JPH09281947A - 印刷画像作成方法およびその装置 - Google Patents

印刷画像作成方法およびその装置

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JPH09281947A
JPH09281947A JP8092893A JP9289396A JPH09281947A JP H09281947 A JPH09281947 A JP H09281947A JP 8092893 A JP8092893 A JP 8092893A JP 9289396 A JP9289396 A JP 9289396A JP H09281947 A JPH09281947 A JP H09281947A
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displacement
dots
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JP8092893A
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Hiroyasu Kurashina
弘康 倉科
Takeshi Hosokawa
豪 細川
Chieko Aida
智恵子 会田
Kenji Watanabe
健二 渡邊
Takanobu Kameda
登信 亀田
Tomoyuki Niimura
朋之 新村
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0002Handling the output data
    • G06K2215/004Generic data transformation
    • G06K2215/0054Geometric transformations, e.g. on rasterised data
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字等のフォントデータや、線の太さや丸み
が相異なる図形データなどの、基準画像データを各種揃
えることなく、所望の印刷画像データを容易に作成する
ことができる、印刷画像作成方法およびその装置を提供
する。 【解決手段】 印刷部分を陽ドットで表現し、空白部分
を陰ドットで表現した印刷画像データを作成する印刷画
像作成方法であって、ドットマトリクスに展開したとき
に、画素ドット群によって、基準画像を表現可能に構成
された基準画像データを、記憶部から読み出す工程と、
前記基準画像データをドットマトリクスに展開して、前
記基準画像を表現した展開画像データを作成する展開画
像作成工程と、前記展開画像データをドット単位でずら
した変位画像データを作成し、前記展開画像データと前
記変位画像データとを重ね合わせることによって、前記
印刷画像データを作成するデータ加工工程と、を備えて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷画像作成方法
およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、パソコン、ワープロ、あるい
はラベルライター等の印刷を伴う装置(以下「印刷装
置」という)における、文字、図形、記号などの画像の
印刷は、それらの装置内部に作成した印刷画像データに
基づいて行われる。文字、図形、記号などの画像を規定
したそれぞれ文字データ、図形データ、記号データなど
(以下「基準画像データ」と総称する)は、フォントデ
ータとして、ROMやRAMに予め記憶されていて、必
要に応じて読み出され、印刷画像データのドットマトリ
クスに展開される。
【0003】フォントは、同一の書体、スタイル等を有
した文字等の画像の集まりであり、フォントを構成する
各フォントデータの定義(表現)方法で分類すると、画
像の形状を数式の集まりで定義したアウトラインフォン
ト、線分の配列で表現したベクトルフォント、または、
線の組み合わせで表現したストロークフォントなどの、
画像を数式や座標で示したフォント(以下、これらを代
表して「アウトラインフォント」という)や、一意のビ
ットマップ(ドットパターン)で表現したビットマップ
フォントなどがある。前者の場合の各フォントデータ
は、フォントジェネレータによって、後者の場合には、
ビットの重複展開などによる拡大処理や、ビットの間引
き等による縮小処理によって、必要とされるサイズに合
わせてドットマトリクスに展開されてから、編集などに
使用される。また、フォントを、書体で分類すると、明
朝体、ゴシック体、太明朝体、太ゴシック体、丸明朝
体、丸ゴシック体などがあり、これらの各フォントデー
タは、通常、各フォント毎、すなわち各書体毎にROM
等に記憶されていて、印刷装置は、これらのROMを搭
載することにより、各種書体の画像を印刷可能になって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような印刷画像作成方法およびその装置では、例えば、
複数の書体の文字を含む印刷画像データを作成するため
には、フォントデータを記憶したROM等を、その書体
毎に持つ必要があり、その書体数が増加すれば、ROM
等のメモリ容量の増加による部品コストの増加を招くこ
とになる。また、予めRAMやROMに記憶された図形
と、その図形を形成する線の太さや丸みなどが少し異な
る図形を必要とする場合には、外字登録などにより、あ
らためて必要とする図形を作成しなければならない。す
なわち、少しだけ異なった図形を使用したい場合にも、
新たな図形を作成するときと同様の手間と、それらを個
別に記憶しておくメモリ容量を必要とする。
【0005】本発明は、上述のような課題を解決するた
めになされたものであり、文字等の書体を決定するフォ
ントデータや、図形を形成する線の太さや丸みが相異な
る図形データなどの、基準画像データを各種揃えること
なく、所望の印刷画像データを容易に作成することがで
きる、印刷画像作成方法およびその装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の印刷画像作成
方法は、印刷部分を陽ドットで表現し、空白部分を陰ド
ットで表現した、ドットマトリクスから成る印刷画像デ
ータを作成する印刷画像作成方法であって、ドットマト
リクスに展開したときに、陽ドットおよび陰ドットのい
ずれか一方の集合から成る画素ドット群によって、基準
画像を表現可能に構成された基準画像データを、記憶部
から読み出す工程と、読みだした前記基準画像データを
ドットマトリクスに展開して、前記基準画像を表現した
展開画像データを作成する展開画像作成工程と、前記展
開画像データをドット単位でずらした変位画像データを
作成し、前記展開画像データと前記変位画像データとを
重ね合わせることによって、前記印刷画像データを作成
するデータ加工工程と、を備えていることを特徴とす
る。
【0007】また、請求項13の***画像作成装置は、
印刷部分を陽ドットで表現し、空白部分を陰ドットで表
現した、ドットマトリクスから成る印刷画像データを記
憶する印刷画像記憶手段と、ドットマトリクスに展開し
たときに、陽ドットおよび陰ドットのいずれか一方の集
合から成る画素ドット群によって、基準画像を表現可能
に構成された基準画像データを記憶する基準画像記憶手
段と、読みだした前記基準画像データをドットマトリク
スに展開して、前記基準画像を表現した展開画像データ
を作成する展開画像作成手段と、前記展開画像データを
ドット単位でずらした変位画像データを作成し、前記展
開画像データと前記変位画像データとを重ね合わせるこ
とによって、前記印刷画像データを作成するデータ加工
手段と、を備えていることを特徴とする。
【0008】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、基準画像を変形した画像の印刷画像データを作成す
ることができる。すなわち、まず、陽ドットおよび陰ド
ットのいずれか一方の集合から成る画素ドット群、例え
ば、印刷画像が陽画の場合には、陽ドットの集合から成
る画素ドット群、反転文字等の陰画の場合には、陰ドッ
トから成る画素ドット群、によって基準画像を表現した
展開画像データを、基準画像データから作成する。例え
ば、基準画像データが、アウトラインフォントとして規
定されている場合には、フォントジェネレータなどによ
って、また、基準画像が、ビットマップフォントとして
規定されている場合には、前述の拡大処理や縮小処理に
よって、展開画像データのドットマトリクスのサイズに
合わせて展開する。次に、この展開画像データをドット
単位でずらした変位画像データを作成し、展開画像デー
タと重ね合わせることにより、基準画像を変形した変形
画像の印刷画像データを作成することができる。この変
形画像としては、例えば、所定のドット数分だけずれた
2重線から成る2重写しの画像や、基準画像の各線を拡
幅した画像などが、可能となる。
【0009】請求項1の印刷画像作成方法において、前
記展開画像作成工程は、前記印刷画像データのドットマ
トリクスより、縦方向および横方向のいずれか一方の所
定方向のサイズを縮小したドットマトリクスに、前記基
準画像データを展開して、前記展開画像データを作成
し、前記データ加工工程は、前記展開画像データを前記
所定方向にドット単位でずらした変位画像データを作成
する変位画像作成工程と、前記展開画像データと前記変
位画像データとの間で、前記画素ドット群優先で重ね合
わせて前記印刷画像データを作成する印刷画像作成工程
と、を有していることが好ましい。
【0010】また、請求項13の印刷画像作成装置にお
いて、前記展開画像作成手段は、前記印刷画像データの
ドットマトリクスより、縦方向および横方向のいずれか
一方の所定方向のサイズを縮小したドットマトリクス
に、前記基準画像データを展開して、前記展開画像デー
タを作成し、前記データ加工手段は、前記展開画像デー
タを前記所定方向にドット単位でずらした変位画像デー
タを作成する変位画像作成手段と、前記展開画像データ
と前記変位画像データとの間で、前記画素ドット群優先
で重ね合わせて前記印刷画像データを作成する印刷画像
作成手段と、を有していることが好ましい。
【0011】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、基準画像データを展開して、展開画像データを作成
し、この展開画像データと、展開画像データを所定方向
にドット単位でずらした変位画像データとを、重ね合わ
せることにより、画素ドット群を前記所定方向に拡幅す
ることができ、これにより、基準画像を変形した変形画
像の印刷画像データを作成することができる。例えば、
印刷画像が陽画の場合には、陽ドット優先とすることに
より、基準画像の印刷部分を太くした変形画像の印刷画
像データを作成でき、印刷画像が陰画の場合には、印刷
部分を細くした、すなわち陰画の部分を太くした変形画
像の印刷画像データを、作成できる。この結果、例え
ば、横方向に線を太くすることによって、明朝体から太
明朝体への変換などが可能になる。したがって、この印
刷画像作成方法およびその装置では、基準画像データに
基づいて、印刷画像データを作成することによって、文
字の書体や図形を形成する線の太さが相異なる基準画像
データを各種揃えることなく、所望の印刷画像データを
作成することが、可能になる。また、印刷画像データよ
り所定方向にサイズを縮小した展開画像データ(例え
ば、横方向に縮小した展開画像データ)と、その所定方
向(横方向)にドット単位でずらした変位画像データと
を重ね合わせるため、変形後の全体のサイズを、印刷画
像データの所定サイズに合わせ易くなる。
【0012】請求項2の印刷画像作成方法において、前
記展開画像作成工程は、前記印刷画像データのドットマ
トリクスより、前記所定方向のサイズをn(n≧1)ド
ット分縮小したドットマトリクスから成る展開画像デー
タを作成し、前記変位画像作成工程は、前記展開画像デ
ータを前記所定方向にnドット分ずらした主変位画像デ
ータを作成するとともに、前記展開画像データと前記主
変位画像データとの相互間で、前記画素ドット群がつな
がるように、前記展開画像データを前記所定方向にそれ
ぞれ1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のう
ちの、m(0≦m≦n−1)個の副変位画像データを作
成し、前記印刷画像作成工程は、前記展開画像データ、
前記主変位画像データ、および前記m個の副変位画像デ
ータを重ね合わせて、前記印刷画像データを作成するこ
とが、好ましい。
【0013】また、請求項14の***画像作成装置にお
いて、前記展開画像作成手段は、前記印刷画像データの
ドットマトリクスより、前記所定方向のサイズをn(n
≧1)ドット分縮小したドットマトリクスから成る展開
画像データを作成し、前記変位画像作成手段は、前記展
開画像データを前記所定方向にnドット分ずらした主変
位画像データを作成するとともに、前記展開画像データ
と前記主変位画像データとの相互間で、前記画素ドット
群がつながるように、前記展開画像データを前記所定方
向にそれぞれ1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−
1個のうちの、m(0≦m≦n−1)個の副変位画像デ
ータを作成し、前記印刷画像作成手段は、前記展開画像
データ、前記主変位画像データ、および前記m個の副変
位画像データを重ね合わせて、前記印刷画像データを作
成することが、好ましい。
【0014】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、基準画像を表現した展開画像データの画素ドット群
を、所定方向にnドット分、拡幅した印刷画像データを
作成することができる。まず、展開画像データの画素ド
ット群が、所定方向にnドット分以上、連続している場
合には、その所定方向にnドット分ずらした主変位画像
データと展開画像データとの双方の画素ドット群が、相
互に隣接または重複することになるため、主変位画像デ
ータだけを作成して重ね合わせれば、画素ドット群をn
ドット分、拡幅した印刷画像データを作成することがで
きる。一方、展開画像データと、上記の主変位画像デー
タとの、それぞれの画素ドット群が離れてしまう場合に
は、双方がつながるように、その展開画像データを、そ
れぞれ1〜n−1ドット分ずらしたn−1個の副変位画
像データのうちの、m個を作成して、さらに重ね合わせ
ることにより、nドット分、拡幅した印刷画像データを
作成することができる。また、nドット分、連続してい
て、隣接または重複する場合にも、途中に1個以上の副
変位画像データを入れることにより、つながりが滑らか
になる。また、この印刷画像作成方法およびその装置で
は、展開画像データを、サイズがnドット分だけ縮小さ
れた所定方向に、nドット分だけ拡大することになるた
め、変形後の全体のサイズを、印刷画像データの所定サ
イズに合わせることができる。
【0015】請求項2または3の印刷画像作成方法にお
いて、前記所定方向が、横方向であることが好ましい。
【0016】また、請求項14または15の印刷画像作
成装置において、前記所定方向が、横方向であることが
好ましい。
【0017】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、横方向にサイズを縮小した展開画像データを、横方
向にずらして重ね合わせることにより、その画素ドット
群を横方向に拡幅した印刷画像データを容易に作成する
ことができる。すなわち、例えば、陽ドット優先の場合
には、陽画の基準画像の線を横に太くした変形画像の印
刷画像データを、陰ドット優先の場合には、陰画の基準
画像の線を横に太くした変形画像の印刷画像データを、
作成できる。
【0018】請求項2または3の印刷画像作成方法にお
いて、前記所定方向が、縦方向であることが好ましい。
【0019】また、請求項14または15の印刷画像作
成装置において、前記所定方向が、縦方向であることが
好ましい。
【0020】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、縦方向にサイズを縮小した展開画像データを、縦方
向にずらして重ね合わせることにより、その画素ドット
群を縦方向に拡幅した印刷画像データを容易に作成する
ことができる。
【0021】請求項1の印刷画像作成方法において、前
記展開画像作成工程は、前記印刷画像データのドットマ
トリクスより、縦方向および横方向の両方のサイズを縮
小したドットマトリクスに、前記基準画像データを展開
して、前記展開画像データを作成し、前記データ加工工
程は、前記展開画像データを前記縦方向にドット単位で
ずらした縦変位画像データを作成するとともに、前記展
開画像データを前記横方向にドット単位でずらした横変
位画像データを作成する変位画像作成工程と、前記展開
画像データ、前記縦変位画像データ、および前記横変位
画像データを、前記画素ドット群優先で重ね合わせて、
前記印刷画像データを作成する印刷画像作成工程と、を
有していることが好ましい。
【0022】また、請求項13の印刷画像作成装置にお
いて、前記展開画像作成手段は、前記印刷画像データの
ドットマトリクスより、縦方向および横方向の両方のサ
イズを縮小したドットマトリクスに、前記基準画像デー
タを展開して、前記展開画像データを作成し、前記デー
タ加工手段は、前記展開画像データを前記縦方向にドッ
ト単位でずらした縦変位画像データを作成するととも
に、前記展開画像データを前記横方向にドット単位でず
らした横変位画像データを作成する変位画像作成手段
と、前記展開画像データ、前記縦変位画像データ、およ
び前記横変位画像データを、前記画素ドット群優先で重
ね合わせて、前記印刷画像データを作成する印刷画像作
成手段と、を有していることが好ましい。
【0023】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、縦および横の両方向にサイズを縮小した展開画像デ
ータを、縦および横の両方向にずらして重ね合わせるこ
とにより、画素ドット群を両方向に拡幅した印刷画像デ
ータを作成することができる。また、印刷画像データよ
り両方向にサイズを縮小した展開画像データと、縦方向
にドット単位でずらした縦変位画像データと、横方向に
ドット単位でずらした横変位画像データとを重ね合わせ
るため、変形後の全体のサイズを、印刷画像データの所
定サイズに合わせ易くなる。
【0024】請求項6の印刷画像作成方法において、前
記展開画像作成工程は、前記印刷画像データのドットマ
トリクスより、前記縦方向のサイズをn(n≧1)ドッ
ト分縮小し、前記横方向のサイズをk(k≧1)ドット
分縮小したドットマトリクスから成る展開画像データを
作成し、前記変位画像作成工程は、前記展開画像データ
を前記縦方向にnドット分ずらした主縦変位画像データ
と、前記横方向にkドット分ずらした主横変位画像デー
タと、を作成するとともに、前記展開画像データと前記
主縦変位画像データとの相互間、および、前記展開画像
データと前記主横変位画像データとの相互間で、前記画
素ドット群がそれぞれつながるように、前記展開画像デ
ータを前記縦方向にそれぞれ1、2、…、n−1ドット
分ずらしたn−1個のうちの、m(0≦m≦n−1)個
の副縦変位画像データと、前記横方向にそれぞれ1、
2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のうちの、j
(0≦j≦k−1)個の副横変位画像データと、を作成
し、前記印刷画像作成工程は、 前記展開画像データ、
前記主縦変位画像データ、前記m個の副縦変位画像デー
タ、前記主横変位画像データ、および前記j個の副横変
位画像データを重ね合わせて、前記印刷画像データを作
成することが、好ましい。
【0025】また、請求項18の***画像作成装置にお
いて、前記展開画像作成手段は、前記印刷画像データの
ドットマトリクスより、前記縦方向のサイズをn(n≧
1)ドット分縮小し、前記横方向のサイズをk(k≧
1)ドット分縮小したドットマトリクスから成る展開画
像データを作成し、前記変位画像作成手段は、前記展開
画像データを前記縦方向にnドット分ずらした主縦変位
画像データと、前記横方向にkドット分ずらした主横変
位画像データと、を作成するとともに、前記展開画像デ
ータと前記主縦変位画像データとの相互間、および、前
記展開画像データと前記主横変位画像データとの相互間
で、前記画素ドット群がそれぞれつながるように、前記
展開画像データを前記縦方向にそれぞれ1、2、…、n
−1ドット分ずらしたn−1個のうちの、m(0≦m≦
n−1)個の副縦変位画像データと、前記横方向にそれ
ぞれ1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のう
ちの、j(0≦j≦k−1)個の副横変位画像データ
と、を作成し、前記印刷画像作成手段は、前記展開画像
データ、前記主縦変位画像データ、前記m個の副縦変位
画像データ、前記主横変位画像データ、および前記j個
の副横変位画像データを重ね合わせて、前記印刷画像デ
ータを作成することが、好ましい。
【0026】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、画素ドット群を、縦方向にnドット分、横方向にk
ドット分、拡幅した印刷画像データを作成することがで
きる。すなわち、展開画像データと縦方向にnドット分
ずらした主縦変位画像データとの相互間、および、展開
画像データと横方向にkドット分ずらした主横変位画像
データとの相互間で、画素ドット群がそれぞれつながる
ように、その展開画像データを縦方向にそれぞれ1〜n
−1ドット分ずらしたn−1個の副縦変位画像データの
うちのm個と、横方向にそれぞれ1〜k−1ドット分ず
らしたk−1個の副横変位画像データのうちのj個と、
を作成して、展開画像データと重ね合わせることによ
り、縦方向にnドット分、横方向にkドット分、拡幅し
た印刷画像データを作成することができる。また、展開
画像データを、サイズがnドット分縮小された縦方向に
nドット分だけ拡大し、kドット分縮小された横方向に
kドット分だけ拡大することになるため、変形後の全体
のサイズを、印刷画像データの所定サイズに合わせるこ
とができる。
【0027】請求項1の印刷画像作成方法において、前
記展開画像作成工程は、前記印刷画像データのドットマ
トリクスより、縦方向および横方向の両方のサイズを縮
小したドットマトリクスに、前記基準画像データを展開
して、前記展開画像データを作成し、前記データ加工工
程は、前記展開画像データを前記縦方向にドット単位で
ずらした縦変位画像データを作成するとともに、前記展
開画像データを前記横方向にドット単位でずらした横変
位画像データを作成する変位画像作成工程と、前記展開
画像データ、前記縦変位画像データ、および前記横変位
画像データを重ね合わせたときの、画素ドット群同士の
縦方向の非重なり部分と、横方向の非重なり部分との相
互間で、前記画素ドット群がつながるように、前記展開
画像データを斜め方向にドット単位でずらした斜変位画
像データを作成する斜変位画像作成工程と、前記展開画
像データ、前記縦変位画像データ、前記横変位画像デー
タ、および前記斜変位画像データを、前記画素ドット群
優先で重ね合わせて、前記印刷画像データを作成する印
刷画像作成工程と、を有していることが好ましい。請求
項13の印刷画像作成装置において、前記展開画像作成
手段は、前記印刷画像データのドットマトリクスより、
縦方向および横方向の両方のサイズを縮小したドットマ
トリクスに、前記基準画像データを展開して、前記展開
画像データを作成し、前記データ加工手段は、前記展開
画像データを前記縦方向にドット単位でずらした縦変位
画像データを作成するとともに、前記展開画像データを
前記横方向にドット単位でずらした横変位画像データを
作成する変位画像作成手段と、前記展開画像データ、前
記縦変位画像データ、および前記横変位画像データを重
ね合わせたときの、画素ドット群同士の縦方向の非重な
り部分と、横方向の非重なり部分との相互間で、前記画
素ドット群がつながるように、前記展開画像データを斜
め方向にドット単位でずらした斜変位画像データを作成
する斜変位画像作成手段と、前記展開画像データ、前記
縦変位画像データ、前記横変位画像データ、および前記
斜変位画像データを、前記画素ドット群優先で重ね合わ
せて、前記印刷画像データを作成する印刷画像作成手段
と、を有していることが好ましい。
【0028】縦および横の両方向にサイズを縮小した展
開画像データを、縦および横の両方向にずらして重ね合
わせれば、画素ドット群の縦と横の非重なり部分同士の
間に、縦にずらしたドット数と横にずらしたドット数と
を隣接する辺の長さとする方形の空き領域が、重ね合わ
せたときの印刷画像の角の部分にできることになる。こ
の印刷画像作成方法およびその装置では、その空き領域
の一部または全部を、斜変位画像データで埋めることが
でき、その両方向の画素ドット群の非重なり部分同士の
つながりを滑らかにすることができる。例えば、角の部
分を全部、埋めるように斜変位画像データを作成すれ
ば、印刷画像のその角の部分を完全な直角にすることが
でき、また、斜変位画像データによる角の部分のつなが
りが、上記方形の空き領域の対角線に近い形状になるよ
うに工夫すれば、丸みを付与することもできる。この結
果、例えば、縦横の両方向に線を太くし、かつ、その角
を丸めることによって、明朝体から丸明朝体への変換な
どが可能になる。したがって、この印刷画像作成方法お
よびその装置では、基準画像データに基づいて、印刷画
像データを作成することによって、文字の書体や図形を
形成する線の太さや丸みが相異なる基準画像データを各
種揃えることなく、所望の印刷画像データを作成するこ
とが、可能になる。
【0029】請求項8の印刷画像作成方法において、前
記展開画像作成工程は、前記印刷画像データのドットマ
トリクスより、前記縦方向のサイズをn(n≧1)ドッ
ト分縮小し、前記横方向のサイズをk(k≧1)ドット
分縮小したドットマトリクスから成る展開画像データを
作成し、前記変位画像作成工程は、前記展開画像データ
を前記縦方向にnドット分ずらした主縦変位画像データ
と、前記横方向にkドット分ずらした主横変位画像デー
タと、を作成するとともに、前記展開画像データと前記
主縦変位画像データとの相互間、および、前記展開画像
データと前記主横変位画像データとの相互間で、前記画
像ドット群がそれぞれつながるように、前記展開画像デ
ータを前記縦方向にそれぞれ1、2、…、n−1ドット
分ずらしたn−1個のうちの、m(0≦m≦n−1)個
の副縦変位画像データと、前記横方向にそれぞれ1、
2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のうちの、j
(0≦j≦k−1)個の副横変位画像データと、を作成
し、前記斜変位画像作成工程は、前記展開画像データを
横方向に横変位i(i≧1)ドット分ずらすのに対応し
て、縦方向にa、a+1、a+2、…、n(aはn×
(1−i/k)以下の最大の整数)のいずれかのドット
数分ずらした、前記横変位iに対応する斜変位画像デー
タを、i=1、2、…、kのk個のうちのg(0≦g≦
k)個、作成し、前記印刷画像作成工程は、前記展開画
像データ、前記主縦変位画像データ、前記m個の副縦変
位画像データ、前記主横変位画像データ、前記j個の副
横変位画像データ、および前記g個の斜変位画像データ
を重ね合わせて、前記印刷画像データを作成すること
が、好ましい。
【0030】請求項20の印刷画像作成装置において、
前記展開画像作成手段は、前記印刷画像データのドット
マトリクスより、前記縦方向のサイズをn(n≧1)ド
ット分縮小し、前記横方向のサイズをk(k≧1)ドッ
ト分縮小したドットマトリクスから成る展開画像データ
を作成し、前記変位画像作成手段は、前記展開画像デー
タを前記縦方向にnドット分ずらした主縦変位画像デー
タと、前記横方向にkドット分ずらした主横変位画像デ
ータと、を作成するとともに、前記展開画像データと前
記主縦変位画像データとの相互間、および、前記展開画
像データと前記主横変位画像データとの相互間で、前記
画像ドット群がそれぞれつながるように、前記展開画像
データを前記縦方向にそれぞれ1、2、…、n−1ドッ
ト分ずらしたn−1個のうちの、m(0≦m≦n−1)
個の副縦変位画像データと、前記横方向にそれぞれ1、
2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のうちの、j
(0≦j≦k−1)個の副横変位画像データと、を作成
し、前記斜変位画像作成手段は、前記展開画像データを
横方向に横変位i(i≧1)ドット分ずらすのに対応し
て、縦方向にa、a+1、a+2、…、n(aはn×
(1−i/k)以下の最大の整数)のいずれかのドット
数分ずらした、前記横変位iに対応する斜変位画像デー
タを、i=1、2、…、kのk個のうちのg(0≦g≦
k)個、作成し、前記印刷画像作成手段は、前記展開画
像データ、前記主縦変位画像データ、前記m個の副縦変
位画像データ、前記主横変位画像データ、前記j個の副
横変位画像データ、および前記g個の斜変位画像データ
を重ね合わせて、前記印刷画像データを作成すること
が、好ましい。
【0031】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、請求項7および19の印刷画像作成方法およびその
装置と同様に、画素ドット群を、縦方向にnドット分、
横方向にkドット分、拡幅した印刷画像データを作成す
ることができ、また、変形後の全体のサイズを、印刷画
像データの所定サイズに合わせることができる。その
他、この印刷画像作成方法およびその装置では、展開画
像データを横方向にiドット分ずらすのに対応して縦方
向にa〜nのいずれかのドット数分ずらした横変位iに
対応する斜変位画像データを、g個、さらに重ねること
によって、主および副の縦変位画像データと、主および
副の横変位画像データとの重なりによる方形の空き領域
を埋めたり、その方形の対角線に近い形状になるよう
に、角の部分をつなげたりすることができるため、角の
部分を直角にしたり、その角に丸みを付与したりするこ
とができる。例えば、n=6、k=5の場合、上記の空
き領域は、6ドット×5ドットの長方形となり、横変位
i=1ドットに対して、6×(1−i/5)=6×(1
−1/5)=4.8より、a=4となるので、縦変位を
4〜6ドットのいずれかとし、同様に、横変位i=2、
3、4、5に対して、縦変位をそれぞれ3〜6、2〜
6、1〜6、0〜6ドットのいずれかとすれば、例え
ば、縦変位をi=1〜5に対して、4、3、2、1、0
とすることにより、上記の6ドット×5ドットの長方形
の対角線より少し凹んだ感じの角にすることができ、ま
た、縦変位を全て6とすれば、完全に直角の角にするこ
とができる。
【0032】請求項8の印刷画像作成方法において、前
記展開画像作成工程は、前記印刷画像データのドットマ
トリクスより、前記縦方向のサイズを2n(n≧1)ド
ット分縮小し、前記横方向のサイズを2k(k≧1)ド
ット分縮小したドットマトリクスから成る展開画像デー
タを作成し、前記変位画像作成工程は、前記展開画像デ
ータを上方向にnドット分ずらした主上変位画像データ
と、下方向にnドット分ずらした主下変位画像データ
と、右方向にkドット分ずらした主右変位画像データ
と、左方向にkドット分ずらした主左変位画像データ
と、を作成するとともに、前記展開画像データと前記主
上変位画像データとの相互間、前記展開画像データと前
記主下変位画像データとの相互間、前記展開画像データ
と前記主右変位画像データとの相互間、および、前記展
開画像データと前記主左変位画像データとの相互間で、
前記画像ドット群がそれぞれつながるように、前記展開
画像データを前記上方向にそれぞれ1、2、…、n−1
ドット分ずらしたn−1個のうちの、Mu(0≦Mu≦
n−1)個の副上変位画像データと、前記下方向にそれ
ぞれ1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のう
ちの、Md(0≦Md≦n−1)個の副下変位画像デー
タと、前記右方向にそれぞれ1、2、…、k−1ドット
分ずらしたk−1個のうちの、Jr(0≦Jr≦k−
1)個の副右変位画像データと、前記横方向にそれぞれ
1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のうち
の、Jl(0≦Jl≦k−1)個の副左変位画像データ
と、を作成し、前記斜変位画像作成工程は、前記展開画
像データを右方向に右変位Ir(Ir≧1)ドット分ず
らすのに対応して、上方向にAr、Ar+1、Ar+
2、…、n(Arはn×(1−Ir/k)以下の最大の
整数)のいずれかのドット数分ずらした、前記右変位I
rに対応する右上斜変位画像データを、Ir=1、2、
…、kのk個のうちのGru(0≦Gru≦k)個と、
下方向にAr、Ar+1、Ar+2、…、nのいずれか
のドット数分ずらした、前記右変位Irに対応する右下
斜変位画像データを、Ir=1、2、…、kのk個のう
ちのGrd(0≦Grd≦k)個と、前記展開画像デー
タを左方向に左変位Il(Il≧1)ドット分ずらすの
に対応して、上方向にAl、Al+1、Al+2、…、
n(Alはn×(1−Il/k)以下の最大の整数)の
いずれかのドット数分ずらした、前記左変位Ilに対応
する左上斜変位画像データを、Il=1、2、…、kの
k個のうちのGlu(0≦Glu≦k)個と、下方向に
Al、Al+1、Al+2、…、nのいずれかのドット
数分ずらした、前記左変位Ilに対応する左下斜変位画
像データを、Il=1、2、…、kのk個のうちのGl
d(0≦Gld≦k)個と、を作成し、前記印刷画像作
成工程は、前記展開画像データ、前記主上変位画像デー
タ、前記Mu個の副上変位画像データ、前記主下変位画
像データ、前記Md個の副下変位画像データ、前記主右
変位画像データ、前記Jr個の副右変位画像データ、前
記主左変位画像データ、前記Jl個の副左変位画像デー
タ、前記Gru個の右上斜変位画像データ、前記Grd
個の右下斜変位画像データ、前記Glu個の左上斜変位
画像データ、および、前記Gld個の左下斜変位画像デ
ータを重ね合わせて、前記印刷画像データを作成するこ
とが、好ましい。
【0033】請求項20の印刷画像作成装置において、
前記展開画像作成手段は、前記印刷画像データのドット
マトリクスより、前記縦方向のサイズを2n(n≧1)
ドット分縮小し、前記横方向のサイズを2k(k≧1)
ドット分縮小したドットマトリクスから成る展開画像デ
ータを作成し、前記変位画像作成手段は、前記展開画像
データを上方向にnドット分ずらした主上変位画像デー
タと、下方向にnドット分ずらした主下変位画像データ
と、右方向にkドット分ずらした主右変位画像データ
と、左方向にkドット分ずらした主左変位画像データ
と、を作成するとともに、前記展開画像データと前記主
上変位画像データとの相互間、前記展開画像データと前
記主下変位画像データとの相互間、前記展開画像データ
と前記主右変位画像データとの相互間、および、前記展
開画像データと前記主左変位画像データとの相互間で、
前記画像ドット群がそれぞれつながるように、前記展開
画像データを前記上方向にそれぞれ1、2、…、n−1
ドット分ずらしたn−1個のうちの、Mu(0≦Mu≦
n−1)個の副上変位画像データと、前記下方向にそれ
ぞれ1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のう
ちの、Md(0≦Md≦n−1)個の副下変位画像デー
タと、前記右方向にそれぞれ1、2、…、k−1ドット
分ずらしたk−1個のうちの、Jr(0≦Jr≦k−
1)個の副右変位画像データと、前記横方向にそれぞれ
1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のうち
の、Jl(0≦Jl≦k−1)個の副左変位画像データ
と、を作成し、前記斜変位画像作成手段は、前記展開画
像データを右方向に右変位Ir(Ir≧1)ドット分ず
らすのに対応して、上方向にAr、Ar+1、Ar+
2、…、n(Arはn×(1−Ir/k)以下の最大の
整数)のいずれかのドット数分ずらした、前記右変位I
rに対応する右上斜変位画像データを、Ir=1、2、
…、kのk個のうちのGru(0≦Gru≦k)個と、
下方向にAr、Ar+1、Ar+2、…、nのいずれか
のドット数分ずらした、前記右変位Irに対応する右下
斜変位画像データを、Ir=1、2、…、kのk個のう
ちのGrd(0≦Grd≦k)個と、前記展開画像デー
タを左方向に左変位Il(Il≧1)ドット分ずらすの
に対応して、上方向にAl、Al+1、Al+2、…、
n(Alはn×(1−Il/k)以下の最大の整数)の
いずれかのドット数分ずらした、前記左変位Ilに対応
する左上斜変位画像データを、Il=1、2、…、kの
k個のうちのGlu(0≦Glu≦k)個と、下方向に
Al、Al+1、Al+2、…、nのいずれかのドット
数分ずらした、前記左変位Ilに対応する左下斜変位画
像データを、Il=1、2、…、kのk個のうちのGl
d(0≦Gld≦k)個と、を作成し、前記印刷画像作
成手段は、前記展開画像データ、前記主上変位画像デー
タ、前記Mu個の副上変位画像データ、前記主下変位画
像データ、前記Md個の副下変位画像データ、前記主右
変位画像データ、前記Jr個の副右変位画像データ、前
記主左変位画像データ、前記Jl個の副左変位画像デー
タ、前記Gru個の右上斜変位画像データ、前記Grd
個の右下斜変位画像データ、前記Glu個の左上斜変位
画像データ、および、前記Gld個の左下斜変位画像デ
ータを重ね合わせて、前記印刷画像データを作成するこ
とが、好ましい。
【0034】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、請求項9および21の印刷画像作成方法およびその
装置における、斜変位画像データによる角の処理を、右
上、左上、右下、および左下方向の角に適用することに
よって、どの方向の角に対しても、前述の直角にした
り、丸みを付けたりすることができる。
【0035】請求項1の印刷画像作成方法において、前
記展開画像作成工程は、前記印刷画像データのドットマ
トリクスより、縦方向および横方向の両方のサイズを縮
小したドットマトリクスに、前記基準画像データを展開
して、前記展開画像データを作成し、前記データ加工工
程は、前記展開画像データを前記縦方向および横方向の
いずれか一方にドット単位でずらした第1変位画像デー
タを作成する第1変位画像作成工程と、前記展開画像デ
ータと前記第1変位画像データとの間で、前記画素ドッ
ト群優先で重ね合わせて、仮想展開画像データを作成す
る仮想展開画像作成工程と、前記仮想展開画像データを
前記縦方向および横方向の他方にドット単位でずらした
第2変位画像データを作成する第2変位画像作成工程
と、前記仮想展開画像データと前記第2変位画像データ
との間で、前記画素ドット群優先で重ね合わせて、前記
印刷画像データを作成する印刷画像作成工程と、を有し
ていることが好ましい。
【0036】また、請求項13の印刷画像作成装置にお
いて、前記展開画像作成手段は、前記印刷画像データの
ドットマトリクスより、縦方向および横方向の両方のサ
イズを縮小したドットマトリクスに、前記基準画像デー
タを展開して、前記展開画像データを作成し、前記デー
タ加工手段は、前記展開画像データを前記縦方向および
横方向のいずれか一方にドット単位でずらした第1変位
画像データを作成する第1変位画像作成手段と、前記展
開画像データと前記第1変位画像データとの間で、前記
画素ドット群優先で重ね合わせて、仮想展開画像データ
を作成する仮想展開画像作成手段と、前記仮想展開画像
データを前記縦方向および横方向の他方にドット単位で
ずらした第2変位画像データを作成する第2変位画像作
成手段と、前記仮想展開画像データと前記第2変位画像
データとの間で、前記画素ドット群優先で重ね合わせ
て、前記印刷画像データを作成する印刷画像作成手段
と、を有していることが好ましい。
【0037】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、請求項8および18の印刷画像作成方法およびその
装置と同様に、画素ドット群を縦および横の両方向に拡
幅した印刷画像データを作成することができ、また、印
刷画像データより両方向にサイズを縮小した展開画像デ
ータを、両方向にずらして重ね合わせるため、変形後の
全体のサイズを、印刷画像データの所定サイズに合わせ
易くなる。その他、この印刷画像作成法およびその装置
では、展開画像データと、縦および横のいずれか一方に
ドット単位でずらした第1変位画像データと、を重ね合
わせた仮想展開画像データを作成してから、その仮想展
開画像データを他方にずらして重ね合わせるため、重ね
合わせたときの印刷画像データに、角の部分の空き領域
ができることがなく、角の部分を完全に直角にすること
ができる。
【0038】請求項11の印刷画像作成方法において、
前記展開画像作成工程は、前記印刷画像データのドット
マトリクスより、前記縦方向のサイズをn(n≧1)ド
ット分縮小し、前記横方向のサイズをk(k≧1)ドッ
ト分縮小したドットマトリクスから成る展開画像データ
を作成し、前記第1変位画像作成工程は、前記第1変位
画像データとして、前記展開画像データを前記縦方向に
nドット分ずらした主縦変位画像データと、前記横方向
にkドット分ずらした主横変位画像データとの、いずれ
か一方を作成するとともに、前記第1変位画像データと
して、前記主縦変位画像データを作成したときは、前記
展開画像データと前記主縦変位画像データとの相互間
で、前記画素ドット群がそれぞれつながるように、前記
展開画像データを前記縦方向にそれぞれ1、2、…、n
−1ドット分ずらしたn−1個のうちの、m(0≦m≦
n−1)個の副縦変位画像データを作成し、前記第1変
位画像データとして、前記主横変位画像データを作成し
たときは、前記展開画像データと前記主横変位画像デー
タとの相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつながる
ように、前記展開画像データを前記横方向にそれぞれ
1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のうち
の、j(0≦j≦k−1)個の副横変位画像データを作
成し、前記仮想展開画像作成工程は、前記第1変位画像
データが前記主縦変位画像データのときは、前記展開画
像データ、前記主縦変位画像データ、および前記m個の
副縦変位画像データを重ね合わせて、前記仮想展開画像
データを作成し、前記第1変位画像データが前記主横変
位画像データのときは、前記展開画像データ、前記主横
変位画像データ、および前記j個の副横変位画像データ
を重ね合わせて、前記仮想展開画像データを作成し、前
記第2変位画像作成工程は、前記第1変位画像データが
前記主縦変位画像データのときは、前記第2変位画像デ
ータとして、前記仮想展開画像データを前記横方向にk
ドット分ずらした主横変位画像データを作成するととも
に、前記仮想展開画像データと前記主横変位画像データ
との相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつながるよ
うに、前記仮想展開画像データを前記横方向にそれぞれ
1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のうち
の、j(0≦j≦k−1)個の副横変位画像データを作
成し、前記第1変位画像データが前記主横変位画像デー
タのときは、前記第2変位画像データとして、前記仮想
展開画像データを前記縦方向にnドット分ずらした主縦
変位画像データを作成するとともに、前記仮想展開画像
データと前記主縦変位画像データとの相互間で、前記画
素ドット群がそれぞれつながるように、前記仮想展開画
像データを前記縦方向にそれぞれ1、2、…、n−1ド
ット分ずらしたn−1個のうちの、m(0≦m≦n−
1)個の副縦変位画像データを作成し、前記印刷画像作
成工程は、前記第2変位画像データが前記主横変位画像
データのときは、前記仮想展開画像データ、前記主横変
位画像データ、および前記j個の副横変位画像データを
重ね合わせて、前記印刷画像データを作成し、前記第2
変位画像データが前記主縦変位画像データのときは、前
記仮想展開画像データ、前記主縦変位画像データ、およ
び前記m個の副縦変位画像データを重ね合わせて、前記
印刷画像データを作成することが、好ましい。
【0039】また、請求項23の印刷画像作成装置にお
いて、前記展開画像作成手段は、前記印刷画像データの
ドットマトリクスより、前記縦方向のサイズをn(n≧
1)ドット分縮小し、前記横方向のサイズをk(k≧
1)ドット分縮小したドットマトリクスから成る展開画
像データを作成し、前記第1変位画像作成手段は、前記
第1変位画像データとして、前記展開画像データを前記
縦方向にnドット分ずらした主縦変位画像データと、前
記横方向にkドット分ずらした主横変位画像データと
の、いずれか一方を作成するとともに、前記第1変位画
像データとして、前記主縦変位画像データを作成したと
きは、前記展開画像データと前記主縦変位画像データと
の相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつながるよう
に、前記展開画像データを前記縦方向にそれぞれ1、
2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のうちの、m
(0≦m≦n−1)個の副縦変位画像データを作成し、
前記第1変位画像データとして、前記主横変位画像デー
タを作成したときは、前記展開画像データと前記主横変
位画像データとの相互間で、前記画素ドット群がそれぞ
れつながるように、前記展開画像データを前記横方向に
それぞれ1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個
のうちの、j(0≦j≦k−1)個の副横変位画像デー
タを作成し、前記仮想展開画像作成手段は、前記第1変
位画像データが前記主縦変位画像データのときは、前記
展開画像データ、前記主縦変位画像データ、および前記
m個の副縦変位画像データを重ね合わせて、前記仮想展
開画像データを作成し、前記第1変位画像データが前記
主横変位画像データのときは、前記展開画像データ、前
記主横変位画像データ、および前記j個の副横変位画像
データを重ね合わせて、前記仮想展開画像データを作成
し、前記第2変位画像作成手段は、前記第1変位画像デ
ータが前記主縦変位画像データのときは、前記第2変位
画像データとして、前記仮想展開画像データを前記横方
向にkドット分ずらした主横変位画像データを作成する
とともに、前記仮想展開画像データと前記主横変位画像
データとの相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつな
がるように、前記仮想展開画像データを前記横方向にそ
れぞれ1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個の
うちの、j(0≦j≦k−1)個の副横変位画像データ
を作成し、前記第1変位画像データが前記主横変位画像
データのときは、前記第2変位画像データとして、前記
仮想展開画像データを前記縦方向にnドット分ずらした
主縦変位画像データを作成するとともに、前記仮想展開
画像データと前記主縦変位画像データとの相互間で、前
記画素ドット群がそれぞれつながるように、前記仮想展
開画像データを前記縦方向にそれぞれ1、2、…、n−
1ドット分ずらしたn−1個のうちの、m(0≦m≦n
−1)個の副縦変位画像データを作成し、前記印刷画像
作成手段は、前記第2変位画像データが前記主横変位画
像データのときは、前記仮想展開画像データ、前記主横
変位画像データ、および前記j個の副横変位画像データ
を重ね合わせて、前記印刷画像データを作成し、前記第
2変位画像データが前記主縦変位画像データのときは、
前記仮想展開画像データ、前記主縦変位画像データ、お
よび前記m個の副縦変位画像データを重ね合わせて、前
記印刷画像データを作成することが、好ましい。
【0040】この印刷画像作成方法およびその装置で
は、請求項7および19、または請求項9および21の
印刷画像作成方法およびその装置と同様に、画素ドット
群を、縦方向にnドット分、横方向にkドット分、拡幅
した印刷画像データを作成することができ、変形後の全
体のサイズを、印刷画像データの所定サイズに合わせる
ことができる。その他、重ね合わせたときの印刷画像デ
ータに角の部分の空き領域を作ることなく、角を直角に
することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明の一実施形態に係る印刷画像作成方法およびその装
置を適用した印刷装置について説明する。
【0042】図1に示すように、この印刷装置1は、制
御部2と、ゲートアレイ3とを備えている。ゲートアレ
イ3は、印刷装置1の周辺機器であるキーボード4、デ
ィスプレイ5、およびプリンタ6と接続され、キーボー
ド4からの文字、記号等の入力データを制御部2のバス
25に取り込み、制御部2からの指示に従ってディスプ
レイ5の表示を制御するとともに、制御部2からバス2
5を介して出力される印刷画像データに基づき、プリン
タ6による印刷を行うように構成される。
【0043】制御部2は、同図に示すように、CPU2
1と、ROM_P22と、ROM_F23と、RAM2
4とを備えた論理回路として構成され、これらは互いに
バス25を介して接続される。ROM_F23は、アウ
トラインフォントとして規定された明朝体およびゴシッ
ク体のフォントデータを記憶しており、また、ROM_
P22は、後述する印刷画像作成処理を含む印刷装置1
の制御プログラムを記憶している。
【0044】この印刷装置1は、一般的なワープロ等と
同様に、プリンタ6による印刷の文字のサイズや書体を
変更設定できるオプション機能を有していて、機能キー
入力等のキーボード4からの所定の入力により、文字の
サイズを指定することができるとともに、明朝体および
ゴシック体の他、丸明朝体、丸ゴシック体、太明朝体、
および太ゴシック体のいずれかの書体を指定することが
できる。
【0045】CPU21は、このキーボード4からの文
字サイズの指定により、そのサイズの文字を明瞭に印刷
するための各文字等の画像データのドット数を、所定の
ドット数、24、30、…、240ドット(図3参照)
から選択し、その文字サイズと選択されたドット数をR
AM24内の文字サイズ格納エリア(図示せず)に格納
する(以下、この文字サイズを対応するドット数で表現
する)。また、CPU21は、キーボード4からの書体
の指定により、RAM24内のフラグエリア(図示せ
ず)に確保された各書体の設定フラグ、すなわち、それ
ぞれ、明朝体フラグ、太明朝体フラグ、丸明朝体フラ
グ、丸ゴシック体フラグ、太明朝体フラグ、および太ゴ
シック体フラグ(いずれも図示せず)をセットする。
【0046】CPU21は、この状態で、キーボード4
から印刷対象となる文字や記号等が入力されると、RO
M_P22の制御プログラムに基づいて、キーボード4
から入力された文字、記号等の入力データに対応するフ
ォントデータを、ROM_F23から読み出し、ディス
プレイ5上での編集結果に応じ、RAM24の作業エリ
アを使用して、後述の印刷画像作成処理により印刷画像
データを作成する。そして、その後、CPU21がこの
印刷画像データをバス25を介してゲートアレイ3に出
力することによって、所望の印刷が行われる。
【0047】この印刷装置1の場合、本発明の印刷画像
作成方法及びその装置は、制御部2により実施されてお
り、図2以降を参照して、以下にその特徴となる動作を
説明する。
【0048】図2に示すように、印刷画像作成処理が開
始されると、まず、印刷画像の変形が必要か否かを判別
する(S1)。すなわち、ROM_F23には、明朝体
とゴシック体のフォントデータのみ記憶されているの
で、これら以外の設定フラグがセットされている場合に
は、変形が必要(S1:Yes)となる。この場合、次
に、太変形か否かを判別する(S2)。例えば、太明朝
体の場合、明朝体を基準画像とした太変形を行い、ま
た、太ゴシック体の場合、ゴシック体に対し太変形を行
うため(図4参照)、これらの設定フラグがセットされ
ているときには、太変形が指定される(S2:Ye
s)。一方、変形が必要で、かつ、太変形でないとき
(S1:Yes、かつ、S2:No)には、太丸変形が
指定される。例えば、丸明朝体の場合、明朝体を基準画
像とした太丸変形を行い、丸ゴシック体の場合、ゴシッ
ク体に太丸変形を行うため、これらの設定フラグがセッ
トされているときには、太丸変形が指定される。
【0049】次に、変形無しの場合、すなわち明朝体ま
たはゴシック体が指定された場合には、文字サイズS取
得(S23)以降の処理を行い、また、太変形の場合、
すなわち太明朝体または太ゴシック体の場合には、文字
サイズS取得(S13)以降の処理、さらに、太丸変形
の場合、すなわち丸明朝体または丸ゴシック体の場合に
は、文字サイズS取得(S3)の処理を行う。これらの
文字サイズSは、前述の文字サイズ格納エリアから取得
され、変形の場合には、その後のフォント展開用の展開
画像データのサイズを決定するために、使用される。
【0050】図5は、「亜」の文字のゴシック体のフォ
ントデータ(基準画像データ)を、72ドット×72ド
ット(文字サイズS=72)のドットマトリクスに展開
した展開画像データを示しており、以下、具体例とし
て、この「亜」の各書体の印刷画像データを作成する例
について説明する。
【0051】まず、ゴシック体が指定されている場合、
すなわちゴシック体フラグがセットされている場合に
は、図2に示すように、変形が不要と判別し(S1:N
o)、文字サイズS取得(S23)を行った後、図5の
ようにフォント展開を行い(S25)、この(図5の)
画像データを印刷画像データとして出力して、印刷画像
作成処理を終了する(S9)。書体として明朝体が指定
された場合にも、変形無しなので、同様に処理して終了
する。
【0052】次に、丸ゴシック体が指定されている場
合、すなわち丸ゴシック体フラグがセットされている場
合には、図2に示すように、変形が必要と判別し(S
1:Yes)、太変形ではないと判別した(S2:N
o)後、文字サイズS取得(S3)を行う。次に、この
文字サイズSから、縮小サイズXを決定する(S4)。
この縮小サイズXは、太丸変形のときには、その文字サ
イズSに対応して、図3(b)に示すように規定されて
いて、上記の「亜」の場合、文字サイズS=72から縮
小サイズX=2となる。また、文字サイズS≧72のと
きには、後述する斜め重ね処理を行うように、規定され
ている。
【0053】縮小サイズX(=2)を決定する(S4)
と、次に、図2に示すように、フォント展開(S5)を
行う。すなわち、ここでは、図3(b)および図6に示
すように、縦および横の両方向に2X(2×2=4)ド
ット分ずつ縮小したドットマトリクスに、ROM_F2
3から読みだした(「亜」の)ゴシック体の基準画像デ
ータを展開して、(68×68の)展開画像データを作
成する。
【0054】フォント展開(S5)が終了すると、次
に、図2に示すように、縦・横両方向に、展開画像デー
タを2Xドット分ずらした変位画像データを作成して、
元の展開画像データと重ね合わせる(S6)。具体的に
は、例えば、図6に示した68ドット×68ドットの
「亜」の展開画像データを、上、下、右、および左に、
それぞれX=2ドット分ずらした、それぞれ主上変位画
像データ、主下変位画像データ、主右変位画像データ、
および主左変位画像データと、上、下、右、および左
に、それぞれX=1ドット分ずらした、それぞれ副上変
位画像データ、副下変位画像データ、副右変位画像デー
タ、および副左変位画像データと、展開画像データとを
重ね合わせて、図7に示すような72ドット×72ドッ
ト(文字サイズS=72)の画像データを作成する。
【0055】この各種変位画像データと展開画像データ
との重ね合わせ処理(S6)により、(例えば、図6
の)展開画像データの画像を構成する画素ドット群を、
上、下、右、および左の全ての方向に、それぞれX(=
2)ドット分、拡幅した(例えば、図7の)画像データ
を作成することができる。また、目的の文字サイズS
(=72)より、縦方向および横方向を2Xドット分縮
小した(68の)ドットマトリクスから成る(図6の)
展開画像データを、縦および横の両方向に、2Xドット
分拡大することになるため、(例えば、図7の画像デー
タのように、)文字サイズS(=72)に合致したサイ
ズの画像データを作成することができる。(この重ね合
わせ処理(S6)の別の例などについては、後述す
る。) 縦・横各方向に2Xdot重ねる処理(S6)を終了す
ると、次に、図2に示すように、文字サイズS≧72か
否かを判別し(S7)、文字サイズS≧72のときは、
斜め重ね処理(S8)を行った後、その画像データを印
刷画像データとして出力し、一方、文字サイズS<72
のときは、そのままの(図7相当の)画像データを印刷
画像データとして出力して、印刷画像作成処理を終了す
る(S9)。
【0056】この斜め重ね処理(S8)では、例えば、
図6の展開画像データを、右に2ドット分ずらす(右変
位Ir=2)のに対応して上に1ドット分ずらした(上
変位Iu=1)右上斜変位画像データと、右に1ドット
分ずらす(右変位Ir=1)のに対応して上に2ドット
分ずらした(上変位Iu=2)右上斜変位画像データ
と、同様に、右変位Ir=2に対して下変位Id=1の
右下斜変位画像データと、右変位Ir=1かつ下変位I
d=2の右下斜変位画像データと、左変位Il=2かつ
上変位Iu=1の左上斜変位画像データと、左変位Il
=1かつ上変位Iu=2の左上斜変位画像データと、左
変位Il=2かつ下変位Id=1の左下斜変位画像デー
タと、左変位Il=1かつ下変位Id=2の左下斜変位
画像データとを、図7の画像データに重ね合わせて、図
8に示すような印刷画像データを作成する(図7相当:
図12(a)、図8相当:図12(b)参照)。
【0057】この斜め重ね処理(S8)により、文字サ
イズSが大きい場合にも、印刷したときの角の部分が丸
く見えるような印刷画像データを作成することができ
る。すなわち、例えば、図7の画像データに斜め重ね処
理を行うと、図8に示すような角に丸みのある画像デー
タを作成することができる。一方、文字サイズSが小さ
い場合には、この斜め重ね処理(S8)を行わなくて
も、印刷したときに、角の部分の空き領域が、自然な丸
みとして感じられるため、この斜め重ね処理(S8)を
省略している。(この斜め重ね処理(S8)の別の例な
どについても、後述する。) 以上に説明したように、本発明の印刷画像作成方法およ
びその装置を適用した印刷装置1では、書体として丸ゴ
シック体が指定された場合に、ROM_F23から読み
出したゴシック体の基準画像データ(フォントデータ)
を展開した展開画像データの、縦・横の両方向の線を太
くし、かつ、その角を丸めることによって、丸ゴシック
体の画像データを得ることができる。書体として丸明朝
体が指定された場合には、明朝体の基準画像データを展
開して、同様の太丸変形を行うことによって、丸明朝体
の画像データを得ることができる。
【0058】なお、角の部分を画素ドット群で完全に埋
められるように斜変位画像データを作成して、斜め重ね
処理を行うことにより、角を直角にすることもできる。
そして、これらのことは、元の基準画像データが記号や
図形等の場合にも適用できる。すなわち、この印刷画像
作成方法およびその装置では、線の太さや角の丸みの相
異なる基準画像データを各種揃えることなく、所望の印
刷画像データを作成することができる。
【0059】以上に説明した太丸変形の一部の機能を使
用すれば、基準画像データと所定の方向の線の太さのみ
異なる画像データを作成することもできる。すなわち、
例えば、図4(a)に示す明朝体から丸明朝体への変換
ができれば、その機能の一部である横方向への線の拡幅
のみを行うことにより、明朝体から太明朝体への変換も
可能であり、ゴシック体から太ゴシック体への変換も同
様である。しかしながら、本実施形態の印刷画像作成方
法およびその装置を適用した印刷装置1では、制御プロ
グラムの組み易さなどの便宜上の理由から、図2に示す
ように、太変形を別のフローとしているので、以下、そ
の太変形についても簡単に説明する。
【0060】まず、太ゴシック体が指定され、太ゴシッ
ク体フラグがセットされている場合には、図2に示すよ
うに、変形が必要と判別し(S1:Yes)、太変形と
判別した(S2:Yes)後、文字サイズS取得(S1
3)を行う。次に、この文字サイズSに応じて、図3
(a)の規定に従い、縮小サイズXを決定する(S1
4)。例えば、上記の「亜」の場合、文字サイズS=7
2から縮小サイズX=3となる。次に、フォント展開
(S15)を行い、図3(a)および図9に示すよう
に、横方向にX(=3)ドット分縮小したドットマトリ
クスに、(「亜」の)ゴシック体の基準画像データを展
開して、(72×69の)展開画像データを作成する。
【0061】次に、横方向に展開画像データをXドット
分ずらした変位画像データを作成して、元の展開画像デ
ータと重ね合わせて印刷画像データを作成した(S1
6)後、印刷画像作成処理を終了する(S9)。例え
ば、図9の「亜」の展開画像データを右方向にX=3ド
ット分ずらした主右変位画像データと、それぞれ2ドッ
ト分、および1ドット分ずらした2個の副右変位画像デ
ータと、展開画像データとを重ね合わせて、図10に示
すような72ドット×72ドット(文字サイズS=7
2)の印刷画像データを作成する。
【0062】この3個の右変位画像データと展開画像デ
ータとの重ね合わせ処理(S16)により、(例えば、
図9の)展開画像データの画像を構成する画素ドット群
を、右方向にX(=3)ドット分、拡幅した(例えば、
図10の)印刷画像データを作成することができる。ま
た、文字サイズS(=72)より横方向をXドット分縮
小した(72×69の)ドットマトリクスから成る(図
9の)展開画像データを、横方向にXドット分拡大する
ことになるため、文字サイズS(=72)に合致したサ
イズの画像データを作成することができる。
【0063】なお、この太変形と同様の変形を縦方向に
行うことにより、縦方向に画素ドット群を拡幅して、横
の線を太くすることもできる。すなわち、このことは、
縦または横の所定方向への太変形を行うだけでも、文字
の書体や図形を形成する線の太さが相異なる基準画像デ
ータを各種揃えることなく、所望の印刷画像データを作
成することが可能であることを示している。
【0064】次に、前述の各種変位画像データと展開画
像データとの重ね合わせ処理(図2のS6またはS1
6)の別の例について説明する。まず、例えば、図11
(a)に示すように、横幅b=4ドットの、すなわち横
方向に4ドット分画素ドット群が連続している「1」の
展開画像データに、横方向にn=3ドット分(この場
合、n≦b)ずらした主右変位画像データを重ね合わせ
れば、その「1」を表現した画素ドット群が隣接してつ
ながり、n=3ドット分だけ拡幅できる。しかし、同図
(b)に示すように、横方向にn=9ドット分(n>
b)ずらした主右変位画像データを重ね合わせれば、そ
れらの画素ドット群はつながらず、2重写しの画像とな
る。
【0065】そこで、この場合、例えば、それぞれ3ド
ット分および6ドット分ずらした2個の副右変位画像デ
ータをさらに重ね合わせれば、同図(c)に示すよう
に、展開画像データと主右変位画像データとの相互間
が、画素ドット群でつながり、n=9ドット分だけ拡幅
できる。また、例えば、同図(d)に示すように、n=
10ドット分ずらした主右変位画像データと展開画像デ
ータとの間に、5ドット分ずらした副右変位画像データ
を重ね合わせれば、画素ドット群の一部がつながった変
形画像を作ることもできる。そして、これらの関係は、
上記のような横方向の変位に対してだけでなく、縦方向
の変位に対しても同様に適用できる。
【0066】したがって、図2の重ね合わせ処理(S
6、S16)における処理内容を、例えば、キーボード
4からの指定により変更できるようにして、上記のよう
な、種々の変形画像を得られるようにすることもでき
る。なお、前述の図7の画像データおよび図10の画像
データは、それぞれ図6および図9の展開画像データ
を、1ドット分ずつずらした副変位画像データを重ね合
わせて作成したが、これは、例えば、図11(e)に示
すような三角の部分があっても、つながりが滑らかにな
るように、重ね合わせ処理(S6、S16)の処理内容
が設定されているためであって、前述の「亜」のゴシッ
ク体の場合、上記の図11(a)のn≦bの場合と同様
に、画素ドット群が隣接してつながるので、副変位画像
データを重ね合わせなくても、すなわち副変位画像デー
タの作成・重ね合わせを省略しても、図7および図10
と同じ画像データを作成できる。
【0067】次に、前述の斜め重ね処理(S8)の別の
例について説明する。図12(a)の斜線部は、前述の
図7の横線の右端の画素ドット部分(図中の黒塗りの部
分)に相当し、同図(b)は、前述の図8に相当する。
また、両図の一点鎖線で囲まれた部分Tは、それらの元
になる図6の展開画像データの横線の右端部分に相当す
る。展開画像データ、縦変位画像データ、および横変位
画像データを重ね合わせると、例えば、同図(a)に示
すように、展開画像データの右端部分Tを、右方向に2
ドット分ずらした右変位画像データによる辺Taと、上
方向に2ドット分ずらした上変位画像データによる辺T
bとを、隣接する辺とする方形の空き領域ができるた
め、斜め重ね処理(S8)では、これを埋めるように斜
変位画像データを作成して重ね合わせることにより、同
図(b)に示すような角の部分の丸め処理を施してい
る。
【0068】この場合、展開画像データを右方向に1ド
ット分ずらす(右変位Ir=1)のに対応して上に2ド
ット分ずらした(上変位Iu=2)右上斜変位画像デー
タの右上端の点Tp1は、同図に示すように、展開画像
データの右端部分Tの右上端の点Tp0を右に1ドット
分、上に2ドット分ずらした位置に来る。同様に、右変
位Ir=2かつ上変位Iu=1の右上斜変位画像データ
の右上端の点Tp2は、点Tp0を右に2ドット分、上
に1ドット分ずらした位置に来る。そして、これらの2
点Tp1とTp2を結ぶ線が、印刷したときの角の丸み
として感じられる。なお、右下に対しても、右変位Ir
=1、2に対応して、下変位Id=2、1の右下斜変位
画像データを重ねれば、点Tp3およびTp4によっ
て、同様に丸みを付与することができ、また、右変位I
r=2かつ上変位Iu=2の右上斜変位画像データを重
ねれば、その右上の点Tp5が図示の位置となって、角
を直角にすることができる。
【0069】上述の角の処理を発展させ、例えば、同図
(c)の画像の方形の空き領域に対して、同図(d)〜
(f)のように角の処理を行うことにより、印刷したと
きの角の感じを様々に変化させることができる。例え
ば、同図(d)のように、4×4ドットの方形の対角線
上に各右上斜変位画像データの右上端の点を並べると、
印刷したときに少し凹んだ感じの丸みとなり、同図
(e)は図8の場合と同等の感じとなり、同図(f)
は、さらに丸みを増したような感じに印刷される。
【0070】また、以上説明してきた例では、縦方向と
横方向に同じドット数分だけずらした変位画像データを
作成して重ね合わせたが、縦方向と横方向との変位が異
なる場合にも、上記のような角の処理を行うことができ
る。例えば、図13(a)に示すように、上方向にn=
6(図3(b)の縦方向の縮小サイズX=6に相当)ド
ット分ずらした主上変位画像データと、右方向にk=5
(図3(b)の横方向の縮小サイズX=5に相当)ドッ
ト分ずらした主右変位画像データとを、展開画像データ
に重ね合わせることにより、n(=6)ドット×k(=
5)ドットの長方形の空き領域ができる。そこで、この
空き領域をそのままにして印刷するのに比べて、角に丸
みを感じられるように、以下の図13(b)〜(d)の
例では、横変位i(i≧1)に対して、n×(1−i/
k)以下の最大の整数a以上の縦変位、を目安として、
斜変位画像データを作成し、同図(a)に重ね合わせる
ことにより、斜め重ね処理を行う。
【0071】具体的には、同図(a)において、右変位
Ir=1に対して、n×(1−Ir/k)=6×(1−
1/5)=4.8より、右変位Ir=1に対する目安の
ドット数a1=4、同様に、右変位Ir=2に対して、
a2=3、Ir=3に対して、a3=2、Ir=4に対
して、a4=1、Ir=5に対して、a5=0となるの
で、右変位Ir=1、2、3、4、5に対して、それぞ
れ上変位Iu=4〜6、3〜6、2〜6、1〜6、0〜
6となる5個の右上斜変位画像データのうちのg(0≦
g≦5)個を作成して、重ね合わせる。ここで、g=0
個のときは、同図(a)のままの印刷画像データとなる
ことは言うまでもない。
【0072】例えば、同図(b)は、上変位Iuを右変
位Ir=1〜5に対して、4、3、2、1、0とした例
を示しており、この図に示すような斜め重ね処理を行え
ば、右変位Ir=1かつ上変位Iu=4の右上斜変位画
像データと、右変位Ir=2かつ上変位Iu=3の右上
斜変位画像データと、右変位Ir=3かつ上変位Iu=
2の右上斜変位画像データと、右変位Ir=4かつ上変
位Iu=1の右上斜変位画像データの、4個の右上斜変
位画像データを展開画像データに重ね合わせることによ
り、6ドット×5ドットの長方形の左上から右下への対
角線より少し凹んだ感じの角を有する印刷画像データに
することができる。
【0073】同様に、同図(c)に示すような斜め重ね
処理を行えば、右変位Ir=1〜5に対して、上変位I
u=6、5、4、3、2とした5個の右上斜変位画像デ
ータを作成して重ね合わせることにより、同図(b)の
角を少しふくらませた角を有する印刷画像データを作成
することができる。また、同図(d)に示すような斜め
重ね処理を行えば、右変位Ir=1〜5に対して、上変
位Iu=6、5、5、4、2とした5個の右上斜変位画
像データを重ね合わせることにより、同図(c)の角に
さらに丸みを付与した角を有する印刷画像データを作成
できる。なお、この場合、右変位Ir=2かつ上変位I
u=4の右上斜変位画像データを省略して、4個の右上
斜変位画像データを重ねても同じ結果になる。
【0074】さらに、右変位Ir=1〜5の全てに対し
て上変位Iu=6として5個の、あるいは4個を省略し
て、右変位Ir=5かつ上変位Iu=6の1個の右上斜
変位画像データを重ね合わせることにより、直角の角を
有する印刷画像データを作成することもできる。なお、
この直角の角を有する変形画像の印刷画像データを得る
方法としては、上記の斜め重ね処理を省略し、その代わ
りに、前述した重ね合わせ処理を前段と後段の2段重ね
の処理にする方法もある。
【0075】すなわち、前述した斜め重ね処理による角
の処理を含む印刷画像作成方法では、図14(a)に示
すように、 基準となる展開画像データを得る。
【0076】 展開画像データを縦方向にずらした縦
変位画像データを得る。
【0077】 と並行して展開画像データを横方向
にずらした横変位画像データを得る。 展開画像データ、縦変位画像データ、および横変位
画像データの全てを重ねる。
【0078】 斜め重ね処理によって、角を埋める。
【0079】の処理を行うことにより、直角の角を有す
る印刷画像データを得られるのに対して、この2段重ね
の重ね合わせ処理による方法では、同図(b)に示すよ
うに、 基準となる展開画像データを得る。
【0080】 展開画像データを縦方向にずらした縦
変位画像データを得る。
【0081】 展開画像データと縦変位画像データを
重ねて、仮想展開画像データを得る。 仮想展開画像データを横方向にずらした横変位画像
データを得る。
【0082】 仮想展開画像データと横変位画像デー
タを重ねる。
【0083】の処理を行うことにより、直角の角を有す
る印刷画像データを得られる。また、この場合、上記
との工程の縦変位画像データと横変位画像データとの
関係を交換し、先に横変位画像データを作成して仮想展
開画像データを得るようにしても、同様に直角の角を有
する印刷画像データを得られる。
【0084】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
【0085】例えば、前述した太丸変形では、上、下、
右、および左の各方向に同じドット数の、Xドット分だ
けずらした変位画像データを作成して、印刷画像データ
を得るようにしていたが、ユニークな変形画像の印刷画
像データを得るために、各方向への変位ドット数を異な
るようにしても良いし、また、例えば、上と右の方向の
変位画像データだけを作成して重ね合わせるなど、種々
の設定が可能である。また、上述の実施形態などの説明
や参照図では、印刷画像が陽画の場合、すなわち印刷部
分を画素ドット群とした場合について説明したが、印刷
画像が陰画の場合、すなわち印刷しない空白部分で画像
を表現した場合には、その空白部分を画素ドット群とし
て、同様の変形画像の印刷画像データを得ることができ
る。この場合、前述の太丸変形や太変形では、画素ドッ
ト優先、すなわち空白部分優先で重ね合わせることによ
り、画素ドット群を拡幅した、すなわち印刷部分を細く
した変形画像の印刷画像データを得られる。また、RO
M_F23内のフォントデータは、アウトラインフォン
トとしたが、ビットマップフォントの場合にも、同様の
作用・効果が得られることは、言うまでもない。
【0086】その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、細部の構成を任意に変更することが可能である。
【0087】
【発明の効果】以上のように、本発明の印刷画像作成方
法およびその装置では、文字等の書体を決定するフォン
トデータや、図形を形成する線の太さや丸みが相異なる
図形データなどの、基準画像データを各種揃えることな
く、所望の印刷画像データを容易に作成することができ
る、などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る印刷画像作成方法お
よびその装置を適用した印刷装置のブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る印刷画像作成処理の
フローチャートである。
【図3】文字サイズと縮小サイズの規定表および展開画
像データと印刷画像データとのサイズの関係を示す図で
ある。
【図4】基準画像、太丸変形画像、および太変形画像の
一例を示す図である。
【図5】「亜」の基準画像を表現したゴシック体の展開
画像データを示す図である。
【図6】太丸変形前の「亜」の展開画像データを示す図
である。
【図7】図6の展開画像データに縦横の変位画像データ
を重ね合わせた、斜め重ね処理前の画像データを示す図
である。
【図8】図7の画像データに対して斜め重ね処理を施し
た後の、印刷画像データを示す図である。
【図9】太変形前の「亜」の展開画像データを示す図で
ある。
【図10】図9の転回画像データに対して太変形を施し
た後の、印刷画像データを示す図である。
【図11】展開画像データに縦横の変位画像データを重
ね合わせる処理の別の例を示す図である。
【図12】斜め重ね処理の別の例を示す図である。
【図13】縦方向と横方向の変位が異なる場合の、図1
2と同様の図である。
【図14】縦および横の両方向の太変形を施して角を直
角にする場合の、図2とは別の方法の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 制御部 3 ゲートアレイ 4 キーボード 5 ディスプレイ 6 プリンタ 21 CPU 22 ROM_P 23 ROM_F 24 RAM 25 バス S 文字サイズ X 縮小サイズ T 展開画像データの横線の右端部分
フロントページの続き (72)発明者 会田 智恵子 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 渡邊 健二 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 亀田 登信 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 新村 朋之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷部分を陽ドットで表現し、空白部分
    を陰ドットで表現した、ドットマトリクスから成る印刷
    画像データを作成する印刷画像作成方法であって、 ドットマトリクスに展開したときに、陽ドットおよび陰
    ドットのいずれか一方の集合から成る画素ドット群によ
    って、基準画像を表現可能に構成された基準画像データ
    を、記憶部から読み出す工程と、 読みだした前記基準画像データをドットマトリクスに展
    開して、前記基準画像を表現した展開画像データを作成
    する展開画像作成工程と、 前記展開画像データをドット単位でずらした変位画像デ
    ータを作成し、前記展開画像データと前記変位画像デー
    タとを重ね合わせることによって、前記印刷画像データ
    を作成するデータ加工工程と、を備えていることを特徴
    とする印刷画像作成方法。
  2. 【請求項2】 前記展開画像作成工程は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、縦方向お
    よび横方向のいずれか一方の所定方向のサイズを縮小し
    たドットマトリクスに、前記基準画像データを展開し
    て、前記展開画像データを作成し、 前記データ加工工程は、 前記展開画像データを前記所定方向にドット単位でずら
    した変位画像データを作成する変位画像作成工程と、 前記展開画像データと前記変位画像データとの間で、前
    記画素ドット群優先で重ね合わせて前記印刷画像データ
    を作成する印刷画像作成工程と、を有していることを特
    徴とする、請求項1に記載の印刷画像作成方法。
  3. 【請求項3】 前記展開画像作成工程は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記所定
    方向のサイズをn(n≧1)ドット分縮小したドットマ
    トリクスから成る展開画像データを作成し、 前記変位画像作成工程は、 前記展開画像データを前記所定方向にnドット分ずらし
    た主変位画像データを作成するとともに、前記展開画像
    データと前記主変位画像データとの相互間で、前記画素
    ドット群がつながるように、前記展開画像データを前記
    所定方向にそれぞれ1、2、…、n−1ドット分ずらし
    たn−1個のうちの、m(0≦m≦n−1)個の副変位
    画像データを作成し、 前記印刷画像作成工程は、 前記展開画像データ、前記主変位画像データ、および前
    記m個の副変位画像データを重ね合わせて、前記印刷画
    像データを作成することを特徴とする、請求項2に記載
    の印刷画像作成方法。
  4. 【請求項4】 前記所定方向が、横方向であることを特
    徴とする、請求項2または3に記載の印刷画像作成方
    法。
  5. 【請求項5】 前記所定方向が、縦方向であることを特
    徴とする、請求項2または3に記載の印刷画像作成方
    法。
  6. 【請求項6】 前記展開画像作成工程は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、縦方向お
    よび横方向の両方のサイズを縮小したドットマトリクス
    に、前記基準画像データを展開して、前記展開画像デー
    タを作成し、 前記データ加工工程は、 前記展開画像データを前記縦方向にドット単位でずらし
    た縦変位画像データを作成するとともに、前記展開画像
    データを前記横方向にドット単位でずらした横変位画像
    データを作成する変位画像作成工程と、 前記展開画像データ、前記縦変位画像データ、および前
    記横変位画像データを、前記画素ドット群優先で重ね合
    わせて、前記印刷画像データを作成する印刷画像作成工
    程と、を有していることを特徴とする、請求項1に記載
    の印刷画像作成方法。
  7. 【請求項7】 前記展開画像作成工程は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記縦方
    向のサイズをn(n≧1)ドット分縮小し、前記横方向
    のサイズをk(k≧1)ドット分縮小したドットマトリ
    クスから成る展開画像データを作成し、 前記変位画像作成工程は、 前記展開画像データを前記縦方向にnドット分ずらした
    主縦変位画像データと、前記横方向にkドット分ずらし
    た主横変位画像データと、を作成するとともに、 前記展開画像データと前記主縦変位画像データとの相互
    間、および、前記展開画像データと前記主横変位画像デ
    ータとの相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつなが
    るように、前記展開画像データを前記縦方向にそれぞれ
    1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のうち
    の、m(0≦m≦n−1)個の副縦変位画像データと、
    前記横方向にそれぞれ1、2、…、k−1ドット分ずら
    したk−1個のうちの、j(0≦j≦k−1)個の副横
    変位画像データと、を作成し、 前記印刷画像作成工程は、 前記展開画像データ、前記主縦変位画像データ、前記m
    個の副縦変位画像データ、前記主横変位画像データ、お
    よび前記j個の副横変位画像データを重ね合わせて、前
    記印刷画像データを作成することを特徴とする、請求項
    6に記載の印刷画像作成方法。
  8. 【請求項8】 前記展開画像作成工程は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、縦方向お
    よび横方向の両方のサイズを縮小したドットマトリクス
    に、前記基準画像データを展開して、前記展開画像デー
    タを作成し、 前記データ加工工程は、 前記展開画像データを前記縦方向にドット単位でずらし
    た縦変位画像データを作成するとともに、前記展開画像
    データを前記横方向にドット単位でずらした横変位画像
    データを作成する変位画像作成工程と、 前記展開画像データ、前記縦変位画像データ、および前
    記横変位画像データを重ね合わせたときの、画素ドット
    群同士の縦方向の非重なり部分と、横方向の非重なり部
    分との相互間で、前記画素ドット群がつながるように、
    前記展開画像データを斜め方向にドット単位でずらした
    斜変位画像データを作成する斜変位画像作成工程と、 前記展開画像データ、前記縦変位画像データ、前記横変
    位画像データ、および前記斜変位画像データを、前記画
    素ドット群優先で重ね合わせて、前記印刷画像データを
    作成する印刷画像作成工程と、を有していることを特徴
    とする、請求項1に記載の印刷画像作成方法。
  9. 【請求項9】 前記展開画像作成工程は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記縦方
    向のサイズをn(n≧1)ドット分縮小し、前記横方向
    のサイズをk(k≧1)ドット分縮小したドットマトリ
    クスから成る展開画像データを作成し、 前記変位画像作成工程は、 前記展開画像データを前記縦方向にnドット分ずらした
    主縦変位画像データと、前記横方向にkドット分ずらし
    た主横変位画像データと、を作成するとともに、 前記展開画像データと前記主縦変位画像データとの相互
    間、および、前記展開画像データと前記主横変位画像デ
    ータとの相互間で、前記画像ドット群がそれぞれつなが
    るように、前記展開画像データを前記縦方向にそれぞれ
    1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のうち
    の、m(0≦m≦n−1)個の副縦変位画像データと、
    前記横方向にそれぞれ1、2、…、k−1ドット分ずら
    したk−1個のうちの、j(0≦j≦k−1)個の副横
    変位画像データと、を作成し、 前記斜変位画像作成工程は、 前記展開画像データを横方向に横変位i(i≧1)ドッ
    ト分ずらすのに対応して、縦方向にa、a+1、a+
    2、…、n(aはn×(1−i/k)以下の最大の整
    数)のいずれかのドット数分ずらした、前記横変位iに
    対応する斜変位画像データを、i=1、2、…、kのk
    個のうちのg(0≦g≦k)個、作成し、 前記印刷画像作成工程は、 前記展開画像データ、前記主縦変位画像データ、前記m
    個の副縦変位画像データ、前記主横変位画像データ、前
    記j個の副横変位画像データ、および前記g個の斜変位
    画像データを重ね合わせて、前記印刷画像データを作成
    することを特徴とする、請求項8に記載の印刷画像作成
    方法。
  10. 【請求項10】 前記展開画像作成工程は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記縦方
    向のサイズを2n(n≧1)ドット分縮小し、前記横方
    向のサイズを2k(k≧1)ドット分縮小したドットマ
    トリクスから成る展開画像データを作成し、 前記変位画像作成工程は、 前記展開画像データを上方向にnドット分ずらした主上
    変位画像データと、下方向にnドット分ずらした主下変
    位画像データと、右方向にkドット分ずらした主右変位
    画像データと、左方向にkドット分ずらした主左変位画
    像データと、を作成するとともに、 前記展開画像データと前記主上変位画像データとの相互
    間、前記展開画像データと前記主下変位画像データとの
    相互間、前記展開画像データと前記主右変位画像データ
    との相互間、および、前記展開画像データと前記主左変
    位画像データとの相互間で、前記画像ドット群がそれぞ
    れつながるように、 前記展開画像データを前記上方向にそれぞれ1、2、
    …、n−1ドット分ずらしたn−1個のうちの、Mu
    (0≦Mu≦n−1)個の副上変位画像データと、前記
    下方向にそれぞれ1、2、…、n−1ドット分ずらした
    n−1個のうちの、Md(0≦Md≦n−1)個の副下
    変位画像データと、前記右方向にそれぞれ1、2、…、
    k−1ドット分ずらしたk−1個のうちの、Jr(0≦
    Jr≦k−1)個の副右変位画像データと、前記横方向
    にそれぞれ1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1
    個のうちの、Jl(0≦Jl≦k−1)個の副左変位画
    像データと、を作成し、 前記斜変位画像作成工程は、 前記展開画像データを右方向に右変位Ir(Ir≧1)
    ドット分ずらすのに対応して、上方向にAr、Ar+
    1、Ar+2、…、n(Arはn×(1−Ir/k)以
    下の最大の整数)のいずれかのドット数分ずらした、前
    記右変位Irに対応する右上斜変位画像データを、Ir
    =1、2、…、kのk個のうちのGru(0≦Gru≦
    k)個と、下方向にAr、Ar+1、Ar+2、…、n
    のいずれかのドット数分ずらした、前記右変位Irに対
    応する右下斜変位画像データを、Ir=1、2、…、k
    のk個のうちのGrd(0≦Grd≦k)個と、 前記展開画像データを左方向に左変位Il(Il≧1)
    ドット分ずらすのに対応して、上方向にAl、Al+
    1、Al+2、…、n(Alはn×(1−Il/k)以
    下の最大の整数)のいずれかのドット数分ずらした、前
    記左変位Ilに対応する左上斜変位画像データを、Il
    =1、2、…、kのk個のうちのGlu(0≦Glu≦
    k)個と、下方向にAl、Al+1、Al+2、…、n
    のいずれかのドット数分ずらした、前記左変位Ilに対
    応する左下斜変位画像データを、Il=1、2、…、k
    のk個のうちのGld(0≦Gld≦k)個と、を作成
    し、 前記印刷画像作成工程は、 前記展開画像データ、前記主上変位画像データ、前記M
    u個の副上変位画像データ、前記主下変位画像データ、
    前記Md個の副下変位画像データ、前記主右変位画像デ
    ータ、前記Jr個の副右変位画像データ、前記主左変位
    画像データ、前記Jl個の副左変位画像データ、前記G
    ru個の右上斜変位画像データ、前記Grd個の右下斜
    変位画像データ、前記Glu個の左上斜変位画像デー
    タ、および、前記Gld個の左下斜変位画像データを重
    ね合わせて、前記印刷画像データを作成することを特徴
    とする、請求項8に記載の印刷画像作成方法。
  11. 【請求項11】 前記展開画像作成工程は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、縦方向お
    よび横方向の両方のサイズを縮小したドットマトリクス
    に、前記基準画像データを展開して、前記展開画像デー
    タを作成し、 前記データ加工工程は、 前記展開画像データを前記縦方向および横方向のいずれ
    か一方にドット単位でずらした第1変位画像データを作
    成する第1変位画像作成工程と、 前記展開画像データと前記第1変位画像データとの間
    で、前記画素ドット群優先で重ね合わせて、仮想展開画
    像データを作成する仮想展開画像作成工程と、 前記仮想展開画像データを前記縦方向および横方向の他
    方にドット単位でずらした第2変位画像データを作成す
    る第2変位画像作成工程と、 前記仮想展開画像データと前記第2変位画像データとの
    間で、前記画素ドット群優先で重ね合わせて、前記印刷
    画像データを作成する印刷画像作成工程と、を有してい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の印刷画像作成方
    法。
  12. 【請求項12】 前記展開画像作成工程は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記縦方
    向のサイズをn(n≧1)ドット分縮小し、前記横方向
    のサイズをk(k≧1)ドット分縮小したドットマトリ
    クスから成る展開画像データを作成し、 前記第1変位画像作成工程は、 前記第1変位画像データとして、 前記展開画像データを前記縦方向にnドット分ずらした
    主縦変位画像データと、前記横方向にkドット分ずらし
    た主横変位画像データとの、いずれか一方を作成すると
    ともに、 前記第1変位画像データとして、前記主縦変位画像デー
    タを作成したときは、 前記展開画像データと前記主縦変位画像データとの相互
    間で、前記画素ドット群がそれぞれつながるように、前
    記展開画像データを前記縦方向にそれぞれ1、2、…、
    n−1ドット分ずらしたn−1個のうちの、m(0≦m
    ≦n−1)個の副縦変位画像データを作成し、 前記第1変位画像データとして、前記主横変位画像デー
    タを作成したときは、前記展開画像データと前記主横変
    位画像データとの相互間で、前記画素ドット群がそれぞ
    れつながるように、前記展開画像データを前記横方向に
    それぞれ1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個
    のうちの、j(0≦j≦k−1)個の副横変位画像デー
    タを作成し、 前記仮想展開画像作成工程は、 前記第1変位画像データが前記主縦変位画像データのと
    きは、 前記展開画像データ、前記主縦変位画像データ、および
    前記m個の副縦変位画像データを重ね合わせて、前記仮
    想展開画像データを作成し、 前記第1変位画像データが前記主横変位画像データのと
    きは、 前記展開画像データ、前記主横変位画像データ、および
    前記j個の副横変位画像データを重ね合わせて、前記仮
    想展開画像データを作成し、 前記第2変位画像作成工程は、 前記第1変位画像データが前記主縦変位画像データのと
    きは、 前記第2変位画像データとして、前記仮想展開画像デー
    タを前記横方向にkドット分ずらした主横変位画像デー
    タを作成するとともに、 前記仮想展開画像データと前記主横変位画像データとの
    相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつながるよう
    に、前記仮想展開画像データを前記横方向にそれぞれ
    1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のうち
    の、j(0≦j≦k−1)個の副横変位画像データを作
    成し、 前記第1変位画像データが前記主横変位画像データのと
    きは、 前記第2変位画像データとして、前記仮想展開画像デー
    タを前記縦方向にnドット分ずらした主縦変位画像デー
    タを作成するとともに、 前記仮想展開画像データと前記主縦変位画像データとの
    相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつながるよう
    に、前記仮想展開画像データを前記縦方向にそれぞれ
    1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のうち
    の、m(0≦m≦n−1)個の副縦変位画像データを作
    成し、 前記印刷画像作成工程は、 前記第2変位画像データが前記主横変位画像データのと
    きは、 前記仮想展開画像データ、前記主横変位画像データ、お
    よび前記j個の副横変位画像データを重ね合わせて、前
    記印刷画像データを作成し、 前記第2変位画像データが前記主縦変位画像データのと
    きは、 前記仮想展開画像データ、前記主縦変位画像データ、お
    よび前記m個の副縦変位画像データを重ね合わせて、前
    記印刷画像データを作成することを特徴とする、請求項
    11に記載の印刷画像作成方法。
  13. 【請求項13】 印刷部分を陽ドットで表現し、空白部
    分を陰ドットで表現した、ドットマトリクスから成る印
    刷画像データを記憶する印刷画像記憶手段と、 ドットマトリクスに展開したときに、陽ドットおよび陰
    ドットのいずれか一方の集合から成る画素ドット群によ
    って、基準画像を表現可能に構成された基準画像データ
    を記憶する基準画像記憶手段と、 読みだした前記基準画像データをドットマトリクスに展
    開して、前記基準画像を表現した展開画像データを作成
    する展開画像作成手段と、 前記展開画像データをドット単位でずらした変位画像デ
    ータを作成し、前記展開画像データと前記変位画像デー
    タとを重ね合わせることによって、前記印刷画像データ
    を作成するデータ加工手段と、を備えていることを特徴
    とする印刷画像作成装置。
  14. 【請求項14】 前記展開画像作成手段は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、縦方向お
    よび横方向のいずれか一方の所定方向のサイズを縮小し
    たドットマトリクスに、前記基準画像データを展開し
    て、前記展開画像データを作成し、 前記データ加工手段は、 前記展開画像データを前記所定方向にドット単位でずら
    した変位画像データを作成する変位画像作成手段と、 前記展開画像データと前記変位画像データとの間で、前
    記画素ドット群優先で重ね合わせて前記印刷画像データ
    を作成する印刷画像作成手段と、を有していることを特
    徴とする、請求項13に記載の印刷画像作成装置。
  15. 【請求項15】 前記展開画像作成手段は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記所定
    方向のサイズをn(n≧1)ドット分縮小したドットマ
    トリクスから成る展開画像データを作成し、 前記変位画像作成手段は、 前記展開画像データを前記所定方向にnドット分ずらし
    た主変位画像データを作成するとともに、前記展開画像
    データと前記主変位画像データとの相互間で、前記画素
    ドット群がつながるように、前記展開画像データを前記
    所定方向にそれぞれ1、2、…、n−1ドット分ずらし
    たn−1個のうちの、m(0≦m≦n−1)個の副変位
    画像データを作成し、 前記印刷画像作成手段は、 前記展開画像データ、前記主変位画像データ、および前
    記m個の副変位画像データを重ね合わせて、前記印刷画
    像データを作成することを特徴とする、請求項14に記
    載の印刷画像作成装置。
  16. 【請求項16】 前記所定方向が、横方向であることを
    特徴とする、請求項14または15に記載の印刷画像作
    成装置。
  17. 【請求項17】 前記所定方向が、縦方向であることを
    特徴とする、請求項14または15に記載の印刷画像作
    成装置。
  18. 【請求項18】 前記展開画像作成手段は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、縦方向お
    よび横方向の両方のサイズを縮小したドットマトリクス
    に、前記基準画像データを展開して、前記展開画像デー
    タを作成し、 前記データ加工手段は、 前記展開画像データを前記縦方向にドット単位でずらし
    た縦変位画像データを作成するとともに、前記展開画像
    データを前記横方向にドット単位でずらした横変位画像
    データを作成する変位画像作成手段と、 前記展開画像データ、前記縦変位画像データ、および前
    記横変位画像データを、前記画素ドット群優先で重ね合
    わせて、前記印刷画像データを作成する印刷画像作成手
    段と、を有していることを特徴とする、請求項13に記
    載の印刷画像作成装置。
  19. 【請求項19】 前記展開画像作成手段は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記縦方
    向のサイズをn(n≧1)ドット分縮小し、前記横方向
    のサイズをk(k≧1)ドット分縮小したドットマトリ
    クスから成る展開画像データを作成し、 前記変位画像作成手段は、 前記展開画像データを前記縦方向にnドット分ずらした
    主縦変位画像データと、前記横方向にkドット分ずらし
    た主横変位画像データと、を作成するとともに、 前記展開画像データと前記主縦変位画像データとの相互
    間、および、前記展開画像データと前記主横変位画像デ
    ータとの相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつなが
    るように、前記展開画像データを前記縦方向にそれぞれ
    1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のうち
    の、m(0≦m≦n−1)個の副縦変位画像データと、
    前記横方向にそれぞれ1、2、…、k−1ドット分ずら
    したk−1個のうちの、j(0≦j≦k−1)個の副横
    変位画像データと、を作成し、 前記印刷画像作成手段は、 前記展開画像データ、前記主縦変位画像データ、前記m
    個の副縦変位画像データ、前記主横変位画像データ、お
    よび前記j個の副横変位画像データを重ね合わせて、前
    記印刷画像データを作成することを特徴とする、請求項
    18に記載の印刷画像作成装置。
  20. 【請求項20】 前記展開画像作成手段は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、縦方向お
    よび横方向の両方のサイズを縮小したドットマトリクス
    に、前記基準画像データを展開して、前記展開画像デー
    タを作成し、 前記データ加工手段は、 前記展開画像データを前記縦方向にドット単位でずらし
    た縦変位画像データを作成するとともに、前記展開画像
    データを前記横方向にドット単位でずらした横変位画像
    データを作成する変位画像作成手段と、 前記展開画像データ、前記縦変位画像データ、および前
    記横変位画像データを重ね合わせたときの、画素ドット
    群同士の縦方向の非重なり部分と、横方向の非重なり部
    分との間が、前記画素ドット群でつながるように、前記
    展開画像データを斜め方向にドット単位でずらした斜変
    位画像データを作成する斜変位画像作成手段と、 前記展開画像データ、前記縦変位画像データ、前記横変
    位画像データ、および前記斜変位画像データを、前記画
    素ドット群優先で重ね合わせて、前記印刷画像データを
    作成する印刷画像作成手段と、を有していることを特徴
    とする、請求項13に記載の印刷画像作成装置。
  21. 【請求項21】 前記展開画像作成手段は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記縦方
    向のサイズをn(n≧1)ドット分縮小し、前記横方向
    のサイズをk(k≧1)ドット分縮小したドットマトリ
    クスから成る展開画像データを作成し、 前記変位画像作成手段は、 前記展開画像データを前記縦方向にnドット分ずらした
    主縦変位画像データと、前記横方向にkドット分ずらし
    た主横変位画像データと、を作成するとともに、 前記展開画像データと前記主縦変位画像データとの相互
    間、および、前記展開画像データと前記主横変位画像デ
    ータとの相互間で、前記画像ドット群がそれぞれつなが
    るように、前記展開画像データを前記縦方向にそれぞれ
    1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のうち
    の、m(0≦m≦n−1)個の副縦変位画像データと、
    前記横方向にそれぞれ1、2、…、k−1ドット分ずら
    したk−1個のうちの、j(0≦j≦k−1)個の副横
    変位画像データと、を作成し、 前記斜変位画像作成手段は、 前記展開画像データを横方向に横変位i(i≧1)ドッ
    ト分ずらすのに対応して、縦方向にa、a+1、a+
    2、…、n(aはn×(1−i/k)以下の最大の整
    数)のいずれかのドット数分ずらした、前記横変位iに
    対応する斜変位画像データを、i=1、2、…、kのk
    個のうちのg(0≦g≦k)個、作成し、 前記印刷画像作成手段は、 前記展開画像データ、前記主縦変位画像データ、前記m
    個の副縦変位画像データ、前記主横変位画像データ、前
    記j個の副横変位画像データ、および前記g個の斜変位
    画像データを重ね合わせて、前記印刷画像データを作成
    することを特徴とする、請求項20に記載の印刷画像作
    成装置。
  22. 【請求項22】 前記展開画像作成手段は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記縦方
    向のサイズを2n(n≧1)ドット分縮小し、前記横方
    向のサイズを2k(k≧1)ドット分縮小したドットマ
    トリクスから成る展開画像データを作成し、 前記変位画像作成手段は、 前記展開画像データを上方向にnドット分ずらした主上
    変位画像データと、下方向にnドット分ずらした主下変
    位画像データと、右方向にkドット分ずらした主右変位
    画像データと、左方向にkドット分ずらした主左変位画
    像データと、を作成するとともに、 前記展開画像データと前記主上変位画像データとの相互
    間、前記展開画像データと前記主下変位画像データとの
    相互間、前記展開画像データと前記主右変位画像データ
    との相互間、および、前記展開画像データと前記主左変
    位画像データとの相互間で、前記画像ドット群がそれぞ
    れつながるように、 前記展開画像データを前記上方向にそれぞれ1、2、
    …、n−1ドット分ずらしたn−1個のうちの、Mu
    (0≦Mu≦n−1)個の副上変位画像データと、前記
    下方向にそれぞれ1、2、…、n−1ドット分ずらした
    n−1個のうちの、Md(0≦Md≦n−1)個の副下
    変位画像データと、前記右方向にそれぞれ1、2、…、
    k−1ドット分ずらしたk−1個のうちの、Jr(0≦
    Jr≦k−1)個の副右変位画像データと、前記横方向
    にそれぞれ1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1
    個のうちの、Jl(0≦Jl≦k−1)個の副左変位画
    像データと、を作成し、 前記斜変位画像作成手段は、 前記展開画像データを右方向に右変位Ir(Ir≧1)
    ドット分ずらすのに対応して、上方向にAr、Ar+
    1、Ar+2、…、n(Arはn×(1−Ir/k)以
    下の最大の整数)のいずれかのドット数分ずらした、前
    記右変位Irに対応する右上斜変位画像データを、Ir
    =1、2、…、kのk個のうちのGru(0≦Gru≦
    k)個と、下方向にAr、Ar+1、Ar+2、…、n
    のいずれかのドット数分ずらした、前記右変位Irに対
    応する右下斜変位画像データを、Ir=1、2、…、k
    のk個のうちのGrd(0≦Grd≦k)個と、 前記展開画像データを左方向に左変位Il(Il≧1)
    ドット分ずらすのに対応して、上方向にAl、Al+
    1、Al+2、…、n(Alはn×(1−Il/k)以
    下の最大の整数)のいずれかのドット数分ずらした、前
    記左変位Ilに対応する左上斜変位画像データを、Il
    =1、2、…、kのk個のうちのGlu(0≦Glu≦
    k)個と、下方向にAl、Al+1、Al+2、…、n
    のいずれかのドット数分ずらした、前記左変位Ilに対
    応する左下斜変位画像データを、Il=1、2、…、k
    のk個のうちのGld(0≦Gld≦k)個と、を作成
    し、 前記印刷画像作成手段は、 前記展開画像データ、前記主上変位画像データ、前記M
    u個の副上変位画像データ、前記主下変位画像データ、
    前記Md個の副下変位画像データ、前記主右変位画像デ
    ータ、前記Jr個の副右変位画像データ、前記主左変位
    画像データ、前記Jl個の副左変位画像データ、前記G
    ru個の右上斜変位画像データ、前記Grd個の右下斜
    変位画像データ、前記Glu個の左上斜変位画像デー
    タ、および、前記Gld個の左下斜変位画像データを重
    ね合わせて、前記印刷画像データを作成することを特徴
    とする、請求項20に記載の印刷画像作成装置。
  23. 【請求項23】 前記展開画像作成手段は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、縦方向お
    よび横方向の両方のサイズを縮小したドットマトリクス
    に、前記基準画像データを展開して、前記展開画像デー
    タを作成し、 前記データ加工手段は、 前記展開画像データを前記縦方向および横方向のいずれ
    か一方にドット単位でずらした第1変位画像データを作
    成する第1変位画像作成手段と、 前記展開画像データと前記第1変位画像データとの間
    で、前記画素ドット群優先で重ね合わせて、仮想展開画
    像データを作成する仮想展開画像作成手段と、 前記仮想展開画像データを前記縦方向および横方向の他
    方にドット単位でずらした第2変位画像データを作成す
    る第2変位画像作成手段と、 前記仮想展開画像データと前記第2変位画像データとの
    間で、前記画素ドット群優先で重ね合わせて、前記印刷
    画像データを作成する印刷画像作成手段と、を有してい
    ることを特徴とする、請求項13に記載の印刷画像作成
    装置。
  24. 【請求項24】 前記展開画像作成手段は、 前記印刷画像データのドットマトリクスより、前記縦方
    向のサイズをn(n≧1)ドット分縮小し、前記横方向
    のサイズをk(k≧1)ドット分縮小したドットマトリ
    クスから成る展開画像データを作成し、 前記第1変位画像作成手段は、 前記第1変位画像データとして、 前記展開画像データを前記縦方向にnドット分ずらした
    主縦変位画像データと、前記横方向にkドット分ずらし
    た主横変位画像データとの、いずれか一方を作成すると
    ともに、 前記第1変位画像データとして、前記主縦変位画像デー
    タを作成したときは、 前記展開画像データと前記主縦変位画像データとの相互
    間で、前記画素ドット群がそれぞれつながるように、前
    記展開画像データを前記縦方向にそれぞれ1、2、…、
    n−1ドット分ずらしたn−1個のうちの、m(0≦m
    ≦n−1)個の副縦変位画像データを作成し、 前記第1変位画像データとして、前記主横変位画像デー
    タを作成したときは、前記展開画像データと前記主横変
    位画像データとの相互間で、前記画素ドット群がそれぞ
    れつながるように、前記展開画像データを前記横方向に
    それぞれ1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個
    のうちの、j(0≦j≦k−1)個の副横変位画像デー
    タを作成し、 前記仮想展開画像作成手段は、 前記第1変位画像データが前記主縦変位画像データのと
    きは、 前記展開画像データ、前記主縦変位画像データ、および
    前記m個の副縦変位画像データを重ね合わせて、前記仮
    想展開画像データを作成し、 前記第1変位画像データが前記主横変位画像データのと
    きは、 前記展開画像データ、前記主横変位画像データ、および
    前記j個の副横変位画像データを重ね合わせて、前記仮
    想展開画像データを作成し、 前記第2変位画像作成手段は、 前記第1変位画像データが前記主縦変位画像データのと
    きは、 前記第2変位画像データとして、前記仮想展開画像デー
    タを前記横方向にkドット分ずらした主横変位画像デー
    タを作成するとともに、 前記仮想展開画像データと前記主横変位画像データとの
    相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつながるよう
    に、前記仮想展開画像データを前記横方向にそれぞれ
    1、2、…、k−1ドット分ずらしたk−1個のうち
    の、j(0≦j≦k−1)個の副横変位画像データを作
    成し、 前記第1変位画像データが前記主横変位画像データのと
    きは、 前記第2変位画像データとして、前記仮想展開画像デー
    タを前記縦方向にnドット分ずらした主縦変位画像デー
    タを作成するとともに、 前記仮想展開画像データと前記主縦変位画像データとの
    相互間で、前記画素ドット群がそれぞれつながるよう
    に、前記仮想展開画像データを前記縦方向にそれぞれ
    1、2、…、n−1ドット分ずらしたn−1個のうち
    の、m(0≦m≦n−1)個の副縦変位画像データを作
    成し、 前記印刷画像作成手段は、 前記第2変位画像データが前記主横変位画像データのと
    きは、 前記仮想展開画像データ、前記主横変位画像データ、お
    よび前記j個の副横変位画像データを重ね合わせて、前
    記印刷画像データを作成し、 前記第2変位画像データが前記主縦変位画像データのと
    きは、 前記仮想展開画像データ、前記主縦変位画像データ、お
    よび前記m個の副縦変位画像データを重ね合わせて、前
    記印刷画像データを作成することを特徴とする、請求項
    23に記載の印刷画像作成装置。
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