JPH0927949A - Av・lanシステム - Google Patents

Av・lanシステム

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JPH0927949A
JPH0927949A JP7197139A JP19713995A JPH0927949A JP H0927949 A JPH0927949 A JP H0927949A JP 7197139 A JP7197139 A JP 7197139A JP 19713995 A JP19713995 A JP 19713995A JP H0927949 A JPH0927949 A JP H0927949A
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video
terminal
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multiplexing
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JP7197139A
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Miki Ito
幹 伊藤
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Canon Inc
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Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部のAV端末間で通信中であっても、外部
からの接続要求に対して端末は様々な方法で対応をとる
ことができるAV・LANシステムを提供することを目
的とする。 【構成】 公衆回線に接続されたコーデック部101を
備え、このコーデック部101にはビデオ交換器102
を介して複数のAV端末103が接続されている。AV
端末103間での通信中に、外部よりコーデック部10
1を介して該AV端末103に対しての接続要求が着信
したとき、該接続要求情報をVIDS信号によって、該
AV端末に伝達するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号に音声信
号及び制御信号を多重させることにより、簡易的なテレ
ビ電話システム等を構築するAV・LANシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ電話・テレビ会議システム
では、音声・映像などを符号化し、圧縮・伸張すること
によって公衆回線を利用して相互に通信を行うものが多
い。特にISDN回線を利用したテレビ電話・テレビ会
議システムは既に普及し始めている。しかし、これらの
システムでは、リアルタイムに圧縮・伸張を行うため
に、コストが高くなる。遠隔地間の通信では有効である
が、近距離の内線程度の通信では割高となる。
【0003】そこで、近距離の内線程度の通信において
は、映像信号に、音声信号と、回線接続時の発呼やカメ
ラ雲台制御などを行う制御信号とを多重した信号でネッ
トワークを組むAV・LANが有効である。
【0004】図5は、AV・LAN上における信号の周
波数帯域を示す図であり、4.2MHzの映像帯域に、
4.5MHz帯にFM変調させた音声信号を多重させ
る。制御信号は映像信号における垂直帰線消去期間に挿
入して送信させる。
【0005】図6は、この垂直帰線消去期間を拡大した
図であり、同図において、第1フィールドは10H〜2
1H、第2フィールドは273H〜284Hで制御信号
を挿入させることが可能である。
【0006】また、制御信号が挿入された水平走査期間
を拡大すると、図7に示すようになる。同図に示すよう
に、制御信号の最大振幅は映像信号の70%で、形式は
2値のNRZ符号であり、1Hに約300ビットぐらい
までは挿入できる。この信号は、Vertical I
nterval Data Signalであることか
ら、以下VIDS信号と呼ぶことにする。
【0007】以上によって、内部では映像・音声・VI
DS信号が多重化された信号を送受信で2本の線を使う
ことにより、双方向の通信を行って簡易的なテレビ電話
ができ、外部とは公衆回線により遠隔地間のテレビ電話
・会議を行うという、AV・LANシステムを構築させ
ることができる。
【0008】図8は、AV・LANシステムの構成を示
す概略のブロック図である。
【0009】このAV・LANシステムは、PSTN/
ISDN回線の公衆回線に接続されたコーデック部10
1を備え、このコーデック部101にはビデオ交換器1
02を介して複数のAV端末103が接続されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のAV・LANシステムでは、次のような問題点があ
った。
【0011】(1)公衆回線を経由して外部より、コー
デッィク部101を介してあるAV端末103に接続要
求の呼び出しがあった場合に、そのAV端末がAV・L
AN内部でビデオ交換機102によって他のAV端末1
03と通信中であるときは、通話中となってしまい接続
されなくなる。
【0012】(2)通信を行う端末双方で同じように、
ビデオカメラやモニタなどの映像入出力装置とスピーカ
やマイクなどの音声入出力装置が揃っていないと、通信
できない。
【0013】本発明は上記従来の問題点に鑑み、内部の
AV端末間で通信中であっても、外部からの接続要求に
対して端末は様々な方法で対応をとることができるAV
・LANシステムを提供することを目的とする。また、
通信を行う端末双方で同じように映像信号入出力装置及
び音声信号入出力装置が揃っていなくとも、接続状況に
応じた通信方法を選択することができるAV・LANシ
ステムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、映像信号の垂直消去期間に2値の情報デー
タ信号を重畳し、且つ該映像信号に音声信号を多重化さ
せた信号により、相互通信を行うAV・LANシステム
において、前記映像信号に対する前記2値の情報データ
信号の重畳及び分離、且つ該映像信号に対する音声信号
の多重化及び分離化を制御する多重化・分離制御手段
と、前記映像信号を動画像情報データに、前記音声信号
を音声情報データにそれぞれ変換し、これら変換データ
を前記2値の情報データと共に1つの伝送回線を介して
伝送する情報伝送手段と、前記多重化・分離制御手段を
備えた複数の端末間、及び該端末と前記情報伝送手段と
の間を介して、前記多重化された信号の切り換え制御を
行う信号切り換え制御手段とを備え、前記多重化・分離
制御手段を備えた端末間での通信中に、外部より前記情
報伝送手段を介して該端末に対しての接続要求が着信し
たとき、該接続要求情報を前記2値の情報データ信号に
よって、該端末に伝達するようにしたことを特徴とする
請求項1のAV・LANシステムを提供する。
【0015】本発明はさらに、映像信号の垂直消去期間
に2値の情報データ信号を重畳し、且つ前記映像信号に
音声信号を多重化させた信号により、相互通信を行うA
V・LANシステムにおいて、前記映像信号に対する前
記2値の情報データ信号の重畳及び分離、且つ該映像信
号に対する音声信号の多重化及び分離化を制御する多重
化・分離制御手段と、前記多重化・分離制御手段を備え
た端末に対して前記映像信号を入/出力する映像信号入
出力装置が接続されているか否かを検知する映像入出力
装置検知手段と、前記多重化・分離制御手段を備えた端
末に対して前記音声信号を入/出力する音声信号入出力
装置が接続されているか否かを検知する音声信号入出力
装置検知手段と、前記映像信号を動画像情報データに、
前記音声信号を音声情報データにそれぞれ変換し、これ
ら変換データを前記2値の情報データ信号と共に1つの
伝送回線を介して伝送する情報伝送手段と、前記多重化
・分離制御手段を備えた複数の端末間、及び該端末と前
記情報伝送手段との間を介して、前記多重化された信号
の切り換え制御を行う信号切り換え制御手段とを備え、
前記映像信号、前記音声信号及び前記2値の情報データ
信号による第1の通信モードと、前記音声信号及び前記
2値の情報データ信号による第2の通信モードと、前記
2値の情報データ信号による第3の通信モードとを有
し、前記多重化・分離制御手段を備えた端末に接続され
る前記映像信号入出力装置及び前記音声信号入出力装置
の接続状況に応じて、前記第1、第2及び第3の通信モ
ードを任意に選択して通信を行うことを特徴とする請求
項2のAV・LANシステムを提供する。
【0016】請求項1のAV・LANシステムによれ
ば、端末間での通信中に、外部より情報伝送手段を介し
て該端末に対しての接続要求が着信したとき、該接続要
求情報を2値の情報データ信号によって該端末に伝達す
る。これにより、内部のAV端末間で通信中であって
も、外部からの接続要求に対して端末は様々な方法で対
応をとることができる。
【0017】請求項2のAV・LANシステムによれ
ば、端末に接続される映像信号入出力装置及び音声信号
入出力装置の接続状況に応じて、第1、第2及び第3の
通信モードを任意に選択して通信を行う。これにより、
通信を行う端末双方で同じように映像信号入出力装置
と、音声信号入出力装置が揃っていなくとも、接続状況
に応じた通信方法を選択することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態に係るAV・
LANシステムにおけるAV端末103の概略構成を示
すブロック図、図2は本実施の形態のAV・LANシス
テムにおけるビデオ交換器102の概略構成を示すブロ
ック図、及び図3は本実施の形態のAV・LANシステ
ムにおけるコーデック部101の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0020】本実施の形態のAV・LANシステムは、
前述した図8に示す接続構成を成すものであるが、その
各構成ブロック(コーデック部101、ビデオ交換器1
02およひAV端末103)の内部構成は、図1、図2
及び図3に示すものとなる。
【0021】すなわち、図1において、1は雲台付きビ
デオカメラであり、RS232C等の制御により、パン
やチルト、ズーム、フォーカスなどの操作機能を有して
いる。2,3,4はそれぞれマイク、スピーカー、モニ
タである。5はVIDS符号器であり、制御信号やデー
タ信号をVIDS信号に変換する。6はVIDS加算器
であり、VIDS符号器5で変換されたVIDS信号を
ビデオカメラ1からのビデオ信号に挿入させる。7はV
IDS分離器であり、AV・LANからの多重化された
信号よりVIDS信号を取り出す。
【0022】また、8はVIDS復号器であり、VID
S信号を制御信号あるいはデータ信号に変換する。9は
端末制御部であり、RS232Cなどによるカメラの制
御や、テレビ電話を行う上での発呼・着信などの通信の
制御など、AV端末103の管理をする。10はFM変
調器であり、音声信号を4.5MHz帯に周波数変調す
る。11はFM復調器であり、4.5MHz帯の信号を
音声信号に復調する。12はエコーキャンセラであり、
13は操作部であり、AV端末103を操作する。
【0023】図2において、21は交換器制御部であ
り、コーデック部101からの制御信号またはデータ信
号、及びAV・LANからのVIDSによる制御信号ま
たはデータ信号によってスイッチ22を切換え制御を行
う。また、VIDS符号器23、VIDS加算器24、
VIDS分離器25、VIDS復号器26、FM変調器
27及びFM復調器28は、それぞれ図1に示したVI
DS符号器5、VIDS加算器6、VIDS分離器7、
VIDS復号器8、FM変調器10、及びFM復調器1
1と同等の機能を有する。
【0024】図3において、31はビデオ入出力部で、
ビデオカメラ、モニタへのインターフェースであり、画
面分割のような機能を持つ画像処理ユニットを含む。3
2はオーディオ入出力部であり、マイク及びスピーカへ
のインターフェースであり、エコーキャンセラのような
機能を持つ音声処理ユニットを含む。33はコンピュー
タ部であり、基本的なテレビ会議機能のほかにコンピュ
ータ会議機能などのアプリケーションを実現させるため
のものである。34は静止画/描画制御部であり、静止
画像伝送、描画機能などの制御を行うためのものであ
る。35はその他の画像処理装置を制御する補助機器制
御部であり、これらをデータポート36を介して通信さ
せる。
【0025】また、37は通信制御部であり、相互接続
手順制御部38によるネットワークアクセスや、網信号
制御部39による端末の適当な操作のための信号と操作
の共通モードを確立するためのエンド−エンド制御のよ
うな機能を実現する。40はビデオコーデック部であ
り、ビデオ信号の冗長度圧縮符号化・復号化を行い、4
1はオーディオコーデック部であり、オーディオ信号に
同様の処理を行う。オーディオパスの遅延回路42は、
リップシングをとるためにビデオコーデック40の遅延
を補正する。多重化伝送部43は、1つのビット列にビ
デオ信号、オーディオ信号及び制御信号を多重化して送
信したり、受信したビット列を構成するマルチメディア
信号に分離したりし、網インターフェース部44は網と
端末間に必要な適応化を図る。45は、電気通信回線な
どの網であり、46はテレビ会議システムを多地点間で
接続する場合の制御部である。
【0026】以上のコーデック部101、ビデオ変換器
102及びAV端末103が図8に示すようにAV・L
ANシステムとして接続されている。
【0027】次に、以上のように構成されるAV・LA
Nシステムの動作を説明する。
【0028】近距離間で簡易的なテレビ電話機能を使用
する場合には、AV端末103同士でビデオ交換器10
2を介して通信を行う。まず、図1において、操作部1
3より、内線番号に相当する相手の番号を入力し、発呼
を行う。そして、端末制御部9及びVIDS符号器5に
より、発信情報として接続要求信号と相手番号、さらに
自分の番号をVIDS信号に変換し、VIDS加算器6
によりビデオ信号に多重する。さらに、マイク2からの
音声信号をFM変調器10で周波数変調させたものと多
重して、AV・LANを通じてビデオ交換器102へ送
られる。
【0029】このようにして、VIDS信号が挿入され
たビデオ信号がビデオ交換器102に届くと、まず、図
2のVIDS分離器25においてビデオ信号からVID
S信号を取り出し、VIDS復号器26でVIDS信号
を発信情報である接続要求信号、発信元番号及び相手番
号にそれぞれ戻して、変換器制御部21に入れる。
【0030】変換器制御部21は、その要求に応じてス
イッチ22を制御し、AV・LANを発信元から相手先
へ接続させる。この接続により、相手先のAV端末10
3に上記の多重された信号が届くことになる。届いた信
号から図1におけるVIDS分離器7及びVIDS復号
器8によって、コールサインを受け取ることになる。発
信元の番号あるいは名前を操作部13に表示させること
によって着信を受けるか、受けないかを判断するように
できる。この着信を受け取ることによって、映像、音
声、さらにVIDS信号を利用したほかのデータも相互
に通信できることになる。
【0031】逆に、着信を受けないときには、留守の意
の信号をVIDS信号にして返送することもできる。あ
るいは、AV端末103に記憶装置を設けることによ
り、メッセージを残すようにすることも可能である。
【0032】次に、外部と遠隔地間でテレビ会議を行う
場合には、ビデオ交換器102及びコーデック部101
を介して外部と通信を行うことになる。まず、上記と同
様に外部へ発信情報として接続要求信号、相手番号及び
自分の番号をVIDS信号によってビデオ交換器102
へ送る。ここで、変換器制御部21によって外部への接
続要求をコーデック部101へ送り、スイッチ22をコ
ーディク部101へ接続させる。そして、コーデック部
101が公衆回線を通じて遠隔地の相手局と接続させ
る。この接続手順は、例えばISDN回線であれば、I
TU−H.243に準拠させればよい。
【0033】逆に、外部の遠隔地からAV・LAN内部
のAV端末103へ接続要求がきた場合、基本的には上
記の接続手順と逆の手順によって接続させるようにすれ
ばよい。しかし、この時、接続要求を受けたAV端末1
03がAV・LAN内部のAV端末103と通話中であ
る場合がある。この場合は、まず、接続要求をビデオ交
換器102が受け、通話中のAV端末103に対して外
部からの接続要求がある旨の信号をVIDS信号と多重
させて通知する。
【0034】通知の方法は、操作部13に表示させるか
あるいは映像に文字情報として載せてもよい。それによ
り、通知を受けたAV端末は通話を切り上げて、外部か
ら発呼してきた相手と通信するか、あるいは通話中であ
る旨と、折り返し発呼する旨などを同様にVIDS信号
に挿入させてビデオ交換器102へ送る。このVIDS
信号を受けたビデオ交換器102はそれぞれに対応する
ようにする。またこのときも、ビデオ交換器102に記
憶装置を設けることにより、メッセージを残すようにす
ることも可能となる。
【0035】このように本実施の形態では、映像、音
声、VIDS信号が多重化された信号で通信させるAV
・LANシステムにおいて、内部のAV端末間で通話中
であっても、外部からの接続要求に対してAV端末は様
々な方法で対応をとることができる。
【0036】次に本発明の他の実施の形態を説明する。
【0037】本実施の形態のAV・LANシステムは、
AV端末103の構成のみが上記実施の形態と異なり、
他のコーデック部101及びビデオ交換器102の構成
は上記実施の形態と同じである。
【0038】図4は、本発明の他の実施の形態に係るA
V・LANシステムにおけるAV端末の概略構成を示す
ブロック図である。
【0039】このAV端末103は、図1に示すAV端
末において、スピーカ3などの音声出力装置がAV端末
103に接続されているかどうかを検知する音声出力検
知部51と、モニタ4などの映像出力装置がAV端末1
03に接続されているかどうかを検知する映像出力検知
部52とを設けておき、映像信号、音声信号及びVID
S信号による第1の通信モードと、音声信号及びVID
S信号による第2の通信モードと、VIDS信号による
第3の通信モードとを備え、端末制御部9Aは、AV端
末に接続される前記映像出力装置及び前記音声出力装置
の接続状況に応じて、前記第1、第2及び第3の通信モ
ードを任意に選択して通信を行うようにしたものであ
る。
【0040】本実施の形態の動作を説明する。
【0041】AV端末103から発呼する場合、3つの
通信モードの中から1つを選択する。第1の通信モード
は、映像と音声の両方で双方向の通信を行うモードであ
り、テレビ電話機能のモードである。第2の通信モード
は音声だけの双方向の通話をするモードである。さら
に、第3のモードは、メッセージのみを送るモードであ
り、このときは、リアルタイムで双方向の通信を行うこ
とはない。
【0042】AV・LANの内部で通信を行う場合で、
まず、AV端末103から第1の通信モードで発呼を行
うとする。図1において、操作部13より、内線番号に
相当する相手の番号を入力し、発呼を行う。そして、端
末制御部9A及びVIDS符号器5により、発信情報と
して接続要求信号,相手番号、及び自分の番号をVID
S信号に変換し、VIDS加算器6によりビデオ信号に
多重する。さらに、マイク2からの音声信号をFM変調
器10で周波数変調させたものと多重して、AV・LA
Nを通じてビデオ交換器102へ送られる。
【0043】このようにして、VIDS信号が挿入され
たビデオ信号がビデオ交換器102に届くと、まず、図
2のVIDS分離器25においてビデオ信号からVID
S信号を取り出し、VIDS復号器26でVIDS信号
を発信情報である接続要求信号、発信元番号、及び相手
番号にそれぞれ戻して、変換器制御部21に入る。
【0044】変換器制御部21は、その要求に応じてス
イッチ22を制御し、AV・LANを発信元から相手先
へ接続させる。この接続により、相手先のAV端末10
3に上記の多重された信号が届くことになる。届いた信
号から図1のVIDS分離器7及びVIDS復号器8に
よって、コールサインを受け取ることになる。
【0045】この時、コールサインを受け取ったAV端
末103は、映像出力装置検知部52により、モニタ4
などの映像出力装置が接続されているかどうかを検知す
る。映像出力装置が接続されていたら、この着信を受け
ることによって、映像、音声、さらにVIDS信号を利
用した他のデータも相互に通信できることになる。しか
し、映像出力装置が接続されていないときには、第1の
通信モードでは通信不可であるため、第2もしくは第3
の通信モードでの発呼を要求する信号をVIDS信号で
発信元のAV端末103へ送る。そして、その信号を受
け取った発信元のAV端末103は第2もしくは第3の
通信モードでの発呼をし直すようにする。
【0046】次に第2の通信モードで発呼を行う場合、
同様に、VIDS信号によりコールサインを受け取った
受信側のAV端末103は、音声出力装置検知部51に
より、スピーカ3などの音声出力装置が接続されている
かどうかを検知する。音声出力装置が接続されていた
ら、この着信を受けることによって音声、さらにVID
S信号を利用した他のデータも相互に通信できることに
なる。しかし、音声出力装置が接続されていないときに
は、第2の通信モードでの通信不可で、第3の通信モー
ドでの発呼を要求する信号をVIDS信号で発信元のA
V端末103へ送る。そして、その信号を受け取った発
信元のAV端末103は第3の通信モードでの発呼をし
直すようにする。
【0047】第3の通信モードで通信をする場合は、メ
ッセージに相当するデータ情報をVIDS信号で発信
し、データ情報を受け取ったAV端末103は、メッセ
ージを操作部13に表示させるか、あるいはモニタ3が
接続されていれば該モニタ3に表示させるようにする。
【0048】AV端末103から発呼してAV・LAN
の外部と通信を行う場合には、ビデオ交換器102及び
コーデック部101を介して外部と通信を行うことにな
る。まず、第1の通信モードでは、上記と同様に外部へ
の発信情報として接続要求信号、相手番号及び自分の番
号をVIDS信号によってビデオ交換器102へ送る。
ここで、交換器制御部21によって外部への接続要求を
コーデック部101へ送り、スイッチ22をコーデック
部101へ接続させる。そして、コーデック部101が
公衆回線を通じて遠隔地の相手局と接続させる。
【0049】この接続手順は、例えばISDN回線であ
れば、ITU−H.242に準拠させればよい。この
時、映像、音声ともに接続できれば、そのままテレビ電
話を行えるが、音声のみで映像が接続できなかったとき
は、ビデオ交換器102が発信したAV端末103に対
して、上記同様に通信モードの変更要求を行うようにす
る。すると、その要求を受けとったAV端末103は、
第2の通信モードでビデオ交換器102と通信をし直す
ようにする。
【0050】AV・LAN外部より発呼を受ける場合に
は、まず、外部の局とコーデック部101を介してビデ
オ交換器102と接続させる。ここで、外部の局がテレ
ビ電話端末であれば、ビデオ交換器102は第1の通信
モードでAV端末103へ接続要求を行い、外部の局が
電話端末であれば、ビデオ交換器102は第2の通信モ
ードでAV端末103へ接続要求を行う。外部の局より
電話端末あるいは他の情報端末から情報データが受信さ
れたら、ビデオ交換器102は、第3の通信モードでA
V端末103へ情報データを送る。これらの場合も、上
記の同様にAV端末103の出力装置51,52の接続
状況を検知して、通信モードの変更要求をビデオ交換器
102へ送ればよい。
【0051】このように本実施の形態では、映像、音
声、VIDS信号が多重化された信号で通信させるAV
・LANシステムにおいて、通信を行う端末双方で同じ
ようにビデオカメラ、モニタ等の映像入出力装置と、ス
ピーカやマイクなどの音声入出力装置が揃っていなくと
も、接続状況に応じた通信方法を選択することができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
AV・LANシステムによれば、映像信号に対する2値
の情報データ信号の重畳及び分離、且つ該映像信号に対
する音声信号の多重化及び分離化を制御する多重化・分
離制御手段と、前記映像信号を動画像情報データに、前
記音声信号を音声情報データにそれぞれ変換し、これら
変換データを前記2値の情報データと共に1つの伝送回
線を介して伝送する情報伝送手段と、前記多重化・分離
制御手段を備えた複数の端末間、及び該端末と前記情報
伝送手段との間を介して、前記多重化された信号の切り
換え制御を行う信号切り換え制御手段とを備え、前記多
重化・分離制御手段を備えた端末間での通信中に、外部
より前記情報伝送手段を介して該端末に対しての接続要
求が着信したとき、該接続要求情報を前記2値の情報デ
ータ信号によって、該端末に伝達するようにしたので、
内部のAV端末間で通信中であっても、外部からの接続
要求に対して端末は様々な方法で対応をとることが可能
となる。
【0053】請求項2のAV・LANシステムによれ
ば、映像信号に対する2値の情報データ信号の重畳及び
分離、且つ該映像信号に対する音声信号の多重化及び分
離化を制御する多重化・分離制御手段と、前記多重化・
分離制御手段を備えた端末に対して前記映像信号を入/
出力する映像信号入出力装置が接続されているか否かを
検知する映像入出力装置検知手段と、前記多重化・分離
制御手段を備えた端末に対して前記音声信号を入/出力
する音声信号入出力装置が接続されているか否かを検知
する音声信号入出力装置検知手段と、前記映像信号を動
画像情報データに、前記音声信号を音声情報データにそ
れぞれ変換し、これら変換データを前記2値の情報デー
タ信号と共に1つの伝送回線を介して伝送する情報伝送
手段と、前記多重化・分離制御手段を備えた複数の端末
間、及び該端末と前記情報伝送手段との間を介して、前
記多重化された信号の切り換え制御を行う信号切り換え
制御手段とを備え、前記映像信号、前記音声信号及び前
記2値の情報データ信号による第1の通信モードと、前
記音声信号及び前記2値の情報データ信号による第2の
通信モードと、前記2値の情報データ信号による第3の
通信モードとを有し、前記多重化・分離制御手段を備え
た端末に接続される前記映像信号入出力装置及び前記音
声信号入出力装置の接続状況に応じて、前記第1、第2
及び第3の通信モードを任意に選択して通信を行うよう
にしたので、通信を行う端末双方で同じように映像信号
入出力装置と、音声信号入出力装置が揃っていなくと
も、接続状況に応じた通信方法を選択することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るAV・LANシステ
ムにおけるAV端末の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のAV・LANシステムにおけるビデオ交
換器102の概略構成を示すブロック図である。
【図3】図1のAV・LANシステムにおけるコーデッ
ク部101の概略構成を示すブロック図である。
【図4】他の実施の形態に係るAV・LANシステムに
おけるAV端末の概略構成を示すブロック図である。
【図5】AV・LAN上における信号の周波数帯域を示
す図である。
【図6】VIDS信号の挿入部分を示す図である。
【図7】VIDS信号の構成を示した図である。
【図8】AV・LANシステムの構成を示す概略のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 雲台付きビデオカメラ 2,3,4 マイク、スピーカー、モニタ 5 VIDS符号器 6 VIDS加算器 7 VIDS分離器 8 VIDS復号器 9 端末制御部 10 FM変調器 11 FM復調器 12 エコーキャンセラ 13 操作部 21 交換器制御部 22 スイッチ 23 VIDS符号器 24 VIDS加算器 25 VIDS分離器 26 VIDS復号器 27 FM変調器 31 ビデオ入出力部 32 オーディオ入出力部 33 コンピュータ部 34 静止画/描画制御部 35 補助機器制御部 36 データポート 37 通信制御部 38 相互接続手順制御部 39 網信号制御部 40 ビデオコーデック部 41 オーディオコーデック部 42 遅延回路 43 多重化伝送部 44 網インターフェース部 45 電気通信回線 46 制御部 51 音声出力検知部 52 映像出力検知部 101 コーデック部 102 ビデオ交換器 103 AV端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の垂直消去期間に2値の情報デ
    ータ信号を重畳し、且つ該映像信号に音声信号を多重化
    させた信号により、相互通信を行うAV・LANシステ
    ムにおいて、 前記映像信号に対する前記2値の情報データ信号の重畳
    及び分離、且つ該映像信号に対する音声信号の多重化及
    び分離化を制御する多重化・分離制御手段と、 前記映像信号を動画像情報データに、前記音声信号を音
    声情報データにそれぞれ変換し、これら変換データを前
    記2値の情報データと共に1つの伝送回線を介して伝送
    する情報伝送手段と、 前記多重化・分離制御手段を備えた複数の端末間、及び
    該端末と前記情報伝送手段との間を介して、前記多重化
    された信号の切り換え制御を行う信号切り換え制御手段
    とを備え、 前記多重化・分離制御手段を備えた端末間での通信中
    に、外部より前記情報伝送手段を介して該端末に対して
    の接続要求が着信したとき、該接続要求情報を前記2値
    の情報データ信号によって、該端末に伝達するようにし
    たことを特徴とするAV・LANシステム。
  2. 【請求項2】 映像信号の垂直消去期間に2値の情報デ
    ータ信号を重畳し、且つ前記映像信号に音声信号を多重
    化させた信号により、相互通信を行うAV・LANシス
    テムにおいて、 前記映像信号に対する前記2値の情報データ信号の重畳
    及び分離、且つ該映像信号に対する音声信号の多重化及
    び分離化を制御する多重化・分離制御手段と、 前記多重化・分離制御手段を備えた端末に対して前記映
    像信号を入/出力する映像信号入出力装置が接続されて
    いるか否かを検知する映像入出力装置検知手段と、 前記多重化・分離制御手段を備えた端末に対して前記音
    声信号を入/出力する音声信号入出力装置が接続されて
    いるか否かを検知する音声信号入出力装置検知手段と、 前記映像信号を動画像情報データに、前記音声信号を音
    声情報データにそれぞれ変換し、これら変換データを前
    記2値の情報データ信号と共に1つの伝送回線を介して
    伝送する情報伝送手段と、 前記多重化・分離制御手段を備えた複数の端末間、及び
    該端末と前記情報伝送手段との間を介して、前記多重化
    された信号の切り換え制御を行う信号切り換え制御手段
    とを備え、 前記映像信号、前記音声信号及び前記2値の情報データ
    信号による第1の通信モードと、前記音声信号及び前記
    2値の情報データ信号による第2の通信モードと、前記
    2値の情報データ信号による第3の通信モードとを有
    し、前記多重化・分離制御手段を備えた端末に接続され
    る前記映像信号入出力装置及び前記音声信号入出力装置
    の接続状況に応じて、前記第1、第2及び第3の通信モ
    ードを任意に選択して通信を行うことを特徴とするAV
    ・LANシステム。
JP7197139A 1995-07-11 1995-07-11 Av・lanシステム Pending JPH0927949A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007274577A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Fujitsu Ltd 中継装置、中継方法、中継プログラムおよび通信システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007274577A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Fujitsu Ltd 中継装置、中継方法、中継プログラムおよび通信システム

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