JPH09281226A - レーダ信号処理装置 - Google Patents

レーダ信号処理装置

Info

Publication number
JPH09281226A
JPH09281226A JP8091478A JP9147896A JPH09281226A JP H09281226 A JPH09281226 A JP H09281226A JP 8091478 A JP8091478 A JP 8091478A JP 9147896 A JP9147896 A JP 9147896A JP H09281226 A JPH09281226 A JP H09281226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
cfar
clutter
processing device
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8091478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3340309B2 (ja
Inventor
由之 ▲吉▼川
Yoshiyuki Yoshikawa
Naoto Shibazaki
直人 芝崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP09147896A priority Critical patent/JP3340309B2/ja
Publication of JPH09281226A publication Critical patent/JPH09281226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3340309B2 publication Critical patent/JP3340309B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 時々刻々と変化するクラッタの状況やビーム
指向方向のヒットの違い等によって変化する入力信号に
対してCFARの方式やパラメータを変化させ、安定し
た目標検出率が得られるレーダ信号処理装置の提供。 【解決手段】 レーダ信号処理装置において、クラッタ
抑圧回路群5中にあるクラッタ抑圧回路2、3、4のい
ずれかが選択スイッチ6により選択され、入力信号がク
ラッタ抑圧処理される。選択スイッチ8によりCFAR
回路群9の中からクラッタ抑圧処理後の信号の振幅分布
に合わせた最適なCFARが選択され、クラッタ抑圧処
理された信号にはCFARが施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダ信号処理装
置に関し、特に誤警報を抑圧し目標検出率を向上する、
又は追尾性能を向上するレーダ信号処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レーダ装置内の信号処理装置には、その
レーダ装置が設置された場所の地形、気象状況等により
必要とする信号(ターゲット)のみが入力されるのでは
なく、不要信号(クラッタ)が重なって入力される。ま
た、クラッタの特性は方位、距離により異なったものと
なる。レーダ装置の目標検出においては信号のレベルが
ある特定のスレショルドレベルを超えたものがターゲッ
トとして取り扱われる。従って、信号のレベルが大きな
場合には、ターゲットであろうとクラッタであろうと、
いずれもターゲットとして検出してしまう恐れがある。
【0003】そこで、従来技術においては、ターゲット
とクラッタとが混在した入力信号に対して、クラッタを
抑圧するためにクラッタ抑圧回路が備えられ、このクラ
ッタ抑圧回路に入力信号が通される。ところが、クラッ
タ抑圧回路においてクラッタ抑圧処理を行ってもクラッ
タの消え残りが存在してしまう。このような問題点を解
決するために通常はCFAR(Constant False Ala
rm Rate )方式が採用され、このCFAR方式により
クラッタ抑圧処理後の入力信号に対して誤警報率を一定
に抑えるように信号のスレショルドレベルが制御され
る。CFAR方式は、隣合うレンジセルの信号強度の平
均値等からレンジセル毎のスレショルドレベルを求め、
レンジセル毎に異なるスレショルドレベルを基準設定
し、設定されたスレショルドレベル以下ならクラッタ
と、それ以上ならターゲットと区別する。従来技術にお
いては、このようなCFAR方式によりターゲットの検
出が行われている。
【0004】図13は従来技術に係るCFAR方式を採
用するレーダ装置の信号処理装置のブロック構成図であ
る。図13に示すように、信号処理装置1は、ディジタ
ル・パルス・ドップラ(DPD)回路2、アダプティブ
・ムービング・ターゲット・インジケータ(AMTI)
回路3及びコヒーレント積分(CINT)回路4を含む
クラッタ抑圧回路群5と、選択スイッチ6と、スイッチ
制御回路7と、CFAR回路19と、目標検出回路10
とを備える。前記クラッタ抑圧回路群5は信号処理装置
1に入力された信号に対して複数のクラッタ抑圧方式を
実現する。このクラッタ抑圧回路群5に含まれるDPD
回路2はターゲットとクラッタとのドップラトを分離し
クラッタを抑圧する。AMTI回路3はクラッタのドッ
プラ周波数に適応してフィルタを形成しクラッタを抑圧
する。CINT回路4は信号の目標対ノイズ比を改善す
る。選択スイッチ6はDPD回路2、AMTI回路3、
CINT回路4で処理される信号のうち1つの信号を選
択する。スイッチ制御回路7は目標検出回路l0若しく
は予め定められた領域毎の設定により選択スイッチ6を
制御する。CFAR回路19はクラッタ抑圧回路群5か
らの出力信号に対してCFAR処理を行う。目標検出回
路l0は目標を検出する。
【0005】このように構成される信号処理装置1にお
いては、まず入力された信号がクラッタ抑圧回路群5に
入力され、クラッタ抑圧処理が行われる。一方、目標検
出回路l0の出力信号若しくは予めレーダ覆域内の各領
域毎になされた設定に基づき、スイッチ制御回路7から
制御信号が出力され、この制御信号により選択スイッチ
6が制御され、DPD回路2、AMTI回路3、CIN
T回路4のいずれかの出力信号が選択される。つまり、
信号処理装置1においては、クラッタ抑圧処理後の信号
に対して単一方式のCFAR回路19によりCFAR処
理が施され、このCFAR処理が施された信号を用いて
目標検出回路l0により目標検出が行われれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術に係る信号処
理装置1においては、時々刻々と変化するクラッタの状
況やビーム指向方向のヒット数の違いに応じて、クラッ
タ抑圧方式を変えて適正な抑圧処理が行われていた。し
かしながら、CFAR回路19においてはCFAR方
式、CFAR係数等のパラメータが入力信号に対して適
応しない場合が発生し、目標検出率が向上できないとい
う欠点があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、本発明の目的は受信信号の様々な状況に
対応して高い目標検出率が得られるレーダ信号処理装置
の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものである。従って、請求項1に係
る発明は、レーダ信号処理装置において、入力信号に対
して複数のクラッタ抑圧方式を実現するクラッタ抑圧回
路群と、前記クラッタ抑圧回路群の出力信号に対して複
数のCFAR方式を実現するCFAR回路群と、前記C
FAR回路群の出力信号に対して目標の検出を行う目標
検出回路と、前記クラッタ抑圧回路群におけるクラッタ
抑圧方式を制御するクラッタ抑圧方式制御回路と、前記
CFAR回路群におけるCFAR方式を制御するCFA
R制御回路と、を備え、目標を検出することを特徴とす
る。この請求項1に係る発明においては、予めレーダ周
囲のクラッタ状況及びシステムパラメータにより各領域
毎で行うクラッタ抑圧方式及びCFAR方式をそれぞれ
設定しておくことができるので、領域毎のさまざまなク
ラッタ環境に対して適合した処理が実現できる。
【0009】請求項2に係る発明は、レーダ信号処理装
置において、入力信号に対して複数のクラッタ抑圧方式
を実現するクラッタ抑圧回路群と、前記クラッタ抑圧回
路群の出力信号に対してCFAR処理を行うCFARの
各パラメータが変更可能なCFAR回路と、前記CFA
R回路の出力信号に対して目標の検出を行う目標検出回
路と、前記クラッタ抑圧回路群のクラッタ抑圧方式を制
御するクラッタ抑圧方式制御回路と、前記CFAR回路
の各パラメータの制御を行うCFAR制御手段と、を備
え、目標を検出することを特徴とする。この請求項2に
係る発明においては、予めレーダ周囲のクラッタ状況及
びシステムパラメータにより各領域毎で行うクラッタ抑
圧方式及びCFAR方式の各パラメータをそれぞれ設定
しておくことができるので、領域毎のさまざまなクラッ
タ環境に対して適合した処理が実現できる。
【0010】請求項3に係る発明は、レーダ信号処理装
置において、入力信号に対して複数のクラッタ抑圧方式
を実現するクラッタ抑圧回路群と、前記クラッタ抑圧回
路群の出力信号に対して複数のCFAR方式を実現する
CFAR回路群と、前記CFAR回路群の出力信号に対
して目標の検出を行う目標検出回路と、前記クラッタ抑
圧回路群を制御するクラッタ抑圧方式制御回路と、前記
CFAR回路群におけるCFAR方式及びCFARの各
パラメータを制御するCFAR制御回路と、を備え、目
標を検出することを特徴とする。この請求項3に係る発
明においては、予めレーダ周囲のクラッタ状況及びシス
テムパラメータにより各領域毎で行うクラッタ抑圧方
式、CFAR方式及びCFARの各パラメータをそれぞ
れ設定しておくことができるので、領域毎のさまざまな
クラッタ環境に対して適合した処理が実現できる。
【0011】請求項4係る発明は、請求項1、2又は3
のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置において、
前記目標検出回路の出力信号を用いて複数の追尾処理方
式を実現する目標追尾処理回路、及びこの追尾処理回路
における追尾処理方式を制御する追尾方式制御回路を備
えたことを特徴とする。この請求項4に係る発明におい
ては、予めレーダ周囲のクラッタ状況及びシステムパラ
メータにより各領域毎で行うクラッタ抑圧方式、CFA
R方式及び追尾処理方式をそれぞれ設定しておくことが
できるので、領域毎のさまざまなクラッタ環境に対して
適合した処理が実現できる。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1、3又は
4のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置におい
て、前記CFAR方式制御回路におけるCFAR方式の
選択はクラッタ抑圧制御回路におけるクラッタ抑圧方式
の選択に連動して行われることを特徴とする。この請求
項5に係る発明においては、クラッタ抑圧方式の選択に
対応してCFAR方式が選択されるので、クラッタ抑圧
方式による信号の振幅分布に対応したCFAR処理が実
現できる。
【0013】請求項6に係る発明は、請求項1、3又は
4のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置におい
て、前記CFAR方式制御回路におけるCFAR方式の
選択は目標追尾処理回路における目標追尾処理方式に連
動して行われることを特徴とする。この請求項6に係る
発明においては、目標追尾処理方式に対応してCFAR
方式が選択されるので、追尾方式に対応した目標の検出
率及び誤警報率が得られる。
【0014】請求項7に係る発明は、請求項l、2、3
又は4のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置にお
いて、前記CFAR方式制御回路におけるCFAR方式
の選択は入力信号の揺らぎ速度を分析するドップラ分析
回路、及びその分析結果に基づきクラッタの種類を判定
するクラッタ種類判定回路により行われ、前記クラッタ
種類判定回路の出力結果に基づきクラッタ抑圧方式及び
CFAR方式の選択を行い目標を検出することを特徴と
する。この請求項7に係る発明においては、入力信号よ
り分析される揺らぎ速度からクラッタの種類を判定し、
判定結果によりCFAR方式及びクラッタ抑圧方式が選
択されるので、自動的にレーダ覆域の各領域毎のクラッ
タ環境に適応した処理が実現できる。
【0015】請求項8に係る発明は、請求項l、2、3
又は4のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置にお
いて、前記CFAR方式制御手段におけるCFAR方式
の選択は入力信号の揺らぎ速度を分析するドップラ分析
回路、このドップラ分析回路で分析した揺らぎ速度を過
去nスキャン分平均化するスキャン平均値算出回路、及
びこの平均値算出回路での算出結果によりクラッタの種
類を判定するクラッタ種類判定回路により行われ、前記
クラッタ種類判定回路の判定結果に基づきクラッタ抑圧
方式及びCFAR方式の選択を行い目標を検出すること
を特徴とする。この請求項8に係る発明においては、入
力信号より分析される揺らぎ速度のnスキャン分の平均
値によりクラッタの種類を判定し、その判定結果により
CFAR方式及びクラッタ抑圧方式が選択されるので、
対象領域に対する1スキャンにおけるヒット数が少ない
場合にもその領域に適応した処理が実現できる。
【0016】請求項9に係る発明は、請求項1、2、3
又は4のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置にお
いて、前記CFAR方式制御回路におけるCFAR方式
の選択は入力信号の揺らぎ速度を分析するドップラ分析
回路、この分析回路で分析した揺らぎ速度を対象とする
距離を中心として所定の距離範囲で平均化する距離平均
算出回路、及びこの距離平均算出回路での算出結果によ
りクラッタの種類を判定するクラッタ種類判定回路によ
り行われ、前記クラッタ種類判定回路の判定結果に基づ
きクラッタ抑圧方式及びCFAR方式の選択を行い目標
を検出することを特徴とする。この請求項9に係る発明
においては、入力信号より分析される揺らぎ速度を対象
とする距離を中心として所定の距離範囲での平均値より
クラッタを判定し、その結果よりCFAR方式及びクラ
ッタ抑圧方式が選択されるので、対象領域に対する1ス
キャンにおけるヒット数が少ない場合にもその領域に適
応した処理が実現できる。
【0017】請求項10に係る発明は、請求項1、2、
3又は4のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置に
おいて、前記目標検出手段からの出力信号により所定の
方位及び距離内のプロット数を算出する検出信号数算出
回路、この検出信号数算出回路の出力をクラッタ抑圧方
式制御回路及びCFAR方式制御回路に入力しクラッタ
抑圧方式、CFAR方式及びそのパラメータを選択する
ことを特徴とする。この請求項10に係る発明において
は、所定の方位及び距離内のプロット数によりクラッタ
抑圧方式、CFAR方式か選択されるので、自動的にレ
ーダ覆域の各領域毎のクラッタ環境に適応した処理が実
現できる。
【0018】請求項11に係る発明は、請求項4に記載
されたレーダ信号処理装置において、前記目標追尾処理
回路の出力信号により所定の距離範囲内の追尾目標の数
を検出する追尾目標数検出回路、及びこの追尾目標数検
出回路の出力をCFAR方式制御手段に入力し追尾目標
の数によりCFAR方式を選択することを特徴とする。
この請求項11に係る発明においては、所定範囲内の追
尾目標の数によりCFAR方式が選択されるので、目標
の検出率の低下が自動的に抑えられる。
【0019】請求項12に係る発明は、請求項1、3又
は4のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置におい
て、前記クラッタ抑圧回路からの出力信号により隣接す
る2つの所定の距離範囲の信号レベルをそれぞれ平均化
する平均レベル算出回路、この平均レベル算出回路によ
る2つの平均値の差を算出する平均レベル比較回路、及
び平均レベル比較回路の出力信号の大きさによりCFA
R方式を選択することを特徴とする。この請求項12に
係る発明においては、隣接する2つの所定距離範囲にお
けるそれぞれの平均信号レベルの差によりCFAR方式
を選択することができるので、自動的にレーダ覆域の各
領域毎のクラッタ環境に適応した処理が実現できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。なお、本実施形態において、前述の図13
に示す従来技術に係る信号処理装置1に付された符号と
同一の符号は同等の機能を有し、本実施形態の説明が重
複するので、重複する機能の説明は省略する。
【0021】実施形態1 図1は本発明の実施形態1に係るレーダ信号処理装置の
ブロック構成図である。図1に示すレーダ装置の信号処
理装置1は選択スイッチ8、CFAR回路群9及びCF
AR方式制御回路20を備える。CFAR回路群9は複
数のCFAR方式のうちの1つを選択してCFAR処理
を行う。選択スイッチ8はCFAR回路群9の内部にお
いてCFAR方式を選択する。CFAR方式制御回路2
0は選択スイッチ8を制御する。
【0022】次に、本実施形態に係る前述の信号処理装
置1の動作について説明する。レーダ覆域内のクラッタ
環境は一般に方向と距離で定まる領域毎に異なる。信号
処理装置1には、クラッタフリーの領域においてはノイ
ズ信号が目標信号として入力され、クラッタ領域におい
てはさらにクラッタ信号が重畳した信号が目標信号とし
て入力される。また、クラッタ信号は目標信号と比べて
無視できない程の大きさを持つ場合が多いので、クラッ
タ抑圧回路群5においてクラッタ信号にはクラッタ抑圧
処理が行われる。この点は従来技術と同様である。
【0023】フェーズドアレイレーダで電子走査を行う
場合には走査によるビーム利得低下に対応して走査方向
によりヒット数が変えられる。クラッタ抑圧回路群5に
おいてDPD回路2、AMTI回路3、CINT回路4
のいずれかの回路で処理を行うかどうかはクラッタの状
況やビームの指向方向におけるヒット数により決定され
る。クラッタ抑圧回路群5の出力信号はCFAR回路群
9に入力され、設定のCFAR方式のうちのいずれかの
方式においてCFAR処理が行われる。CFAR方式の
選択はCFAR方式制御回路20から出力される制御信
号に基づき選択スイッチ8により行われる。
【0024】ここで、CFAR方式制御回路20の制御
内容について説明する。入力信号がクラッタ領域の場合
においては、クラッタが完全には抑圧されずクラッタの
消え残りが目標信号に重畳された出力信号がクラッタ抑
圧回路群5から出力信号として出力される。クラッタの
消え残り信号の振幅分布特性はクラッタの特性及びクラ
ッタ抑圧処理の処理内容による。クラッタの振幅分布は
レイリー分布、ワイブル分布、対数正規分布、指数分数
等をとることが一般に報告されている。また、クラッタ
の振幅分布はクラッタの種類やグレージング角度により
変化する。一方、CFAR方式としてはCA−CFA
R、LOG−CFAR、ワイブルCFAR、対数正規C
FAR、OS−CFAR等の方式があり、それぞれ入力
信号の特性によりクラッタ抑圧する性能が異なってく
る。例えば、LOG−CFAR回路においては次式に示
すワイブル分布のクラッタ信号が入力した場合にLOG
−CFAR回路で処理した出力信号の分布が形状パラメ
ータCによって変化するために、形状パラメータC=2
であるレイリー分布のクラッタの場合に比べて形状パラ
メータが小さくなると、誤警報が大となる。
【0025】
【数1】 但し、(x>0、b>0、c>0) 従って、地上固定のレーダ装置の場合には予めグラン
ド、シー等のクラッタの位置及びそのクラッタに対する
グレージング角か分かるので、レーダ覆域内の各領域に
おいて適切なCFAR方式を設定しておくことが可能に
なる。CFAR方式制御回路20においては、このよう
にレーダ覆域内の各領域により、CFAR方式を変更し
て制御が行える。
【0026】CFAR回路群9の出力信号は目標検出回
路l0に入力され、目標検出が行われる。
【0027】以上説明した信号処理装置1においては、
レーダ装置の周囲のクラッタ環境等に対応した処理が行
えるので、誤警報率を一定として目標検出率が向上でき
る。
【0028】実施形態2 図2は本発明の実施形態2に係るレーダ信号処理装置の
ブロック構成図である。図2に示すレーダ装置の信号処
理装置1は単一方式でCFARの各パラメータが変更可
能なCFAR回路19及びCFAR回路l9の各パラメ
ータを制御するCFARパラメータ制御回路23を備え
る。
【0029】次に、本実施形態に係る信号処理装置1の
動作について説明する。クラッタ抑圧回路群5の出力ま
では前述の実施形態1に係る信号処理装置1の動作と同
様である。クラッタ抑圧処理後の入力信号はCFAR回
路l9に入力され、この後に目標検出回路l0に入力さ
れる。前記CFAR回路においては、CFARの各種パ
ラメータ(例えば、CFAR係数、ガードセル数、参照
セル数、下限値等)がCFARパラメータ制御回路23
から入力され、このCFARの各種パラメータに基づき
レーダ覆域の各領域毎に制御が行われる。CFARパラ
メータ制御回路23における制御内容は、実施形態1に
係る信号処理装置1のCFAR方式制御回路20と同様
であり、誤警報率等により予め設定される。
【0030】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態1に係る信号処理装置1で得られる効果
と同様の効果が得られる。また、CFAR回路19がハ
ードウエアで実現される場合には、前述の実施形態1に
比べて信号処理装置1の規模が小さくなるという利点が
ある。
【0031】実施形態3 図3は本発明の実施形態3に係るレーダ信号処理装置の
ブロック構成図である。図3に示すレーダ装置の信号処
理装置1は選択スイッチ8、可変パラメータCFAR回
路群25及びCFAR制御回路24を備える。可変パラ
メータCFAR回路群25においては、選択スイッチ8
によりクラッタ抑圧回路群5の複数の出力信号のうち1
つのCFAR方式における各種パラメータを選択し、さ
らにこの選択されたCFAR方式における各種パラメー
タが変更できる。選択スイッチ8による各種パラメータ
の選択及び選択された各種パラメータの変更はCFAR
制御回路24において制御される。
【0032】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態1、2のそれぞれに係る信号処理装置1
に比べて細かい各種パラメータの設定が可能となるの
で、高い目標検出率が得られる。
【0033】実施形態4 レーダ装置における目標追尾方式には、Nearest Nei
ghbor (NN)方式、ProbabiIlistic Data Ass
ociation(PDA)方式、Multiple Hypothesis
Tracking (MHT)方式等があ。誤警報であるフォー
ルスの状況により、追尾性能が異なる。例えば、NN方
式においては、フォールス数が多い場合に追尾性能が低
下するが、PDA方式若しくはMHT方式に比べて処理
量が少ないという利点があ。フォールスの状況により適
正な方式に変更することが望ましい。
【0034】図4は本発明の実施形態4に係るレーダ信
号処理装置のブロック構成図である。図4に示すレーダ
装置の信号処理装置1は、前述の実施形態1に係る信号
処理装置1に加え、選択スイッチ26、目標追尾処理回
路2l及び目標追尾方式制御回路22を備える。目標追
尾処理回路2lは、選択スイッチ26により複数の目標
追尾処理方式から1つの処理方式を選択し、選択された
目標追尾処理を目標検出回路l0の出力信号に行う。目
標追尾方式制御回路22は目標追尾処理回路21の目標
追尾処理方式を制御する。目標追尾方式制御回路22の
制御内容はクラッタ方式制御回路20の制御内容と同様
であり、覆域内の各領域において制御することにより目
標追尾性能が向上できる。
【0035】なお、本実施形態に係る信号処理装置1の
選択スイッチ26、目標追尾処理回路2l及び目標追尾
方式制御回路22は前述の実施形態2、3にそれぞれ係
る信号処理装置1に同様に加えることができる。
【0036】実施形態5 図5は本発明の実施形態5に係るレーダ信号処理装置の
ブロック構成図である。図5に示すレーダ装置の信号処
理装置1は、前述の実施形態1に係る信号処理装置1に
おいてスイッチ制御回路7からCFAR方式制御回路2
0に制御信号が出力され、CFAR方式制御回路20の
選択動作をスイッチ制御回路7の選択動作に連動させ
る。
【0037】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態1に係る信号処理装置1で得られる効果
と同様の効果が得られる。さらに、クラッタ抑圧処理に
よる入力信号特性に変動がある場合にもクラッタ抑圧能
力が向上し、CFAR方式制御回路20に各領域毎のC
FAR方式を設定したマップ等が不要になる。従って、
信号処理装置1においては前述の実施形態1に係る信号
処理装置1に比べて規模が小さくなる利点がある。な
お、本実施形態に係る信号処理装置1の連動手段は前述
の実施形態2乃至4にそれぞれ係る信号処理装置1にも
適用できる。
【0038】実施形態6 図6は本発明の実施形態6に係るレーダ信号処理装置の
ブロック構成図である。図6に示すレーダ装置の信号処
理装置1は、前述の実施形態4に係る信号処理装置1に
おいて目標追尾方式制御回路22の出力をCFAR方式
制御回路20に接続し、CFAR方式制御回路20の選
択動作を目標追尾方式制御回路22の選択動作に連動さ
せる。
【0039】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態4に係る信号処理装置1で得られる効果
と同様の効果が得られる。さらに、特定の領域の追尾性
能を向上したい場合に有効で、CFAR方式制御回路2
0に各領域毎のCFAR方式を設定したマップ等が不要
になる。従って、信号処理装置1においては前述の実施
形態4に係る信号処理装置1に比べて規模が小さくなる
利点がある。
【0040】実施形態7 図7は本発明の実施形態7に係るレーダ信号処理装置の
ブロック構成図である。図7に示すレーダ装置の信号処
理装置1は、前述の実施形態1に係る信号処理装置1に
加え、ドップラ分析回路11及びクラッタ種類判定回路
12を備える。ドップラ分析回路11は入力信号からレ
ーダ覆域の各領域毎に揺らぎ速度を求める。クラッタ種
類判定回路12はドップラ分析回路11において分析さ
れた結果に基づきクラッタの種類を判定する。クラッタ
種類判定回路12の判定結果はクラッタ抑圧方式制御回
路7及びCFAR方式制御回路20に送られ、クラッタ
抑圧処理方式及びCFAR方式が選択される。
【0041】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態1に係る信号処理装置1で得られる効果
と同様の効果が得られる。さらに、入力信号により自動
的に各領域の設定がなされるので、特にウェザークラッ
タのように移動するクラッタがある場合、移動するレー
ダ装置の場合等、予めレーダ覆域内の各領域においてク
ラッタ環境が変化する場合に有効である。なお、本実施
形態においては、ドップラ分析回路llの代りに入力信
号の振幅分布によりクラッタの種類を判定する回路が使
用できる。また、本実施形態に係る信号処理装置1のド
ップラ分析回路11及びクラッタ種類判定回路12は前
述の実施形態2乃至4にそれぞれ係る信号処理装置1に
も適用できる。
【0042】実施形態8 図8は本発明の実施形態8に係るレーダ信号処理装置の
ブロック構成図である。図8に示すレーダ装置の信号処
理装置1は、前述の実施形態7に係る信号処理装置1に
加え、ドップラ分析回路11とクラッタ種類判定回路1
2との間にスキャン平均算出回路13を備える。スキャ
ン平均算出回路13は、ドップラ分析回路11において
入力信号からレーダ覆域の各領域毎に求められた揺らぎ
速度の分析結果をnスキャン蓄積し蓄積された平均値を
算出する。この算出された平均値はクラッタ種類判定回
路12に送られ、クラッタ種類判定回路12においては
クラッタ種類を判定する。
【0043】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態7に係る信号処理装置1で得られる効果
と同様の効果が得られる。さらに、1スキャンにおいて
レーダ覆域の各領域でのヒット数が少ない場合に、クラ
ッタ種類判定の精度が向上できる。
【0044】実施形態9 図9は本発明の実施形態9に係るレーダ信号処理装置の
ブロック構成図である。図9に示すレーダ装置の信号処
理装置1は、前述の実施形態7に係る信号処理装置1に
加え、ドップラ分析回路11とクラッタ種類判定回路1
2との間に距離平均算出回路l4を備える。距離平均算
出回路l4は、ドップラ分析回路11において入力信号
から各レンジピンで求められた揺らぎ速度の分析結果に
基づき、対象とする位置を中心とした所定の距離範囲に
おいて揺らぎ速度の平均値を求める。この求められた平
均値はクラッタ種類判定回路12に送られ、クラッタ種
類判定回路12においてはクラッタ種類を判定する。
【0045】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態7に係る信号処理装置1で得られる効果
と同様の効果が得られる。さらに、1スキャンにおいて
レーダ覆域の各領域でのヒット数が少ない場合に、クラ
ッタ種類判定の精度が向上できる。
【0046】実施形態10 図10は本発明の実施形態10に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。図10に示すレーダ装置の
信号処理装置1は、前述の実施形態1に係る信号処理装
置1に加え、目標検出回路l0からの出力信号に基づき
所定の方位及び距離内のプロット数を算出する検出信号
数算出回路l5を備える。検出信号数算出回路l5はプ
ロット数を算出した結果をスイッチ制御回路7及びCF
AR方式制御回路20に送り、クラッタ抑圧方式及びC
FAR方式の選択が行われる。
【0047】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態1に係る信号処理装置1で得られる効果
と同様の効果が得られる。さらに、入力信号により自動
的に各領域の設定がなされるので、特にウェザークラッ
タのように移動するクラッタがある場合、移動するレー
ダ装置の場合等、予めレーダ覆域内の各領域においてク
ラッタ環境が変化する場合に有効である。なお、本実施
形態に係る信号処理装置1の検出信号数算出回路l5は
前述の実施形態2乃至4にそれぞれ係る信号処理装置1
にも適用できる。
【0048】実施形態11 OS−CFAR方式はCA一CFAR方式に比べてCF
AR損失が大であるが、近接目標の分離が可能である。
図11は本発明の実施形態11に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。図11に示すレーダ装置の
信号処理装置1は、前述の実施形態4に係る信号処理装
置1に加え、目標追尾処理回路2lの出力信号に基づき
所定の距離範囲内の追尾目標の数を検出する追尾目標数
検出回路16を備える。追尾目標数検出回路16は追尾
目標の数の検出結果をCFAR方式制御回路20に出力
し、目標の数によりCFAR方式が選択される。
【0049】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態4に係る信号処理装置1で得られる効果
と同様の効果が得られる。さらに、CFAR方式制御回
路20は追尾目標数検出回路l6の出力により制御さ
れ、この出力が2以上の場合にはOS一CFARが選択
され、近接目標において目標の検出率が向上できる。
【0050】実施形態12 図12は本発明の実施形態12に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。図12に示すレーダ装置の
信号処理装置1は、前述の実施形態1に係る信号処理装
置1に加え、平均レベル算出回路l7及び平均レベル比
較回路l8を備える。平均レベル算出回路l7はクラッ
タ抑圧回路群5からの出力信号により隣接する2つの所
定の距離範囲毎の信号レベルをそれぞれ平均化する。平
均レベル比較回路l8は平均レベル算出回路l7におい
て平均化された信号レベルの平均値の差を算出する。平
均レベル比較回路l8において算出された平均値差はC
FAR方式制御回路20に送られ、このCFAR方式制
御回路20においてCFAR方式が選択される。
【0051】以上説明した信号処理装置1においては、
前述の実施形態4に係る信号処理装置1で得られる効果
と同様の効果が得られる。さらに、CFAR方式制御回
路20においては隣接する2つの所定の距離範囲の信号
レベルの平均値の差が大きい場合には、GO−CFAR
方式若しくはOS−CFAR方式が選択でき、クラッタ
エッジでの誤警報率が低下できる。
【0052】なお、本実施形態に係る信号処理装置1の
平均レベル算出回路l7及び平均レベル比較回路l8は
前述の実施形態3、4にそれぞれ係る信号処理装置1に
も適用できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明においては、レーダ信号処理装置において、クラッタ
の状況やビーム指向方向のヒット数の違いに応じて、C
FAR方式を変更するので、目標検出率の向上が図れ
る。
【0054】請求項2に係る発明においては、レーダ信
号処理装置において、CFARパラメータを変化させる
ので、目標検出率の向上が図れる。
【0055】請求項3に係る発明においては、レーダ信
号処理装置において、複数のCFAR方式においてもC
FAR回路の各種パラメータを変化させるので、さらに
目標検出率の向上が図れる。
【0056】請求項4に係る発明においては、レーダ信
号処理装置において、目標追尾方式を変更するので、目
標追尾の向上が図れる。
【0057】請求項5に係る発明においては、レーダ信
号処理装置において、クラッタ抑圧処理方式に連動して
CFAR回路の方式を変化させるので、クラッタ抑圧回
路を変化させても適切なCEARが選択され、目標検出
率の向上が図れ、かつ規模が小さくできる。
【0058】請求項6に係る発明においては、レーダ信
号処理装置において、目標追尾処理方式に連動してCF
AR回路の方式及びパラメータを変化させるので、追尾
性能の向上が図れ、かつ規模が小さくできる。
【0059】請求項7に係る発明においては、レーダ信
号処理装置において、揺らぎ速度からクラッタを判別し
その判別結果によりCFAR回路の方式が選択できるの
で、移動クラッタがある場合にも目標検出率の向上が図
れる。
【0060】請求項8に係る発明においては、レーダ信
号処理装置において、クラッタの種類を過去nスキャン
分のデータから揺らぎ速度の平均値を求め、クラッタを
判別した結果からクラッタ抑圧方式及びCFAR方式を
変化させることができるので、より適格にCFAR方式
が選択でき、目標検出率の向上が図れる。
【0061】請求項9に係る発明においては、レーダ信
号処理装置において、クラッタの種類を所定の距離範囲
の揺らぎ速度の平均値から求め、クラッタを判別した結
果からクラッタ抑圧方式及びCFAR方式を変化させる
ことができるので、より適格にCFAR方式が選択で
き、目標検出率の向上が図れる。
【0062】請求項10に係る発明においては、レーダ
信号処理装置において、目標検出処理後の出力信号のプ
ロット数からクラッタ抑圧方式及びCFAR方式を変化
させることができるので、移動クラッタがある場合にも
目標検出率の向上が図れる。
【0063】請求項11に係る発明においては、レーダ
信号処理装置において、所定の範囲内の追尾目標の数を
検出し、その数によりCFAR回路の方式を制御するこ
とができるので、近接目標が分離でき、追尾性能の向上
が図れる。
【0064】請求項12に係る発明においては、レーダ
信号処理装置において、ターゲットの両サイドの所定の
距離範囲の平均値を比較し、CFAR回路の方式を制御
することができるので、クラッタエッジでの誤警報率が
抑えられ、目標検出率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。
【図2】 本発明の実施形態2に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。
【図3】 本発明の実施形態3に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。
【図4】 本発明の実施形態4に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。
【図5】 本発明の実施形態5に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。
【図6】 本発明の実施形態6に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。
【図7】 本発明の実施形態7に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。
【図8】 本発明の実施形態8に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。
【図9】 本発明の実施形態9に係るレーダ信号処理装
置のブロック構成図である。
【図10】 本発明の実施形態10に係るレーダ信号処
理装置のブロック構成図である。
【図11】 本発明の実施形態11に係るレーダ信号処
理装置のブロック構成図である。
【図12】 本発明の実施形態12に係るレーダ信号処
理装置のブロック構成図である。
【図13】 従来技術に係るレーダ装置内にある信号処
理装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
1信号処理装置、2 ディジタル・パルス・ドップラ
(DPD)回路、3 アダプティブ・ムービング・ター
ゲット・インジケータ(AMTI)回路、4 コヒーレ
ント積分(CINT)回路、5 クラッタ抑圧回路群、
6、8、26 選択スイッチ、7 スイッチ制御回路、
9 CFAR回路群、10 目標検出回路、11 ドッ
プラ分析回路、12 クラッタ種類判定回路、l3 ス
キャン平均算出回路、l4 距離平均算出回路、l5
検出信号数算出回路、l6 追尾目標数検出回路、l7
平均レベル算出回路、l8 平均レベル比較回路、l
9CFAR回路、20 CFAR方式制御回路、2l
目標追尾処理回路、22目標追尾方式制御回路、23
CFARパラメータ制御回路、24 CFAR制御回
路、25 可変パラメータCFAR回路群。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダ信号処理装置において、 入力信号に対して複数のクラッタ抑圧方式を実現するク
    ラッタ抑圧回路群と、 前記クラッタ抑圧回路群の出力信号に対して複数のCF
    AR方式を実現するCFAR回路群と、 前記CFAR回路群の出力信号に対して目標の検出を行
    う目標検出回路と、 前記クラッタ抑圧回路群におけるクラッタ抑圧方式を制
    御するクラッタ抑圧方式制御回路と、 前記CFAR回路群におけるCFAR方式を制御するC
    FAR制御回路と、を備え、 目標を検出することを特徴とするレーダ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 レーダ信号処理装置において、 入力信号に対して複数のクラッタ抑圧方式を実現するク
    ラッタ抑圧回路群と、 前記クラッタ抑圧回路群の出力信号に対してCFAR処
    理を行うCFARの各パラメータが変更可能なCFAR
    回路と、 前記CFAR回路の出力信号に対して目標の検出を行う
    目標検出回路と、 前記クラッタ抑圧回路群のクラッタ抑圧方式を制御する
    クラッタ抑圧方式制御回路と、 前記CFAR回路の各パラメータの制御を行うCFAR
    制御手段と、を備え、 目標を検出することを特徴とするレーダ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 レーダ信号処理装置において、 入力信号に対して複数のクラッタ抑圧方式を実現するク
    ラッタ抑圧回路群と、 前記クラッタ抑圧回路群の出力信号に対して複数のCF
    AR方式を実現するCFAR回路群と、 前記CFAR回路群の出力信号に対して目標の検出を行
    う目標検出回路と、 前記クラッタ抑圧回路群を制御するクラッタ抑圧方式制
    御回路と、 前記CFAR回路群におけるCFAR方式及びCFAR
    の各パラメータを制御するCFAR制御回路と、を備
    え、 目標を検出することを特徴とするレーダ信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記目標検出回路の出力信号を用いて複
    数の追尾処理方式を実現する目標追尾処理回路、及びこ
    の追尾処理回路における追尾処理方式を制御する追尾方
    式制御回路を備えたことを特徴とする請求項1、2又は
    3のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 前記CFAR方式制御回路におけるCF
    AR方式の選択はクラッタ抑圧制御回路におけるクラッ
    タ抑圧方式の選択に連動して行われることを特徴とする
    請求項1、3又は4のいずれかに記載されたレーダ信号
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記CFAR方式制御回路におけるCF
    AR方式の選択は目標追尾処理回路における目標追尾処
    理方式に連動して行われることを特徴とする請求項1、
    3又は4のいずれかに記載されたレーダ信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記CFAR方式制御回路におけるCF
    AR方式の選択は入力信号の揺らぎ速度を分析するドッ
    プラ分析回路、及びその分析結果に基づきクラッタの種
    類を判定するクラッタ種類判定回路により行われ、 前記クラッタ種類判定回路の出力結果に基づきクラッタ
    抑圧方式及びCFAR方式の選択を行い目標を検出する
    ことを特徴とする請求項l、2、3又は4のいずれかに
    記載されたレーダ信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記CFAR方式制御手段におけるCF
    AR方式の選択は入力信号の揺らぎ速度を分析するドッ
    プラ分析回路、このドップラ分析回路で分析した揺らぎ
    速度を過去nスキャン分平均化するスキャン平均値算出
    回路、及びこの平均値算出回路での算出結果によりクラ
    ッタの種類を判定するクラッタ種類判定回路により行わ
    れ、 前記クラッタ種類判定回路の判定結果に基づきクラッタ
    抑圧方式及びCFAR方式の選択を行い目標を検出する
    ことを特徴とする請求項l、2、3又は4のいずれかに
    記載されたレーダ信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記CFAR方式制御回路におけるCF
    AR方式の選択は入力信号の揺らぎ速度を分析するドッ
    プラ分析回路、この分析回路で分析した揺らぎ速度を対
    象とする距離を中心として所定の距離範囲で平均化する
    距離平均算出回路、及びこの距離平均算出回路での算出
    結果によりクラッタの種類を判定するクラッタ種類判定
    回路により行われ、 前記クラッタ種類判定回路の判定結果に基づきクラッタ
    抑圧方式及びCFAR方式の選択を行い目標を検出する
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4のいずれかに
    記載されたレーダ信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記目標検出手段からの出力信号によ
    り所定の方位及び距離内のプロット数を算出する検出信
    号数算出回路、この検出信号数算出回路の出力をクラッ
    タ抑圧方式制御回路及びCFAR方式制御回路に入力し
    クラッタ抑圧方式、CFAR方式及びそのパラメータを
    選択することを特徴とする請求項1、2、3又は4のい
    ずれかに記載されたレーダ信号処理装置。
  11. 【請求項11】 前記目標追尾処理回路の出力信号によ
    り所定の距離範囲内の追尾目標の数を検出する追尾目標
    数検出回路、及びこの追尾目標数検出回路の出力をCF
    AR方式制御手段に入力し追尾目標の数によりCFAR
    方式を選択することを特徴とする請求項4に記載された
    レーダ信号処理装置。
  12. 【請求項12】 前記クラッタ抑圧回路からの出力信号
    により隣接する2つの所定の距離範囲の信号レベルをそ
    れぞれ平均化する平均レベル算出回路、この平均レベル
    算出回路による2つの平均値の差を算出する平均レベル
    比較回路、及び平均レベル比較回路の出力信号の大きさ
    によりCFAR方式を選択することを特徴とする請求項
    1、3又は4のいずれかに記載されたレーダ信号処理装
    置。
JP09147896A 1996-04-12 1996-04-12 レーダ信号処理装置 Expired - Fee Related JP3340309B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09147896A JP3340309B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 レーダ信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09147896A JP3340309B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 レーダ信号処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09281226A true JPH09281226A (ja) 1997-10-31
JP3340309B2 JP3340309B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=14027520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09147896A Expired - Fee Related JP3340309B2 (ja) 1996-04-12 1996-04-12 レーダ信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3340309B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002799A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Mitsubishi Electric Corp 目標追尾装置、目標追尾方法、目標追尾プログラム
JP2013253760A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Mitsubishi Electric Corp 誘導装置
JP2015125118A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 三菱電機株式会社 目標検出装置
JP2016114468A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 三菱電機株式会社 目標検出装置
WO2018207234A1 (ja) * 2017-05-08 2018-11-15 三菱電機株式会社 目標検出装置及び目標検出方法
WO2020070792A1 (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 日本電気株式会社 船舶検出システム、方法およびプログラム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009002799A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Mitsubishi Electric Corp 目標追尾装置、目標追尾方法、目標追尾プログラム
JP2013253760A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Mitsubishi Electric Corp 誘導装置
JP2015125118A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 三菱電機株式会社 目標検出装置
JP2016114468A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 三菱電機株式会社 目標検出装置
WO2018207234A1 (ja) * 2017-05-08 2018-11-15 三菱電機株式会社 目標検出装置及び目標検出方法
WO2018207444A1 (ja) 2017-05-08 2018-11-15 三菱電機株式会社 目標検出装置及び目標検出方法
JPWO2018207444A1 (ja) * 2017-05-08 2019-11-07 三菱電機株式会社 目標検出装置及び目標検出方法
US11231486B2 (en) 2017-05-08 2022-01-25 Mitsubishi Electric Corporation Target detection device and target detection method
WO2020070792A1 (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 日本電気株式会社 船舶検出システム、方法およびプログラム
JPWO2020070792A1 (ja) * 2018-10-02 2021-09-02 日本電気株式会社 船舶検出システム、方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3340309B2 (ja) 2002-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jalil et al. Analysis of CFAR techniques
JPH09145829A (ja) レーダ信号処理装置
JP2014025916A (ja) 物標探知装置、およびエコー信号処理方法
AU2010222728B2 (en) Sensor for determining velocity
CA2422355C (en) Adaptive control of the detection threshold of a binary integrator
KR101152250B1 (ko) 차량용 레이더의 오탐지 정보 제거장치 및 방법
JPH09281226A (ja) レーダ信号処理装置
JP3520016B2 (ja) レーダ信号処理装置
JP3621989B2 (ja) レーダー信号処理装置
CN114994628A (zh) 一种基于背景感知的超视距雷达多策略cfar检测方法
Tabet et al. A generalized switching CFAR processor based on test cell statistics
JP2750191B2 (ja) レーダ信号処理方式
JPH05223919A (ja) 信号処理装置
KR102068287B1 (ko) 브로드밴드 레이더를 이용한 해적선 탐지 시스템 및 그 방법
EP2228667A1 (en) Sensor for determining velocity
JP2576622B2 (ja) 妨害信号検出装置
JPH0310080B2 (ja)
JP2643514B2 (ja) レーダー信号処理装置
Watts Performance measures for airborne maritime surveillance radars
CN104133197B (zh) 一种基于移动求和偏差及stc控制的雨雪干扰抑制方法
JP5425370B2 (ja) レーダ装置の信号処理方法およびレーダ装置
JPH03138585A (ja) レーダ信号処理装置
JPH0659020A (ja) レーダ信号処理装置
JP2001166036A (ja) レ−ダ装置
JPH04143688A (ja) レーダ信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070816

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080816

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080816

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090816

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090816

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100816

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110816

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110816

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120816

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120816

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130816

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees