平板ガラス5上の光導波路7の入射端に接続され、光導
波路7の射出端に微小なプリズムを連ねた構造のマイク
ロプリズム103が設置されている。この変形例におい
ても、光ファイバ33を介して導入された光束Dは、マ
イクロプリズム103によって所望の方向に偏向されて
射出される。
【0022】次に、図3及び図4を参照して、本発明の
第2の実施の形態につき説明する。図3は本発明による
投影露光装置の第2の実施の形態を示す概略構成図であ
り、この図3において、図1と同様に説明の簡略のた
め、アライメント機構のY方向の検出系のみを示し、図
1に対応する部分は同一符号を付してその詳細説明を省
略する。また、本例における投影露光装置本体の構成
と、アライメント光であるレーザビームLBからAOM
15で±1次回折光束D+1,D-1を発生させ光ファイバ
32Y,33Yを介して光導波路7Ya ,7Ybへ導
入する点と、基準ビート信号に対するウエハビート信号
の位相差を検出する方法とは第1の実施の形態と同様で
ある。しかし、投影光学系PLのフーリエ変換面FTP
上の平行平板ガラス5上の光導波路7Ya,7Yb及び
カップリング・グレーティング8Ya,8Ybの配置が
異なる。
【0023】図4は、図3の平行平板ガラス5を−Z方
向から見た底面図であり、この図4において、光導波路
7Yaとこの先端のカップリング・グレーティング8Y
aと、光導波路7Ybとこの先端のカップリング・グレ
ーティング8Ybとは、平行平板ガラス5上で光軸AX
を挟んで対称の配置になっている。図4にはX方向の位
置検出用である光導波路7Xa,7Xb、及びカップリ
ング・グレーティング8Xa,8Xbの配置も示されて
いるが、これはY方向の位置検出用である光導波路7Y
a,7Yb及びカップリング・グレーティング8Ya,
8Ybの配置をXY平面内で光軸AXを中心として90
゜回転させたものである。また、±1次回折光よりなる
干渉光DSの検出用であるカップリング・グレーティン
グ82は、平行平板ガラス5の光軸AXを中心とする領
域に形成されており、カップリング・グレーティング8
2と光ファイバ35との間に斜めに光導波路71が形成
されている。本例では、X、Y両方向についてのそれぞ
れ±1次回折光よりなる2つの干渉光を1つのカップリ
ング・グレーティング82と光導波路71とで取り出す
ようになっている。当然のことながら、カップリング・
グレーティング82と光導波路71とにおいても、露光
光束に影響を与えない材料、形状となっている。
【0024】図3に戻り、これらカップリング・グレー
ティング8Ya,8Ybにより、±1次回折光D+1,D
-1は、投影光学系PL内で−Z方向へ折り曲げられ、投
影光学系PL内を通過し、ウエハW上に形成された格子
状のウエハマーク3Yに集光される。ウエハマーク3Y
のピッチは±1次回折光D+1,D-1の照射によってウエ
ハマーク3Yから発生する干渉光DSが、カップリング
・グレーティング82に入射するように、即ち垂直上方
に発生するように選ばれている。干渉光DSは投影光学
系PL内を通過し、平行平板ガラス5上のカップリング
・グレーティング82に到達する。カップリング・グレ
ーティング82によって光導波路71内に折り曲げられ
た干渉光DSは、光導波路71を介して光ファイバ35
に導かれ、光ファイバ35を通って光電検出器6へと導
入され、第1の実施の形態と同様な処理が行われる。
【0025】ここで、第1の実施の形態と異なる点は、
光電検出器6に干渉光を伝達する平行平板ガラス5上の
光導波路71とカップリング・グレーティング82と
が、X方向、及びY方向で共有できることにより、平行
平板ガラス5上の光学部材数が少なくて済むことであ
る。次に、本発明の第3の実施の形態につき、図5及び
図6を参照して説明する。
【0026】図5は本発明の投影露光装置の第3の実施
の形態を示した概略構成図であり、この図5において、
上述2つの実施の形態と同様にアライメント機構のY方
向の検出系のみを示し、図1に対応する部分は同一符号
を付してその詳細説明を省略する。第3の実施の形態
は、第2の実施の形態のアライメント光を多色化したも
のであるが、これはウエハマーク3Yに対し単一波長の
光束を照射した際に生じる、ウエハW上の特定レジスト
厚での回折効率の悪化によるアライメント精度の低下を
防止するために有効な手法である。このとき、光伝達に
用いる光ファイバや光導波路は、通常特定波長での伝達
効率を上げているため、伝達効率が十分に高い波長範囲
内で多波長にすることが必要である。また、広い波長範
囲にわたって伝達効率が高い光導波路等を用いることも
必要となる。
【0027】投影露光装置本体の構成は第2実施例と同
様であるため、以下にはアライメント機構につき説明す
る。アライメント用のレーザ光源9a,9bは、投影光
学系PLのフーリエ変換面FTPに挿入された平行平板
ガラス5上に形成されている光導波路7Ya,7Ybの
光伝達効率が十分に高い波長範囲内にある互いに異なる
波長λ1,λ2の発振波長を有し、投影露光装置が納め
られたチャンバ41の外に設けられた別のチャンバ42
の内部に設置されている。レーザ光源9a,9bから発
振されたレーザビームLB1,LB2は、それぞれλ
1,λ2の波長を有し、別々の結合光学系10a,10
bを介して、チャンバ42の内部にある光ファイバ3
6,37のそれぞれの端部11a,11bに導入され
る。光ファイバ36,37のそれぞれのもう一方の端部
13a,13bはチャンバ41の内部にあり、レーザビ
ームLB1,LB2はチャンバ42の内部からチャンバ
41の内部へと伝達される。光ファイバ36,37の端
部13a,13bを出たレーザビームはそれぞれレンズ
14a,14bによって平行光に変換され、2光束を合
成する作用を有する光束合成系としてのダイクロイック
ミラー61に導かれ、1本の光束に合成される。AOM
15は周波数fdで駆動されており、AOM15によっ
て回折された各次数の回折光の周波数をfdだけ変調さ
せる作用を有している。
【0028】ダイクロイックミラー61から射出された
光束はAOM15を介することでレーザビームLB1,
LB2のそれぞれの波長λ1,λ2について複数の回折
ビームとなる。ここでは簡略化のため±1次回折光のみ
について考えることとし、±1次回折光を、λ1,λ2
それぞれの波長についてD1+1,D1-1及びD2+1,D
-1とする。±1次回折光は0次回折光に対しそれぞれ
+fd,−fdの周波数の変化を受けている。これらの
回折光はレンズ16によって互いに平行な光束とされる
が、波長の違いによるAOM内での回折角から、回折光
D1+1,D2+1、及びD1-1,D2-1は互いにその光軸
が異なっているため、光束合成器62で波長λ1,λ2
の+1次回折光であるD1+1とD2+1とを合成し、同様
に光束合成器63で波長λ1,λ2の−1次回折光であ
るD1-1とD2-1とを合成し、合成された回折光の各々
をレンズ17,18を介して光ファイバ32Y,33Y
に導入する。光ファイバ32Y,33Yの端部は投影光
学系PLのフーリエ変換面FTPに挿入されている平行
平板ガラス5上に設けられた光導波路7Ya,7Ybに
接合されており、±1次回折光D1+1,D2+1,D
-1,D2-1は光導波路7Ya,7Yb内に導入され
る。
【0029】図6は図5の平行平板ガラス5を−Z方向
から見た底面図であり、この図6において、平行平板ガ
ラス5上にはそれぞれ2分割された光導波路7Ya,7
Ybと、4個の回折格子状のカップリング・グレーティ
ング81Ya〜81Ydとが形成されている。光導波路
7Ya,7Ybは投影光学系PLの光軸AXに関して対
称に配置されている。また、光導波路7Yaの端部及び
中央部にそれぞれ設けられたカップリング・グレーティ
ング81Ya及び81Ybと、光導波路7Ybの端部及
び中央部にそれぞれ設けられたカップリング・グレーテ
ィング81Yc及び81Ydとは、それぞれ光軸AXに
対し対称に配置されると共に、カップリング・グレーテ
ィング81Yaと81Ycとは等しいピッチであり、ま
たカップリング・グレーティング81Ybと81Ydと
においても互いに等しいピッチであり、それぞれ波長λ
1,λ2の±1次回折光を投影光学系PLの下に置かれ
たウエハW上に形成されたウエハマーク3Yに到達させ
るように配置されている。
【0030】図6にはX方向の検出用である光導波路7
Xa,7Xb、及びカップリング・グレーティング81
Xa〜81Xdの配置も示されているが、これはY方向
の検出用である各々の光導波路7Ya,7Yb、及びカ
ップリング・グレーティング81Ya〜81Ydの配置
をXY平面内で光軸AXを中心として90゜回転させた
ものである。また、±1次回折光よりなる干渉光DS用
のカップリング・グレーティング82は、平行平板ガラ
ス5上の光軸AXを中心とする領域に形成されており、
X,Y両方向についての干渉光を1つのカップリング・
グレーティング82を介して光導波路72で取り出すよ
うになっている。第1、第2の実施の形態と同様に、カ
ップリング・グレーティング81Ya〜81Yd,81
Xa〜81Xd,82と、光導波路72とにおいても、
露光光束に影響を与えない部材、形状のものとする。
【0031】図5に戻り、カップリング・グレーティン
グ81Yaと+1次回折光D1+1と、カップリング・グ
レーティング81Ycと+1次回折光D2+1とが対応
し、カップリング・グレーティング81Ybと−1次回
折光D1-1と、カップリング・グレーティング81Yd
と−1次回折光D2-1とがそれぞれ対応するように投影
光学系PL内で−Z方向へ折り曲げられる。その後、投
影光学系PL内を通過した回折光は、ウエハW上に形成
された格子状のウエハマーク3Yに集光される。ウエハ
マーク3Yのピッチは±1次回折光の照射によってウエ
ハマーク3Yから波長別にそれぞれ発生する±1次回折
光よりなる干渉光DSが、カップリング・グレーティン
グ82に射出されるように選ばれている。また、波長λ
1の+1次回折光D1+1及び−1次回折光D1-1の間
と、波長λ2の+1次回折光D2+1及び−1次回折光D
-1の間とにおいて、それぞれ互いに2fdの周波数差
を持っているため、これらの照射によってウエハマーク
3Yから発生した干渉光DSには周波数2fdのビート
成分が重畳されている。干渉光DSは投影光学系PL内
を通過し、平行平板ガラス5上のカップリング・グレー
ティング82に到達する。カップリング・グレーティン
グ82によって光導波路72内に折り曲げられた干渉光
DSは、光導波路72を介して光ファイバ35に導か
れ、光電検出器6へと導入される。ここで、ウエハビー
ト信号SWと基準ビート信号との位相差によってヘテロ
ダイン方式でウエハマーク3Yの位置が検出される。
【0032】上述の第1、第2、及び第3の実施の形態
で述べたように、平行平板ガラス5上に設けられた光導
波路、回折光を偏向するカップリング・グレーティング
の数や配置、及びアライメント光束の数等の諸条件の組
み合わせにより、ウエハマークのピッチ、及び形状はさ
まざまなものが可能である。また、平行平板ガラス5、
光導波路7Ya〜7Yc、及びカップリング・グレーテ
ィング8Ya〜8Ycは、アライメント光束であるレー
ザの回折光を投影光学系PL内のフーリエ変換面FTP
近傍で折り曲げ、ウエハW上のウエハマーク3Yに照射
し、更にウエハマーク3Yからの戻り光を折り曲げ、投
影光学系PLの外に導くのが目的であるので、アライメ
ント時のみミラーを投影光学系PLのフーリエ変換面F
TP近傍に挿入させて回折光の折り曲げを行っても構わ
ない。
【0033】また、上述の実施の形態は、格子アライメ
ント法中のヘテロダイン方式のアライメント系を使用す
る場合に本発明を適用したののであるが、本発明はアラ
イメント系として、スリット状に集光されたレーザビー
ムとドット列状のウエハマークとを相対走査してウエハ
マークからの回折光を検出するLSA方式にも同様に適
用される。
【0034】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得ることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、投影光学系内のマスク
のパターン形成面に対する光学的フーリエ変換面の近傍
の所定の設置面上に配置され、光源系からの位置検出用
の光束を感光基板上の位置合わせ用マークに導く光束導
入部材と、その所定の設置面上に配置され、位置合わせ
用マークから戻される位置検出用の光束を投影光学系の
外部に取り出す光束取り出し部材とを設けたため、TT
L方式、及びTTR方式で必要不可欠であったマスク
(レチクル)周辺の位置検出用の光束の折り曲げ用ミラ
ー等の光学部材が不要となるという利点がある。これに
より、投影光学系やマスク周辺の空間が空いたことで設
計上の制約が少なくなり、更に光学調整を必要とする個
所を削減することができる。また、位置検出用の光束
(アライメント光)は投影光学系の側面部から出し入れ
すればよいため、その引き回しの自由度が大きくなって
いる。
【0036】また、光束導入部材は、所定の設置面上に
配置されて露光用の照明光を透過する透過基板上に形成
された第1の光導波路と、第1の光導波路を介して導か
れた位置検出用の光束を感光基板側に偏向する第1の方
向制御部材とを有し、光束取り出し部材は、透過基板上
で位置検出用マークから戻される位置検出用の光束を透
過基板に沿った方向に偏向する第2の方向制御部材と、
透過基板上に形成され第2の方向制御部材からの位置検
出用の光束を外側に導く第2の光導波路とを有する場合
は、位置検出用の光束が空気中を通過するのが感光基板
近辺のみとなったため、周囲の気温の変化や空気の外乱
等の影響を受けにくくなる利点がある。
【0037】また、光束導入部材に位置検出用の光束を
導く第1の光ガイドを有し、受光系は、光束取り出し部
材からの位置検出用の光束を取り込む第2の光ガイドを
有する場合には、位置検出用の光束の引き回しの自由度
が更に大きくなったことで投影露光装置全体を小型化す
ることができるという利点がある。また、感光基板上の
位置合わせ用マークとして、格子状マークが使用され、
光束取り出し部材は、位置合わせ用マークによる格子状
マークからの回折光を受光系に導き、格子状マークから
の回折光に基づいて格子状マークの位置検出が行われる
場合には、格子アライメント法やLSA方式等による位
置合わせが可能となるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による投影露光装置の第1の実施の形態
を示す概略構成図である。
【図2】(a)は図1の投影光学系PLの光学的フーリ
エ変換面FTP近傍に設けられた平行平板ガラス5を示
す底面図、(b)は方向制御部材の他の例を示す拡大図
である。
【図3】本発明による投影露光装置の第2の実施の形態
を示す概略構成図である。
【図4】図3の投影光学系PLの光学的フーリエ変換面
FTP近傍に設けられた平行平板ガラス5を示す底面図
である。
【図5】本発明による投影露光装置の第3の実施の形態
を示す概略構成図である。
【図6】図5の投影光学系PLの光学的フーリエ変換面
FTP近傍に設けられた平行平板ガラス5を示す底面図
である。
【図7】図1のウエハW上のウエハマーク3X,3Yを
示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1 露光用光源系 2 照明光学系 3Y ウエハマーク 4 ウエハステージ 5 平行平板ガラス 6 光電検出器 7Ya〜7Yc 光導波路 8Ya〜8Yc カップリング・グレーティング 9 レーザ光源 10 結合光学系 11,13,19,20 光ファイバの端部 14,16,17,18 レンズ 15 AOM(音響光学素子) 32Y,33Y,34 光ファイバ 41,42 チャンバ R レチクル PL 投影光学系 FTP フーリエ変換面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用の照明光のもとでマスクに形成さ
    れたパターンを投影光学系を介して感光基板上に転写す
    るに際して、前記感光基板上の位置合わせ用マークの位
    置に基づいて前記感光基板の位置合わせが行われる投影
    露光装置において、 位置検出用の光束を発生する光源系と、 前記投影光学系内の前記マスクのパターン形成面に対す
    る光学的フーリエ変換面の近傍の所定の設置面上に配置
    され、前記光源系からの位置検出用の光束を前記感光基
    板上の前記位置合わせ用マークに導く光束導入部材と、 前記投影光学系内の前記所定の設置面上に配置され、前
    記位置合わせ用マークから戻される前記位置検出用の光
    束を前記投影光学系の外部に取り出す光束取り出し部材
    と、 該光束取り出し部材によって取り出された前記位置検出
    用の光束を受光する受光系と、を有し、 該受光系の検出信号に基づいて前記感光基板上の前記位
    置合わせ用マークの位置を検出することを特徴とする投
    影露光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の投影露光装置であって、 前記光束導入部材は、前記所定の設置面上に配置されて
    前記露光用の照明光を透過する透過基板上に形成された
    第1の光導波路と、該第1の光導波路を介して導かれた
    前記位置検出用の光束を前記感光基板側に偏向する第1
    の方向制御部材と、を有し、 前記光束取り出し部材は、前記透過基板上で前記位置検
    出用マークから戻される前記位置検出用の光束を前記透
    過基板に沿った方向に偏向する第2の方向制御部材と、
    前記透過基板上に形成され前記第2の方向制御部材から
    の前記位置検出用の光束を外側に導く第2の光導波路
    と、を有することを特徴とする投影露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の投影露光装置であ
    って、 前記光源系は、前記光束導入部材に前記位置検出用の光
    束を導く第1の光ガイドを有し、 前記受光系は、前記光束取り出し部材からの前記位置検
    出用の光束を取り込む第2の光ガイドを有することを特
    徴とする投影露光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、又は3記載の投影露光装
    置であって、 前記感光基板上の前記位置合わせ用マークとして、格子
    状マークが使用され、 前記光束取り出し部材は、前記格子状マークからの回折
    光を前記受光系に導き、 前記格子状マークからの回折光に基づいて位置検出が行
    われることを特徴とする投影露光装置。
JP8087825A 1996-04-10 1996-04-10 投影露光装置 Withdrawn JPH09283402A (ja)

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